JP2010131677A - バレル研磨機用の研磨液回収装置及びこの研磨液回収装置を用いたバレル研磨液濾過システム - Google Patents

バレル研磨機用の研磨液回収装置及びこの研磨液回収装置を用いたバレル研磨液濾過システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010131677A
JP2010131677A JP2008307424A JP2008307424A JP2010131677A JP 2010131677 A JP2010131677 A JP 2010131677A JP 2008307424 A JP2008307424 A JP 2008307424A JP 2008307424 A JP2008307424 A JP 2008307424A JP 2010131677 A JP2010131677 A JP 2010131677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
polishing liquid
barrel
polishing
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008307424A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4298787B1 (ja
Inventor
Hiroshi Miyata
宏志 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2008307424A priority Critical patent/JP4298787B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4298787B1 publication Critical patent/JP4298787B1/ja
Publication of JP2010131677A publication Critical patent/JP2010131677A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

【課題】スラッジのほとんどをフィルタで捕捉するのではなく、マグネットで磁性体のスラッジを効率良く捕捉すること。また、フィルタの川上でマグネットにてスラッジを捕捉して、フィルタの交換時期を遅くし、フィルタの交換作業を少なくすること。
【解決手段】バレル研磨機1から、処理対象部材、研磨材及びスラッジ12を含んでいる研磨液が分別パン2に放出され、研磨液が第1貯留槽3に貯留される。第1貯留槽3から第2貯留槽5へスラッジ12を含んでいる研磨液が投入され、第2貯留槽5では、磁性体のスラッジ12はマグネット6、7により吸引され、第2貯留槽5の内面に吸着される。ほとんどのスラッジ12が除去できなかった研磨液は濾過装置14にてスラッジ12が捕捉されて濾過される。濾過装置14からの研磨液は第3貯留槽15を介してバレル研磨機1へ送られて、研磨液といして再使用される。
【選択図】図1

Description

本発明は、バレル研磨機用の研磨液回収装置及びこの研磨液回収装置を用いたバレル研磨液濾過システムに関するものである。
ナットやボルトなどの比較的小さい金属部材の表面仕上げ加工技術としてバレル研磨が知られている。このバレル研磨は、工作物をバレル( Barrel =樽)の中に粒子状の研磨材、媒材(コンパウンド)とともに入れ、バレルを回転・上下運動させることにより研磨を行なう方法である。
一般にバレル研磨では、工作物は比較的小さいものであり、バレル内に複数の工作物を入れて同時に研磨される。バレルの回転は一様ではなく、上下に動かしながら回転、あるいは振動を加えるなどして工作物と研磨材をバレル内で動かして加工を行なう。
バレル研磨では、研磨材粒子は小さく、かつ自由に動くため、段付き面など機械で研磨しにくい場所であっても仕上げが可能である。このバレル研磨は、主に切削・プレス加工品のバリ取りや、鋳物の表面仕上げなどに用いられている。
このバレル研磨は、人手を省き低コストでバラツキの少ない均一な仕上がりが得られる表面仕上がり技術として非常に有用な手段である。
バレル研磨機によるバレル研磨を行なう際には、処理対象部材(工作物)及び研磨材(研磨石)だけでなく、切削、洗浄、脱脂、防錆などの目的でバレル内に研磨液が投入される。
そして、バレル研磨機では、処理対象部材の処理が完了した後、処理対象部材は研磨材及び研磨液と共に、外部へ放出されて、処理対象部材及び研磨材だけが手作業で回収され、研磨液はそのまま廃棄されていた。
そのため、研磨材を再使用することができるものの、研磨液を再使用することができず、バレル研磨機にて研磨を行なう毎に大量の研磨液を新たに用いる必要が生じて研磨液による環境汚染を引き起こしたり、高コスト化になるという問題があった。
そこで、研磨液を再使用するための技術として、例えば、下記に挙げる特許文献1がある。
特開2001−121401号公報
上記特許文献1では、バレルの下流側に、処理対象部材及び研磨材と、研磨液とを分別する分別パンと、この分別パンを介した研磨液に含まれている夾雑物(スラッジ)を除去するためのフィルタと、このフィルタを通過した研磨液を貯溜する貯溜パンとが設けられている。
そして、貯溜パンに貯溜されている研磨液をポンプにて吸い上げて濾過器を介してバレル内に研磨液を投入することで、研磨液の再使用を図っている。
しかしながら、上記特許文献1においては、使用後の研磨液から該研磨液に含まれている夾雑物を除去する場合に、フィルタ及び濾過器にて行なっており、このフィルタ及び濾過器は、100μmの夾雑物(スラッジ)を捕捉するフィルタである。
そのため、どのような大きさの夾雑物でも捕捉していき、フィルタの捕捉能力一杯に直ぐに達してしまうことになる。そのため、フィルタの交換作業が頻繁に行なわれることが余儀なくされることになる。フィルタの交換作業を頻繁に行なうと、バレル研磨の作業効率が悪く、ひいてはバレル研磨のコストが高くなってしまう。
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下の目的を持ったバレル研磨機用の研磨液回収装置及びこの研磨液回収装置を用いたバレル研磨液濾過システムを提供するものである。
(1)スラッジのほとんどをフィルタで捕捉するのではなく、マグネットで磁性体のスラッジを効率良く捕捉すること。
(2)フィルタの川上でマグネットにてスラッジを捕捉して、フィルタの交換時期を遅くし、フィルタの交換作業を少なくすること。
(3)フィルタの交換時期を遅くして、バレル研磨の作業効率を向上させること。
(4)バレル研磨の作業効率を向上させて、バレル研磨の低コスト化を図ること。
(5)スラッジを研磨液回収装置とフィルタにて捕捉し、濾過した研磨液を再使用することで、研磨液を廃棄せずに、研磨液の長寿命化を図ること。
(6)スラッジをスムーズに落下させることができて、スラッジを容易に回収することができること。
そこで、本発明の請求項1記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1が設けられていて、前記バレル研磨機1からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネットとを備え、前記槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成していることを特徴としている。
請求項2に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1が設けられていて、前記バレル研磨機1からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット6、7とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット6、7にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が前記直線部61及びテーパー部62の下端より連続して形成されており、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設していることを特徴としている。
請求項3に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1が設けられていて、前記バレル研磨機1からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット8とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面に前記マグネット8を接離自在に配設していることを特徴としている。
請求項4に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1が設けられていて、前記バレル研磨機1からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット6、7、8とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット6、7、8にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が前記直線部61及びテーパー部62の下端より連続して形成されており、前記投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面に前記マグネット8を接離自在に配設し、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設していることを特徴としている。
請求項5に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、前記槽本体19内にマグネットにて捕捉されなかったスラッジ12を捕捉するためのフィルタ14を配設していることを特徴としている。
請求項6に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、前記槽本体19の排出管27の下端に開閉自在なバルブ10を設け、前記マグネットを槽本体19から引き離すと共に、前記バルブ10を開状態として前記排出管27からスラッジ12を排出して、該スラッジ12を回収するようにしていることを特徴としている。
請求項に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1が設けられていて、前記バレル研磨機1からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入される槽本体19と、前記槽本体19内に配設され、前記スラッジ12を吸引するマグネット74を備えたスラッジ捕捉装置70とを備え、前記槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成していることを特徴としている。
請求項に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1が設けられていて、前記バレル研磨機1からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19内に配設され、前記スラッジ12を吸引するマグネット74を備えたスラッジ捕捉装置70と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット6、7とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット6、7にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が前記直線部61及びテーパー部62の下端より連続して形成されており、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設していることを特徴としている。
請求項に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1が設けられていて、前記バレル研磨機1からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19内に配設され、前記スラッジ12を吸引するマグネット74を備えたスラッジ捕捉装置70と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット8とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面に前記マグネット8を接離自在に配設していることを特徴としている。
請求項10に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1が設けられていて、前記バレル研磨機1からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19内に配設され、前記スラッジ12を吸引するマグネット74を備えたスラッジ捕捉装置70と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット6、7、8とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット6、7、8にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が前記直線部61及びテーパー部62の下端より連続して形成されており、前記投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面に前記マグネット8を接離自在に配設し、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設していることを特徴としている。
請求項11に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、前記スラッジ捕捉装置70は、
非磁性体からなり、底部が閉塞され上面に開閉自在なフタ体76を有し、密閉空間とした外ケース72と、前記外ケース72の内面側に位置するマグネット74を配して該外ケース72に対して出し入れ自在とした内ケース73とで構成されていることを特徴としている。
請求項12に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、前記槽本体19の排出管27の下端に開閉自在なバルブ10を設け、前記内ケース73を前記外ケース72から前記フタ体76をあけて引き出して該内ケース73に配しているマグネット74を該外ケース72から引き離すと共に、前記バルブ10を開状態として前記排出管27からスラッジ12を排出して、該スラッジ12を回収するようにしていることを特徴としている。
請求項13に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置では、前記槽本体19の外周面に配されているマグネットを槽本体19から引き離すと共に、前記バルブ10を開状態として前記排出管27からスラッジ12を排出して、該スラッジ12を回収するようにしていることを特徴としている。
請求項14に記載のバレル研磨液濾過システムでは、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1と、
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んでいる研磨液が貯留される第1貯留槽3と、
前記第1貯留槽3から前記スラッジ12を含んでいる研磨液が投入され、前記請求項1〜請求項4、請求項6〜請求項13のいずれかで構成される研磨液回収装置5と、
前記研磨液回収装置5から回収した研磨液に含まれている前記スラッジ12を更に捕捉する濾過装置14とからなり、
前記濾過装置14を介して前記スラッジ12を除去した研磨液を前記バレル研磨機1へ投入する研磨液として再使用していることを特徴としている。
請求項15に記載のバレル研磨液濾過システムでは、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1と、
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んでいる研磨液が貯留される第1貯留槽3と、
前記第1貯留槽3から前記スラッジ12を含んでいる研磨液が投入され、前記請求項5で構成される研磨液回収装置5とからなり、
前記研磨液回収装置5にてスラッジ12を除去した研磨液を前記バレル研磨機1へ投入する研磨液として再使用していることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、研磨液回収装置が、バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネットとで構成されていることで、マグネットによりスラッジ12が吸引されてスラッジ12が除去された研磨液を吐出口21より回収でき、この回収した研磨液を更にバレル研磨機1に投入する研磨液として再使用することができる。このように、スラッジ12を除去した後の研磨液を再使用できるので、バレル研磨を低コストで行なうことができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネットを離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
請求項2に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、槽本体19の上部には研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部にはスラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、マグネット6、7にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が形成されており、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設しているので、投入口20から投入されたスラッジ12が含まれている研磨液は槽本体19の下方に勢い良く流れていき、そのため、槽本体19の下部に設けられているマグネット6、7にてスラッジ12が吸引されてスラッジ12が除去された研磨液を吐出口21より回収でき、この回収した研磨液を更にバレル研磨機1に投入する研磨液として再使用することができる。このように、スラッジ12を除去した後の研磨液を再使用できるので、バレル研磨を低コストで行なうことができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット6、7を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
請求項3に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、槽本体19の上部には研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部にはスラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面にマグネット8を接離自在に配設しているので、投入口20から投入されたスラッジ12が含まれている研磨液は槽本体19の外周面に設けられているマグネット8にてスラッジ12が吸引されてスラッジ12が除去された研磨液を吐出口21より回収でき、この回収した研磨液を更にバレル研磨機1に投入する研磨液として再使用することができる。このように、スラッジ12を除去した後の研磨液を再使用できるので、バレル研磨を低コストで行なうことができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット8を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
請求項4に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、マグネット6、7、8にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が形成されており、投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面に前記マグネット8を接離自在に配設し、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設しているので、投入口20から投入されたスラッジ12が含まれている研磨液は槽本体19の外周面に設けられているマグネット8にてスラッジ12が吸引され、また、投入口20から投入されたスラッジ12を含まれている研磨液は槽本体19の下方に勢い良く流れていき、そのため、槽本体19の下部に設けられているマグネット6、7にてスラッジ12が吸引されてスラッジ12が除去された研磨液を吐出口21より回収でき、この回収した研磨液を更にバレル研磨機1に投入する研磨液として再使用することができる。このように、スラッジ12を除去した後の研磨液を再使用できるので、バレル研磨を低コストで行なうことができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット6、7、8を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
請求項5に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、槽本体19内にマグネットにて捕捉されなかったスラッジ12を捕捉するためのフィルタ14を配設しているので、槽本体19の下流側に別個フィルタを設ける必要がなく、システムを構成する場合、全体を小型化することができる。
また、槽本体19内にフィルタ14を配設している場合でも、槽本体19内でマグネットにより多くのスラッジ12を捕捉でき、マグネットで捕捉できなかったスラッジ12を該フィルタ14で捕捉する場合に該フィルタ14の捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタ14の交換作業を少なくすることができる。
請求項6に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、槽本体19の排出管27の下端に開閉自在なバルブ10を設け、前記マグネットを槽本体19から引き離すと共に、前記バルブ10を開状態として前記排出管27からスラッジ12を排出して、該スラッジ12を回収するようにしているので、簡単にスラッジ12を回収することができる。
請求項に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入される槽本体19と、前記槽本体19内に配設され、スラッジ12を吸引するマグネット74を備えたスラッジ捕捉装置70とを備えているので、投入口20から投入されたスラッジ12が含まれている研磨液は槽本体19内のスラッジ捕捉装置70のマグネット74にてスラッジ12が吸引されてスラッジ12が除去された研磨液を吐出口21より回収でき、この回収した研磨液を更にバレル研磨機1に投入する研磨液として再使用することができる。このように、スラッジ12を除去した後の研磨液を再使用できるので、バレル研磨を低コストで行なうことができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
請求項に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、槽本体19の上部には研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部にはスラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、マグネット6、7にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が形成されており、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設しているので、投入口20から投入されたスラッジ12が含まれている研磨液は槽本体19内のスラッジ捕捉装置70のマグネット74にてスラッジ12が吸引されてスラッジ12が除去され、また、槽本体19の下部に設けられているマグネット6、7にてスラッジ12が吸引されてスラッジ12が除去された研磨液を吐出口21より回収でき、この回収した研磨液を更にバレル研磨機1に投入する研磨液として再使用することができる。このように、スラッジ12を除去した後の研磨液を再使用できるので、バレル研磨を低コストで行なうことができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット6、7を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
請求項に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、槽本体19の上部には研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部にはスラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面にマグネット8を接離自在に配設しているので、投入口20から投入された研磨液に含まれているスラッジ12は、槽本体19内のスラッジ捕捉装置70のマグネット74と、槽本体19の外周面に設けられたマグネット8に吸引されてスラッジ12が除去され、スラッジ12が除去された研磨液を吐出口21より回収でき、この回収した研磨液を更にバレル研磨機1に投入する研磨液として再使用することができる。このように、スラッジ12を除去した後の研磨液を再使用できるので、バレル研磨を低コストで行なうことができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット8を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
請求項10に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット6、7、8にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が形成されており、前記投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面に前記マグネット8を接離自在に配設し、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設しているので、投入口20から投入された研磨液に含まれているスラッジ12は、槽本体19内のスラッジ捕捉装置70のマグネット74と、槽本体19の外周面に設けられたマグネット6、7、8に吸引されてスラッジ12が除去され、スラッジ12が除去された研磨液を吐出口21より回収でき、この回収した研磨液を更にバレル研磨機1に投入する研磨液として再使用することができる。このように、スラッジ12を除去した後の研磨液を再使用できるので、バレル研磨を低コストで行なうことができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット6、7、8を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
請求項11に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、スラッジ捕捉装置70は、非磁性体からなり、底部が閉塞され上面に開閉自在なフタ体76を有し、密閉空間とした外ケース72と、前記外ケース72の内面側に位置するマグネット74を配して該外ケース72に対して出し入れ自在とした内ケース73とで構成されているので、スラッジ12を回収する場合には、吐出口21から研磨液を回収した後に、スラッジ捕捉装置70のフタ体76をあけて、マグネット74を配した内ケース73を引き上げると、スラッジ12からマグネット74が離れて、スラッジ12は下方に落下し、これによりスラッジ12を容易に回収することができる。
請求項12に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、槽本体19の排出管27の下端に開閉自在なバルブ10を設け、前記内ケース73を前記外ケース72から前記フタ体76をあけて引き出して該内ケース73に配しているマグネット74を該外ケース72から引き離すと共に、前記バルブ10を開状態として前記排出管27からスラッジ12を排出して、該スラッジ12を回収するようにしているので、スラッジ12からマグネット74が離れて、スラッジ12は下方に落下し、これによりスラッジ12を容易に回収することができる。
請求項1に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置によれば、槽本体19の外周面に配されているマグネットを槽本体19から引き離すと共に、前記バルブ10を開状態として前記排出管27からスラッジ12を排出して、該スラッジ12を回収するようにしているので、スラッジ12から槽本体19の外周面に配されているマグネットが離れて、スラッジ12は下方に落下し、これによりスラッジ12を容易に回収することができる。
請求項14に記載のバレル研磨液濾過システムによれば、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1と、前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んでいる研磨液が貯留される第1貯留槽3と、前記第1貯留槽3から前記スラッジ12を含んでいる研磨液が投入され、前記請求項1〜請求項4、請求項6〜請求項13のいずれかで構成される研磨液回収装置5と、前記研磨液回収装置5から回収した研磨液に含まれている前記スラッジ12を更に捕捉する濾過装置14とからなり、前記濾過装置14を介して前記スラッジ12を除去した研磨液を前記バレル研磨機1へ投入する研磨液として再使用するようにしているので、ほとんどのスラッジ12を研磨液回収装置5にて捕捉しており、そのため、研磨液回収装置5にて除去できなかったスラッジ12を捕捉する濾過装置14では、該濾過装置14の捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、濾過装置14のフィルタの交換作業を少なくすることができる。そのため、バレル研磨の作業効率を向上させることができ、バレル研磨の低コスト化を図ることができ、また、研磨液回収装置5及び濾過装置14にて回収して濾過した研磨液を再使用することで、研磨液を廃棄せず、研磨液の長寿命化を図ることができる。
請求項15に記載のバレル研磨液濾過システムによれば、バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機1と、前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んでいる研磨液が貯留される第1貯留槽3と、前記第1貯留槽3から前記スラッジ12を含んでいる研磨液が投入され、前記請求項5で構成される研磨液回収装置5とからなり、前記研磨液回収装置5にてスラッジ12を除去した研磨液を前記バレル研磨機1へ投入する研磨液として再使用するようにしているので、ほとんどのスラッジ12を研磨液回収装置5にて捕捉しており、そのため、研磨液回収装置5にて除去できなかったスラッジ12を捕捉する濾過装置14では、該濾過装置14の捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、濾過装置14のフィルタの交換作業を少なくすることができる。そのため、バレル研磨の作業効率を向上させることができ、バレル研磨の低コスト化を図ることができ、また、研磨液回収装置5及び濾過装置14にて回収して濾過した研磨液を再使用することで、研磨液を廃棄せず、研磨液の長寿命化を図ることができる。
また、濾過装置14を研磨液回収装置5内に配設していることで、システム全体を小型化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明のバレル研磨液濾過システムのシステム構成図を示しており、バレル研磨機1のバレル内に処理対象部材、研磨材及び研磨液を投入し、バレルを回転させることで、処理対象部材の表面仕上げが行なわれる。ここで、本発明に用いられる処理対象部材はマグネットにより吸着可能な磁性体の場合である。
上記バレル研磨機1から研磨加工後に放出される処理対象部材、研磨材及び研磨液を分別パン2にて受けることで、処理対象部材の研磨加工により生じたスラッジを含んでいる研磨液が第1貯留槽3に貯留される。
この第1貯留槽3内のスラッジを含んでいる研磨液はポンプ4により第2貯留槽5に送給され、この第2貯留槽5にて研磨液に混じっているほとんどのスラッジをマグネット6、7にて捕捉するようにしている。この第2貯留槽5にてスラッジが除去された研磨液を回収して後段に送るようになっている。なお、この第2貯留槽5が本発明における研磨液回収装置である。
略円筒状の第2貯留槽5の下部にはバルブ10が介装されており、通常はバルブ10は閉状態となっていて、マグネット6、7にて捕捉したスラッジを排出する場合にバルブ10を開状態にして、下方の容器11へスラッジ12を排出するようにしている。
第2貯留槽5にて貯留されている研磨液はポンプ13にて濾過装置14へ送給され、この濾過装置14にて第2貯留槽5にて除去できなかったスラッジ12を捕捉して、濾過した研磨液は第3貯留槽15に送られる。そして、この第3貯留槽15から濾過された研磨液がポンプ16によりバレル研磨機1へ送られて、このバレル研磨機1にて研磨液が再使用される。なお、上記第3貯留槽15は無くても良い。
図2は第2貯留槽5の構成図を示し、第2貯留槽5の外殻を構成している槽本体19の上部に開口した投入口20からスラッジを含んでいる研磨液が投入され、槽本体19の下部に開口した吐出口21からほとんどのスラッジ12を除去した研磨液が吐出(回収)され、濾過装置14へ送られる。
槽本体19の下部は略漏斗状に形成され、さらに下端部は細径に形成された排出管27とし、この排出管27に、バルブ10が介設されている。
槽本体19の吐出口21より下方であって、該槽本体19の外周面には略全周にわたってマグネット6が配設されており、このマグネット6は槽本体19の外周面に対して該槽本体19の半径方向に接離自在に配設されている。また、バルブ10より上方であって槽本体19の細径部分の排出管27の外周面にも略全周にわたってマグネット7が配設されており、このマグネット7も上記マグネット6と同様に槽本体19の外周面に対して該槽本体19の半径方向に接離自在に配設されている。
次に、図3〜図6により上記マグネット6、7を用いたスラッジ捕捉装置30について説明する。なお、上下のマグネット6、7を用いたスラッジ捕捉装置30は、マグネット6、7の大きさが異なるだけで、基本的な同じ構成なので、例えば、上部のマグネット6を用いたスラッジ捕捉装置30を説明する。
図3及び図4に示すように、本実施形態では円弧状に形成したスラッジ捕捉装置30を3つ第3貯留槽15の槽本体19の外周側に配置している。なお、このスラッジ捕捉装置30の数は円弧方向の長さに応じて任意に設定できるものであり、3つに限定されるものではない。
第2貯留槽5の外側にスラッジ捕捉装置30を配置するための支持台23が設けられており、この支持台23は、3本ないし4本の脚部24と、この脚部24の上縁に溶接にて固着されている略円板リング状の支持板25とで構成されている。そして、支持板25の上面に3等分する形で3つのスラッジ捕捉装置30が固定されている。
なお、マグネット7を用いたスラッジ捕捉装置30が配置される支持台23も同様なので、大きさが異なるものの同じ番号を付している。
スラッジ捕捉装置30は、図5に示すように、マグネット6を固定しているケーシング31と、このケーシング31を槽本体19の半径方向に操作してマグネット6を槽本体19の外周面に対して接離自在に動かすための機構部32とで構成されている。
上記機構部32は、支持台23の支持板25に固定されているベース33と、このベース33の一方の端部に突条に形成されている軸支部34と、この軸支部34の上部に軸35により回動自在に一方の端部が連結されている第1リンク36と、この第1リンク36の他方の上部に下部が連結固定されている操作レバー37と、第1リンク36の他方の下部に一端側が軸38により回動自在に連結されている略く字型の第2リンク39と、この第2リンク39の他端と軸40により回動自在に一端が連結されているロッド41等で構成されている。
上記ロッド41は、ベース33の上面の他端に設けられているガイド部42の挿通孔43に挿通されており、該ロッド41はガイド部42に対して進退自在となっている。また、ロッド41の他端にはねじ穴44が螺刻されていて、このねじ穴44にケーシング31の内側からのボルト45が螺着されることで、機構部32とケーシング31とが連結固定される。
ケーシング31の全体の形状は、図3に示すように円弧状に形成されており、断面は略コ字型に形成されている。ケーシング31の槽本体19側は開口されており、マグネット6の面がケーシング31より槽本体19側に突出するように配置されている。
ケーシング31の内側に複数個のマグネット6が配置されており、また、本実施形態では、上下2段にてマグネット6が配置されているが、マグネット6の個数等は特に限定されるものではない。基本的には、槽本体19の外周面の周方向に沿って列設される構成であれば良い。
図5は、操作レバー37を槽本体19側に倒すことで、ロッド41にてケーシング31が槽本体19側に移動して、マグネット6の先端面を槽本体19の外周面に接触させている状態を示している。槽本体19は非磁性体の例えばオーステナイト系のステンレス、アルミ製等で構成されていて、この状態では多数の小さな磁性体のスラッジ12は槽本体19を介してマグネット6に吸引され、スラッジ12は槽本体19の内周面に吸着されることになる。また、槽本体19は非磁性体なので、操作レバー37を操作してマグネット6を槽本体19から容易に引き離すことができるようになっている。
次に、スラッジ捕捉装置30の操作レバー37を操作して、マグネット6を槽本体19から引き離す場合の動作について説明する。先ず、図5に示す操作レバー37を左方に引き操作する。操作レバー37を引き操作すると、操作レバー37及び第1リンク36は、軸35を軸として反時計方向に回動する。
第1リンク36が回動すると、この第1リンク36に設けられている軸38は円弧を描きながら反時計方向に軌跡を描く。軸38が円弧の軌跡を描くことで、この軸38と回動自在に連結している第2リンク39の一端側が軸38と同様に反時計方向の円弧の軌跡を描く。
第2リンク39の他端と軸40にて回動自在に連結しているロッド41は、ガイド部42によりロッド41の軸方向に後退するだけであり、そのため、第2リンク39の軸40側の他端は円弧を描くことなく、ロッド41と共に、後退させられる。操作レバー37の引き操作を終えると図6に示すような状態となり、第2リンク39が軸35の上に位置することになるが、第2リンク39は、略く字型に形成しているために、その屈曲部分が軸35の上にきて、第2リンク39が軸35に接触することはない。
このように操作レバー37の引き操作によりロッド41が操作レバー37側に移動(後退)させられることで、ロッド41と連結しているケーシング31も後退させられる。ケーシング31が後退することで、マグネット6は槽本体19から引き離され、マグネット6に吸引させられていたスラッジ12は槽本体19の下部へと落下することになる。
次に、システム全体の動作について説明する。図1に示すように、先ず、最初は新しい研磨液をバレル研磨機1内に処理対象部材及び研磨材と共に入れて、バレルを回転させて処理対象部材の表面仕上げを行なう。バレル研磨機1によるバレル研磨が終わると、処理対象部材、研磨材及びスラッジを含んでいる研磨液を分別パン2に放出し、分別パン2からはスラッジを含んでいる研磨液のみが第1貯留槽3に投入される。
次に、第1貯留槽3内に貯留されているスラッジを含んでいる研磨液はポンプ4により第2貯留槽5に投入されて、該第2貯留槽5にてスラッジ12がマグネット6、7にて吸着される。そして、第2貯留槽5内の研磨液は、ポンプ13にて濾過装置14へ送られる。さらに濾過装置14を介した研磨液は第3貯留槽15に送られ、さらに、スラッジ12が除去された研磨液は第3貯留槽15からポンプ16によりバレル研磨機1へと送られる。
第2貯留槽5においては、図7に示すように、スラッジを含んでいる研磨液は投入口20から槽本体19内に投入され、投入された研磨液は槽本体19の底部付近まで勢い良く流れていき、槽本体19内を流動しながらスラッジ12が除去されて吐出口21より研磨液は吐出(回収)される。
そして、槽本体19内では、研磨液内のスラッジ12は上下のマグネット6、7にて吸着される。マグネット6、7にて吸着されなかったスラッジ12は研磨液と共に濾過装置14へ送られる。
第2貯留槽5のスラッジ捕捉装置30からスラッジ12を回収する場合は、研磨液をすべてバレル研磨機1へ送給した後に、システムのポンプ4、13、16を停止させ、スラッジ捕捉装置30の操作レバー37を操作してマグネット6、7を槽本体19の外周面から引き離すことで、スラッジ12への吸引力が無くなってスラッジ12は落下する。そして、槽本体19内の下部には、スラッジ12及び研磨液が貯留されており、バルブ10を開にすることで、槽本体19からスラッジ12及び研磨液は容器11内に落下し、スラッジ12を容易に回収することができる。
一方、濾過装置14は、表面に濾布を巻回したフィルタで構成されており、第2貯留槽5にて除去できなかったスラッジ12を捕捉する。スラッジ12は濾布を用いたフィルタではない第2貯留槽5のマグネット6、7にてかなりの量が捕捉されているので、濾過装置14では、該濾過装置(フィルタ)14での捕捉能力が一杯になるまで長時間使用し続けることができる。
そのため、濾過装置14のフィルタの交換を頻繁に行なう必要がなく、フィルタの交換時期を遅くすることができる。そのため、フィルタの交換作業を少なくでき、バレル研磨の作業効率を向上させることができる。
また、濾過装置14にて濾過された研磨液は、バレル研磨機1へ循環されて再使用されるので、研磨液を廃棄する必要はなく、何回も使用できて、研磨液の長寿命化を図ることができる。また、濾過装置14のフィルタの交換時期を遅らせることができることや、研磨液の再使用により、全体としてバレル研磨の低コスト化を図ることができる。
なお、本実施形態では上下にマグネット6、7を設けていたが、上下いずれかのマグネット6、7のみでも良いが、上下にマグネット6、7を設ける方が好適例である。
(第2の実施の形態)
図8は第2の実施形態を示し、第2貯留槽5内に濾過装置(フィルタ)14を設けたものである。本実施形態では、投入口20を第2貯留槽5の槽本体19の下部に設け、吐出口51は濾過装置(フィルタ)14からのダクト50に設けている。
本実施形態では、槽本体19内に投入された研磨液に含まれているスラッジ12は上記実施形態と同様にマグネット6、7にて捕捉され、スラッジがかなり除去された研磨液はフィルタ14の表面から内部へ吸い込まれ、この際にスラッジ12はフィルタ14にて捕捉される。そして、フィルタ14の内部と連通しているダクト50から外部へとスラッジ12が除去された研磨液はバレル研磨機1へと送給されて再使用される。
本実施形態においては、濾過装置(フィルタ)14を第2貯留槽5内に配設していることで、システム全体を小型化することができ、システム全体の設置スペースを小さくすることができる。
また、槽本体19内にフィルタ14を配設している場合でも、槽本体19内でマグネットにより多くのスラッジ12を捕捉でき、マグネットで捕捉できなかったスラッジ12を該フィルタ14で捕捉する場合に該フィルタ14の捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタ14の交換作業を少なくすることができる。
(第3の実施の形態)
図9は第2貯留槽5の第3の実施形態を示し、上記の実施形態では第2貯留槽5の槽本体19の下部の形状を略漏斗状としていたが、本実施形態では、下部の形状を一方側を直線状の直線部61とし、他方側を傾斜させたテーパー部62としている。
この槽本体19の下部の直線部61及びテーパー部62を含めた断面の形状は円形であり、下部にいくほど小径となっている。また、テーパー部62の角度θは水平面に45°より大きく設定している。
次に、直線部61を設けた理由について説明する。図10は上記の実施形態の場合を示し、槽本体19の下部が漏斗状であり、両側のテーパー部62の角度が同じ場合である。この場合、マグネット7にて多数のスラッジ12が吸着されて、スラッジ12により内部の開口部分63が塞がれる形となり、マグネット7を引き離しても、互いのスラッジ12が当接して下方に落下しない状態が発生する恐れがある。
そこで、本実施形態のように槽本体19の下部にテーパー部62に対向して直線部61を設けていることで、図11に示すように、マグネット7を引き離した場合、スラッジ12は直線部61により必ず下方に落下する。これにより、スラッジ12が槽本体19の下部の開口部分63を詰まったスラッジ12により塞がれるということもなく、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができるものであり、すべてのスラッジ12を容器11に落下させて、スラッジ12を容易に回収することができるものである。
(第4の実施の形態)
図12は第4の実施形態を示し、第2貯留槽5の槽本体19の外周面の略全面にわたってマグネット8を該槽本体19の外周面に対して接離自在に配設したものである。先の実施形態では、槽本体19の上下方向の寸法に対してマグネット6、7の上下方向の長さが短く、スラッジ12が捕捉されにくいことが考えられる。
そこで、マグネット6、7が配設されている以外の箇所にもマグネット8を設けることで、このマグネット8により槽本体19の内面の略全体にわたってスラッジ12を吸着させるようにしたものである。
上記マグネット8を備えたスラッジ捕捉装置は、マグネット6、7を備えたスラッジ捕捉装置30と基本的には同じ構成であり、マグネット8の大きさが異なるだけである。
このように、槽本体19の外周面の上下方向に3つのマグネット6、7、8を設けることで、3つのマグネット6、7、8の合計の上下方向の寸法は、少なくとも槽本体19の上下方向の寸法の半分以上となり、先実施形態に比べて研磨液に混じっているスラッジ12を効率良くマグネット6、7、8に吸着させることができ、且つほとんどのスラッジ12を吸着させることができる。
そのため、第2貯留槽5の下流側の濾過装置14におけるスラッジ12の捕捉能力が一杯になるまでの時間が遅くなり、濾過装置14のフィルタの交換時期を更に遅らせることができ、バレル研磨機1でのバレル研磨の作業効率を一層向上させることができる。
各マグネット6、7、8に吸着されて槽本体19の内周面に吸引されているスラッジ12を回収する場合には、マグネット6、7、8を槽本体19の外周面から引き離すと共に、バルブ10を開状態とすることで、槽本体19の内周面に吸引されていたスラッジ12が落下し、容器11内にスラッジ12を容易に回収することができる。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施形態を図13及び図14により説明する。本実施形態では、研磨液に混じっているスラッジ12を捕捉するスラッジ捕捉装置70を第2貯留槽5の槽本体19内に配設したものである。
このスラッジ捕捉装置70は、槽本体19内の略中央部分に複数本の支持片71により中空に浮かぶ形で配置されており、外部と密閉可能とした略円筒状の外ケース72と、この外ケース72内に配置される略円筒状の内ケース73と、この内ケース73の外周面に配置されるマグネット74等で構成されている。
上記外ケース72は、底板75により底部が密閉されており、また、外ケース72の上面に設けた開閉自在なフタ体76が設けられており、このフタ体76を閉じることで、外ケース72内は槽本体19内とは密閉されるようになっている。なお、外ケース72は非磁性体、例えばオーステナイト系のステンレス、アルミ製等で形成されている。
なお、スラッジ捕捉装置70の外殻を構成している外ケース72の外面と、槽本体19の内面との間を上記支持片71を溶接等の手段にて架橋させていることで、スラッジ捕捉装置70を槽本体19の中空部分に配置している。
スラッジ捕捉装置70の内ケース73の外周面には、略円筒状のマグネット74が固定されており、また内ケース73の内側には、平板77が架橋されていて、この平板77に孔78が穿孔されている。マグネット74を装着した内ケース73は、外ケース72に対して上下方向に出し入れ自在に納装されており、外ケース72のフタ体76をあけて内ケース73を上方へ抜くことができるようになっている。
それで、外ケース72の内径より、マグネット74の外径は若干小さく設定されており、内ケース73の出し入れが容易にできるようになっている。また、内ケース73の外周面に固定されるマグネット74は、上述したように略円筒状のものでも良く、複数のマグネット片を内ケース73の外周面に配置して、全体の形状を略円筒状に形成するようにしても良い。
なお、マグネット74を装着した内ケース73の出し入れは、平板77に穿孔している孔78に上方から垂下したフック等を引っ掛け係止して、手動あるいは電動にて内ケース73を昇降させることで、内ケース73の出し入れが行なわれる。
また、第2貯留槽5の槽本体19の上部のフタ体22も開閉自在に設けられており、このフタ体22を開けて内ケース73の出し入れを行なうようになっている。
第2貯留槽5の槽本体19の投入口20からスラッジを含んでいる研磨液が投入され、その勢いで研磨液は槽本体19内で流動し、その際にスラッジ12はマグネット74の吸引力により外ケース72の外面側に吸着される。
ここで、マグネット74の直径は、槽本体19の直径の少なくとも半分はあり、また、マグネット74の上下方向の寸法も槽本体19の上下方向の寸法の約半分程度あるため、研磨液に混じっているスラッジ12のほとんどを捕捉することができる。
そのため、第2貯留槽5の下流側の濾過装置14におけるスラッジ12の捕捉能力が一杯になるまでの時間が遅くなり、濾過装置14のフィルタの交換時期を更に遅らせることができ、バレル研磨機1でのバレル研磨の作業効率を一層向上させることができる。
また、マグネット74に吸引されて外ケース72の外周面に吸着されているスラッジ12を回収する場合には、研磨液の回収(吐出)後、槽本体19のフタ体22とスラッジ捕捉装置70の外ケース72のフタ体76とを開けて、フックを孔78に係止して内ケース73を引き上げると共に、バルブ10を開状態とすることで、外ケース72の外周面に吸引されていたスラッジ12は落下し、容器11内にスラッジ12を容易に回収することができる。
(第6の実施の形態)
図15は第6の実施形態を示し、図13に示す実施形態に先の実施形態であるマグネット6、7を付加した場合である。また、マグネット6、7の内いずれか一方を設けるようにしても良い。
本実施形態では、マグネット6、7を付加した分だけ図13の場合と比べて多くのスラッジ12を捕捉することができる。
(第7の実施の形態)
図16は第7の実施形態を示し、図15の構成にマグネット8を付加した場合である。かかる場合、マグネット8にて槽本体19の内周面にスラッジ12を吸引させると共に、マグネット74により外ケース72の外周面にスラッジ12を吸引させることができる。また、マグネット6、7にてスラッジ12を吸引させることができる。
このようにして、槽本体19の内部の全体にわたって研磨液に混じっているスラッジ12をほとんど捕捉することができ、そのため、第2貯留槽5の下流側の濾過装置14におけるスラッジ12の捕捉能力が一杯になるまでの時間が一層遅くなり、濾過装置14のフィルタの交換時期を更に一層遅らせることができ、バレル研磨機1でのバレル研磨の作業効率を一層向上させることができる。
なお、図16において、マグネット6、7の両方を除去しても良く、また、マグネット6、7のいずれか一方のみを設けるようにしても良い。
ここで、図12に示す実施形態において、図8に示すような第2貯留槽5の槽本体19内に濾過装置14を配設するようにしても良い。
また、図12〜図16において、第2貯留槽5の槽本体19の下部を漏斗状ではなく、図9に示すような直線部61とテーパー部62とで構成するようにしても良い。もちろん、各実施形態の任意の組み合わせが可能である。
このように、図1に示すバレル研磨液濾過システムでは、ほとんどのスラッジ12を研磨液回収装置である第2貯留槽5にて捕捉しており、そのため、第2貯留槽5にて除去できなかったスラッジ12を捕捉する濾過装置14では、該濾過装置14の捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、濾過装置14のフィルタの交換作業を少なくすることができる。そのため、バレル研磨の作業効率を向上させることができ、バレル研磨の低コスト化を図ることができ、また、第2貯留槽5及び濾過装置14にて回収して濾過した研磨液を再使用することで、研磨液を廃棄せず、研磨液の長寿命化を図ることができる。
また、濾過装置14を第2貯留槽5内に配設した場合でも同様の効果を奏することができ、特に、濾過装置14を第2貯留槽5内に配設した場合は、システム全体を小型化することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるバレル研磨液濾過システムのシステム構成図である。 本発明の第1の実施の形態における第2貯留槽の構成図である。 本発明の第1の実施の形態におけるスラッジ捕捉装置の概略平面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるスラッジ捕捉装置の概略正面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるスラッジ捕捉装置を操作してマグネットを槽本体に接触させた状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるスラッジ捕捉装置を操作してマグネットを槽本体から引き離した状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第2貯留槽における動作説明図である。 本発明の第2の実施の形態における第2貯留槽の構成図である。 本発明の第3の実施の形態における第2貯留槽の構成図である。 本発明の第3の実施の形態における動作説明図である。 本発明の第3の実施の形態における動作説明図である。 本発明の第4の実施の形態における第2貯留槽の構成図である。 本発明の第5の実施の形態における第2貯留槽の構成図である。 本発明の第5の実施の形態における第2貯留槽の横断面図である。 本発明の第6の実施の形態における第2貯留槽の構成図である。 本発明の第7の実施の形態における第2貯留槽の構成図である。
1 バレル研磨機
2 分別パン
3 第1貯留槽
5 第2貯留槽(研磨液回収装置)
6 マグネット
7 マグネット
8 マグネット
10 バルブ
12 スラッジ
14 濾過装置(フィルタ)
15 第3貯留槽
19 槽本体
20 投入口
21 吐出口
27 排出管
30 スラッジ捕捉装置
61 直線部
62 テーパー部
70 スラッジ捕捉装置
72 外ケース
73 内ケース
74 マグネット
76 フタ体

Claims (18)

  1. バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
    前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
    前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネットと
    で構成されていることを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  2. バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
    前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
    前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(6)(7)と
    を備え、
    前記槽本体(19)の上部には前記研磨液が投入される投入口(20)が設けられ、該槽本体(19)の下部には前記スラッジ(12)が除去された研磨液が回収される吐出口(21)が設けられ、
    前記槽本体(19)の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット(6)(7)にて捕捉したスラッジ(12)排出用の排出管(27)が形成されており、
    前記吐出口(21)より下方の前記槽本体(19)の外周面と、前記排出管(27)の外周面との少なく共一方にマグネット(6)(7)を接離自在に配設している
    ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  3. バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
    前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
    前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(8)と
    を備え、
    前記槽本体(19)の上部には前記研磨液が投入される投入口(20)が設けられ、該槽本体(19)の下部には前記スラッジ(12)が除去された研磨液が回収される吐出口(21)が設けられ、
    前記投入口(20)と吐出口(21)との間の前記槽本体(19)の外周面に前記マグネット(8)を接離自在に配設している
    ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  4. バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
    前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
    前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(6)(7)(8)と
    を備え、
    前記槽本体(19)の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット(6)(7)(8)にて捕捉したスラッジ(12)排出用の排出管(27)が形成されており、
    前記投入口(20)と吐出口(21)との間の前記槽本体(19)の外周面に前記マグネット(8)を接離自在に配設し、
    前記吐出口(21)より下方の前記槽本体(19)の外周面と、前記排出管(27)の外周面との少なく共一方にマグネット(6)(7)を接離自在に配設している
    ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  5. 前記槽本体(19)内にマグネットにて捕捉されなかったスラッジ(12)を捕捉するためのフィルタ(14)を配設していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  6. 前記槽本体(19)の排出管(27)の下端に開閉自在なバルブ(10)を設け、前記マグネットを槽本体(19)から引き離すと共に、前記バルブ(10)を開状態として前記排出管(27)からスラッジ(12)を排出して、該スラッジ(12)を回収するようにしていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  7. 前記槽本体(19)の下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)を形成していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  8. 前記槽本体(19)内にマグネットにて捕捉されなかったスラッジ(12)を捕捉するためのフィルタ(14)を配設し、
    前記槽本体(19)の下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)を形成していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  9. バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
    前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入される槽本体(19)と、
    前記槽本体(19)内に配設され、前記スラッジ(12)を吸引するマグネット(74)を備えたスラッジ捕捉装置(70)と
    を備えていることを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  10. バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
    前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
    前記槽本体(19)内に配設され、前記スラッジ(12)を吸引するマグネット(74)を備えたスラッジ捕捉装置(70)と、
    前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(6)(7)と
    を備え、
    前記槽本体(19)の上部には前記研磨液が投入される投入口(20)が設けられ、該槽本体(19)の下部には前記スラッジ(12)が除去された研磨液が回収される吐出口(21)が設けられ、
    前記槽本体(19)の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット(6)(7)にて捕捉したスラッジ(12)排出用の排出管(27)が形成されており、
    前記吐出口(21)より下方の前記槽本体(19)の外周面と、前記排出管(27)の外周面との少なく共一方にマグネット(6)(7)を接離自在に配設している
    ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  11. バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
    前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
    前記槽本体(19)内に配設され、前記スラッジ(12)を吸引するマグネット(74)を備えたスラッジ捕捉装置(70)と、
    前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(8)と
    を備え、
    前記槽本体(19)の上部には前記研磨液が投入される投入口(20)が設けられ、該槽本体(19)の下部には前記スラッジ(12)が除去された研磨液が回収される吐出口(21)が設けられ、
    前記投入口(20)と吐出口(21)との間の前記槽本体(19)の外周面に前記マグネット(8)を接離自在に配設している
    ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  12. バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
    前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
    前記槽本体(19)内に配設され、前記スラッジ(12)を吸引するマグネット(74)を備えたスラッジ捕捉装置(70)と、
    前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(6)(7)(8)と
    を備え、
    前記槽本体(19)の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット(6)(7)(8)にて捕捉したスラッジ(12)排出用の排出管(27)が形成されており、
    前記投入口(20)と吐出口(21)との間の前記槽本体(19)の外周面に前記マグネット(8)を接離自在に配設し、
    前記吐出口(21)より下方の前記槽本体(19)の外周面と、前記排出管(27)の外周面との少なく共一方にマグネット(6)(7)を接離自在に配設している
    ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  13. 前記スラッジ捕捉装置(70)は、
    非磁性体からなり、底部が閉塞され上面に開閉自在なフタ体(76)を有し、密閉空間とした外ケース(72)と、
    前記外ケース(72)の内面側に位置するマグネット(74)を配した内ケース(73)と
    で構成されていることを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれかに記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  14. 前記槽本体(19)の排出管(27)の下端に開閉自在なバルブ(10)を設け、前記マグネットを槽本体(19)から引き離すと共に、前記バルブ(10)を開状態として前記排出管(27)からスラッジ(12)を排出して、該スラッジ(12)を回収するようにしていることを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれかに記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  15. 前記槽本体(19)の下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)を形成していることを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれかに記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  16. 前記スラッジ捕捉装置(70)は、
    非磁性体からなり、底部が閉塞され上面に開閉自在なフタ体(76)を有し、密閉空間とした外ケース(72)と、
    前記外ケース(72)の内面側に位置するマグネット(74)を配した内ケース(73)と
    で構成され、
    前記槽本体(19)の下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)を形成していることを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれかに記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
  17. バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)と、
    前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んでいる研磨液が貯留される第1貯留槽(3)と、
    前記第1貯留槽(3)から前記スラッジ(12)を含んでいる研磨液が投入され、前記請求項1〜請求項4、請求項6、請求項7、請求項9〜請求項16のいずれかで構成される研磨液回収装置(5)と、
    前記研磨液回収装置(5)から回収した研磨液に含まれている前記スラッジ(12)を更に捕捉する濾過装置14とからなり、
    前記濾過装置14を介して前記スラッジ(12)を除去した研磨液を前記バレル研磨機(1)へ投入する研磨液として再使用していることを特徴とするバレル研磨液濾過システム。
  18. バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)と、
    前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んでいる研磨液が貯留される第1貯留槽(3)と、
    前記第1貯留槽(3)から前記スラッジ(12)を含んでいる研磨液が投入され、前記請求項5または請求項8で構成される研磨液回収装置(5)とからなり、
    前記研磨液回収装置(5)にてスラッジ(12)を除去した研磨液を前記バレル研磨機(1)へ投入する研磨液として再使用していることを特徴とするバレル研磨液濾過システム。
JP2008307424A 2008-12-02 2008-12-02 バレル研磨機用の研磨液回収装置及びこの研磨液回収装置を用いたバレル研磨液濾過システム Active JP4298787B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008307424A JP4298787B1 (ja) 2008-12-02 2008-12-02 バレル研磨機用の研磨液回収装置及びこの研磨液回収装置を用いたバレル研磨液濾過システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008307424A JP4298787B1 (ja) 2008-12-02 2008-12-02 バレル研磨機用の研磨液回収装置及びこの研磨液回収装置を用いたバレル研磨液濾過システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4298787B1 JP4298787B1 (ja) 2009-07-22
JP2010131677A true JP2010131677A (ja) 2010-06-17

Family

ID=40972371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008307424A Active JP4298787B1 (ja) 2008-12-02 2008-12-02 バレル研磨機用の研磨液回収装置及びこの研磨液回収装置を用いたバレル研磨液濾過システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4298787B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102546227B1 (ko) * 2023-03-19 2023-06-20 장옥천 피어싱 바 마개 제작 시스템

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE539484C2 (en) 2015-10-21 2017-10-03 Tormek Ab Grinding liquid trough arrangement

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102546227B1 (ko) * 2023-03-19 2023-06-20 장옥천 피어싱 바 마개 제작 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP4298787B1 (ja) 2009-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6068750B2 (ja) クーラント循環装置。
JP4290221B2 (ja) 工作機械用クーラント液浄化装置
JP4898182B2 (ja) 濾過装置
JP2010274231A (ja) 排液浄化装置及び排液浄化方法
JP2010253619A (ja) 可搬型切削液再利用処理装置及びそれを用いる切削液再利用処理方法
KR100813786B1 (ko) 연삭액 칩 분리장치
JP4298787B1 (ja) バレル研磨機用の研磨液回収装置及びこの研磨液回収装置を用いたバレル研磨液濾過システム
CN210968483U (zh) 一种高效的抛丸清理机
KR20110025792A (ko) 여과 장치
KR101887231B1 (ko) 멀티 충진볼을 이용한 집진장치
JP2012187699A (ja) 工作機械の磁性体切くず及び研削盤の磁性体研削滓処理装置
KR101237095B1 (ko) 고철의 산화 녹 제거 장치
KR101142966B1 (ko) 공작기계용 오일정제장치
JP4528987B2 (ja) 海底資源の採取方法及び採取システム
CN215092986U (zh) 一种便于移动的抛丸除锈装置
KR101305936B1 (ko) 친환경 워터젯 가공시스템
KR20160031168A (ko) 연삭액 칩 분리장치의 탈착식 연삭액 담수 플레이트
JP7253795B2 (ja) 磁性体物質・非磁性体物質除去フィルタ
CN212732533U (zh) 一种适用于钢铁粉碎机的金属分离及除尘系统
JP2011212601A (ja) 磁性粒子除去装置、および被処理流体浄化システム
KR100996360B1 (ko) 절삭유의 금속분말 분리장치
JP6481379B2 (ja) クーラントゴミ回収装置
CN215964822U (zh) 一种粮食除尘除杂装置
CN210209943U (zh) 一种陶粒回收与再生装置
JP2548572B2 (ja) パチンコ球の揚送清浄方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4298787

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150424

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250