JP4298787B1 - バレル研磨機用の研磨液回収装置及びこの研磨液回収装置を用いたバレル研磨液濾過システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バレル研磨機1から、処理対象部材、研磨材及びスラッジ12を含んでいる研磨液が分別パン2に放出され、研磨液が第1貯留槽3に貯留される。第1貯留槽3から第2貯留槽5へスラッジ12を含んでいる研磨液が投入され、第2貯留槽5では、磁性体のスラッジ12はマグネット6、7により吸引され、第2貯留槽5の内面に吸着される。ほとんどのスラッジ12が除去できなかった研磨液は濾過装置14にてスラッジ12が捕捉されて濾過される。濾過装置14からの研磨液は第3貯留槽15を介してバレル研磨機1へ送られて、研磨液といして再使用される。
【選択図】図1
Description
一般にバレル研磨では、工作物は比較的小さいものであり、バレル内に複数の工作物を入れて同時に研磨される。バレルの回転は一様ではなく、上下に動かしながら回転、あるいは振動を加えるなどして工作物と研磨材をバレル内で動かして加工を行なう。
このバレル研磨は、人手を省き低コストでバラツキの少ない均一な仕上がりが得られる表面仕上がり技術として非常に有用な手段である。
そして、バレル研磨機では、処理対象部材の処理が完了した後、処理対象部材は研磨材及び研磨液と共に、外部へ放出されて、処理対象部材及び研磨材だけが手作業で回収され、研磨液はそのまま廃棄されていた。
そして、貯溜パンに貯溜されている研磨液をポンプにて吸い上げて濾過器を介してバレル内に研磨液を投入することで、研磨液の再使用を図っている。
そのため、どのような大きさの夾雑物でも捕捉していき、フィルタの捕捉能力一杯に直ぐに達してしまうことになる。そのため、フィルタの交換作業が頻繁に行なわれることが余儀なくされることになる。フィルタの交換作業を頻繁に行なうと、バレル研磨の作業効率が悪く、ひいてはバレル研磨のコストが高くなってしまう。
(1)スラッジのほとんどをフィルタで捕捉するのではなく、マグネットで磁性体のスラッジを効率良く捕捉すること。
(2)フィルタの川上でマグネットにてスラッジを捕捉して、フィルタの交換時期を遅くし、フィルタの交換作業を少なくすること。
(3)フィルタの交換時期を遅くして、バレル研磨の作業効率を向上させること。
(4)バレル研磨の作業効率を向上させて、バレル研磨の低コスト化を図ること。
(5)スラッジを研磨液回収装置とフィルタにて捕捉し、濾過した研磨液を再使用することで、研磨液を廃棄せずに、研磨液の長寿命化を図ること。
(6)スラッジをスムーズに落下させることができて、スラッジを容易に回収することができること。
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネットとを備え、前記槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成していることを特徴としている。
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット6、7とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット6、7にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が前記直線部61及びテーパー部62の下端より連続して形成されており、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設していることを特徴としている。
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット8とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面に前記マグネット8を接離自在に配設していることを特徴としている。
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット6、7、8とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット6、7、8にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が前記直線部61及びテーパー部62の下端より連続して形成されており、前記投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面に前記マグネット8を接離自在に配設し、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設していることを特徴としている。
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入される槽本体19と、前記槽本体19内に配設され、前記スラッジ12を吸引するマグネット74を備えたスラッジ捕捉装置70とを備え、前記槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成していることを特徴としている。
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19内に配設され、前記スラッジ12を吸引するマグネット74を備えたスラッジ捕捉装置70と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット6、7とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット6、7にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が前記直線部61及びテーパー部62の下端より連続して形成されており、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設していることを特徴としている。
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19内に配設され、前記スラッジ12を吸引するマグネット74を備えたスラッジ捕捉装置70と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット8とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面に前記マグネット8を接離自在に配設していることを特徴としている。
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体19と、前記槽本体19内に配設され、前記スラッジ12を吸引するマグネット74を備えたスラッジ捕捉装置70と、前記槽本体19の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体19の内周面側に前記スラッジ12を吸引し、該槽本体19の外周面に対して接離自在なマグネット6、7、8とを備え、
前記槽本体19の上部には前記研磨液が投入される投入口20が設けられ、該槽本体19の下部には前記スラッジ12が除去された研磨液が回収される吐出口21が設けられ、前記槽本体19の前記吐出口21より下方であって該槽本体19下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62が形成されており、前記槽本体19の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット6、7、8にて捕捉したスラッジ12排出用の排出管27が前記直線部61及びテーパー部62の下端より連続して形成されており、前記投入口20と吐出口21との間の前記槽本体19の外周面に前記マグネット8を接離自在に配設し、前記吐出口21より下方の前記槽本体19の外周面と、前記排出管27の外周面との少なく共一方にマグネット6、7を接離自在に配設していることを特徴としている。
非磁性体からなり、底部が閉塞され上面に開閉自在なフタ体76を有し、密閉空間とした外ケース72と、前記外ケース72の内面側に位置するマグネット74を配して該外ケース72に対して出し入れ自在とした内ケース73とで構成されていることを特徴としている。
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んでいる研磨液が貯留される第1貯留槽3と、
前記第1貯留槽3から前記スラッジ12を含んでいる研磨液が投入され、前記請求項1〜請求項4、請求項6〜請求項13のいずれかで構成される研磨液回収装置5と、
前記研磨液回収装置5から回収した研磨液に含まれている前記スラッジ12を更に捕捉する濾過装置14とからなり、
前記濾過装置14を介して前記スラッジ12を除去した研磨液を前記バレル研磨機1へ投入する研磨液として再使用していることを特徴としている。
前記バレル研磨機1からのスラッジ12を含んでいる研磨液が貯留される第1貯留槽3と、
前記第1貯留槽3から前記スラッジ12を含んでいる研磨液が投入され、前記請求項5で構成される研磨液回収装置5とからなり、
前記研磨液回収装置5にてスラッジ12を除去した研磨液を前記バレル研磨機1へ投入する研磨液として再使用していることを特徴としている。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネットを離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット6、7を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット8を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット6、7、8を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19内にフィルタ14を配設している場合でも、槽本体19内でマグネットにより多くのスラッジ12を捕捉でき、マグネットで捕捉できなかったスラッジ12を該フィルタ14で捕捉する場合に該フィルタ14の捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタ14の交換作業を少なくすることができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット6、7を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット8を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19にて多くのスラッジ12を回収することができるので、該槽本体19の下流側に除去できなかったスラッジ12を回収すべくフィルタを配設する場合には、該フィルタの捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタの交換作業を少なくすることができる。
また、スラッジ12を回収する場合には、槽本体19からマグネット6、7、8を離すことで、吸引力が除去されて、落下するスラッジ12を容易に回収することができる。
また、槽本体19の下部の一方側を直線状とした直線部61を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部62を形成しているので、槽本体19の下部に多くのスラッジ12が溜まっていても、直線部61によりスムーズにスラッジ12を落下させることができ、スラッジ12を容易に回収することができる。
また、濾過装置14を研磨液回収装置5内に配設していることで、システム全体を小型化することができる。
この第1貯留槽3内のスラッジを含んでいる研磨液はポンプ4により第2貯留槽5に送給され、この第2貯留槽5にて研磨液に混じっているほとんどのスラッジをマグネット6、7にて捕捉するようにしている。この第2貯留槽5にてスラッジが除去された研磨液を回収して後段に送るようになっている。なお、この第2貯留槽5が本発明における研磨液回収装置である。
第2貯留槽5にて貯留されている研磨液はポンプ13にて濾過装置14へ送給され、この濾過装置14にて第2貯留槽5にて除去できなかったスラッジ12を捕捉して、濾過した研磨液は第3貯留槽15に送られる。そして、この第3貯留槽15から濾過された研磨液がポンプ16によりバレル研磨機1へ送られて、このバレル研磨機1にて研磨液が再使用される。なお、上記第3貯留槽15は無くても良い。
槽本体19の下部は略漏斗状に形成され、さらに下端部は細径に形成された排出管27とし、この排出管27に、バルブ10が介設されている。
第2貯留槽5の外側にスラッジ捕捉装置30を配置するための支持台23が設けられており、この支持台23は、3本ないし4本の脚部24と、この脚部24の上縁に溶接にて固着されている略円板リング状の支持板25とで構成されている。そして、支持板25の上面に3等分する形で3つのスラッジ捕捉装置30が固定されている。
上記機構部32は、支持台23の支持板25に固定されているベース33と、このベース33の一方の端部に突条に形成されている軸支部34と、この軸支部34の上部に軸35により回動自在に一方の端部が連結されている第1リンク36と、この第1リンク36の他方の上部に下部が連結固定されている操作レバー37と、第1リンク36の他方の下部に一端側が軸38により回動自在に連結されている略く字型の第2リンク39と、この第2リンク39の他端と軸40により回動自在に一端が連結されているロッド41等で構成されている。
ケーシング31の全体の形状は、図3に示すように円弧状に形成されており、断面は略コ字型に形成されている。ケーシング31の槽本体19側は開口されており、マグネット6の面がケーシング31より槽本体19側に突出するように配置されている。
図5は、操作レバー37を槽本体19側に倒すことで、ロッド41にてケーシング31が槽本体19側に移動して、マグネット6の先端面を槽本体19の外周面に接触させている状態を示している。槽本体19は非磁性体の例えばオーステナイト系のステンレス、アルミ製等で構成されていて、この状態では多数の小さな磁性体のスラッジ12は槽本体19を介してマグネット6に吸引され、スラッジ12は槽本体19の内周面に吸着されることになる。また、槽本体19は非磁性体なので、操作レバー37を操作してマグネット6を槽本体19から容易に引き離すことができるようになっている。
第1リンク36が回動すると、この第1リンク36に設けられている軸38は円弧を描きながら反時計方向に軌跡を描く。軸38が円弧の軌跡を描くことで、この軸38と回動自在に連結している第2リンク39の一端側が軸38と同様に反時計方向の円弧の軌跡を描く。
そして、槽本体19内では、研磨液内のスラッジ12は上下のマグネット6、7にて吸着される。マグネット6、7にて吸着されなかったスラッジ12は研磨液と共に濾過装置14へ送られる。
そのため、濾過装置14のフィルタの交換を頻繁に行なう必要がなく、フィルタの交換時期を遅くすることができる。そのため、フィルタの交換作業を少なくでき、バレル研磨の作業効率を向上させることができる。
なお、本実施形態では上下にマグネット6、7を設けていたが、上下いずれかのマグネット6、7のみでも良いが、上下にマグネット6、7を設ける方が好適例である。
図8は第2の実施形態を示し、第2貯留槽5内に濾過装置(フィルタ)14を設けたものである。本実施形態では、投入口20を第2貯留槽5の槽本体19の下部に設け、吐出口51は濾過装置(フィルタ)14からのダクト50に設けている。
本実施形態では、槽本体19内に投入された研磨液に含まれているスラッジ12は上記実施形態と同様にマグネット6、7にて捕捉され、スラッジがかなり除去された研磨液はフィルタ14の表面から内部へ吸い込まれ、この際にスラッジ12はフィルタ14にて捕捉される。そして、フィルタ14の内部と連通しているダクト50から外部へとスラッジ12が除去された研磨液はバレル研磨機1へと送給されて再使用される。
また、槽本体19内にフィルタ14を配設している場合でも、槽本体19内でマグネットにより多くのスラッジ12を捕捉でき、マグネットで捕捉できなかったスラッジ12を該フィルタ14で捕捉する場合に該フィルタ14の捕捉能力が一杯になるまでの時期を遅らせることができ、フィルタ14の交換作業を少なくすることができる。
図9は第2貯留槽5の第3の実施形態を示し、上記の実施形態では第2貯留槽5の槽本体19の下部の形状を略漏斗状としていたが、本実施形態では、下部の形状を一方側を直線状の直線部61とし、他方側を傾斜させたテーパー部62としている。
この槽本体19の下部の直線部61及びテーパー部62を含めた断面の形状は円形であり、下部にいくほど小径となっている。また、テーパー部62の角度θは水平面に45°より大きく設定している。
図12は第4の実施形態を示し、第2貯留槽5の槽本体19の外周面の略全面にわたってマグネット8を該槽本体19の外周面に対して接離自在に配設したものである。先の実施形態では、槽本体19の上下方向の寸法に対してマグネット6、7の上下方向の長さが短く、スラッジ12が捕捉されにくいことが考えられる。
そこで、マグネット6、7が配設されている以外の箇所にもマグネット8を設けることで、このマグネット8により槽本体19の内面の略全体にわたってスラッジ12を吸着させるようにしたものである。
そのため、第2貯留槽5の下流側の濾過装置14におけるスラッジ12の捕捉能力が一杯になるまでの時間が遅くなり、濾過装置14のフィルタの交換時期を更に遅らせることができ、バレル研磨機1でのバレル研磨の作業効率を一層向上させることができる。
次に、第5の実施形態を図13及び図14により説明する。本実施形態では、研磨液に混じっているスラッジ12を捕捉するスラッジ捕捉装置70を第2貯留槽5の槽本体19内に配設したものである。
上記外ケース72は、底板75により底部が密閉されており、また、外ケース72の上面に設けた開閉自在なフタ体76が設けられており、このフタ体76を閉じることで、外ケース72内は槽本体19内とは密閉されるようになっている。なお、外ケース72は非磁性体、例えばオーステナイト系のステンレス、アルミ製等で形成されている。
また、第2貯留槽5の槽本体19の上部のフタ体22も開閉自在に設けられており、このフタ体22を開けて内ケース73の出し入れを行なうようになっている。
ここで、マグネット74の直径は、槽本体19の直径の少なくとも半分はあり、また、マグネット74の上下方向の寸法も槽本体19の上下方向の寸法の約半分程度あるため、研磨液に混じっているスラッジ12のほとんどを捕捉することができる。
図15は第6の実施形態を示し、図13に示す実施形態に先の実施形態であるマグネット6、7を付加した場合である。また、マグネット6、7の内いずれか一方を設けるようにしても良い。
本実施形態では、マグネット6、7を付加した分だけ図13の場合と比べて多くのスラッジ12を捕捉することができる。
図16は第7の実施形態を示し、図15の構成にマグネット8を付加した場合である。かかる場合、マグネット8にて槽本体19の内周面にスラッジ12を吸引させると共に、マグネット74により外ケース72の外周面にスラッジ12を吸引させることができる。また、マグネット6、7にてスラッジ12を吸引させることができる。
また、図12〜図16において、第2貯留槽5の槽本体19の下部を漏斗状ではなく、図9に示すような直線部61とテーパー部62とで構成するようにしても良い。もちろん、各実施形態の任意の組み合わせが可能である。
また、濾過装置14を第2貯留槽5内に配設した場合でも同様の効果を奏することができ、特に、濾過装置14を第2貯留槽5内に配設した場合は、システム全体を小型化することができる。
2 分別パン
3 第1貯留槽
5 第2貯留槽(研磨液回収装置)
6 マグネット
7 マグネット
8 マグネット
10 バルブ
12 スラッジ
14 濾過装置(フィルタ)
15 第3貯留槽
19 槽本体
20 投入口
21 吐出口
27 排出管
30 スラッジ捕捉装置
61 直線部
62 テーパー部
70 スラッジ捕捉装置
72 外ケース
73 内ケース
74 マグネット
76 フタ体
Claims (15)
- バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネットと
を備え、
前記槽本体(19)の下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)を形成していることを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。 - バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(6)(7)と
を備え、
前記槽本体(19)の上部には前記研磨液が投入される投入口(20)が設けられ、該槽本体(19)の下部には前記スラッジ(12)が除去された研磨液が回収される吐出口(21)が設けられ、
前記槽本体(19)の前記吐出口(21)より下方であって該槽本体(19)下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)が形成されており、
前記槽本体(19)の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット(6)(7)にて捕捉したスラッジ(12)排出用の排出管(27)が前記直線部(61)及びテーパー部(62)の下端より連続して形成されており、
前記吐出口(21)より下方の前記槽本体(19)の外周面と、前記排出管(27)の外周面との少なく共一方にマグネット(6)(7)を接離自在に配設している
ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。 - バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(8)と
を備え、
前記槽本体(19)の上部には前記研磨液が投入される投入口(20)が設けられ、該槽本体(19)の下部には前記スラッジ(12)が除去された研磨液が回収される吐出口(21)が設けられ、
前記槽本体(19)の前記吐出口(21)より下方であって該槽本体(19)下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)が形成されており、
前記投入口(20)と吐出口(21)との間の前記槽本体(19)の外周面に前記マグネット(8)を接離自在に配設している
ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。 - バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(6)(7)(8)と
を備え、
前記槽本体(19)の上部には前記研磨液が投入される投入口(20)が設けられ、該槽本体(19)の下部には前記スラッジ(12)が除去された研磨液が回収される吐出口(21)が設けられ、
前記槽本体(19)の前記吐出口(21)より下方であって該槽本体(19)下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)が形成されており、
前記槽本体(19)の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット(6)(7)(8)にて捕捉したスラッジ(12)排出用の排出管(27)が前記直線部(61)及びテーパー部(62)の下端より連続して形成されており、
前記投入口(20)と吐出口(21)との間の前記槽本体(19)の外周面に前記マグネット(8)を接離自在に配設し、
前記吐出口(21)より下方の前記槽本体(19)の外周面と、前記排出管(27)の外周面との少なく共一方にマグネット(6)(7)を接離自在に配設している
ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。 - 前記槽本体(19)内にマグネットにて捕捉されなかったスラッジ(12)を捕捉するためのフィルタ(14)を配設していることを特徴とする請求項1に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
- 前記槽本体(19)の排出管(27)の下端に開閉自在なバルブ(10)を設け、前記マグネットを槽本体(19)から引き離すと共に、前記バルブ(10)を開状態として前記排出管(27)からスラッジ(12)を排出して、該スラッジ(12)を回収するようにしていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
- バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入される槽本体(19)と、
前記槽本体(19)内に配設され、前記スラッジ(12)を吸引するマグネット(74)を備えたスラッジ捕捉装置(70)と
を備え、
前記槽本体(19)の下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)を形成していることを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。 - バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
前記槽本体(19)内に配設され、前記スラッジ(12)を吸引するマグネット(74)を備えたスラッジ捕捉装置(70)と、
前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(6)(7)と
を備え、
前記槽本体(19)の上部には前記研磨液が投入される投入口(20)が設けられ、該槽本体(19)の下部には前記スラッジ(12)が除去された研磨液が回収される吐出口(21)が設けられ、
前記槽本体(19)の前記吐出口(21)より下方であって該槽本体(19)下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)が形成されており、
前記槽本体(19)の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット(6)(7)にて捕捉したスラッジ(12)排出用の排出管(27)が前記直線部(61)及びテーパー部(62)の下端より連続して形成されており、
前記吐出口(21)より下方の前記槽本体(19)の外周面と、前記排出管(27)の外周面との少なく共一方にマグネット(6)(7)を接離自在に配設している
ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。 - バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
前記槽本体(19)内に配設され、前記スラッジ(12)を吸引するマグネット(74)を備えたスラッジ捕捉装置(70)と、
前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(8)と
を備え、
前記槽本体(19)の上部には前記研磨液が投入される投入口(20)が設けられ、該槽本体(19)の下部には前記スラッジ(12)が除去された研磨液が回収される吐出口(21)が設けられ、
前記槽本体(19)の前記吐出口(21)より下方であって該槽本体(19)下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)が形成されており、
前記投入口(20)と吐出口(21)との間の前記槽本体(19)の外周面に前記マグネット(8)を接離自在に配設している
ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。 - バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)が設けられていて、前記バレル研磨機(1)からの前記研磨液を回収するバレル研磨機用の研磨液回収装置であって、
前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んだ研磨液が投入され、非磁性体からなる槽本体(19)と、
前記槽本体(19)内に配設され、前記スラッジ(12)を吸引するマグネット(74)を備えたスラッジ捕捉装置(70)と、
前記槽本体(19)の外周面の略全周にわたって配置されて、該槽本体(19)の内周面側に前記スラッジ(12)を吸引し、該槽本体(19)の外周面に対して接離自在なマグネット(6)(7)(8)と
を備え、
前記槽本体(19)の上部には前記研磨液が投入される投入口(20)が設けられ、該槽本体(19)の下部には前記スラッジ(12)が除去された研磨液が回収される吐出口(21)が設けられ、
前記槽本体(19)の前記吐出口(21)より下方であって該槽本体(19)下部の一方側を直線状とした直線部(61)を形成すると共に、他方側は下方に傾斜させたテーパー部(62)が形成されており、
前記槽本体(19)の下端は常時は閉塞されていて、前記マグネット(6)(7)(8)にて捕捉したスラッジ(12)排出用の排出管(27)が前記直線部(61)及びテーパー部(62)の下端より連続して形成されており、
前記投入口(20)と吐出口(21)との間の前記槽本体(19)の外周面に前記マグネット(8)を接離自在に配設し、
前記吐出口(21)より下方の前記槽本体(19)の外周面と、前記排出管(27)の外周面との少なく共一方にマグネット(6)(7)を接離自在に配設している
ことを特徴とするバレル研磨機用の研磨液回収装置。 - 前記スラッジ捕捉装置(70)は、
非磁性体からなり、底部が閉塞され上面に開閉自在なフタ体(76)を有し、密閉空間とした外ケース(72)と、
前記外ケース(72)の内面側に位置するマグネット(74)を配して該外ケース(72)に対して出し入れ自在とした内ケース(73)と
で構成されていることを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれかに記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。 - 前記槽本体(19)の排出管(27)の下端に開閉自在なバルブ(10)を設け、前記内ケース(73)を前記外ケース(72)から前記フタ体(76)をあけて引き出して該内ケース(73)に配しているマグネット(74)を該外ケース(72)から引き離すと共に、前記バルブ(10)を開状態として前記排出管(27)からスラッジ(12)を排出して、該スラッジ(12)を回収するようにしていることを特徴とする請求項11に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
- 前記槽本体(19)の外周面に配されているマグネットを槽本体(19)から引き離すと共に、前記バルブ(10)を開状態として前記排出管(27)からスラッジ(12)を排出して、該スラッジ(12)を回収するようにしていることを特徴とする請求項12に記載のバレル研磨機用の研磨液回収装置。
- バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)と、
前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んでいる研磨液が貯留される第1貯留槽(3)と、
前記第1貯留槽(3)から前記スラッジ(12)を含んでいる研磨液が投入され、前記請求項1〜請求項4、請求項6〜請求項13のいずれかで構成される研磨液回収装置(5)と、
前記研磨液回収装置(5)から回収した研磨液に含まれている前記スラッジ(12)を更に捕捉する濾過装置(14)とからなり、
前記濾過装置(14)を介して前記スラッジ(12)を除去した研磨液を前記バレル研磨機(1)へ投入する研磨液として再使用していることを特徴とするバレル研磨液濾過システム。 - バレル内に磁性体の処理対象部材、研磨材及び研磨液が投入されて前記バレルを回転させて前記処理対象部材の表面仕上げを行なうバレル研磨機(1)と、
前記バレル研磨機(1)からのスラッジ(12)を含んでいる研磨液が貯留される第1貯留槽(3)と、
前記第1貯留槽(3)から前記スラッジ(12)を含んでいる研磨液が投入され、前記請求項5で構成される研磨液回収装置(5)とからなり、
前記研磨液回収装置(5)にてスラッジ(12)を除去した研磨液を前記バレル研磨機(1)へ投入する研磨液として再使用していることを特徴とするバレル研磨液濾過システム。
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