JP2010134356A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作パネルユニット背面から延出されたブラケット53が、ネジ7a〜7dにより装置本体内部のフレーム6に固定されることにより操作パネルユニットが装置本体に取り付けられる構造を有した画像形成装置であって、装置本体の外装は、ブラケット53の固定部位を覆うカバー部材531と、それ以外の部分を覆う画像形成装置本体外装8とから成り、カバー部材531は操作パネルユニットのブラケット53側に取付けられ、外部からドライバーを挿入してネジ7a〜7dの締結・解除の操作が可能な位置に筒状穴部532a〜532dが設けられており、操作パネルユニットの取り外し時において、カバー部材531が操作パネルユニットと一体となって装置本体から脱離する。
【選択図】図3
Description
このような構成の場合、操作パネルの傾きや位置を調整するためのスペースを確保しつつ、装置本体の小型化を図るために、操作パネルが装置本体の前面に張り出した状態で設置されることが多い。
そこで、輸送時には操作パネルを本体部から取り外しておき、ユーザの使用場所に納品して設置する際に、操作パネルを取り付けるようにすることが合理的であるが、従来は、図11に示すように、先ず、操作パネルユニット50本体を支持している取付けブラケット100が画像形成装置本体内部のフレーム6にネジ7により固定され、さらに、当該固定箇所をカバー831で覆い、当該カバー831をネジ7’により画像形成装置本体外装8に固定して、外観上の美観を損なわないようにしている。
また、納品後であっても、画像形成装置の設置場所を変更するような場合、その移動の際に操作パネルを疵付けないように、ユーザが当該操作パネルを装置本体から一時的に取り外すことも想定されるが、このような場合にも時間を要し、使い勝手が悪い。
ここで、前記ブラケットは、複数の位置で、前記フレームに固定されてなることを特徴とするとしてもよい。
また、前記締結部材は、ネジであることを特徴とするとしてもよい。
これにより、締結具としてねじ締めドライバを利用して、操作パネルを装置本体に容易に取付け・取り外しできる。
これにより、操作パネルが画像形成装置本体から完全に分離され、取り外した操作パネルを載置する場所が通信用ハーネスの長さの範囲に限定されないため、梱包などの作業効率が向上する。
(1.画像形成装置の全体構成)
図1は、当該デジタル式複写機(以下、単に「複写機」と言う。)1の外観斜視図である。
本複写機1は、プリンタ部3と画像読取部2の間のスペースを排紙トレイとして利用する、いわゆる胴内排紙型の複写機である。
プリンタ部3は、電子写真式のものであって、感光体ドラムの露光、現像、一次転写、二次転写及び定着などの一連の動作を実施して、画像読取部2から出力された画像データを用紙に印刷するものである。
操作パネルユニット5は、ユーザからの画像形成条件の入力を受け付け、エラー情報等を表示する。また、操作パネルユニット5は、後述する姿勢変更機構52により、同図に示されるように、左右(X−X’方向)および上下(Z−Z’方向)に回動可能であり、ユーザが操作しやすいように角度や位置を変更し調節することが出来るようになっている。
(2.操作パネルの構成)
操作パネルユニット5は、図2に示すように、操作パネル本体部51、姿勢変更機構52、およびブラケット53から成る。
液晶タッチパネル514は、表面にタッチパネルが積層されており、ユーザからの、コピー倍率の設定、用紙選択、コピーモードの選択等の入力(タッチ入力)を受け付けると共に、コピー枚数や複写機1の状態、例えば紙詰まり(ジャム)等を示すメッセージを表示する。
また、姿勢変更機構52は、ブラケット53に支持されており、当該ブラケット53を介して操作パネルユニット5全体が、複写機本体に保持される構成となっている。
(3.操作パネルの取り付け構造)
図3は、操作パネルユニット5が複写機1本体に取り付けられている状態における、取り付け部の垂直方向の断面並びに操作パネル本体部51の側面を示す図である。
また、ブラケット53は、途中に設けられた姿勢変更機構52を介して操作パネル本体部51を支持して、複写機1本体に取着するためのものである。ブラケット53の本体側に設けられた取付部530の断面が、逆L字型形状となっておりその水平部と垂直部がそれぞれ装置本体のフレーム6の上面および手前側側面に当接し、4本のネジ7a〜7d(図3では、ネジ7a、7cはそれぞれ手前のねじ7b、7cに重なって見えない。)により、フレーム6に固定されている。
このカバー部材531は、接着剤やネジなどでブラケット53に予め取着されているとしてもよく、あるいは、カバー部材に531に爪を設け、取付部530に嵌め込んで爪をブラケット53に係合させることにより取着させるようにしてもよく、その手段は限定されない。
同図に示すように複写機1本体の筐体の、操作パネルユニット5のブラケット53の取付部530の取付箇所に対応する部分に開口部80が設けられており、当該開口部80を介してブラケット53の取付部530を挿入し、フレーム6に当該取付部530をねじ止めする。
カバー部材531の上部には筒状穴部532aおよび532b、下部には筒状穴部532cおよび532dがそれぞれ設けられ、筒状穴部532a〜532dはそれぞれ有底であってその底面には、ネジ7a〜7dが貫通するための貫通孔が穿設され、また取付部53の同じ位置に貫通孔533a〜533dが穿設されている。
なお、フレーム6のネジ穴61a〜61dの代わりに下穴を開けておいて、ネジ7a〜7dとしてタッピングネジを使用して固定するようにしてもよいし、フレーム6の板厚があまりない場合には、例えば、フレーム6のネジ孔61a〜61dの位置に貫通孔のみ設けて、その裏側にプロジェクションナットを溶着し、通常のネジを当該プロジェクションナットに螺合させて締結するようにしてもよい。
同図に示されるように、筒状穴部532cを介してネジ7cの頭部が臨める状態となっており、ドライバー9の先端を水平方向から筒状穴部532cに挿入してネジ7cを容易に締め付けることができる。
図8に示されるように、操作パネル本体部51を左側に回動させた状態において、筒状穴部532dを介してネジ7dの頭部が臨める状態となっており、ドライバー9の先端を水平方向から筒状穴部532dに挿入してネジ7dを容易に締め付けることができる。
操作パネルユニット5の取付と同時にカバー部材531も取着されるので、改めてこの部分の外装を取付ける手間が不要となり、操作パネルユニット5の取付作業が極めて容易になる。取り外しのときも同様である。
(4.操作パネルの底面の形状)
従来、操作パネル底部は一般に曲面や角度のついた面で構成されており、平坦面上に安定して置くことが難しい。平坦面上に載置した際に姿勢が安定しないと、ぐらついたり転倒したりして平坦面や他の物体と衝突し、それによる衝撃で、精密機器でもある操作パネルに故障や破損が発生する虞があるため、操作パネルを画像形成装置本体から取り外した際には、比較的平らなディスプレイユニット側を下にして置く場合が多い。
図9は、操作パネルユニット5を複写機1本体から取り外したときの、取り付け部の垂直方向の断面および操作パネル本体部51の側面を示す図である。
複写機1本体から取り外された操作パネルユニット5の重心G(図7参照)が、平坦面Pと直交する方向に平坦面P上に投影した点が、平坦面Pと平坦部522との接触面の内部に存在するように設計することにより、操作パネルユニット5を底部を下にして平坦面P上に載置した場合に、平坦部522を底面として、安定した姿勢を保持することが出来る。
なお、上記実施の形態においては、レバー部521およびカバー部材531は、平坦面Pに接しないとしたが、当該レバー部521およびカバー部材531の両方もしくはいずれか一方が、平坦面Pと接するとしてもよい。このようにすることで、操作パネルユニット5は平坦面P上に載置された際に、より安定した姿勢を保持することが可能となる。
(5.姿勢変更機構52の構成)
本実施の形態においては、操作パネルユニット5が上下左右に回動可能な構成となっている。操作パネルの回動機構については、公知であるが、その一例を簡単に説明しておく。
この姿勢変更機構52は、レバー部521を手前に引くことにより、上下の角度の位置規制が解除されて、上下角度が変更可能となる。
より具体的には、姿勢変更機構52は、ベース部10と、スライド部20と、水平回動部30と、二軸揺動部70とからなる。
ベース部10は、姿勢変更機構52を構成する複数の部材を配置するためのものであって、二軸揺動部70を上下方向に回動可能に軸支すると共に、操作パネル本体部51と接合する操作パネル固定部材40を有している。
ここで、二軸揺動部70の上下方向の揺動位置は、上下方向に設けられた複数の貫通孔71のいずれかに水平回動部30の爪33が嵌り込むことによって規制されている。
スライド部20は、ベース部10上を、前後方向(Z−Z’方向)に摺動する摺動部材26と、引張バネ25とを備え、当該摺動部材26端部にはレバー部521が付設されている。さらに、レバー部521は、引張バネ25によりZ’方向に付勢されている。
さらに、摺動部材26には、ガイドピン32が立設されている。
水平回動部30は、回動部材34がガイドピン24によって、ベース部10に軸支されて成る。
これによって、例えば、レバー部521がZ方向に引かれた場合、ガイドピン32がZ方向に移動し、図10(b)に示すように、回動部材34が、ガイドピン24を軸として、時計回り(矢印C方向)に回動し、回動部材34に設けられた爪33が、二軸揺動部70に設けられた貫通孔71から脱嵌し、二軸揺動部70の回転軸Hを中心とした上下方向の回動規制が解除される。
なお、操作パネル本体部51の左右方向の角度を変更する場合には、単に動かしたい方向に力を加えるだけでよい。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することが出来る。
(1)上記実施の形態においては、操作パネル本体部51を回動させることにより、操作パネルユニット5を複写機1本体に固定しているネジ7a〜7dおよび当該ネジ7a〜7dが挿入される貫通孔533a〜533dを底面に備える筒状穴部532a〜532dが露出するとしたが、カバー部材531が操作パネル本体部51および姿勢変更機構52よりも十分大きく、当該操作パネル本体部51および姿勢変更機構52を回動させなくても露出している位置に筒状穴部532a〜532dおよび貫通孔533a〜533dが設けられているとしてもよい。その場合、フレーム6に穿設されているネジ孔61a〜61dの中心が、貫通孔533a〜533dに挿入されるネジ7a〜7dの軸の中心線を通る直線上に位置することは勿論である。
(2)上記実施の形態においては、操作パネルユニット5をフレーム6に固定する締結部材としてネジを使用したが、これに代えてプッシュプルリベットを用いるとしても、同様の効果を得ることができる。
10 ベース部
100 取付けブラケット
2 画像読取部
20 スライド部
21 長穴
22 ガイドピン
23 長穴
24 ガイドピン
25 引張バネ
26 摺動部材
3 プリンタ部
30 水平回動部
31 リンク溝
32 ガイドピン
33 爪
34 回動部材
4 給紙部
40 操作パネル固定部材
41 ねじりバネ
5、50 操作パネルユニット
51 操作パネル本体部
511 スタートキー
512 テンキー
513 リセットキー
514 液晶タッチパネル
515 パネルコネクタ
516 電源スイッチ
52 姿勢変更機構
521 レバー部
522 平坦部
53 ブラケット
530 取付部
531 カバー部材
532a〜532d 筒状穴部
533a〜533d 貫通孔
6 フレーム
61a〜61d ネジ孔
7a〜7d、7’ ネジ
70 二軸揺動部
71 貫通孔
72 垂直軸部
8 画像形成装置本体外装
80 開口部
831 カバー
9 ドライバー
90 ハーネス
Claims (5)
- 画像形成条件を受け付ける操作パネルを備えた画像形成装置であって、
前記操作パネルは、その背面から延出されたブラケットが、締結部材により装置本体内部のフレームに固定される構成を有し、
装置本体の外装が、前記締結部材によるブラケットの固定部位を覆う第1の外装部材と、それ以外の部分を覆う第2の外装部材とからなり、
前記第1の外装部材は、前記ブラケット側に取着されていると共に、外部から締結具を挿入して前記締結部材の締結・解除の操作が可能な位置に貫通孔もしくは開口が設けられており、
前記操作パネルの取り外し時において、当該第1の外装部材が操作パネルと一体となって装置本体から脱離することを特徴とする画像形成装置。 - 前記ブラケットは、複数の位置で、前記フレームに固定されてなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記締結部材は、ネジであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 操作パネルと装置本体間の通信用ハーネスおよび装置本体から操作パネルに電力を供給するための電力用ハーネスを接続するコネクタが、操作パネルおよび/又は画像形成装置本体側に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記操作パネルの底面の少なくとも一部には平坦部が形成されると共に、当該平坦部より下方に突出する部分がなく、かつ、当該操作パネルを平坦な載置面上に載置したときに、操作パネルの重心の前記載置面への投影点が、前記平坦部と載置面との接触する領域内に位置するように前記操作パネルの底面の形状が形成されている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
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