JP2010128437A - トナー搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転することによってトナーを搬送するトナー搬送部材に接触し、トナー搬送部材の搬送動作に連動して揺動するトナー攪拌部材を備える構成で、従来よりも確実にトナー詰まりを抑制することが出来るトナー搬送装置を提供する。
【解決手段】クリーニング装置13のクリーニングブレード13aで回収し、搬送路形成部材であるケーシング13b内の回収トナーT1を回転することにより搬送する搬送スクリュ131と、搬送スクリュ131の搬送動作に連動して揺動し、回収トナーT1を攪拌するトナー攪拌部材を有するトナー搬送装置130で、トナー攪拌部材として、搬送スクリュ131に接触し、搬送スクリュ131の回転動作に連動して揺動する第一攪拌部材135と、第一攪拌部材135に接触し、第一攪拌部材135の揺動動作に連動して揺動する第二攪拌部材136とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トナーを用いて画像形成を行うプリンタ、複写機及びファクシミリなどの画像形成装置に設けられるトナー搬送装置、及び、そのトナー搬送装置を備える画像形成装置に関するものである。
このような画像形成装置においては、トナーを主成分とする現像剤を用いた現像装置により潜像担持体上に形成した潜像の現像が行われるが、潜像を現像することにより現像剤中のトナーが消費されるため現像装置内の現像剤にトナー補給を行う必要がある。そのため、装置本体内に設けられたトナー収容部から現像装置にトナーを搬送して、現像装置内の現像剤にトナー補給が行われる。
また、上記画像形成装置においては、潜像担持体や中間転写体等のトナー像担持体上のトナー像を転写材に転写した後、トナー像担持体上に残留した転写残トナーを回収するクリーニング装置が設けられている。このクリーニング装置で回収したトナーは、廃トナー回収部に搬送されて収納されたり、資源の再利用という観点から現像装置に搬送し再利用されたりする。
さらに、転写残トナーを回収するクリーニング装置としては、廃トナー回収部への搬送や現像装置への搬送のための搬送路に回収したトナーを受け渡すために、クリーニング装置内で、搬送路との接続部に向けてトナーを搬送するものがある。
このように、トナー補給部から現像装置へのトナーの搬送、クリーニング装置で回収した回収トナーを廃トナー回収部または現像装置へ搬送、及び、クリーニング装置内でのトナーの搬送、などに用いられるトナー搬送手段としては、螺旋状の羽部を備え、回転することによって回転軸方向に搬送するスクリュ型のトナー搬送部材を備えたトナー搬送装置がある(例えば、特許文献1及び特許文献2)。また、トナー搬送手段の他の構成としては、回転軸の軸方向に一様な形状の羽部を備え、回転することによって回転軸に対して直交する方向にトナーを搬送するパドル型のトナー搬送部材を備えたトナー搬送装置がある(例えば、特許文献3)。
このように、回転することによりトナーを搬送するトナー搬送部材を備えたトナー搬送装置には、搬送するトナーが通過するトナー搬送路内でトナーが滞留して、トナー詰まりが発生することを抑制するために、トナー搬送部材と接触してトナー搬送部材の回転動作に連動して揺動し、トナー搬送路内のトナーを攪拌するトナー攪拌部材を備えたものがある。このようなトナー攪拌部材では、トナー搬送部材の回転動作に連動して揺動するため、トナー攪拌部材を揺動させるための駆動手段や駆動伝達部材を設けることなく、トナー搬送路内のトナーを攪拌し、トナー詰まりが発生することを抑制することが出来る。
特開2000−181315号公報 特開2007−57593号公報 特開2008−083287号公報
しかしながら、回転するトナー搬送部材に接触するトナー攪拌部材を備えるトナー搬送装置では、トナー攪拌部材の配置について下記(A)及び(B)に示すようなレイアウト上の制限があり、十分に攪拌できないおそれがある。
(A)レイアウト上の制限としては、まず、トナー攪拌部材はトナー搬送部材に接触するように配置する必要が有り、このため、トナー搬送部材の近傍のトナーしか攪拌することが出来なかった。
(B)また、トナー攪拌部材としては、特許文献1や特許文献2のように、マイラーなどの可撓性の材料からなる板状部材を片持ち梁構造に配置し、片持ち梁構造の自由端をトナー搬送部材に接触させて揺動させる構造が一般的である。このような片持ち梁構造の自由端をトナー搬送部材に接触させるトナー攪拌部材では、片持ち梁構造の固定端がトナー攪拌部材とトナー搬送部材とが接触する位置に対してトナー搬送部材の回転方向上流側となるように配置する必要があるというレイアウト上の制限があった。これは、トナー攪拌部材の固定端をトナー搬送部材の回転方向下流側に配置し、トナー攪拌部材の自由端がトナー搬送部材の回転方向上流側を向くように配置すると、トナー攪拌部材の自由端がトナー搬送部材の回転に巻き込まれ、トナー攪拌部材やトナー搬送部材が損傷するおそれがあるためである。
上記(A)のレイアウト上の制限によって、回転するトナー搬送部材に接触するトナー攪拌部材では、トナー搬送部材に接触する範囲に配置する必要があるため攪拌する領域が制限される。さらに、上記(B)のレイアウト上の制限によって、トナー搬送部材から揺動する力を直接伝達されつつトナー搬送部材の回転に巻き込まれずに揺動するように、揺動運動が制限される。
このような(A)及び(B)のレイアウト上の制限によって、攪拌する領域や攪拌のために揺動運動が制限されるため、トナー搬送路内のトナーを十分に攪拌できないおそれがある。そして、トナーが十分に攪拌されないと、トナー搬送路内でトナーが凝集し、トナー詰まりの不具合の原因となる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、回転することによってトナーを搬送するトナー搬送部材に接触し、トナー搬送部材の搬送動作に連動して揺動するトナー攪拌部材を備える構成で、従来よりも確実にトナー詰まりを抑制することが出来るトナー搬送装置、及び、そのトナー搬送装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トナーを搬送するトナー搬送路を形成する搬送路形成部材と、回転することにより該トナー搬送路内のトナーを搬送するトナー搬送部材と、該トナー搬送部材の搬送動作に連動して揺動し、該トナー搬送路内のトナーを攪拌するトナー攪拌部材とを有するトナー搬送装置において、上記トナー攪拌部材を複数設け、複数の該トナー攪拌部材として、上記トナー搬送部材に接触し、該トナー搬送部材の回転動作に連動して揺動する第一攪拌部材と、該第一攪拌部材に接触し、該第一攪拌部材の揺動動作に連動して揺動する第二攪拌部材とを有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のトナー搬送装置において、上記トナー攪拌部材は片持ち梁構造の板状部材であり、片持ち梁構造の自由端が揺動することによってトナーを攪拌する部材であり、上記第一攪拌部材の片持ち梁構造の固定端が上記トナー搬送部材と該第一攪拌部材とが接触する位置に対して該トナー搬送部材の回転方向上流側となるように該第一攪拌部材が配置され、上記第二攪拌部材の片持ち梁構造の固定端が該第一攪拌部材と該第二攪拌部材とが接触する位置に対して該トナー搬送部材の回転方向下流側となるように、且つ、該第二攪拌部材が該トナー搬送部材に接触しないように該第二攪拌部材が配置されていることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2のトナー搬送装置において、上記トナー撹拌部材が、可撓性材料でできていることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3のトナー搬送装置において、前記トナー搬送部材は螺旋形状を有し、前記トナー攪拌部材は櫛歯形状を有することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、像担持体と、該像担持体上の潜像をトナーで現像しトナー像を形成する現像手段と、該像担持体上のトナー像を転写体に転写する転写手段と、転写後の該像担持体に付着した転写残トナーを回収するクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、新規トナーを収納するトナー補給部から該現像手段へトナーを搬送する第1のトナー搬送手段、該クリーニング手段で回収された回収トナーを該クリーニング手段を構成する筺体内で該回収トナーを搬送する第2のトナー搬送手段、該クリーニング手段から該現像手段へ該回収トナーを搬送する第3のトナー搬送手段、及び、該クリーニング手段から廃トナー回収部へ該回収トナーを搬送する第4のトナー搬送手段、の少なくとも1つのトナー搬送手段を有し、該トナー搬送手段の少なくとも一つとして、請求項1、2、3または4のトナー搬送装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の画像形成装置において、上記トナーとして重合トナーを使用することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項5または6の画像形成装置において、上記トナー搬送部材が上記回収トナーを搬送することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の画像形成装置において、上記像担持体表面上に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項5、6、7または8の画像形成装置において、上記トナー搬送装置が画像形成装置本体に対して着脱自在な着脱ユニットを構成することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記着脱ユニットは上記像担持体を含み、帯電装置、現像装置、クリーニング装置の少なくとも一つを含み画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジであることを特徴とするものである。
本発明においては、第二攪拌部材はトナー搬送部材に直に接触しなくても揺動できるため、トナー搬送部材に接触できない領域にも配置することができるため、上記(A)で説明したレイアウト上の制限が緩和され、従来のトナー搬送部材の構成よりもトナー攪拌部材が攪拌できる範囲が広がる。さらに、第二攪拌部材は揺動する力をトナー搬送部材から第一攪拌部材を介して伝達されるため、揺動する力をトナー搬送部材から直接伝達される構成ではトナー搬送部材の回転に巻き込まれるおそれがあった揺動運動となるような配置も可能となり、上記(B)で説明したレイアウト上の制限が緩和され、従来の構成よりもトナー攪拌部材の揺動運動の自由度が増す。
以上、本発明によれば、従来のトナー搬送装置の構成よりもトナー攪拌部材が攪拌できる範囲が広がり、トナー攪拌部材の揺動運動の自由度が増すため、トナー攪拌部材により攪拌性が向上し、従来よりも確実にトナー詰まりを抑制することができるという優れた効果がある。
以下、本発明を画像形成装置であるフルカラープリンタ(以下、プリンタ100という)に適用した場合の実施形態について説明する。
図2は、プリンタ100の概略構成を示す構成図である。
プリンタ100は、図2に示すように、像形成手段としての各構成部材を収納する位置固定された装置本体1と、転写紙Pを収納する引き出し可能な給紙カセット2とを備えている。装置本体1の中央部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(K)の各色のトナー像を形成するための画像ステーション3Y、3C、3M、3Kを備えている。以下、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。
図3は、画像ステーションの一つ(Y用の画像ステーション3Y)の概略構成を示す構成図である。図2及び図3に示すように、画像ステーション3Y、3C、3M、3Kは、不図示の駆動源より駆動が伝達されて図3中矢印A方向に回転するドラム状の感光体10Y、10C、10M、10Kを備えている。感光体10は、アルミニウム製の円筒状基体と、その表面を覆う、例えばOPC(有機光半導体)感光層とから構成されている。各画像ステーション3は、感光体10の周囲に、感光体10を帯電する帯電装置11Y、11C、11M、11K、感光体10に形成された潜像を収容するトナーを用いて現像する現像装置12Y、12C、12M、12K、感光体10上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置13Y、13C、13M、13Kを備える。各画像ステーション3の下方には、感光体10Y、10C、10M、10Kにレーザ光Lを照射可能な露光手段としての光学ユニット4を備えている。各画像ステーション3の上方には、各画像ステーション3により形成されたトナー画像が転写される転写ベルト20を備えた中間転写ユニット5を備えている。また、転写ベルト20に転写されたトナー画像を転写紙Pに定着する定着装置6を備えている。また、装置本体1の上部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色のトナーを収容するトナーボトル7Y、7C、7M、7Kが装填されている。このトナーボトル7Y、7C、7M、7Kは、装置本体1の上部に形成される排紙トレイ8を開くことにより、装置本体1から脱着可能に構成されている。
光学ユニット4は、光源であるレーザダイオードから発射させるレーザ光Lをポリゴンミラー等によって煩瑣させ、感光体10Y、10C、10M、10K上に照射しながら順次走査している。中間転写ユニット5の転写ベルト20は、駆動ローラ21、テンションローラ22、及び従動ローラ23に掛け回され、所定タイミングで図中反時計回り方向に回転駆動される。また、中間転写ユニット5は、感光体10Y、10C、10M、10Kに形成されたトナー像を転写ベルト20に転写する一次転写ローラ24Y、24C、24M、24Kを備えている。中間転写ユニット5は、転写ベルト20上に転写されたトナー像を転写紙Pに転写する二次転写ローラ25、転写紙P上に転写されなかった転写ベルト20上の転写残トナーをクリーニングするベルトクリーニング装置26を備えている。
次に、プリンタ100において、カラー画像を得る行程について説明する。まず、画像ステーション3Y、3C、3M、3Kにおいて、不図示の駆動源によって回転駆動される感光体10Y、10C、10M、10Kの表面が、帯電装置11Y、11C、11M、11Kが備える帯電ローラ11aによって一様に帯電される。その後、光学ユニット4により、画像情報に基づきレーザ光Lが走査露光されて感光体10Y、10C、10M、10K表面に潜像が形成される。感光体10Y、10C、10M、10K上の潜像は、現像装置12の現像ローラ15Y、15C、15M、15K上に担持された各色のトナーによって現像されてトナー像として可視像化される。感光体10Y、10C、10M、10K上のトナー像は、各一次転写ローラ24Y、24C、24M、24Kの作用によって反時計回りに回転駆動される転写ベルト20上に順次重ねて転写される。このときの各色の作像動作は、そのトナー像が転写ベルト20上の同じ位置に重ねて転写されるように、転写ベルト20の移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。一次転写終了後の感光体10Y、10C、10M、10Kは、クリーニング装置13Y、13C、13M、13Kのクリーニングブレード13aによってその表面がクリーニングされ、次の画像形成に備えられる。トナーボトル7Y、7C、7M、7Kに充填されているトナーは、必要性に応じて図示しない搬送経路によって各画像ステーション3Y、3C、3M、3Kの現像装置12Y、12C、12M、12Kに所定量補給される。
一方、給紙カセット2内の転写紙Pは、給紙カセット2の近傍に配設された給紙ローラ27によって、装置本体1内に搬送され、レジストローラ対28によって所定のタイミングで2次転写部に搬送される。そして、二次転写部において、転写ベルト20上に形成されたトナー画像が転写紙Pに転写される。トナー画像が転写された転写紙Pは、定着装置6を通過することで画像定着が行われ、排出ローラ29によって排紙トレイ8に排出される。感光体10と同様に、転写ベルト20上に残った転写残のトナーは、転写ベルト20に接触するベルトクリーニング装置26によってクリーニングされる。
なお、4つの画像ステーション3Y、3C、3M、3K及びトナーボトル7Y、7C、7M、7Kの配列順は図2に示す例に限らず、どのような順番であってもよい。
また、図3に示すように、クリーニング装置13Yは、クリーニングブレード13aによって感光体10Yの表面から回収された回収トナーを搬送する回収トナー搬送装置130Yを備える。
さらに、クリーニングブレード13aが感光体10Yに当接する位置に対して感光体10Yの回転方向下流側には、感光体10Y表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置140Yが配置されている。潤滑剤塗布装置140Yは、固形潤滑剤141Yと塗布ブラシローラ142Yとから成り、回転しながら感光体10Yと潤滑剤塗布装置140Yとに接触する塗布ブラシローラ142Yが潤滑剤塗布装置140Yを削り取り、感光体10Yに削り取った潤滑剤を塗布する構成である。
また、画像ステーション3Yは、感光体10Y、帯電装置11Y、現像装置12Y、クリーニング装置13Y、潤滑剤塗布装置140Y等を一体的に支持し、プリンタ100本体から着脱自在なプロセスカートリッジを構成している。なお、他の3つの画像ステーション3C、3M、3Kも同様の構成で、プロセスカートリッジとしてプリンタ100本体から着脱自在な構成である。
また、本発明の特徴部を有するトナー搬送装置を備えた画像形成装置としては、図2のプリンタ100の構成に限るものではない。
図1は、本実施形態のトナー搬送装置130の説明図である。図1(a)は、トナー搬送装置130を備えるクリーニング装置13と感光体10との拡大説明図であり、図1(b)は、クリーニング装置13が備えるトナー搬送装置130の斜視説明図である。
図1に示すように、クリーニング装置13は、感光体10の回転方向に対してカウンター方向に当接し、感光体10上の異物を回収するクリーニングブレード13aと、クリーニングブレード13aで回収した回収トナーT1を収容するケーシング13bとを備える。さらに、ケーシング13b内の回収トナーT1を感光体10の軸方向に対して平行に搬送するトナー搬送装置130を備える。本実施形態のトナー搬送装置130では、クリーニング装置13のケーシング13bがトナー搬送装置130のトナー搬送経路を形成する搬送路形成部材である。
トナー搬送装置130は、軸部131aに螺旋状の羽部131bを固定したスクリュ形状で回転することによりケーシング13b内の回収トナーT1を搬送する搬送スクリュ131を有し、搬送スクリュ131は不図示の駆動伝達ギヤを介して感光体10の駆動源から駆動が伝達される。搬送スクリュ131は図中矢印B方向に回転することによってケーシング13b内の回収トナーT1を図1中の手前方向に搬送する。なお、搬送スクリュ131の駆動源としては、本実施形態のように感光体10等の回転する部材と共有する駆動源であってもよいし、搬送スクリュ131のみを回転駆動させる駆動源であっても良い。
また、トナー搬送装置130は、搬送スクリュ131に接触し、搬送スクリュ131の回転動作に連動して揺動する第一攪拌部材135と、第一攪拌部材135に接触し、第一攪拌部材135の揺動動作に連動して揺動する第二攪拌部材136とを備える。二つのトナー攪拌部材(第一攪拌部材135、第二攪拌部材136)は、可撓性材料からなる板状部材を片持ち梁構造に配置し、片持ち梁構造の自由端側を櫛歯状に加工したものであり、その自由端が揺動することによってケーシング13b内の回収トナーT1を攪拌するものである。なお、本実施形態の二つのトナー攪拌部材は、PET(ポリエチレンテレフタレート)マイラーを用いているが、可撓性材料からなる部材としてはこれに限るものではない。
また、図1に示すように、第一攪拌部材135の片持ち梁構造の固定端が搬送スクリュ131と第一攪拌部材135とが接触する位置に対して搬送スクリュ131の回転方向上流側となるように第一攪拌部材135が配置されている。さらに、第二攪拌部材136の片持ち梁構造の固定端が第一攪拌部材135と第二攪拌部材136とが接触する位置に対して搬送スクリュ131の回転方向下流側となるように、且つ、第二攪拌部材136が搬送スクリュ131に接触しないように第二攪拌部材136が配置されている。
搬送スクリュ131が図1中の矢印B方向に回転することにより、二つのトナー攪拌部材は図1(a)中の実線で示す状態と破線で示す状態との間で揺動する。なお、図1(b)は、二つのトナー攪拌部材が図1(a)中の破線で示す状態となったときの斜視説明図である。
図1(a)中において、第一攪拌部材135が破線で示す状態のときには第二攪拌部材136も破線で示す状態となる。第一攪拌部材135が破線で示す状態から搬送スクリュ131の回転動作に連動して、図1中の実線で示す状態となるときに第二攪拌部材136は第一攪拌部材135に押されて図1(a)中の実線で示す状態となる。また、搬送スクリュ131の回転動作に連動して第一攪拌部材135が実線で示す状態から破線で示す状態に戻るときには、第二攪拌部材136は第一攪拌部材135から押される力がなくなり、その弾性によって破線で示す状態に戻る。このように、二つのトナー攪拌部材が破線で示す状態と実線で示す状態とを繰り返すように揺動することによってケーシング13b内の回収トナーT1の攪拌が成される。
本実施形態の第二攪拌部材136は、片持ち梁構造の固定端が搬送スクリュ131の回転方向下流側、自由端が回転方向上流側となるように配置されている。
搬送スクリュ131に接触し、搬送スクリュ131に連動して揺動する片持ち梁構造のトナー攪拌部材で、固定端が搬送スクリュ131の回転方向下流側、自由端が回転方向上流側に向かうように配置すると、トナー攪拌部材が搬送スクリュ131の回転に巻き込まれるおそれがある。一方、本実施形態の第二攪拌部材136は、搬送スクリュ131には接触せず、第一攪拌部材135に接触し、第一攪拌部材135を介して搬送スクリュ131に連動して揺動するため、自由端が搬送スクリュ131の回転方向上流側に向かうように配置した構造であっても、搬送スクリュ131の回転に巻き込まれることがない。
ここで、従来のトナー搬送装置について説明する。
図4は、従来のトナー搬送装置130の説明図である。図4(a)は、従来のトナー搬送装置130を備える従来のクリーニング装置13と感光体10との拡大説明図であり、図4(b)は、従来のクリーニング装置13が備える従来のトナー搬送装置130の斜視説明図である。
図4に示す従来のトナー搬送装置130は、第二攪拌部材136を備えていない点でのみ本実施形態のトナー搬送装置130と相異し、他の構成は共通であるため、共通する構成については説明を省略する。
図4に示すように、トナー搬送装置130は、搬送スクリュ131と接触するように、攪拌部材135aを備える。そして、搬送スクリュ131が図4中の矢印B方向に回転することによって、その回転動作に連動して攪拌部材135aが図4(a)中の破線の状態と実線の状態とを繰り返すように揺動する。従来のトナー搬送装置130のように、トナー攪拌部材が搬送スクリュ131に接触する攪拌部材135aのみの場合、搬送スクリュ131に接触し、回転とともに揺動して、廃トナーを撹拌する、PETマイラーでできた撹拌部材135が搬送スクリュ131の回転に巻き込まれないように、搬送スクリュ131の回転方向上流側に片持ち梁構造の攪拌部材135aの固定端が配置され、回転方向上流側から搬送スクリュ131に攪拌部材135aが押し当てられている。
このような従来のトナー搬送装置130では、搬送スクリュ131の回転に連動して、揺動するトナー撹拌部材は回転方向上流側が固定で下流側が揺動する構成のみとなり、また、搬送スクリュ131に接触することを要するため揺動範囲も限られる。揺動する方向と揺動する範囲が限られるため、撹拌不足によるトナー搬送不良が発生することがある。
なお、昨今の複写機、プリンタのカラー化、高速化の進展とともに、電子写真式画像形成装置では、本実施形態のプリンタ100のように、4連タンデム方式の画像形成装置が主流となってきている。しかしながら、4連タンデム方式の画像形成装置では、感光体、帯電装置、現像装置及びクリーニング装置を含む作像ユニットが4つ並ぶこととなり、さらに、中間転写ベルト、または転写ベルトが必要となる。このため、従来よりも、多くのユニットを機械本体に収める必要があり、ともすると、機械が大型化してしまい、省スペース化、小型化が大きな課題となっている。また、多くの作像ユニットをなるべく小さな機械本体に収める必要があるために、機械内部に気流を流す流路が少なくなり、機械内部を効率的に冷却することができなくなり、内部の温度上昇が問題となっている。機械内部の温度上昇により、作像ユニット内部では、トナーの流動性がわるくなり、トナー搬送不良、トナー滞留、トナー詰まりが発生するおそれがあった。そのために、従来の画像形成装置では、図4を用いて説明した従来のトナー搬送装置130のように、トナー搬送部材に接触して、搬送部材の回転に伴って揺動しトナーを撹拌する、PETマイラー等の可撓性の材料でできたトナー撹拌部材を持つものが多くなった。
しかしながら、従来のトナー搬送装置は、図4に示すトナー搬送装置130のようにトナー攪拌部材を一つ設けているのみであった。これは、トナー搬送部材に接触できる向きで、トナー搬送路内にトナー攪拌部材の固定端を貼り付けることが可能な場所が、レイアウトの制約上限られているためである。このレイアウトの制限について、図4を用いて説明すると、トナー搬送路を形成するケーシング13bの感光体10やクリーニングブレード13aが配置されている位置には、トナー攪拌部材の固定端を貼り付けることができず、搬送スクリュ131の配置をケーシング13bに近接した場所にしなければ回収トナーT1を収容するクリーニング装置13のスペースが拡大してしまうためである。また、ケーシング13b内のトナー攪拌部材の固定端を貼り付けることが出来る位置であっても、搬送スクリュ131の回転方向に逆らう向きになるような配置(トナー攪拌部材の自由端が搬送スクリュ131の上流側を向き、自由端の端面が回転する羽部131bの側面に衝突するような配置)にする場合、トナー攪拌部材が搬送スクリュ131の回転に巻き込まれ、トナー攪拌部材や搬送スクリュ131に破損等の不具合が生じる。従って、搬送スクリュ131の回転方向に逆らう向きでトナー攪拌部材をケーシング13b内に配置することはできない。
すなわち、ケーシング13b内においてトナー攪拌部材の固定端を貼り付けることができ、且つ、搬送スクリュ131の回転方向に逆らわずに搬送スクリュ131接触可能な向きとなるトナー攪拌部材の配置は限られている。その結果、トナー攪拌部材を一つしか設けることができず、トナー攪拌部材の揺動によるトナーの攪拌が十分でなくなり、トナーの攪拌を有効に行えないことで、トナー搬送不良等の問題が発生するおそれがある。
一方、本実施形態のトナー搬送装置130は、従来の攪拌部材135aと同様に搬送スクリュ131に接触して揺動する第一攪拌部材135の他に、第二攪拌部材136を備える。第二攪拌部材136は搬送スクリュ131に直に接触しなくても揺動できるため、搬送スクリュ131に接触できない領域にも配置することができるため、従来の攪拌部材135aのみの構成よりもトナー攪拌部材が攪拌できる範囲が広がる。さらに、第二攪拌部材136は揺動する力を搬送スクリュ131から第一攪拌部材135を介して伝達されるため、揺動する力を搬送スクリュ131から直接伝達される構成では搬送スクリュ131の回転に巻き込まれるおそれがあった、片持ち梁の自由端が回転方向上流側を向いて揺動する揺動運動となるような配置も可能となり、従来の構成よりもトナー攪拌部材の揺動運動の自由度が増す。
このように、従来のトナー搬送装置の構成よりもトナー攪拌部材が攪拌できる範囲が広がり、トナー攪拌部材の揺動運動の自由度が増すため、トナー攪拌部材により攪拌性が向上し、従来よりも確実にトナー詰まりを抑制することができる。
また、本実施形態のトナー搬送装置130では、搬送スクリュ131の回転によって片持ち梁の自由端が回転方向下流側を向いている第一攪拌部材135が揺動して回収トナーT1を攪拌し、第一攪拌部材135の揺動によって片持ち梁の自由端が回転方向上流側を向いている第二攪拌部材136が揺動して回収トナーT1を攪拌する。従来のトナー搬送装置130では、片持ち梁の自由端が回転方向下流側を向いている揺動する攪拌部材135aのみであり、回収トナーT1の攪拌方向が1方向のみであった。一方、片持ち梁の自由端が回転方向下流側を向く第一攪拌部材135と回転方向上流側を向いている第二攪拌部材136とを有する本実施形態のトナー搬送装置130では、回収トナーT1の攪拌方向が2方向となり、トナー撹拌範囲も大きくなるため、トナー撹拌を有効に行うことができる。これにより、トナー撹拌が十分に行われるために、揺動撹拌不足による廃トナー搬送不良の問題が発生しない。
なお、上述した特許文献1に記載のクリーニング装置のトナーを搬送する構成は、トナーを搬送する搬送スクリュに対して、第1のほぐし部材と第2のほぐし部材との2つのほぐし部材が記載されているが、この第1のほぐし部材と第2のほぐし部材とは先端で連結されており、一つのほぐし部材のように揺動する。一方、本実施形態のトナー搬送装置130では、第一攪拌部材135と第二攪拌部材136とは連結されておらず、二つのトナー攪拌部材の接触部が、少なくとも一方のトナー攪拌部材に対して移動しながら揺動するため、2つのほぐし部材が連結されている特許文献1に記載の構成とは異なる。
特許文献1に記載の構成のように、ほぐし部材が連結されていると、ほぐし部材の自由長が揺動範囲に比べて、十分に小さくないと揺動リンク機構がうまく働かない。そのために、ほぐし部材を配置する際、大きな空間が必要になる。すなわち、レイアウトの自由度が小さくなる。一方、本実施形態のトナー搬送装置130では、接触部が移動しながら揺動するので、トナー撹拌部材の自由長等を自由に設定しても、揺動運動のリンクがうまく働き、より小さな空間で配置が可能となり、レイアウト自由度が広がる。
また、本実施形態のプリンタ100の各現像装置12が備えるトナーとしては、高画質化のため重合トナーを用いている。重合トナーは粉砕トナーに比べて円形度が高く、転写後の感光体10上に残留する転写残トナーのクリーニングが粉砕トナーに比べて困難であるため、本実施形態の画像ステーション3では、重合トナーのクリーニング性向上のため、潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置140を備えている。
感光体10に潤滑剤を塗布する構成では、感光体10からのトナー像の転写性及び転写残トナーのクリーニング性が向上するが、クリーニング装置13で転写残トナーを回収したときに、トナーだけの場合よりも潤滑剤が混ざることにより、回収トナーT1の流動性が悪くなり、回収トナーT1を搬送するトナー搬送路を形成するケーシング13b内でトナー詰まりが生じやすくなる。このような問題に対して、本実施形態のトナー搬送創始T130のように第二攪拌部材136を設けることで、潤滑剤が混ざることでトナー詰まりが生じやすくなった状態であっても、トナー詰まりを抑制することができる。
なお、本実施形態のトナー搬送装置130では、第二攪拌部材136は1つであるが、その数は1つに限るものではなく、二つ以上であってもよい。更に、搬送スクリュ131及び第一攪拌部材135とは接触せず、第二攪拌部材136のみに接触し、第二攪拌部材136が揺動することによって、揺動する第三の攪拌部材を設けても良い。このように、複数の第二攪拌部材136や第三の攪拌部材を設けることにより、より多くのトナー攪拌部材が揺動するため、トナーを攪拌する領域が広がり、さらに、攪拌性能を向上させることが出来る。
また、本実施形態のトナー搬送装置130では、回転することによって回転軸の軸方向にトナーを搬送するスクリュ型のトナー搬送部材に接触して揺動する第一攪拌部材と、トナー搬送部材には接触せず、第一攪拌部材に接触して揺動する第二攪拌部材とを備える構成である。このような第一攪拌部材と第二攪拌部材とを備えるトナー搬送装置としては、トナー搬送部材がスクリュ状の構成に限らず、回転することによって回転軸に対して直交する方向にトナーを搬送するパドル型のトナー搬送部材を備えた構成に対しても適用可能である。
さらに、本実施形態では、クリーニング手段であるクリーニング装置13に回収された回収トナーT1を、クリーニング装置13を構成する筺体であるケーシング13b内で回収トナーT1を搬送するトナー搬送手段であるトナー搬送装置130に本発明の特徴部を適用した構成である。
本発明の特徴部である第二攪拌部材を適用するトナー搬送手段としては、ケーシング13b内を搬送するトナー搬送装置に限るものではなく、新規トナーを収納するトナー補給部から該現像手段へトナーを搬送するトナー搬送手段にも適用可能である。また、感光体表面から回収した回収トナーを現像装置に搬送して再利用する構成の場合、クリーニング装置から現像装置に搬送するトナー搬送手段としても本発明の特徴部を備えたトナー搬送装置を適用することが出来る。さらに、クリーニング装置から廃トナー回収部へ回収トナーを搬送するトナー搬送手段としても本発明の特徴部を備えたトナー搬送装置を適用することが出来る。
以上、本実施形態によれば、クリーニング装置13のクリーニングブレード13aで回収した回収トナーT1を搬送するトナー搬送路を形成する搬送路形成部材であるケーシング13bと、回転することによりケーシング13b内の回収トナーT1を搬送するトナー搬送部材である搬送スクリュ131と、搬送スクリュ131の搬送動作に連動して揺動し、ケーシング13b内の回収トナーT1を攪拌するトナー攪拌部材とを有するトナー搬送装置130において、トナー攪拌部材を2つ設け、2つのトナー攪拌部材として、搬送スクリュ131に接触し、搬送スクリュ131の回転動作に連動して揺動する第一攪拌部材135と、第一攪拌部材135に接触し、第一攪拌部材135の揺動動作に連動して揺動する第二攪拌部材136とを有する。第二攪拌部材136は搬送スクリュ131に直に接触しなくても揺動できるため、搬送スクリュ131に接触できない領域にも配置することができるため、従来の攪拌部材135aのみの構成よりもトナー攪拌部材が攪拌できる範囲が広がる。さらに、第二攪拌部材136は揺動する力を搬送スクリュ131から第一攪拌部材135を介して伝達されるため、揺動する力を搬送スクリュ131から直接伝達される構成では搬送スクリュ131の回転に巻き込まれるおそれがあった、片持ち梁の自由端が回転方向上流側を向いて揺動する揺動運動となるような配置も可能となり、従来の構成よりもトナー攪拌部材の揺動運動の自由度が増す。
このように、第一攪拌部材135の揺動に加えて、第二攪拌部材136の揺動も加わるため、従来のトナー搬送装置の構成よりもトナー攪拌部材が攪拌できる範囲が広がり、トナー攪拌部材の揺動運動の自由度が増すため、トナー攪拌部材により攪拌性が向上し、従来よりも確実にトナー詰まりを抑制することができる。
また、トナー搬送装置130では、2つのトナー攪拌部材は片持ち梁構造の板状部材であり、片持ち梁構造の自由端が揺動することによって回収トナーT1を攪拌する部材であり、第一攪拌部材135の片持ち梁構造の固定端が搬送スクリュ131と第一攪拌部材135とが接触する位置に対して搬送スクリュ131の回転方向上流側となるように第一攪拌部材135が配置されている。このように、第一攪拌部材135が上流側から搬送スクリュ131に接触するように配置されているため、搬送スクリュ131に接触するトナー攪拌部材が搬送スクリュ131の回転に巻き込まれることを防止することが出来る。さらに、第二攪拌部材136の片持ち梁構造の固定端が第一攪拌部材135と第二攪拌部材136とが接触する位置に対して搬送スクリュ131の回転方向下流側となるように、且つ、第二攪拌部材136が搬送スクリュ131に接触しないように第二攪拌部材136が配置されている。このように、第二攪拌部材136は片持ち梁構造の自由端の搬送スクリュ131の上流側に向かう構成であっても、搬送スクリュ131に接触しない構成であるため、搬送スクリュ131の回転に巻き込まれることは無い。このため、搬送スクリュ131に直に接触できない領域や搬送スクリュ131の回転方向に逆らう向きにトナー攪拌部材を配置させることができる。そのため、ケーシング13b内でトナー攪拌部材を配置できる範囲が広がり、ケーシング13b内の回収トナーT1を十分に攪拌できるようになる。
また、二つのトナー撹拌部材が、可撓性材料であるPETマイラーできているため、材料そのものの可撓性により揺動攪拌させることがかのうとなり、攪拌運動を行うために可動リンク等の機械的な駆動伝達機構が不要となり、搬送スクリュ131の回転動作に連動して揺動するトナー攪拌部材の構成を、簡易、且つ、信頼性の高い構成で実現することができる。
また、本実施形態のトナー搬送部材は螺旋形状を有する搬送スクリュ131であり、2つのトナー攪拌部材は櫛歯形状を有することにより、搬送スクリュ131の螺旋形状を構成する羽部131bの間に第一攪拌部材135の櫛歯が入り込むことで、搬送スクリュ131の周囲に滞留する回収トナーT1を攪拌することができ、搬送スクリュ131周囲での回収トナーT1の付着固化を抑制することができる。
像担持体である感光体10と、感光体10上の潜像をトナーで現像しトナー像を形成する現像手段である現像装置12と、感光体10上のトナー像を転写体である転写ベルト20に転写する転写手段である一次転写ローラ24と、転写後の感光体10に付着した転写残トナーを回収するクリーニング手段であるクリーニング装置13とを備えた画像形成装置であるプリンタ100において、クリーニング装置13で回収された回収トナーT1を、クリーニング装置13を構成する筺体であるケーシング13b内で回収トナーT1を搬送するトナー搬送手段として、本発明の特徴部を備えたトナー搬送装置130を用いることにより、従来のクリーニング装置に比べて、クリーニング装置13内でのトナー詰まりを抑制することができる。
また、プリンタ100の現像装置12が備えるトナーとして、重合トナーを使用することにより、トナー像の転写性が向上して高画質化を図ることができる。
また、搬送スクリュ131が搬送するトナーが回収トナーT1を搬送するものであるため、新規のトナーよりも流動性が低下し易い回収トナーT1を搬送するトナー搬送手段として、本発明の特徴部を備えたトナー搬送装置130を用いることにより、流動性が低下し易く、トナー詰まりが生じ易い、回収トナーの搬送において、より確実にトナー詰まりを抑制することが出来る。
また、プリンタ100の画像ステーション3は、感光体10表面上に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段としての潤滑剤塗布装置140を備えることにより、重合トナーを用いた構成であっても、トナー像の転写性及び転写残トナーの回収性を向上することが出来る。また、潤滑剤を感光体10に塗布することにより、クリーニング装置13で回収される回収トナーT1には潤滑剤が含有され、トナーのみの場合よりも流動性が低下し易い。このような構成の回収トナーT1を搬送するトナー搬送手段として、本発明の特徴部を備えたトナー搬送装置130を用いることにより、流動性が低下し易く、トナー詰まりが生じ易い、潤滑剤を含んだ回収トナーT1の搬送において、より確実にトナー詰まりを抑制することが出来る。
また、プリンタ100では、トナー搬送装置130を備えるクリーニング装置13が、感光体10とともに一体的に支持され、画像形成装置であるプリンタ100本体に対して着脱自在な着脱ユニットであるプロセスカートリッジを構成している。作像手段である画像ステーション3を一体化することにより、セット性・メインテナンス性を向上し、さらに、画像ステーション3を構成する各装置の感光体10に対する位置精度を良好にすることができる。
本実施形態のトナー搬送装置の説明図、(a)は、トナー搬送装置を備えるクリーニング装置と感光体との拡大説明図、(b)は、トナー搬送装置の斜視説明図。 実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタにおける画像ステーションの一つの概略構成図。 従来のトナー搬送装置の説明図、(a)は、従来のトナー搬送装置を備える従来のクリーニング装置と感光体との拡大説明図、(b)は、従来のトナー搬送装置の斜視説明図。
符号の説明
1 装置本体
2 給紙カセット
3 画像ステーション
4 光学ユニット
5 中間転写ユニット
6 定着装置
7 トナーボトル
8 排紙トレイ
10 感光体
11 帯電装置
11a 帯電ローラ
12 現像装置
13 クリーニング装置
13a クリーニングブレード
13b ケーシング
20 転写ベルト
21 駆動ローラ
22 テンションローラ
23 従動ローラ
24 一次転写ローラ
25 二次転写ローラ
26 ベルトクリーニング装置
27 給紙ローラ
28 レジストローラ対
29 排出ローラ
130 トナー搬送装置
131 搬送スクリュ
131a 軸部
131b 羽部
135 第一攪拌部材
135a 攪拌部材
136 第二攪拌部材
140 潤滑剤塗布装置
141 固形潤滑剤
142 塗布ブラシローラ
T1 回収トナー

Claims (10)

  1. トナーを搬送するトナー搬送路を形成する搬送路形成部材と、
    回転することにより該トナー搬送路内のトナーを搬送するトナー搬送部材と、
    該トナー搬送部材の搬送動作に連動して揺動し、該トナー搬送路内のトナーを攪拌するトナー攪拌部材とを有するトナー搬送装置において、
    上記トナー攪拌部材を複数設け、
    複数の該トナー攪拌部材として、上記トナー搬送部材に接触し、該トナー搬送部材の回転動作に連動して揺動する第一攪拌部材と、
    該第一攪拌部材に接触し、該第一攪拌部材の揺動動作に連動して揺動する第二攪拌部材とを有することを特徴とするトナー搬送装置。
  2. 請求項1のトナー搬送装置において、
    上記トナー攪拌部材は片持ち梁構造の板状部材であり、片持ち梁構造の自由端が揺動することによってトナーを攪拌する部材であり、
    上記第一攪拌部材の片持ち梁構造の固定端が上記トナー搬送部材と該第一攪拌部材とが接触する位置に対して該トナー搬送部材の回転方向上流側となるように該第一攪拌部材が配置され、
    上記第二攪拌部材の片持ち梁構造の固定端が該第一攪拌部材と該第二攪拌部材とが接触する位置に対して該トナー搬送部材の回転方向下流側となるように、且つ、該第二攪拌部材が該トナー搬送部材に接触しないように該第二攪拌部材が配置されていることを特徴とするトナー搬送装置。
  3. 請求項1または2のトナー搬送装置において、
    上記トナー撹拌部材が、可撓性材料でできていることを特徴とするトナー搬送装置。
  4. 請求項1、2または3のトナー搬送装置において、
    前記トナー搬送部材は螺旋形状を有し、前記トナー攪拌部材は櫛歯形状を有することを特徴とするトナー搬送装置。
  5. 像担持体と、
    該像担持体上の潜像をトナーで現像しトナー像を形成する現像手段と、
    該像担持体上のトナー像を転写体に転写する転写手段と、
    転写後の該像担持体に付着した転写残トナーを回収するクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、
    新規トナーを収納するトナー補給部から該現像手段へトナーを搬送する第1のトナー搬送手段、該クリーニング手段で回収された回収トナーを該クリーニング手段を構成する筺体内で該回収トナーを搬送する第2のトナー搬送手段、該クリーニング手段から該現像手段へ該回収トナーを搬送する第3のトナー搬送手段、及び、該クリーニング手段から廃トナー回収部へ該回収トナーを搬送する第4のトナー搬送手段、の少なくとも1つのトナー搬送手段を有し、該トナー搬送手段の少なくとも一つとして、請求項1、2、3または4のトナー搬送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    上記トナーとして重合トナーを使用することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5または6の画像形成装置において、
    上記トナー搬送部材が上記回収トナーを搬送することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7の画像形成装置において、
    上記像担持体表面上に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項5、6、7または8の画像形成装置において、
    上記トナー搬送装置が画像形成装置本体に対して着脱自在な着脱ユニットを構成することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9の画像形成装置において、
    上記着脱ユニットは上記像担持体を含み、帯電装置、現像装置、クリーニング装置の少なくとも一つを含み画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジであることを特徴とする画像形成装置。
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