JP2010134224A - 光合分波素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】マッハツェンダ干渉計を用いた良好な特性の光合分波素子を提供すること。
【解決手段】曲がり導波路部分18b〜24bと方向性結合器部分18a〜24aとを備えたマッハツェンダ干渉計18〜24を3段以上直列に備えており、それぞれのマッハツェンダ干渉計における第1及び第2光導波路14及び16を伝播する光に対する光路長をそれぞれL及びLとするとき、方向性結合器部分において、L>Lの場合には、第1光導波路の幅を、第2光導波路幅よりも大きくし、L>Lの場合には、第2光導波路の幅を、第1光導波路の幅よりも大きくし、光路長差ΔLと方向性結合器部分の幅の差とから生じる経路間の位相差Δφの和が+2Δφ又は−Δ2φとなる連続する2段のマッハツェンダ干渉計の対、及び位相差Δφの和が0となる連続する2段のマッハツェンダ干渉計の対を、それぞれ1個以上備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、光信号の合波及び分波を行う光合分波素子に関する。
光加入者系システムにおいては、加入者から局への光伝送すなわち上り伝送、及び局から加入者への光伝送すなわち下り伝送を一本の光ファイバで行う必要がある。そのため、上り伝送と下り伝送とでは異なる波長の光が使用される。従って、これらの異なる波長の光を合分波する光合分波素子が必要となる。
加入者側に用いられる光合分波素子は、ONU(Optical Network Unit)と呼ばれる。現在用いられている多くのONUは、空間光学的に光軸を合わせた波長フィルタ、フォトダイオード、及びレーザダイオードから構成されている。また、光導波路を用いることで光軸合わせを不要にしたONUも知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、近年、量産性に優れたSiを導波路材料として用いたONUが注目されている。
この種のONUとしては、マッハツェンダ干渉計を用いたもの、方向性結合器を用いたもの、又はグレーティングを用いたものが知られている。
特開平8−163028号公報
しかし、方向性結合器を用いたSi製のONUは、光源の波長ズレに弱い。また、素子が数百μmオーダの大きさとなるため、小型化が困難である。
また、グレーティングを用いたSi製のONUは、グレーティングの周期を波長の半分以下とする必要があるため、微細加工が困難である。
さらに、マッハツェンダ干渉計を用いたSi製のONUは、等価屈折率や、方向性結合器の結合係数などの波長依存性が極めて大きいために、ONUで用いられる波長範囲においては、クロストークが発生したり光強度が低下したりするために、所望の特性を得ることができなかった。
この発明は、上述のような問題点に鑑みなされたものである。従って、この発明の目的は、ONUで用いられる波長範囲において、クロストークを低減するとともに、強度ロスを従来よりも抑え、しかも小型化が可能なマッハツェンダ干渉計を用いた光合分波素子を提供することにある。
この発明の光合分波素子は、一端が第1光入出力ポートとされ、他端が第2光入出力ポートとされた第1及び第2光導波路が基板に並列して設けられていて、第1及び第2光導波路の第1及び第2光入出力ポートの間の第1及び第2光導波路により形成されていて、曲がり導波路部分と、該曲がり導波路部分の両端にそれぞれ設けられた方向性結合器部分とを備えたマッハツェンダ干渉計を3段以上直列に備えている。
そして、第1光入出力ポートのいずれか一方に入力される、波長が異なる第1及び第2光の合波光を、波長により分波して第1及び第2光導波路の第2光入出力ポートのそれぞれから出力する。
この光合分波素子において、それぞれのマッハツェンダ干渉計における第1及び第2光導波路を伝播する光に対する光路長をそれぞれL及びLとし、及び光路長差ΔLをL−Lとするとき、方向性結合器部分において、第1光導波路の光伝播方向に直交する断面の基板の主面に平行な方向の長さと、第2光導波路の断面の基板の主面に平行な方向な長さとが、異なることを特徴とする。
この光合分波素子の方向性結合器部分において、光路長差ΔLが、L>Lの場合には、第1光導波路の断面の基板の主面に平行な方向の長さを、第2光導波路の断面の基板の主面に平行な方向の長さよりも大きくし、L>Lの場合には、第2光導波路の断面の基板の主面に平行な方向の長さを、第1光導波路の断面の基板の主面に平行な方向の長さよりも大きくし、光路長差ΔLと方向性結合器部分の幅の差とから生じる経路間の位相差Δφの和が+2Δφ又は−Δ2φとなる連続する2段のマッハツェンダ干渉計の対、及び位相差Δφの和が0となる連続する2段のマッハツェンダ干渉計の対を、それぞれ1個以上備えている。
この光合分波素子において、光路長差ΔLの絶対値は一定であることが好ましい。
この光合分波素子において、第1光が、第2光入出力ポートの一方からバー状態で出力され、かつ第2光が第2光入出力ポートの他方からクロス状態で出力されることが好ましい。
この光合分波素子において、第1及び第2光導波路がSiを材料として形成されていることが好ましい。
この光合分波素子において、曲がり導波路部分を、直線状の導波路と、曲率半径が等しい複数の曲線導波路とで形成することが好ましい。
上述の光合分波素子において、光路長差ΔLが、第1及び第2光導波路を構成する材料の等価屈折率の波長依存性を利用して求められたものであることが好ましい。
この発明は、上述したような技術的特徴を備えている。これにより、ONUで用いられる波長範囲において、クロストークを低減するとともに、強度ロスを従来よりも抑え、小型化が可能なマッハツェンダ干渉計を用いた光合分波素子が得られる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図は、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係について、この発明が理解できる程度に概略的に示したものにすぎない。また、以下、この発明の好適な構成例について説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は、以下の実施の形態に何ら限定されない。また、各図において、共通する構成要素には同符号を付し、その説明を省略することもある。
(構造)
図1〜図4を参照して、この実施の形態の光合分波素子の構造について説明する。図1(A)は、光合分波素子の平面図である。図1(B)は、光合分波素子の側面図である。なお、図1(A)及び(B)においては、図の理解の容易さを考慮して、第1及び第2光導波路を表わす領域に斜線を施してある。
図1(A)を参照すると、光合分波素子10は基板12と第1及び第2光導波路14及び16とで形成されている。基板12は、単結晶シリコンを材料とする下層12aと、シリコン酸化膜を材料とするクラッドとしての上層12bとから例えば直方体形状に構成されている。そして、上層12b中に、単結晶シリコンを材料とするコアとしての第1光導波路14、及び第2光導波路16が並列して設けられている。
第1及び第2光導波路14及び16は、平坦な第1主面12eから厚さ方向に測った深さが等しい位置に設けられている。また、第1及び第2光導波路14及び16と下層12aとの間の間隔dは、下層12aへの光の漏れ出しを防ぐために、通常1μm以上とされている。
第1光導波路14は、基板12の一方の側面12cに第1光入出力ポート14aを備えている。また、基板12の他方の側面12dに第2光入出力ポート14bを備えている。
同様に、第2光導波路16は、基板12の一方の側面12cに第1光入出力ポート16aを備えている。また、基板12の他方の側面12dに第2光入出力ポート16bを備えている。
この実施形態では、一例として、第1光入出力ポート14a及び16aと、第2光入出力ポート14b及び16bとの間には、第1及び第2光導波路14及び16により形成された4段のマッハツェンダ干渉計18,20,22及び24が直列に形成されている。
より詳細には、マッハツェンダ干渉計18〜24は、図2(A)を参照して、その詳細は後述するが、第1光入出力ポート14a及び16a側から第2光入出力ポート14b及び16bに向かって、18→20→22→24の順に並んでいる。
そして、マッハツェンダ干渉計18と第1光入出力ポート14a及び16aとの間は、接続用光導波路14c及び16cで接続されている。同様に、マッハツェンダ干渉計24と第2光入出力ポート14b及び16bとの間は、接続用光導波路14d及び16dで接続されている。
マッハツェンダ干渉計18〜24は、後述する曲がり導波路部分18b〜24bにおいて、第1光導波路14と第2光導波路16のどちらが長いかという点、及び、方向性結合器部分18a〜24aにおいて、第1光導波路14と第2光導波路16のどちらの幅が大きいかという点を除いて、構造が等しい。
図1(A)に示す例では、マッハツェンダ干渉計18及び20においては、第1光導波路14の方が第2光導波路16よりも光路長が長く、また、マッハツェンダ干渉計22及び24においては、第2光導波路16の方が第1光導波路14よりも光路長が長く形成されている。第1及び第2光導波路14及び16は、それぞれ、第1光入出力ポート14a及び16aから、第2光入出力ポート14b及び16bへの直線方向に沿って、方向性結合器を形成する直線導波路領域を有している。さらに、第1及び第2光導波路14及び16の前方側の直線導波路領域から曲がり導波路領域への直線方向の終点位置は同位置である。また、第1及び第2光導波路14及び16の曲がり導波路領域から、後方側の直線導波路領域への直線方向始点位置は同位置である。従って、それぞれのマッハツェンダ干渉計18〜24に関し、曲がり導波路部分18b〜24bにおける第1及び第2光導波路14及び16の光路長差、すなわち、「(第1光導波路14の光路長)−(第2光導波路16の光路長)」をΔLとする。このとき、ΔLの絶対値は、マッハツェンダ干渉計18〜24によらず一定である。すなわち、曲がり導波路部分18b〜24bにおいて、第1光導波路14と第2光導波路16の光路長差は全てのマッハツェンダ干渉計18〜24について等しい。なお、曲がり導波路部分18b〜24bは、その全領域が曲がり領域で形成されていてもよいし、また、部分的に曲がり領域と直線領域とに区分されて形成されていても良く、どのように構成するかは、設計上の問題である。
また、この光合分波素子10は、光路長差ΔLと方向性結合器部分の幅の差からと生じる経路間の位相差Δφの和が+2Δφ又は−Δ2φとなる連続する2段のマッハツェンダ干渉計の対、及び位相差Δφの和が0となる連続する2段のマッハツェンダ干渉計の対を、それぞれ1個以上備える。図1(A)に示す例では、前者の対は、マッハツェンダ干渉計18と20及び22と24であり、後者の対はマッハツェンダ干渉計20と22とである。なお、位相差Δφについては(Δφについて)の項で後述する。
より詳細には、連続する2段のマッハツェンダ干渉計の対(18と20,20と22,22と24)における位相差Δφの和を求める。すると、「対18と20」においては位相差Δφの和は、2Δφ(=Δφ+Δφ)となる。「対20と22」においては位相差Δφの和は、0(=Δφ+(−Δφ))となる。また、「対22と24」においては位相差Δφの和は、−2Δφ(=(−Δφ)+(−Δφ))となる。つまり、この光合分波素子10は、位相差Δφの和が+2Δφ又は−Δ2φとなるマッハツェンダ干渉計の対を2個(18と20、及び22と24)備え、及び、位相差Δφの和が0となるマッハツェンダ干渉計の対を1個(20と22)備えている。
位相差Δφの和が+2Δφ又は−Δ2φとなる連続する2段のマッハツェンダ干渉計の対(以下、「バー状態対」とも称する。)、及び位相差Δφの和が0となる連続する2段のマッハツェンダ干渉計の対(以下、「クロス状態対」とも称する。)を、それぞれ1個以上とする理由を以下に説明する。
発明者は、バー状態対とクロス状態対の総対数を一定として、バー状態対の数を増減させてシミュレーションを行った。その結果、バー状態対の数が増えるほど、バー状態の波長帯域が広がっていくことが明らかとなった。
また、クロス状態対の数が増えるほど、クロス状態の波長帯域が広がっていくことが明らかとなった。
これらのことより、光合分波素子10が、バー状態対及びクロス状態対を少なくとも1個以上ずつ備えることによって、バー状態及びクロス状態の波長帯域を実用上許容できる程度にまで広げることができる。
(マッハツェンダ干渉計の構造)
続いて、図2(A)〜(C)を参照して、マッハツェンダ干渉計18を例に挙げて、その構造を詳細に説明する。図2(A)は、基板12の上層12bを除いて、マッハツェンダ干渉計18の導波路構造を示す平面図である。図2(B)は、図2(A)のA−A線に沿った切断面の切断端面図である。図2(C)は、図2(A)のB−B線に沿った切断面の切断端面図である。
図2(A)を参照すると、マッハツェンダ干渉計18は、方向性結合器部分18a,18aと曲がり導波路部分18bとを備えている。
第1及び第2光導波路14及び16の方向性結合器部分18a,18aが相俟って方向性結合器を形成する部分であって、これら部分18a,18aは、第1及び第2光導波路14及び16が、光結合可能な間隔で平行に配置された部分である。
曲がり導波路部分18bは、方向性結合器部分18a及び18aの間の領域であり、既に説明したとおり、異なる長さの第1及び第2光導波路14及び16を所定の形状に湾曲させた曲がり領域と直線領域とを組み合わせて形成してある。マッハツェンダ干渉計18及び20では、第1光導波路14の光路長Lの方が第2光導波路16の光路長Lよりも光路長を長く形成してある(図1参照)。
また、図2(B)及び(C)を参照すると、方向性結合器部分18aと曲がり導波路部分18bとでは、第1及び第2光導波路14及び16の高さ、すなわち光伝播方向に直角かつ基板12の主面12eに垂直な長さは等しいものの、幅、すなわち光伝播方向に直角かつ基板12の主面12eに平行な長さが異なっていることが分かる。
また、曲がり導波路部分18bにおいて、第1及び第2光導波路14及び16は、光伝播方向に垂直な面で切断して得られる横断面形状は、幅W1及び高さH1の矩形状である(図2(B)参照)。
それに対して、方向性結合器部分18aにおいては、第1及び第2光導波路14及び16の横断面形状は、高さH1は曲がり導波路部分18bと等しいが、幅W2及びW3は曲がり導波路部分18bとは異なる長方形状としてある。
ここで、方向性結合器部分18aにおける第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3は、曲がり導波路部分18bの第1及び第2光導波路14及び16の光路長L及びLの大小関係により異なっている。
具体的には、曲がり導波路部分18bにおける光路長Lが長い第1光導波路14の幅W2の方が、光路長Lが短い第2光導波路16の幅W3よりも僅かに大きく形成されている。
なお、方向性結合器部分18aにおける第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3の大小関係の詳細については後述する。
従って、曲がり導波路部分18bと方向性結合器部分18aとの境界部において、第1及び第2光導波路14及び16の幅が不連続に変化している。
(Δφについて)
次に、位相差Δφの和Δφについて説明する。
Δφは、光合分波素子10が合分波すべき光の波長を考慮して決定される。一般にマッハツェンダ干渉計においては、曲がり導波路部分の光路長差と、方向性結合器部分の導波路の幅とを、入力された光の波長に対して適当に設定することにより、入力光をバー状態かクロス状態のいずれかの状態で出力させることができる。
図3を参照して、バー状態及びクロス状態について、より具体的に説明する。図3は、マッハツェンダ干渉計の構造を模式的に示す平面図である。図3において、マッハツェンダ干渉計Mは、2本の光導波路WG及びWGを備えている。光導波路WGには、入力ポートINと出力ポートOUTとが設けられている。同様に、光導波路WGには、入力ポートINと出力ポートOUTとが設けられている。
そして、入力ポートIN及びIN側には、光導波路WG及びWGが光結合可能に平行に配置されて、方向性結合器HKが形成されている。同様に、出力ポートOUT及びOUT側には、光導波路WG及びWGが光結合可能に平行に配置されて、方向性結合器HKが形成されている。
これらの方向性結合器HK及びHKの間には、光導波路WG及びWGが湾曲された曲がり領域と直線領域との組合せ領域としての曲がり導波路部分Cが形成されている。
ここで、マッハツェンダ干渉計Mの曲がり導波路部分Cの光路長差をΔLとする。このΔLは、(光導波路WGの光路長)−(光導波路WGの光路長)で与えられる。また、入力ポートINから、真空中における波長がλの光Lが入力されるものとする。
また、マッハツェンダ干渉計Mの方向性結合器HK及びHKの部分においては、光導波路WG及びWGの幅が異なっており、WGの幅の方がWGの幅よりも大きいものとする。
このとき、「バー状態で出力される」とは、方向性結合器HK及びHKにおいて、光導波路WGへの光Lのパワー移行が発生せずに、光Lが光導波路WGの出力ポートOUTから出力されることを示す。
また、「クロス状態で出力される」とは、方向性結合器HK及びHKにおいて、光導波路WGへ光Lのパワーが移行して、光Lが光導波路WGの出力ポートOUTから出力されることを示す。
光Lがバー状態となるか、クロス状態となるかは、曲がり導波路部分Cの光路長差ΔLと、方向性結合器HK及びHKの幅の違いと、光の波長λとの関係で決まる位相差Δφで決定される。すなわち、下記式(1)が成り立つ場合には、光Lはクロス状態となり、下記式(2)が成り立つ場合には、光Lはバー状態となる。
Δφ=2πnΔL/λ+Δφ=2mπ・・・(1)
Δφ=2πnΔL/λ+Δφ=(2m+1)π・・・(2)
ここで、nは、光導波路WG及びWGの屈折率である。また、mは自然数である。また、Δφは、方向性結合器HK及びHKを構成する2本の光導波路の幅の差で生じた位相差である。Δφの値は、ΔLとともに、光の損失及びクロストークの状況を最適にするようにシミュレーションで決定する必要がある。
すなわち、図1に示すように、第1光Lについてはバー状態で出力されるように、及び第2光Lについてはクロス状態で出力されるように、曲がり導波路部分18b〜24bの光路長差ΔLと、方向性結合器部分18a〜24aにおける第1及び第2光導波路14及び16の幅の差とを設定する。これにより、光合分波素子10は、第1光Lと第2光Lの合分波を行うことが可能となる。
(方向性結合器部分における第1及び第2光導波路の幅の違いについて)
図2(C)を参照して既に説明したように、方向性結合器部分18aにおいては、第1光導波路14の幅W2の方が第2光導波路16の幅W3よりも大きい。
以下、この点についてより詳細に説明する。方向性結合器部分18aのこの幅の大小関係は、他の方向性結合器部分20a〜24aでも同様に成り立つ。すなわち、方向性結合器部分20a〜24aにおける第1及び第2光導波路14及び16の幅の大小関係は、曲がり導波路部分20b〜24bにおける第1及び第2光導波路14及び16の光路長差L及びLの大小関係で決定される。
つまり、曲がり導波路部分20b〜24bにおける光路長の関係がL>Lの場合、つまり、第1光導波路14の光路長Lの方が第2光導波路16の光路長Lよりも大きい場合には、方向性結合器部分20a〜24aにおいて、第1光導波路14の幅W2を第2光導波路16の幅W3よりも大きくする(W2>W3)。
逆に、曲がり導波路部分20b〜24bにおける光路長の関係がL>Lの場合、つまり、第2光導波路16の光路長Lの方が第1光導波路14の光路長Lよりも大きい場合には、方向性結合器部分20a〜24aにおいて、第2光導波路16の幅W3を第1光導波路14の幅W2よりも大きくする(W3>W2)。
次に、図4を参照して、方向性結合器部分18a〜24aにおいて、第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3の大小を上述のような関係にする理由について説明する。
図4は、この実施の形態の光合分波素子10の動作特性の説明に供する動作特性図である。図4には、動作特性のシミュレーション結果を示している。図4において、縦軸がバー状態及びクロス状態の入力強度に対する出力強度の比率(無次元)を示し、横軸が光合分波素子10に入力した光の波長を示す。
このシミュレーションは、伝達マトリックスを用いる方法で行った。ただし、発明者らは、FDTD(Finite Difference Time Domain)法でも同様の結果を得ている。
シミュレーションに用いた光合分波素子10は、以下の(1)及び(2)に記載した点を除いて、(構造)の項で説明したものを用いている。
(1)方向性結合器部分18a〜24aにおける第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3の差(|W2−W3|)を5nm及び7nmとした。以下に、より具体的に幅W2及びW3について説明する。
(a)曲がり導波路部分18b〜24bにおいて、第1光導波路14の方が第2光導波路16よりも光路長が長い方向性結合器部分18a及び20a(L>L)については、(第1光導波路14の幅W2)>(第2光導波路の幅W3)とした。
より詳細には、|W2−W3|=5nmの場合には、幅W2を0.3025μmとし、幅W3を0.2975μmとした。また、|W2−W3|=7nmの場合には、幅W2を0.3035μmとし、幅W3を0.2965μmとした。
(b)曲がり導波路部分18b〜24bにおいて、第2光導波路16の方が第2光導波路14よりも光路長が長い方向性結合器部分22a及び24a(L>L)については、(第2光導波路16の幅W3)>(第1光導波路の幅W2)とした。
より詳細には、|W2−W3|=5nmの場合には、幅W3を0.3025μmとし、幅W2を0.2975μmとした。また、|W2−W3|=7nmの場合には、幅W3を0.3035μmとし、幅W2を0.2965μmとした。
(2)方向性結合器部分18a〜24aの方向性結合器の長さと、曲がり導波路部分18b〜24bの光路長差ΔLを微調整した。
方向性結合器部分18a〜24aにおける第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3が異なっていることにより、方向性結合器部分18a〜24aを伝播する光に位相差が発生する。そこで、この位相差を補償するために、方向性結合器部分18a〜24aの光伝播方向に沿った長さ(以下、方向性結合器長)と、曲がり導波路部分18b〜24bの光路長差ΔLを調整した。
具体的には、(a)|W2−W3|=0nmの場合には、ΔL=1.487μmとし、及び方向性結合器長を本来の結合長の98%の長さとした。(b)|W2−W3|=5nmの場合には、ΔL=1.406μmとし、及び方向性結合器長を本来の結合長の85%の長さとした。(c)|W2−W3|=7nmの場合には、ΔL=1.409μmとし、及び方向性結合器長を本来の結合長の78%の長さとした。
図4には、6本の曲線が描かれている。曲線1が|W2−W3|=5nmにおけるバー状態を示し、曲線2が|W2−W3|=5nmにおけるクロス状態を示す。また、曲線3が|W2−W3|=0nmにおけるバー状態を示し、曲線4が|W2−W3|=0nmにおけるクロス状態を示す。さらにまた、曲線5が|W2−W3|=7nmにおけるバー状態を示し、曲線8が|W2−W3|=7nmにおけるクロス状態を示す。
図4を参照すると、曲線1,2,5及び6の場合、つまり、方向性結合器部分18a〜24aにおける第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3に差がある場合には、横軸の波長が1.3μm及び1.49μmのバー状態及びクロス状態の両状態が、50nmにも及ぶ広い波長範囲でよく波長分離されていることがわかる。
また、|W2−W3|=0nm(曲線3及び4)に比較して、|W2−W3|が5nm及び7nm(曲線1,2,5及び6)では、クロストークの程度が−20dB(0.01以下)となる波長範囲が広がっていることがわかる。
次に、伝達マトリクスを用いて、第1光導波路14の幅W2と第2光導波路の幅W3とが異なる場合の光合分波素子10の特性について、定性的に説明する。
まず始めに、1個のマッハツェンダ干渉計18の特性について説明する。マッハツェンダ干渉器18の特性Mは、下記式(3)〜(5)に示すように、方向性結合器部分18a及び18aを通過する光に対するマトリクスMcと、曲がり導波路部分18bを通過する光に対するマトリクスMpとを順次掛け合わせたもので表わされる。
ここで、Kは方向性結合器の結合係数である。Δは方向性結合器部分18aを構成する第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3の違いから生じる伝播定数の差の1/2の値である。Lは方向性結合器部分18aの長さである。δは曲がり導波路部分18bの光路長差ΔLにより生じる位相差の1/2の値である。
Mを具体的に計算することにより、下記式(6)を得ることができ、さらに、結合係数Kに対して伝播定数の差Δが充分に小さい場合には、式(6)は、下記式(7)へと変形できる。
式(7)は、方向性結合器部分18aにおける第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3が等しい場合と比較すると、曲がり導波路部分18bで生じる位相差δに方向性結合器部分18aにおける第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3の違いから生じる位相差Δが追加された形となっている。
ただし、方向性結合器部分18aにおける第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3が等しい場合には存在しない位相項exp(±jΔ)が加わっているために、Δの値が大きくなると正常な動作からずれていく可能性があることがわかる。
複数個のマッハツェンダ干渉計が接続された場合には、個々のマッハツェンダ干渉計の結合係数が充分に小さいとの仮定を置くことが出来る。この場合の特性Mは、下記式(8)で与えられる。
式(8)では、式(7)と比較した場合、特性Mが曲がり導波路部分で生じる位相差δに方向性結合器部分における第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3の違いから生じる位相差Δが追加された形となっていることが、さらに明確に示されている。このことから、Δが余りに大きくなった場合、つまり、第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3の差が余りに大きくなった場合、式(8)中の位相項exp(±jΔ)の影響により、特性が劣化して、クロストーク特性が悪化することがわかる。この結果は、FDTD法や近似を行わない厳密な伝達マトリクスの計算からも確かめられている。
発明者の評価によれば、この実施の形態で説明したようなマッハツェンダ干渉計18〜24を4段構成とした光合分波素子10においては、第1及び第2光導波路14及び16の幅W2及びW3を10nm以下とすることにより、実用上充分なクロストーク特性が得られることが明らかとなった。
(動作)
再び図1を参照して、この実施の形態の光合分波素子10の動作について説明する。
まず、第1光入出力ポート14aから、第1光L(波長λ1V=1.3μm)と第2光L(波長λ2V=1.49μm)とが光合分波素子10に入力された場合について考える。
この場合、上述したように、第1光Lはバー状態、すなわち、第2光入出力ポート14bから出力される。一方、第2光Lは、上述したようにクロス状態、すなわち、第2光入出力ポート16bから出力される。
ONUとして用いる場合、第1光Lを加入者系から局への上り信号とし、及び第2光Lを局から加入者系への下り信号とする。
この場合、第2光入出力ポート14bから入力された第1光L(上り信号)は、バー状態で第1光入出力ポート14aから出力される。また、第1光入出力ポート14aから入力された第2光L(下り信号)は、クロス状態で第2光入出力ポート16bから出力される。
(効果)
(1)この実施の形態の光合分波素子10は、図4に示すように、クロストークをほとんど生じることなく、第1光Lと第2光Lの合分波を行うことができる。
(2)また、図4に示すように、この実施の形態の光合分波素子10は、光強度のロスを従来に比べて低減することができる。
(3)また、この実施の形態の光合分波素子10は、全長が100μm程度であり、従来のSi製マッハツェンダ型のONUに比べて小型である。
(設計条件、変形例等)
(1)この実施の形態においては、4段のマッハツェンダ干渉計18〜24を直列に接続した場合について説明した。しかし、光合分波素子10を構成するマッハツェンダ干渉計の個数は4段には限定されない。
バー状態対、及びクロス状態対を、それぞれ1個以上備えていれば、その段数に限定はない。例えば、図5(A)に示すように3段であってもよい。この場合、バー状態対及びクロス状態対が、それぞれ1個ずつ設けられている。
また、図5(B)に示すように、6段であってもよい。この場合、バー状態対が3個、及びクロス状態対が2個設けられている。
(2)この実施の形態では、曲がり導波路部分18b〜24bと方向性結合器部分18a〜24aとの境界部において、第1及び第2光導波路14及び16の幅をW1からW2へと不連続に変化させた場合について説明した。この設計でも、光の強度ロスを実用上十分なレベルで抑えることはできる。しかし、より光の強度ロスを低減するためには、境界部において、第1及び第2光導波路14及び16の幅をテーパ状になだらかに変化させることが好ましい。
(3)この実施の形態では、曲がり導波路部分18b〜24bにおける第1及び第2光導波路14及び16の光路長差ΔLが一定の場合について説明した。しかし、上述した式(1)及び式(2)からもわかるように、光路長差ΔLは、マッハツェンダ干渉計18〜24で必ずしも等しくある必要はない。すなわち、式(1)及び式(2)を満たすように、方向性結合器部分18a〜24aにおける第1及び第2光導波路14及び16の幅を調整すれば、光路長差ΔLは、マッハツェンダ干渉計18〜24ごとに異なっていてもよい。
(A)は、この実施の形態の光合分波素子の平面図であり、(B)は、この実施の形態の光合分波素子の側面図である。 (A)は、マッハツェンダ干渉計の平面図である。(B)は、(A)のA−A線に沿った切断面の切断端面図である。(C)は、(A)のB−B線に沿った切断面の切断端面図である。 マッハツェンダ干渉計の構造を模式的に示す平面図である。 この実施の形態の光合分波素子の動作特性の説明に供する動作特性図である。 (A)及び(B)は、光合分波素子の変形例を示す図である。
符号の説明
10 光合分波素子
12 基板
12a 下層
12b 上層
12c 一方の側面
12d 他方の側面
12e 第1主面
14, 第1光導波路
14a,16a 第1光入出力ポート
14b,16b 第2光入出力ポート
14c,14d,16c,16d 接続用光導波路
16 第2光導波路
18,20,22,24,60 マッハツェンダ干渉計
18a〜24a 方向性結合器部分
18b〜24b 曲がり導波路部分

Claims (7)

  1. 一端が第1光入出力ポートとされ、かつ他端が第2光入出力ポートとされた第1及び第2光導波路が基板に並列して設けられていて、
    前記第1及び第2光導波路の第1及び第2光入出力ポートの間の前記第1及び第2光導波路により形成されていて、曲がり導波路部分と、該曲がり導波路部分の両端にそれぞれ設けられた方向性結合器部分とを備えたマッハツェンダ干渉計を3段以上直列に備えており、
    前記第1光入出力ポートのいずれか一方に入力される、波長が異なる第1及び第2光の合波光を、波長により分波して前記第1及び第2光導波路の第2光入出力ポートのそれぞれから出力する光合分波素子であって、
    それぞれの前記マッハツェンダ干渉計における前記第1及び第2光導波路を伝播する光に対する光路長をそれぞれL及びLとし、及び光路長差ΔLをL−Lとするとき、
    前記方向性結合器部分において、
    前記第1光導波路の光伝播方向に直交する断面の前記基板の主面に平行な方向の長さと、前記第2光導波路の光伝播方向に直交する断面の前記基板の主面に平行な方向の長さとが、異なることを特徴とする光合分波素子。
  2. 前記光路長差ΔLが、
    >Lの場合には、前記第1光導波路の前記断面の前記基板の主面に平行な方向の長さを、前記第2光導波路の前記断面の前記基板の主面に平行な方向の長さよりも大きくし、
    >Lの場合には、前記第2光導波路の前記断面の前記基板の主面に平行な方向の長さを、前記第1光導波路の前記断面の前記基板の主面に平行な方向の長さよりも大きくし、
    前記光路長差ΔLと前記方向性結合器部分の幅の差とから生じる経路間の位相差Δφの和が+2Δφ又は−Δ2φとなる連続する2段のマッハツェンダ干渉計の対、及び位相差Δφの和が0となる連続する2段のマッハツェンダ干渉計の対を、それぞれ1個以上備えることを特徴とする請求項1に記載の光合分波素子。
  3. 前記光路長差ΔLの絶対値は一定であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光合分波素子。
  4. 前記第1光が、前記第2光入出力ポートの一方からバー状態で出力され、かつ前記第2光が前記第2光入出力ポートの他方からクロス状態で出力されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光合分波素子。
  5. 前記第1及び第2光導波路がSiを材料として形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光合分波素子。
  6. 前記曲がり導波路部分を、直線状の導波路と、曲率半径が等しい複数の曲線導波路とで形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光合分波素子。
  7. 前記光路長差ΔLが、前記第1及び第2光導波路を構成する材料の等価屈折率の波長依存性を利用して求められたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光合分波素子。
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