JP2010139833A - 画像表示装置、画像表示装置の駆動方法及び画像表示装置の製造方法 - Google Patents

画像表示装置、画像表示装置の駆動方法及び画像表示装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、例えば有機EL素子によるアクティブマトリックス型の画像表示装置に適用して、1つの画素回路に複数系統の駆動回路を設ける場合に、異常の発生した系統を簡易かつ確実に検出することができるようにする。
【解決手段】本発明は、各画素回路16において、発光素子OLEDを駆動する駆動回路18A、18Bの全部又は一部を複数系統により構成し、各系統18A、18Bを走査線駆動回路により選択して動作させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示装置、画像表示装置の駆動方法及び画像表示装置の製造方法に関し、例えば有機EL(Electro Luminescence)素子によるアクティブマトリックス型の画像表示装置に適用することができる。本発明は、各画素回路において、発光素子を駆動する駆動回路の全部又は一部を複数系統により構成し、各系統を走査線駆動回路により選択して動作させることにより、1つの画素回路に複数系統の駆動回路を設ける場合に、異常の発生した系統を簡易かつ確実に検出することができるようにする。
近年、電流駆動型の発光素子である有機EL素子を用いたアクティブマトリックス型の画像表示装置の開発が盛んになっている。ここで有機EL素子を用いた画像表示装置は、電界の印加により発光する有機薄膜の発光現象を利用した画像表示装置である。有機EL素子は、10〔V〕以下の印加電圧で駆動することができる。従ってこの種の画像表示装置は、消費電力を低減することができる。また有機EL素子は、自発光素子である。従ってこの種の画像表示装置は、バックライト装置を必要とせず、軽量化、薄型化することができる。さらに有機EL素子は、応答速度が数μ秒程度と速い特徴がある。従ってこの種の画像表示装置は、動画像表示時に残像が殆ど発生しない特徴がある。
具体的に、図20に示すように、有機EL素子を用いたアクティブマトリックス型の画像表示装置1は、有機EL素子OLEDと有機EL素子OLEDを駆動する駆動回路7とによる画素回路2をマトリックス状に配置して表示部3が形成される。画像表示装置1は、この表示部3の周囲に信号線駆動回路4及び走査線駆動回路5が配置される。
ここで信号線駆動回路4は、順次入力される画像データD1を表示部3の信号線DTLに順次振り分け、それぞれディジタルアナログ変換処理して駆動信号Ssigを生成する。信号線駆動回路4は、この駆動信号Ssigを対応する信号線DTLに出力する。走査線駆動回路5は、この信号線駆動回路4による信号線DTLの駆動に対応して、走査線WSLに駆動信号を出力する。
画素回路2は、駆動トランジスタTr1のドレインが電源VDDに接続され、有機EL素子OLEDを介してこの駆動トランジスタTr1のソースが電源VSSに接続される。ここで駆動トランジスタTr1は、例えばTFTによるPチャンネル型トランジスタTr1である。これにより画素回路2は、駆動トランジスタTr1によりゲートドレイン間電圧に応じた駆動電流で有機EL素子OLEDを駆動する。
画素回路2は、駆動トランジスタTr1のゲートドレイン間に、駆動トランジスタTr1のゲートドレイン間電圧を保持する保持容量Csが設けられる。画素回路2は、走査線WSLを介した書込トランジスタTr2の制御により、保持容量Csの端子電圧が信号線DTLを介して順次設定される。これにより画素回路2は、信号線DTLを介して駆動トランジスタTr1のゲートドレイン間電圧を設定して有機EL素子OLEDの発光輝度を設定する。なお書込トランジスタTr2は、例えばTFTによるNチャンネル型トランジスタである。
従来、この有機EL素子を用いた画像表示装置に関して、特開2007−310311号公報には、2つのトランジスタを用いて画素回路を構成する方法が開示されている。従ってこの特開2007−310311号公報に開示の方法によれば、画像表示装置の構成を簡略化することができる。またこの特開2007−310311号公報には、有機EL素子を駆動する駆動トランジスタのしきい値電圧のばらつき、移動度のばらつきを補正する構成が開示されている。従ってこの特開2007−310311号公報に開示の構成によれば、駆動トランジスタのしきい値電圧のばらつき、移動度のばらつきによる画質劣化を防止することができる。
また特開2007−133284号公報には、駆動トランジスタのしきい値電圧のばらつきを補正する処理を複数回に分けて実行する構成が提案されている。この特開2007−133284号公報に開示の構成によれば、高精度化して画素回路の階調設定に割り当てる時間が短くなった場合でも、しきい値電圧のばらつき補正に十分な時間を割り当てることができる。従って高精度化した場合でも、しきい値電圧のばらつきによる画質劣化を防止することができる。
また特開2001−202032号公報には、図20との対比により図21に示すように、1つの画素回路6に複数系統の駆動回路7A及び7Bを設け、この複数系統の駆動回路7A及び7Bで1つの有機EL素子OLEDを駆動する方法が開示されている。
特開2007−310311号公報 特開2007−133284号公報 特開2001−202032号公報
ところで従来の画像表示装置において、画素回路のトランジスタ、保持容量等に異常が発生すると、当該画素回路では有機EL素子を正常に駆動できなくなる。その結果、画像表示装置は、著しく画質が劣化する。
そこで特開2001−202032号公報に開示の手法を適用して、例えば1つの画素回路に複数系統の駆動回路を設け、この複数系統の駆動回路で1つの有機EL素子を駆動することが考えられる。
すなわちこの場合、1つの画素回路に設けられた複数系統の駆動回路のうちの一つで異常が発生した場合、レーザービームの照射により配線パターンを切断し、この異常の発生した駆動回路による有機EL素子の駆動を停止する。この方法によれば、画素回路を構成するトランジスタ、保持容量に異常が発生した場合でも、正常に動作する駆動回路で有機EL素子を駆動することができる。従って従来に比して高歩留、高品質の画像表示装置を得ることができる。
しかしながらこの方法の場合、画素回路に設けられた複数系統の駆動回路のうちの何れの駆動回路で異常が発生しているのか、特定困難な問題がある。
すなわち複数系統の駆動回路により1つの有機EL素子を駆動する場合、各画素回路を駆動して有機EL素子を発光させ、その発光輝度を判定することにより、欠陥の発生した画素回路を検出することができる。また画素回路の欠陥が、外部から発見可能な配線パターンの短絡等によるものの場合、顕微鏡による観察等により短絡事故の発生した箇所を検出し、欠陥の発生した駆動回路を特定することができる。
しかしながら配線パターンの短絡事故は、他の配線パターン等に隠れた箇所で発生する場合もある。この場合には、顕微鏡による観察等によっては、欠陥の発生した箇所を検出することが困難になり、結局、欠陥の発生した駆動回路を特定できなくなる。また配線パターンの短絡事故以外の、例えばトランジスタの特性異常等によっても駆動回路に欠陥が発生する場合もある。この場合も、顕微鏡による観察等によっては、欠陥の発生した箇所を検出することが困難になり、結局、欠陥の発生した駆動回路を特定できなくなる。従って、このような欠陥の場合、結局、リペアすることが困難になる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、1つの画素回路に複数系統の駆動回路を設ける場合に、異常の発生した系統を簡易かつ確実に検出することができる画像表示装置、画像表示装置の駆動方法及び画像表示装置の製造方法を提案しようとするものである。
上記の課題を解決するため請求項1の発明は、画素回路をマトリックス状に配置して形成された表示部と、前記表示部の信号線に信号線用駆動信号を出力する信号線駆動回路と、前記表示部の走査線に走査線用の出力信号を出力する走査線駆動回路とを有する画像表示装置に適用する。ここで前記画素回路は、発光素子と、前記発光素子を駆動する駆動回路とを有し、前記駆動回路の全部又は一部が複数系統により形成され、各系統が個別に前記走査線駆動回路に接続される。前記走査線駆動回路は、制御信号に応じて前記走査用の出力信号を切り換え、前記発光素子を駆動する系統を切り換える。
また請求項6の発明は、画素回路をマトリックス状に配置して形成された表示部と、前記表示部の信号線に信号線用駆動信号を出力する信号線駆動回路と、前記表示部の走査線に走査線用の出力信号を出力する走査線駆動回路とを有する画像表示装置の駆動方法に適用する。前記画素回路は、発光素子と、前記発光素子を駆動する駆動回路とを有し、前記駆動回路の全部又は一部が複数系統により形成され、各系統が個別に前記走査線駆動回路に接続される。前記駆動方法は、制御信号により前記走査線駆動回路から出力される前記走査用の出力信号を切り換え、前記発光素子を駆動する系統を切り換える。
また請求項7の発明は、画素回路をマトリックス状に配置して形成された表示部と、前記表示部の信号線に信号線用駆動信号を出力する信号線駆動回路と、前記表示部の走査線に走査線用の出力信号を出力する走査線駆動回路とを有する画像表示装置の製造方法に適用する。前記画素回路は、発光素子と、前記発光素子を駆動する駆動回路とを有し、前記駆動回路の全部又は一部が複数系統により形成され、各系統が個別に前記走査線駆動回路に接続される。前記製造方法は、制御信号により前記走査線駆動回路から出力される前記走査用の出力信号を順次切り換えることにより、前記発光素子を駆動する系統を順次切り換えて前記発光素子の発光を測定し、当該測定結果の判定により異常の発生した画素回路及び系統を検出する異常系統の検出ステップと、リペア処理により、前記異常の発生した画素回路において異常の発生した系統による前記発光素子の駆動を停止させるリペアステップとを有する。
請求項1、請求項6、又は請求項7の構成によれば、制御信号により走査線駆動回路から出力される走査用の出力信号を切り換え、発光素子を駆動する系統を切り換えることにより、各系統で発光素子の発光を確認して異常の発生した系統を検出することができる。従って1つの画素回路に複数系統の駆動回路を設ける場合にあっても、異常の発生した系統を簡易かつ確実に検出することができる。
本発明によれば、1つの画素回路に複数系統の駆動回路を設ける場合に、異常の発生した系統を簡易かつ確実に検出することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。なお説明は、以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
5.第5の実施の形態
6.第6の実施の形態
7.第7の実施の形態
8.第8の実施の形態
9.第9の実施の形態
10.第10の実施の形態
11.変形例
<第1の実施の形態>
〔実施の形態の構成〕
〔全体構成〕
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置を示すブロック図である。この画像表示装置11は、ガラス等の絶縁基板に表示部13が作成される。画像表示装置11は、この表示部13の周囲、この絶縁基板上に信号線駆動回路14及び走査線駆動回路15が作成される。
ここで表示部13は、画素回路16をマトリックス状に配置して形成され、画素回路16に設けられた有機EL素子により画素(PIX)17が形成される。なおカラー画像の画像表示装置では、赤色、緑色及び青色による複数のサブ画素により1つの画素が構成される。従ってカラー画像の画像表示装置の場合、表示部13は、赤色、緑色及び青色のサブ画素をそれぞれ構成する赤色用、緑色用及び青色用の画素回路16を順次配置して構成される。
信号線駆動回路14は、表示部13に設けられた信号線DTLに信号線用の駆動信号Ssigを出力する。より具体的に、信号線駆動回路14は、ラスタ走査順に入力される画像データD1を順次ラッチして画像データD1を信号線DTLに振り分けた後、それぞれディジタルアナログ変換処理する。信号線駆動回路14は、このディジタルアナログ変換結果を処理して駆動信号Ssigを生成し、この駆動信号Ssigを対応する信号線DTLに出力する。これにより信号線駆動回路14は、例えばいわゆる線順次により各画素回路16の階調を設定する。
走査線駆動回路15は、表示部13に設けられた書込信号用の走査線WSLA及びWSLBに書込信号WS(WSA及びWSB)を出力する。ここで書込信号WSは、各画素回路16に設けられた書込トランジスタをオンオフ制御する信号である。走査線駆動回路15は、所定のサンプリングパルスSPをクロックCKで順次転送して各ラインの書込信号WS(WSA及びWSB)を生成する。
この実施の形態において、画素回路16は、書込信号用の走査線WSLA及びWSLBが2系統設けられ、走査線駆動回路15は、各系統の走査線WSLA及びWSLBにそれぞれ書込信号WSA及びWSBを出力する。走査線駆動回路15は、この画像表示装置11の動作を制御するコントローラ10から出力される制御信号enbA、enbBにより、後述するように、書込信号WSA及びWSBの出力を切り換える。
〔画素回路の構成〕
図1は、画素回路16の構成を詳細に示す接続図である。この画素回路16は、2つの駆動回路18A及び18Bが設けられ、この2つの駆動回路18A及び18Bで有機EL素子OLEDを駆動する。従ってこの画素回路16では、駆動回路の全部が2系統により構成され、この2系統の駆動回路18A及び18Bで有機EL素子OLEDを駆動する。
ここで駆動回路18A及び18Bは、書込トランジスタTr2A及びTr2Bに関する構成が異なる点を除いて、図21の画素回路7A及び7Bと同一に構成される。ここで駆動回路18A及び18Bは、書込トランジスタTr2A及びTr2Bのゲートが走査線WSLA及びWSLBにそれぞれ接続され、書込トランジスタTr2A及びTr2Bをそれぞれ書込信号WSA及びWSBにより個別に制御可能に構成される。従って画素回路16は、駆動トランジスタTr1A及びTr1Bによる有機EL素子OLEDの駆動電流を個別に設定可能に構成される。
図3は、走査線駆動回路15の出力段の構成を示すブロック図である。走査線駆動回路15は、各ラインの出力段に、出力回路20(i)、20(i+1)、20(i+2)、……がそれぞれ配置され、出力回路20(i)、20(i+1)、20(i+2)、……を介して駆動信号WSA及びWSBを出力する。なおこの図3及び以下の図面において、符号iにより走査開始端からのラインの順番を示す。
ここで出力回路20(i)、20(i+1)、20(i+2)、……は、それぞれ2入力のアンド回路21A及び21Bを有し、このアンド回路21A及び21Bの一端にコントローラ10から出力される制御信号enbA及びenbBが入力される。また出力回路20(i)、20(i+1)、20(i+2)、……は、図4に示すように、所定のサンプリングパルスSPをクロックCKで順次転送して生成された各ラインの書込信号WS(WS(i)、WS(i+1)、WS(i+2))(図4(C1)〜(C3))が、アンド回路21A及び21Bの他端に入力される。出力回路20(i)、20(i+1)、20(i+2)、……は、アンド回路21A及び21Bの出力をそれぞれバッファ回路22A及び22Bを介して走査線WSLA及びWSLBに出力する。
これにより出力回路20(i)、20(i+1)、20(i+2)、……は、制御信号enbA及びenbBがそれぞれHレベルに保持されている場合(図4(A)及び(B))、アンド回路21A及び21Bに入力される書込信号WSをバッファ回路22A及び22Bから走査線WSLA及びWSLBに出力する(図4(D1)〜(F2))。これとは逆に、制御信号enbA及びenbBがそれぞれLレベルに保持されている場合には、バッファ回路22A及び22Bからの出力をLレベルに立ち下げ、走査線WSLA及びWSLBへの書込信号WSA及びWSBの出力を停止する。その結果、走査線駆動回路15は、制御信号enbA及びenbBにより駆動回路18A及び18Bに設けられた書込トランジスタTr2A及びTr2Bの動作を選択的に停止制御する。
コントローラ10は、通常の動作時には、制御信号enbA及びenbBの双方をHレベルに設定する。これに対して製造工程において、図示しないインターフェースを介して試験装置に接続されると、この試験装置から出力される制御信号SCにより制御信号enbA及びenbBの設定を切り換える。
〔製造工程における処理〕
図5は、製造工程における検査工程の処理手順を示すフローチャートである。画像表示装置11は、この検査工程において、異常の発生した画素回路16が検出される。またこの異常の発生している画素回路16において、何れの駆動回路18A及び18Bで異常が発生しているか検出される。
製造工程は、この検出結果に基づいて、リペアの処理を実行する。具体的に製造工程は、この検出結果に基づいて、レーザービームの照射により異常の発生している駆動回路の配線パターンを切断し、異常の発生している駆動回路では有機EL素子OLEDを駆動しないように設定する。また図示しない画像表示装置11のメモリに、欠陥の発生した画素回路のアドレスを記録して保持し、画像表示装置11は、このメモリの記録に基づいて、当該画素回路については、対応する画像データD1を補正して信号線駆動回路14に入力する。すなわち2系統の駆動回路18A及び18Bで有機EL素子OLEDを駆動する場合に比して、1系統の駆動回路18A又は18Bで有機EL素子OLEDを駆動する場合、駆動電流がほぼ1/2になる。従って画像表示装置11は、信号線DTLに出力する駆動信号Ssigの信号レベルを増大させ、減少する有機EL素子OLEDの駆動電流を補正する。
検査工程において、画像表示装置11は、試験装置に接続され、この試験装置から出力される画像データD1が信号線駆動回路14に入力され、またこの試験装置から出力される制御信号SCがコントローラ10に入力される。製造工程において、この試験装置は、例えばオペレータにより検査の開始が指示されると、ステップSP1からステップSP2に移り、制御信号SCの設定により制御信号enbA及びenbBを共にHレベルに設定する。また続くステップSP3において、画像データD1の設定により表示部13の各画素回路16に黒レベルを設定する。従ってこのステップSP3では、各画素回路16に設けられた2つの駆動回路18A及び18Bの双方に黒レベルを設定することになる。
続くステップSP4において、試験装置は、制御信号SCの設定により制御信号enbAをHレベルに設定し、制御信号enbBをLレベルに設定する。また続くステップSP5において、画像データD1の設定により、制御信号enbAに対応する駆動回路18Aに所定レベルを設定する。なおここでこの所定レベルは、例えば有機EL素子OLEDを50〔%〕の輝度レベルで発光させる階調である。
続いて試験装置は、ステップSP6において、所定の測定装置に測定の開始を指示し、表示部13に設けられた各有機EL素子OLEDの発光輝度を測定する。また測定結果を判定し、異常の発生している画素回路16を検出する。ここでこのステップSP6で検出される異常の発生している画素回路16は、駆動回路18A側に異常が発生していることになる。試験装置は、この検出結果を記録して保持する。
続いて試験装置は、ステップSP7に移り、制御信号SCの設定により制御信号enbA及びenbBを共にHレベルに設定する。また続くステップSP8において、画像データD1の設定により表示部13の各画素回路16に黒レベルを設定する。従ってこのステップSP8では、各画素回路16に設けられた2つの駆動回路18A及び18Bの双方に黒レベルを設定することになる。
続くステップSP9において、試験装置は、制御信号SCの設定により制御信号enbAをLレベルに設定し、制御信号enbBをHレベルに設定する。また続くステップSP10において、画像データD1の設定により、制御信号enbBに対応する駆動回路18Bに所定レベルを設定する。なおここでこの所定レベルは、例えば有機EL素子OLEDを50〔%〕の輝度レベルで発光させる階調である。
続いて試験装置は、ステップSP11において、ステップSP6と同様に発光輝度の測定を指示し、測定結果を処理して異常の発生している画素回路16を検出する。ここでこのステップSP11で検出される異常の発生している画素回路16は、駆動回路18B側に異常が発生していることになる。試験装置は、この検出結果を記録して保持した後、ステップSP12に移ってこの処理手順を終了する。
〔第1の実施の形態の動作〕
以上の構成において、この画像表示装置11では(図2)、信号線駆動回路14において、順次入力される画像データD1が信号線DTLに振り分けられた後、ディジタルアナログ変換処理されて各信号線DTLの駆動信号Ssigが生成される。画像表示装置1では、この駆動信号Ssigが対応する信号線DTLに出力される。この信号線DTLの駆動に対応して、画像表示装置11は、走査線駆動回路15により書込信号WSが作成され、この書込信号WSによる書込トランジスタTr2(Tr2A及びTr2B)の制御により、線順次で各画素回路16に設けられた保持容量Cs(CsA及びCsB)の端子電圧が設定される。またこの保持容量Cs(CsA及びCsB)の端子電圧に応じた駆動電流で有機EL素子OLEDが電流駆動される(図1、図20参照)。これにより画像表示装置11では、画像データD1による画像を表示部13で表示することができる。
しかしながら画素回路16で有機EL素子OLEDを駆動する駆動回路において、駆動トランジスタTr1(Tr1A及びTr1B)、書込トランジスタTr2(Tr2A及びTr2B)等に異常が発生した場合、当該画素回路16では、有機EL素子OLEDを正常に駆動できなくなる。その結果、画質が著しく劣化することになる。そこで画像表示装置11では、画素回路16に設けられる駆動回路の全部が2系統(18A及び18B)により作成され、何れかの駆動回路18A及び18Bで異常が発生した場合には、リペアの処理によりこの異常の発生した駆動回路18A又は18Bでは有機EL素子OLEDを駆動しないように設定される。これにより画像表示装置11は、歩留を向上し、高品質な画像表示装置を確保することができる。
しかしながら単に駆動回路を複数系統としたのでは、何れの系統で異常が発生しているのかを簡易かつ確実に特定することが困難になる。その結果、正しくリペアの処理を実行できなくなる。
そこでこの画像表示装置11では、駆動回路18A及び18Bに設けられた書込トランジスタTr2A及びTr2Bをそれぞれ個別に制御可能に、書込トランジスタTr2A及びTr2Bのゲートがそれぞれ走査線WSLA及びWSLBに接続される(図1)。またこの走査線WSLA及びWSLBに駆動回路18A及び18B用の書込信号WSA及びWSBがそれぞれ走査線駆動回路15から出力される(図2、図3)。また駆動回路18A及び18Bとでそれぞれ個別に有機EL素子OLEDを駆動するように、この書込信号WSA及びWSBが、コントローラ10の制御により切り換えられる(図4及び図5)。
これにより画像表示装置11では、駆動回路18A及び18Bを個別に動作させて有機EL素子OLEDの発光輝度を測定するだけで、異常の発生した駆動回路18A又は18Bを特定することができる。その結果、1つの画素回路に複数系統の駆動回路を設ける場合に、異常の発生した系統を簡易かつ確実に検出することができる。従ってこの検出結果に基づいてリペアの処理を実行することにより、歩留を向上し、高品質な画像表示装置を得ることができる。
〔第1の実施の形態の効果〕
以上の構成によれば、駆動回路の全部を複数系統とし、各系統を走査線駆動回路により選択して動作させることにより、1つの画素回路に複数系統の駆動回路を設ける場合に、異常の発生した系統を簡易かつ確実に検出することができる。
またこの検出結果に基づいて、配線パターンを切断して異常の発生した系統による駆動を中止することにより、歩留を向上し、高品質な画像表示装置を得ることができる。
<第2の実施の形態>
図6は、本発明の第2の実施の形態の画像表示装置に適用される走査線駆動回路の出力段を示すブロック図である。この第2の実施の形態の画像表示装置は、この走査線駆動回路25の出力段に関する構成が異なる点を除いて、第1の実施の形態の画像表示装置と同一に構成される。
ここでこの走査線駆動回路25は、出力回路20(i)、20(i+1)、20(i+2)、……に代えて、出力回路30(i)、30(i+1)、30(i+2)、……がそれぞれ配置される点を除いて、第1の実施の形態の画像表示装置11における走査線駆動回路15と同一に構成される。
ここで出力回路30(i)、30(i+1)、30(i+2)、……は、バッファ回路31A及び31Bが設けられる。出力回路30(i)、30(i+1)、30(i+2)、……は、図7に示すように、サンプリングパルスSPをクロックCKで順次転送して生成された各ラインの書込信号WS(WS(i)、WS(i+1)、WS(i+2))(図7(C1)〜(C3))をバッファ回路31A及び31Bを介して対応する走査線WSLA及びWSLBに出力する。
走査線駆動回路25は、バッファ回路31A及び31Bの正側電源VDDA及びVDDBがコントローラ10により制御される。これによりこの画像表示装置では、電源VDDA及びVDDBの制御により書込信号WSA及びWSABを選択的に出力し(図7(A)、(B)、(D1)〜(F2))、書込トランジスタTr2A及びTr2Bの動作を個別に制御して各画素回路16に設けられた駆動回路18A及び18Bを選択的に動作させる。
この実施の形態によれば、走査線駆動回路の出力段に設けられたバッファ回路の正側電源の制御により書込信号WSA及びWSBを選択出力することにより、簡易な構成で第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第3の実施の形態>
図8は、本発明の第3の実施の形態の画像表示装置に適用される走査線駆動回路の出力段を示すブロック図である。この第3の実施の形態の画像表示装置は、この走査線駆動回路35の出力段に関する構成が異なる点を除いて、上述の実施の形態の画像表示装置と同一に構成される。
ここでこの走査線駆動回路35は、出力回路20(i)、20(i+1)、20(i+2)、……に代えて、出力回路40(i)、40(i+1)、40(i+2)、……がそれぞれ配置される点を除いて、第1の実施の形態の画像表示装置11における走査線駆動回路15と同一に構成される。
ここで出力回路40(i)、40(i+1)、40(i+2)、……は、バッファ回路41A及び41Bが設けられる。出力回路40(i)、40(i+1)、40(i+2)、……は、図9に示すように、サンプリングパルスSPをクロックCKで順次転送して生成された各ラインの書込信号WS(WS(i)、WS(i+1)、WS(i+2))(図9(C1)〜(C3))をバッファ回路41A及び41Bを介して対応する走査線WSLA及びWSLBに出力する。
走査線駆動回路35は、バッファ回路41A及び41Bの負側電源VSSA及びVSSBがコントローラ10により制御される。これによりこの画像表示装置では、制御信号enbA及びenbBに代えて、負側電源VSSA及びVSSBの制御により、書込信号WSA及びWSBを選択的に出力し(図9(A)、(B)、(D1)〜(F2))、各画素回路16に設けられた駆動回路18A及び18Bを選択的に動作させる。
この実施例によれば、走査線駆動回路の出力段に設けられたバッファ回路の負側電源の制御により書込信号WSA及びWSBを選択出力することにより、簡易な構成で第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第4の実施の形態>
図10は、本発明の第4の実施の形態の画像表示装置に適用される画素回路を示す接続図である。この第4の実施の形態の画像表示装置は、上述の画素回路16に代えて、この図10に示す画素回路46が適用される。この第4の実施の形態の画像表示装置は、この画素回路46に関する構成が異なる点を除いて、第1〜第3の実施の形態の画像表示装置と同一に構成される。
ここで画素回路46は、それぞれ書込信号WSA及びWSBによりオンオフ動作する書込トランジスタTr2A及びTr2Bが並列に配置され、書込トランジスタTr2A及び又はTr2Bにより保持容量Csの端子電圧を信号線DTLの電圧に設定する。これにより画素回路46は、駆動回路を構成する書込トランジスタTr2のみが2系統により構成され、駆動回路の一部のみ2系統により構成される。
この画像表示装置は、この書込トランジスタTr2A及びTr2Bに関して、異常の有無が検出される。また異常の発生した書込トランジスタの配線パターンが切断され、この異常の発生した書込トランジスタによる保持容量の端子電圧の設定を中止する。
以上の構成によれば、駆動回路の一部の構成である書込トランジスタを複数系統とし、走査線を介してこの一部の構成を選択的に駆動可能とすることにより、駆動回路の一部の構成を複数系統とした場合に、異常の発生した系統を簡易かつ確実に検出することができる。
<第5の実施の形態>
図11は、本発明の第5の実施の形態の画像表示装置に適用される画素回路を示す接続図である。この第5の実施の形態の画像表示装置は、上述の画素回路16に代えて、この図11に示す画素回路56が適用される。この第5の実施の形態の画像表示装置は、この画素回路56に関する構成が異なる点を除いて、上述の実施の形態の画像表示装置と同一に構成される。
ここで画素回路56は、駆動トランジスタTr1A及びTr1Bが並列に配置され、各駆動トランジスタTr1A及びTr1BのソースがスイッチィングトランジスタTr3A及びTr3Bを介して有機EL素子OLEDに接続される。これにより画素回路56は、スイッチィングトランジスタTr3A及びTr3Bのオンオフ制御により有機EL素子OLEDを発光させる期間を制御可能に構成される。またこのスイッチィングトランジスタTr3A及びTr3Bと駆動トランジスタTr1A及びTr1Bにより、駆動回路の一部構成が2系統により構成される。
画素回路56は、このスイッチィングトランジスタTr3A及びTr3Bのゲートがそれぞれ走査線DSLA及びDSLBに接続され、走査線駆動回路から走査線DSLA及びDSLBにそれぞれ駆動信号DSA及びDSBが出力される。これにより画素回路56は、画素回路56に設けられた駆動回路の各系統を個別に駆動可能に構成される。
この画素回路56の構成に対応して、この画像表示装置の走査線駆動回路は、サンプリングパルスSPをクロックCKにより順次転送して各ラインの発光期間を定義する駆動信号DSが生成される。走査線駆動回路は、第1〜第3の実施の形態について上述した出力回路20、30、40と同一の出力回路がこの駆動信号DSの出力段に設けられ、この出力回路により、この駆動信号DSを処理して走査線DSLA及びDSLBに駆動信号DSA及びDSBを出力する。
画像表示装置は、検査工程において、駆動信号DSA及びDSBにより駆動トランジスタTr1A及びTr1Bで交互に有機EL素子OLEDを駆動し、異常の発生した系統を検出する。また検出結果に基づいて、異常の発生した駆動トランジスタTr1A又はTr1Bの配線パターンを切断し、この異常の発生した駆動トランジスタTr1A又はTr1Bによる有機EL素子OLEDの駆動を中止する。
この実施の形態によれば、発光期間をスイッチイングトランジスタにより設定するようにして、このスイッチイングトランジスタと駆動トランジスタとを複数系統とする場合でも、第1〜第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第6の実施の形態>
図12は、本発明の第6の実施の形態の画像表示装置に適用される走査線駆動回路の出力段を示すブロック図である。この第6の実施の形態の画像表示装置は、この走査線駆動回路25の出力段に関する構成が異なる点を除いて、上述の第5の実施の形態の画像表示装置と同一に構成される。
ここでこの走査線駆動回路65は、出力回路70(i)、70(i+1)、70(i+2)、……がそれぞれ各ラインに配置される点を除いて、上述の実施の形態の画像表示装置11における走査線駆動回路と同一に構成される。
ここで出力回路70(i)、70(i+1)、70(i+2)、……は、それぞれ2入力のアンド回路71A及び71Bを有し、このアンド回路71A及び71Bの一端にコントローラ10から出力される制御信号enbA及びenbBが入力される。また出力回路70(i)、70(i+1)、70(i+2)、……は、図13に示すように、所定のサンプリングパルスSPをクロックCKで順次転送して生成された対応するラインの駆動信号DS(DS(i)、DS(i+1)、DS(i+2))(図13(C1)〜(C3))が、一方のアンド回路71Aに入力される。また他方のアンド回路71Bに、隣接ライン用の駆動信号DSが入力される。出力回路70(i)、70(i+1)、70(i+2)、……は、アンド回路71A及び71Bの出力をそれぞれバッファ回路72A及び72Bを介して走査線DSLA及びDSLBに出力する。
これにより出力回路70(i)、70(i+1)、70(i+2)、……は、制御信号enbA及びenbBがそれぞれHレベルに保持されている場合(図4(A)及び(B))、アンド回路71A及び71Bに入力される駆動信号DSをバッファ回路72A及び72Bから走査線DSLA及びDSLBに出力する(図13(D1)〜(F2))。また制御信号enbA及びenbBがそれぞれLレベルに保持されている場合には、バッファ回路72A及び72Bの出力をLレベルに立ち下げ、走査線DSLA及びDSLBへの駆動信号DSA及びDSBの出力を停止する。その結果、走査線駆動回路15は、1つの画素回路に設けられた駆動回路の系統で発光期間を異ならせて、制御信号enbA及びenbBにより駆動回路の各系統を選択的に停止制御する。
この実施の形態によれば、1つの画素回路に設けられた駆動回路の系統で発光期間を異ならしても、第1〜第5の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第7の実施の形態>
図14は、図1との対比により本発明の第7の実施の形態の画像表示装置に適用される画素回路を示す接続図である。この第7の実施の形態の画像表示装置は、この画素回路86の構成が異なる点を除いて、上述の実施の形態の画像表示装置と同一に構成される。
ここで画素回路87は、有機EL素子OLEDが2つに分割されて2つの有機EL素子部OLED1及びOLED2により構成される。
この実施の形態によれば、有機EL素子OLEDを複数に分割して作成する場合でも、第1〜第6の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第8の実施の形態>
図15は、図1との対比により本発明の第8の実施の形態の画像表示装置に適用される画素回路を周辺構成と共に示す接続図である。この第8の実施の形態の画像表示装置は、この画素回路85に関する構成が異なる点を除いて、上述の実施の形態の画像表示装置と同一に構成される。
ここで画素回路96は、2つの駆動回路98A及び98Bが設けられ、この2つの駆動回路98A及び98Bで有機EL素子OLEDを駆動する。従ってこの画素回路96では、駆動回路の全部が2系統により構成され、この2系統の駆動回路98A及び98Bで有機EL素子OLEDを駆動する。
ここで図16は、駆動回路98A及び98Bの説明に供する接続図である。駆動回路98A及び98Bは、この図16に示す画素回路99の駆動回路98が適用される。ここで画素回路99は、有機EL素子OLEDのカソードが所定電圧VSSに保持される。また有機EL素子OLEDのアノードが駆動回路98に設けられた駆動トランジスタTr1のソースに接続される。なおここで駆動トランジスタTr1は、TFTによるNチャンネル型のトランジスタである。
駆動回路98は、電源用の走査線DSLを介してこの駆動トランジスタTr1のドレインに電源用の駆動信号DSが供給される。また駆動回路98は、この駆動トランジスタTr1のゲート及びソースに、駆動トランジスタTr1のゲートソース間電圧を保持する保持容量Csが接続される。
駆動回路98は、発光期間の間、駆動信号DSが電源電圧Vddv2に設定される(図17(B))。これにより駆動回路98は、発光期間の間、保持容量Csに設定されたゲートソース間電圧による駆動電流により駆動トランジスタTr1で有機EL素子OLEDを電流駆動する。
また駆動回路98は、走査線WSLを介して供給される書込信号WSによりオンオフ動作する書込トランジスタTr2を介して、保持容量Csのゲート側端が信号線DTLに接続される。また信号線駆動回路14から所定の固定電圧Vofsを間に挟んで駆動電圧Vsig(=Vofs+Vdata)が順次信号線DTLに出力される(図17(C))。なおここで書込トランジスタTr2は、TFTによるNチャンネル型のトランジスタである。ここで固定電圧Vofsは、駆動トランジスタTr1のしきい値電圧のばらつき補正に使用する固定電圧である。また階調電圧Vsigは、有機EL素子OLEDの発光輝度を指示する電圧であり、階調設定用電圧Vdataにしきい値電圧補正用の固定電圧Vofsを加算した電圧である。また階調設定用電圧Vdataは、有機EL素子OLEDの発光輝度に対応する電圧である。階調設定用電圧Vdataは、各信号線DTLに振り分けた画像データD1をそれぞれディジタルアナログ変換処理して信号線DTL毎に生成される。
駆動回路98は、非発光期間が開始すると、駆動信号DSが所定電圧Vssv2に設定される。ここで電圧Vssv2は、駆動トランジスタTr1のソースをドレインとして機能させるのに十分に低い電圧である(図17(A)及び(F))。その結果、駆動回路98は、非発光期間が開始すると、駆動トランジスタTr1を介して有機EL素子OLEDの蓄積電荷が放電し、有機EL素子OLEDのアノード電圧が立ち下がって有機EL素子OLEDが発光を停止する(図17(D)及び(E))。また保持容量Csのソース側端の電圧がほぼ電圧Vssv2に設定され、十分に低い電圧に設定される。
また続いて駆動回路98は、信号線DTLが固定電圧Vofsに設定されている期間で、書込トランジスタTr2がオン状態に設定され、保持容量Csのゲート側端の電圧が電圧Vofsに設定される(図17(A))。これにより駆動回路98は、保持容量Csの端子間電圧が電圧Vofs−Vssv2に設定される。ここで駆動回路98は、この電圧Vofs−Vssv2が駆動トランジスタTr1のしきい値電圧Vthより十分に大きな電圧となるように、電圧Vofs、Vssv2が設定される(図17(D)及び(E))。駆動回路98は、非発光期間が開始した後、保持容量Csのゲート側端の電圧を電圧Vofsに設定するまでの期間が、駆動トランジスタTr1のしきい値電圧のばらつき補正処理の準備処理の期間に設定される(図17(F))。なお図17では、この準備処理の期間を「準備」により示す。
駆動回路98は、続いて駆動信号DSが電源電圧Vddv2に設定される(図17(B))。これにより駆動回路98は、駆動トランジスタTr1を介して保持容量Csの有機EL素子OLED側端に電源Vddv2から充電電流Idsが流入する。その結果、駆動回路98は、保持容量Csの有機EL素子OLED側端の電圧Vsが徐々に上昇する。この場合、駆動回路98において、駆動トランジスタTr1を介して有機EL素子OLEDに流入する電流Idsは、有機EL素子OLEDの容量Celと保持容量Csの充電にのみ使用され、その結果、有機EL素子OLEDを発光させることなく、単に駆動トランジスタTr1のソース電圧Vsのみが上昇する。
ここで駆動回路98は、保持容量Csの端子間電圧が駆動トランジスタTr1のしきい値電圧Vthになると、駆動トランジスタTr1を介した充電電流Idsの流入が停止することになる。従ってこの場合、この駆動トランジスタTr1のソース電圧Vsの上昇は、保持容量Csの両端電位差が駆動トランジスタTr1のしきい値電圧Vthとなると、停止することになる。これにより駆動回路98は、駆動トランジスタTr1を介して保持容量Csの端子間電圧を放電させ、保持容量Csの端子間電圧を駆動トランジスタTr1のしきい値電圧Vthに設定し、駆動トランジスタTr1のしきい値電圧のばらつきを補正する。なお図17では、この期間を「Vt補」により示す。
駆動回路98は、保持容量Csの端子間電圧を駆動トランジスタTr1のしきい値電圧Vthに設定するのに十分な時間が経過すると、書込信号WSにより書込トランジスタTr2がオフ状態に切り換えられる(図17(A))。続いて信号線DTLの電圧が階調電圧Vsig(=Vofs+Vdata)に設定される。
駆動回路98は、続いて書込トランジスタTr2がオン状態に設定される(図17(A))。これにより駆動回路98は、駆動トランジスタTr1のゲート電圧Vgが階調電圧Vsigに設定され、駆動トランジスタTr1のゲートソース間電圧Vgsが、階調設定用電圧Vdataに駆動トランジスタTr1のしきい値電圧Vthを加算した電圧に設定される。これにより駆動回路98は、駆動トランジスタTr1のしきい値電圧のばらつきを補正して有機EL素子OLEDの発光輝度が設定される。
駆動回路98は、この駆動トランジスタTr1のゲート電圧Vgを階調電圧Vsigに設定して有機EL素子OLEDの発光輝度を設定する際に、駆動トランジスタTr1のドレイン電圧を電源電圧Vccに保持した状態で、一定期間の間、駆動トランジスタTr1のゲートが信号線DTLに接続される。これにより駆動回路98は、併せて駆動トランジスタTr1の移動度μのばらつきが補正される。
すなわち保持容量Csの端子間電圧を駆動トランジスタTr1のしきい値電圧Vthに設定した状態で、書込トランジスタTr2をオン状態に設定して駆動トランジスタTr1のゲートを信号線DTLに接続した場合、駆動トランジスタTr1のゲート電圧Vgは、固定電圧Vofsから徐々に上昇して階調電圧Vsigに設定される。
ここで駆動回路98は、この駆動トランジスタTr1のゲート電圧Vgの立ち上がりに要する書込時定数が、駆動トランジスタTr1によるソース電圧Vsの立ち上がりに要する時定数に比して短くなるように設定される。
この場合、書込トランジスタTr2がオン動作すると、駆動トランジスタTr1のゲート電圧Vgは、速やかに階調電圧Vsig(Vofs+Vdata)に立ち上がることになる。このゲート電圧Vgの立ち上がり時、有機EL素子OLEDの容量Celが保持容量Csに比して十分に大きければ、駆動トランジスタTr1のソース電圧Vsは変動しないことになる。
しかしながら駆動トランジスタTr1のゲートソース間電圧Vgsがしきい値電圧Vthより増大すると、駆動トランジスタTr1を介して電源Vccから電流Idsが流入し、駆動トランジスタTr1のソース電圧Vsが徐々に上昇することになる。その結果、駆動回路98は、保持容量Csの端子間電圧が駆動トランジスタTr1により放電し、ゲートソース間電圧Vgsの上昇速度が低下することになる。
この端子間電圧の放電速度は、駆動トランジスタTr1の能力に応じて変化する。より具体的には、駆動トランジスタTr1の移動度μが大きい場合程、放電速度は、早くなる。
その結果、駆動回路98は、移動度μが大きい駆動トランジスタTr1程、保持容量Csの端子間電圧が低下するように設定され、移動度μのばらつきによる発光輝度のばらつきが補正される。なお図17では、この期間を「書込+μ補」により示す。
駆動回路98は、この移動度μの補正期間が経過すると、書込信号WSが立ち下げられる。その結果、画素回路99は、発光期間が開始し、保持容量Csの端子間電圧に応じた駆動電流Idsにより有機EL素子OLEDを発光させる。なお画素回路99は、発光期間が開始すると、いわゆるブートストラップ回路により駆動トランジスタTr1のゲート電圧Vg及びソース電圧Vsが上昇する。
走査線駆動回路95(図15)は、検査工程において、コントローラ10から出力される制御信号enbA及びenbBにより、書込信号WSA、WSB、駆動信号DSA、DSBの出力を切り換え、異常の発生した駆動回路が検出される。より具体的に、走査線駆動回路95は、駆動を停止する側の駆動回路について、書込信号WSをLレベルに保持すると共に駆動信号DSを電圧Vddv1に保持し、異常の有無が検出される。なお駆動信号DSについては、走査線駆動回路の出力段を3ステートのバッファ回路で構成し、駆動を停止する場合には、このバッファ回路の設定により、対応する走査線をいわゆるフローティング状態としてもよい。またこれに代えて駆動信号DVをVddv2とVssv2との間の電圧に設定して、駆動を停止する側の駆動トランジスタの充電電流を実用上十分に小さくし、擬似的に、この系統による有機EL素子OLEDの駆動を停止させてもよい。
この実施の形態によれば、駆動回路を2つのNチャンネル型トランジスタで構成する場合でも、第1〜第7の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第9の実施の形態>
図18は、本発明の第9の実施の形態に係る画像表示装置に適用される画素回路を示す接続図である。この実施の形態の画像表示装置は、この図18に示す画素回路106が適用される。この画像表示装置は、この画素回路106に関する構成が異なる点を除いて、上述の実施の形態の画像表示装置と同一に構成される。
ここでこの画素回路106は、2つの駆動回路の98A及び98Bの書込トランジスタTr2A及びTr2Bが、共通の書込信号WSにより制御される点を除いて、図15について上述した画素回路96と同一に構成される。
従ってこの画像表示装置の走査線駆動回路105は、コントローラ10から出力される制御信号enbA及びenbBにより、駆動信号DSA、DSBの出力を切り換え、制御信号enbA及びenbBがLレベルに設定されると、対応する駆動信号DSを電圧Vddv1に保持して対応する駆動回路98A又は98Bの駆動を停止制御する。
この実施の形態によれば、駆動回路を2つのNチャンネル型トランジスタで構成し、駆動トランジスタのみ独立して制御する場合でも、第1〜第8の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第10の実施の形態>
図19は、本発明の第10の実施の形態に係る画像表示装置に適用される画素回路を示す接続図である。この実施の形態の画像表示装置は、この図19に示す画素回路116が適用される。この画像表示装置は、この画素回路116に関する構成が異なる点を除いて、上述の実施の形態の画像表示装置と同一に構成される。
ここでこの画素回路116は、2つの駆動回路の98A及び98Bの駆動トランジスタTr1A及びTr1Bが、共通の駆動信号DSにより制御される点を除いて、図15について上述した画素回路96と同一に構成される。
従ってこの画像表示装置の走査線駆動回路115は、コントローラ10から出力される制御信号enbA及びenbBにより、書込信号WSA、WSBの出力を切り換え、制御信号enbA及びenbBがLレベルに設定されると、対応する書込信号WSをLレベルに保持して対応する駆動回路98A又は98Bの駆動を停止制御する。
この実施の形態によれば、駆動回路を2つのNチャンネル型トランジスタで構成し、書込トランジスタのみ独立して制御する場合でも、第1〜第9の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
〔11.変形例〕
なお上述の実施の形態においては、駆動回路の全部又は一部を2系統とする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて3系統以上とする場合にも広く適用することができる。なおこの場合に、駆動回路の各部で系統数を異ならせるようにしてもよい。また駆動回路の全部又は一部を複数系統とし、この複数系統をさらに複数系統としてもよい。
また上述の実施の形態においては、画素回路を2つのトランジスタで構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、上述の実施の形態による構成以外の構成により画素回路を構成する場合にも広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、本発明を有機EL素子の画像表示装置に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電流駆動型の各種自発光素子による画像表示装置に広く適用することができる。
本発明は、例えば有機EL素子によるアクティブマトリックス型の画像表示装置に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置の画素回路を示す接続図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置を示すブロック図である。 図2の画像表示装置の走査線駆動回路の出力段を詳細に示すブロック図である。 図3の出力段の動作の説明に供するタイムチャートである。 図2の画像表示装置の製造工程を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像表示装置の走査線駆動回路の出力段を詳細に示すブロック図である。 図6の出力段の動作の説明に供するタイムチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置の走査線駆動回路の出力段を詳細に示すブロック図である。 図8の出力段の動作の説明に供するタイムチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る画像表示装置の画素回路を示す接続図である。 本発明の第5の実施の形態に係る画像表示装置の画素回路を示す接続図である。 本発明の第6の実施の形態に係る画像表示装置の走査線駆動回路の出力段を詳細に示すブロック図である。 図12の出力段の動作の説明に供するタイムチャートである。 本発明の第7の実施の形態に係る画像表示装置の画素回路を示す接続図である。 本発明の第8の実施の形態に係る画像表示装置の画素回路を示す接続図である。 図15の画素回路の説明に供する接続図である。 図16の画素回路の動作の説明に供するタイムチャートである。 本発明の第9の実施の形態に係る画像表示装置の画素回路を示す接続図である。 本発明の第10の実施の形態に係る画像表示装置の画素回路を示す接続図である。 従来の画像表示装置を示す接続図である。 駆動回路を2系統とした画素回路を示す接続図である。
符号の説明
1、11……画像表示装置、2、6、16、46、56、86、96、99、106、116……画素回路、3、13……表示部、4、14……信号線駆動回路、5、15、25、35、65、95、105、115……走査線駆動回路、7、7A、7B、18A、18B、98A、98B……駆動回路、10……コントローラ、Cs、CsA、CsB……保持容量、Tr1、Tr1A、Tr1B、Tr2、Tr2A、Tr2B、Tr3A、Tr3B……トランジスタ、OLED、OLED1、OLED2……有機EL素子

Claims (7)

  1. 画素回路をマトリックス状に配置して形成された表示部と、
    前記表示部の信号線に信号線用駆動信号を出力する信号線駆動回路と、
    前記表示部の走査線に走査線用の出力信号を出力する走査線駆動回路とを有し、
    前記画素回路は、
    発光素子と、前記発光素子を駆動する駆動回路とを有し、
    前記駆動回路の全部又は一部が複数系統により形成され、
    各系統が個別に前記走査線駆動回路に接続され、
    前記走査線駆動回路は、
    制御信号に応じて前記走査用の出力信号を切り換え、前記発光素子を駆動する系統を切り換える
    画像表示装置。
  2. 前記走査線駆動回路は、
    ライン毎に生成した前記走査線用の出力信号を、前記制御信号により切り換えて出力する演算回路を有する
    請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記走査線駆動回路は、
    バッファ回路を介して、ライン毎に生成した前記走査線用の出力信号を前記各系統に出力し、
    前記制御信号により前記バッファ回路の電源を制御することにより、前記制御信号に応じて前記走査用の出力信号を切り換える
    請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記駆動回路は、
    ゲートソース間電圧に応じた駆動電流により前記発光素子を駆動する駆動トランジスタと、
    前記ゲートソース間電圧を保持する保持容量と、
    前記保持容量の一端の電圧を前記信号線用駆動信号の電圧に設定する書込トランジスタとを少なくとも有する
    請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記駆動回路は、
    ゲートソース間電圧に応じた駆動電流により前記発光素子を駆動する駆動トランジスタと、
    前記ゲートソース間電圧を保持する保持容量と、
    前記保持容量の一端の電圧を前記信号線用駆動信号の電圧に設定する書込トランジスタとを少なくとも有し、
    前記走査線用の出力信号は、
    前記駆動トランジスタのドレインに出力される電源用駆動信号と、前記書込トランジスタのゲートに出力される書込信号とであり、
    前記画素回路は、
    前記発光素子を発光させる発光期間と、前記発光素子の発光を停止させて前記発光素子の発光輝度を設定する非発光期間とを交互に繰り返し、
    前記電源用駆動信号による前記駆動トランジスタの制御により、前記駆動トランジスタを介して前記保持容量の他端の電圧を立ち下げて前記非発光期間を開始すると共に、前記保持容量の端子間電圧を前記駆動トランジスタのしきい値電圧以上の電圧に設定した後、
    前記電源用駆動信号による前記駆動トランジスタの制御により、前記駆動トランジスタを介して前記保持容量の端子間電圧を放電し、前記保持容量の端子間電圧を前記駆動トランジスタのしきい値電圧に応じた電圧に設定し、
    続いて前記書込信号による前記書込トランジスタの制御により、前記保持容量の端子電圧を前記信号線の電圧に設定して前記発光素子の発光輝度を設定し、前記発光期間を開始する
    請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 画素回路をマトリックス状に配置して形成された表示部と、
    前記表示部の信号線に信号線用駆動信号を出力する信号線駆動回路と、
    前記表示部の走査線に走査線用の出力信号を出力する走査線駆動回路とを有する画像表示装置の駆動方法において、
    前記画素回路は、
    発光素子と、前記発光素子を駆動する駆動回路とを有し、
    前記駆動回路の全部又は一部が複数系統により形成され、
    各系統が個別に前記走査線駆動回路に接続され、
    前記駆動方法は、
    制御信号により前記走査線駆動回路から出力される前記走査用の出力信号を切り換え、前記発光素子を駆動する系統を切り換える
    画像表示装置の駆動方法。
  7. 画素回路をマトリックス状に配置して形成された表示部と、
    前記表示部の信号線に信号線用駆動信号を出力する信号線駆動回路と、
    前記表示部の走査線に走査線用の出力信号を出力する走査線駆動回路とを有する画像表示装置の製造方法において、
    前記画素回路は、
    発光素子と、前記発光素子を駆動する駆動回路とを有し、
    前記駆動回路の全部又は一部が複数系統により形成され、
    各系統が個別に前記走査線駆動回路に接続され、
    前記製造方法は、
    制御信号により前記走査線駆動回路から出力される前記走査用の出力信号を順次切り換えることにより、前記発光素子を駆動する系統を順次切り換えて前記発光素子の発光輝度を測定し、当該測定結果の判定により異常の発生した画素回路及び系統を検出する異常系統の検出ステップと、
    リペア処理により、異常の発生した画素回路において異常の発生した系統による前記発光素子の駆動を停止させるリペアステップとを有する
    画像表示装置の製造方法。
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