JP2010128249A - トナーカートリッジ - Google Patents

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【課題】 保有するトナーによる内圧が、トナーを排出するための開口の開閉状態を操作するシャッターの移動の抵抗とはならないと共に、そのトナー保有量を増加することが出来るトナーカートリッジを提供する。
【解決手段】 トナーカートリッジ30は、筒状に形成されると共に、トナーを排出するための開口45が側壁に形成されたメインケース31と、メインケース31の外方側に設けられたシャッター35と、メインケース35の外方に配置されたカバーケース32とから構成されている。シャッター35は、メインケース31の開口45を閉状態とする第1の位置と、二点鎖線で示したような開口45を開状態とする第2の位置との間を移動自在となるように構成されている。即ち、シャッター35は常時メインケース31の外方側で移動することになるため、シャッター35の移動の際には、トナーカートリッジ30が保有するトナーによる内圧が抵抗とはならない。
【選択図】 図7

Description

この発明はトナーカートリッジに関し、特に、印刷、FAX送受信、読取、及び複写機能等を有する複合機等の画像形成装置に組み込まれた現像器ユニットに着脱自在に取り付けられ、トナーを補給するためのトナーカートリッジに関するものである。
感光体ドラムの静電潜像にトナーを付着させ可視像を形成するための現像器ユニットにおいては、複数のトナー室を有し、感光体ドラム側の端部に現像ローラ等が設置されたものがある(例えば、特許文献1)。このような現像器ユニットにおいては、最前段のトナー室が保有するトナーを後段のトナー室へと搬送し、搬送されたトナーを現像ローラに付着させ、更にこのトナーを感光体ドラムに付着させ、感光体ドラムの静電潜像を可視像化している。
しかしながら、上記の現像器ユニットでは、現像器ユニット内のトナーが無くなると、現像器ユニット本体を交換する必要がある。そこで、現像器ユニットへのトナー補給を効率的におこなうため、トナーカートリッジを現像器ユニットの現像器本体の上部に着脱自在に取り付ける方法が提案されている。このような現像器ユニットについて、以下に説明する。
図12は従来のトナーカートリッジが取り付けられた現像器ユニットの断面図である。
図を参照して、現像器ユニット5は、トナーを搬送するための現像器本体10と、現像器本体10の上部に着脱自在に取り付けられ、その内部に保有したトナーを現像器本体10に供給するためのトナーカートリッジ30とを備えている。
現像器本体10はトナー室21、22を備えており、現像器本体10内のトナーは、トナー室21、22の各々に設けられたパドル14、15によって搬送され、供給ローラ24を介して現像ローラ25に付着する。そして、現像ローラ25から図示しない感光体ドラムにトナーを付着させ、静電潜像を可視像化する。更に、現像器本体10の上部には、上述したトナーカートリッジ30を設置するための枠41が形成されている。
又、トナーカートリッジ30は、上述した通り、現像器本体10の上部に着脱自在に取り付けられている。トナーカートリッジ30は、その内部にトナーを保有し、下部にトナーを排出するための開口45が形成された筒状のメインケース31と、メインケース31内における開口45の周縁に設けられたシール部材36を介して配置され、開口45の開閉をおこなうシャッター35と、現像器本体10の枠41に対応した形状を有すると共に、枠41と着脱自在である嵌合部材88とを備えている。そして、トナーカートリッジ30が保有するトナーの内圧によって、シャッター35がシール部材36を押圧することでトナーカートリッジ30のシール機能が発揮されている。
シャッター35は、トナーカートリッジ30の使用前においては、二点鎖線で示したように開口45を閉状態にしている。そして、トナーカートリッジ30を現像器本体10に取り付けた後、開口45を開状態とし、現像器本体10にトナーを補給する。又、トナーカートリッジ30内のトナーが無くなると、シャッター35を操作して再度開口45を閉状態とし、現像器本体10から取り外して新しいトナーカートリッジ30と交換する。
尚、パドル14の回転による先端の軌跡を一点鎖線で示しており、パドル14はトナーカートリッジ30に干渉しないように形成されている。
現像器ユニット5はこのように構成されているため、現像器ユニット5が保有するトナーが無くなった場合、新しいトナーカートリッジ30に交換することで、現像器ユニット5にトナーを補給出来る。従って、現像器ユニット5自体を交換する必要が無くなり、効率的にトナーの補給をおこなうことが可能となる。
特開2005−301076号公報
上記のような従来のトナーカートリッジでは、保有するトナーによる内圧がシャッターの移動の抵抗となる。即ち、現像器本体にトナーを補給するためにシャッターを移動させ、トナーカートリッジの開口を開状態にしようとする時、トナーカートリッジが保有するトナーによる内圧がシャッターの内側全体に作用することになる。従って、シャッターとシール部材との摩擦抵抗が過大となり、シャッターの移動に大きな力が必要なものとなっていた。
又、メインケースの内側にシャッターが設けられているため、シャッターが配置されたスペースの分だけ、メインケースのトナー保有量が少ないものとなっていた。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、保有するトナーによる内圧が、トナーを排出するための開口の開閉状態を操作するシャッターの移動の抵抗とはならないと共に、そのトナー保有量を増加することが出来るトナーカートリッジを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、画像形成装置における現像器ユニットに着脱自在に取り付けられ、トナーを補給するためのトナーカートリッジであって、 トナーを保有するために筒状に形成され、側壁の一部にトナーを排出するための開口が形成されたメインケースと、メインケースの外方側に取り付けられ、開口を閉状態とする第1の位置と開口を開状態とする第2の位置との間で移動自在なシャッターとを備えたものである。
このように構成すると、シャッターはメインケースの外方側で移動する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、メインケースの外方に配置されたカバーケースを更に備え、シャッターは、第2の位置において、メインケースとカバーケースの一部との間に収納されるものである。
このように構成すると、開口が開状態となった時、シャッターは外方に露出しない。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、開口の周縁であってメインケースの外方に連続する態様で取り付けられたシール部材と、カバーケースの他の一部の内方側に設けられ、第1の位置にある時のシャッターをシール部材とで挟むように、シール部材の少なくとも一部に対向する位置に配置されたリブとを更に備えたものである。
このように構成すると、保有するトナーによる内圧で生じるシャッターの外方への移動はリブによって阻止される。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、リブは、シール部材に対応して連続する態様で形成されるものである。
このように構成すると、閉状態のシャッターの外縁全体がリブで支持される。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、シャッターはメインケースの外方側で移動するため、保有するトナーによる内圧はシャッターの移動の抵抗とはならない。又、シャッターがメインケースの内方に無い分だけトナーの保有量が増大する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、開口が開状態となった時、シャッターは外方に露出しないため、シャッターの内外面に付着したトナーが画像形成装置内に飛散する虞が無くなる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、保有するトナーによる内圧で生じるシャッターの外方への移動はリブによって阻止されるため、シャッターによる閉状態が安定し、シール部材によるシール効果が保持される。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、閉状態のシャッターの外縁全体がリブで支持されるため、シャッターの閉状態及びシール部材によるシール効果がより安定する。
図1はこの発明の第1の実施の形態によるトナーカートリッジが取り付けられた現像器ユニットを装着した画像形成装置全体の概略断面図である。
図を参照して、画像形成装置の一つである、印刷、FAX送受信、読取及び複写機能等を有する複合機1は、その上部に配置された原稿読取部3と、その下部に配置された記録部4と、最下部に配置された給紙部6とから構成されている。
原稿読取部3は、原稿カバー51に設けられた原稿トレイ52に載置された原稿が自動原稿搬送装置(ADF)50により搬送され、プラテンガラス58が配置された読取位置を経由して原稿排紙トレイ53に排出される。読取位置には、搬送された原稿を光学的に読み取る読取装置55を搭載したスキャナユニット56が原稿に対向するように配置されている。又、書籍等を読み取る場合には、原稿カバー51を上方に回転移動させてフラットベッドプラテン54に書籍等の被読取部分を配置し、スキャナユニット56を矢印で図示するように移動させて読取動作が行われる。
給紙部6は、給紙カセット61が配置されており、フラッパ62に所定のサイズの用紙60が複数枚積載されている。又、給紙カセット61の図における右端部には、給紙ローラ65が配置されている。フラッパ62は、積載された用紙60の上面が給紙ローラ65に圧接するように、図示しないバネ部材により上方に付勢されている。この状態で給紙ローラ65が回転駆動すると、給紙ローラ65と図示しない分離パッドとにより用紙60が1枚ずつ用紙搬送路に給紙される。そして、給紙された用紙60は、まずフィードローラ70及びプレスローラ71により記録部4に搬送される。
記録部4は、搬送された用紙60に記録するために、現像ローラ25を有し、トナーカートリッジ30が取り付けられた現像器ユニット5、紙粉除去ローラ73、コロナ帯電器74、感光体ドラム75、転写ローラ76、図示しない露光ヘッド及び定着ローラ78を備えている。
紙粉除去ローラ73は、転写後の感光体ドラム75の表面に付着したトナーや紙粉を捕捉し、除去する。コロナ帯電器74は、コロトロンからの放電により感光体ドラム75の表面を一様に帯電する。コロナ帯電器74により一様に帯電された感光体ドラム75に、図示しない露光ヘッドで露光することで静電潜像が形成される。そして、現像器ユニット5内の帯電したトナーを感光体ドラム75に形成された静電潜像に転移させて、静電潜像を可視像化する。尚、現像器ユニット5の詳細については後述する。そして、転写ローラ76は、用紙60を挟んで感光体ドラム75と対向する位置に設置されており、所定の電圧が印加されると感光体ドラム75の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、転写されたトナー像は、定着ローラ78及びプレスローラ79によって挟持されながら加熱・プレスされ用紙60に定着される。定着された用紙60は、排紙ローラ80及びプレスローラ81の間に挟持されて用紙排出トレイ82に搬出される。
尚、図1において、給紙部6から用紙排出トレイ82までの用紙搬送路を一点鎖線で示している。そして、用紙搬送路に沿って配設された搬送ローラ及び用紙ガイドが用紙搬送部を構成している。
次に、現像器ユニット5の詳細について、以下に説明する。
図2は図1で示したトナーカートリッジが取り付けられた現像器ユニットの一部破断状態の拡大断面図であり、図3は図2で示したIII−IIIラインの側面図であり、図4は図2で示したIV−IVラインの拡大断面図であり、図5は図4で示したV−Vラインの拡大断面図である。
これらの図を参照して、現像器ユニット5は、複合機内に着脱自在に取り付けられるように構成され、トナーを搬送するために設けられる現像器本体10と、現像器本体10の上部に着脱自在に取り付けられると共に、保有したトナーを現像器本体10に供給するためのトナーカートリッジ30とを備えている。
現像器本体10は、容器本体11の上部に蓋体12を溶着又はネジにより固定し、全体を密閉して構成されている。容器本体11の内部には、トナー保有及び搬送のための2つのトナー室21、22が形成されると共に、感光体ドラム(図示せず)側の端部には現像ローラ25と供給ローラ24とを備えた供給室23が形成されている。又、現像器本体10とトナーカートリッジ30とが着脱する部分、即ち、蓋体12におけるトナーカートリッジ30と接する部分に開口47が形成されている。
又、トナー室21、22の各々の略中央部分には、トナーの攪拌移送手段として、その回転位置が変化するパドル14、15が設けられている。図2の紙面に対する垂直方向を現像器ユニット5の前後方向とすると、パドル14、15の各々の回転軸17、18は前後方向に延びるように形成されている。そして、回転軸17、18の各々の両端部に設けられた円板状のフランジ19a、19b(図示せず)、20a、20b(図示せず)を介して駆動軸48、49に接続されている。尚、トナー室21のパドル14におけるフランジ19a、19b(図示せず)は特定形状に形成されており、この形状については後述する。
駆動軸48と駆動軸49とは図示しない他の駆動軸と接続されており、これらは互いに連動して回転するように構成されている。そして、現像器ユニット5が複合機内に装着された時、駆動軸49は複合機内の駆動装置69に接続される。駆動装置69を駆動させることによって駆動軸49が回転し、回転軸17、即ちパドル14が回転する。パドル15の回転軸18においても、パドル14と同様に駆動装置に接続されているため、パドル15も回転する。
又、パドル14、15の各々の先端部には、可撓性を有する樹脂フィルムよりなるブレード43、44が取り付けられている。そして、容器本体11のトナー室21、22の各々の底面は、パドル14、15の各々に取り付けられたブレード43、44の回転動作の軌跡に沿うように断面円弧状に形成されている。更に、パドル14、15の各々には、清掃手段としてクリーニング部材27、28が取り付けられている。そして、パドル14、15の各々の回転によって、容器本体11の底面に形成された透明部材よりなる窓部83、84内を摺動して、窓部83、84内に溜まったトナーを掻き取るように構成されている。これによって、図示しないセンサーによるトナー残量の検知を可能としている。尚、図2において、パドル14の回転軌跡を一点鎖線で示している。
又、現像器本体10には、その端部にダイヤル68を備えている。駆動軸49が駆動装置69に係わり合っていない時(現像器ユニット5を複合機から取り外した状態の時)、ダイヤル68を手動で回転させることによって、フランジ19a、19b(図示せず)の回転位置を変更出来るように、ダイヤル68はパドル14の駆動軸48に間接的に係わり合っている。ダイヤル68の効果については後述する。
トナーカートリッジ30は、トナーを保有するために側面視略円形状の筒状に形成されると共に、底面(側壁の一部)にトナーを排出するための開口45が形成されたメインケース31と、メインケース31の外方側に設けられたシャッター35と、メインケース31の外方に配置されたカバーケース32とから構成されている。
シャッター35は、トナーカートリッジ30の両端部に設けられたハンドル67a、67bを回転させることによって、メインケース31の開口45を閉状態とする第1の位置と、図2で示したような開口45を開状態とする第2の位置との間を移動自在となるように構成されている。即ち、シャッター35は常時メインケース31の外方側で移動することになる。従って、シャッター35の移動の際には、トナーカートリッジ30が保有する充填時のトナーによる内圧が抵抗となる虞が無くなる。又、シャッター35がメインケース31の内方側に無い分だけ、そのスペースによるトナーカートリッジ30のトナーの保有量が増大する。
カバーケース32は、メインケース31の外方側の一部を覆うと共に、メインケース31の開口45と現像器本体10の開口47との間に、これらを連通状態とする開口46が形成されている。従って、メインケース31の開口45が開状態となった時、即ち、シャッター35が第2の位置となった時、メインケース31内に保有されているトナーが、現像器本体10内へ供給される。
又、カバーケース32は、シャッター35が第2の位置となった時、メインケース31とカバーケース32の一部との間に収納されるように形成されている。従って、シャッター35が第2の位置となった時であっても、シャッター35が外方に露出することが無い。そのため、シャッター35の内外面に付着したトナーの複合機内への飛散を防止することが出来る。
又、メインケース31の外方側には、開口45の周縁に沿ってシール部材36が取り付けられている。更に、カバーケース32において、上述したシャッター35を収納する部分を除く他の一部の内方側には、第1の位置にある時のシャッター35をシール部材36とで挟むように、シール部材36に対応して連続する態様で形成されたリブ37が形成されている。これらの効果については後述する。
更に、現像器本体10のフランジ19a、19b(図示せず)に対応する上方位置には、円柱形状の突起部39a、39b(図示せず)が設けられている。フランジ19aには、その外周部に回転軸17の軸方向に平行に突出すると共に、その一部が切り欠かれたリング部86a〜86dが形成されている。この切り欠き87a〜87dの各々は、突起部39aが上下に通過出来る大きさに形成されている。
図4及び図5においては、切り欠き87aがフランジ19aの上方に位置している。そして、切り欠き87a〜87dの位置は、フランジ19aの回転によって変化する。突起部39aは、切り欠き87a〜87dの内の一つが上方に位置している時に、その切り欠き87a〜87dの内の一つを介してフランジ19a内に侵入出来るように構成されている。即ち、突起部39aは切り欠き87a〜87dを介してのみ、フランジ19aと係わり合うことが出来るように構成されている。尚、切り欠き87a〜87dの内の一つが上方に位置している時、パドル14はその回転位置によってトナーカートリッジ30の取り付け時にシャッター35と干渉しない第1の位置となっている。又、複数の切り欠き87a〜87dが形成されているため、突起部39aとフランジ19aとの係り合いを可能とする切り欠き87a〜87dの位置調整が容易となる。
又、現像器本体10にトナーカートリッジ30を装着している状態において、突起部39aはリング部86aと回転軸17との間のスペースに位置している。そして更に、突起部39aは、図4に示されているように、この状態でフランジ19aの回転を阻害しないように形成されている。このような構造は、図示しない反対側の突起部39b及びフランジ19bにおいても同様である。これらの効果については後述する。
ここで、現像器ユニット5が有するトナー保有量について説明する。
図2を参照して、トナーカートリッジ30のカバーケース32の断面状態における底部は円弧状に形成されている。そして、現像器本体10の蓋体12における開口47近辺は、カバーケース32の底部の形状に対応するように形成されている。従って、トナーカートリッジ30の取り付け時においては、トナーカートリッジ30の底部の一部が現像器本体10の蓋体12の最上面より下部に侵入することになる。即ち、一点鎖線で示したパドル14の回転軌跡、即ち、パドル14の回転範囲の一部にトナーカートリッジ30が侵入することになる。
上述した通り、トナー室21、22においては、保有するトナーが満杯状態とならないよう、その上部に若干のスペースが出来るように設定されている。従って、このスペースにトナーカートリッジ30の底部の一部分が配置されることで、現像器ユニット5の高さHに対して、現像器ユニット5全体のトナー保有量に無駄なスペースが発生することが無い。即ち、高さHと図12で示した高さHが同じであると共に、現像器本体10の各々の高さが同じである場合、図2で示した現像器ユニット5のトナーカートリッジ30の方が、現像器本体10に侵入した分だけその高さを高くすることが出来る。そのため、トナー保有量が増加する。従って、現像器ユニット5の高さHを抑えながら、現像器ユニット5のトナー保有量を増大させることが可能となる。そのため、複合機内の設置スペースに対して効率的な現像器ユニット5となり、現像器ユニット5を備える画像形成装置の小型化を実現することが可能となる。
次に、図2で示した現像器ユニット5におけるトナーカートリッジ30の取り付けについて説明する。
図6は図2に対応した図であって、現像器ユニットにおけるトナーカートリッジ取り付け前の状態を示す断面図であり、図7は図6で示したトナーカートリッジの拡大断面図であって、図8は図6で示したVIII−VIIIラインの側面図であって、図9は図6で示したIX−IXラインの拡大断面図であって、図10は図9で示したX−Xラインの拡大断面図である。
これらの図を参照して、トナーカートリッジ30は、現像器本体10への取り付け前においてはトナーが充填されているため、開口45を閉状態としている。即ち、シャッター35が第1の位置となっている。従って、このような状態にあっては、トナーカートリッジ30の取り扱いによってトナーカートリッジ30内のトナーが飛散する虞が無い。
又、上述した通り、トナーカートリッジ30にはシール部材36及びリブ37が設置されている。このリブ37によって、メインケース31内のトナーによる内圧で生じるシャッター35の外方(図7における下方向)への移動が阻止される。従って、シャッター35の閉状態は常時安定し、シール部材36によるシール効果が保持されることになる。又、リブ37はシール部材36に対応して連続して形成されているため、閉状態となるシャッター35の外縁全体がリブ37で支持される。従って、上述したシャッターの閉状態及びシール部材36によるシール効果がより安定する。
次に、現像器本体10のフランジ19aとトナーカートリッジ30の突起部39aとが係わり合う構造による効果について説明する。
図10で示したように、フランジ19aの上方に切り欠き87aが位置するため、突起部39aは切り欠き87aを介してフランジ19aと係わり合うことが出来る。上述した通り、フランジ19aの上方に切り欠き87a〜87dが位置している時、パドル14は第1の位置となっている。従って、トナーカートリッジ30はパドル14と干渉すること無く、スムースに現像器本体10に取り付けることが出来る。そして、トナーカートリッジ30を現像器本体10に装着後、図7の二点鎖線で示したようにシャッター35を第2の位置とする。即ち、開口45を開状態とし、現像器本体10へトナーを補給する。
続いて、現像器本体10のパドル14が第1の位置以外の第2の位置にある時の現像器本体10のフランジ19aとトナーカートリッジ30の突起部39aとが係わり合う構造について説明する。
図11は図6に対応した図であって、図1で示したトナーカートリッジが取り付けられた現像器ユニットにおけるパドル回転位置が変化した状態を示す断面図である。
図を参照して、このようなパドル14の回転位置においては、パドル14のクリーニング部材27の先端が蓋体12の開口47より上方に位置している。即ち、この状態ではパドル14は第2の位置にあり、矢印で示すようにトナーカートリッジ30を現像器本体10に取り付けようとすると、パドル14はシャッター35と衝突することになる。このような事態を避けるために、フランジ19aは、パドル14が第2の位置にある時、図10で示した切り欠き87a〜87dが上方に位置しない、即ち、突起部39aの真下に位置しないように形成されている。上述した通り、突起部39aは、トナーカートリッジ30の現像器本体10への取り付け時において、切り欠き87a〜87dのみを介してフランジ19a内へ侵入出来るように構成されている。従って、パドル14が第2の位置にある時、突起部39aはフランジ19aのリング部86a〜86dに衝突するため、係わり合うことが出来ない。即ち、突起部39aを切り欠き87a〜87dを介して浸入させ、図2で示したようにトナーカートリッジ30を現像器本体10に装着することが出来ない。従って、トナーカートリッジ30の取り付け時において、現像器本体10のパドル14がトナーカートリッジ30に干渉するような不用意な取り付けが生じる虞が無い。そのため、トナーカートリッジ30の取り付け時におけるシャッター35によるパドル14の損傷等を防止することが出来る。また、このような制御は上述したような形状の現像器本体10のフランジ19aとトナーカートリッジ30の突起部39aとによっておこなわれているため、トナーカートリッジ30の現像器本体10への取り付けの可否が確実となる。
しかしながら、このような状態では、トナーカートリッジ30を現像器本体10に取り付けることが出来ないことになる。そこで、このような場合を想定して、現像器本体10においては、フランジ19aの回転位置、即ち、切り欠き87aの位置を自在に変化させるダイヤル68が設けられている。従って、パドル14の位置に関わらず、トナーカートリッジ30の取り付けの際には、ダイヤル68を用いて切り欠き87a〜87dが上部に位置するように操作すれば、常に安全にトナーカートリッジ30を現像器本体10に取り付けることが可能となる。
尚、上記の第1の実施の形態では、特定の複合機におけるトナーカートリッジが取り付けられた現像器ユニットであるが、画像形成装置内に組み込まれ、着脱自在にトナーカートリッジが取り付けられた現像器ユニットであれば、例えば、他の構成の機能を有する複合機、プリンタ、ファクシミリ装置等、他の画像形成装置における現像器ユニットであっても良い。
又、上記の第1の実施の形態では、現像器ユニットは、トナーカートリッジが現像器本体の上部に着脱自在に取り付けられることによって構成されているが、トナーカートリッジは現像器本体の上部以外に着脱自在に取り付けられていても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、トナーを排出するための開口は、メインケースの下部に形成されているが、下部以外であっても、メインケースの側壁の一部に開口が形成されていれば良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、メインケースは側面視略円形の筒状に形成されているが、シャッターが外方で開閉出来れば、他の筒形状であっても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、シャッターはメインケースに沿って移動する構造を有しているが、メインケースの外方側に取り付けられ、メインケースの開口を閉状態とする第1の位置と、メインケースの開口を開状態とする第2の位置との間で移動自在であれば、他の構造であっても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、カバーケースは側面視略円形状に形成されているが、メインケースの外方に配置され、シャッターが第2の位置にある状態においてメインケースとカバーケースの一部との間に収納されるものであれば、他の形状であっても良い。又は、カバーケースは無くても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、メインケースの外方にシール部材が取り付けられているが、シール部材は無くても良く、あるいは、シャッター自体に取り付けられていても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、リブはシール部材に対応して連続する態様で形成されているが、シール部材の少なくとも一部に対向する位置に分離した状態で配置されていても良い。又は、リブは無くても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、トナーカートリッジには特定形状の突起部が設けられているが、突起部は無くても良い。
この発明の第1の実施の形態によるトナーカートリッジが取り付けられた現像器ユニットを装着した画像形成装置全体の概略断面図である。 図1で示したトナーカートリッジが取り付けられた現像器ユニットの一部破断状態の拡大断面図である。 図2で示したIII−IIIラインの側面図である。 図2で示したIV−IVラインの拡大断面図である。 図4で示したV−Vラインの拡大断面図である。 図2に対応した図であって、現像器ユニットにおける図1で示したトナーカートリッジ取り付け前の状態を示す断面図である。 図6で示したトナーカートリッジの拡大断面図である。 図6で示したVIII−VIIIラインの側面図である。 図6で示したIX−IXラインの拡大断面図である。 図9で示したX−Xラインの拡大断面図である。 図6に対応した図であって、図1で示したトナーカートリッジが取り付けられた現像器ユニットにおけるパドル回転位置が変化した状態を示す断面図である。 従来のトナーカートリッジが取り付けられた現像器ユニットの断面図である。
符号の説明
1…複合機
5…現像器ユニット
30…トナーカートリッジ
31…メインケース
32…カバーケース
35…シャッター
36…シール部材
37…リブ
45…開口
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (4)

  1. 画像形成装置における現像器ユニットに着脱自在に取り付けられ、トナーを補給するためのトナーカートリッジであって、
    トナーを保有するために筒状に形成され、側壁の一部にトナーを排出するための開口が形成されたメインケースと、
    前記メインケースの外方側に取り付けられ、前記開口を閉状態とする第1の位置と前記開口を開状態とする第2の位置との間で移動自在なシャッターとを備えた、トナーカートリッジ。
  2. 前記メインケースの外方に配置されたカバーケースを更に備え、
    前記シャッターは、前記第2の位置において、前記メインケースと前記カバーケースの一部との間に収納される、請求項1記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記開口の周縁であって前記メインケースの外方に連続する態様で取り付けられたシール部材と、
    前記カバーケースの他の一部の内方側に設けられ、前記第1の位置にある時の前記シャッターを前記シール部材とで挟むように、前記シール部材の少なくとも一部に対向する位置に配置されたリブとを更に備えた、請求項2記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記リブは、前記シール部材に対応して連続する態様で形成される、請求項3記載のトナーカートリッジ。
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