JP2010133793A - ワイヤハーネスチェッカー及びワイヤハーネスの導通検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの仕様が変わっても良好な使い勝手や汎用性を得る。
【解決手段】ワイヤハーネスチェッカー1において、コネクタ受け部3の一方の受け板7に、受け板7,8間にセットされたコネクタを受け板8側へ押圧して基準位置に位置決めする押圧手段(押圧ブロック10及びコイルバネ13)を設ける一方、検査プローブ20を、基準位置に位置決めされるコネクタの端子に対応した数及びピッチで検査部4に設けると共に、夫々単独で弾性的に後退可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネスの導通検査を行う際に用いられるワイヤハーネスチェッカーと、そのワイヤハーネスチェッカーを用いたワイヤハーネスの導通検査方法とに関する。
自動車用のワイヤハーネスのように、束ねられた複数の電線の端部に端子が組み込まれるコネクタを備えたものにおいては、ワイヤハーネスの製造後に、回路設計が所定の要求仕様を満たしているか否かを確認するために、端子間の導通検査を行う必要がある。この導通検査に用いる導通検査装置は、接続された回路の導通状態を検査して検査結果を予め記憶された回路データと照合して合否判定を行う導通機と、その導通機に電気的接続されてワイヤハーネスのコネクタを接続するワイヤハーネスチェッカーとを備えている。
このワイヤハーネスチェッカーとしては、例えば特許文献1に示すように、検査対象となるコネクタを嵌合保持するコネクタ受け部と、そのコネクタ受け部に対してレバー操作によって進退動可能に設けられ、コネクタ受け部に保持されたコネクタに嵌合する検査部とを備えたものが知られている。すなわち、検査部をコネクタ受け部のコネクタに嵌合させると、検査部に設けられて導通機に電気的接続される検出子(検査プローブ)がコネクタ内の端子に当接して導通状態となり、導通機による検査を可能とするものである。また、特許文献2のワイヤハーネスチェッカーでは、検査プローブに、外周スリーブから弾性的に突出する接触端部を設けて、検査時には接触端部が端子と当接するにとどめて端子と強固に固定されないようにしている。
特開平6−186272号公報 特開2003−255013号公報
上記従来のワイヤハーネスチェッカーにおいては、検査するコネクタの外形に合わせてコネクタ受け部が形成されると共に、検査部も、当該コネクタが本来嵌合される電気接続箱等のコネクタに合わせた形状となっている。よって、検査すべきワイヤハーネスのコネクタの幅や端子ピッチが共通であっても、極数やコネクタの高さが異なると、同じワイヤハーネスチェッカーを用いることができず、検査するコネクタの種類に合わせて複数用意したり、コネクタ受け部や検査部を交換したりする必要があった。また、このように検査対象が変更されると、新たに使用するワイヤハーネスチェッカーの検査部が導通機に対して正しく接続されているかを改めて確認する必要があり、非常に手間が掛かっていた。
そこで、本発明は、検査対象となるコネクタの仕様が変更しても、コネクタ受け部や検査部を交換したりすることなくそのまま継続して検査が可能で、使い勝手や汎用性に優れるワイヤハーネスチェッカー及びワイヤハーネスの導通検査方法を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ワイヤハーネスチェッカーであって、受け板の一方に、受け板間にセットされたコネクタを受け板の他方側へ押圧して基準位置に位置決めする押圧手段を設ける一方、検査プローブを、基準位置に位置決めされるコネクタの端子の最大数及びピッチに対応した数及びピッチで検査部に設けると共に、夫々単独で弾性的に後退可能としたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、検査の信頼性を高めるために、コネクタ受け部の底部に、コネクタの基準位置へのセットを検出する検出手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、検査プローブを好適に保護するために、受け板間に、受け板間で位置決めされた当該コネクタの端子と当接する検査プローブを除く検査プローブが略垂直に当接する保護カバーをさらに備えたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、押圧手段を省スペースで簡単に得るために、押圧手段を、一方の受け板内に収まる収容位置と他方の受け板側への突出位置との間をスライド可能な押圧ブロックと、その押圧ブロックを突出位置へ付勢する弾性部材とから構成したことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載のワイヤハーネスチェッカーを用いたワイヤハーネスの導通検査方法であって、コネクタ受け部の受け板間にコネクタをセットして押圧手段によって基準位置に位置決めした後、検査部を前進させて検査プローブをコネクタの対応する端子に当接させ、検査プローブと端子とを導通状態とすることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5の構成において、検査プローブを好適に保護するために、受け板間にコネクタをセットする際、受け板間に、受け板間で位置決めされる当該コネクタの端子と当接する検査プローブを除く検査プローブが略垂直に当接する保護カバーを配置することを特徴とするものである。
なお、請求項3及び6における「略垂直」とは、厳密な垂直を含んで僅かな誤差がある場合も指す。すなわち、検査プローブが保護カバーに当接した際に検査プローブを破損させることなく後退させる角度であれば許容する趣旨である。
請求項1及び5に記載の発明によれば、検査対象となるコネクタの仕様(端子数)が変更しても、コネクタ受け部や検査部を交換する必要なくそのまま継続して検査が可能となり、使い勝手や汎用性に優れる。また、検査プローブは夫々単独で後退可能であるので、最大数を下回る端子を有するコネクタを検査する際に使用されない検査プローブがコネクタの端面に当接するようなことがあっても、検査プローブが後退して負荷を吸収し、破損等を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、小サイズのコネクタであってもコネクタ受け部への確実なセットを検出しないと検査できない構成とすることができ、検査の信頼性が高まる。
請求項3及び6に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、小サイズのコネクタを検査する際に使用しない検査プローブがコネクタの端縁に当接して曲がったり破損したりすることがなくなり、検査プローブの好適な保護が可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、押圧手段を省スペースで簡単に得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ワイヤハーネスチェッカーの一例を示す説明図で、ワイヤハーネスチェッカー(以下単に「チェッカー」という。)1は、基台2上に、前方(同図(A)の左側)から、検査対象となるコネクタを保持するコネクタ受け部3と、コネクタ受け部3に保持されたコネクタに対して進退動可能な検査部4と、検査部4を進退動させるレバー5とを夫々備えている。
まずコネクタ受け部3は、基台2上に固定された下台6と、その下台6の左右両端へ平行に立設された一対の受け板7,8とによって上方及び前後を開放したU字状に形成されている。この受け板7,8の間隔は、最大の極数(ここでは40ピン)を有するコネクタに合わせた設定で、当該最大サイズのコネクタよりも幅が小さいコネクタは全て受け板7,8間に収容可能となっている。
また、一方の受け板7には、他方の受け板8に向けて開口する凹部9が凹設され、その凹部9内に押圧ブロック10が設けられている。この押圧ブロック10は、受け板7の内面と平行な押圧面11を有し、凹部9と連続して下台6の上面に形成された案内溝12によって、凹部9に没入して受け板7から突出しない収容位置と、受け板7から突出して案内溝12の端部まで達する突出位置との間で左右方向にスライド可能となっている。押圧ブロック10と凹部9の内面との間には、弾性部材となるコイルバネ13,13が配設されて、受け板7,8間にコネクタがセットされない状態では、押圧ブロック10はコイルバネ13によって図1の突出位置に付勢されている。この押圧ブロック10とコイルバネ13とが本発明の押圧手段となる。なお、押圧ブロック10の上面には、受け板8側へ向かって下り傾斜する傾斜面14が形成されている。
よって、受け板7,8間にセットされるコネクタは、押圧ブロック10によって受け板8側へ押圧され、最大サイズよりも幅が小さいコネクタは、押圧ブロック10により、受け板7から離れて受け板8に押し付けられることになる。ここで、押圧ブロック10の突出位置で押圧面11と他方の受け板8の内面との間隔は、最小サイズのコネクタの幅よりも小さい設定となっているため、最小サイズのコネクタであっても受け板8への押し付けは可能である。また、押圧ブロック10の突出方向となる受け板8の内面には、コネクタの前端を係合させて前後方向へ位置決めする係合部15が設けられている。
一方、下台6には、検出手段としての検出スイッチ16が設けられている。この検出スイッチ16は、進退動可能なプランジャ17を下台6の上面から突出させており、受け板7,8間にセットされたコネクタが下台6の上面に当接するまで完全に下降した際には、コネクタによってプランジャ17が押し込まれてON動作し、検出信号を外部の導通機へ出力するようになっている。なお、プランジャ17は、最小サイズのコネクタがセットされた場合でも押し込みがされるように、係合部15よりも後方で受け板8に近い位置で突出している。
そして、検査部4は、検査ブロック18と、その検査ブロック18を着脱可能に保持するスライド体19とを有する。検査ブロック18は、前面に、前方へ突出する40本の検査プローブ20,20・・を、縦20本の列が左右に2列となるように配設したもので、各検査プローブ20の左右及び上下の間隔は、コネクタに設けられる端子のピッチに合わせて設定されている。よって、40ピンの端子が収容される最大サイズのコネクタの場合は、検査プローブ20の全てが夫々対応する端子に当接することになり、同じピッチで端子の数のみが少ない小サイズのコネクタの場合は、一部の検査プローブ20のみが対応する端子に当接することになる。また、各検査プローブ20は、検査ブロック18に保持された案内スリーブ21に、軸方向へ後退可能に保持されて、検査ブロック18内のコイルバネ22によって前方への突出位置に付勢されている(図1では一部のみ図示)。
また、スライド体19は、基台2上に形成されたレール23に沿って前後方向へ進退動可能に設置されて、基台2上に設けられたコイルバネ24によって後方へ付勢されている。スライド体19の後方では、レバー5が、軸25を中心に前後方向へ回転可能に連結されて、前側に形成したカム26をスライド体19に当接させてスライド体19の後退を規制している。すなわち、レバー5を後方へ回転させた状態では、カム26も後方へ移動して、スライド体19を、検査ブロック18がコネクタ受け部3から離れる図1の位置に後退させ、レバー5を前方へ回転させると、カム26が前方へ移動してスライド体19を押圧し、検査ブロック18がコネクタ受け部3に接近する前進位置まで前進させるものである。
27,27・・は、検査ブロック18の各検査プローブ20に夫々接続されたリード線で、スライド体19を貫通して後方へ引き出されて導通機に接続されている。
以上の如く構成されたチェッカー1を用いたワイヤハーネスの導通検査方法を、まず端子が40ピンとなる最大サイズのコネクタを例にして説明する。
図2に示すように、最初に検査対象のコネクタ(いわゆる雄コネクタ、雌コネクタの何れでもよい)30を、コネクタ受け部3の受け板7,8間に、前面を係合部15に合わせて上方から差し込むようにセットする。このセットの際、コネクタ30が押圧ブロック10に当接するが、押圧ブロック10の傾斜面14によって押圧ブロック10がコイルバネ13の付勢に抗して凹部9側へ押し込まれて退避するため、コネクタ30のセットは支障なく行われる。そして、下台6の上面までコネクタ30が達すると、プランジャ17が押し込まれて検出スイッチ16がON動作し、コネクタ30のセットが確認される。このセット状態で、コネクタ30は、前端が係合部15に係合すると共に、押圧ブロック10によって受け板8側へ押圧される基準位置に固定される。
次に、レバー5を前方へ回転させてスライド体19と共に検査ブロック18を前進させる。すると、前進位置に達する前に検査プローブ20がコネクタ30に進入して対応する端子31に当接するが、図2に示すように、検査プローブ20が夫々コイルバネ22の付勢に抗して後退することで検査ブロック18及びスライド体19の前進位置への到達を許容する。こうしてコネクタ30の各端子31に各検査プローブ20が当接して導通状態となり、導通機による検査が行われる。検査終了後はレバー5を後方へ回転させると、スライド体19と共に検査ブロック18が後退し、各検査プローブ20が端子31から離れてコイルバネ22の付勢によって突出位置に復帰する。そして、コネクタ30を受け板7,8間から上方へ抜き取ると、押圧ブロック10も突出位置に戻る。
一方、端子の数及びピッチは同じで左右の寸法がコネクタ30よりも小さいコネクタを検査する場合、図3に示すように、当該コネクタ30aを、同様に前面を係合部15に合わせてコネクタ受け部3の受け板7,8間に上方から差し込むと、押圧ブロック10を退避させながら受け板7,8間にセットされる。このセット状態では、押圧ブロック10によってコネクタ30aが反対側の受け板8に押圧され、前端が係合部15に係合する基準位置で固定される。検出スイッチ16は受け板8寄りに設けられているので、小サイズのコネクタ30aでも検出は可能である。
よって、レバー5の操作によって検査ブロック18を前進させると、検査プローブ20がコネクタ30aに進入して対応する端子31に当接し、導通状態となって導通機による検査が可能となる。
また、左右の寸法に加えて上下の寸法もコネクタ30より小さくなって端子の数が少ないコネクタを検査する場合、コネクタの外周縁付近に位置する他の検査プローブ20は、コネクタの外周縁に形成された丸みや面取り等のような検査プローブ20と直交しない面に当接すると、直交方向に負荷を受けて折れ曲がったり破損したりするおそれがある。従って、ここでは図4に示す保護カバー32が用いられている。
保護カバー32は、基準位置にセットされる上下及び左右の寸法が小さいコネクタ30b上に、同様に前面を係合部15に合わせた状態で載置されている。この保護カバー32は、コネクタ30bと平面視が略同形状となる載置部33と、載置部33の後端に固着されるカバー部34とからなり、カバー部34の下端縁は、コネクタ30bの上端縁を覆って最上位置の端子31の開口際に位置している。
従って、レバー5の操作によって検査ブロック18を前進させると、コネクタ30bの端子31に対応する検査プローブ20は上記と同様に夫々端子31に当接して導通状態となり、導通機による導通検査が可能となる。一方、対応する端子31がない上側の検査プローブ20は、そのまま受け板7,8間に進入して保護カバー32のカバー部34へ垂直に当接し、コイルバネ22の付勢に抗して後退することになる。特に、最上位置の端子31に隣接してコネクタ30bに進入しない検査プローブ20も、コネクタ30bに当接することなくカバー部34へ垂直に当接するため、折れ曲がることなく真後ろへ押し込まれる。検査終了後はレバー5を後方へ回転させると、スライド体19と共に検査ブロック18が後退し、検査プローブ20が各端子31及びカバー部34から離れてコイルバネ22の付勢によって突出位置に復帰する。
このように、上記形態のチェッカー1及びワイヤハーネスの導通検査方法によれば、受け板7に、受け板7,8間にセットされたコネクタ(30,30a,30b)を受け板8側へ押圧して基準位置に位置決めする押圧手段(押圧ブロック10及びコイルバネ13)を設ける一方、検査プローブ20を、基準位置に位置決めされるコネクタの端子の最大数及びピッチに対応した数及びピッチで検査部4に設けると共に、夫々単独で弾性的に後退可能としたことで、検査対象となるコネクタの仕様(端子数)が変更しても、コネクタ受け部3や検査部4を交換する必要なくそのまま継続して検査が可能となり、使い勝手や汎用性に優れる。また、検査プローブ20は夫々単独で後退可能であるので、最大数を下回る端子を有するコネクタを検査する際に使用されない検査プローブがコネクタの端面に当接するようなことがあっても、検査プローブ20が後退して負荷を吸収し、破損等を防止することができる。
特にここでは、コネクタ受け部3の底部に、コネクタの基準位置へのセットを検出する検出スイッチ16を設けたことで、小サイズのコネクタであってもコネクタ受け部3への確実なセットを検出しないと検査できない構成となり、検査の信頼性が高まる。
また、受け板7,8間に最大数を下回る数の端子を有するコネクタをセットする際には、受け板7,8間に、受け板7,8間で位置決めされたコネクタの端子と当接する検査プローブ20を除く検査プローブ20が垂直に当接する保護カバー32を設けるようにしたことで、小サイズのコネクタを検査する際に使用しない検査プローブ20がコネクタの端縁に当接して曲がったり破損したりすることがなくなり、検査プローブ20の好適な保護が可能となる。
さらに、押圧手段を、受け板7内に収まる収容位置と受け板8側への突出位置との間をスライド可能な押圧ブロック10と、その押圧ブロック10を突出位置へ付勢するコイルバネ13とから構成したことで、押圧手段を省スペースで簡単に得ることができる。
なお、コネクタ受け部に設ける押圧ブロックの形状は上記形態に限らず、コネクタの形状に合わせて適宜変更して差し支えない。また、一つに限らず、上下又は左右に複数並べてコネクタを押圧させるようにしても良い。勿論この押圧手段を反対側の受け板に設けて押圧方向を上記形態と逆にすることは可能である。さらに、検出手段も、近接スイッチや光電スイッチ等の非接触型の採用が可能である。
一方、検査部に設ける検査プローブの数やピッチも上記形態に限らず、検査対象となるコネクタの端子の最大数やピッチ等に合わせて決定すればよいし、複数のスリーブを組み合わせたテレスコープ構造としたり等、適宜変更可能である。
そして、コネクタ受け部は、基台に対して着脱可能として、端子のピッチや配列パターンが異なるコネクタのシリーズごとに交換するようにしてもよい。この場合、検査部の検査ブロックも、最大サイズに対応するピッチ及び配列パターンとなるものをシリーズごとに用意して交換すればよい。
また、保護カバーは、小サイズのコネクタの上方にセットされる形態で説明しているが、コネクタが例えば縦一列のみに端子を配列して上下高さが小さいものであれば、コネクタの上側から側方に掛けてカバー部を備えるタイプとする等、想定されるコネクタに合わせて用意すればよい。
その他、チェッカー自体の基本構造も、例えば検査部の進退動をレバーに設けたカムでなく、スライド体とレバーとをリンクで連結し、レバーの回転操作に伴いリンクを介してスライド体を進退動させるようにする等、適宜設計変更して差し支えない。
ワイヤハーネスチェッカーの説明図で、(A)が平面、(B)が正面、(C)が側面を夫々示す。 コネクタをセットしたワイヤハーネスチェッカーの説明図で、(A)が平面、(B)が側面を夫々示す。 幅の小さいコネクタをセットしたワイヤハーネスチェッカーの説明図で、(A)が平面、(B)が正面を夫々示す。 幅及び高さの小さいコネクタをセットしたワイヤハーネスチェッカーの説明図で、(A)が平面、(B)が側面(受け板7は省略)を夫々示す。
符号の説明
1・・ワイヤハーネスチェッカー、2・・基台、3・・コネクタ受け部、4・・検査部、5・・レバー、6・・下台、7,8・・受け板、9・・凹部、10・・押圧ブロック、11・・押圧面、13・・コイルバネ、15・・係合部、16・・検出スイッチ、18・・検査ブロック、19・・スライド体、20・・検査プローブ、21・・案内スリーブ、27・・保護カバー、30,30a,30b・・コネクタ、31・・端子、32・・保護カバー、33・・載置部、34・・カバー部。

Claims (6)

  1. 検査対象となるコネクタがセットされる一対の受け板を有するコネクタ受け部と、そのコネクタ受け部に対して進退動可能に設けられ、前面に複数の検査プローブを突設した検査部と、を備え、前記受け板間にセットされた前記コネクタに対して前記検査部を前進させ、前記検査プローブを前記コネクタの対応する端子に当接させるワイヤハーネスチェッカーであって、
    前記受け板の一方に、前記受け板間にセットされた前記コネクタを前記受け板の他方側へ押圧して基準位置に位置決めする押圧手段を設ける一方、
    前記検査プローブを、前記基準位置に位置決めされる前記コネクタの前記端子の最大数及びピッチに対応した数及びピッチで前記検査部に設けると共に、夫々単独で弾性的に後退可能としたことを特徴とするワイヤハーネスチェッカー。
  2. 前記コネクタ受け部の底部に、前記コネクタの前記基準位置へのセットを検出する検出手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスチェッカー。
  3. 前記受け板間に、前記受け板間で位置決めされた当該コネクタの端子と当接する前記検査プローブを除く検査プローブが略垂直に当接する保護カバーをさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤハーネスチェッカー。
  4. 前記押圧手段を、前記一方の受け板内に収まる収容位置と前記他方の受け板側への突出位置との間をスライド可能な押圧ブロックと、その押圧ブロックを前記突出位置へ付勢する弾性部材とから構成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のワイヤハーネスチェッカー。
  5. 請求項1又は2に記載のワイヤハーネスチェッカーを用いたワイヤハーネスの導通検査方法であって、
    前記コネクタ受け部の前記受け板間に前記コネクタをセットして前記押圧手段によって前記基準位置に位置決めした後、前記検査部を前進させて前記検査プローブを前記コネクタの対応する端子に当接させ、前記検査プローブと端子とを導通状態とすることを特徴とするワイヤハーネスの導通検査方法。
  6. 前記受け板間に前記コネクタをセットする際、前記受け板間に、前記受け板間で位置決めされる当該コネクタの端子と当接する前記検査プローブを除く検査プローブが略垂直に当接する保護カバーを配置することを特徴とする請求項5に記載のワイヤハーネスの導通検査方法。
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