JP2010131945A - 振出式シャープペンシル - Google Patents

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Abstract

【課題】極めて軽く振っただけで芯7が繰り出せるとともに、機構部がユニット化されて軸筒12と先部材13の間に組み立てられるので個々の部品が外れてバラバラになったり紛失してしまう恐れがない振出式シャープペンシルを提供する。
【解決手段】連結具4の前部に長手方向に適宜摺動可能に前リング5を取り付ける。この前リング5と芯保持チャック1の間に前スプリング6を張架し、芯保持チャック1を長手方向後方に付勢して芯7を前進方向には許容するが後退方向には阻止する。更に、前記前リング5および連結具4を先部材13と軸筒12内に内蔵し、重量体16の慣性力により連結具4、締具3、芯保持チャック1が前スプリング6を圧縮しながら前進して芯7を繰り出す。
【選択図】図1

Description

本発明は、芯を前進方向には許容するが後退方向には阻止する芯保持チャックを内蔵した締具を、振ることにより生じる重量体の慣性力によって前進させ芯を繰り出す振出式シャープペンシルに関する。
従来、芯を摩擦的に保持するスライダーを軸筒の先端に移動可能に設け、該スライダーの後方に芯の前進は許容するが後退は阻止するよう芯を保持する芯チャック部を形成し、上記スライダーを前方に付勢することにより筆記先端を紙面から離したとき芯が自動的に繰り出されるようにした筆記具において、芯タンク部の外周におもりが当接するようおもり受部を形成すると共に該おもり受部を前方に付勢し、筆記の際に筆記先端を紙面から離すと芯が自動的に繰り出されるようにしたいわゆる自動式シャープペンシルの機能と、軸筒を振ることにより芯を繰り出すことができるようにしたいわゆる振り出し式シャープペンシルの機能を有する筆記具が知られている。(特許文献1参照)
特開2007−21843号公報
しかしながら、上記した筆記具は、自動的に芯が繰り出せるとともに極めて軽く振るだけで芯が繰り出せ、更に、軽いおもりで十分な慣性力が得られるという利点がある反面、自動的に芯が繰り出せるようにしているためにスライダーを前方に付勢すると共に芯チャック部を後方に付勢するよう、スライダーと芯チャック部間にスライダーばねを設けているために、口金を外した時にスライダーとスライダーばねが外れてしまったり、芯が前方に引っ張られると芯チャック部が外れて組立不能になってしまう恐れがあった。
本発明は、上記課題を解消し、前スプリング、芯保持チャック等の機構部がユニット化されて一体で組み立てたり外すことができる振出式シャープペンシルを提供することを目的とするものである。
本発明は、芯を軽く保持する芯ホルダーを内蔵した先部材と、前部に先部材を取り付けた軸筒と、前スプリングにより長手方向後方に付勢され芯を前進方向には許容するが後退方向には阻止する芯保持チャックと、芯保持チャックに設けられたボールをテーパー面により受け止める締具と、締具を長手方向に適宜移動可能に内蔵する連結具と、連結具の前部に長手方向に適宜摺動可能に連結された前リングと、前記締具と係合可能な前部を有し前記連結具と長手方向に適宜移動可能に連結されたコネクターと、前記前スプリングより強い力でコネクターを長手方向後方に付勢するコイルスプリングと、コネクターに連結された芯タンクと、芯タンクの外側に長手方向に摺動可能に内蔵された重量体とからなり、前リングと芯保持チャックの間に前スプリングを張架し、前記前リングおよび連結具を先部材と軸筒内に内蔵し、重量体の慣性力によりコネクターが長手方向前方に移動され、コネクターによりコイルスプリングを介して押圧された連結具、締具、芯保持チャックが前スプリングを圧縮しながら前進することにより芯を繰り出すことを第1の要旨とする。
本発明は、芯を軽く保持する芯ホルダーを内蔵した先部材と、前部に先部材を取り付けた軸筒と、前スプリングにより長手方向後方に付勢され芯を前進方向には許容するが後退方向には阻止する芯保持チャックと、芯保持チャックに設けられた略半球状の突部をテーパー面により受け止める締具と、締具を長手方向に適宜移動可能に内蔵する連結具と、連結具の前部に長手方向に適宜摺動可能に連結された前リングと、前記締具と係合可能な前部を有し前記連結具と長手方向に適宜移動可能に連結されたコネクターと、前記前スプリングより強い力でコネクターを長手方向後方に付勢するコイルスプリングと、コネクターに連結された芯タンクと、芯タンクの外側に長手方向に摺動可能に内蔵された重量体とからなり、前リングと芯保持チャックの間に前スプリングを張架し、前記前リングおよび連結具を先部材と軸筒内に内蔵し、重量体の慣性力によりコネクターが長手方向前方に移動され、コネクターによりコイルスプリングを介して押圧された連結具、締具、芯保持チャックが前スプリングを圧縮しながら前進することにより芯を繰り出すことを第2の要旨とする。
また、連結具とコネクターの間にコイルスプリングを張架したことを第3の要旨とする。
更に、前リング、芯保持チャック、前スプリング、締具、連結具、コネクター、コイルスプリングおよび芯タンクにより機構部を構成し、この機構部を軸筒の前方から挿入して取り付けるとともに、先部材の内段に前リングを当接し、更に、軸筒に連結具の外段を当接させて機構部を取り付けたことを第4の要旨とする。
更にまた、先部材と軸筒の間に前リングおよび連結具が内蔵され、かつ、前リングと軸筒の間を連結具が適宜摺動可能に構成するとともに、前リングと連結具の間を締具が適宜摺動可能に構成し、更に、連結具の摺動距離より締具の摺動距離を大きく構成したことを第5の要旨とする。
本発明の振出式シャープペンシルは、極めて軽く振っただけで芯が繰り出せ、また、前リングと芯保持チャックの間に前スプリングが張架され、かつ、前リングと連結具が長手方向に互いに摺動可能に連結されて、前リング、連結具、締具、芯保持チャックおよび前スプリングといった部品からなる機構部がユニット化され軸筒と先部材の間に組み立てられるので、個々の部品が外れてバラバラになったり紛失してしまう恐れが全くなく、故障の心配もないという効果が奏せられるものである。
極めて軽く振っただけで芯が繰り出せ、かつ、機構部を外しても部品がバラバラになる恐れがない振出式シャープペンシルを実現した。
以下、図1、図2、図3及び図4に基づいて本発明における実施例1の振出式シャープペンシルを説明する。また、図1の左側を前方とし右側を後方とする。先ず、半割りされた2つの片1Aを合わせて円筒状の芯保持チャック1を形成し、この芯保持チャック1の内側に凹凸を設けた芯保持部1Bを形成する。この芯保持チャック1の外面に凹部1Cを形成し、凹部1Cにそれぞれボール2を配置する。この芯保持チャック1をテーパー面3Aを有する締具3に内蔵する。この締具3を連結具4内に長手方向に摺動可能に内蔵する。連結具4は、前部に2つの摺動窓4Aを相対位置に形成するとともに、摺動窓4Aの前部に前端より摺動窓4Aに連通した係止溝4Bを形成する。また、前リング5には後方に伸びた2つの隆起部5Aを相対位置に形成し、その後部は幅を大きくした係止部5Bを形成する。この前リング5を連結具4の前方より挿入し、前記前リング5の係止部5Bが連結具4の係止溝4Bを広げて通過し、前リング5の係止部5Bが連結具4の摺動窓4A内に挿入される。この時、前リング5の係止部5Bは連結具4の摺動窓4A内を長手方向に適宜摺動可能に構成される。前記前リング5の前部内段5Cと前記芯保持チャック1の外段1Dとの間に取付時荷重が10g程度で前スプリング6を張架する。従って、芯保持チャック1は長手方向後方に押されてボール2が締具3のテーパー面3Aに押圧され、芯保持チャック1が閉じられる。この時、芯保持チャック1により保持される芯7は、長手方向前方には抵抗なく移動できるが、長手方向後方には締具3とボール2の間でくさび作用が働き強い力で保持される。
前記連結具4の後部には内鍔4Cが形成される。また、コネクター8の周面には係止鍔8Aが形成され、この係止鍔8Aは前面がテーパー面で後面が垂直面に形成される。このコネクター8の係止鍔8Aより前方に位置する前部外鍔8Bは切溝により複数に分割され、前記締具3の後部と摩擦係合可能に形成されている。
このコネクター8の前部外鍔8Bおよび係止鍔8Aを連結具4の後方より挿入し、係止鍔8Aが連結具4の内鍔4Cに係止されることによってコネクター8の抜けが防止される。また、連結具4の後部外段4Dとコネクター8の外段8Cとの間に取付時荷重が300g程度のコイルスプリング9が張架され、通常コネクター8の係止鍔8Aが連結具4の内鍔4Cに係止され、連結具4とコネクター8が連結される。この時、コネクター8の前部外鍔8Bと締具3の後部とは適宜離間されている。また、コネクター8に固着された金属製のガイドパイプ10は先端が芯保持チャック1の後部に挿入されているが、通常ガイドパイプ10の先端と芯保持チャック1の後部は適宜離間されて構成されている。このコネクター8の後部には合成樹脂パイプ製の芯タンク11が圧入固着され、この芯タンク11内に予備の芯7が貯蔵されている。以上、前リング5、連結具4、締具3、前スプリング6、芯保持チャック1、ボール2、コネクター8、コイルスプリング9、ガイドパイプ10および芯タンク11により機構部が構成される。この状態では機構部の部品は外れてバラバラになる恐れはない。
前記機構部を軸筒12の前方から挿入する。また、先部材13にはゴム製の芯ホルダー14が内蔵され、この先部材13を軸筒12の前部に着脱可能に螺合することによって、先部材13の内段13Aに前記前リング5を当接するとともに、軸筒12の前端に連結具4の外段4Eを当接し、連結具4が長手方向に適宜摺動可能に取り付けられる。この時、前リング5に対する連結具4の移動距離より、前リング5に対する締具3の移動距離の方が長く設定される。尚、前記芯ホルダー14は20g程度の摩擦力で芯7を保持するものである。また、軸筒12にはゴム製のグリップ15が取り付けられている。更に、軸筒12の後方から円筒状の重量体16を摺動可能に芯タンク11に外嵌する。
中子17の後部筒部17Aに上下に相対させて係止窓17Bを形成する。また、押圧部材18の前部筒部18Aに上下に相対させて係止突起18Bを形成するとともに、前部筒部18Aの両側に開口窓18Cを形成し、係止突起18Bを形成した前部筒部18Aが弾性変形可能に構成される。この押圧部材18の後部には外段18Dを形成するとともに、その後方の上下には外方に突出したキー18Eをそれぞれ形成する。前記中子17をクリップ19を一体に形成した鞘20の前方から挿入するとともに、鞘20の後方から鞘20のキー溝20Aに押圧部材18のキー18Eを合わせて押圧部材18を挿入し、中子17の係止窓17Bに押圧部材18の係止突起18Bを係止し、中子17と押圧部材18を連結する。また、鞘20の内鍔20Bと押圧部材18の外段18Dとの間に400g程度の取付時荷重でリターンスプリング21を張架する。従って、押圧部材18および中子17は長手方向後方に付勢され、中子17が鞘20の内鍔20Bに当接される。更に、押圧部材18の後部内側には消しゴム22が取り付けられるとともに消しゴム22を覆うノブ23が着脱可能に取り付けられる。
この鞘20を前記軸筒12の後部に着脱可能に螺合し、中子17の前部内孔17C内に芯タンク11の後部を挿入し、芯タンク11の後端と中子17の内鍔17Dを適宜離間して構成する。また、芯タンク11に外嵌された重量体16は、コネクター8の後端と中子17の前端の間を摺動可能に構成される。更に、芯タンク11の後端より、中子17の内鍔17Dに形成された内孔、および押圧部材18の内孔は貫通して構成され、ノブ23および消しゴム22を外せば、押圧部材18の後方から芯7が補充できる構成になっている。
次に筆記を行い芯7が消耗した場合には、軸筒12を振ることにより重量体16が長手方向に摺動し、重量体16がコネクター8に当接すると、コイルスプリング9を介して連結具4が押され、重量体16の慣性力によって前スプリング6が圧縮される。すると、連結具4とともに締具3および芯保持チャック1が前進する。また、芯保持チャック1により保持された芯7も芯ホルダー14内を滑って前進する。この時、前スプリング6の取付時荷重は10g程度で、芯ホルダー14による芯保持力は20g程度であり、合わせても30g程度と非常に小さい力で芯7を繰り出せるので、極めて軽く振っても芯7が繰り出せるものである。
そして、前リング5の係止部5Bに連結具4の摺動窓4Aに形成された後端縁4Fが当接すると連結具4の前進が停止され図3に示した状態となる。すると、前スプリング6により後方に付勢されて連結具4、締具3、芯保持チャック1が後退させられる。この時、芯7は芯保持チャック1内を前進方向には抵抗なく移動できるので、芯保持チャック1が後退しても芯7は芯ホルダー14により保持されて後退することはない。従って、連結具4が前進した距離だけ芯7が繰り出される。
更に、使用中の芯7が短くなり次の芯7を追従させる場合には、ノブ23を押圧して芯タンク11を前進させる。すると、最初に連結具4が前進し、連結具4の摺動窓4Aに形成された後端縁4Fが前リング5の係止部5Bに当接され連結具4が停止する。更にノブ23を押圧すると、コイルスプリング9を圧縮して芯タンク11およびコネクター8が前進し、コネクター8の数分割された前部外鍔8Bが締具3に押圧される。従って、コネクター8とともに締具3が前進し、締具3の前端が前リング5に当接される。更にコネクター8が前進すると、コネクター8の前部外鍔8Bが締具3の内面に摩擦係合しながら前進する。そして、ガイドパイプ10が芯保持チャック1に当接すると芯保持チャック1を前進させながら拡開し図4に示した状態となる。芯保持チャック1が開くと、芯タンク11内の芯7がガイドパイプ10を通って芯保持チャック1内に追従され、短くなった芯7の後端に当接される。
次に、ノブ23の押圧を解除すると、コイルスプリング9によってコネクター8が後退させられる。この時、コネクター8の前部外鍔8Bが締具3の内面に摩擦係合しているために締具3も後退させられるが、この時、ガイドパイプ10に押された芯保持チャック1は開いた状態で後退するので芯保持チャック1内に追従された芯7は後退することはない。そして、締具3の外段3Bが連結具4の内段4Gに当接すると締具3は停止されるが、コネクター8は更に後退し、締具3の内面よりコネクター8の前部外鍔8Bが外れるとともに、芯保持チャック1を押していたガイドパイプ10が芯保持チャック1から離間する。すると、芯保持チャック1が閉じられるとともに連結具4が後退して連結具4の外段4Eが軸筒12の前端に当接される。この操作を1〜2回繰り返すと、芯ホルダー14内に保持されていた短芯が次の芯7に押されて排出され、次の芯7が芯ホルダー14内に押し込まれて図1の状態に復帰し、通常の筆記を行うことができる。
この実施例1においては、軸筒12より先部材13を外すのみで機構部を外すことができ、機構部が壊れてしまっても簡単に取り換えることができるものである。
以下、図5及び図6に基づいて本発明における実施例2の振出式シャープペンシルを説明する。尚、図1及び図2と同一部材は同一の符号を付してその説明を省略する。グリップ115を設けた軸筒112の前方から機構部を挿入し、機構部の一部品である芯タンク111を軸筒112の後端より後方に突出する。この芯タンク111に重量体16を摺動可能に外嵌する。
次に、クリップ119を一体に形成した鞘120の前部に細径部120Cを形成する。この細径部120Cの外周面にはクリップ119の真下に位置して突起120Dを形成するとともに、細径部120Cの両側部に長手方向に伸びた開口窓を対向して形成し、突起120Dが位置する細径部120Cが適宜弾性変形可能に構成する。この鞘120の後部内側にはリターンスプリング121を当接するための段部120Eが形成される。更に、鞘120の後部孔の上下にはキー溝120Aが対向して形成されている。また、図6に示したように、押圧部材118の前部筒部118Aの上下にはそれぞれ係止突起118Bが形成されるとともに、前部筒部118Aの両側に開口窓118Cが対向して形成され、係止突起118Bが位置する前部筒部118Aが弾性変形可能に構成されている。この押圧部材118の後部には外鍔部118Fが形成され、該外鍔部118Fの上下には外方に突出したキー118Eがそれぞれ形成される。更に、押圧部材118の内面には芯挿通口を有する内鍔118Gが形成され、この内鍔118Gの前面が芯タンク111の後端を押圧する押圧面となっている。
この押圧部材118の前部にリターンスプリング121を外嵌した後、鞘120の後方より、鞘120のキー溝120Aに押圧部材118のキー118Eを合わせて押圧部材118を挿入し、押圧部材118の係止突起118Bを鞘120の開口窓120Fに長手方向に適宜摺動可能に遊嵌する。しかも前記リターンスプリング121が鞘120の段部120Eと押圧部材118の外鍔部118Fの間に張架されることにより通常押圧部材118は長手方向後方に付勢されている。しかも押圧部材118の前部内孔118Hには芯タンク111の後部が挿入され、芯タンク111の後端と押圧部材118の押圧面は適宜離間して構成されている。更に、押圧部材118の後部内孔には消しゴム22が嵌合されて取り付けられ、かつ消しゴム22を覆うノブ23が押圧部材118の後部外面に嵌合される。
このように組み立てられた鞘120が前記軸筒112の後端より挿入され、鞘120の突起120Dが軸筒112の後部上面に形成された係止窓112Aに嵌め込まれて、鞘120が軸筒112に取り付けられる。しかも、軸筒112の係止窓112A及び鞘120の突起120Dはクリップ119により隠されるために外観を損なうことはない。また、前記重量体16はコネクター8の後端と押圧部材118の前端により長手方向の摺動が規制される。
この実施例2の場合においては、芯7の繰り出しおよび次の芯7の追従は実施例1と同様にして行われる。
また、この実施例2の場合においても、軸筒112より先部材113を外すのみで機構部を外すことができ、機構部が壊れても簡単に取り換えることができるものである。
以下、図7に基づいて本発明における実施例3の振出式シャープペンシルを説明する。尚、図1及び図2と同一部材は同一の符号を付してその説明を省略する。軸筒212の前方から挿入されて軸筒212に取り付けられた機構部の一部品である芯タンク211に重量体16を摺動可能に外嵌する。この芯タンク211の後部に形成した凹条溝211Aにノブ123の内面に形成した突部123Aを着脱可能に係合し、芯タンク211にノブ123を取り付ける。前記重量体16はコネクター8の後端とノブ123の前端により長手方向の摺動が規制される。
この実施例3の場合においても、芯7の繰り出しは、振ることにより生じる重量体16の慣性力で芯保持チャック1を前進させることによって、実施例1と同様に行うことができる。また、次の芯7を追従させる場合には、ノブ123を押圧して芯タンク211を前進させることにより、実施例1と同様に行うことができる。
この実施例3の場合においても、軸筒212より先部材113を外すのみで機構部を外すことができ、機構部が壊れても簡単に取り換えることができるものである。
以下、図8及び図9に基づいて本発明における実施例4の振出式シャープペンシルを説明する。尚、図1と同一部材は同一の符号を付してその説明を省略する。締具3を長手方向に摺動可能に内蔵した連結具104の前部に2つの摺動窓104Hを相対位置に形成する。また、前リング105には筒部周面より突出した係止部105Bを形成するとともに、筒部前端に外鍔105Dを形成する。この前リング105を連結具104の前方より挿入し、前記前リング105の係止部105Bが撓んで連結具104の摺動窓104H内に挿入される。この時、前リング105の係止部105Bは連結具104の摺動窓104H内を長手方向に適宜摺動可能に構成される。前記前リング105の前部内段105Cと芯保持チャック1の外段1Dとの間に取付時荷重が10g程度で前スプリング6を張架する。この機構部においても、部品が外れてバラバラになってしまう恐れはない。
この実施例4の場合には、連結具104の前進は連結具104の前端が前リング105の外鍔105Dに当接されることによって停止される。また、締具3の前進は締具3の前端が前リング105に当接されることによって停止される。この場合も、前リング105に対する連結具104の移動距離より、前リング105に対する締具3の移動距離の方が長く設定する。
以下、図10に基づいて本発明における実施例5の振出式シャープペンシルを説明する。尚、図1と同一部材は同一の符号を付してその説明を省略する。芯保持チャック101の片101Aに略半球状の突部101Eを形成し、この突部101Eを前スプリング6によって締具3のテーパー面3Aに押し付け、芯保持チャック101を閉じて構成したものである。この時、芯保持チャック101により保持される芯7は、長手方向前方には抵抗なく移動できるが、長手方向後方には締具3のテーパー面3Aと芯保持チャック101の突部101Eの間でくさび作用が働き強い力で保持される。
軽く振るだけで芯が繰り出せるとともに、機構部を外しても部品がバラバラにならない振出式シャープペンシルに適用できる。
本発明の実施例1の振出式シャープペンシルを示す断面図である。(実施例1) 本発明の実施例1の振出式シャープペンシルにおける機構部を示す主要部拡大平面図である。(実施例1) 本発明の実施例1の振出式シャープペンシルにおける芯繰出状態を示す主要部拡大断面図である。(実施例1) 本発明の実施例1の振出式シャープペンシルにおける芯追従状態を示す主要部拡大断面図である。(実施例1) 本発明の実施例2の振出式シャープペンシルを示す断面図である。(実施例2) 図5のA−A線を示す拡大断面図である。(実施例2) 本発明の実施例3の振出式シャープペンシルを示す断面図である。(実施例3) 本発明の実施例4の振出式シャープペンシルにおける機構部を示す主要部拡大平面図である。(実施例4) 本発明の実施例4の振出式シャープペンシルにおける機構部を示す主要部拡大断面図である。(実施例4) 本発明の実施例5の振出式シャープペンシルを示す主要部拡大断面図である。(実施例5)
符号の説明
1 芯保持チャック
2 ボール
3 締具
3A 締具3のテーパー面
4 連結具
4E 連結具4の外段
5 前リング
6 前スプリング
7 芯
8 コネクター
9 コイルスプリング
11 芯タンク
12 軸筒
13 先部材
14 芯ホルダー
16 重量体
101 芯保持チャック
101E 芯保持チャック101の突部
104 連結具
105 前リング
111 芯タンク
112 軸筒
113 先部材
211 芯タンク
212 軸筒

Claims (5)

  1. 芯を軽く保持する芯ホルダーを内蔵した先部材と、前部に先部材を取り付けた軸筒と、前スプリングにより長手方向後方に付勢され芯を前進方向には許容するが後退方向には阻止する芯保持チャックと、芯保持チャックに設けられたボールをテーパー面により受け止める締具と、締具を長手方向に適宜移動可能に内蔵する連結具と、連結具の前部に長手方向に適宜摺動可能に連結された前リングと、前記締具と係合可能な前部を有し前記連結具と長手方向に適宜移動可能に連結されたコネクターと、前記前スプリングより強い力でコネクターを長手方向後方に付勢するコイルスプリングと、コネクターに連結された芯タンクと、芯タンクの外側に長手方向に摺動可能に内蔵された重量体とからなり、前リングと芯保持チャックの間に前スプリングを張架し、前記前リングおよび連結具を先部材と軸筒内に内蔵し、重量体の慣性力によりコネクターが長手方向前方に移動され、コネクターによりコイルスプリングを介して押圧された連結具、締具、芯保持チャックが前スプリングを圧縮しながら前進することにより芯を繰り出すことを特徴とする振出式シャープペンシル。
  2. 芯を軽く保持する芯ホルダーを内蔵した先部材と、前部に先部材を取り付けた軸筒と、前スプリングにより長手方向後方に付勢され芯を前進方向には許容するが後退方向には阻止する芯保持チャックと、芯保持チャックに設けられた略半球状の突部をテーパー面により受け止める締具と、締具を長手方向に適宜移動可能に内蔵する連結具と、連結具の前部に長手方向に適宜摺動可能に連結された前リングと、前記締具と係合可能な前部を有し前記連結具と長手方向に適宜移動可能に連結されたコネクターと、前記前スプリングより強い力でコネクターを長手方向後方に付勢するコイルスプリングと、コネクターに連結された芯タンクと、芯タンクの外側に長手方向に摺動可能に内蔵された重量体とからなり、前リングと芯保持チャックの間に前スプリングを張架し、前記前リングおよび連結具を先部材と軸筒内に内蔵し、重量体の慣性力によりコネクターが長手方向前方に移動され、コネクターによりコイルスプリングを介して押圧された連結具、締具、芯保持チャックが前スプリングを圧縮しながら前進することにより芯を繰り出すことを特徴とする振出式シャープペンシル。
  3. 連結具とコネクターの間にコイルスプリングを張架したことを特徴とする請求項1又は2記載の振出式シャープペンシル。
  4. 前リング、芯保持チャック、前スプリング、締具、連結具、コネクター、コイルスプリングおよび芯タンクにより機構部を構成し、この機構部を軸筒の前方から挿入して取り付けるとともに、先部材の内段に前リングを当接し、更に、軸筒に連結具の外段を当接させて機構部を取り付けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の振出式シャープペンシル。
  5. 先部材と軸筒の間に前リングおよび連結具が内蔵され、かつ、前リングと軸筒の間を連結具が適宜摺動可能に構成するとともに、前リングと連結具の間を締具が適宜摺動可能に構成し、更に、連結具の摺動距離より締具の摺動距離を大きく構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の振出式シャープペンシル。
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