JP2010140070A - 基板製造・検査装置およびそのウイルスチェック方法 - Google Patents

基板製造・検査装置およびそのウイルスチェック方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホストコンピュータと基板製造・検査装置との連係動作に不都合が生じることなく、可搬記憶メディア記憶データのウイルスチェックを行うことが可能になる。
【解決手段】基板製造・検査装置1の装置制御コンピュータ50は、可搬記憶メディア装着検知部5021により可搬記憶メディアの装着を検知したときには、まず、LAN4の間の接続状態を非接続状態に設定する旨をホストコンピュータ2に通知する(ネットワーク接続設定通知部5032)。次に、装置制御コンピュータ50は、製造・検査機構部6の稼動を停止させ、LAN4との間の接続状態を非接続状態に設定し(ネットワーク接続状態設定部5031)、その後、可搬記憶メディア記憶データのウイルスチェックを実行する(ウイルスチェック部5011)。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板、LCD(Liquid Crystal Display)基板、ディスク基板などの基板の製造・検査に用いられる基板製造・検査装置およびそのウイルスチェック方法に関する。
近年、パソコンおよびブロードバンドネットワークの普及に伴い、コンピュータウイルス(以下、単に「ウイルス」という)と呼ばれる不正プログラムに遭遇する危険性が増大している。ウイルスは、コンピュータの正常な動作を妨害するように設計された小型のプログラムであり通信ネットワークやUSB(Universal Serial Bus)メモリ、DVD(Digital Versatile Disk))などの可搬記憶メディアを介して取り込まれるデータやプログラムなどに隠れてコンピュータに侵入する。コンピュータは、ウイルスに感染すると、データやプログラムを記憶しているファイルが改変されたり、削除されたりするだけでなく、コンピュータ自身が動作不能の状況に陥ることがある。
一方、ウイルスを検出し、除去し、可能な場合には、ウイルスにより改変されたファイルを修復するなどの機能を有するウイルス対策プログラム(アンチウィルスプログラム、ワクチンプログラムとも呼ばれる)がある。また、多くのウイルス対策プログラムは、他のコンピュータとの通信状況を監視し、ウイルスの侵入を防止する機能を有している。従って、ウイルス対策プログラムを用いることにより、ウイルスの感染を未然に防止し、また、感染してもその被害を最小限に止めることが可能となる。
ところで、例えば、集積回路装置は、シリコンウェーハなどの半導体基板上に活性層が形成され、さらに、その上部に複数の配線層、絶縁層などが形成されて製造される。従って、その集積回路装置基板の製造工程は、多数の工程からなり、各工程では様々な製造装置や検査装置(以下、製造装置および検査装置を総称して、製造・検査装置という)が用いられている。そして、その製造・検査装置は、LAN(Local Area Network)などで相互に通信可能に接続されたコンピュータを備え、所定の生産計画、製造手順、検査手順などを保持したホストコンピュータからの指示に従って、通常は、作業者の操作を多く必要としない形で稼働している。
このような製造・検査装置制御用のコンピュータの1つにウイルスが侵入すると、LANを介して、他のコンピュータにもウイルスが拡散し、最悪の場合には、製造工程全体の稼働が停止しないとも限らない。そこで、従来は、製造・検査装置制御用のコンピュータに対し、以下、図9および図10を用いて説明するような手順でウイルス対策プログラムを適用することによって、ウイルスがLANを介して拡散するのを防止していた。
図9は、基板製造・検査ラインにおけるコンピュータネットワークの構成の例を示した図である。図9に示すように、集積回路装置などを製造する基板製造・検査ラインにおけるコンピュータネットワークは、その基板製造・検査ラインに敷設されたLAN4aに対し、複数の基板製造・検査装置1aのそれぞれに含まれた装置制御コンピュータ5a、所定の生産計画、製造手順、検査手順などを保持した少なくとも1台のホストコンピュータ2a、製造・検査の結果のデータなどを取得し、表示する事務所パソコン3aなどが接続されて構成される。
ここで、基板製造・検査装置1aは、基板の製造・検査を実際に行う製造・検査機構部6aと、その製造・検査機構部6aの動作を制御する装置制御コンピュータ5aと、を含んで構成されるものとし、また、LAN4aは、ウイルスの侵入防止やセキュリティを確保するために、不特定のコンピュータが接続されるインターネットからは切り離されているものとしている。
ウイルスは、ネットワークを介して侵入するだけではなく、USBメモリ、DVD、フレキシブルディスクなど、外部で作成されたデータを記憶した可搬記憶メディアを介して侵入することがある。そこで、基板製造・検査装置1aの装置制御コンピュータ5aは、多くの場合、可搬記憶メディアからデータを読み込むときに、可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックを実行することによって、ウイルスからの被害防止が図られていた。
ところが、ウイルスによっては、可搬記憶メディアに記憶されているウイルスを含んだデータが読み出されただけで、装置制御コンピュータ5aへ侵入するものもある。そして、そのウイルスがLAN4aを介して、さらに、他の装置制御コンピュータ5aやホストコンピュータ2aへ侵入する恐れ、つまり、ウイルスが拡散する恐れもある。
それにもかかわらず、従来は、なんらの対策も採られずに、単に、可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックが行われるだけであった。または、LAN4aを介してウイルスが拡散するのを防止することを目的に、基板製造・検査装置1aの作業者が、可搬記憶メディアから外部で作成されたデータを読み込むとき、その装置制御コンピュータ5aに接続されているLAN4aのLANケーブルを取り外してから、可搬記憶メディアを可搬記憶メディアドライブへセットし、その後、可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックを行っていた。
図10は、基板製造・検査装置1aの作業者が従来から行っている可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックの手順の例を示した図である。
図10に示すように、作業者は、まず、基板製造・検査装置1aの稼働(製造・検査の動作)を停止させる(ステップP11)。次に、作業者は、基板製造・検査装置1aの動作モードをオフラインモードに設定し(ステップP12)、装置制御コンピュータ5aに接続されているLAN4aのLANケーブルを取り外す(ステップP13)。
そして、その後、作業者は、当該可搬記憶メディアをその可搬記憶メディアのドライブにセットし(ステップP14)、ウイルススキャンを起動する(ステップP15)。ここで、ウイルススキャンは、可搬記憶メディアを含め記憶装置に記憶されているデータを読み出し、事前に定義されたウイルス定義ファイルに基づき、ウイルス感染の有無をチェックするプログラムである。
ウイルススキャンが起動されると、装置制御コンピュータ5aの表示装置などに、そのウイルススキャンで用いられるウイルス定義ファイルのファイル名、バージョン番号、作成年月日などが表示されるので、作業者は、そのウイルス定義ファイルが最新のものであるか否かを確認する(ステップP16)。その結果、ウイルス定義ファイルが最新であった場合には(ステップP17でYes)、作業者は、指紋やパスワードなどを入力するなどして、可搬記憶メディアの利用者であることの認証作業を行う(ステップP18)、ウイルススキャン対象のドライブを指定し(ステップP19)、そのドライブに記憶されたデータのウイルススキャンの実行を指示する(ステップP20)。
ウイルススキャンが終了すると、装置制御コンピュータ5aの表示装置などに、そのウイルススキャンの結果が表示されるので、作業者は、そのウイルススキャンの結果を確認し(ステップP21)、そのウイルススキャンの結果がOK(ウイルス感染なし)であった場合には(ステップP22でYes)、装置制御コンピュータ5aに、それまで取り外していたLANケーブルを再接続する(ステップP23)。
そして、作業者は、基板製造・検査装置1aの動作モードをオンラインモードに設定し(ステップP24)、適宜、基板製造・検査装置1aの稼働(製造・検査の動作)を再開させる(ステップP25)。
なお、ステップP17において、ウイルス定義ファイルが最新でなかった場合には(ステップP17でNo)、作業者は、何らかの方法により(例えば、LANケーブルを再接続し、ホストコンピュータ2または事務所パソコン3aなどに保持されている最新のウイルス定義ファイルをダウンロードする)、ウイルス定義ファイルを最新のものに更新する(ステップP26)。
また、ステップP22において、ウイルススキャンの結果がNG(ウイルス感染あり)であった場合には(ステップP22でNo)、作業者は、例えば、ウイルス対策プログラムのウイルス除去プログラムなどを起動するなど、ウイルスを除去するための処置を行う(ステップP27)。
以上、図10に示した手順によれば、ある基板製造・検査装置1aの装置制御コンピュータ5aに可搬記憶メディアを接続するときには、その装置制御コンピュータ5aをLAN4aから外すわけであるから、たとえ、その可搬記憶メディアにウイルスが含まれていたとしても、ウイルスは、その装置制御コンピュータ5a内に留まり、他の装置制御コンピュータ5aに拡散することはない。
しかしながら、図10に示した手順には、装置制御コンピュータ5aに可搬記憶メディアを接続するたびに、作業者がLANケーブルを物理的に取り外したり、再接続したりする必要がある。このような行為は、作業者にとって大きな負担であるので、作業者がLANケーブルを取り外すのを忘れたり、その煩わしさのために怠けてLANケーブルを取り外さなかったりするような場合も起こり得る。このように作業者にウイルスチェックの実行手順を任せるようでは、ウイルス拡散のリスクを除去することができない。
そこで、例えば、特許文献1には、ネットワークとの接続・非接続を制御する手段と、可搬記憶メディアドライブからの可搬記憶メディアの装填を検知する手段を備え、可搬記憶メディアの装填を検知したときには、ネットワークとの接続を非接続状態(通信不可の状態)にしてから、ウイルススキャンを行うようにしたコンピュータの例が開示されている。このコンピュータでは、可搬記憶メディアをコンピュータに接続し、そのウイルススキャンを行うに当たって、作業者がLANケーブルを物理的に取り外したり、再接続したりする必要がなくなる。従って、作業者の作業負担を減ずることができる。
特開平11−73384号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたコンピュータを、図9に示したような基板製造・検査装置1aの装置制御コンピュータ5aに適用した場合には、不都合が生じる場合がある。
半導体ウェーハに集積回路装置を形成した集積回路装置基板などを製造する基板製造・検査ラインにおいては、ある基板製造・検査装置1aは、例えば、ホストコンピュータ2aに保持されている所定の生産計画や製造手順などに基づき、ホストコンピュータ2aから送信される指示情報に従って、他の基板製造・検査装置1aや基板搬送装置(図9に図示せず)などと連係して動作している。
従って、ある装置制御コンピュータ5aに可搬記憶メディアが任意のタイミングで接続された場合には、ウイルスチェックを行うためにではあるが、その装置制御コンピュータ5aは、LAN4aおよびホストコンピュータ2aから突然切り離されることになる。その場合には、ホストコンピュータ2aが装置制御コンピュータ5aに製造・検査の指示情報を送信するタイミングと、装置制御コンピュータ5aがLAN4aから切り離されるタイミングの関係によっては、装置制御コンピュータ5aは、ホストコンピュータ2aからの指示情報を受け損うような事態が生じる恐れがある。
その結果、基板製造・検査装置1aの動作は、ホストコンピュータ2aからの指示情報とは異なる動作をすることになるので、基板製造・検査装置1aの動作は、ホストコンピュータ2aとの連係動作だけでなく、他の基板製造・検査装置1aや、複数の基板製造・検査装置1a間をつなぐ基板搬送装置(図示せず)などとの連係動作に齟齬が生じることになる。
そこで、本発明の目的は、複数の基板製造・検査装置がホストコンピュータに制御されて、それらが互いに連係して動作する環境下においても、その製造・検査の動作や他の装置との連係動作に不都合をきたすことなく、可搬記憶メディアに記憶されたデータのウイルスチェックを行うことができる基板製造・検査装置およびそのウイルスチェック方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の基板製造・検査装置の装置制御コンピュータは、可搬記憶メディアの装着を検知する可搬記憶メディア装着検知部と、通信ネットワークとの間の接続状態を、通信可または通信不可のいずれかの状態に設定するネットワーク接続状態設定部と、を備えるだけでなく、通信ネットワークとの間の接続状態を通信可の状態に設定した旨、または、通信不可の状態に設定する旨を、ホストコンピュータに通知するネットワーク接続設定通知部を備える。
そして、その装置制御コンピュータは、可搬記憶メディア装着検知部により、可搬記憶メディアの装着を検知したときには、通信ネットワークとの間の接続状態を通信不可の状態に設定する(ネットワーク接続状態設定部)前に、通信ネットワークとの間の接続状態を通信不可の状態に設定する旨を、ホストコンピュータに通知し(ネットワーク接続設定通知部)、その後、装着された可搬記憶メディアに記憶されたデータのウイルスチェックを実行する。
すなわち、ホストコンピュータは、装置制御コンピュータが通信ネットワークから切り離される旨の通知を事前に受けることになるので、その通知を受けた時点で、その切り離される装置制御コンピュータに対する製造・検査のための指示情報の送信を停止する。従って、装置制御コンピュータが通信ネットワークから切り離されるときには、その装置制御コンピュータにはホストコンピュータからの指示情報が送信されることはないので、その装置制御コンピュータは、ホストコンピュータからの指示情報を受け損なうようなことない。また、ホストコンピュータは、その装置制御コンピュータが通信不可の状態にあり、装置制御コンピュータを含む基板製造・検査装置が稼働中でないことを把握しているので、適宜、生産計画や製造手順などを変更することにより、他の基板製造・検査装置や基板搬送装置などとの連係動作を調整することができる。
本発明によれば、複数の基板製造・検査装置がホストコンピュータに制御されて、それらが互いに連係して動作する環境下においても、その製造・検査の動作や他の装置との連係動作に不都合が生じることなく、可搬記憶メディアに記憶されたデータのウイルスチェックを行うことができるようになる。
以下、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る基板製造・検査装置の構成の例を示した図である。図1に示すように、基板製造・検査装置1は、所定の基板の製造または検査を行う製造・検査機構部6と、LAN4を介してホストコンピュータ2に接続され、ホストコンピュータ2からの指示情報などに基づき、その製造・検査機構部6を制御する情報制御部5を含んで構成される。
図1において、情報制御部5は、LCDなどからなる表示装置51、キーボードやマウスなどからなる入力装置52、USBメモリ、DVD、CD(Compact Disk)、フレキシブルディスク、MO(Magneto-Optical disk)などの可搬記憶メディアのリーダ・ライタからなるメディアドライブ53、NIC(Network Interface Card)などからなる通信装置54などが接続された装置制御コンピュータ50によって構成される。
また、装置制御コンピュータ50は、その内部にウイルスチェック処理制御部501、入出力制御処理部502、通信制御処理部503、製造・検査装置稼働制御部504などの機能ブロックを含んで構成される。なお、これらの機能ブロック501〜504の機能は、装置制御コンピュータ50を構成するCPU(Central Processing Unit)がRAM(Random Access Memory)などの記憶装置に記憶された所定のプログラムを実行することによって実現される。
ここで、ウイルスチェック処理制御部501は、さらに、ウイルススキャンなどからなるウイルスチェック部5011を含んで構成され、メディアドライブ53にUSBメモリやDVDなどの可搬記憶メディアがセットされたときに、その可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックの処理を制御する。その処理の詳細については、別途、図5を参照して詳しく説明する。
入出力制御処理部502は、いわゆるBIOS(Basic Input Output System)や表示装置51、入力装置52、メディアドライブ53などのドライバプログラムなどによって構成され、本実施形態では、メディアドライブ53に可搬記憶メディアが装着(セット、装填などの動作を含む)されたことを検知する可搬記憶メディア装着検知部5021を、その一部に含んでいる。
通信制御処理部503は、通信ネットワーク(LAN4)に対するアダプタプログラムや通信プロトコルの制御プログラムなどによって構成され、本実施形態では、ネットワーク接続状態設定部5031およびネットワーク接続設定通知部5032を、その一部に含んでいる。
ここで、ネットワーク接続状態設定部5031は、LAN4に対する論理的な接続状態を、「接続」または「非接続」のいずれかの状態に設定するプログラム、具体的には、例えば、LAN4に対するアダプタプログラムを「有効化」または「無効化」するプログラムによって実現される。従って、ネットワーク接続状態設定部5031により、LAN4に対する接続状態が「非接続」状態に設定されると、装置制御コンピュータ50は、LAN4を介してホストコンピュータ2など他のコンピュータとの通信ができなくなる、つまり、通信不可の状態になる。
また、ネットワーク接続設定通知部5032は、ネットワーク接続状態設定部5031によって設定されたLAN4に対する論理的な接続状態を、ホストコンピュータ2に通知するプログラムによって実現される。ただし、ネットワーク接続設定通知部5032は、ネットワーク接続状態設定部5031によりLAN4に対する接続状態が「非接続」に設定されると、その接続状態をホストコンピュータ2に通知することができないので、実際には、LAN4に対する論理的な接続状態が「非接続」に設定される前に、その接続状態が「非接続」に設定される旨の予告をホストコンピュータ2に通知する。
製造・検査装置稼働制御部504は、製造・検査機構部6を動作させる様々なサブプログラムおよびそのサブプログラムを用いた製造または検査プログラムによって構成され、そのプログラムが実行されることによって、製造・検査機構部6が動作し、所定の基板の製造・検査が行われる。
なお、図1は、集積回路装置基板などを製造する基板製造・検査ラインにおける複数の基板製造・検査装置1のネットワーク接続構成を示した図でもある。集積回路装置基板などの基板製造・検査ラインは、不純物注入工程、成膜工程、リソグラフィ工程、エッチング工程など複数の製造工程からなり、それぞれの製造工程には、1つ以上の基板製造・検査装置1が設けられている。図1では、基板製造・検査装置1は、すべて同じ製造・検査装置であるように描かれているが、それぞれ異なる製造・検査装置であってもよい。ただし、その異なる構成要素部分は、各基板製造・検査装置1のうち、製造・検査機構部6および製造・検査装置稼働制御部504の部分である。
基板製造・検査ラインには、イーサネット(登録商標)などからなるLAN4が敷設され、そのLAN4には、複数の基板製造・検査装置1および1つ以上のホストコンピュータ2が接続される。ホストコンピュータ2は、当該基板製造・検査ラインにおける基板の生産計画、製造手順、検査手順などを保持し、その計画や手順に従って、基板製造・検査装置1を、適宜、制御し、稼働させる。
なお、LAN4は、セキュリティ確保のため、また、通信ネットワークからのウイルス侵入を防止するために、不特定多数のコンピュータが接続されるインターネットなどからは隔離されているものとする。
次に、図2および図3を参照して、基板製造・検査装置1が基板表面に付着した異物などを検査する異物検査装置であるとした場合について、製造・検査機構部6の構成およびその動作の例について説明する。ここで、図2は、異物検査装置の製造・検査機構部6の平面図の例を示した図、図3は、異物検査を行う検査手順の例を示した図である。
図2に示すように、異物検査装置15は、1つ以上のロードポート10、搬送部20、プリアライメント部30、検査機構部40およびデータ処理部60を含んで構成される。ここで、データ処理部60は、図1の基板製造・検査装置1の情報制御部5に対応し、データ処理部60を除いた部分は、製造・検査機構部6に対応している。なお、データ処理部60が、検査機構部40などの製造・検査機構部6から独立した筐体に収納され、製造・検査機構部6とは、所定のインタフェースを有する通信線で接続される構成であってもよい。
以下、異物検査装置15の各部の構成要素およびその動作について、図3の検査手順に従って説明する。
異物検査装置15は、検査対象の複数のウェーハ7が収納された1つ以上のウェーハカセット11がロードポート10に載置されると、その稼働を開始する。データ処理部60は、ウェーハカセット11の載置を検知すると、搬送部20の搬送ロボット21に対し、ウェーハ7の搬入を指示する。搬送ロボット21は、データ処理部60からの指示を受けると、次のようにしてウェーハ7の搬入を行う(ステップS01)。
搬送ロボット21は、まず、ハンドリングアーム22をウェーハカセット11の指定された棚段の下方に挿入し、U字形の基板保持部22aの略中心がウェーハ7の略中心に一致するように、その位置を制御し、基板保持部22aを各棚段の上方まで上昇させ、ウェーハ7をその上面に載置する。このとき、基板保持部22aは、その上面に設けられた吸着穴23でウェーハ7の裏面を真空吸着して、保持する。搬送ロボット21は、ウェーハカセット11からウェーハ7を基板保持部22aに保持した状態で取り出し、プリアライメント部30へ搬送する。
次に、搬送ロボット21は、ウェーハ7を基板保持部22aに保持した状態で、ハンドリングアーム22をプリアライメントチャック31上方へ移動させ、ウェーハ7とプリアライメントチャック31の互いの略中心が一致する位置で下降させ、プリアライメントチャック31上にウェーハ7を載置する。次いで、プリアライメントチャック31は、ウェーハ7の裏面を真空吸着し、ウェーハ7を保持する。
続いて、プリアライメント部30では、ウェーハ7のプリアライメント(粗位置調整)が行われる(ステップS02)。
プリアライメントチャック31は、水平面内のX,Y方向に移動自在かつ回転軸のθ方向に回転自在に構成されている。また、位置検出器32は、レーザダイオードなどからなる発光部と、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサなどからなる受光部と、を備え、発光部から受光部へ到達する光の位置と強度とを検出し、プリアライメントチャック31上に載置されたウェーハ7の外周およびVノッチ(または、オリフラなど)の位置データを取得する。
データ処理部60は、位置検出器32によって得られるウェーハ7の外周およびVノッチの位置データに基づき、適宜、プリアライメントチャック31を移動および回転させ、ウェーハ7のプリアライメントを行なう。
続いて、プリアライメントされたウェーハ7は、搬送ロボット21によってプリアライメント部30から検査機構部40へ搬送され、検査ステージ41上に載置される(ステップS03)。
すなわち、プリアライメントが終了すると、プリアライメントチャック31は、ウェーハ7の真空吸着を解除し、また、搬送ロボット21は、ハンドリングアーム22をプリアライメントチャック31上に載置されたウェーハ7の下方から、U字形の基板保持部22aの中心がウェーハ7の中心と略一致する位置で上昇させることにより、ウェーハ7をプリアライメントチャック31から持ち上げる。そして、ウェーハ7を基板保持部22aに保持した状態で、プリアライメント部30から検査機構部40へ搬送し、次のようにして、ウェーハ7を検査ステージ41上に載置する。
ここで、検査ステージ41には、検査ステージチャック42が配設されており、また、検査ステージチャック42には、自在に上下する昇降ピン43a,43b,43cが設けられている。そこで、搬送ロボット21がウェーハ7を検査ステージ41上に載置するときには、検査ステージ41は、昇降ピン43a,43b,43cを上昇させ、搬送ロボット21は、基板保持部22aにウェーハ7を保持した状態で、ハンドリングアーム22を昇降ピン43a,43b,43cの上方に進入させ、さらに、ウェーハ7の略中心と検査ステージチャック42の略中心とが一致する位置で、そのハンドリングアーム22を下降させ、ウェーハ7を昇降ピン43a,43b,43cへ受け渡す。
次いで、搬送ロボット21がハンドリングアーム22を検査ステージチャック42の上方から後退させると、検査ステージ41は、昇降ピン43a,43b,43cを下降させ、ウェーハ7を検査ステージチャック42上に載置する。検査ステージチャック42は、ウェーハ7の裏面を真空吸着し、ウェーハ7を固定する。
ウェーハ7が検査ステージチャック42上に固定されると、次には、検査ステージアライメントが行われる(ステップS04)。検査ステージチャック42は、水平面内のX,Y方向に移動自在かつ回転軸のθ方向に回転自在に構成されており、検査ステージアライメントでは、その検査ステージチャック42を、適宜、移動させ、回転させることにより、ウェーハ7上に形成されている集積回路チップ配置のX,Y方向と検査ステージチャック42の移動のX,Y方向とを一致させる。
なお、データ処理部60は、検査ステージチャック42の移動・回転を制御するときには、レーザースケールなどの位置検出器(図示省略)により検出される検査ステージチャック42の座標位置などに基づき、その移動、回転量を定める。さらに、ホストコンピュータ2などから提供された検査レシピデータを参照して、ウェーハ7に形成された集積回路チップの座標を算出しておき、検査ステージチャック42の上部に設けられた撮像カメラ(図示省略)によって得られる集積回路チップの画像と比較することによって、その移動、回転量を補正する。
続いて、ウェーハ7の表面に付着している異物などを検出するウェーハ検査が実施される(ステップS05)。このウェーハ検査のため、検査ステージチャック42の上方には、図示しない投光系装置および受光系装置が配設されている。
ウェーハ検査が開始されると、投光系装置がレーザー光などの光ビームをウェーハ7の表面に照射し、一方で、検査ステージチャック42が、投光系装置から照射された光ビームがウェーハ7の表面の全面を走査するように、適宜、X方向またはY方向に移動する。
受光系装置は、ウェーハ7表面から発生した反射光または散乱光を検出し、データ処理部60は、受光系装置によって得られた検出データを処理して、ウェーハ7の表面に存在する異物などを検出する。
こうして、ウェーハ検査が終了すると、ウェーハ7は、ロードポート10に載置されているウェーハカセット11に搬出される(ステップS06)。すなわち、ウェーハ7は、検査ステージチャック42へ載置されたときと逆の手順により、搬送ロボット21のハンドリングアーム22の基板保持部22aに保持される。そして、そのウェーハ7は、搬送ロボット21によりロードポート10まで搬送され、ウェーハ7がウェーハカセット11から搬出されたときと逆の手順により、例えば、ウェーハカセット11のもとの棚段に収納される。
図4は、LAN4を介して基板製造・検査装置1とホストコンピュータ2との間で送受信される製造・検査装置専用の通信コマンドの例を示した図である。製造・検査装置に特化した通信コマンドの例としては、従来からSEMI(Semiconductor Equipment and Material International)規格標準のGEM(Generic Equipment Model)が存在する。
GEMでは、図5に示すように、基板製造・検査装置1側からホストコンピュータ2側に送信されるコマンドとして、例えば、ロードポート10におけるウェーハカセット11の有無、ロードポート10のドアの開閉状況、ウェーハカセット11のキャリアIDなど、基板製造・検査装置1における様々な状態を報告するための状態報告用のコマンド、基板製造・検査装置1における検査結果、アラームなどの情報を送信するための結果報告コマンドなどがある。
また、ホストコンピュータ2側から基板製造・検査装置1側へ送信されるコマンドとして、基板製造・検査装置1に対する様々な動作指示やその動作指示に付随する条件などのデータを送信するためのシーケンス指示コマンド、動作中の基板製造・検査装置1に対して動作の中断、再開などを指示する割込指示コマンドなどがある。
なお、基板製造・検査装置1およびホストコンピュータ2のいずれも自身が「待機中」または「稼働中」であることを表示することができるが、GEMのコマンドは、自身または相手が「待機中」または「稼働中」のいずれであっても送受信が可能であるとされている。
以上のような通信コマンドを相互に送受信することによって、ホストコンピュータ2は、複数の基板製造・検査装置1の動作を管理し、制御することができる。その結果、基板製造・検査ラインにおける基板の製造・検査の効率化が図られている。
本実施形態の基板製造・検査装置1では、これらの通信コマンドは、装置制御コンピュータ50の通信制御処理部503(図1参照)における処理によって実現される。なお、前記したように、通信制御処理部503は、ネットワーク接続設定通知部5032を含み、ネットワーク接続設定通知部5032は、LAN4に対する接続状態が「接続」状態に設定されたこと、または、LAN4に対する接続状態が「非接続」状態に設定されることを、ホストコンピュータ2に通知する。
このネットワーク接続設定通知部5032の処理は、図4に示した製造・検査装置専用の通信コマンドの処理と同種の処理ということができる。そこで、本明細書では、以下、LAN4に対する接続状態を「非接続」状態に設定することを通知することを、「通信切断コマンドを送信する」といい、LAN4に対する接続状態を「接続」状態に設定したことを通知することを、「通信再開コマンドを送信する」という。
続いて、図5〜図8を参照して、基板製造・検査装置1の装置制御コンピュータ50において、可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックを行う手順について説明する。ここで、図5は、装置制御コンピュータ50における可搬記憶メディア記憶データのウイルスチェックの実行手順の例を示した図である。また、図6は、ウイルス定義ファイルの確認画面の例を示した図、図7は、ウイルススキャンドライブ指定画面の例を示した図、図8は、ウイルス感染ファイル検出時の警告画面の例を示した図である。
可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックは、その可搬記憶メディアがメディアドライブ53(図1参照)を介して装置制御コンピュータ50に接続されたときに行われる。そこで、装置制御コンピュータ50のCPUは(以下、単に、CPUという)、最初に、そのメディアドライブ53から可搬記憶メディアが装着(セット)されたことを知らせる信号を受けることにより、可搬記憶メディアの装着を検知する(ステップS11)。
次に、CPUは、LAN4に対する接続状態を「非接続」状態に設定することをホストコンピュータ2に通知するために、ネットワーク接続設定通知部5032の処理により、ホストコンピュータ2に通信切断コマンドを送信する(ステップS12)。そして、ネットワーク接続状態設定部5031の処理により、LAN4に対する接続状態を「非接続」状態に設定、つまり、LAN4に対するLAN接続を切断し(ステップS13)、さらに、製造・検査装置稼働制御部504の処理により、製造・検査装置1の稼働を停止させる(ステップS14)。
続いて、CPUは、ウイルスチェック部5011の処理としてウイルススキャンを起動する(ステップS15)。CPUは、ウイルススキャンを起動すると、ウイルススキャン実行の前処理として、図6に示すようなウイルス定義ファイルの確認画面を表示装置51に表示する(ステップS16)。ここでは、ウイルス定義ファイルが最新であるか否かを、CPUが判定できるか否かにより、その表示画面を変えている。
すなわち、CPUが、例えば、ウイルス定義ファイルの作成年月日などに基づき、ウイルス定義ファイルが最新であるか否かを判定することができる場合には、その判定結果に応じて、ウイルス定義ファイルが最新であったとき、図6(a)に示すように、ウイルス定義ファイルが最新である旨を表示し、ウイルス定義ファイルが最新でなかったときには、図6(b)に示すように、最新のウイルス定義ファイルを更新することを催促する警告文を表示する。
また、CPUが、ウイルス定義ファイルが最新であるか否かを判定することができない場合には、図6(c)に示すように、ウイルス定義ファイルの名称、レビジョン番号、作成年月日などを表示画面に表示し、その判定を作業者の判断に委ねる。すなわち、CPUは、図6(c)の表示画面において、「YES」ボタンのクリックを受け付けたときには、ウイルス定義ファイルは最新であると判定し、「NO」ボタンのクリックを受け付けたときには、ウイルス定義ファイルは最新でないと判定する。なお、図6(c)の表示画面では、ウイルス定義ファイルの名称、レビジョン番号、作成年月日などを表示画面に表示しないとしても構わない。
以上のようにして、ウイルス定義ファイルが最新であることが判定された場合には(ステップS17でYes)、CPUは、作業者が入力する指紋やパスワードを読み取って、当該可搬記憶メディアの利用者の認証を行ない(ステップS18)、その認証が成功したときには、図7に示すようなウイルススキャンドライブ指定画面を表示する。なお、ここでは、可搬記憶メディアには利用者認証機能が設けられているものとしているが、旧来のDVDなど利用者認証機能が設けられていない場合には、ステップS18は実行しなくてもよいものとする。
CPUは、図7のウイルススキャンドライブ指定画面を介して、ウイルススキャンドライブを指定する情報の入力を受け付けると(ステップS19)、指定されたドライブ(通常は、メディアドライブ53に装着した可搬記憶メディア)を対象に、ウイルススキャンを実行する(ステップS20)。すなわち、CPUは、指定されたドライブの記憶メディアからデータ(データファイル、プログラムファイルなど)を読み出し、ウイルスの有無をチェックする。
なお、以上の処理において、ステップS15〜ステップS19までの処理は、ウイルススキャンの前処理であり、ステップS20の処理がウイルススキャンの本体処理(ウイルスの有無をチェックする処理)である。このウイルススキャンの前処理時には、可搬記憶メディアからデータが読み出されることはないので、ステップS19の処理時点までは、必ずしも、装置制御コンピュータ50はがLAN4から切り離される必要はない。従って、ステップS12〜ステップS14の処理と、ステップS15〜ステップS19の処理とは、マルチタスク処理環境下で、並行に実行されてもよい。
ウイルススキャンが終了すると、CPUは、図8に示すようなウイルススキャン結果の確認画面を表示する(ステップS21)。すなわち、CPUは、ウイルスを検出しなかった場合には、図8(a)に示すように、ウイルスが検出されなかった旨を確認画面に表示し、ウイルスを検出した場合には、図8(b)に示すように、ウイルスが検出された旨の警告文を確認画面に表示する。
そして、ウイルスが検出されなかった場合、つまり、ウイルススキャンの結果がOKであった場合には(ステップS22でYes)、CPUは、ネットワーク接続状態設定部5031の処理により、LAN4に対する接続状態を「接続」状態に設定、つまり、LAN4に対するLAN接続を再開する(ステップS23)。続いて、CPUは、ネットワーク接続設定通知部5032の処理により、ホストコンピュータ2に通信再開コマンドを送信し(ステップS24)、製造・検査装置稼働制御部504の処理により、製造・検査装置1の稼働を再開する(ステップS25)。
なお、ステップS17において、ウイルス定義ファイルが最新でなかった場合には(ステップS17でNo)、CPUは、所定のウイルス定義ファイルを最新する処理を実行する(ステップS26)。また、ステップS22において、ウイルススキャンの結果がNG(ウイルス感染あり)であった場合には(ステップS22でNo)、CPUは、所定のウイルス除去処理を実行する(ステップS27)。この場合には、ウイルスが除去され、再度のウィルススキャンの結果がOKになるまでは、情報制御部5はLAN4に接続されず、また、基板製造・検査装置1の稼働は開始されない。
以上、本発明の実施形態によれば、装置制御コンピュータ50は、可搬記憶メディアが自身のメディアドライブ53に装着された場合には、基板製造・検査装置1の稼動を停止させ、自身をLAN4から切り離すことをあらかじめホストコンピュータ2に通知した上で、LAN4から切り離し、ウイルススキャンを実行する。
従って、装置制御コンピュータ50におけるウイルススキャンは、装置制御コンピュータ50がLAN4から切り離された状態で実行される。そのため、装置制御コンピュータ50は、そのウイルススキャン時に可搬記憶メディアからデータを読み込み、万が一そのときに自身がウイルスに感染したとしても、そのウイルスを、LAN4を介して他の装置制御コンピュータ50やホストコンピュータ2に拡散することはない。
また、ホストコンピュータ2は、ウイルススキャンが行われる装置制御コンピュータ50がLAN4から切り離されることを知っているので、その装置制御コンピュータ50に対して、基板の製造・検査を行うためのコマンドを発行することはない。そのため、ホストコンピュータ2と装置制御コンピュータ50との間で動作の齟齬が生じることはなく、その連係動作に不都合が生じることはない。
本発明は、様々な基板検査装置にも適用可能であり、検査ステージチャック42は、基板の端部をチャックする構成であってもよいし、直進ステージやスピンドルなどを用いて、直進と回転を行ってもよい。さらに、投光系装置および受光系装置は、複数であってもよいし、レンズ、ミラー、フィルタなどの光学素子を備えてもよいし、回折光を遮光する空間フィルタを備えてもよい。検査対象は、回路パターンが形成されたウェーハであってもよく、回路パターンが形成されていないウェーハであってもよく、ハードディスク基板であってもよい。
本発明の実施形態に係る基板製造・検査装置の構成の例を示した図。 異物検査装置の製造・検査機構部の平面図の例を示した図。 異物検査を行う検査手順の例を示した図。 LANを介して基板製造・検査装置とホストコンピュータとの間で送受信される製造・検査装置専用の通信コマンドの例を示した図。 装置制御コンピュータにおける可搬記憶メディア記憶データのウイルスチェックの実行手順の例を示した図。 ウイルス定義ファイルの確認画面の例を示した図。 ウイルススキャンドライブ指定画面の例を示した図。 ウイルススキャン結果確認画面の例を示した図。 基板製造・検査ラインにおけるコンピュータネットワークの構成の例を示した図。 基板製造・検査装置の作業者が従来から行っている可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックの手順の例を示した図。
符号の説明
1 基板製造・検査装置
2 ホストコンピュータ
4 LAN
5 情報制御部
6 検査機構部
7 ウェーハ
10 ロードポート
11 ウェーハカセット
15 異物検査装置
20 搬送部
21 搬送ロボット
22 ハンドリングアーム
22a 基板保持部
23 吸着穴
30 プリアライメント部
31 プリアライメントチャック
32 位置検出器
40 検査機構部
41 検査ステージ
42 検査ステージチャック
43a 昇降ピン
50 製造・検査機構部
50 装置制御コンピュータ
51 表示装置
52 入力装置
53 メディアドライブ
54 通信装置
60 データ処理部
5011 ウイルスチェック処理制御部
502 入出力制御処理部
503 通信制御処理部
504 検査装置稼働制御部
5021 可搬記憶メディア装着検知部
5031 ネットワーク接続状態設定部
5032 ネットワーク接続設定通知部

Claims (4)

  1. 通信ネットワークを介してホストコンピュータに接続された装置制御コンピュータからなる情報制御部と、前記情報制御部の制御のもとに、所定の基板の製造または検査を行う製造・検査機構部と、を備え、
    前記装置制御コンピュータが、
    可搬記憶メディアの装着を検知する可搬記憶メディア装着検知部と、
    前記通信ネットワークとの間の接続状態を、通信可または通信不可のいずれかの状態に設定するネットワーク接続状態設定部と、
    前記通信ネットワークとの間の接続状態を通信可の状態に設定した旨、または、通信不可の状態に設定する旨を、前記ホストコンピュータに通知するネットワーク接続設定通知部と、
    前記製造・検査機構部の稼働を開始または停止させる稼働制御部と、
    前記可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックを行うウイルスチェック部と、
    を含んで構成された基板製造・検査装置であって、
    前記装置制御コンピュータは、
    前記可搬記憶メディア装着検知部により、前記可搬記憶メディアの装着を検知したときには、
    前記ネットワーク接続設定通知部により、前記通信ネットワークとの間の接続状態を通信不可の状態に設定する旨を、前記ホストコンピュータに通知し、
    前記ネットワーク接続状態設定部により、前記通信ネットワークとの間の接続状態を通信不可の状態に設定し、
    前記稼働制御部により、前記製造・検査機構部の稼働を停止させた後、
    前記ウイルスチェック部により、前記可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックを行うこと
    を特徴とする基板製造・検査装置。
  2. 前記装置制御コンピュータは、
    前記ウイルスチェックの結果、ウイルスを検出しなかった場合には、
    前記ネットワーク接続状態設定部により、前記通信ネットワークとの間の接続状態を通信可の状態に設定し、
    前記ネットワーク接続設定通知部により、前記通信ネットワークとの間の接続状態を通信可の状態に設定した旨を、前記ホストコンピュータに通知し、
    前記稼働制御部により、前記製造・検査機構部の稼働を再開させること
    を特徴とする請求項1に記載の基板製造・検査装置。
  3. 通信ネットワークを介してホストコンピュータに接続された装置制御コンピュータからなる情報制御部と、前記情報制御部の制御のもとに、所定の基板の製造または検査を行う製造・検査機構部と、を備え、
    前記装置制御コンピュータが、
    可搬記憶メディアの装着を検知する可搬記憶メディア装着検知部と、
    前記通信ネットワークとの間の接続状態を、通信可または通信不可のいずれかの状態に設定するネットワーク接続状態設定部と、
    前記通信ネットワークとの間の接続状態を通信可の状態に設定した旨、または、通信不可の状態に設定する旨を、前記ホストコンピュータに通知するネットワーク接続設定通知部と、
    前記製造・検査機構部の稼働を開始または停止させる稼働制御部と、
    前記可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックを行うウイルスチェック部と、
    を含んで構成された基板製造・検査装置のウイルスチェック方法であって、
    前記装置制御コンピュータは、
    前記可搬記憶メディア装着検知部により、前記可搬記憶メディアの装着を検知したときには、
    前記ネットワーク接続設定通知部により、前記通信ネットワークとの間の接続状態を通信不可の状態に設定する旨を、前記ホストコンピュータに通知し、
    前記ネットワーク接続状態設定部により、前記通信ネットワークとの間の接続状態を通信不可の状態に設定し、
    前記稼働制御部により、前記製造・検査機構部の稼働を停止させた後、
    前記ウイルスチェック部により、前記可搬記憶メディアに記憶されているデータのウイルスチェックを行うこと
    を特徴とする基板製造・検査装置のウイルスチェック方法。
  4. 前記装置制御コンピュータは、
    前記ウイルスチェックの結果、ウイルスを検出しなかった場合には、
    前記ネットワーク接続状態設定部により、前記通信ネットワークとの間の接続状態を通信可の状態に設定し、
    前記ネットワーク接続設定通知部により、前記通信ネットワークとの間の接続状態を通信可の状態に設定した旨を、前記ホストコンピュータに通知し、
    前記稼働制御部により、前記製造・検査機構部の稼働を再開させること
    を特徴とする請求項3に記載の基板製造・検査装置のウイルスチェック方法。
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