JP2010137002A - 自動製パン器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高気温時に製パン作業を行ってもふくらみ具合の良いパンが得られるようにする。
【解決手段】自動製パン器1は、製パン原料を入れたパン容器30を本体10内の焼成室11に受け入れ、製パン原料の混練工程、発酵工程、及び焼成工程を順次遂行する。操作パネル22に設けられた高気温対応コースキー57を押すと、高気温対応コースが実行される。高気温対応コースでは、焼成工程を除き、混練工程、ベンチタイム、及び発酵工程の少なくとも一つが通常コースよりも時間を短縮して実行される。
【選択図】図3

Description

本発明は、主として一般家庭で使用される自動製パン器に関する。
市販の家庭用自動製パン器は、製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に入れ、パン容器内の製パン原料を回転羽根で混練して捏ね上げ、発酵工程を経た後、パン容器をそのままパン焼き型としてパンを焼き上げる仕組みのものが一般的である。そのような自動製パン器の構造例を図1、2に示す。図1、2はいずれも自動製パン器の垂直断面図であって、図1は蓋を閉じた状態の図、図2は蓋を開けた状態の図である。
自動製パン器1は本体10と本体の蓋20を備える。本体10の内部には上面が開口した焼成室11が設けられ、この上面開口を蓋20が閉ざす。焼成室11にはパン容器30が入れられる。
焼成室11は水平断面矩形の周側壁11aと底壁11bを備え、底壁11bの焼成室中央にあたる箇所にはパン容器支持部12が固定されている。パン容器支持部12の内部は、底壁11bに形成された開口部を通じ、焼成室11側に露出する。パン容器支持部12は、パン容器30の底面に固定された筒状の台座31をバヨネット結合で連結してパン容器30を支える役割と、パン容器30内の回転羽根32にその回転軸33を介して動力を伝える回転軸13を支持する役割の両方を担う。パン容器支持部12の下面から突き出した回転軸13の下端にはプーリ14が固定される。プーリ14は底壁11bの下面に固定されたモータ15の出力軸プーリ16にベルト17で連結されている。
焼成室11の周側壁11aの前面と本体10の正面側外殻との間の空間には制御部18が配置される。制御部18は、焼成室11の内側に配置した温度センサ19からの信号と、後述する操作パネルから入力される指令を受けて、自動製パン器1の動作制御を行う。
蓋20は自動製パン器1の背面側において本体10に蝶番軸21で連結され、蝶番軸21を中心として垂直面内で回動する。蓋20には、前端より少し後方に寄った位置に、透明合成樹脂のレンズをはめ込んだ覗き窓20aが設けられている。
本体10の前部上方の角部には操作パネル22が配置される。操作パネル22には、パンの種類(小麦粉パン、米粉パンなど)の選択キー、調理内容の選択キー、タイマーセットキー、スタートキー、取り消しキーなどといった操作キー群と、設定された調理内容やタイマー予約時刻などを表示する表示部が設けられている。
パン容器30はバケツのような形状をしており、口縁部には手提げ用のハンドル(図示せず)が取り付けられている。パン容器30の水平断面形状は、四隅を丸めた矩形であり、その中心で回転羽根32が回転する。回転羽根32は、台座31の中心に軸支された回転軸33の上端の非円形断面部に単なるはめ込みで取り付けられており、工具を用いることなく着脱することができる。このため、異なる種類の回転羽根32に容易に交換可能である。
回転軸33は回転軸13に連結され、回転軸13より動力を伝達されるものであるが、その動力伝達手段としては台座31に囲い込まれるカップリング34が用いられる。すなわち、カップリング34を構成する2部材のうち、一方は回転軸33の下端に固定され、他方は回転軸13の上端に固定される。
台座31の外周面には、パン容器支持部12の内周面に形成された突起35aと共に周知のバヨネット結合部を構成する突起35bが形成されている。パン容器30を、突起35aと35bが干渉しない角度に保ちつつ、台座31をパン容器支持部12の中に落とし込み、パン容器30をひねって突起35aの下に突起35bを係合させれば、パン容器30は上方に抜けなくなり、同時にカップリング34の連結も達成される。パン容器30のひねり方向は回転羽根32の回転方向に一致させてあるので、回転羽根32が回転してもパン容器30が外れることはない。ここでは、パン容器30のひねり方向と回転羽根32の回転方向は、共に上から見て時計方向に設定されている。
焼成室11の内部に配置された加熱装置40がパン容器30を包囲し、製パン原料を加熱する。加熱装置40はシーズヒータ41により構成される。シーズヒータ41には耐熱ケーブル42を通じて電流が供給される。
自動製パン器1における製パン作業の概要は次の通りである。小麦粉、水、バターなどの製パン原料を入れたパン容器30を焼成室11に入れてパン容器支持部12に取り付け、回転軸33を回転軸13に連結した後、パン容器30にドライイーストを投入し、蓋20を閉じる。操作パネル22よりパンの種類や調理内容の入力を行い、スタートキーを押すと、製パン作業が開始される。
製パン作業の最初は混練工程である。制御部18はモータ15を駆動して回転羽根32を回転させ、また加熱装置40に通電して焼成室11の温度を上げる。回転羽根32が回転するに従い製パン原料は混練され、粘度の高いパン生地(dough)に転じて行く。回転羽根32がパン生地を振り回してパン容器30の内壁にたたきつけることにより、混練に「捏ね」の要素が加わることになる。
混練工程を終えたら発酵工程に移る。制御部18は加熱装置40の通電を制御して焼成室11を所定の温度に維持し、製パン原料を発酵させる。
発酵工程後、制御部18は所定の通電パターンで加熱装置40に通電し、パン生地をパンに焼き上げる。操作パネル22の表示部に製パン完了のサインが出るか、あるいは製パン完了の報知音があった後、使用者は図2のように蓋20を開けて完成品のパンBと共にパン容器30を取り出す。
自動製パン器の中には、複数種類の製パンプログラムを備えたものがある。例えば特許文献1には、米粉を主原料として、捏ね―生地休め―生地丸め―成形発酵―焼成を行う第一工程と、小麦粉を主原料として、捏ね―一次発酵―ガス抜き―生地休め―生地丸め―成形発酵―焼成を行う第二工程を選択可能とした自動製パン器が記載されている。特許文献2には、白食パンコースとライ麦パンコースを選択できる自動製パン器が記載されている。
特許第3913742号公報 特開2008−36444号公報
自動製パン器は、一般的には、四季の中でも中庸の気候(春、秋)で使用するように設計されている。そのため、夏季等、室温が過発酵温度(例えば30℃以上)となっているときに使用すると、パン生地の発酵が進みすぎ、焼き上がったときに却ってふくらみのないパンになってしまう。本発明はこの点に鑑みなされたものであり、高気温時に製パン作業を行ってもふくらみ具合の良いパンが得られるようにすることを目的とする。
本発明は、製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に受け入れ、前記製パン原料の混練工程、ベンチタイム、まるめ工程、発酵工程、及び焼成工程を順次遂行する自動製パン器において、前記焼成工程を除く前記混練工程、ベンチタイム、及び発酵工程の少なくとも一つの時間を通常コースよりも短縮した高気温対応コースを設定したことを特徴としている。
この構成によると、高気温対応コースを選択することにより、高気温時にもパン生地の過発酵を抑制して、ふくらみ具合の良いパンを得ることができる。
また本発明は、上記構成の自動製パン器において、室温を検知する温度センサを備え、室温が過発酵温度であることを前記温度センサが検知したとき、制御部は前記通常コースでなく前記高気温対応コースを選択することを特徴としている。
この構成によると、室温が過発酵温度であるときは自動的に高気温対応コースが選択されるから、使用者は製パンコースの選択を間違えないで済む。
また本発明は、上記構成の自動製パン器において、前記高気温対応コースを選択する専用キーを設けたことを特徴としている。
この構成によると、高気温対応コースを容易に選択することができる。
本発明によると、高気温時にもパン生地の過発酵を抑制して、ふくらみ具合の良いパンを得ることができる。また、気温による影響の少ない焼成工程を除き、それ以外の気温に影響される工程を短縮して、短い時間でパンを完成させることができる。
以下、本発明の実施形態を図3から図7に基づき説明する。図3は自動製パン器の操作パネルの正面図、図4は小麦粉食パン通常コースの工程表、図5は小麦粉食パン高気温対応コースの工程表、図6は米粉食パン通常コースの工程表、図7は米粉食パン高気温対応コースの工程表である。
本発明の実施形態に係る自動製パン器は、図1、2の自動製パン器1に図3に示す操作パネル22を備えさせたものとして具現化されている。操作パネル22は、液晶表示パネルからなる表示部50、メニューキー51、ベーカリーコースランプ51a、スタートキー52、取り消しキー53、タイマーセットキー54a、54b、天然酵母パンコースキー55、天然酵母パンコースランプ55a、55b、米粉パンコースキー56、米粉パンコースランプ56a、56b、高気温対応コースキー57、及び高気温対応コースランプ57aを備える。ベーカリーコースランプ51a、天然酵母パンコースランプ55a、55b、米粉パンコースランプ56a、56b、及び高気温対応コースランプ57aはいずれもLEDからなる。
表示部50は、自動製パン器1が電源ONの状態にあるかどうか、現在時刻、メニューキー51により選択したメニューの種類、スタートキー52による製パン作業スタート、取り消しキー53による選択の解除や製パン作業中止、タイマーセットキー54a、54bでセットしたパンや生地の完成予定時間などの情報を表示する。
メニューキー51は、小麦粉を主原料とするパンを焼く「ベーカリーコース」を選択するときに用いる。メニューキー51を押すとベーカリーコースランプ51aが点灯し、ベーカリーコースが選択されたことを表示する。ベーカリーコースのメニューは、デフォルトでは「1 食パン」となっているが、メニューキー51を押す度に「2 食パン(おいそぎ)」「3 食パン(焼色濃)」「4 グルメパン」「5 フランスパン」「6 パン生地」「7 ピザ生地」「8 ジャム」と切り替わって行く。選択されたメニューは表示部50に表示される。「8 ジャム」の後でもう一度メニューキー51を押すと、ベーカリーコースの選択が解除され、ベーカリーコースランプ51aは消灯する。
スタートキー52は、自動製パン器1を電源ONまたは電源OFFの状態にし、また、製パン作業(生地づくりやジャムづくりの作業を含む)をスタートさせるのに用いる。
取り消しキー53は、各種選択や設定を取り消したり、作業を中止したりするのに用いる。
タイマーセットキー54a、54bは、パンや生地の完成時間を設定するのに用いる。タイマーセットキー54aを押すと完成時間が繰り下げられ、タイマーセットキー54bを押すと完成時間が繰り上げられる。
天然酵母パンコースキー55は、小麦粉を主原料とし、元種を水と混合して得られる天然酵母で発酵を行わせる「天然酵母パンコース」を選択するときに用いる。天然酵母パンコースのメニューは「食パン」と「パン生地」の二通りである。最初天然酵母パンコースキー55を押すと、デフォルトで「食パン」が選択され、天然酵母パンコースランプ55aが点灯する。天然酵母パンコースキー55をもう一度押すと「パン生地」が選択され、天然酵母パンコースランプ55aが消灯し、天然酵母パンコースランプ55bが点灯する。天然酵母パンコースキー55をさらにもう一度押すと、天然酵母パンコースの選択が解除され、天然酵母パンコースランプ55bも消灯する。
米粉パンコースキー56は、米粉を主原料とするパンを焼く「米粉パンコース」を選択するときに用いる。米粉パンコースのメニューは「食パン」と「パン生地」の二通りである。最初米粉パンコースキー56を押すと、デフォルトで「食パン」が選択され、米粉パンコースランプ56aが点灯する。米粉パンコースキー56をもう一度押すと「パン生地」が選択され、米粉パンコースランプ56aが消灯し、米粉パンコースランプ56bが点灯する。米粉パンコースキー56をさらにもう一度押すと、米粉パンコースの選択が解除され、米粉パンコースランプ56bも消灯する。
高気温対応コースキー57(キーの表示は「夏コース」となっている)は、自動製パン器1の周囲の気温が過発酵温度(例えば30℃以上)となっているとき、「高気温対応コース」を選択するのに用いる。高気温対応コースキー57を押すと高気温対応コースランプ57aが点灯し、高気温対応コースが選択されたことを表示する。高気温対応コースキー57をもう一度押すと高気温対応コースの選択が解除され、高気温対応コースランプ57aは消灯する。
続いて、製パン作業における通常コースと高気温対応コースの違いを説明する。高気温対応コースでは、焼成工程を除き、混練工程、ベンチタイム、及び発酵工程の少なくとも一つの時間が通常コースよりも短縮される。
図4に示す小麦粉食パン通常コースは、混練工程(13分)→発酵工程(一次発酵:48分50秒)→ガス抜き工程(10秒)→ベンチタイム(35分)→まるめ工程(1分)→発酵工程(成型発酵:1時間)→焼成工程(47分)からなり、トータルタイムは3時間25分である。なお、図4の例に限らず、本明細書に登場する具体的な時間や温度はあくまでも一つの例であり、発明の内容を限定するものではない。
混練工程において、回転羽根はパターン1(10.8rpm)で30秒間回転し、次いでパターン2(18.0rpm)で2分間回転し、次いでパターン3(54rpm)で30秒間回転し、最後に定格回転数(180rpm)で10分間連続回転する。
発酵工程(一次発酵)では回転羽根の回転が止まり、パン生地は32℃で48分50秒寝かせられる。
ガス抜き工程では回転羽根が定格回転数で10秒間連続回転し、パン生地の中に溜まったガスを抜く。
ベンチタイムではパン生地が35分間静置される。
まるめ工程では回転羽根が混練工程における定格回転数(180rpm)の2割未満の回転数で2分間以下の時間回転する。ここではパターン1(10.8rpm)で前半30秒間回転し、パターン2(18.0rpm)で後半30秒間回転する設定となっている。パターン2の回転数18.0rpmはパターン1の回転数10.8rpmの1.5倍以上2倍未満の範囲にある。
発酵工程(成型発酵:最終の発酵工程である)では回転羽根の回転が止まり、パン生地は38℃で1時間寝かせられる。
焼成工程では47分間焼成が行われる。
図5に示す小麦粉食パン高気温対応コースは、混練工程(11分)→発酵工程(一次発酵:43分50秒)→ガス抜き工程(10秒)→ベンチタイム(30分)→まるめ工程(1分)→発酵工程(成型発酵:55分)→焼成工程(47分)からなり、トータルタイムは3時間8分である。
混練工程において、回転羽根はパターン1(10.8rpm)で30秒間回転し、次いでパターン2(18.0rpm)で2分間回転し、次いでパターン3(54rpm)で30秒間回転し、最後に定格回転数(180rpm)で8分間連続回転する。
発酵工程(一次発酵)では回転羽根の回転が止まり、パン生地は32℃で43分50秒寝かせられる。
ガス抜き工程では回転羽根が定格回転数で10秒間連続回転し、パン生地の中に溜まったガスを抜く。
ベンチタイムではパン生地が30分間静置される。
まるめ工程では回転羽根が混練工程における定格回転数(180rpm)の2割未満の回転数で2分間以下の時間回転する。ここではパターン1(10.8rpm)で前半30秒間回転し、パターン2(18.0rpm)で後半30秒間回転する設定となっている。パターン2の回転数18.0rpmはパターン1の回転数10.8rpmの1.5倍以上2倍未満の範囲にある。
発酵工程(成型発酵:最終の発酵工程である)では回転羽根の回転が止まり、パン生地は38℃で55分間寝かせられる。
焼成工程では47分間焼成が行われる。
室温が過発酵温度の時、高気温対応コースで小麦粉食パンを焼いたところ、過発酵が抑制され、ふくらみ具合の良好なパンを得ることができた。
また高気温対応コースでは製パン時間が短縮されるので、電力消費量を削減することができた。
図6に示す米粉食パン通常コースは、混練工程(16分)→ベンチタイム(26分)→まるめ工程(1分)→発酵工程(成型発酵:57分)→焼成工程(50分)からなり、トータルタイムは2時間30分である。
混練工程において、回転羽根はパターン1(10.8rpm)で30秒間回転し、次いでパターン2(18.0rpm)で2分間回転し、次いでパターン3(54rpm)で30秒間回転し、最後に定格回転数(180rpm)で13分間連続回転する。
ベンチタイムではパン生地が26分間静置される。
まるめ工程では回転羽根が混練工程における定格回転数(180rpm)の2割未満の回転数で2分間以下の時間回転する。ここではパターン1(10.8rpm)で前半30秒間回転し、パターン2(18.0rpm)で後半30秒間回転する設定となっている。パターン2の回転数18.0rpmはパターン1の回転数10.8rpmの1.5倍以上2倍未満の範囲にある。
発酵工程(成型発酵:最終の発酵工程である)では回転羽根の回転が止まり、パン生地は38℃で57分間寝かせられる。
焼成工程では50分間焼成が行われる。
図7に示す米粉食パン高気温対応コースは、混練工程(13分)→ベンチタイム(23分)→まるめ工程(1分)→発酵工程(成型発酵:50分)→焼成工程(50分)からなり、トータルタイムは2時間17分である。
混練工程において、回転羽根はパターン1(10.8rpm)で30秒間回転し、次いでパターン2(18.0rpm)で2分間回転し、次いでパターン3(54rpm)で30秒間回転し、最後に定格回転数(180rpm)で10分間連続回転する。
ベンチタイムではパン生地が23分間静置される。
まるめ工程では回転羽根が混練工程における定格回転数(180rpm)の2割未満の回転数で2分間以下の時間回転する。ここではパターン1(10.8rpm)で前半30秒間回転し、パターン2(18.0rpm)で後半30秒間回転する設定となっている。パターン2の回転数18.0rpmはパターン1の回転数10.8rpmの1.5倍以上2倍未満の範囲にある。
発酵工程(成型発酵:最終の発酵工程である)では回転羽根の回転が止まり、パン生地は38℃で50分間寝かせられる。
焼成工程では50分間焼成が行われる。
室温が過発酵温度の時、高気温対応コースで米粉食パンを焼いたところ、過発酵が抑制され、ふくらみ具合の良好なパンを得ることができた。
また高気温対応コースでは製パン時間が短縮されるので、電力消費量を削減することができた。
図5の小麦粉食パン高気温対応コースでは、混練工程、発酵工程(一次発酵)、ベンチタイム、発酵工程(成型発酵)の全てが通常コースよりも時間短縮され、図7の米粉食パン高気温対応コースでは、混練工程、ベンチタイム、発酵工程の全てが通常コースよりも時間短縮されている。このように混練工程、ベンチタイム、発酵工程の全てを通常コースよりも時間短縮するというのは、必須要件ではない。それらのうち一つの時間を短縮しただけでもふくらみ具合の良好なパンを得ることができる。焼成工程だけは、所定の焼き加減を確保するため、高気温対応コースであっても通常コースと同じ時間にしておく。
制御部18が自動的に高気温対応コースを選択するように構成することもできる。そのためには、本体10のどこかに室温を検知する温度センサを設けておく。この温度センサが、室温が過発酵温度であることを検知したとき、制御部18は自動的に高気温対応コースを選択するように設定する。このようにすれば、室温が過発酵温度であるときは自動的に高気温対応コースが選択されるから、使用者は製パンコースの選択を間違えないで済む。なお、高気温対応コース自動選択機能を備えた自動製パン器1であっても、高気温対応コースキー57は取り除かないでおき、使用者の自由意思で高気温対応コースを選択する余地を残しておくことが好ましい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、主として一般家庭で使用される自動製パン器に広く利用可能である。
蓋を閉じた状態の自動製パン器の垂直断面図 蓋を開いた状態の自動製パン器の垂直断面図 自動製パン器の操作パネルの正面図 小麦粉食パン通常コースの製パン工程表 小麦粉食パン高気温対応コースの製パン工程表 米粉食パン通常コースの製パン工程表 米粉食パン高気温対応コースの製パン工程表
符号の説明
1 自動製パン器
10 本体
11 焼成室
18 制御部
20 蓋
22 表示部
30 パン容器
40 加熱装置

Claims (3)

  1. 製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に受け入れ、前記製パン原料の混練工程、ベンチタイム、まるめ工程、発酵工程、及び焼成工程を順次遂行する自動製パン器において、
    前記焼成工程を除く前記混練工程、ベンチタイム、及び発酵工程の少なくとも一つの時間を通常コースよりも短縮した高気温対応コースを設定したことを特徴とする自動製パン器。
  2. 室温を検知する温度センサを備え、室温が過発酵温度であることを前記温度センサが検知したとき、制御部は前記通常コースでなく前記高気温対応コースを選択することを特徴とする請求項1に記載の自動製パン器。
  3. 前記高気温対応コースを選択する専用キーを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動製パン器。
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