JP2010137840A - 乗員保護システムの通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ECUにバス接続される複数のセンサ部にバススイッチを不要として、バススイッチを用いることによるセンサ部ICチップサイズの増大及びコスト高、末端センサ部での電圧降下の増大、バススイッチの電源側とグランド側とのインピーダンスマッチングの崩れによるノイズ発生を防止すること。
【解決手段】ECU18−1と通信するようにバス接続され、車両10の加速度を検出してECU18−1へ送信する複数のセンサ部15a−1〜15d−1に、ECU18−1側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出部26と、この検出電流値が所定値未満の場合に固有アドレスをメモリ部25bに設定し、この設定完了の応答をECU18−1へ送信し、また、その設定後に設定アドレスを保持し、動作モードに必要な電流値未満の電流を消費する特定モードに移行する制御を行う制御部25とを備えて構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両衝突時に乗員を保護するエアバッグ等の乗員保護装置に用いられるECU(電子制御ユニット)と、このECUに接続され、車両の速度等を検出する複数のセンサ部とを有する乗員保護システムの通信装置に関する。
近年、エアバッグやシーベルトプリテンショナ等の乗員保護装置が多くの車両に装着されており、この乗員保護装置を備える乗員保護システムは、図1に示すように、車両10の前方両サイドに搭載されたフロントセンサ部11a,11bと、助手席や後部座席に搭載されたセーフティセンサ部13a,13bと、車両10の両サイドに搭載された複数のセンサ部15a,15b,15c、15d及び16a,16b,16c,16dとを有し、これらセンサ部がエアバッグ用のECU18に接続されて成る通信装置を備えている。この通信装置の各センサ部11a,11b,13a,13b,15a〜15d及び16a〜16dで車速等を検出し、この検出に応じてECU18で図示せぬエアバッグを作動させる。但し、各センサ部11a,11b,13a,13b,15a〜15d及び16a〜16dは、IC(Integrated Circuit)チップで構成されている。
この通信装置において、両サイドのセンサ部15a〜15d及び16a〜16dは、図2に各センサ部15a〜15dを代表して表すように、各々が内部にバススイッチ26a〜26dを有してECU18にバス接続されており、車両10の電源投入時にECU18に近いセンサ部から順にアドレスを設定する初期化を行ってバススイッチ26a〜26dを閉じるようになっている。
つまり、ECU18に最も近い第1のセンサ部15aにアドレス設定したらバススイッチ26aを閉じて第2のセンサ部15bにECU18を接続する。次に、ECU18から第2のセンサ部15bにアドレス設定したらバススイッチ26bを閉じて第3のセンサ部15cにECU18を接続し、次に、第3のセンサ部15cにアドレス設定したらバススイッチ26cを閉じて第4のセンサ部15dにECU18を接続するといった順に初期化が行われる。また、各センサ部15a〜15dは、アドレス設定後にECU18に応答を返すようになっている。
この種の従来技術として特許文献1に記載の通信装置があり、この通信装置においても同様にECUによってセンサ部にアドレス設定が行われて通信が実施される。
特開2007−215102号公報
しかし、上述した特許文献1を含む従来技術においては、ECUに両サイドの各センサ部をバス接続する場合、ICチップにより構成されるセンサ部の内部にバススイッチを搭載する必要があるため、チップサイズが大きくなり、コストも高くなるという問題がある。
また、バススイッチ自体がインピーダンスを持つので、複数個がバス接続されると各センサ部によるインピーダンスの電圧降下で末端センサ部での電圧降下が大きくなるという問題がある。
更に、バススイッチを用いた場合、バススイッチの電源側とグランド側とのインピーダンスマッチングが崩れノイズ源となりノイズが発生するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ECUにバス接続される複数のセンサ部にバススイッチを不要として、バススイッチを用いることによるセンサ部ICチップサイズの増大及びコスト高、末端センサ部での電圧降下の増大、バススイッチの電源側とグランド側とのインピーダンスマッチングの崩れによるノイズ発生を防止することができる乗員保護システムの通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、車両衝突時に乗員を保護する乗員保護装置の制御を行う電子制御ユニットであるECUと、このECUと通信するようにバス接続され、車両の加速度を検出してECUへ送信する複数のセンサ部とを有し、ECUと複数のセンサ部との通信時の初期化を行う際に複数のセンサ部が各々固有のアドレス設定を行いこの設定完了の応答をECUに行う乗員保護システムの通信装置において、前記複数のセンサ部に、前記ECU側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段で検出された電流値が所定値未満の場合に固有アドレスを記憶手段に設定し、この設定完了の応答を前記ECUへ送信すると共に、その設定後に設定アドレスを保持し、所定の電流値未満の電流を消費する特定モードに移行する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、例えば車両電源投入時に、ECUにバス接続された複数のセンサ部の内、最後段のセンサ部の出力側の電流値が所定値未満となるので、最後段のセンサ部の電流検出手段での検出電流値が所定値未満となり、制御手段が固有アドレスを記憶手段に設定する。更に、その設定完了の応答をECUへ送信すると共に当該センサ部を特定モードに移行する。この特定モードによって最後段の前のセンサ部の出力側電流値が所定値未満となるので、当該センサ部の電流検出手段での検出電流値が所定値未満となり、制御手段が固有アドレスを記憶手段に設定し、この応答をECUへ送信すると共に当該センサ部を特定モードに移行する。以降同様な動作がECU側のセンサ部において順次行われ、各々のセンサ部に固有アドレスを設定する初期化が完了する。
請求項2に記載の発明は、車両衝突時に乗員を保護する乗員保護装置の制御を行う電子制御ユニットであるECUと、このECUと通信するようにバス接続され、車両の加速度を検出してECUへ送信する複数のセンサ部とを有し、ECUと複数のセンサ部との通信時の初期化を行う際に複数のセンサ部が各々固有のアドレス設定を行いこの設定完了の応答をECUに行う乗員保護システムの通信装置において、前記複数のセンサ部に、前記ECU側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段で検出された電流値が所定値未満の場合に、他のセンサ部で設定されたアドレス以外の固有アドレスを記憶手段に設定し、この設定されたアドレスを他のセンサ部へ通知すると共に、その設定完了の応答を前記ECUへ送信し、また、その設定後に設定アドレスを保持し、所定の電流値未満の電流を消費する特定モードに移行する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、例えば車両電源投入時に、ECUにバス接続された複数のセンサ部の内、最後段のセンサ部の出力側の電流値が所定値未満となるので、最後段のセンサ部の電流検出手段での検出電流値が所定値未満となり、制御手段が設定アドレス登録部に登録された以外の固有アドレスを記憶手段に設定する。更に、その設定されたアドレスを他のセンサ部へ通知すると共に、その設定完了の応答をECUへ送信し、また、自センサ部を特定モードに移行する。この特定モードによって最後段の前のセンサ部の出力側電流値が所定値未満となるので、当該センサ部においても最後段のセンサ部と同様な動作が行われる。つまり、これと同様な動作がECU側のセンサ部において順次行われ、各々のセンサ部に固有アドレスを設定する初期化が完了する。
請求項3に記載の発明は、車両衝突時に乗員を保護する乗員保護装置の制御を行う電子制御ユニットであるECUと、このECUと通信するようにバス接続され、車両の加速度を検出してECUへ送信する複数のセンサ部とを有し、ECUと複数のセンサ部との通信時の初期化を行う際に複数のセンサ部が各々固有のアドレス設定を行いこの設定完了の応答をECUに行う乗員保護システムの通信装置において、前記ECUに、送受信可能な状態となった前記センサ部に対して固有アドレスを送信する制御を行う通信制御手段を備え、前記複数のセンサ部に、前記ECU側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段で検出された電流値が所定値未満の場合に、受信可能状態の自センサ部を送受信可能な状態としてこの送受信可能状態を前記ECUへ通知し、この通知後、前記ECUから固有アドレスが送信されてきた際に当該固有アドレスを記憶手段に設定し、この設定完了の応答を前記ECUへ送信し、また、その設定後に設定アドレスを保持し、所定の電流値未満の電流を消費する特定モードに移行する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、例えば車両電源投入時に、ECUにバス接続された複数のセンサ部の内、最後段のセンサ部の出力側の電流値が所定値未満となるので、最後段のセンサ部の電流検出手段での検出電流値が所定値未満となり、制御手段が自センサ部を受信可能な状態から送受信可能な状態とし、この状態をECUへ通知する。この通知後、ECUから固有アドレスが送信されてくると、この固有アドレスを記憶手段に設定する。この設定完了の応答をECUへ送信し、また、自センサ部を特定モードに移行する。この特定モードによって最後段の前のセンサ部の出力側電流値が所定値未満となるので、当該センサ部においても最後段のセンサ部と同様な動作が行われる。つまり、これと同様な動作がECU側のセンサ部において順次行われ、各々のセンサ部に固有アドレスを設定する初期化が完了する。
請求項4に記載の発明は、車両衝突時に乗員を保護する乗員保護装置の制御を行う電子制御ユニットであるECUと、このECUと通信するようにバス接続され、車両の加速度を検出してECUへ送信する複数のセンサ部とを有し、ECUと複数のセンサ部との通信時の初期化を行う際に複数のセンサ部が各々固有のアドレス設定を行いこの設定完了の応答をECUに行う乗員保護システムの通信装置において、前記ECUに、前記複数のセンサ部とこれらに設定されたアドレスとを関連付けて保持し、所望のセンサ部から設定対象となるアドレスの許可依頼があった際にその関連付けに応じて依頼アドレスの許可/不許可を返信する制御を行う通信制御手段を備え、前記複数のセンサ部に、前記ECU側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段で検出された電流値が所定値未満の場合に、アドレスの仮設定を行い、この仮設定アドレスの許可依頼を前記ECUへ送信し、この返答が不許可の場合に再度アドレス仮設定及び許可依頼を行い、当該返答が許可の場合に仮設定アドレスを確定して記憶手段に設定し、この設定完了の応答を前記ECUへ送信し、また、その設定後に設定アドレスを保持し、所定の電流値未満の電流を消費する特定モードに移行する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、例えば車両電源投入時に、ECUにバス接続された複数のセンサ部の内、最後段のセンサ部の出力側の電流値が所定値未満となるので、最後段のセンサ部の電流検出手段での検出電流値が所定値未満となり、制御手段がアドレスの仮設定を行い、この仮設定アドレスの許可依頼を前記ECUへ送信する。この返答が不許可の場合に再度アドレス仮設定及び許可依頼を行う。一方、当該返答が許可の場合に仮設定アドレスを確定して記憶手段に設定する。この設定完了の応答をECUへ送信し、また、自センサ部を特定モードに移行する。この特定モードによって最後段の前のセンサ部の出力側電流値が所定値未満となるので、当該センサ部においても最後段のセンサ部と同様な動作が行われる。つまり、これと同様な動作がECU側のセンサ部において順次行われ、各々のセンサ部に固有アドレスを設定する初期化が完了する。
従って、上記の請求項1〜4の乗員保護システムの通信装置のセンサ部には、従来のようなバススイッチが不要となるので、バススイッチを用いることによるセンサ部ICチップサイズの増大及びコスト高、末端センサ部での電圧降下の増大、バススイッチの電源側とグランド側とのインピーダンスマッチングの崩れによるノイズ発生を防止することができる。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段の制御において、前記電流値が所定値未満又は前記所定の電流値未満とは、前記センサ部の通常の通信モードに必要な電流よりも小さい値であることを特徴とする。
この構成によれば、例えば車両電源投入時に、ECUにバス接続された複数のセンサ部の内、最後段のセンサ部の出力側の電流値が所定値未満、即ち通常の通信モードに必要な電流値よりも小さくなるので、最後段のセンサ部の電流検出手段での検出電流値が、その所定値未満となり、制御手段が上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御を行う。
請求項6に記載の発明は、前記ECUに、前記複数のセンサ部の全てからアドレス設定完了の応答が送信されてきた際に、特定モード解除のコマンドを全センサ部へ送信する通信制御手段を備え、前記制御手段は、前記通信制御手段からの特定モード解除のコマンドを受信した際に自センサ部を通常の通信モードに復帰する制御を行うことを特徴とする。
この構成によれば、アドレス設定完了後に各センサ部が特定モード解除のコマンドを受信して通常の通信モードに復帰するので、ECUと通常の通信を行うことができる。
請求項7に記載の発明は、前記電流検出手段は、前記出力側に流れる電流の電流値を検出することに代え、前記ECU側である入力側に流れる電流の電流値を検出するようにし、前記制御手段は、前記電流検出手段で検出された電流値が所定値以上の場合を契機として前記制御を行うことを特徴とする。
この構成においても、ECU側である入力側に流れる電流の電流値を検出するようにし、この電流値が所定値(例えば10mA)以上の場合に制御手段が前述した制御を行うようにしたので、前述したと同様の作用効果を得ることができる。
車両における乗員保護システムの通信装置のECUと各センサ部を示す図である。 従来の乗員保護システムの通信装置におけるECUとこれにバス接続された各センサ部との構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバス接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。 第1の実施形態の乗員保護システムの通信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバス接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。 第2の実施形態の乗員保護システムの通信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバス接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。 第3の実施形態の乗員保護システムの通信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバス接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。 第1の実施形態の乗員保護システムの通信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバス接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略 する。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバス接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。但し、図3(a)に示す通信装置は、図1に示した車両10の乗員保護システムの通信装置の内、エアバッグ用のECU18とこれにバス接続された一方のサイドの各センサ部15a〜15dを抜き出して表し、従来要素と区別するために、ECU18の符号を18−1とし、各センサ部15a〜15dの符号を15a−1〜15d−1としたものである。
つまり、本実施形態の乗員保護システムの通信装置が従来のものと異なる点は、ECU18−1とこれにバス接続された両サイドの各センサ部15a−1〜15d−1及び16a〜16dにある。この特徴は、ECU18−1に、通信制御部(通信制御手段)21を備え、各センサ部15a−1〜15d−1に、図3(b)に示すように、カウンタ25a並びにRAM(Random Access Memory)等のメモリ部(記憶手段)25bを有すると共に、加速度センサ24が接続された制御部(制御手段)25と、電流検出部(電流検出手段)26とを備えて構成したことにある。
電流検出部26は、ECU18−1側である入力側と逆の出力側に流れる電流の値を検出し、この検出された電流値を制御部25へ出力するものである。通常、各センサ部15a−1〜15d−1は、通常の通信モードである動作モードにある場合、各々が10mAの電流を出力側から後段へ流しており、本例の場合、ECU18−1に4つのセンサ部15a−1〜15d−1がバス接続されているので、ECU18−1の出力側には、10mA×4=40mAの電流が流れている。
つまり、全てのセンサ部15a−1〜15d−1が動作モードの場合、図3(a)に時刻t1で示すように、第1のセンサ部15a−1には出力側に3つのセンサ部15b−1〜15d−1が接続されているので、第1のセンサ部15a−1から出力側に流れ出す電流の電流値は30mA、第2のセンサ部15b−1から出力側に流れ出す電流の電流値は20mA、第3のセンサ部15c−1から出力側に流れ出す電流の電流値は10mA、第4のセンサ部15a−1から出力側に流れ出す電流の電流値は0mAとなる。
一方、各センサ部15a−1〜15d−1が、略電流を消費せず電流値が略0mAに近い後述するスリープモードの場合、例えば時刻t2に示すように、第4のセンサ部15d−1がスリープモードの場合、第3のセンサ部15c−1の後段には何も接続されていないのと略同じ状態なので、その出力側の電流値は略0mAとなる。
制御部25は、加速度センサ24で検出された車両10の加速度をECU18−1へ送信するなどECU18−1との通信を制御するものであり、本実施形態の特徴は、電流検出部26で検出された電流値が、動作モードに必要な所定値未満(単に所定値未満と称す)の場合にカウンタ25aを作動させ、この作動後のカウント値に応じた固有アドレスをメモリ部25bに記憶して設定し、この設定完了の応答をECU18−1へ送信する。更に、その設定後に設定アドレスを保持し、動作モードに必要な電流値未満の電流を消費する特定モードに移行する制御を行う。
特定モードには次の第1〜第4のモードがある。第1のモードは、各センサ部15a−1〜15d−1がECU18―1に接続されているか否かを判断するオープンチェックを行うために必要な電流値(数mA)の電流を消費するモードである。なお、オープンチェックは、ECU18−1に各センサ部15a−1〜15d−1が接続されている場合は所定の電流値となっているが、断線などでセンサ部が未接続状態となった場合、所定電流値未満となるのでECU18−1がセンサ部が接続から外れたことを認識できるようにするものである。
第2のモードは、各センサ部15a−1〜15d−1において、制御部25としてのCPUのRAM、ROMのメモリチェック等のセンサ初期チェックを行うために必要な電流値の電流を消費するモードである。第3のモードは、各センサ部15a−1〜15d−1において、アドレス設定されたセンサ部の誤動作防止のために加速度センサ24のみを停止した際の電流値の電流を消費するモードである。第4のモードは、各センサ部15a−1〜15d−1において、メモリ部25bへの固有アドレス設定後に設定アドレスを保持するのみで電流値が略零に近い待機電力を消費するスリープモードに移行するモードである。このスリープモードに移行した場合、制御部25は、ECU18−1からのスリープモード解除のコマンドを受信した際にスリープモードを解除して動作モードに復帰する制御を行う。
通信制御部21は、各センサ部15a−1〜15d−1との通信を制御するものであり、本実施形態での特徴は、全てのセンサ部15a−1〜15d−1からアドレス設定完了の応答が送信されてきた際に、特定モードの内の例えばスリープモード解除のコマンドを各センサ部15a−1〜15d−1へ送信するものである。
次に、このような構成の乗員保護システムの通信装置の動作を、図4のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1に示すように、車両10の電源立ち上げ時において、各センサ部15a−1〜15d−1のカウンタ25aのカウント値は0であるとする。
ステップS2において、各センサ部15a−1〜15d−1の制御部25は電流検出部26での検出電流値が略0mAの所定値未満であるか否かを判定する。ここで、例えば図3(a)の時刻t1に示すように、第1のセンサ部15a−1での電流値が30mA、第2のセンサ部15b−1での電流値が20mA、第3のセンサ部15c−1での電流値が10mA、第4のセンサ部15d−1の電流値が0mAであったとする。
この場合、第1〜第3のセンサ部15a−1〜15c−1ではステップS2の判定結果がNoなので、制御部25は、ステップS3において、カウンタ25aのカウント値に1を加算し、これをカウント値=1とする。
一方、第4のセンサ部15d−1ではステップS2の判定結果がYesなので、制御部25は、ステップS4において、カウント値が0であるか否かを判定する。この結果は0なのでステップS5において、「0001」の固有アドレスをメモリ部25bに設定する。この設定後は、ステップS6において、アドレス設定完了の応答をECU18−1へ送信し、更にステップS7において、第4のセンサ部15d−1を特定モードの内の例えばスリープモードに移行させる。
第4のセンサ部15d−1がスリープモードになると、時刻t2に示すように、第3のセンサ部15c−1から流れ出す電流値が略0mAとなる。また、第2のセンサ部15c−1の電流値は10mA、第1のセンサ部15a−1の電流値は20mAとなる。
この場合、ステップS2において、第1及び第2のセンサ部15a−1,15b−1では所定値未満でないと判定されるので、ステップS3において、各々のカウンタ25aのカウント値=1に1を加算し、これをカウント値=2とする。
一方、第3のセンサ部15c−1の制御部25では、検出電流値が0mAであると判定されるので、その制御部25は、ステップS4において、カウント値が0であるか否かを判定する。第3のセンサ部15c−1のカウント値は上記のように1となっているので、その結果はNoとなる。この場合、ステップS8において、カウント値が1であるか否かを判定し、ここでは1となっているので、ステップS9において、「0010」の固有アドレスをメモリ部25bに設定する。この設定後は、ステップS6において、アドレス設定完了の応答をECU18−1へ送信し、更にステップS7において、第3のセンサ部15c−1をスリープモードに移行させる。
このスリープモードによって、時刻t3に示すように、第2のセンサ部15b−1から流れ出す電流値が略0mAとなる。また、第1のセンサ部15a−1の電流値が10mAとなる。
この場合、ステップS2において、第1のセンサ部15a−1では所定値未満でないと判定されるので、ステップS3において、そのカウンタ25aのカウント値=2に1を加算し、これをカウント値=3とする。
一方、第2のセンサ部15b−1の制御部25では、検出電流値が0mAであると判定されるので、その制御部25は、ステップS4において、カウント値が0であるか否かを判定する。上記のように、第3のセンサ部15c−1のカウント値=2となっているので、次に、ステップS8において、カウント値が1であるか否かを判定する。ここでも判定結果はNoなので、ステップS10において、カウント値が2であるか否かを判定する。ここでは2となっているので、ステップS11において、「0100」の固有アドレスをメモリ部25bに設定する。この設定後は、ステップS6において、アドレス設定完了の応答をECU18−1へ送信し、更にステップS7において、第2のセンサ部15b−1をスリープモードに移行させる。
このスリープモードによって、時刻t4に示すように、第1のセンサ部15a−1から流れ出す電流値が略0mAとなる。
この場合、ステップS2において、第1のセンサ部15a−1の制御部25で、検出電流値が所定値未満であると判定されるので、その制御部25は、ステップS4において、カウント値が0であるか否かを判定する。上記のように、第1のセンサ部15a−1のカウント値=3となっているので、次に、ステップS8でカウント値が1であるか否か、ステップS9でカウント値が2であるか否かを判定する。これらの判定結果はNoなので、ステップS12において、カウント値が3であるか否かを判定する。ここでは3となっているので、ステップS13において、「1000」の固有アドレスをメモリ部25bに設定する。この設定後は、ステップS6において、アドレス設定完了の応答をECU18−1へ送信し、更にステップS7において、第2のセンサ部15b−1をスリープモードに移行させる。
ECU18−1では、全てのセンサ部15a−1〜15d−1の応答が受信されたので、通信制御部21は、各センサ部15a−1〜15d−1へスリープモード解除のコマンドを送信する。このコマンドを受信した各センサ部15a−1〜15d−1は動作モードに復帰する。なお、本例ではスリープモードへの移行を例に取っていたので、ECU18−1はスリープモード解除のコマンドを送信するようになっている。しかし、特定モードの内の他の第1〜第3のモードに移行した場合であれば、ECU18−1は、第1〜第3のモードに該当する解除コマンドを送信する。言い換えれば、各センサ部15a−1〜15d−1が特定モードに移行した場合、ECU18−1は特定モード解除のコマンドを送信する。これによって各センサ部15a−1〜15d−1は動作モードに復帰する。
このように第1の実施形態の乗員保護システムの通信装置によれば、ECU18−1と通信するようにバス接続され、車両10の加速度を検出してECU18−1へ送信する複数のセンサ部15a−1〜15d−1に、ECU18−1側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出部26と、電流検出部26で検出された電流値が所定値未満の場合に固有アドレスをメモリ部25bに設定し、この設定完了の応答をECU18−1へ送信すると共に、その設定後に設定アドレスを保持し、動作モードに必要な電流値未満の電流を消費する特定モードに移行する制御を行う制御部25とを備えて構成した。
この構成によれば、例えば車両電源投入時に、ECU18−1にバス接続された複数のセンサ部15a−1〜15d−1の内、最後段のセンサ部15d−1の出力側の電流値が所定値未満の0mAとなるので、最後段のセンサ部15d−1の電流検出部26での検出電流値が動作モードに必要な電流値未満(所定値未満)となり、制御部25が固有アドレスをメモリ部25bに設定する。更に、その設定完了の応答をECU18−1へ送信すると共に当該センサ部15d−1を特定モードの内の例えばスリープモードに移行する。このスリープモードによって最後段の前のセンサ部15c−1の出力側電流値が所定値未満の略0mAとなるので、当該センサ部15c−1の電流検出部26での検出電流値が所定値未満となり、制御部25が固有アドレスをメモリ部25bに設定し、この応答をECU18−1へ送信すると共に当該センサ部15c−1をスリープモードに移行する。以降同様な動作がECU18−1側のセンサ部15b−1,15a−1において順次行われ、各々のセンサ部15b−1,15a−1に固有アドレスを設定する初期化が完了する。
従って、本実施形態のセンサ部15a−1〜15d−1には、従来のようなバススイッチが不要となるので、バススイッチを用いることによるセンサ部ICチップサイズの増大及びコスト高、末端センサ部での電圧降下の増大、バススイッチの電源側とグランド側とのインピーダンスマッチングの崩れによるノイズ発生を防止することができる。
また、ECU18−1の通信制御部21が、各センサ部15a−1〜15d−1の全てからアドレス設定完了の応答が送信されてきた際に、スリープモード解除のコマンドを全センサ部15a−1〜15d−1へ送信し、各々のセンサ部15が、そのコマンドを受信した際に自センサ部を動作モードに復帰する制御を行うようにした。つまり、通信制御部21が、各センサ部15a−1〜15d−1の全てからアドレス設定完了の応答が送信されてきた際に、特定モード解除のコマンドを送信し、各々のセンサ部15が、そのコマンドを受信した際に自センサ部を動作モードに復帰する制御を行うようにした。
この構成によれば、アドレス設定完了後に、各センサ部15a−1〜15d−1が特定モード解除のコマンドを受信して動作モードに復帰するので、ECU18−1と通常の通信を行うことができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバス接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。
第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、各センサ部15a−2〜15d−2にあり、図5(b)に示すように、メモリ部(記憶手段)25b及び設定アドレス登録部31aを有すると共に、加速度センサ24が接続された制御部(制御手段)31と、電流検出部(電流検出手段)26とを備えて構成したことにある。
制御部31は、加速度センサ24で検出された車両10の加速度をECU18−1へ送信するなどECU18−1との通信を制御するものであり、本実施形態の特徴は、電流検出部26で検出された電流値が所定値未満の場合に、設定アドレス登録部31aに設定されているアドレス以外の固有アドレスをメモリ部25bに記憶して設定し、この設定完了の応答をECU18−1へ送信する。更に、その設定後に設定アドレスを保持し、上述した特定モードに移行する制御を行う。また、ECU18−1からの特定モード解除のコマンドを受信した際に特定モードを解除して動作モードに復帰する制御を行う。
次に、このような構成の乗員保護システムの通信装置の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、車両10の電源が立ち上げられたとする。この際、各センサ部15a−2〜15d−2にはアドレスが設定されていないものとする。
ステップS11において、各センサ部15a−2〜15d−2の制御部31は、電流検出部26での検出電流値が略0mAの所定値未満であるか否かを判定する。ここで、例えば図5(a)の時刻t1に示すように、第1のセンサ部15a−2での電流値が30mA、第2のセンサ部15b−2での電流値が20mA、第3のセンサ部15c−2での電流値が10mA、第4のセンサ部15d−2の電流値が0mAであったとする。
この場合、第4のセンサ部15d−2の電流検出部26で、出力電流値が所定値未満と判断されるので、ステップS12において、制御部31でアドレス「0001」の仮設定が行われ、ステップS13において、その仮設定されたアドレス「0001」が設定アドレス登録部31aに登録されているかを判定することによって、他のセンサ部で設定されたか否かを判定する。この判定結果がNoとなるまで、ステップS12とS13を繰り返す。
ここで、仮設定されたアドレス「0001」が設定アドレス登録部31aに登録されていないと判定されると、ステップS14において、制御部31はメモリ部25bにそのアドレス「0001」を記憶して本登録する。次に、ステップS15において、その登録したアドレス「0001」をECU18−1側である前段側の全てのセンサ部15a−2〜15c−2へ通知する。ここで、その通知されたアドレス「0001」を受信した各センサ部15a−2〜15c−2は、制御部31で設定アドレス登録部31aに受信アドレス「0001」を登録する。
また、第4のセンサ部15d−2の制御部31は先の通知後、ステップS16において、アドレス設定完了の応答をECU18−1へ送信し、更にステップS17において、自センサ部15d−2を特定モードの内の例えばスリープモードに移行させる。
第4のセンサ部15d−2がスリープモードになると、時刻t2に示すように、第3のセンサ部15c−2から流れ出す電流値が略0mAとなる。また、第2のセンサ部15b−2の電流値は10mA、第1のセンサ部15a−2の電流値は20mAとなる。
この場合、ステップS11において、第3のセンサ部15c−2の電流検出部26で、出力電流値が所定値未満と判断されるので、ステップS12において、制御部31でアドレス「0010」の仮設定が行われ、ステップS13において、その仮設定されたアドレス「0010」が設定アドレス登録部31aに登録されているかが判定される。ここで、仮設定されたアドレス「0010」が設定アドレス登録部31aに登録されていないと判定されると、ステップS14において、制御部31はメモリ部25bにそのアドレス「0010」を記憶して本登録する。次に、ステップS15において、その登録したアドレス「0010」をECU18−1側である前段側の全てのセンサ部15a−2,15b−2へ通知する。ここで、その通知されたアドレス「0010」を受信した各センサ部15a−2,15b−2は、制御部31で設定アドレス登録部31aに受信アドレス「0010」を登録する。
また、第4のセンサ部15d−2の制御部31は先の通知後、ステップS16において、アドレス設定完了の応答をECU18−1へ送信し、更にステップS17において、自センサ部15d−2をスリープモードに移行させる。
第4のセンサ部15d−2がスリープモードになると、時刻t3に示すように、第2のセンサ部15b−2から流れ出す電流値が略0mAとなる。また、第1のセンサ部15a−2の電流値は10mAとなる。
以降、上記同様な動作が第2及び第1のセンサ部15b−2,15a−2で行われることによって、第2のセンサ部15b−2にアドレス「0100」が設定され、第1のセンサ部15a−2にアドレス「1000」が設定される。そして、ECU18−1から流れ出す電流値が略0mAとなる。また、ECU18−1では、全てのセンサ部15a−2〜15d−2の応答が受信されたので、通信制御部21は、各センサ部15a−2〜15d−2へスリープモード解除のコマンドを送信する。このコマンドを受信した各センサ部15a−2〜15d−2は動作モードに復帰する。
このように第2の実施形態の乗員保護システムの通信装置によれば、ECU18−1と通信するようにバス接続され、車両10の加速度を検出してECU18−1へ送信する複数のセンサ部15a−2〜15d−2に、ECU18−1側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出部26と、電流検出部26で検出された電流値が所定値未満の場合に、他のセンサ部で設定されたアドレス以外の固有アドレスをメモリ部25bに設定し、この設定されたアドレスを他のセンサ部へ通知すると共に、その設定完了の応答をECU18−1へ送信し、また、その設定後に設定アドレスを保持し、特定モードに移行する制御を行う制御部31とを備えて構成した。
この構成によれば、例えば車両電源投入時に、ECU18−1にバス接続された複数のセンサ部15a−2〜15d−2の内、最後段のセンサ部15d−2の出力側の電流値が所定値未満の0mAとなるので、最後段のセンサ部15d−2の電流検出部26での検出電流値が所定値未満となり、制御部31が設定アドレス登録部31aに登録された以外の固有アドレスをメモリ部25bに設定する。更に、その設定されたアドレスを他のセンサ部15a−2〜15c−2へ通知すると共に、その設定完了の応答をECU18−1へ送信し、また、自センサ部15d−2を特定モードの内の例えばスリープモードに移行する。このスリープモードによって最後段の前のセンサ部15c−2の出力側電流値が所定値未満の略0mAとなるので、当該センサ部15c−2においても最後段のセンサ部15d−2と同様な動作が行われる。つまり、これと同様な動作がECU側のセンサ部15a−2,15b−2において順次行われ、各々のセンサ部15a−2,15b−2に固有アドレスを設定する初期化が完了する。
従って、本実施形態のセンサ部15a−2〜15d−2には、従来のようなバススイッチが不要となるので、バススイッチを用いることによるセンサ部ICチップサイズの増大及びコスト高、末端センサ部での電圧降下の増大、バススイッチの電源側とグランド側とのインピーダンスマッチングの崩れによるノイズ発生を防止することができる。
また、ECU18−1の通信制御部21が、各センサ部15a−2〜15d−2の全てからアドレス設定完了の応答が送信されてきた際に、特定モード(スリープモード解除)のコマンドを全センサ部15a−2〜15d−2へ送信し、各々の制御部31が、そのコマンドを受信した際に自センサ部を動作モードに復帰する制御を行うようにした。
この構成によれば、アドレス設定完了後に、各センサ部15a−2〜15d−2が特定モード解除のコマンドを受信して動作モードに復帰するので、ECU18−1と通常の通信を行うことができる。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバス接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。
第3の実施形態が従来のものと異なる点は、図7(a)に示すように、ECU18−2に通信制御部33を備え、各センサ部15a−3〜15d−3に、図7(b)に示すように、メモリ部(記憶手段)25bを有すると共に、加速度センサ24が接続された制御部(制御手段)34と、電流検出部(電流検出手段)26とを備えて構成したことにある。
通信制御部33は、各センサ部15a−3〜15d−3との通信の制御を行うものであり、本実施形態の特徴は、車両10の電源が立ち上げ後に通信(送受信)可能な状態となったセンサ部に対して固有のアドレスを送信し、また、全てのセンサ部15a−3〜15d−3からアドレス設定完了の応答が送信されてきた際に、特定モード解除のコマンドを各センサ部15a−3〜15d−3へ送信するものである。
制御部34は、加速度センサ24で検出された車両10の加速度をECU18−2へ送信するなどECU18−2との通信を制御するものであり、本実施形態の特徴は、電流検出部26で検出された電流値が所定値未満の場合に、電源立ち上げ時の受信可能状態の自センサ部を通信(送受信)可能な状態としてこの状態をECU18−2へ通知する制御を行い、この際にECU18−2から固有アドレスが送信されてきた際に当該アドレスをメモリ部25bに記憶して設定し、この設定完了の応答をECU18−2へ送信する。更に、その設定後に設定アドレスを保持し、特定モードに移行する制御を行う。また、ECU18−2からの特定モード解除のコマンドを受信した際に特定モードを解除して動作モードに復帰する制御を行う。
次に、このような構成の乗員保護システムの通信装置の動作を、図8のフローチャートを参照して説明する。
まず、車両10の電源が立ち上げられたとする。この際、各センサ部15a−3〜15d−3は受信可能な状態となり、また、アドレスが設定されていないものとする。
ステップS21において、各センサ部15a−3〜15d−3の制御部34は、電流検出部26での検出電流値が略0mAの所定値未満であるか否かを判定する。ここで、例えば図7(a)の時刻t1に示すように、第1のセンサ部15a−3での電流値が30mA、第2のセンサ部15b−3での電流値が20mA、第3のセンサ部15c−3での電流値が10mA、第4のセンサ部15d−3の電流値が0mAであったとする。
この場合、第4のセンサ部15d−3の電流検出部26で、出力電流値が所定値未満と判断されるので、ステップS22において、制御部34で自センサ部15d−3が通信(送受信)可能な状態とされ、この状態がECU18−2へ通知される。
ステップS23において、ECU18−2は、その通信可能状態を受信すると、その状態となった自センサ部15d−3に固有のアドレスを送信する。ステップS24において、第4の自センサ部15d−3の制御部34は、ECU18−2からの固有アドレス「0001」を受信してメモリ部25bに記憶して設定する。この設定後、ステップS25において、アドレス設定完了の応答をECU18−2へ送信し、更にステップS26において、自センサ部15d−3を特定モードの内の例えばスリープモードに移行させる。
第4のセンサ部15d−3がスリープモードになると、時刻t2に示すように、第3のセンサ部15c−3から流れ出す電流値が略0mAとなる。また、第2のセンサ部15b−3の電流値は10mA、第1のセンサ部15a−3の電流値は20mAとなる。
この場合、ステップS21において、第3のセンサ部15c−3の電流検出部26で、出力電流値が所定値未満と判断されるので、ステップS22〜S26において上記と同様の動作が行われ、当該センサ部15c−3は、メモリ部25bに固有アドレス「0010」が登録されると共にスリープモードに移行する。以降、上記同様な動作が第2及び第1のセンサ部15b−3,15a−3で行われることによって、第2のセンサ部15b−3にアドレス「0100」が設定され、第1のセンサ部15a−3にアドレス「1000」が設定されると共にスリープモードに移行する。
また、ECU18−2では、全てのセンサ部15a−3〜15d−3の応答が受信されたので、通信制御部21は、各センサ部15a−3〜15d−3へスリープモード解除のコマンドを送信する。このコマンドを受信した各センサ部15a−3〜15d−3は動作モードに復帰する。
このように第3の実施形態の乗員保護システムの通信装置によれば、ECU18−2に、送受信可能な状態となったセンサ部に対して固有アドレスを送信する通信制御部33を備える。また、ECU18−2と通信するようにバス接続され、車両10の加速度を検出してECU18−2へ送信する複数のセンサ部15a−3〜15d−3に、ECU18−2側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出部26と、電流検出部26で検出された電流値が所定値未満の場合に、受信可能状態の自センサ部を送受信可能な状態としてこの送受信可能状態をECU18−2へ通知し、この通知後、ECU18−2から固有アドレスが送信されてきた際に当該固有アドレスをメモリ部25bに設定し、この設定完了の応答をECU18−2へ送信し、また、その設定後に設定アドレスを保持し、特定モードに移行する制御を行う制御部34とを備えて構成した。
この構成によれば、例えば車両電源投入時に、ECU18−2にバス接続された複数のセンサ部15a−3〜15d−3の内、最後段のセンサ部15d−3の出力側の電流値が所定値未満の0mAとなるので、最後段のセンサ部15d−3の電流検出部26での検出電流値が所定値未満となり、制御部34が受信可能状態の自センサ部15d−3を送受信可能な状態としてこの送受信可能状態をECU18−2へ通知し、この通知後、ECU18−2から固有アドレスが送信されてきた際に当該固有アドレスをメモリ部25bに設定し、この設定完了の応答をECU18−2へ送信し、また、自センサ部15d−3を特定モードの内の例えばスリープモードに移行する。このスリープモードによって最後段の前のセンサ部15c−3の出力側電流値が所定値未満の略0mAとなるので、当該センサ部15c−3においても最後段のセンサ部15d−3と同様な動作が行われる。つまり、これと同様な動作がECU側のセンサ部15b−3,15a−3において順次行われ、各々のセンサ部15b−3,15a−3に固有アドレスを設定する初期化が完了する。
従って、本実施形態のセンサ部15a−3〜15d−3には、従来のようなバススイッチが不要となるので、バススイッチを用いることによるセンサ部ICチップサイズの増大及びコスト高、末端センサ部での電圧降下の増大、バススイッチの電源側とグランド側とのインピーダンスマッチングの崩れによるノイズ発生を防止することができる。
また、ECU18−2の通信制御部21が、各センサ部15a−3〜15d−3の全てからアドレス設定完了の応答が送信されてきた際に、特定モード解除のコマンドを全センサ部15a−3〜15d−3へ送信し、各々の制御部34が、そのコマンドを受信した際に自センサ部を動作モードに復帰する制御を行うようにした。
この構成によれば、アドレス設定完了後に、各センサ部15a−3〜15d−3が特定モード解除のコマンドを受信して動作モードに復帰するので、ECU18−2と通常の通信を行うことができる。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバス接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。
第4の実施形態が従来のものと異なる点は、図9(a)に示すように、ECU18−3に通信制御部36を備え、各センサ部15a−4〜15d−4に、図9(b)に示すように、メモリ部(記憶手段)25b及びアドレス仮設定部37aを有すると共に、加速度センサ24が接続された制御部(制御手段)31と、電流検出部(電流検出手段)26とを備えて構成したことにある。
通信制御部36は、各センサ部15a−4〜15d−4との通信の制御を行うものであり、本実施形態の特徴は、各センサ部15a−4〜15d−4と各々に設定されたアドレスとを関連付けて保持しており、センサ部から設定対象となるアドレスの許可依頼があった際にその関連付けに応じて依頼アドレスの許可/不許可を返信するものである。また、全てのセンサ部15a−4〜15d−4からアドレス設定完了の応答が送信されてきた際に、特定モード解除のコマンドを各センサ部15a−4〜15d−4へ送信するものである。
制御部37は、加速度センサ24で検出された車両10の加速度をECU18−3へ送信するなどECU18−3との通信を制御するものであり、本実施形態の特徴は、電流検出部26で検出された電流値が所定値未満の場合に、アドレス仮設定部37aにアドレスの仮設定を行い、このアドレスの許可依頼をECU18−3へ送信し、この返答が不許可の場合に再度アドレス仮設定及び許可依頼を行い、返答が許可の場合に仮設定アドレスを確定してメモリ部25bに本設定し、この設定完了の応答をECU18−3へ送信する。更に、その設定後に設定アドレスを保持し、特定モードに移行する制御を行う。また、ECU18−3からの特定モード解除のコマンドを受信した際に特定モードを解除して動作モードに復帰する制御を行う。
次に、このような構成の乗員保護システムの通信装置の動作を、図10のフローチャートを参照して説明する。
まず、車両10の電源が立ち上げられたとする。この際、各センサ部15a−4〜15d−4にはアドレスが設定されていないものとする。
ステップS31において、各センサ部15a−4〜15d−4の制御部37は、電流検出部26での検出電流値が略0mAの所定値未満であるか否かを判定する。ここで、例えば図9(a)の時刻t1に示すように、第1のセンサ部15a−4での電流値が30mA、第2のセンサ部15b−4での電流値が20mA、第3のセンサ部15c−4での電流値が10mA、第4のセンサ部15d−4の電流値が0mAであったとする。
この場合、第4のセンサ部15d−4の電流検出部26で、出力電流値が所定値未満と判断されるので、ステップS32において、制御部37でアドレス「0001」の仮設定が行われ、ステップS33において、そのアドレス「0001」の許可依頼がECU18−3へ送信される。
ステップS34において、その仮設定されたアドレス「0001」がまだ他のセンサ部に設定されていなければ、通信制御部36は、依頼したセンサ部15d−4に許可を返信する。この許可の通知を受信したセンサ部15d−4の制御部37は、ステップS36において、仮設定アドレスを確定してメモリ部25bに本設定し、ステップS37において、その設定完了の応答をECU18−3へ送信し、更にステップS38において、自センサ部15d−4を特定モードの内の例えばスリープモードに移行させる。
第4のセンサ部15d−4がスリープモードになると、時刻t2に示すように、第3のセンサ部15c−4から流れ出す電流値が略0mAとなる。また、第2のセンサ部15c−4の電流値は10mA、第1のセンサ部15a−4の電流値は20mAとなる。
この場合、ステップS31において、第3のセンサ部15c−4の電流検出部26で、出力電流値が所定値未満と判断されるので、ステップS32において、制御部37でアドレス仮設定部37aにアドレス「0001」の仮設定が行われ、ステップS33において、そのアドレス「0001」の許可依頼がECU18−3へ送信される。
ステップS34において、ECU18−3の通信制御部36は、その仮設定されたアドレス「0001」が既に設定されていれば、依頼したセンサ部15c−4に不許可を返信する。この不許可の通知を受信したセンサ部15d−4の制御部37は、ステップS35において、アドレスを[0010]に変更し、ステップS32において、アドレス仮設定部37aにアドレス「0010」の仮設定を行い、ステップS33において、そのアドレス「0010」の許可依頼をECU18−3へ送信する。
ステップS34において、ECU18−3の通信制御部36で、その仮設定されたアドレス「0010」がまだ他のセンサ部に設定されていなければ、依頼したセンサ部15d−4に許可を返信する。この許可の通知を受信したセンサ部15c−4の制御部37は、ステップS36において、仮設定アドレスを確定してメモリ部25bに本設定し、ステップS37において、その設定完了の応答をECU18−3へ送信し、更にステップS38において、自センサ部15d−4をスリープモードに移行させる。
以降、上記同様な動作が第2及び第1のセンサ部15b−4,15a−4で行われることによって、第2のセンサ部15b−4にアドレス「0100」が設定され、第1のセンサ部15a−4にアドレス「1000」が設定される。そして、ECU18−3から流れ出す電流値が略0mAとなる。また、ECU18−3では、全てのセンサ部15a−4〜15d−4の応答が受信されたので、通信制御部36は、各センサ部15a−4〜15d−4へスリープモード解除のコマンドを送信する。このコマンドを受信した各センサ部15a−4〜15d−4は動作モードに復帰する。
このように第4の実施形態の乗員保護システムの通信装置によれば、ECU18−3に、複数のセンサ部15a−4〜15d−4とこれらに設定されたアドレスとを関連付けて保持し、所望のセンサ部から設定対象となるアドレスの許可依頼があった際にその関連付けに応じて依頼アドレスの許可/不許可を返信する制御を行う通信制御部36を備えた。
また、ECU18−3と通信するようにバス接続され、車両10の加速度を検出してECU18−3へ送信する複数のセンサ部15a−4〜15d−4に、ECU18−3側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出部26と、電流検出部26で検出された電流値が所定値未満の場合に、アドレスの仮設定を行い、この仮設定アドレスの許可依頼をECU18−3へ送信し、この返答が不許可の場合に再度アドレス仮設定及び許可依頼を行い、当該返答が許可の場合に仮設定アドレスを確定してメモリ部25bに設定し、この設定完了の応答をECU18−3へ送信し、また、その設定後に設定アドレスを保持し、特定モードに移行する制御を行う制御部37を備えて構成した。
この構成によれば、例えば車両電源投入時に、ECU18−3にバス接続された複数のセンサ部15a−4〜15d−4の内、最後段のセンサ部15d−4の出力側の電流値が所定値未満の0mAとなるので、最後段のセンサ部15d−4の電流検出部26での検出電流値が所定値未満となり、制御部37がアドレスの仮設定を行い、この仮設定アドレスの許可依頼をECU18−3へ送信する。この返答が不許可の場合に再度アドレス仮設定及び許可依頼を行う。一方、当該返答が許可の場合に仮設定アドレスを確定してメモリ部25bに設定する。この設定完了の応答をECU18−3へ送信し、また、自センサ部15d−4を特定モードの内の例えばスリープモードに移行する。このスリープモードによって最後段の前のセンサ部15c−4の出力側電流値が所定値未満の略0mAとなるので、当該センサ部15c−4においても最後段のセンサ部15d−4と同様な動作が行われる。つまり、これと同様な動作がECU側のセンサ部15a−4−35b−4において順次行われ、各々のセンサ部15a−4−35b−4に固有アドレスを設定する初期化が完了する。
従って、本実施形態のセンサ部15a−4〜15d−4には、従来のようなバススイッチが不要となるので、バススイッチを用いることによるセンサ部ICチップサイズの増大及びコスト高、末端センサ部での電圧降下の増大、バススイッチの電源側とグランド側とのインピーダンスマッチングの崩れによるノイズ発生を防止することができる。
また、ECU18−3の通信制御部36が、各センサ部15a−4〜15d−4の全てからアドレス設定完了の応答が送信されてきた際に、特定モード解除のコマンドを全センサ部15a−4〜15d−4へ送信し、各々の制御部37が、そのコマンドを受信した際に自センサ部を動作モードに復帰する制御を行うようにした。
この構成によれば、アドレス設定完了後に、各センサ部15a−4〜15d−4が特定モード解除のコマンドを受信して動作モードに復帰するので、ECU18−3と通常の通信を行うことができる。
(第1〜第4の実施形態の変形例)
次に、本発明の第1〜第4の実施形態の変形例を説明するが、本変形例は、第1〜第4の実施形態の構成に対しても同様なので、第1の実施形態を例にとって説明する。
図11は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバス接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。
図11に示す変形例の構成が第1の実施形態と異なる点は、電流検出部26が、ECU18−1側である入力側に流れる電流の値を検出し、この検出された電流値をもとに制御部25が第1の実施形態と同様な制御を行うようにしたことにある。
つまり、全てのセンサ部15a−5〜15d−5が動作モードの場合、図11(a)に時刻t1で示すように、ECU18−1には出力側に4つのセンサ部15a−5〜15d−5が接続されているので、第1のセンサ部15a−5の入力側に流れる電流の電流値は40mA、第2のセンサ部15b−5の入力側に流れる電流の電流値は30mA、第3のセンサ部15c−5の入力側に流れる電流の電流値は20mA、第4のセンサ部15a−5の入力側に流れる電流の電流値は10mAとなる。この10mAを所定値とする。
従って、制御部25は、電流検出部26で検出された電流値が所定値以上の場合に、第1の実施形態と同様に、カウンタ25aを作動させ、この作動後のカウント値に応じた固有アドレスをメモリ部25bに記憶して設定し、この設定完了の応答をECU18−1へ送信する。更に、その設定後に設定アドレスを保持し、特定モードに移行する制御を行う。また、ECU18−1からの特定モード解除のコマンドを受信した際に特定モードを解除して動作モードに復帰する制御を行う。
つまり、このような変形例の乗員保護システムの通信装置においても、第1〜第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
10 車両
11a,11b フロントセンサ部
13a,13b セーフティセンサ部
15a,15b,15c,15d,16a,16b,16c,16d,15a−1〜15c−1,15a−2〜15c−2,15a−3〜15c−3,15a−4〜15c−4,15a−5〜15c−5 両サイドのセンサ部
18,18−1,18−2,18−3 ECU
26a,26b,26c,26d バススイッチ
21,33,36 通信制御部
24 加速度センサ
25,31,34,37 制御部
25a カウンタ
25b メモリ部
26 電流検出部
31a 設定アドレス登録部
37a アドレス仮設定部

Claims (7)

  1. 車両衝突時に乗員を保護する乗員保護装置の制御を行う電子制御ユニットであるECUと、このECUと通信するようにバス接続され、車両の加速度を検出してECUへ送信する複数のセンサ部とを有し、ECUと複数のセンサ部との通信時の初期化を行う際に複数のセンサ部が各々固有のアドレス設定を行いこの設定完了の応答をECUに行う乗員保護システムの通信装置において、
    前記複数のセンサ部に、
    前記ECU側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段で検出された電流値が所定値未満の場合に固有アドレスを記憶手段に設定し、この設定完了の応答を前記ECUへ送信すると共に、その設定後に設定アドレスを保持し、所定の電流値未満の電流を消費する特定モードに移行する制御を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする乗員保護システムの通信装置。
  2. 車両衝突時に乗員を保護する乗員保護装置の制御を行う電子制御ユニットであるECUと、このECUと通信するようにバス接続され、車両の加速度を検出してECUへ送信する複数のセンサ部とを有し、ECUと複数のセンサ部との通信時の初期化を行う際に複数のセンサ部が各々固有のアドレス設定を行いこの設定完了の応答をECUに行う乗員保護システムの通信装置において、
    前記複数のセンサ部に、
    前記ECU側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段で検出された電流値が所定値未満の場合に、他のセンサ部で設定されたアドレス以外の固有アドレスを記憶手段に設定し、この設定されたアドレスを他のセンサ部へ通知すると共に、その設定完了の応答を前記ECUへ送信し、また、その設定後に設定アドレスを保持し、所定の電流値未満の電流を消費する特定モードに移行する制御を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする乗員保護システムの通信装置。
  3. 車両衝突時に乗員を保護する乗員保護装置の制御を行う電子制御ユニットであるECUと、このECUと通信するようにバス接続され、車両の加速度を検出してECUへ送信する複数のセンサ部とを有し、ECUと複数のセンサ部との通信時の初期化を行う際に複数のセンサ部が各々固有のアドレス設定を行いこの設定完了の応答をECUに行う乗員保護システムの通信装置において、
    前記ECUに、
    送受信可能な状態となった前記センサ部に対して固有アドレスを送信する制御を行う通信制御手段を備え、
    前記複数のセンサ部に、
    前記ECU側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段で検出された電流値が所定値未満の場合に、受信可能状態の自センサ部を送受信可能な状態としてこの送受信可能状態を前記ECUへ通知し、この通知後、前記ECUから固有アドレスが送信されてきた際に当該固有アドレスを記憶手段に設定し、この設定完了の応答を前記ECUへ送信し、また、その設定後に設定アドレスを保持し、所定の電流値未満の電流を消費する特定モードに移行する制御を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする乗員保護システムの通信装置。
  4. 車両衝突時に乗員を保護する乗員保護装置の制御を行う電子制御ユニットであるECUと、このECUと通信するようにバス接続され、車両の加速度を検出してECUへ送信する複数のセンサ部とを有し、ECUと複数のセンサ部との通信時の初期化を行う際に複数のセンサ部が各々固有のアドレス設定を行いこの設定完了の応答をECUに行う乗員保護システムの通信装置において、
    前記ECUに、
    前記複数のセンサ部とこれらに設定されたアドレスとを関連付けて保持し、所望のセンサ部から設定対象となるアドレスの許可依頼があった際にその関連付けに応じて依頼アドレスの許可/不許可を返信する制御を行う通信制御手段を備え、
    前記複数のセンサ部に、
    前記ECU側である入力側と逆の出力側に流れる電流の電流値を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段で検出された電流値が所定値未満の場合に、アドレスの仮設定を行い、この仮設定アドレスの許可依頼を前記ECUへ送信し、この返答が不許可の場合に再度アドレス仮設定及び許可依頼を行い、当該返答が許可の場合に仮設定アドレスを確定して記憶手段に設定し、この設定完了の応答を前記ECUへ送信し、また、その設定後に設定アドレスを保持し、所定の電流値未満の電流を消費する特定モードに移行する制御を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする乗員保護システムの通信装置。
  5. 前記制御手段の制御において、前記電流値が所定値未満又は前記所定の電流値未満とは、前記センサ部の通常の通信モードに必要な電流よりも小さい値であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗員保護システムの通信装置。
  6. 前記ECUに、前記複数のセンサ部の全てからアドレス設定完了の応答が送信されてきた際に、特定モード解除のコマンドを全センサ部へ送信する通信制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記通信制御手段からの特定モード解除のコマンドを受信した際に自センサ部を通常の通信モードに復帰する制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の乗員保護システムの通信装置。
  7. 前記電流検出手段は、前記出力側に流れる電流の電流値を検出することに代え、前記ECU側である入力側に流れる電流の電流値を検出するようにし、
    前記制御手段は、前記電流検出手段で検出された電流値が所定値以上の場合を契機として前記制御を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の乗員保護システムの通信装置。
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