JP4650690B2 - バス通信システム - Google Patents

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本発明は、マスタ装置と複数のスレーブ装置とがデイジーチェーン接続されたバス通信システムに関するものである。
車両衝突時に乗員を保護する車両用乗員保護装置として、例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に開示されている車両用乗員保護装置は、制御装置と、通信バスを介して制御装置にデイジーチェーン接続された複数の衝突検知用センサとを備えている。そして、制御装置は、通信線の電圧がGNDに落ちたままであることを検出することで、通信バスの接地ショート故障を判断していた。
特開2004−284382号公報
しかし、通信バスのどこの位置が接地ショート故障したかを特定することはできない。そのため、接地ショート故障と判断した場合には、車両用乗員保護装置の誤動作を防止するため、全ての車両用乗員保護装置が作動しないようにしていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、接地ショート故障位置を特定することができるバス通信システムを提供することを目的とする。
本発明のバス通信システムは、マスタ装置と、通信バスを介してマスタ装置にデイジーチェーン接続される複数のスレーブ装置とを備える。そして、通信バスは、マスタ装置から複数のスレーブ装置へ指令信号を伝送する第1通信バスと、それぞれのスレーブ装置からマスタ装置へ指令信号に対する応答信号を伝送する第2通信バスとを備える。また、それぞれのスレーブ装置は、第1切替手段と、第2切替手段とを備える。第1切替手段は、マスタ装置から出力される第1切替信号を入力した場合に、マスタ装置又は前段のスレーブ装置と後段のスレーブ装置との間における第1通信バスを介する通信の接続遮断の切り替えを行う。第2切替手段は、マスタ装置から出力される第2切替信号を入力した場合に、マスタ装置又は前段のスレーブ装置と後段のスレーブ装置との間における第2通信バスを介する通信の接続遮断の切り替えを行う。そして、マスタ装置は、前記第1通信バス及び前記第2通信バスのうち少なくとも何れか一方における電圧がGNDに落ちたままである場合があると、前記第1通信バス及び前記第2通信バスのうち少なくとも何れか一方が接地ショート故障であると判定する故障検出部と、前記故障検出部により接地ショート故障であると判定された場合に、第1切替手段及び第2切替手段の所定動作により、第1通信バス及び第2通信バスのうち少なくとも何れか一方における接地ショート故障位置を特定する故障位置特定手段を備える。
例えば、故障位置特定手段が、第1通信バスにおける接地ショート故障位置を特定する場合は、次のようにするとよい。故障位置特定手段は、第1通信バスにおける接地ショート故障位置を特定する手段であって、全ての第2切替手段を接続させた後に、前段側から後段側のスレーブ装置に対して順次に指令信号を出力することと前段側から後段側のスレーブ装置のそれぞれの第1切替手段を順次に接続させることとを繰り返し、指令信号に対する正常な応答信号をスレーブ装置から入力しなくなったときに接続させた第1切替手段に直接接続されている第1通信バスが接地ショート故障位置とする。
これにより、確実に、第1通信バスの何れの位置が接地ショート故障したかを判断することができる。このように、第1通信バスにおける接地ショート故障位置を特定できた場合には、第1通信バスのうちの接地ショート故障位置よりも前段側のスレーブ装置のみを使用し続けることができる。具体的には、第1通信バスのうちの接地ショート故障位置とその前段のスレーブ装置との通信が遮断されるように、当該前段のスレーブ装置の第1切替手段を遮断動作させる。その結果、接地ショート故障により影響を受けないスレーブ装置を使用し続けることができる。
また、例えば、故障位置特定手段が、第2通信バスにおける接地ショート故障位置を特定する場合は、次のようにするとよい。故障位置特定手段は、第2通信バスにおける接地ショート故障位置を特定する手段であって、全ての第1切替手段を接続させた後に、前段側から後段側のスレーブ装置に対して順次に指令信号を出力することと前段側から後段側のスレーブ装置のそれぞれの第2切替手段を順次に接続させることとを繰り返し、指令信号に対する正常な応答信号をスレーブ装置から入力しなくなったときに接続させた第2切替手段に直接接続されている第2通信バスが接地ショート故障位置とする。
これにより、確実に、第2通信バスの何れの位置が接地ショート故障したかを判断することができる。このように、第2通信バスにおける接地ショート故障位置を特定できた場合には、第2通信バスのうちの接地ショート故障位置よりも前段側のスレーブ装置のみを使用し続けることができる。具体的には、第2通信バスのうちの接地ショート故障位置とその前段のスレーブ装置との通信が遮断されるように、当該前段のスレーブ装置の第2切替手段を遮断動作させる。その結果、接地ショート故障により影響を受けないスレーブ装置を使用し続けることができる。
また、例えば、故障位置特定手段が、どのスレーブ装置の間における第1通信バス又は第2通信バスの接地ショート故障位置を特定する場合は、次のようにするとよい。故障位置特定手段は、前段側から後段側のスレーブ装置に対して順次に指令信号を出力することと、前段側から後段側のスレーブ装置のそれぞれの第1切替手段及び第2切替手段を順次に接続させることとを繰り返し、指令信号に対する正常な応答信号をスレーブ装置から入力しなくなったときに接続させた第1切替手段又は第2切替手段に直接接続されている第1通信バス又は第2通信バスが接地ショート故障位置とする。
これにより、確実に、どのスレーブ装置の間における第1通信バス又は第2通信バスが接地ショート故障したかを判断することができる。このように、どのスレーブ装置の間の通信バスが接地ショート故障したかを特定できる場合には、当該接地ショート故障位置よりも前段側のスレーブ装置のみを使用し続けることができる。具体的には、接地ショート故障位置とその前段のスレーブ装置との通信が遮断されるように、当該前段のスレーブ装置の第1切替手段及び第2切替手段を遮断動作させる。その結果、接地ショート故障により影響を受けないスレーブ装置を使用し続けることができる。
以上のように、本発明のバス通信システムによれば、従来のように全てのスレーブ装置の作動を停止するのではなく、一部のスレーブ装置のみの作動を停止することで足りる。このように、他のスレーブ装置は作動し続けることができるので、従来に比べて、バス通信システムの機能をより効果的に発揮させることができる。さらに、接地ショート故障位置を特定できると、修理を行う際に、非常に容易となる。
そして、上述したバス通信システムは、車両用乗員保護装置としてもよい。この場合、スレーブ装置は、車両用乗員保護装置の衝突検知用センサとなる。特に、複数のエアバッグなどの車両用乗員保護デバイスを有する車両用乗員保護装置の場合には、一部の衝突検知用センサが故障したときには、使用できる車両用乗員保護デバイスは使用し続けたいという要請がある。そこで、本発明のバス通信システムを車両用乗員保護装置とすることで、故障に影響を受けない車両用乗員保護デバイスの使用を継続することができる。
この場合、マスタ装置は、接地ショート故障位置よりも後段側に位置するスレーブ装置を使用禁止とする故障禁止処理を行うようにしてもよい。故障禁止処理は、イグニッションスイッチがオンされた直後に行うようにしてもよい。
本発明のバス通信システムによれば、接地ショート故障位置を特定することができるので、一部のスレーブ装置を作動し続けることが可能となる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態は、本発明のバス通信システムを車両の乗員を保護するエアバッグ装置に適用した場合を例に挙げて説明する。まず、本実施形態のエアバッグ装置1の全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態のエアバッグ装置1の全体構成の模式図を示す。
図1に示すように、エアバッグ装置1(本発明におけるバス通信システム)は、エアバッグECU2(本発明におけるマスタ装置)と、通信バス3、4と、スレーブセンサ5〜12(本発明におけるスレーブ装置)と、運転席用フロントエアバッグ13aと、助手席用フロントエアバッグ13bと、サイドエアバッグ13c、13d、カーテンエアバッグ13e、13fとから構成されている。
エアバッグECU2は、後述する内部に設置されたセンサ23と、スレーブセンサ5〜12の検出した加速度に基づいて、エアバッグ13a〜13fを展開させる装置である。このエアバッグECU2は、車両のほぼ中央部に配置されている。
通信バス3は、エアバッグECU2からスレーブセンサ5〜8に、電圧を供給すると共に、エアバッグECU2とスレーブセンサ5〜8の間で、識別子信号、指令信号、及び、データなどの送受信をするための信号線である。通信バス4は、エアバッグECU2からスレーブセンサ9〜12に、電圧を供給すると共に、エアバッグECU2とスレーブセンサ9〜12の間で、識別子信号、指令信号、及び、データなどの送受信をするための信号線である。
スレーブセンサ5〜12は、車両各部の加速度を検出し、エアバッグECU2からのデータ送信要求指令信号に応じて、通信バス3、4を介して検出結果を送信するセンサである。
スレーブセンサ5は、車両の右側後方に配置され、車両の前後方向の加速度を検出する。このスレーブセンサ5は、エアバッグECU2に直接的に接続されている。スレーブセンサ6は、車両の右側Cピラー近傍に配置され、車両の左右方向の加速度を検出する。このスレーブセンサ6は、スレーブセンサ5を介してエアバッグECU2に接続されている。スレーブセンサ7は、車両の右側Bピラー近傍に配置され、車両の左右方向の加速度を検出する。このスレーブセンサ7は、スレーブセンサ5、6を介してエアバッグECU2に接続されている。スレーブセンサ8は、車両の右側前方に配置され、車両の前後方向の加速度を検出する。このスレーブセンサ8は、スレーブセンサ5〜7を介してエアバッグECU2に接続されている。つまり、スレーブセンサ5〜8は、エアバッグECU2にデイジーチェーン接続されている。
スレーブセンサ9は、車両の左側後方に配置され、車両の前後方向の加速度を検出する。このスレーブセンサ9は、エアバッグECU2に直接的に接続されている。スレーブセンサ10は、車両の左側Cピラー近傍に配置され、車両の左右方向の加速度を検出する。このスレーブセンサ10は、スレーブセンサ9を介してエアバッグECU2に接続されている。スレーブセンサ11は、車両の左側Bピラー近傍に配置され、車両の左右方向の加速度を検出する。このスレーブセンサ11は、スレーブセンサ9、10を介してエアバッグECU2に接続されている。スレーブセンサ12は、車両の左側前方に配置され、車両の前後方向の加速度を検出する。このスレーブセンサ12は、スレーブセンサ9〜11を介してエアバッグECU2に接続されている。つまり、スレーブセンサ9〜11は、エアバッグECU2にデイジーチェーン接続されている。
次に、エアバッグ装置1の詳細なブロック構成について図2を参照して説明する。図2は、エアバッグ装置1のブロック図を示す。図2に示すように、エアバッグECU2は、電源回路20と、センター制御回路21と、ECU通信回路22と、センサ23と、点火回路24とから構成されている。
電源回路20は、イグニッションスイッチ14を介して供給されるバッテリ15の出力電圧を、センター制御回路21、ECU通信回路22、及びセンサ23の作動に適した電源電圧に変換して供給する回路である。電源回路20の入力端子は、イグニッションスイッチ14を介してバッテリ15の正極端子に接続されている。また、電源回路20の出力端子は、センター制御回路21、ECU通信回路22、及びセンサ23の電源端子にそれぞれ接続されている。なお、バッテリ15の負極端子は車体に接地されている。
センター制御回路21は、識別子付与部211と、衝突処理部212と、故障検出部213と、故障位置特定部214(本発明における故障位置特定手段)とから構成される。
識別子付与部211は、作動開始直後の初期設定時、すなわち、イグニッションスイッチ14のオン直後に、スレーブセンサ5〜12のそれぞれに対して固有の識別子を付与する。この識別子付与部211の詳細な処理については、後述する。
衝突処理部212は、ECU通信回路22及び通信バス3、4を介してスレーブセンサ5〜12の加速度データ、及び、センサ23の加速度データを収集する。そして、衝突処理部212は、これらの加速度データに基づいて、各エアバッグ13a〜13fを展開するか否かを判定する。以下、この判定を衝突判定という。そして、この衝突判定の結果に基づいて、点火回路24を制御する。この衝突処理部212は、故障検出部213による故障禁止処理により、スレーブセンサ5〜12のうち何れの加速度データを用いて衝突判定を行うようにしている。この衝突処理部212の詳細な処理については、後述する。
故障検出部213は、識別子付与処理において、通信バス3、4の何れかにて接地ショート故障が生じていることを検出する。例えば、識別子付与処理に際して、故障検出部213は、通信バス3、4の電圧がGNDに落ちたままである場合があると、接地ショート故障したと判定する。
故障位置特定部214は、故障検出部213が通信バス3、4にて接地ショート故障が生じたと判定した場合に、接地ショート故障位置を特定する。この故障位置特定部214は、検査信号をスレーブセンサ5〜12へ出力し、その検査信号に対する正常な応答信号を入力するか否かにより、接地ショート故障位置を特定する。この故障位置特定部214の詳細な処理については、後述する。
ECU通信回路22は、通信バス3、4を介してスレーブセンサ5〜12に電源電圧を供給する。さらに、ECU通信回路22は、スレーブセンサ5〜12との間で、識別子付与信号、識別子取得信号、データ送信要求指令信号、加速度データ信号及び検出信号などの各種信号を送受信する回路である。ここで、ECU通信回路22がスレーブセンサ5〜12へ送信する各種信号は、電圧デジタル信号からなる。一方、ECU通信回路22がスレーブセンサ5〜12から受信する各種信号は、電流デジタル信号からなる。このように、電圧デジタル信号を送信側に用いて、電流デジタル信号を受信側に用いることで、信号の送受信を並行して行うことができる。
センサ23は、エアバッグECU2内に設置され、車両の前後方向の加速度を検出し、この加速度データをセンター制御回路21の衝突処理部212に出力する。点火回路24は、センター制御回路21の衝突処理部212から出力される点火信号に基づいて、各エアバッグ13a〜13fから選択されたものを展開させる回路である。通信バス3、4は、ECU通信回路22から電圧デジタル信号が送信されるハイサイド通信バス3a、4a(本発明における第1通信バス)と、各スレーブセンサ5〜12からECU通信回路22へ電流デジタル信号が送信されるローサイド通信バス3b、4b(本発明における第2通信バス)とから構成されている。
次に、スレーブセンサ5〜12の詳細な構成について、図3を参照して説明する。図3は、特にスレーブセンサ5〜7のブロック図を示す。ここで、スレーブセンサ5〜12は、何れも同じ構成であるため、ここでは、スレーブセンサ5のみについて説明する。
図3に示すように、スレーブセンサ5は、センサ通信回路5aと、ハイサイドバススイッチ5b(本発明における第1切替手段)と、センサ5cと、RAM5dと、ローサイドバススイッチ5e(本発明における第1切替手段)とから構成される。
センサ通信回路5aの上端側が、ハイサイド通信バス3aに接続されている。一方、センサ通信回路5aの下端側が、ローサイド通信バス3bに接続されている。そして、このセンサ通信回路5aは、ハイサイド通信バス3aを介して、ECU通信回路22から供給される電源電圧をセンサ5cなどに供給する。さらに、センサ通信回路5aは、ECU通信回路22からハイサイド通信バス3aを介して、識別子付与信号を入力した場合には、当該識別子を後述するRAM5dに記憶させると共に、識別子取得信号をECU通信回路22へ送信する。また、センサ通信回路22は、ECU通信回路22からデータ送信要求指令信号を入力した場合には、センサ5cから加速度データを入力し、ローサイド通信バス3bを介して当該加速度データをECU通信回路22へ送信する。さらに、センサ通信回路5aは、ECU通信回路22から入力される信号に基づいて、ハイサイドバススイッチ5b及びローサイドバススイッチ5eのオン/オフの切り替えを行う。
ハイサイドバススイッチ5bの一端側(図3の左側)は、ECU通信回路22に直接接続されているハイサイド通信バス3aに接続されている。一方、ハイサイドバススイッチ5bの他端側(図3の右側)は、当該スレーブセンサ5とその後段側に位置するスレーブセンサ6との間を接続するハイサイド通信バス3aに接続されている。つまり、ハイサイドバススイッチ5bは、ハイサイド通信バス3aにおいて、前段側に位置するECU通信回路22と後段側に位置するスレーブセンサ6とを接続するスイッチである。また、ハイサイドバススイッチ5bの一端側には、上述したセンサ通信回路5aの上端側が接続されている。従って、スレーブセンサ5のハイサイドバススイッチ5bは、ECU通信回路22と後段のスレーブセンサ6のセンサ通信回路6aとの通信を可能とするスイッチでもある。このハイサイドバススイッチ5bは、センサ通信回路5aの指示に従って、オン/オフの切り替えを行う。
ローサイドバススイッチ5eの一端側(図3の左側)は、ECU通信回路22に直接接続されているローサイド通信バス3bに接続されている。一方、ローサイドバススイッチ5eの他端側(図3の右側)は、当該スレーブセンサ5とその後段側に位置するスレーブセンサ6との間を接続するローサイド通信バス3bに接続されている。つまり、ローサイドバススイッチ5eは、ローサイド通信バス3bにおいて、前段側に位置するECU通信回路22と後段側に位置するスレーブセンサ6とを接続するスイッチである。また、ローサイドバススイッチ5eの一端側には、上述したセンサ通信回路5aの下端側が接続されている。従って、スレーブセンサ5のローサイドバススイッチ5eは、ECU通信回路22と後段のスレーブセンサ6のセンサ通信回路6aとの通信を可能とするスイッチでもある。このローサイドバススイッチ5eは、センサ通信回路5aの指示に従って、オン/オフの切り替えを行う。
センサ5cは、加速度を検出し、検出した加速度データをセンサ通信回路5aに出力する。RAM5dは、センサ通信回路5aが識別子付与信号を入力した場合に、センサ通信回路5aにより付与された識別子を記憶する。
なお、スレーブセンサ5の後段には、同様の構成であるスレーブセンサ6がハイサイド通信バス3a及びローサイド通信バス3bを介して接続されている。このスレーブセンサ6の後段には、同様の構成であるスレーブセンサ7がハイサイド通信バス3a及びローサイド通信バス3bを介して接続されている。このスレーブセンサ7の後段には、同様の構成であるスレーブセンサ8がハイサイド通信バス3a及びローサイド通信バス3bを介して接続されている。また、スレーブセンサ9〜12についても、スレーブセンサ5〜8と同様であるので、説明を省略する。
次に、図2〜図8を参照して、エアバッグ装置1の動作について説明する。ここで、図4は、識別子付与部211による識別子付与処理を示すフローチャートである。図5及び図6は、故障位置特定部214による第1の故障検出処理を示すフローチャートである。図7は、故障位置特定部214による第2の故障検出処理を示すフローチャートである。図8は、衝突処理部212による衝突処理を示すフローチャートである。
まず、図2において、イグニッションスイッチ14がオンすると、電源回路20は、バッテリ15の出力電圧を、センター制御回路21、ECU通信回路22、及びセンサ23の作動に適した電源電圧に変換して供給する。このとき、スレーブセンサ5〜12のバススイッチ5b、・・・は全てオフしている。
続いて、センター制御回路21の識別子付与部211が、スレーブセンサ5〜12に対して識別子付与処理を行う。この識別子付与処理について、図4を参照して説明する。
図4に示すように、まず、カウンタnを1に初期化する(ステップS1)。続いて、識別子付与部211は、n番の識別子の付与信号をECU通信回路22のCH1及びハイサイド通信バス3aを介して、スレーブセンサ5〜8側へ出力する(ステップS2)。このとき、スレーブセンサ5〜12のハイサイドバススイッチ5b、・・・及びローサイドバススイッチ5e、・・・は全てオフしているので、識別子付与部211から出力される1番の識別子付与信号は、スレーブセンサ5のみに伝送される。そうすると、スレーブセンサ5のセンサ通信回路5aは、1番の識別子を取得するので、RAM5dに1番の識別子を記憶させる。さらに、センサ通信回路5aは、1番の識別子を取得した識別子取得信号をローサイド通信バス3bを介してECU通信回路22へ出力する。
続いて、識別子付与部211は、n番の正常な識別子取得信号を入力したか否かを判定する(ステップS3)。ここでは、スレーブセンサ5から1番の識別子取得信号を入力する。そして、識別子付与部211がn番の正常な識別子取得信号を入力した場合には(ステップS3:Yes)、カウンタnが同じ通信バス3a、3bにデイジーチェーン接続されているスレーブセンサ5〜8の数Nmaxに等しいか否かを判断する(ステップS4)。ここでは、カウンタnは、1であるので、Nmaxに等しくない。
従って、次は、識別子付与部211は、スレーブセンサ5〜8に対して、n番のハイサイドバススイッチ5b、・・・及びローサイドバススイッチ5e、・・・のスイッチオン信号を出力する(ステップS5)。まずは、カウンタnが1であるので、1番の識別子を有するスレーブセンサ5のハイサイドバススイッチ5b及びローサイドバススイッチ5eがオンする。続いて、カウンタnを1加算して(ステップS6)、ステップS2へ移動する。
つまり、カウンタnが2となると、ステップS2において、識別子付与部211は、2番の識別子の付与信号を出力する。このとき、スレーブセンサ5〜8のうちハイサイドバススイッチ5b及びローサイドバススイッチ5eのみがオンされているので、ECU通信回路22のCH1には、スレーブセンサ5、6が接続されていることになる。そして、スレーブセンサ5のRAM5dには1番の識別子が記憶されているので、2番の識別子付与信号は、スレーブセンサ6へ伝送される。そうすると、スレーブセンサ6のセンサ通信回路6aは、2番の識別子を取得するので、RAM6dに2番の識別子を記憶させる。さらに、センサ通信回路6aは、2番の識別子を取得した識別子取得信号をローサイド通信バス3bを介してECU通信回路22へ出力する。
このようにして、全てのスレーブセンサ5〜12に対して固有の識別子を設定した場合には、ステップS4において、カウンタnがNmaxとなり、処理を終了する。ところで、ステップS3において、識別子付与部211がn番の正常な識別子取得信号を入力しない場合にも(ステップS3:No)、処理は終了する。識別子付与部211がn番の正常な識別子取得信号を入力しない場合とは、例えば、通信バス3a、3bなどが接地ショート故障した場合などである。
ここで、識別子付与部211による識別子付与処理に伴って、故障検出部213による故障検出処理が行われる。故障検出処理は、上述したように、例えば、通信バス3a、3bの電圧がGNDに落ちたままである場合に、接地ショート故障したと判定する。
また、識別子付与処理及び故障検出処理が終了すると、故障位置特定部214による故障位置特定処理が行われる。故障位置特定部214による故障位置特定処理は、第1の故障位置特定処理と第2の故障位置特定処理の何れか一方を選択することができる。
まず、第1の故障位置特定処理について、図5及び図6を参照して説明する。故障位置特定処理部214は、全てのハイサイドバススイッチ5b、・・・のスイッチオフ信号を出力する(ステップS21)。続いて、全てのローサイドバススイッチ5e、・・・のスイッチオン信号を出力する(ステップS22)。
続いて、カウンタnを1に初期化する(ステップS23)。そして、故障位置特定部214は、n番の識別子情報を含む故障検出信号をスレーブセンサ5〜12へ出力する(ステップS24)。このとき、スレーブセンサ5〜12のハイサイドバススイッチ5b、・・・は全てオフしているが、スレーブセンサ5は、エアバッグ通信回路22に直接接続されているので通信可能な状態となる。従って、故障位置特定部214から出力される1番の識別子情報を含む故障検出信号は、1番の識別子が記憶されるRAM5dを有するスレーブセンサ5に伝送される。そうすると、スレーブセンサ5のセンサ通信回路5aは、1番の応答信号を故障位置特定部214へ出力する。
続いて、故障位置特定部214は、n番の正常な応答信号を入力したか否かを判定する(ステップS25)。ここでは、スレーブセンサ5から1番の応答信号を入力する。そして、故障位置特定部214がn番の正常な応答信号を入力した場合には(ステップS25:Yes)、カウンタnが同じ通信バス3a、3bにデイジーチェーン接続されているスレーブセンサ5〜8の数Nmaxに等しいか否かを判断する(ステップS26)。ここでは、カウンタnは、1であるので、Nmaxに等しくない。
この場合、次は、故障位置特定部214は、スレーブセンサ5〜8に対して、n番のハイサイドバススイッチ5b、・・・のスイッチオン信号を出力する(ステップS27)。まずは、カウンタnが1であるので、1番の識別子を有するスレーブセンサ5のハイサイドバススイッチ5bがオンする。続いて、カウンタnを1加算して(ステップS28)、ステップS24へ移動する。
つまり、カウンタnが2となると、ステップS24において、故障位置特定部214は、2番の識別子情報を含む故障検出信号を出力する。このとき、スレーブセンサ5〜8のうちハイサイドバススイッチ5bがオンされているので、2番の識別子が記憶されているRAM6dを有するスレーブセンサ6は、エアバッグ通信回路22と通信可能な状態となる。従って、2番の識別子情報を含む故障検出信号は、スレーブセンサ6に伝送される。そうすると、スレーブセンサ6のセンサ通信回路6aは、2番の応答信号を故障位置特定部214へ出力する。
このようにして、全てのスレーブセンサ5〜12に対して故障検出信号を出力し、正常な応答信号を入力した場合には、ステップS26において、カウンタnがNmaxとなり、ハイサイド通信バス3aは、正常と判定する(ステップS29)。
ところで、ステップS25において、故障位置特定部214がn番の正常な応答信号を入力しない場合には、n番の識別子を記憶するスレーブセンサと(n−1)番の識別子を記憶するスレーブセンサとの間のハイサイド通信バス3aが、接地ショート故障であると判定する(ステップ30)。このようにして、ハイサイド通信バス3aの接地ショート故障の判定が終了する。
次は、ローサイド通信バス3bの接地ショート故障の判定を開始する。まず、故障位置特定処理部214は、全てのローサイドバススイッチ5e、・・・のスイッチオフ信号を出力する(ステップS31)。続いて、全てのハイサイドバススイッチ5b、・・・のスイッチオン信号を出力する(ステップS32)。
続いて、カウンタnを1に初期化する(ステップS33)。そして、故障位置特定部214は、n番の識別子情報を含む故障検出信号をスレーブセンサ5〜12へ出力する(ステップS34)。このとき、スレーブセンサ5〜12のローサイドバススイッチ5b、・・・は全てオフしているが、スレーブセンサ5は、エアバッグ通信回路22に直接接続されているので通信可能な状態となる。従って、故障位置特定部214から出力される1番の識別子情報を含む故障検出信号は、1番の識別子が記憶されるRAM5dを有するスレーブセンサ5に伝送される。そうすると、スレーブセンサ5のセンサ通信回路5aは、1番の応答信号を故障位置特定部214へ出力する。
続いて、故障位置特定部214は、n番の正常な応答信号を入力したか否かを判定する(ステップS35)。ここでは、スレーブセンサ5から1番の応答信号を入力する。そして、故障位置特定部214がn番の正常な応答信号を入力した場合には(ステップS35:Yes)、カウンタnが同じ通信バス3a、3bにデイジーチェーン接続されているスレーブセンサ5〜8の数Nmaxに等しいか否かを判断する(ステップS36)。ここでは、カウンタnは、1であるので、Nmaxに等しくない。
この場合、次は、故障位置特定部214は、スレーブセンサ5〜8に対して、n番のローサイドバススイッチ5e、・・・、8eのスイッチオン信号を出力する(ステップS37)。まずは、カウンタnが1であるので、1番の識別子を有するスレーブセンサ5のローサイドバススイッチ5eがオンする。続いて、カウンタnを1加算して(ステップS38)、ステップS34へ移動する。
つまり、カウンタnが2となると、ステップS34において、故障位置特定部214は、2番の識別子情報を含む故障検出信号を出力する。このとき、スレーブセンサ5〜8のうちローサイドバススイッチ5eがオンされているので、2番の識別子が記憶されているRAM6dを有するスレーブセンサ6は、エアバッグ通信回路22と通信可能な状態となる。従って、2番の識別子情報を含む故障検出信号は、スレーブセンサ6に伝送される。そうすると、スレーブセンサ6のセンサ通信回路6aは、2番の応答信号を故障位置特定部214へ出力する。
このようにして、全てのスレーブセンサ5〜12に対して故障検出信号を出力し、正常な応答信号を入力した場合には、ステップS26において、カウンタnがNmaxとなり、ローサイド通信バス3bは、正常と判定する(ステップS39)。
ところで、ステップS35において、故障位置特定部214がn番の正常な応答信号を入力しない場合には、n番の識別子を記憶するスレーブセンサと(n−1)番の識別子を記憶するスレーブセンサとの間のローサイド通信バス3bが、接地ショート故障であると判定する(ステップ40)。このようにして、ローサイド通信バス3bの接地ショート故障の判定が終了する。
つまり、第1の故障位置特定処理によれば、ハイサイド通信バス3a、4a及びローサイド通信バス3b、4bのそれぞれにおいて、接地ショート故障が生じた場合に、接地ショート故障位置を特定することができる。
次に、第2の故障位置特定処理について、図7を参照して説明する。故障位置特定処理部214は、全てのハイサイドバススイッチ5b、・・・及びローサイドバススイッチ5e、・・・のスイッチオフ信号を出力する(ステップS41)。
続いて、カウンタnを1に初期化する(ステップS42)。そして、故障位置特定部214は、n番の識別子情報を含む故障検出信号をスレーブセンサ5〜12へ出力する(ステップS43)。このとき、スレーブセンサ5〜12のハイサイドバススイッチ5b、・・・及びローサイドバススイッチ5e、・・・は全てオフしているが、スレーブセンサ5は、エアバッグ通信回路22に直接接続されているので通信可能な状態となる。従って、故障位置特定部214から出力される1番の識別子情報を含む故障検出信号は、1番の識別子が記憶されるRAM5dを有するスレーブセンサ5に伝送される。そうすると、スレーブセンサ5のセンサ通信回路5aは、1番の応答信号を故障位置特定部214へ出力する。
続いて、故障位置特定部214は、n番の正常な応答信号を入力したか否かを判定する(ステップS44)。ここでは、スレーブセンサ5から1番の応答信号を入力する。そして、故障位置特定部214がn番の正常な応答信号を入力した場合には(ステップS44:Yes)、カウンタnが同じ通信バス3a、3bにデイジーチェーン接続されているスレーブセンサ5〜8の数Nmaxに等しいか否かを判断する(ステップS45)。ここでは、カウンタnは、1であるので、Nmaxに等しくない。
この場合、次は、故障位置特定部214は、スレーブセンサ5〜8に対して、n番のハイサイドバススイッチ5b、・・・及びローサイドバススイッチ5e、・・・のスイッチオン信号を出力する(ステップS46)。まずは、カウンタnが1であるので、1番の識別子を有するスレーブセンサ5のハイサイドバススイッチ5b及びローサイドバススイッチ5eがオンする。続いて、カウンタnを1加算して(ステップS47)、ステップS43へ移動する。
つまり、カウンタnが2となると、ステップS43において、故障位置特定部214は、2番の識別子情報を含む故障検出信号を出力する。このとき、スレーブセンサ5〜8のうちハイサイドバススイッチ5b及びローサイドバススイッチ5eがオンされているので、2番の識別子が記憶されているRAM6dを有するスレーブセンサ6は、エアバッグ通信回路22と通信可能な状態となる。従って、2番の識別子情報を含む故障検出信号は、スレーブセンサ6に伝送される。そうすると、スレーブセンサ6のセンサ通信回路6aは、2番の応答信号を故障位置特定部214へ出力する。
このようにして、全てのスレーブセンサ5〜12に対して故障検出信号を出力し、正常な応答信号を入力した場合には、ステップS26において、カウンタnがNmaxとなり、ハイサイド通信バス3a及びローサイド通信バス3bは、正常と判定する(ステップS48)。
ところで、ステップS44において、故障位置特定部214がn番の正常な応答信号を入力しない場合には、n番の識別子を記憶するスレーブセンサと(n−1)番の識別子を記憶するスレーブセンサとの間のハイサイド通信バス3a、3bが、接地ショート故障であると判定する(ステップ49)。このようにして、ハイサイド通信バス3a又はローサイド通信バス3bの接地ショート故障の判定が終了する。
つまり、第2の故障位置特定処理によれば、ハイサイド通信バス3a、4a及びローサイド通信バス3b、4bの何れかにおいて、接地ショート故障が生じた場合に、接地ショート故障位置を特定することができる。
そして、識別子付与処理、故障検出処理及び故障位置特定処理が終了すると、衝突処理部212による衝突処理が行われる。衝突処理については、図8を参照して説明する。
衝突処理部212による衝突処理は、全てのハイサイドバススイッチ5b、・・・及びローサイドバススイッチ5e、・・・をオンさせるスイッチオン信号を出力する(ステップS51)。なお、既にハイサイドバススイッチ5b、・・・及びローサイドバススイッチ5e、・・・がオンされている場合には、次の処理に進む。
続いて、イグニッションスイッチ14がオンされた直後であるか否かを判断する(ステップS52)。イグニッションスイッチ14がオンされた直後の場合には(ステップS52:Yes)、故障検出部213により接地ショート故障と判定されたか否かを判定する(ステップS53)。故障検出部213により接地ショート故障と判定された場合には(ステップS53:Yes)、故障位置特定部214により特定された接地ショート故障位置に応じた故障禁止処理を行う(ステップS54)。
ここで、故障禁止処理は、接地ショート故障位置よりも後段側に位置するスレーブセンサを使用禁止とする処理である。例えば、スレーブセンサ5とスレーブセンサ6との間の通信バス3、4が接地ショート故障している場合には、スレーブセンサ5のハイサイドバススイッチ5b及びローサイドバススイッチ5eをオフさせて、スレーブセンサ5のみを使用可能な状態とする。そして、衝突処理部212において、拙著ショート故障により使用禁止とされるスレーブセンサについて記憶する。
続いて、故障検出部213により正常と判定された場合(ステップS53:No)、故障禁止処理を終了した場合(ステップS54)、及び、イグニッションスイッチ14がオンされた直後ではない場合(ステップS52:No)には、スレーブセンサ5〜12に対して、加速度データ送信要求指令信号を出力する(ステップS55)。この加速度データ送信要求指令信号には、識別子の情報である識別信号が含まれている。つまり、加速度データ送信要求指令信号は、スレーブセンサ5〜12のそれぞれに対して送信される信号である。
そして、例えば、加速度データ送信要求指令信号に含まれる識別信号が1番の識別子である場合には、スレーブセンサ5のセンサ通信回路5aが、ハイサイド通信バス3aを介して加速度データ送信要求信号を入力する。そうすると、センサ通信回路5aは、ローサイド通信バス3bを介して、センサ5cにより検出された加速度データに識別子情報を加えた加速度データ信号を衝突処理部212へ出力する。他のスレーブセンサ6〜12についても同様に行われる。ただし、使用禁止として記憶されたスレーブセンサに対しては、加速度データ送信要求指令信号を出力することはない。つまり、衝突処理部212は、使用可能とされているスレーブセンサに対してのみ、加速度データ送信要求指令信号を出力する。
そうすると、衝突処理部212は、それぞれのスレーブセンサ5〜12からそれぞれの識別子情報を含む加速度データ信号を入力する(ステップS56)。続いて、入力された加速度データ信号に基づいて、衝突したか否かを判定する(ステップS57)。そして、衝突していないと判定された場合には(ステップS57:No)、そのまま処理を終了する。一方、衝突したと判定された場合には(ステップS57:Yes)、点火信号を点火回路24へ出力する(ステップS58)。
本実施形態のエアバッグ装置1の全体構成の模式図を示す。 エアバッグ装置1のブロック図を示す。 スレーブセンサ5〜7のブロック図を示す。 識別子付与部211による識別子付与処理を示すフローチャートである。 故障位置特定部214による第1の故障検出処理を示すフローチャートである。 故障位置特定部214による第1の故障検出処理を示すフローチャートである。 故障位置特定部214による第2の故障検出処理を示すフローチャートである。 衝突処理部212による衝突処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1:エアバッグ装置、 2:エアバッグECU、 3、4:通信バス、
5〜12:スレーブセンサ

Claims (7)

  1. マスタ装置と、
    通信バスを介して前記マスタ装置にデイジーチェーン接続される複数のスレーブ装置と、
    を備え、
    前記通信バスは、
    前記マスタ装置から複数の前記スレーブ装置へ指令信号を伝送する第1通信バスと、
    それぞれの前記スレーブ装置から前記マスタ装置へ前記指令信号に対する応答信号を伝送する第2通信バスと、
    を備えるバス通信システムであって、
    それぞれの前記スレーブ装置は、
    前記マスタ装置から出力される第1切替信号を入力した場合に、前記マスタ装置又は前段の前記スレーブ装置と後段の前記スレーブ装置との間における前記第1通信バスを介する通信の接続遮断の切り替えを行う第1切替手段と、
    前記マスタ装置から出力される第2切替信号を入力した場合に、前記マスタ装置又は前段の前記スレーブ装置と後段の前記スレーブ装置との間における前記第2通信バスを介する通信の接続遮断の切り替えを行う第2切替手段と、
    を備え、
    前記マスタ装置は、
    前記第1通信バス及び前記第2通信バスのうち少なくとも何れか一方における電圧がGNDに落ちたままである場合があると、前記第1通信バス及び前記第2通信バスのうち少なくとも何れか一方が接地ショート故障であると判定する故障検出部と、
    前記故障検出部により接地ショート故障であると判定された場合に、前記第1切替手段及び前記第2切替手段の所定動作により、前記第1通信バス及び前記第2通信バスのうち少なくとも何れか一方における接地ショート故障位置を特定する故障位置特定手段と、
    を備えることを特徴とするバス通信システム。
  2. 前記故障位置特定手段は、
    前記第1通信バスにおける接地ショート故障位置を特定する手段であって、
    全ての前記第2切替手段を接続させた後に、前段側から後段側の前記スレーブ装置に対して順次に前記指令信号を出力することと前段側から後段側の前記スレーブ装置のそれぞれの前記第1切替手段を順次に接続させることとを繰り返し、前記指令信号に対する正常な前記応答信号を前記スレーブ装置から入力しなくなったときに接続させた前記第1切替手段に直接接続されている前記第1通信バスが接地ショート故障位置とする請求項1記載のバス通信システム。
  3. 前記故障位置特定手段は、
    前記第2通信バスにおける接地ショート故障位置を特定する手段であって、
    全ての前記第1切替手段を接続させた後に、前段側から後段側の前記スレーブ装置に対して順次に前記指令信号を出力することと前段側から後段側の前記スレーブ装置のそれぞれの前記第2切替手段を順次に接続させることとを繰り返し、前記指令信号に対する正常な前記応答信号を前記スレーブ装置から入力しなくなったときに接続させた前記第2切替手段に直接接続されている前記第2通信バスが接地ショート故障位置とする請求項1記載のバス通信システム。
  4. 前記故障位置特定手段は、前段側から後段側の前記スレーブ装置に対して順次に前記指令信号を出力することと、前段側から後段側の前記スレーブ装置のそれぞれの前記第1切替手段及び前記第2切替手段を順次に接続させることとを繰り返し、前記指令信号に対する正常な前記応答信号を前記スレーブ装置から入力しなくなったときに接続させた前記第1切替手段又は前記第2切替手段に直接接続されている前記第1通信バス又は前記第2通信バスが接地ショート故障位置とする請求項1記載のバス通信システム。
  5. 前記スレーブ装置は、車両用乗員保護装置の衝突検知用センサである請求項1〜4の何れか一項に記載のバス通信システム。
  6. 前記マスタ装置は、前記接地ショート故障位置よりも後段側に位置する前記スレーブ装置を使用禁止とする故障禁止処理を行う請求項5に記載のバス通信システム。
  7. 前記故障禁止処理は、イグニッションスイッチがオンされた直後に行う請求項6に記載のバス通信システム。
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