JP2010127990A - 中間転写体、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性層の変形に起因する、転写されるトナー像のずれを抑制する中間転写体を提供すること。
【解決手段】基材12と、その外周面に配設された弾性層14とを有し、弾性層14が基材12上の記録媒体走行領域となる領域に設けられる第1弾性層14Aと、基材12上の記録媒体非走行領域となる領域に設けられ、前記第1弾性層よりも硬度が高い第2弾性層14Bと、を有する中間転写ベルト10(中間転写体)である。また、当該中間転写ベルトを具備する画像形成装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、中間転写体、及び画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置においては、先ず、像保持体表面に電荷を形成し、画像信号を変調したレーザー光等で静電濳像を形成した後、帯電したトナーで前記静電濳像を現像して可視化したトナー像が形成される。そして、該トナー像を中間転写体を介して、あるいは直接記録紙等の転写材に静電的に転写し、記録材に定着することにより所要の再生画像が得られる。特に、前記像保持体に形成したトナー像を中間転写体に一次転写し、更に中間転写体上のトナー像を記録紙に二次転写する方式を採用した画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この如く画像形成装置では、基材上に弾性層を形成した2層構成以上の中間転写体が提案されてきている(特許文献2)。
特開昭62−206567号公報 特許3618969号
ところで、弾性層を有する中間転写体では、例えば、像保持体との圧接力(ニップ力)によって、当該弾性層が変形して、転写されるトナー像のずれが生じることがある。
そこで、本発明の課題は、弾性層の変形に起因する、転写されるトナー像のずれを抑制する中間転写体を提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
請求項1に係る発明は、
基材と、
前記基材上の記録媒体走行領域となる領域に設けられる第1弾性層と、
前記基材上の記録媒体非走行領域となる領域に設けられ、前記第1弾性層よりも硬度が高い第2弾性層と、
を備えることを特徴とする中間転写体。
請求項2に係る発明は、
感光層を有する像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
前記潜像をトナー像として現像する現像手段と、
前記トナー像が転写される、請求項1に記載の中間転写体と、
前記トナー像を前記中間転写体に転写する一次転写手段と、
前記中間転写体に転写された前記トナー像を記録媒体に転写する二次転写手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
請求項3に係る発明は、
前記中間転写体の幅をL1、前記記録媒体走行領域となる領域に設けられる第1弾性層の幅をL1a、前記記録媒体非走行領域となる領域に設けられる第2弾性層の幅をL1b、前記像保持体の幅をL0、及び前記感光層の幅をL0aとしたとき、下記式(1)乃至(3)の関係を満たすことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
式(1): L1≧L1a+2×L1b
式(2): L0≧L1
式(3):L0a≧L1a
請求項3に係る発明は、
前記中間転写体の幅をL1、前記記録媒体走行領域となる領域に設けられる第1弾性層の幅をL1a、前記一次転写手段の幅をL2、前記転写手段の幅をL3、前記記録媒体の幅をL4としたとき、下記式(4)乃至式(7)の関係を満たすことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
式(4):L1≧L2
式(5):L2≧L1a
式(6):L1a≧L3
式(7):L3≧L4
請求項1に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、弾性層の変形に起因する、転写されるトナー像のずれが抑制される。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、色ずれなどの画像ずれが抑制された画像が得られる。
請求項3に係る発明によれば、各部材幅を考慮しない場合に比べ、色ずれなどの画像ずれが抑制された画像が得られる。
請求項4に係る発明によれば、各部材幅を考慮しない場合に比べ、トナー像の中間転写体への一次転写効率と共に、トナー像の記録媒体への二次転写効率の悪化が抑制される。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
[中間転写体]
図1は、実施形態に係る中間転写ベルト(中間転写体)を示す概略図であり、(A)が斜視図であり、(B)が断面図である。なお、図1(B)は、図1(A)のA−A断面図である。
本実施形態に係る中間転写ベルト10は、図1に示すように、基材12と、その外周面に配設された弾性層14とを有する無端状の半導電性ベルトである。弾性層14は、基材12上の同一面上に形成される、第1弾性層14Aと第2弾性層14Bとで構成されている。ここで、「半導電性」とは、体積抵抗率が10Ω・cm以上1013Ω・cm以下を意味する。
弾性層14のうち、第1弾性層14Aは、基材12上の記録媒体走行領域となる領域(即ち、記録媒体がトナー像転写時に中間転写ベルトへ接触する領域))に配設される。つまり、第1弾性層14Aは、中間転写ベルト軸方向中央部に周方向に沿って配設される。第2弾性層14Bは、基材12上の記録媒体非走行領域となる領域(即ち、記録媒体がトナー像転写時に中間転写ベルトと接触しない領域)に配設される。つまり、第2弾性層14Bは、中間転写ベルト軸方向両端部にそれぞれ周方向に沿って配設されている。また、第1弾性層14Aと第2弾性層14Bとは、基材12上に外周面が同一面(曲面)となって配設されている。
そして、第1弾性層14Aと第2弾性層14Bとは、第1弾性層14Aよりも第2弾性層14Bの硬度が高く、言い換えれば第2弾性層14Bよりも第1弾性層14Aの硬度が低く構成されている。
ここで、第1弾性層14Aのデュロメータ硬さが、A30以上A75未満であることが望ましく、より望ましくはA35以上A70未満であり、さらに望ましくはA40以上A60未満である。一方、第2弾性層のデュロメータ硬さは、A75以上であることが望ましく、より望ましくはA80以上が望ましく、より望ましくはA90以上であるが、その上限は中間転写体全体を硬くさせない点からA95以下であることがよい。
また、第1弾性層14Aと第2弾性層14Bとのデュロメータ硬さの差は、A10以上A65未満であることが望ましく、より望ましくはA20以上A55未満であり、さらに望ましくはA30以上A50未満である。
なお、デュロメータ硬さは、対象層を6mmの厚みで形成したとき、JIS K7215に準拠して計測した値である。
本実施形態に係る中間転写ベルト10は、基材12上に設けられた第1弾性層14Aと第2弾性層14Bとが、第1弾性層よりも第2弾性層の硬度を高くして構成させている。この構成では、中間転写ベルト10と像保持体とが圧接されてミップを形成するとき、中間転写ベルト10における第1弾性層14Aよりも硬度が高い第2弾性層14Bにより像保持体が支持されることから、第2弾性層14Bよりも硬度が低い第1弾性層14Aへ像保持体による圧力が掛かり難くなる。このため、記録媒体走行領域となる領域、つまり像保持体からトナー像が転写される領域に設けれた第1弾性層14Aの変形が抑制される。したがって、弾性層の変形に起因する、転写されるトナー像のずれが抑制される。結果、色ずれ(カラーレジ)などの画像ずれが抑制された画像が得られる。
特に、第1弾性層14A及び第2弾性層14Bのデュロメータ硬さを、上記範囲にすることで、第2弾性層14Bによる像保持体の支持機能が向上されると共に、トナー像を記録媒体に転写するとき(二次転写時)、記録媒体走行領域となる領域(像保持体からトナー像が転写される領域)に設けられた第1弾性層14Aの変形が記録媒体の厚みや凹凸(レザックスで例えば80μmの段差)に追随しやすくなる。したがって、弾性層の変形に起因する、転写されるトナー像のずれが抑制されると共に、転写される又は転写するトナー像の転写効率の悪化が抑制される。
また、第1弾性層14A及び第2弾性層14Bのデュロメータ硬さを、上記範囲にすることで、トナー像を記録媒体に転写するとき(二次転写時)、転写画質のライン画像の中抜け(ホロキャラクター)、トナーの飛び散り(ブラー)などの画質欠陥も低減される。
本実施形態に係る中間転写ベルト10では、基材12と弾性層14との2層構成の形態を説明するが、これに限られず、基材12と弾性層14との間に中間層を設けたり、弾性層14の外周面に表面層を設けた3層以上の構成であってもよい。また、本実施形態に係る中間転写ベルト10の内面には、その軸方向両端部の少なくとも一方に、周方向に沿って蛇行防止ガイドが配設されていてもよい。
なお、本実施形態では、中間転写体として中間転写ベルト10について説明するが、ベルト状に限られず、ドラム状(円筒状)であってもよい。
以下、本実施形態に係る中間転写ベルト10について、さらに詳細に説明する。
まず、弾性層について説明する。弾性層は、上述の如く第1弾性層と第2弾性層とを有するが、いずれの弾性層も、例えば、樹脂材料、導電剤を含んで構成され、必要に応じて弾性層に潤滑性を発現させる潤滑性成分やその他の添加物を含有してもよい。
ここで、弾性層の硬度(デュロメータ硬さ)の調整は、例えば、樹脂材料種(その成分比)や添加剤(例えば導電剤や潤滑成分)などの添加量によって実現される。
弾性層を構成する樹脂材料としては、熱硬化性エラストマーが挙げられる。この熱硬化性エラストマーとしては、繰り返し単位中にウレタン結合やエステル結合を有する樹脂であればいかなるものも使用される。中でも、樹脂材料としては、弾性層の柔軟性という観点から、熱硬化性のポリウレタン樹脂が好ましい。
熱硬化性のポリウレタン樹脂としては、直鎖状のポリエステル、ポリエーテル、ポリエステルアミドなどのポリオールとジイソシアネートなどのイソシアネートとを、鎖延長剤、架橋剤と反応させて得られる。
弾性層を構成する導電剤としては電子伝導性を付与する導電剤やイオン伝導性を付与する導電剤が挙げられ、これらは1種類又は2種類以上を組み合わせて添加することが好適である。
電子伝導性系導電剤として、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウム、ニッケル、銅合金などの金属又は合金、酸化錫、酸化亜鉛、チタン酸カリム、酸化錫−酸化インジウム又は酸化錫−酸化アンチモン複合酸化物などの金属酸化物などが挙げられる。
イオン伝導性導電剤としては、スルホン酸塩やアンモニア塩など、また、カチオン系、アニオン系、ノニオン系などの各種の界面活性剤がある。さらには、導電性ポリマーをブレンドする方法があり、導電性ポリマーとしては、例えば、カルボキシル基に4級アンモニウム塩基を結合する(メタ)アクリレートとの各種(例えばスチレン)共重合体、4級アンモニウム塩基と結合するマレイミドとメタアクリレートとの共重合体等の4級アンモニウム塩基を結合するポリマー、ポリスルホン酸ナトリウムなどのスルホン酸のアルカリ金属塩を結合するポリマー、分子鎖中に少なくともアルキルオキシドの親水性ユニットを結合するポリマー、例えば、ポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール系ポリアミド共重合体、ポリエチレンオキド−エピクローラヒドリン共重合体ポリエーテルアミドイミド、ポリエーテルを主セグメントとするブロック型のポリマー、さらには、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリピローラ、ポリフェニレンビニレンなどをあげることができ、これらの導電性ポリーマーを脱ドープ状態、又はドープ状態で用いられる。上記、導電剤又は、導電性ポリマー又は、界面活性剤を1種又は2種以上を組み合わせてもよい。
導電剤としては、樹脂組成物中への分散性がよくベルトの抵抗バラツキが小さくなると共に、電界依存性も小さくなり、更に転写電圧による電界集中がおきずらくなることにより電気抵抗の経時での抵抗変化が低減することから、pH5以下の酸化処理カーボンブラックを使用することが好ましい。
導電剤の含有量は、樹脂材料100質量部に対して1.0質量部以上50質量部以下の範囲内であることが好ましく、1.0質量部以上40質量部以下の範囲内がより好ましく、1.0質量部以上35質量部以下の範囲内が特に好ましい。
弾性層を構成する潤滑性成分としては、特に限定されるものではないが、フッ素原子を含有する化合物が挙げられる。具体的には、潤滑成分としては、フッ素を末端にグラフト処理してなるモノマー(以下、潤滑性付与モノマーと称する。)、潤滑性フィラー(例えばフッ化系化合物や樹脂粉体など)が挙げられる。
ここで、潤滑性付与モノマーとしては、特に限定されるものではないが、フッ素を末端にグラフト処理してなるアクリルモノマー(綜研科学(株)ケミトリーLF−700)が挙げられる。
潤滑性付与モノマーの添加量は、樹脂材料100質量部に対して、10質量部以上60質量部以下であり、好ましくは、20質量部以上50質量部以下である。潤滑性付与モノマーの添加量の10質量部未満の場合には、潤滑性の効果が発現しない場合があり、60質量部以上添加した場合には、表面層を形成する熱硬化性エラストマーが、軟かくなり、前記したマイクロスリップの問題が発生する場合がある。
一方、潤滑性フィラーとしては、例えばポリフッ化ビニル,PVDF,テトラフルオロエチレン(TFE)樹脂,クロロトリフルオロエチレン(CTFE)樹脂,ETFE,CTFE−エチレン共重合体,PFA(TFE−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体),FEP(TFE−ヘキサフルオロプロピレン(HFP)共重合体),EPE(TFE−HFP−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等のフッ化系化合物の樹脂粉体の1種又は2種以上が用いられる。
上記フッ素樹脂は、その平均粒子径が1μm以下の粉末が好ましくは用いられる。平均粒子径が1μmより大きくなると、ベルト表面が荒れてくるため転写性が悪化するようになる。また、潤滑性フィラーの添加量は、樹脂材料100質量部に対して、5質量部以上80質量部以下であり、好ましくは、10質量部以上60質量部以下である。潤滑性フィラーの添加量が5質量部未満の場合には、潤滑性フィラーの効果が発現しない場合があり、80質量部以上添加した場合には、例えば、表面層を形成する熱硬化性エラストマーが硬くなり、色紙やエンボス加工等の表面に凹凸を付けた特殊な紙へ追従性が得られなくなる場合がある。
弾性層の表面粗さ(十点平均粗さ)Rzについては選定して差し支えないが、1.5μm以上9.0μm以下であることが好ましい。1.5μm未満であると、接触する像保持体などの部材と密着する懸念があり、9.0μmを超えると、画像材料であるトナー等が付着し、ハーフトーンむらなどの画質劣化を生ずる懸念がある。
なお、表面粗さ(十点平均粗さ)Rzは、表面粗さ形状測定器(東京精密製サーフコム(株)1400Aシリーズ)を用い、JISB0601(1994)に準じて測定した。詳しくは測定長さ2.5mm、カットオフ波長0.8mm、測定速度0.60mm/sの条件で測定した。
次に、基材について説明する。基材は、例えば、樹脂材料と、導電剤を含んで構成される。導電剤としては、弾性層を構成するものと同様である。
基材を構成する樹脂材料としては、ヤング率が1000MPa以上、より好ましくは1500MPa以上、さらに好ましくは2000MPa以上の樹脂材料を使用し、機械特性を満足させることが好適である。ヤング率が1000MPa以上の樹脂材料を基材の材料として用いると、ベルト駆動時の外乱(負荷変動)によるベルトの変位量が少なくなり、駆動時の応力に対するベルト変形が小さくなり、良好な画質が得られる。また、製造上ヤング率の上限は8000MPa程度である。この構成により、ベルトは、より効果的に単一の材料構成では得られない、可とう性と剛性とのバランスが満足される。
基材を構成する樹脂材料として具体的には、例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、フッ素系樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂等が挙げられる。これらは単独で、又は2種以上併せて用いられる。これらの中でも、樹脂材料としては、強度と屈曲疲労性の両面に優れている点で、ポリイミド樹脂が好適に用いられる。
ここで、ポリイミド樹脂としては、例えば芳香族テトラカルボン酸成分と、芳香族ジアミン成分とを有機極性溶媒中で反応させて得られるものが挙げられる。
芳香族テトラカルボン酸成分としては、ピロメリット酸、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸、ナフタレン−2,3,6,7−テトラカルボン酸、2,3,5,6−ビフェニルテトラカルボン酸、2,2’,3,3’−ビフェニルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルエ−テルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−アゾベンゼンテトラカルボン酸ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン、β,β−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン、β,β−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフオロプロパン等があり、これらのテトラカルボン酸類の混合物でもよい。
また、芳香族ジアミン成分としては、特に制限はなく、m−フェニルジアミン、p−フェニルジアミン、2,4−ジアミノトルエン、2,6−ジアミノトルエン、2,4−ジアミノクロロベンゼン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、1,4−ジアミノナフタレン、1,5−ジアミノナフタレン、2,6−ジアミノナフタレン、2,4’−ジアミノナフタレビフェニル、ベンジジン、3,3−ジメチルベンジジン、3,3’−ジメトキシベンジジン、3,4’−ジアミノジフェニルエ−テル、4,4’−ジアミノジフェニルエ−テル(オキシ−p,p’−ジアニリン;ODA)、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノフェニルスルホン、4,4’−ジアミノアゾベンゼン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、β,β−ビス(4−アミンフェニル)プロパン等が挙げられる。
また、有機極性溶媒としては、例えば、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルトリアミド等が挙げられる。これらの有機極性溶媒には、必要に応じて、クレゾ−ル、フェノ−ル、キシレノ−ル等のフェノ−ル類、ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類を混合してもよい。これらの溶剤も、単独で、又は2種類以上の混合物として用いられる。
次に、中間転写ベルトの特性について説明する。
本実施形態に係る中間転写ベルト(これを構成する基材及び弾性層)の体積抵抗率は、いずれも1×10Ωcm以上1×1013Ωcm以下であることが好ましく、より好ましくは1×10Ωcm以上1×1012Ωcm以下である。
この体積抵抗率が1×10Ωcm以上1×1013Ωcm以下であれば、トナー同士の静電的反発力や画像エッジのフリンジ電界の力によって、画像の周囲にトナーが飛散してしまう(ブラー)問題が発生することが少なくなる。
ここで、体積抵抗率は、円形電極(例えば、(株)ダイヤインスツルメント製ハイレスタUPMCP−450型URプローブ)を用い、JIS K 6911(1995)に従って測定する。前記体積抵抗率の測定方法を、図を用いて説明する。
図2は、円形電極の一例を示す概略平面図(A)及び概略断面図(B)である。図2に示すように円形電極は、第一電圧印加電極A’と第二電圧印加電極B’とを備える。第一電圧印加電極A’は、円柱状電極部C’と、該円柱状電極部C’の外径よりも大きい内径を有し、且つ円柱状電極部C’を一定の間隔で囲む円筒状のリング状電極部D’とを備える。
第一電圧印加電極A’における円柱状電極部C’及びリング状電極部D’と第二電圧印加電極B’との間にベルト10を挟持し、第一電圧印加電極A’における円柱状電極部C’と第二電圧印加電極B’との間に電圧V(V)を印加したときに流れる電流I(A)を測定し、下記式により、ベルト10の体積抵抗率ρv(Ωcm)を算出する。ここで、下記式中、t(cm)は、ベルト10の厚さを示す。
式:ρv=19.6×(V/I)×t
本実施形態に係る中間転写ベルト全体の厚みは、厚くなると、駆動系ローラなどのベルト屈曲部でのベルトの外側表面の変形量が大きくなり、良好な画質が得られない場合がある。また、ベルトの外側と内側との変形量が大きくなり、局部的な繰り返し応力のためにベルトが破断するなどの問題が生じる場合がある。本実施形態に係る中間転写ベルトの厚みは、総厚みで0.05mm以上0.5mm以下であることが好ましく、0.1mm以上0.4mm以下であることがより好ましく、0.15mm以上0.3mm以下であることが更に好ましい。
この厚みが0.05mm未満の場合には、ベルトテンションによって、ベルト周長さが変化するなどの問題が生じる場合がある。また、ベルトの厚みが0.5mmを超える場合には、ローラ屈曲部でのベルト表面の変形が大きくなるために表面にクラックがはいるなどの問題が生じる場合がある。
一方で、弾性層の厚みは、中間転写ベルトの総厚みの10%以上90%以下であることが好ましく、30%以上70%以下であることがより好ましい。上記範囲であると、前記基材の樹脂組成物に影響されずに、中間転写ベルト上のトナーに集中していた押圧力は分散される。このためトナーは凝集せず、色紙やエンボス加工等の表面に凹凸を付けた特殊な紙への追従性がよくなるので、色紙やエンボス加工等の表面に凹凸を付けた特殊な紙トナーの転写性が改善される。また、前記の樹脂材料のヤング率が1000MPa以上と高ヤングである場合には、ベルトとしての機械特性も満足される。
本実施形態に係る中間転写ベルトは、押出成型法によって各層をシート形状に成形してから、金属芯体に積層して加熱処理することで製造してもよいし、基材をベルト形状に形成して、金属芯体に積層してその上に弾性層を形成して製造してもよし、弾性層と基材を積層しながら同時成型して製造してもよい。
[画像形成装置]
図3は、実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。図4は、他の実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
本実施形態に係る画像形成装置は、ドラム状の感光体等の像保持体上に保持されたトナー像を中間転写体に順次一次転写を繰り返すカラー画像形成装置である。また、本発明の画像形成装置の第2の態様は、各色毎の現像器を備えた複数の像保持体を中間転写体上に直列に配置したタンデム型カラー画像形成装置である。
本実施形態に係る画像形成装置は、図3に示すように、像保持体としてのドラム状の感光体21、中間転写体としての中間転写ベルト22、転写電極である二次転写ローラ23(第二転写手段)、転写媒体である記録媒体を供給する記録媒体収納部24、Bk(ブラック)トナーによる現像器25、Y(イエロー)トナーによる現像器26、M(マゼンタ)トナーによる現像器27、C(シアン)トナーによる現像器28、中間転写体クリーナー29、剥離爪33、ベルトローラ41、43及び44、バックアップローラ42、一次転写ローラ45(第一転写手段)、電極ローラ46、クリーニングブレード51、記録媒体61、取り出しローラ62、並びに送り出しローラ63を有してなる。
感光体21は矢印A方向に回転し、図示しない帯電装置でその表面が帯電される。帯電された感光体21にレーザー書込み装置等の画像書き込み手段により第一色(例えば、Bk)の静電潜像が形成される。この静電潜像はブラック現像器25によってトナー現像されて可視化されたトナー像Tが形成される。トナー像Tは、感光体21の回転で一次転写ローラ45(第一転写手段)が配置された一次転写部に到り、一次転写ローラ45からトナー像Tに逆極性の電界を作用させることにより、前記トナー像Tは、静電的に中間転写ベルト22に吸着されつつ中間転写ベルト22の矢印B方向の回転で一次転写される。
以下、同様にして第2色のトナー像、第3色のトナー像、第4色のトナー像が順次形成され、中間転写ベルト22において重ね合わされ、多重トナー像が形成される。
中間転写ベルト22に転写された多重トナー像は、中間転写ベルト22の回転で二次転写ローラ23(第二転写手段)が設置された二次転写部に到る。二次転写部は、中間転写ベルト22のトナー像が保持された表面側に設置された二次転写ローラ23と該中間転写ベルト22の裏側から二次転写ローラ23に対向するように配置されたバックアップローラ42及びこのバックアップローラ42に圧接して回転する電極ローラ46から構成される。
記録媒体61は、記録媒体収納部24に収容された記録媒体束から取り出しローラ62で一枚ずつ取り出され、送り出しローラ63で二次転写部の中間転写ベルト22と二次転写ローラ23との間に所定のタイミングで給送される。給送された記録媒体61は、二次転写ローラ23及びバックアップローラ42による圧接搬送と中間転写ベルト22の回転により、該中間転写ベルト22に保持されたトナー像が転写される。
トナー像が転写された記録媒体61は、最終トナー像の一次転写終了まで退避位置にある剥離爪33を作動せることにより中間転写ベルト22から剥離され、図示しない定着装置に搬送され、加圧/加熱処理でトナー像を固定して永久画像とされる。尚、多重トナー像の記録媒体61への転写の終了した中間転写ベルト22は、二次転写部の下流に設けた中間転写体クリーナー29で残留トナーの除去が行われて次の転写に備える。また、二次転写ローラ23は、ポリウレタン等からなるクリーニングブレード51が接するように取り付けられており、転写で付着したトナー粒子や紙紛等の異物が除去される。
単色画像の転写の場合、一次転写されたトナー像Tを二次転写して定着装置に搬送するが、複数色の重ね合わせによる多色画像の転写の場合、各色のトナー像が一次転写部で正確に一致するように中間転写ベルト22と感光体21との回転を同期させて各色のトナー像がずれないようにする。前記二次転写部では、二次転写ローラ23と中間転写ベルト22を介して対向配置したバックアップローラ42に圧接した電極ローラ46に、トナー像の極性と同極性の出圧(転写電圧)を印加することで、該トナー像を記録媒体61に静電反発で転写する。
ここで、本実施形態に係る画像形成装置は、上記本実施形態に係る中間転写ベルトを備えた装置であるが、次の条件を満たすことがよい。
まず、中間転写ベルト10(22:中間転写体)の幅をL1、記録媒体走行領域となる領域に設けられる第1弾性層14Aの幅をL1a、記録媒体非走行領域となる領域に設けられる第2弾性層14Bの幅をL1b、感光体21(像保持体)の幅をL0、及び感光体に設けられる感光層21Aの幅をL0aとしたとき、下記式(1)乃至(3)の関係を満たすことよい(図5参照)。
式(1): L1≧L1a+2×L1b
式(2): L0≧L1
式(3):L0a≧L1a
上記条件を満たす構成とすることで、中間転写ベルト10と像保持体とが圧接されてミップを形成するとき、中間転写ベルト10における第1弾性層14Aよりも硬度が高い第2弾性層14Bにより、確実に感光体21(筒状芯体21B外周面に設けれた感光層21A)が支持されることから、第2弾性層14Bよりも硬度が低い第1弾性層14Aへ像保持体による圧力が掛かり難くなる。このため、各部材幅を考慮しない場合に比べ、記録媒体走行領域となる領域、つまり像保持体からトナー像が転写される領域に設けれた第1弾性層14Aの変形が抑制される。したがって、弾性層の変形に起因する、転写されるトナー像のずれが抑制される。結果、色ずれ(カラーレジ)などの画像ずれが抑制された画像が得られる。
また、中間転写ベルト10の幅をL1、記録媒体走行領域となる領域に設けられる第1弾性層14Aの幅をL1a、一次転写ローラ45(一次転写手段:ローラのゴム層45A)の幅をL2、二次転写ローラ23(二次転写手段:ローラのゴム層23A)の幅をL3、記録媒体61の幅をL4としたとき、下記式(4)乃至式(7)の関係を満たすこともよい(図5参照)。
式(4):L1≧L2
式(5):L2≧L1a
式(6):L1a≧L3
式(7):L3≧L4
上記条件を満たす構成とすることで、中間転写ベルト10における第1弾性層14Aよりも硬度が高い第2弾性層14Bを配設した領域の基材12内側に接触して支持されることから、第2弾性層14Bよりも硬度が低い第1弾性層14Aへ像保持体による圧力が掛かり難くなる。一方で、二次転写ローラは、第2弾性層14Bのみに接触することになることから、トナー像を記録媒体に転写するとき、即ち二次転写時では記録媒体走行領域となる領域(像保持体からトナー像が転写される領域)に設けられた第1弾性層14Aの変形が記録媒体の厚みや凹凸(レザックスで例えば80μmの段差)に追随しやすくなる。各部材幅を考慮しない場合に比べ、トナー像の中間転写体への一次転写効率と共に、トナー像の記録媒体への二次転写効率の悪化が抑制される。
なお、上記中間転写ベルト(中間転写体)、その第1弾性層及び第2弾性層の幅とは、中間転写ベルト10の軸方向に沿った長さを示す。また、感光体21(像保持体)、及びその感光層の幅とは、感光体21の軸方向に沿った長さを示す。また、一次転写ローラ(一次転写手段)及び二次転写ローラ(二次転写手段)の幅とは、ローラの軸方向に沿った、ローラを構成するゴム層の長さを示す。また、記録媒体の幅とは、記録媒体搬送方向に対する直交方向に沿った長さを示す。
一方、他の実施形態に係る画像形成装置は、例えば、4色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)の現像器85を備えた各色毎の感光体79が中間転写体(中間転写ベルト)86に配置したタンデム式カラー画像形成装置である。
他の実施形態に係る画像形成装置は、図4に示すように、4つのトナーカートリッジ71、1対の定着ローラ72、バックアップローラ73、支持ローラ74、二次転写ローラ75、用紙経路76、記録媒体収納部77、レーザー発生装置78、4つの感光体79、4つの一次転写ローラ80、駆動ローラ81、転写クリーナー82、4つの帯電ローラ83、感光体クリーナー84、現像器85、中間転写ベルト86等を主用な構成部材として含んでなる。
感光体79の周囲には、反時計回りに帯電ローラ83、現像器85、中間転写ベルト86を介して配置された一次転写ローラ80、感光体クリーナー84が配置され、これら1組の部材が、1つの色に対応した現像ユニットを形成している。また、この現像ユニット毎に、現像器85に現像剤を補充するトナーカートリッジ71がそれぞれ設けられており、各現像ユニットの感光体79に対して、帯電ローラ83と現像器85との間の感光体79表面に画像情報に応じたレーザー光を照射するレーザー発生装置78が設けられている。
4つの色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に対応した4つの現像ユニットは、画像形成装置内において水平方向に直列に配置されており、4つの現像ユニットの感光体79と一次転写ローラ80との接触部分を挿通するように中間転写ベルト86が設けられている。中間転写ベルト86は、その内周側に以下の順序で反時計回りに設けられた、バックアップローラ73、支持ローラ74、及び駆動ローラ81により張架されている。また、中間転写ベルト86を介して駆動ローラ81の反対側には中間転写ベルト86の外周面をクリーニングする転写クリーナー82が駆動ローラ81に対して圧接するように設けられている。
また、中間転写ベルト86を介してバックアップローラ73の反対側には記録媒体収納部77から用紙経路76を経由して搬送される記録媒体の表面に、中間転写ベルト86の外周面に形成されたトナー像を転写するための二次転写ローラ75が、バックアップローラ73に対して圧接するように設けられている。
また、画像形成装置の底部には記録媒体をストックする記録媒体収納部77が設けられ、記録媒体収納部77から用紙経路76を経由して二次転写部を構成するバックアップローラ73と二次転写ローラ75との圧接部を通過するように供給する。この圧接部を通過した記録媒体は更に1対の定着ローラ72の圧接部を挿通するように不図示の搬送手段により搬送され、最終的に画像形成装置外へと排出される。
他の実施形態に係る画像形成装置では、トナー像の形成は各現像ユニット毎に行なわれ、帯電ローラ83により反時計方向に回転する感光体79表面を帯電した後に、レーザー発生装置78(露光装置)により帯電された感光体79表面に潜像を形成し、次に、この潜像を現像器85から供給される現像剤により現像してトナー像を形成し、一次転写ローラ80と感光体79との圧接部に運ばれたトナー像を矢印A方向に回転する中間転写ベルト86の外周面に転写する。なお、トナー像を転写した後の感光体79は、その表面に付着したトナーやゴミ等が感光体クリーナー84によりクリーニングされ、次のトナー像の形成に備える。
各色の現像ユニット毎に現像されたトナー像は、画像情報に対応するように中間転写ベルト86の外周面上に順次重ね合わされた状態で、二次転写部に運ばれ二次転写ローラ75により、記録媒体収納部77から用紙経路76を経由して搬送されてきた記録媒体表面に転写される。トナー像が転写された記録媒体は、更に定着部を構成する1対の定着ローラ72の圧接部を通過する際に加圧加熱されることにより定着され、記録媒体表面に画像が形成された後、画像形成装置外へと排出される。
なお、上記実施形態に係る画像形成装置の構成は、上記に限られず、中間転写体方式の画像形成装置であれば、特に限定されるものではない。例えば、現像装置内に単色のトナーのみを収容する通常のモノカラーの画像形成装置や、ドラム状の感光体等の像保持体上に保持されたトナー像を中間転写体に順次一次転写を繰り返すカラー画像形成装置、各色毎の現像器を備えた複数の像保持体を中間転写体上に直列に配置したタンデム型カラー画像形成装置等のいずれでもよい。
以下に、本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
<基材(A)>
(ポリアミド酸溶液(A)の調製)
テトラカルボン酸二無水物として、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)と、ピロメリット酸二無水物(PMDA)との2:1の質量比率で混合した混合物100質量部と、ジアミン成分として、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(DDE)を134.3質量部とを、10℃に保持したN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液中で反応させ、固形分20質量%のNMP溶液を作製した。さらにこの溶液に、乾燥した酸化処理カーボンブラック(SPECIAL BLACK4(Degussa社製、pH3.0、揮発分:14.0%)をポリアミド酸樹脂固形分100質量部に対して24質量部になるよう添加して、衝突型分散機(シーナス製GeanusPY)を用い、圧力を200MPaに設定し、2分割後に1.4mmの最小面積で衝突させ、再度2分割する経路を5回通過させて混合し、ポリアミド酸溶液(A)を調製した。
(基材(A)の作製)
前述のポリアミド酸溶液(A)を、内径168.2mm、長さ500mmの円筒状金型内面にディスペンサーを介して0.4mmに塗布し、1500rpmで15分間回転させてた後、250rpmで回転させながら、金型の外側より60℃の熱風を30分間当て、次に150℃で60分間加熱して、溶媒の除去を行った。その後円筒状金型を室温(25℃)に戻し、円筒状金型からポリアミド酸成形品を剥がして外径168mm、長さ500mmの金属芯体に被覆した。これを毎分2℃の昇温速度で360℃まで昇温し、更に360℃で30分加熱してイミド転化反応を完結させた。その後室温(25℃)に戻し、金属芯体から樹脂を剥離し、目的とする基材(A)を作製した。
得られた基材(A)の厚みは、0.08mmであった。また、この基材のヤング率は2500MPaであり、体積抵抗率は5×1010Ωcmであった。
−ヤング率−
基材のヤング率は、JIS K 7127に準拠し、アイコーエンジニアリング社製FA1015Aを用いて測定した。測定は、基材を5mm×40mmに切断したものをサンプルとして用いて試験スピード50mm/minの条件により引張試験を行い、得られた応力・歪曲線の初期ひずみ領域の曲線に接線を引き、その傾きより求めた。
−体積抵抗率−
体積抵抗率の計測は、前述のように、図2に示す円形電極((株)ダイヤインスツルメント製ハイレスタUPMCP−450型URプローブを用い、J22℃/55%RH環境下にて、第一電圧印加電極A’における円柱状電極部C’と第二電圧印加電極B’との間に電圧100(V)を印加し、10秒後の電流値より求めた。
<弾性層材料>
(弾性層材料(A)の調製)
イソシアネートプレポリマー(MC−B86:日本ポリウレタン工業(株)製)100質量部、ポリオール(ON−D55日本ポリウレタン工業(株)製)277質量部、導電剤として、カーボンブラック(プリンテックス140U(pH4.5%):デグサ・ジャパン社製)20質量部を、ボールミルにより1時間混合して弾性層材料(A)を調製した。この弾性層材料により形成される弾性層の体積抵抗率は2×1011Ωcmであった。弾性層材料により形成される弾性層のデュロメータ硬さはA30であった。また、弾性層材料により形成される弾性層の硬化条件は、80℃、3時間である。
−デュロメータ硬さ−
弾性層材料により形成される弾性層のデュロメータ硬さは、JIS K 6253に準拠し、弾性層材料により形成される弾性層のみを積層して6mmの厚みとして、デュロメータータイプA(高分子計器株式会社製:ASKER A型)を用いて標準硬さを測定した。
(弾性層材料(B)の調製)
弾性層材料(A)の調製において、潤滑性成分として、体積平均粒子径 0.2μmのフッ素樹脂粉末(ルブロンL−5:ダイキン工業(株)製)30質量部を添加して、弾性層材料(A)と同様にして、弾性層材料(B)を調製した。弾性層材料により形成される弾性層の体積抵抗率は1×1012Ωcmであった。弾性層材料により形成される弾性層のデュロメータ硬さはA40であった。
なお、潤滑性成分の体積平均粒径は、レーザー回析式粒度分布測定装置(LA−700:堀場製作所(株)製)を用いて測定した。測定法としては分散液となっている状態の試料を固形分で2gになるように調整し、これにイオン交換水を添加して40mlにした。これをセルに適当な濃度になるまで投入し、2分待って、セル内の濃度が安定したところで測定した。得られたチャンネルごとの体積平均粒径を、体積平均粒径の小さい方から累積し、累積50%になったところを体積平均粒径とした。
(弾性層材料(C)の調製)
イソシアネートプレポリマー(MC−B86:日本ポリウレタン工業(株)製)100質量部、ポリオール(ON−D57日本ポリウレタン工業(株)製)65質量部、導電剤として、カーボンブラック(プリンテックス140U(pH4.5%):デグサ・ジャパン社製)20質量部を、ボールミルにより1時間混合して弾性層材料(C)を調製した。この弾性層材料により形成される弾性層の体積抵抗率は2×1011Ωcmであった。弾性層材料により形成される弾性層のデュロメータ硬さはA60であった。また、弾性層材料により形成される弾性層の硬化条件は、80℃、3時間である。
(弾性層材料(D)の調製)
イソシアネートプレポリマー(コロネート4360:日本ポリウレタン工業(株)製)100質量部、ポリオール(ニッポラン4038:日本ポリウレタン工業(株)製)80質量部、導電剤として、カーボンブラック(プリンテックス140U(pH4.5%):デグサ・ジャパン社製)22質量部とをボールミルにより1時間混合して、弾性層材料(D)を調製した。この弾性層材料により形成される弾性層の体積抵抗率は1×1011Ωcmであった。弾性層材料により形成される弾性層のデュロメータ硬さはA76であった。また、弾性層材料により形成される弾性層の硬化条件は、120℃、3時間である。
(弾性層材料(E)の調製)
イソシアネートプレポリマー(コロネート4370:日本ポリウレタン工業(株)製)100質量部、ポリオール(ニッポラン4378:日本ポリウレタン工業(株)製)80質量部、導電剤として、カーボンブラック(プリンテックス140U(pH4.5%):デグサ・ジャパン社製)22質量部とをボールミルにより1時間混合して、弾性層材料(E)を調製した。この弾性層材料により形成される弾性層の体積抵抗率は1×1011Ωcmであった。弾性層材料により形成される弾性層のデュロメータ硬さはA80であった。また、弾性層材料により形成される弾性層の硬化条件は、70℃、3時間である。
(弾性層材料(F)の調製)
イソシアネートプレポリマー(コロネート4370:日本ポリウレタン工業(株)製)100質量部、ポリオール(ニッポラン4378:日本ポリウレタン工業(株)製)70質量部、導電剤として、カーボンブラック(プリンテックス140U(pH4.5%):デグサ・ジャパン社製)22質量部とをボールミルにより1時間混合して、弾性層材料(F)を調製した。この弾性層材料により形成される弾性層の体積抵抗率は1×1011Ωcmであった。弾性層材料により形成される弾性層のデュロメータ硬さはA90であった。また、弾性層材料により形成される弾性層の硬化条件は、70℃、3時間である。
<実施例1>
外径168mm、長さ500mmの円筒状金型に前述の基材(A)を被覆し、その外側表面の端部10mmを除いて、弾性層材料(A)の塗液を塗布した。次に金型を加熱炉中で回転させながら、温度80℃の条件で120分間加熱処理して弾性層材料(A)を硬化させた。これにより第1弾性層を形成した。加熱処理を終えた後、炉内を常温常圧(25℃、760mmHg)に戻し、金型を取り出した。その外側表面の幅方向両端部10mmに、弾性層材料(E)の塗液を塗布した。次に金型を加熱炉中で回転させながら、温度70℃の条件で180分間加熱処理して弾性層材料(E)を硬化させた。これにより第2弾性層を形成した。加熱処理を終えた後、炉内を常温常圧(25℃、760mmHg)に戻し、金型を取り出した。金型から樹脂を取り外し、フッ素樹脂系の離型層を塗布して、内径168mm、幅350mm、厚さ0.38mmの半導電性ベルトを得た。このベルトの各層の厚みは、弾性層3mm、基材0.08mmであった。また、ベルトの第1弾性層幅は330mmであり、第2弾性層幅は10mmであった。
(評価)
得られた半導電性ベルトを中間転写ベルトとして富士ゼロックス(株)Docu Color1255CPに装着して改造し、転写画質(「ブラー(トナーの飛び散り)」、「「ホロキャラクター(ライン画像が中抜けする画質欠陥)」、「カラーレジ(色ズレ)」)、エンボス紙走行性、一次転写効率及び二次転写効率を評価した、これらの結果を表1及び表2に示す。
−ブラー評価−
ブラーの発生状況について、以下の基準により評価した。
○:ブラーの発生は、わずかであり、画質上での問題なし
△:ブラーの発生があるが、画質上での問題は少ない
×:ブラーの発生があり、画質上での問題あり
−ホロキャラクター評価−
ホロキャラクターの発生状況について、以下の基準により評価した。
○:画質上の問題なし
△:発生がわずかであり、画質上の問題は少ない
×:画質上の問題あり
−カラーレジ評価−
カラーレジの発生状況について、以下の基準により評価した。
○:画質上の問題なし
△:発生がわずかであり、画質上での問題は少ない
×:画質上の問題あり
−エンボス紙を走行−
段差80μmのエンボス紙を走行して、マゼンタ30%のハーフトーンをコピーした時の画質評価を行い、以下の基準により評価した。
○:連続1000枚走行テストで画質上問題
△:連続1000枚走行テストで画質上大きな問題なし
×:画質上の問題あり
−一次転写効率−
一次転写効率は、マゼンタ100%の10×10mmのソリッド画像を形成して、「一次転写効率(%)=一次転写後のベルト上のトナー量(mg)/転写前の感光体上のトナー量(mg))×100」より求め、以下の基準により評価した。
○:転写効率:95%以上
△:転写効率:90%以上95%未満
×:転写効率:90%未満
−二次転写効率−
二次転写効率は、マゼンタ100%の10×10mmのソリッドを形成して、「一次転写効率(%)={一次転写後のベルト上のトナー量(mg)―二次転写後のベルト上のトナー量(mg)}/一次転写後のベルト上のトナー量(mg)×100」より求め、以下の基準により評価した。
○:転写効率:95%以上
△:転写効率:90%以上95%未満
×:転写効率:90%未満
−総合評価−
総合評価は、以下を基準に判定した。
上記6つの評価項目で、○を3ポイント、△を2ポイント、×を1ポイントとして合計したとき、
○:18ポイント、
△:17ポイント、
×:16ポイント以下、
とする評価基準で判定した。
<実施例2>
実施例1において、弾性層材料(A)を弾性材料(B)に変え、フッ素樹脂系の離型層を塗布しない以外は、実施例1と同じ手順で実施例2の半導電性ベルトを得た。そして、実施例1と同様にして評価した。
<実施例3>
実施例1において、弾性層材料(A)を弾性材料(C)に変えた以外は、実施例1と同じ手順で実施例3の半導電性ベルトを得た。そして、実施例1と同様にして評価した。
<実施例4>
実施例3において、弾性層材料(A)と弾性材料(C)の厚みを5mmに変えた以外は、実施例3と同じ手順で実施例4の半導電性ベルトを得た。そして、実施例1と同様にして評価した。
<実施例5>
実施例3において、弾性層材料(E)を弾性材料(F)に変え、弾性材料(F)の幅を15mmとして、硬化時間を70℃、3時間とした以外は、実施例3と同じ手順で実施例5の半導電性ベルトを得た。ベルトの第1弾性層幅は320mmであり、第2弾性層幅は15mmであった。そして、実施例1と同様にして評価した。但し、画像形成装置には幅330mmの一次転写ローラを装着して(L1a<L2)にて評価した。
<実施例6>
実施例5と同じ半導電性ベルトを用いて、画像形成装置に幅330mmの二次転写ローラを装着し以外は(L1a<L3)、実施例1と同様にして評価した。
<比較例1>
弾性層なしの基材(A)のみの半導電性ベルトとした。そして、実施例1と同様にして評価した。
<比較例2>
外径168mm、長さ500mmの円筒状金型に前述の基材(A)を被覆し、その外側表面に弾性層材料(A)の塗液を均一に塗布した。次に金型を加熱炉中で回転させながら、温度80℃の条件で120分間加熱処理して弾性層材料(A)を硬化させた。加熱処理を終えた後、炉内を常温常圧に戻し、金型を取り出した。金型から樹脂を取り外し、フッ素樹脂系の離型層を塗布して、内径168mm、幅350mm、厚さ0.08mmの半導電性ベルトを得た。そして、実施例1と同様にして評価した。
<比較例3>
外径168mm、長さ500mmの円筒状金型に前述の基材(A)を被覆し、その外側表面に弾性層材料(D)の塗液を均一に塗布した。次に金型を加熱炉中で回転させながら、温度120℃の条件で180分間加熱処理して弾性層材料(D)を硬化させた。加熱処理を終えた後、炉内を常温常圧(25℃、760mmHg)に戻し、金型を取り出した。金型から樹脂を取り外し、フッ素樹脂系の離型層を塗布して、内径168mm、幅350mm、厚さ0.38mmの半導電性ベルトを得た。そして、実施例1と同様にして評価した。
<比較例4>
外径168mm、長さ500mmの円筒状金型に前述の基材(A)を被覆し、その外側表面に弾性層材料(F)の塗液を塗布した。次に金型を加熱炉中で回転させながら、温度70℃の条件で180分間加熱処理して弾性層材料(D)を硬化させた。加熱処理を終えた後、炉内を常温常圧(25℃、760mmHg)に戻し、金型を取り出した。金型から樹脂を取り外し、フッ素樹脂系の離型層を塗布して、内径168mm、幅350mm、厚さ0.38mmの半導電性ベルトを得た。そして、実施例1と同様にして評価した。
Figure 2010127990
Figure 2010127990
表1及び表2の結果から、本実施例1乃至6では、画質欠陥がなく、優れた画質を長期にわたり安定して得ることができた。一方、比較例1は、弾性層がないため、転写画質(ホロキャラクター)が悪化しており、エンボス紙適性が全くなかった。比較例2は、エンボス紙適性はあるが、マイクロスリップの発生により、一次転写での転写効率が悪く、カラーレジは悪化した。比較例3及び比較例4は、カラーレジが良好であるが、エンボス紙適性が低く、二次転写での転写効率が悪化した。
実施形態に係る中間転写ベルト(中間転写体)を示す概略構成図である。 円形電極の一例を示す概略平面図(A)及び概略断面図(B)である。 実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 他の実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 中間転写ベルト、感光体、一次転写ローラ、二次転写ローラ、及び記録媒体の幅の関係を示す模式図である。
符号の説明
10 中間転写ベルト
12 基材
14 弾性層
14A 第1弾性層
14B 第2弾性層
21 感光体(像保持体)
22 中間転写ベルト(中間転写体)
23 二次転写ローラ(第二転写手段)
24 記録媒体収納部
25 ブラック現像器
26 イエロー現像器
27 マゼンタ現像器
28 シアン現像器
29 中間転写体クリーナー
33 剥離爪
41 ベルトローラ
42 バックアップローラ
43 ベルトローラ
44 ベルトローラ
45 一次転写ローラ(第一転写手段)
46 電極ローラ
51 クリーニングブレード
61 記録紙
62 取り出しローラ
63 送り出しローラ
71 トナーカートリッジ
72 定着ローラ
73 バックアップローラ
74 支持ローラ
75 二次転写ローラ
76 用紙経路
77 用紙トレイ
78 レーザー発生装置
79 感光体
80 一次転写ローラ
81 駆動ローラ
82 転写クリーナー
83 帯電ローラ
84 感光体クリーナー
85 現像器
86 中間転写ベルト

Claims (4)

  1. 基材と、
    前記基材上の記録媒体走行領域となる領域に設けられる第1弾性層と、
    前記基材上の記録媒体非走行領域となる領域に設けられ、前記第1弾性層よりも硬度が高い第2弾性層と、
    を備えることを特徴とする中間転写体。
  2. 感光層を有する像保持体と、
    前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
    前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
    前記潜像をトナー像として現像する現像手段と、
    前記トナー像が転写される、請求項1に記載の中間転写体と、
    前記トナー像を前記中間転写体に転写する一次転写手段と、
    前記中間転写体に転写された前記トナー像を記録媒体に転写する二次転写手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記中間転写体の幅をL1、前記記録媒体走行領域となる領域に設けられる第1弾性層の幅をL1a、前記記録媒体非走行領域となる領域に設けられる第2弾性層の幅をL1b、前記像保持体の幅をL0、及び前記感光層の幅をL0aとしたとき、下記式(1)乃至(3)の関係を満たすことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
    式(1): L1≧L1a+2×L1b
    式(2): L0≧L1
    式(3):L0a≧L1a
  4. 前記中間転写体の幅をL1、前記記録媒体走行領域となる領域に設けられる第1弾性層の幅をL1a、前記一次転写手段の幅をL2、前記転写手段の幅をL3、前記記録媒体の幅をL4としたとき、下記式(4)乃至式(7)の関係を満たすことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
    式(4):L1≧L2
    式(5):L2≧L1a
    式(6):L1a≧L3
    式(7):L3≧L4
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