JP2010129020A - 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010129020A
JP2010129020A JP2008305895A JP2008305895A JP2010129020A JP 2010129020 A JP2010129020 A JP 2010129020A JP 2008305895 A JP2008305895 A JP 2008305895A JP 2008305895 A JP2008305895 A JP 2008305895A JP 2010129020 A JP2010129020 A JP 2010129020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
register
return
information processing
timer
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008305895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5114370B2 (ja
Inventor
Naoya Ohashi
直弥 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008305895A priority Critical patent/JP5114370B2/ja
Publication of JP2010129020A publication Critical patent/JP2010129020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5114370B2 publication Critical patent/JP5114370B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】正しく起動できない、STRからの復帰で正常に復帰できないといった情報処理装置としての致命的な現象を回避する。
【解決手段】少なくともメモリ動作周波数の指定に係わる所定のレジスタがクリアされる低消費電力状態への移行とその低消費電力状態からの復帰を制御する省エネモード移行・復帰手段と、メモリの動作周波数を決定し決定された動作周波数に応じて所定のレジスタを設定するメモリ動作周波数決定手段と、低消費電力状態からの復帰時間をタイマに設定する復帰時間設定手段と、決定されたメモリの動作周波数でメモリの動作開始する前に、所定のレジスタの内容が適正値であるか否かを確認するレジスタ確認手段とを備え、レジスタ確認手段は、レジスタの内容が不適正値であると判断された場合には、前記復帰時間の経過後省エネモード移行・復帰手段により復帰した後に、再度レジスタ内容を確認する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、情報処理装置に関し、特にその起動処理に関するものである。
近年、ますます厳しく要求される環境対策として、MFP(マルチファンクションプリンタ)では、更なる低消費電力化が求められている。そのために、各社様々な技術を用いているが、その中でも最も効果が期待される技術として、STR(Suspend To RAM)がある。これは、現在のメモリやCPUのレジスタの状態をメインメモリに保存し、CPUやHDDを含むほとんどのデバイスへの電力供給を停止させ、復帰時には保存したメモリやレジスタの状態の内容を書き戻すことにより、OSなどの再起動を伴わずに、低消費電力でかつ高速に復帰できるというものである。
このようなSTRによる省エネ制御において、省エネモードにおいて電源をOFFしたデバイスを省エネモードからの復帰後に問題なく使用することができるようにするという課題が存在する。このような課題に対し、例えば特許文献1では、各デバイスドライバの初期化時に省エネ制御のモード毎に各デバイスドライバに設けられたコールバック関数を呼び出すパワーフック関数をパワーフックキューに登録し、省エネモードへの移行時および省エネモードからの復帰時にパワーフックキューに登録されたパワーフック関数を呼び出して、不整合をなくす処理を適宜に行わせることによって、上記課題を克服している。
ところで、STRの仕組みはプラットフォーム毎に異なり、x86シリーズと呼ばれるIntel(登録商標) CPUを採用したプラットフォームでは、STRモードへの移行および復帰時の、CPUやチップセット等のレジスタ内容の退避および復帰といった重要なオペレーションをBIOS(Basic Input/Output System)と呼ばれるモジュールが受け持つことになる。
BIOSはこうした機能以外にも、基本機能として、起動時のメモリ設定や各種デバイス初期化、OSブートローダの展開およびその起動といった機能がある。このようにBIOSは、ハードウェアに関係する機能を多く持っており、その中でメモリの動作周波数やFSB(フロントサイドバス)といったものを設定する。
特開2007−306143号公報
しかし、それらの設定の元となるレジスタには、実際には、所定の論理レベルに選択的に結び付けられるstrapと呼ばれる抵抗などのハードウェアの組み合わせにより決定される信号の入力で決定されるものがある。BIOSによりCPUがこれらの動作周波数を決定する段階というのは、起動時とSTR復帰時の2つの段階であり、これらの段階で、上記信号がノイズやハードウェア不良(故障)などによって異常な状態となり、その結果不正な動作周波数が設定され、正しく起動できない、もしくは起動してもSTRからの復帰で正常に復帰できないといったことが起こる可能性がある。
メモリ動作周波数は、一旦決定されてしまうと、電源オン、オフもしくは、STRモードへの移行および復帰を行わないと、一度行われた設定が解除されず、BIOSにて強制的に正しい値に設定したり、PCIリセットなどのリセット手段を用いても、正しいメモリ動作周波数にはならない。そのため、このような状態になった場合、通常は電源をオン、オフする以外に復旧方法はなく、ユーザに対して、多大な不利益を与えることになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、STRモードへの移行および復帰時の、CPUやチップセット等のレジスタ内容の退避および復帰といった重要なオペレーションをBIOSと呼ばれるモジュールが受け持つ情報処理装置において、正しく起動できない、もしくは起動してもSTRからの復帰で正常に復帰できないといった情報処理装置としての致命的な現象を回避することができ、ユーザに対しても、手動による電源オン、オフを伴う再起動が回避できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる情報処理装置は、少なくともメモリ動作周波数の指定に係わる所定のレジスタがクリアされる低消費電力状態への移行とその低消費電力状態からの復帰を制御する省エネモード移行・復帰手段と、メモリの動作周波数を決定し、決定された動作周波数に応じて前記所定のレジスタを設定するメモリ動作周波数決定手段と、低消費電力状態からの復帰時間をタイマに設定する復帰時間設定手段と、前記メモリ動作周波数決定手段により決定されたメモリの動作周波数でメモリの動作開始する前に、前記所定のレジスタの内容が適正値であるか否かを確認するレジスタ確認手段とを備えた情報処理装置であって、前記レジスタ確認手段は、前記レジスタの内容が不適正値であると判断された場合には、前記復帰時間設定手段により前記タイマに設定された前記復帰時間の経過後前記省エネモード移行・復帰手段により復帰した後に、再度レジスタ内容を確認することを特徴とする。
また、本発明にかかる情報処理方法は、制御手段により、少なくともメモリ動作周波数の指定に係わる所定のレジスタがクリアされる低消費電力状態への移行とその低消費電力状態からの復帰を制御する省エネモード移行・復帰工程と、制御手段により、メモリの動作周波数を決定し、決定された動作周波数に応じて前記所定のレジスタを設定するメモリ動作周波数決定工程と、制御手段により、低消費電力状態からの復帰時間をタイマに設定する復帰時間設定工程と、制御手段により、前記メモリ動作周波数決定工程において決定されたメモリの動作周波数でメモリの動作開始する前に、前記所定のレジスタの内容が適正値であるか否かを確認するレジスタ確認工程とを含む情報処理方法であって、前記レジスタ確認工程は、前記レジスタの内容が不適正値であると判断された場合には、前記復帰時間設定工程により前記タイマに設定された前記復帰時間の経過後前記省エネモード移行・復帰工程により復帰した後に、再度レジスタ内容を確認する工程を含むことを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置において、正しく起動できない、もしくは起動しても低消費電力状態からの復帰で正常に復帰できないといった情報処理装置としての致命的な現象を回避することができ、ユーザに対しても、手動による電源オン、オフを伴う再起動が回避できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(情報処理装置の構成)
はじめに、本発明の第1の実施形態の情報処理装置の構成について、図1および図2を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の情報処理装置としての画像形成装置の外観と概略構成を示す図である。図2は、同情報処理装置に備わるコントローラボードおよびエンジンボードのハードウェア構成を示すブロック図である。
画像形成装置として実現した場合の本実施形態の情報処理装置100は、図1に示すように、ユーザインタフェースである操作部101と、本体部102と、本体部102に給紙を行う給紙部103と、本体部102において画像形成された用紙を排紙する排紙部104とを備える。
本体部102には、制御基板としてのコントローラボード10とエンジンボード20、および装置全体に電力供給する主電源部30が実装されている。エンジンボード20は、本体部102に備わるプリンタエンジンおよびスキャナエンジン(共に図示せず)を制御したり、スキャナエンジンから画像データを取得するための制御基板である。本実施形態では、コントローラボード10が、画像形成処理と後述の起動処理を制御するための制御基板となる。
情報処理装置100は、上記のように制御基板として、コントローラボード10とエンジンボード20を備えている。本実施形態において重要であるのはコントローラボード10である。エンジンボード20はオプションであり必須なものではない。すなわち、情報処理装置100は、コントローラボード10のみを備える、PC(パーソナルコンピュータ)に代表される情報処理装置としても実施できるものである。なお、本実施形態において、コントローラボード10は、STR機能を有する、Intel x86アーキテクチャのCPUとそのチップセットとBIOSを搭載したシステムであることが前提となる。
このようなコントローラボード10上には、一般的な構成として、下記の各ASICを介して各デバイスを制御するCPU202と、メモリコントローラを内蔵したASIC1 203と、メモリ(MEM)204と、ASIC1 203とエンジンボード20側にあるエンジン制御部207とを仲介するASIC3 205と、ASIC3 205を介して主にエンジン制御部207側から送られてきたデータを保存するHDD206がある。
さらに、ASIC2 209はASIC1 203とASIC4 212を仲介するデバイスであり、BIOSが格納されたROM1 214がこのASIC2 209とバスを介して接続されている。このASIC2 209は、これ以外にも、USBインターフェース211や、RTC(Real Time Clock)213や、ボードの状態を表示させるLED1 210と接続されている。
ASIC4 212は、各種設定情報を保存するNVRAM215や、ユーザの入力インターフェースとなる操作パネル216や、プログラム格納用ROM2 218や、SDカードインターフェース219、ネットワークインターフェース220と接続されている。また、操作パネル216には各種状態を示すLED2 217が接続されている。
一方、エンジンボード20は、画像形成のため画像データを処理するエンジン制御部207と、FAXエンジンを制御するFAX制御部208を備えている。
次に、図3に、本実施形態におけるコントローラボード10の機能ブロック図を示し、その説明をする。
同図に示す省エネモード移行・復帰部301は、前述のSTR機能による一部デバイスの電源をオフする低消費電力状態(以下、STRモードと称す)への移行と、その低消費電力状態からの復帰を制御する。このSTRモードでは、メモリ動作周波数の指定に係わるレジスタの1つであるCLKCFGレジスタは、デバイスへの電力供給が絶たれることによりクリアされる。
メモリ動作周波数決定部302は、MEM204の動作周波数を決定する手段であり、所定の入力信号(strap)に基づきその決定をし、メモリ動作周波数の指定に係わるレジスタを設定する。
復帰時間設定部303は、STRモードからの復帰時間をタイマに設定する手段であり、当該復帰時間経過後にSTRモードから復帰できるように、タイマとしてのRTC213をセットする(具体的にはRTC213のalarmレジスタをセットする)。
レジスタ確認部304は、メモリ動作周波数の指定に係わるレジスタの1つであるCLKCFGレジスタの内容が期待されたものかどうか(適正値であるかどうか)を確認する(後述)。
タイマ値保持部305は、現時点のタイマの設定値(RTC値)を保持する手段であり、不揮発性のNVRAM215にRTC値を保存する。
復帰時間解除部306は、復帰時間設定部303により、タイマとしてのRTC213に設定された復帰時間を解除する手段である。具体的には、タイマ値保持部305により保持されたRTC値を、STR復帰後にRTC213のalarmレジスタに反映させることにより、タイマに設定された復帰時間を解除する
なお、上記各部による制御機能は、装置全体を制御するCPU202とこのCPU202と協働する各ASICによるものであり(制御部300)、省エネモード移行・復帰部301から復帰時間解除部306までの各部による制御は、CPU202を主体とする制御部300が、メモリ動作周波数確定前に、BIOSによるブート処理における通常の起動処理の前処理として実行する。
(情報処理装置100の動作)
続いて、本実施形態の情報処理装置100の動作について、図4を用いて説明する。
図4は、本実施形態の情報処理装置100の動作を説明するためのフローチャートである。
本実施形態は、装置が正常に起動できるまでリトライを繰り返す仕様になっている。また、以下の処理を行うためのプログラムコードはROM214に格納されたBIOSに含まれ、CPU202によって、決定されたメモリの動作周波数でメモリの動作開始する前に、通常の起動処理の前処理として実行される。
はじめに、電源投入、もしくはSTR復帰に伴う起動処理が開始される(ステップS401)。
次に、所定のレジスタの値が予め定められた期待値であるかを確認する(ステップS402)。ここでは、IntelアーキテクチャによるASIC1 203にあるCLKCFGレジスタのbit0,1,2が0(適正値)であることが期待されている。
このとき、上記CLKCFGレジスタの値が適正値に一致する場合は、RTC213の設定値(RTC値;具体的には、RTC213のalarmレジスタの値)が保存されたかどうかをさらに確認する(ステップS403)。
ステップS403で、RTC値が保存されていることが確認された場合には、RTC213の設定値を、保存されているRTC値に書き戻す処理を行う。この処理により、下記のステップS406でタイマがセットされた場合の、設定された復帰時間が解除される(ステップS404)。
一方、RTC値が保存されていない場合は、そのまま通常の起動処理を行う(ステップS405)。
上記ステップS402で上記CLKCFGレジスタの値が適正値でないことが確認された場合は(すなわち、CLKCFGレジスタのbit0,1,2のいずれかが1の場合)、現在のRTC213の設定値(RTC値)を保存する(ステップS406)。このように現在のRTC値(すなわちRTC213のalarmレジスタの値)を保存するのは、次のステップS407で、RTC213のアラーム機能を用いて、現在時刻から2秒後にアラームを発生させるようalarmレジスタの内容を変更するので、OS上でアラームが設定されていた場合など、予想外の箇所でタイマが動作して、割り込みや、Sleep Modeからの復帰ができなくなる可能性があるため、元の設定に戻せるように、一旦ここでRTC値を保存している。
次いで、RTC213のアラーム機能により、現時刻から2秒後にSTRモードからの復帰ができるように、タイマをセットする(ステップS407)。
そして、STRモードに移行する(ステップS408)。
その後、2秒後にSTRモードから復帰して(ステップS401)、再度CLKCFGレジスタを確認する処理(ステップS402)以降の処理を再開する。
以上が、本第2の実施形態の情報処理装置100のコントローラボード10のブート時の動作である。
ところで、電源オフ時およびSTRモードへの移行時以外では、メモリ動作周波数の指定に係わるレジスタを備えるデバイスへの電力供給が絶たれない。そのため、このレジスタへの不適正な設定が起こった場合、その不適正な設定が保持され、誤動作を引き起こす。本実施形態では、STR機能を利用してSTRモードへ移行することによりデバイスへの電力供給を絶ち上記レジスタの状態をクリアするので、復帰時にはその再設定が可能となる。そして、適正な設定となった後に通常の起動処理を実行するので、起動できないなどの致命的な誤動作を回避することができ、ユーザに対しても、手動による電源オン、オフの再起動を回避することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図5および図6を用いて説明する。
図5は、第2の実施形態におけるコントローラボード10の機能ブロック図である。図6は、第2の実施形態の情報処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
本実施形態において、ハードウェア構成は、前述した第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態と第1の実施形態との違いは、制御部300に故障情報通知部501をさらに備えたところにある。その他については、第1の実施形態と同様であり、その他の機能ブロックの説明は省略する。なお、また、図3と共通する部分には、同じ符号を付している。
本実施形態の特徴となる故障情報通知部501は、レジスタ確認部304によりCLKCFGレジスタの内容の確認をある一定回数繰り返しても適正値が検出できない場合は、ユーザに対して故障していることをLED2 217や操作パネル216を介して通知するとともに、故障情報を不揮発NVRAM215に、ログとして保存し、次回起動時にユーザにそのログの通知をする。
この故障情報通知部501により、下記のステップS605の判断と、ステップS610の処理がなされる。
(情報処理装置100の動作)
続いて、本実施形態の情報処理装置100の動作を図6を用いて説明する。
本実施形態は、上記故障情報通知部501により、ある一定回数以上リトライしても成功しない(通常の起動処理に移れない)もしくは前回起動時の故障情報がある場合は、装置を起動させずに、ユーザに対して故障している旨を表示手段としてのLED2 217に表示させる点を特徴とするものである。
はじめに、電源投入、もしくはSTR復帰からの起動処理が開始される(ステップS601)。
次に、所定のレジスタの値が予め定められた期待値であるかを確認する(ステップS602)。ここでは、IntelアーキテクチャによるASIC1 203にあるCLKCFGレジスタのbit0,1,2が0(適正値)であることが期待されている。
このとき、上記CLKCFGレジスタの値が適正値に一致する場合は、RTC213の設定値(RTC値;具体的には、RTC213のalarmレジスタの値)の値が保存されたかどうかをさらに確認する(ステップS603)。
ステップS603で、RTC値が保存されていることが確認された場合には、RTC213の設定値を、保存されているRTC値に書き戻す処理を行う(ステップS604)。
一方、RTC値が保存されていない場合は、そのまま通常の起動処理を行う(ステップS609)。
上記ステップS602で上記CLKCFGレジスタの値が適正値でないことが確認された場合は(CLKCFGレジスタのbit0,1,2のいずれかが1の場合)、一定回数以上リトライをしたかどうか?もしくは、前回起動時の故障情報があるかどうかをさらに確認する(ステップS605)。
このときどちらかの条件に当てはまった場合は、LED2 217や操作パネル216に故障している旨を表示しユーザに知らせるとともに、故障情報をログとして不揮発メモリのNVRAM215に保存して、一連の起動処理を終了する(ステップS610)。
また、次回起動時には、ユーザに対して、LED2 217や操作パネル216に故障情報のログを表示して通知する。
一方、上記ステップS602およびS605どちらの条件にも当てはまらなかった場合には、現在のRTC213の設定値(RTC値)を保存する(ステップS606)。現在のRTC値を保存する理由は、第1の実施形態において前述したとおりである。
その後、RTC213のアラーム機能により、現時刻から2秒後にSTRモードからの復帰ができるようにタイマをセットする(ステップS607)。
そして、STRモードに移行する(ステップS608)。
その後、2秒後にSTRから復帰して(ステップS601)、再度CLKCFGレジスタを確認する処理(ステップS602)以降の処理を再開する。
以上、本発明に係る第2の実施形態について説明した。
本実施形態では、以上のようにして、故障の可能性が検知された場合に、ユーザにその通知をして起動処理を終了するので、ユーザビリティを向上させることができる。
なお、上記第1の実施形態および第2の実施形態において、RTC213のアラーム機能によってSTRモードから復帰するタイマのセット時間(復帰時間)を2秒としたが、これに限るものではなく、情報処理装置100の状態や性能に応じて任意に変更してよい。
なお、前述した諸実施形態の情報処理装置で実行される起動処理ためのプログラムは、前述の制御部が実行するBIOSプログラムとして、ROM等の不揮発性記憶媒体に予め組み込まれて提供される。
また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上記プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本発明の第1の実施形態の情報処理装置としての画像形成装置の外観と概略構成を示す図である。 同装置に備わるコントローラボードおよびエンジンボードのハードウェア構成を示すブロック図である。 同コントローラボードの機能ブロック図である。 第1の実施形態の情報処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の情報処理装置に備わるコントローラボードの機能ブロック図である。 第2の実施形態の情報処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10…コントローラボード
20…エンジンボード
30…主電源部
100…情報処理装置(画像形成装置)
101…操作部
102…本体部
103…給紙部
104…排紙部
301…省エネモード移行・復帰部
302…メモリ動作周波数決定部
303…復帰時間設定部
304…レジスタ確認部
305…タイマ値保持部
306…復帰時間解除部
501…故障情報通知部

Claims (13)

  1. 少なくともメモリ動作周波数の指定に係わる所定のレジスタがクリアされる低消費電力状態への移行とその低消費電力状態からの復帰を制御する省エネモード移行・復帰手段と、
    メモリの動作周波数を決定し、決定された動作周波数に応じて前記所定のレジスタを設定するメモリ動作周波数決定手段と、
    低消費電力状態からの復帰時間をタイマに設定する復帰時間設定手段と、
    前記メモリ動作周波数決定手段により決定されたメモリの動作周波数でメモリの動作開始する前に、前記所定のレジスタの内容が適正値であるか否かを確認するレジスタ確認手段と
    を備えた情報処理装置であって、
    前記レジスタ確認手段は、前記レジスタの内容が不適正値であると判断された場合には、前記復帰時間設定手段により前記タイマに設定された前記復帰時間の経過後前記省エネモード移行・復帰手段により復帰した後に、再度レジスタ内容を確認する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記低消費電力状態からの復帰後に、前記レジスタ確認手段により再度不適正値が検出された場合には、適正値が検出できるまで、前記省エネモード移行・復帰手段は、前記低消費電力状態への移行、および前記低消費電力状態からの復帰を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記復帰時間設定手段による前記タイマへの前記復帰時間の設定を解除する復帰時間解除手段をさらに備え、
    前記レジスタ確認手段により適正値を検出できた場合には、前記復帰時間解除手段により前記復帰時間の設定を解除することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記復帰時間設定手段が設定するタイマとして、RTC(Real Time Clock)を用いることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記省エネモード移行・復帰手段は、STR(Suspend To RAM)技術によるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記タイマの設定値を保持するタイマ値保持手段をさらに備え、
    前記レジスタ確認手段により不適正値が検出された場合には、前記タイマ値保持手段により前記タイマの現在の設定値を保持することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 前記復帰時間解除手段は、前記タイマ値保持手段により前記タイマの設定値が保持されていた場合には、保持されている前記タイマの設定値を現在の設定値として前記タイマに反映させることにより、前記タイマへの前記復帰時間の設定を解除することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記レジスタ確認手段により前記適正値がある一定回数繰り返しても検出できない場合は、ユーザに対して故障していることを通知する故障情報通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記故障情報通知手段は、LEDを介して故障情報を通知することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記故障情報通知手段は、操作パネルを介して故障情報を通知することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 前記故障情報通知手段は、故障情報をログとして不揮発メモリに保存し、次回起動時にユーザに前記ログを通知することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  12. 制御手段により、少なくともメモリ動作周波数の指定に係わる所定のレジスタがクリアされる低消費電力状態への移行とその低消費電力状態からの復帰を制御する省エネモード移行・復帰工程と、
    制御手段により、メモリの動作周波数を決定し、決定された動作周波数に応じて前記所定のレジスタを設定するメモリ動作周波数決定工程と、
    制御手段により、低消費電力状態からの復帰時間をタイマに設定する復帰時間設定工程と、
    制御手段により、前記メモリ動作周波数決定工程において決定されたメモリの動作周波数でメモリの動作開始する前に、前記所定のレジスタの内容が適正値であるか否かを確認するレジスタ確認工程と
    を含む情報処理方法であって、
    前記レジスタ確認工程は、前記レジスタの内容が不適正値であると判断された場合には、前記復帰時間設定工程により前記タイマに設定された前記復帰時間の経過後前記省エネモード移行・復帰工程により復帰した後に、再度レジスタ内容を確認する工程を含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  13. 請求項12に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2008305895A 2008-12-01 2008-12-01 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム Expired - Fee Related JP5114370B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008305895A JP5114370B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008305895A JP5114370B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010129020A true JP2010129020A (ja) 2010-06-10
JP5114370B2 JP5114370B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=42329335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008305895A Expired - Fee Related JP5114370B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5114370B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017211009A1 (zh) * 2016-06-06 2017-12-14 深圳Tcl数字技术有限公司 智能电视的启动方法及系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58195968A (ja) * 1982-05-12 1983-11-15 Hitachi Ltd 再実行制御方式
JPS6312013A (ja) * 1986-03-07 1988-01-19 Hitachi Ltd デ−タ処理装置の再起動方式
JP2005031903A (ja) * 2003-07-10 2005-02-03 Toshiba Tec Corp 情報処理装置
JP2005284582A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Giga-Byte Technology Co Ltd ワーク・クロック設定装置及びワーク・クロック設定方法
JP2007102419A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Sharp Corp 情報処理装置
JP2007323601A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Hiroyuki Yamada 自動復旧型コンピュータ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58195968A (ja) * 1982-05-12 1983-11-15 Hitachi Ltd 再実行制御方式
JPS6312013A (ja) * 1986-03-07 1988-01-19 Hitachi Ltd デ−タ処理装置の再起動方式
JP2005031903A (ja) * 2003-07-10 2005-02-03 Toshiba Tec Corp 情報処理装置
JP2005284582A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Giga-Byte Technology Co Ltd ワーク・クロック設定装置及びワーク・クロック設定方法
JP2007102419A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Sharp Corp 情報処理装置
JP2007323601A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Hiroyuki Yamada 自動復旧型コンピュータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017211009A1 (zh) * 2016-06-06 2017-12-14 深圳Tcl数字技术有限公司 智能电视的启动方法及系统
US10631051B2 (en) 2016-06-06 2020-04-21 Shenzhen Tcl Digital Technology Ltd. Method and system for starting smart television

Also Published As

Publication number Publication date
JP5114370B2 (ja) 2013-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11067932B2 (en) Information processing apparatus capable of appropriately executing shutdown processing, method of controlling the information processing apparatus, and storage medium
US8786886B2 (en) Image forming apparatus, method for controlling image forming apparatus, and program
US8922805B2 (en) Image processing apparatus having updatable firmware, method for controlling image processing apparatus, and program
JP2008205714A (ja) 画像形成装置およびその制御方法およびプログラム
EP2528314B1 (en) Information processing apparatus and method of controlling launch thereof
JP2015049731A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP2008131603A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US20190289154A1 (en) Information processing apparatus and information processing method
JP5939896B2 (ja) 画像形成装置
JP5581906B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、画像処理装置の制御プログラム及び記録媒体
JP6597417B2 (ja) 電子機器、復旧方法およびプログラム
JP6849484B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム
JP2016110642A (ja) 情報処理装置、再起動実行方法及び再起動実行プログラム
JP5114370B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム
US8380892B2 (en) Apparatus, method and program
JP2011034401A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム
JP4870098B2 (ja) 電子装置及び該電子装置の制御方法
JP2015148977A (ja) 制御装置、制御装置の制御方法、及びプログラム
JP2009223384A (ja) 情報処理装置
JP6398858B2 (ja) 電子機器およびリブートプログラム
JP7292328B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
JP3812281B2 (ja) 印刷装置
JP2008173853A (ja) 印刷装置
JP2023047420A (ja) 情報処理装置および情報処理装置の制御方法
JP2008290363A (ja) 印刷制御装置および画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121015

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5114370

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees