JP2010138928A - 直動装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも摺動特性に優れ、かつ大幅に軽量化した直動装置を製造する。
【解決手段】直動装置の内方部材を、芯材に、引張強度が2GPa以上で、かつ引張弾性率が50GPa以上の有機繊維からなるフィラメント束を、液状熱硬化性樹脂を含浸させながら所定角度で巻き付け、熱硬化させた後、得られた柱状体を該内方部材の形状に加工する。また、外方部材を、芯材に、引張強度が2GPa以上で、かつ引張弾性率が50GPa以上の有機繊維からなるフィラメント束を、液状熱硬化性樹脂を含浸させながら所定角度で巻き付け、熱硬化させた後、芯材を抜き取り、得られた筒状体を外方部材の形状に加工する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直動装置の製造方法に関し、より詳細には内方部材及び外方部材の製造方法に関する。
直動装置として、例えば図1及び図2に示すようなボールねじ、図3及び図4に示すようなリニアガイドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図1はボールねじの断面図、図2は図1のII-II断面図である。図示されるボールねじ10は、断面が円形のねじ軸11を備えており、このねじ軸11の外周面には断面円弧状のねじ溝(転動体転動溝)12がねじ軸(内方部材)11の一端部から他端部にわたって形成されている。ねじ溝12には多数の球状転動体13が係合しており、これらの球状転動体13がねじ溝12に沿って転がり運動をするとナット(外方部材)14がねじ軸11の軸方向に直線運動するようになっている。ナット14はねじ軸11が貫通する円形の貫通孔を有しており、この貫通孔の内面には、ねじ溝12との間に螺旋状の転動体通路を画成する転動体転動溝16が形成されている。また、ナット14は転動体通路の一端とそれぞれ連通する二つの循環チューブ挿入孔18を有し、この循環チューブ挿入孔18に転動体循環チューブ17の両端が差し込まれている。更に、ナット14の両端面には、封入グリースの漏洩防止及び外部からの異物の侵入防止のためのラビリンスシール19が装着されている。循環チューブ挿入孔18は転動体循環チューブ17を介して互いに連通しており、ねじ溝12と転動体転動溝16との間に画成された螺旋状の転動体通路を転動した転動体13は、転動体循環チューブ17内を通って転動体通路を繰り返し転動するようになっている。
また、図3はリニアガイドの斜視図、図4はリニアガイドの断面図である。図示されるリニアガイド20は、断面が矩形の案内レール(内方部材)21を備えており、この案内レール21の両側面には断面円弧状の転動体転動溝22が案内レール21に沿って形成されている。転動体転動溝22には多数の球状転動体23が係合しており、これらの球状転動体23が転動体転動溝22に沿って転がり運動をするとスライダ(外方部材)24が案内レール21の長手方向に直線運動するようになっている。スライダ24はスライダ本体25と、このスライダ本体25の前端と後端に設けられたエンドキャップ26とからなり、スライダ本体25の両袖部25a,25aには、転動体転動溝22との間に直線状の転動体通路を画成する転動体転動溝27が形成されていると共に円形の転動体通路孔28が転動体転動溝27と平行に形成されている。一方、エンドキャップ26には、U字状に湾曲した転動体通路孔29が形成されている。この転動体通路孔29は転動体転動溝22と転動体転動溝27との間に画成された転動体通路と転動体通路孔28にそれぞれ連通しており、従って、転動体転動溝22と転動体転動溝27との間に画成された直線状の転動体通路を転動した球状転動体23は、転動体通路孔及び転動体通路孔28を通って転動体通路を繰り返し転動するようになっている。
特開2005−226660号公報
近年、地球温暖化に対する炭酸ガス排出量の削減要求が強くなっており、それに対応するために各種部品の軽量が進んでいる。ボールねじではラビリンスシール19を、リニアガイドではエンドキャップ26を樹脂製にすることも行なわれているが、その他の部品、具体的にはボールねじのナット14、ねじ軸11及びボール循環チューブ17、リニアガイドの案内レール21、スライダ本体25及び球状転動体23はそれぞれ鉄系材料で形成されており、軽量化は殆ど進んでいない。
また、作動時に鉄系材料からなる部品同士が接触するため、摩擦抵抗が大きく、耐久性においても不利である。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、従来よりも摺動特性に優れ、かつ大幅に軽量化した直動装置を製造することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は下記の直動装置の製造方法を提供する。
(1)少なくとも外方部材と、該外方部材に隙間を介して対向する内方部材と、前記外方部材と前記内方部材との間に転動自在に配設され、前記内方部材に対して前記外方部材を相対移動させる複数の転動体とを備えた直動装置の製造方法であって、前記内方部材を、芯材に、引張強度が2GPa以上で、かつ引張弾性率が50GPa以上の有機繊維からなるフィラメント束を、液状熱硬化性樹脂を含浸させながら所定角度で巻き付け、熱硬化させた後、得られた柱状体を該内方部材の形状に加工することを特徴とする直動装置の製造方法。
(2)前記外方部材を、芯材に、引張強度が2GPa以上で、かつ引張弾性率が50GPa以上の有機繊維からなるフィラメント束を、液状熱硬化性樹脂を含浸させながら所定角度で巻き付け、熱硬化させた後、芯材を抜き取り、得られた筒状体を該外方部材の形状に加工することを特徴とする上記(1)記載の直動装置の製造方法。
(3)前記有機繊維が、炭素繊維、パラ系アラミド繊維、ポリアリレート繊維及びポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする上記(1)または(2)記載の直動装置の製造方法。
(4)前記熱硬化性樹脂が、エポキシ樹脂及びビスマレイミド樹脂の少なくとも一方であることを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか1項に記載の直動装置の製造方法。
本発明によれば、摺動特性に優れ、鉄系材料に比べて大幅に軽量化された内方部材及び外方部材が得られ、直動装置全体としての軽量化に大いに寄与する。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明において直動装置の種類や構造には制限がなく、例えば図1及び図2に示したボールねじや図3及び図4に示したリニアガイドを例示できる。そして、本発明では、ボースねじにおいてはねじ軸11、リニアガイドにおいては案内レール21を後述する方法で作製して軽量化を図る。
先ず、図5に示すように、芯材(マンドリル)40に有機繊維からなるフィラメント束50を、液状熱硬化性樹脂(図示せず)を含浸させながら巻き付ける。フィラメント束50の巻き付け方は、図5(A)に示すように、芯材40の軸線に対して好ましくは10〜20°の角度θで交差するように巻き付けるヘリカル巻き、図5(B)に示すように芯金40の軸線に対して略直角、好ましくは80〜88°の角度θで巻き付けるパラレル巻きの何れでもよいが、ヘリカル巻きとパラレル巻きとを数巻ずつ交互に巻き付けることが好ましい。液状熱硬化性樹脂を含浸させながらフィラメント束50を巻き付けるには、例えば、液状熱硬化性樹脂を貯蔵した槽にフィラメント束50を浸漬した後、液状熱硬化性樹脂を付着させたフィラメント束50を筒状芯棒40に巻き付ける方法が簡便で効率的である。
芯材40は、軽量化を図る上でアルミニウム、あるいは表面に酸化被膜(アルマイト)を施したアルミニウムからなる丸棒が最も好適であるが、強度が不足する場合は鉄系材料を用いてもよい。鉄系材料を用いた場合でも、従来よりも細い、あるいは中空のものを使用できる。
次いで、熱硬化性樹脂の硬化温度にて加熱して、熱硬化性樹脂を硬化させる。これにより、フィラメント束(図示せず)同士が熱硬化性樹脂で結着される。図6は、熱硬化して得られる成形体を示す断面図であるが、フィラメント束(図示せず)同士が熱硬化性樹脂で結着された外皮60が、芯金40の外周に接合された柱状体が得られる。
そして、得られた柱状体をねじ軸11または案内レール21の形状に合せて切削加工する。
ボールねじまたはリニアガイドの更なる軽量化を図るために、ボールねじにおいては更にナット14を、リニアガイドにおいては更にスライダ本体25を、次のようにして作製することが好ましい。
先ず、同様にして、図5に示すように芯材40にフィラメント束50を液状熱硬化性樹脂を含浸させながら巻き付け、熱硬化させて図6に示すような柱状体を得る。次いで、芯材40を抜き取り、筒状体を得る。この抜き取りを容易にするために、芯材40に離型フィルムで包囲したり、離型剤を塗工する等の離型処理を施しておくことが好ましい。そして、得られた筒状体をナット14またはスライダ本体25の形状に合せて切削加工する。
有機繊維は、引張強度が2GPa以上で、かつ引張弾性率が50GPa以上であれば制限はないが、パラ系アラミド繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール(PBO)繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、PAN系炭素繊維等を好適に挙げることができる。表1に、これら繊維の引張強度及び引張弾性率を示す。これらは単独で使用してもよいし、複数種を組み合わせて使用してもよい。但し、超高分子量ポリエチレン繊維は、融点が140℃程度であるため高温用途での単独使用には向かない。また、PAN系炭素繊維は引張強度が高く(2.0〜7.1GPa)好ましいが、鉄系材料への傷付性があるため、内層側に使用して剛性を高め、最表層に別の有機繊維からなるフィラメント束を用いることが好ましい。
Figure 2010138928
尚、上記パラ系アラミド繊維は、ポリパラフェニレンテレフタラミドに、ジアミンを共重合させて延伸性等を改善したコポリパラフェニレン−3,4´−オキシジフェニレンテレフタラミドである。また、ポリアリレート繊維は、二価フェノールと芳香族ジカルボン酸との重縮合物である全芳香族ポリエステル繊維である。
有機繊維は、平均直径で6〜21μmであることが好ましく、より好ましくは8〜15μmである。平均直径が6μm未満では細すぎて、一本当りの強度が低いため安定した製造が難しく、大幅なコスト増となるため、実用性が低い。一方、平均直径が21μmを超えると一本当りの強度は増加するものの、フィラメント束を平坦に巻き付けるのが難しくなる。
また、有機繊維は、液状熱硬化性樹脂との接着性を向上させるために、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ビスマレイミド樹脂等から選ばれるサイジング剤で表面をコーティングされていることが好ましい。
更に、上記有機繊維の一部を、強度に劣るものの、鉄への傷付性がなく、耐熱性に優れるメタ系アラミド繊維、ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維、ポリイミド(PI)繊維等で代替してもよい。また、最表層に配置されないのであれば、PAN系炭素繊維を用いることもできる。
一方、熱硬化性樹脂としては、硬化性に優れることから、エポキシ樹脂、ピスマレイミド樹脂、ポリアミノアミド樹脂、フェノール樹脂等が好適であり、それぞれ単独または組み合わせて使用される。中でも、エポキシ樹脂及びビスマレイミド樹脂が好ましく、それぞれ単独で、あるいは混合して使用する。また、ポリアミノアミド樹脂はエポキシ樹脂の硬化剤としても使用可能である。
また、液状熱硬化性樹脂の含有量、即ち液状熱硬化性樹脂を含浸させたフィラメント束を巻き付けた層における液状熱硬化性樹脂の重量は、25〜45質量%が好ましく、より好ましくは30〜40質量%である。熱硬化性樹脂の含有量が25質量%未満では、樹脂分が少なすぎてフィラメント束同士の接着強度が不足し、安定した柱状体または筒状体を製造することが困難になり好ましくない。更には、得られるねじ軸11、案内レール21ナット14、スライダ本体25において有機繊維が露出して折れ易くなり好ましくない。これに対し熱硬化性樹脂の含有量が45質量%を超えると、柔軟性が高まるものの、相対的に有機繊維の含有量が少なくなり強度が低下して好ましくない。
以下に実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれにより何ら制限されるものではない。
(実施例1)
繊維直径7μmのPAN系炭素繊維(サイジング剤処理済み:東邦テナックス製「テナックス・フィラメントHTA−12K」を12000本束ねてなるフィラメント束(引張強度3.92GPa、引張弾性率235GPa、伸度1.7%)を液状のエポキシ樹脂を貯蔵した槽に浸漬した後、直径12mmの鉄製芯材に張力を加えながら巻き付けた。その際、ヘリカル巻き(角度θ=15°)にて厚さ0.5mmで巻き付けた上に、パラレル巻き(角度θ=88°)にて厚さ0.5mmで巻き付けることを1サイクルとし、6サイクル繰り返した。エポキシ樹脂の含有量は30質量%である。
上記炭素繊維を巻き付けた柱状体の周面に、繊維直径12μmのパラ系アラミド繊維(サイジング剤処理済みコポリパラフェニレン−3,4´−オキシジフェニレンテレフタラミド:帝人テクノプロダクツ製「テクノーラ」)からなるフィラメント束(引張強度3.43GPa、引張弾性率72.5GPa、伸度4.6%)を液状のエポキシ樹脂を貯蔵した槽に浸漬した後、張力を加えながら巻き付けた。その際、ヘリカル巻き(角度θ=15°)にて厚さ0.5mmで巻き付けた上に、パラレル巻き(角度θ=88°)にて厚さ0.5mmで巻き付けることを1サイクルとし、2サイクル繰り返した後、ヘリカル巻き(角度θ=15°)にて厚さ1.0mmで巻き付けた。エポキシ樹脂の含有量は30質量%である。
次いで、全体を150℃で2時間加熱してエポキシ樹脂を硬化させ、両端を切断して柱状体(図6参照)とした。そして、柱状体を切削加工して、日本精工(株)製リニアガイド「LH25AN−Z1」」用案内レール(レール幅23mm、レール高さ22mm)相当品を作製した。
(実施例2)
繊維直径10μmのポリアリレート繊維(サイジング剤処理済み:クラレ製「ベクトラン高強力タイプ」)からなるフィラメント束(引張強度3.23GMPa、引張弾性率74.6GPa、伸度3.8%)を用い、実施例1と同様にして柱状体とし、切削加工により案内レール相当品を作製した。エポキシ樹脂の含有量は30質量%である。
(実施例3)
繊維直径12μmのPBO繊維(サイジング剤処理済み:東洋紡製「ザイロンHM高弾性率タイプ」)からなるフィラメント束(引張強度5.80GMPa、引張弾性率270GPa、伸度2.5%)を用い、実施例1と同様にして柱状体とし、切削加工により案内レール相当品を作製した。エポキシ樹脂の含有量は30質量%である。
(比較例1)
現行の鉄系材料からなる日本精工(株)製リニアガイド「LH25AN−Z1」」用案内レールを用意した。
(初期摺動性及び摺動耐久性の評価)
実施例で作製した案内レール相当品及び比較例1の案内レールを用いてニリアガイド「LH25AN−Z1」」を組み立て、完全脱脂した状態で初期の摩擦力を測定した。結果を、比較例1の値を1とする相対値で表2に示す。
また、内部に鉱油系グリースを充填後、下記条件にて耐久試験を実施した。終了後、完全脱脂状態として再び摩擦力を測定した。結果を、比較例1の初期摩擦力を1とする相対値で表2に示す。
・送り速度 :60m/min
・ストローク:1000mm
・荷重 :50N/brg.
・走行距離 :1000km
Figure 2010138928
表2に示すように、本発明に従う実施例の案内レール相当品は、現行の鉄系材料からなる案内レールと同等以上の耐久性を有するとともに、摺動特性にも優れる。従って、これまでと同等以上の耐久性を有し、かつ、摺動特性に優れ、大幅に軽量化されたリニアガイド装置が得られる。
ボールねじの一例を示す断面図である。 図1のII-II断面図である。 リニアガイドの一例を示す斜視図である。 図3に示されるリニアガイドの断面図である。 フィラメント束の巻き付け方法を示す図であり、(A)はヘリカル巻き、(B)はパラレル巻きを示す。 フィラメント束を巻き付けで得られた柱状体を示す断面図である。
符号の説明
10 ボールねじ
11 ねじ軸
12 ねじ溝
13 転動体
14 ナット
17 ボール循環チューブ
19 ラビリンスシール
20 リニアガイド
21 案内レール
23 転動体
24 スライダ
25 スライダ本体
26 エンドキャップ
40 芯材
50 フィラメント束

Claims (4)

  1. 少なくとも外方部材と、該外方部材に隙間を介して対向する内方部材と、前記外方部材と前記内方部材との間に転動自在に配設され、前記内方部材に対して前記外方部材を相対移動させる複数の転動体とを備えた直動装置の製造方法であって、
    前記内方部材を、芯材に、引張強度が2GPa以上で、かつ引張弾性率が50GPa以上の有機繊維からなるフィラメント束を、液状熱硬化性樹脂を含浸させながら所定角度で巻き付け、熱硬化させた後、得られた柱状体を該内方部材の形状に加工することを特徴とする直動装置の製造方法。
  2. 前記外方部材を、芯材に、引張強度が2GPa以上で、かつ引張弾性率が50GPa以上の有機繊維からなるフィラメント束を、液状熱硬化性樹脂を含浸させながら所定角度で巻き付け、熱硬化させた後、芯材を抜き取り、得られた筒状体を該外方部材の形状に加工することを特徴とする請求項1記載の直動装置の製造方法。
  3. 前記有機繊維が、炭素繊維、パラ系アラミド繊維、ポリアリレート繊維及びポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2記載の直動装置の製造方法。
  4. 前記熱硬化性樹脂が、エポキシ樹脂及びビスマレイミド樹脂の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の直動装置の製造方法。
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