JP2010127658A - エンコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】エンコーダにおいて、光学式センサを用いた簡素な構成でも高分解能を有する位置検出を行うことができるようにする。
【解決手段】光源部と、この光源部の光軸に交差する移動方向Mに沿って相対移動可能に設けられ、移動方向Mに沿って開口幅および遮光幅が等しいスリットパターンからなる周期的な光透過部11bを有するスケール部材11と、スケール部材11を挟んで光源部に対向する位置において、受光素子12A、12Bが、それぞれの中心O、Oを移動方向Mに開口幅の半分の距離だけずらして配置され、移動方向Mに沿って開口幅以下の受光幅を有するとともにそれぞれの受光領域が移動方向Mに沿う隙間がない状態で移動方向Mに直交する方向に並列配置された受光側基板12bとを備えるエンコーダを用いる。
【選択図】図11

Description

本発明はエンコーダに関する。例えば、ビデオカメラ、デジタルスチールカメラ(DSC)、携帯電話等に搭載される撮像装置のフォーカス調整機構やズーム移動機構、あるいはリニアアクチュエータなどに好適に用いることができる光学式のエンコーダに関する。
従来、撮像装置のフォーカス調整機構やズーム移動機構、あるいはリニアアクチュエータなど高分解能で位置検出を行うリニアエンコーダでは、一定ピッチで多極着磁されたマグネットに対向させて、磁気センサを配置した磁気式のエンコーダが用いられることが多い。
例えば、特許文献1には、磁気センサとして磁気抵抗素子(MR素子)を用いた位置検出装置が記載されている。この位置検出器では、MR素子とマグネットとが相対移動すると、MR素子から互いに位相が90°ずれた正弦波状のA相信号およびB相信号が出力され、これらA相信号、B相信号と、A相信号、B相信号の振幅をそれぞれ反転させた信号とからなる4つの信号から略三角波状の信号を生成して位置検出に用いている。
また、一方、光学式のエンコーダでは、光源に対向させて、複数の受光素子を離間して配置し、光源と受光素子との間に周期的な光透過部を有するスリットを有するスケールを移動可能に設けることで、複数の受光素子で生成される位相差を有するパルス信号によって、位置検出を行っている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開2006−162411号公報 特開2007−93332号公報 特開2001−183177号公報
しかしながら、上記のような従来のエンコーダでは、以下のような問題がある。
特許文献1に記載の技術では、MR素子の感度が、マグネットとの距離に敏感であるため、マグネットとMR素子との距離が変化すると信号出力が大きく変化して、良好な位置検出精度が得られなくなる。そのため、MR素子とマグネットとの間のギャップを正確に管理する必要があり、製造に手間がかかり、製造コストが増大してしまうという問題がある。また、MR素子やマグネットは、例えば光学式センサや光学式センサの光を遮る遮光部材などに比べて高価であるため、部品コストも増大してしまうという問題がある。
また、特許文献2、3に記載の技術では、光学式センサを用いるため安価な構成とすることができるものの、位置検出分解能が信号のパルス幅で決まってしまうため、磁気センサを用いる場合に比べて位置検出の分解能が低くなってしまうという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、光学式センサを用いた簡素な構成でも高分解能を有する位置検出を行うことができるエンコーダを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のエンコーダは、光源部と、該光源部の光軸に交差する移動方向に沿って相対移動可能に設けられ、前記移動方向に沿って開口幅および遮光幅が等しいスリットパターンからなる周期的な光透過部を有するスケール部材と、前記スケール部材を挟んで前記光源部に対向する位置において、前記移動方向に沿って前記開口幅以下の受光幅を有する2つの受光素子が、それぞれの受光中心を前記移動方向に前記開口幅の半分の距離だけずらされるとともに、それぞれの受光領域が前記移動方向に沿う隙間がない状態で前記移動方向に直交する方向に並列配置された受光部とを備える構成とする。
この発明によれば、光源部に対して、スケール部材が移動方向に移動すると、光源部に対向する位置に配置された2つの受光素子によって、スケール部材の光透過部を透過した光が受光され、それぞれの受光素子に光量に応じた出力値が発生する。それぞれ相対移動位置と出力値との関係は、周期的な台形状または三角波状の波形で表され、これらの波形の位相はスケール部材の開口幅の半分だけずれることになる。
また、各受光素子の移動方向に沿う受光幅は、それぞれスケール部材の光透過部の開口幅以下の受光領域が、移動方向に沿う隙間がない状態で並列配置されているため、スケール部材の開口端が各受光素子上を移動したときに、それぞれの受光素子うちのいずれかは、スケール部材の相対移動距離と受光素子の出力値とが線形に変化する領域を有する。
このため、2つの受光素子のいずれかの出力値が線形に変化する範囲で、スリット部材と受光素子との間の相対位置関係を精度よく算出することが可能となる。
また、本発明のエンコーダは、光源部と、該光源部の光軸に交差する移動方向に沿って相対移動可能に設けられ、前記移動方向に沿って全振幅hがピッチwで山形状に変化する遮光部とその間に形成される光透過部を有するスケール部材と、
前記スケール部材を挟んで前記光源部に対向する位置において、前記移動方向に沿う方向の幅がa、前記移動方向に直交する幅がbとなる矩形状の受光領域を有する2つの受光素子が、それぞれの受光中心を前記スケール部材の遮光部の山形の振幅の中心線上に前記移動方向に沿って配列ピッチp(ただし、p>a)だけずらして配置された受光部とを備え、
前記スケール部材の前記遮光部の全振幅h、ピッチw、前記各受光素子の幅a、b、配列ピッチpとの間に、次式を満足する構成とする。
p=w/4 ・・・(1)
h<2・p・b/(p−a) ・・・(2)
この発明によれば、光源部に対して、スケール部材が移動方向に移動すると、光源部に対向する位置に配置された2つの受光素子によって、スケール部材の光透過部を透過した光が受光され、それぞれの受光素子に光量に応じた出力値が発生する。それぞれの相対移動位置と出力値との関係は、遮光部のピッチwに対応する相対移動量に対応して、出力値が最大値から最小値を経て最大値に戻り、最大値と最小値との間で相対移動量に対する出力値が緩やかなS字状に単調に変化するような、全体として略正弦波状、あるいは角部が滑らかに変化する略台形波状の波形で表され、これらの波形は、受光素子の配列ピッチpだけずれることになる。
また、上記式(1)、(2)が成り立つため、スケール部材が各受光素子上を移動したときに、それぞれの受光素子うちのいずれかは、スケール部材の移動量と受光素子の出力値とが、近似的に線形とみなしうる単調なS字状に変化する領域を有する。
このため、2つの受光素子のいずれかの出力変化から、受光素子の配列ピッチpの間を細分して、スリット部材と受光素子との位置関係を近似的に算出することが可能となる。
本発明のエンコーダによれば、スケール部材が相対移動されることで2つの受光素子で発生される各出力値の変化のうちのいずれかは、スケール部材の相対移動量に対して線形もしくは近似的に線形に変化するため、光学式センサを用いた簡素な構成でも高分解能を有する位置検出を行うことができるという効果を奏する。
以下では、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係るエンコーダについて説明する。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係るエンコーダの概略構成を示す模式的な斜視図である。図1(b)は、図1(a)におけるX視の正面図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係るエンコーダに用いるフォトインタラプタの模式的な斜視図である。図3(a)、(b)は、それぞれ本発明の第1の実施形態に用いるフォトインタラプタの光源部および受光部の配置を示す配置図である。図4は、図1(a)における模式的なY−Y断面図である。図5(a)、(b)は、スケール部材の移動位置と受光素子の出力値との関係を説明するための原理説明図、およびその関係の模式的なグラフである。図6は、本発明の第1の実施形態のエンコーダのスケール部材の相対移動位置に対する受光素子の出力値の一例を示す模式的なグラフである。横軸は相対移動位置、縦軸は出力を表す(以下のグラフも同様)。
図1(a)、(b)に示すように、本実施形態のエンコーダ3は、例えば、ビデオカメラ、DSC、携帯電話等に搭載される撮像装置のフォーカス調整機構やズーム移動機構などのレンズ機構に好適に用いることができる光学式のリニアエンコーダである。
以下では、一例として、レンズユニット6をレンズ6aの光軸方向に沿う方向を移動方向Mに沿って移動するレンズ移動機構に用いた場合の例で説明する。
このレンズ移動機構は、レンズユニット6を中心に保持する円板状のレンズ保持部5と、レンズ保持部5の外周部に移動方向Mに沿って延ばして設けられたロッドガイド部材4と、移動方向Mに沿って平行に延ばして配置された丸棒状の2本のガイドロッド8a、8bと、レンズ保持部5を移動方向Mに沿って移動させるため、例えばボイスコイルモータ(VCM)およびその駆動制御回路などからなる不図示の駆動手段を備える。
ロッドガイド部材4の移動方向M側の両端部には、ガイドロッド8aを摺動可能に挿通させるガイド孔4aがそれぞれ設けられている。
また、レンズ保持部5の外周部において、ロッドガイド部材4の取付位置に対する径方向反対側には、ガイドロッド8bを挿通させるガイド穴5aが設けられている。
なお、本実施形態のレンズ保持部5およびロッドガイド部材4は、遮光性を有する合成樹脂材料を用いた一体成形により製作されている。
エンコーダ3の概略構成は、フォトインタラプタ2およびスケール部材1からなる。
フォトインタラプタ2は、図2に示すように、断面が矩形状の貫通溝2dが中心に形成された門型のハウジング2cと、この貫通溝2dを溝幅方向Wに挟んで対向するハウジング2cの側面に、それぞれ受光側基板2bおよび発光側基板2aが取り付けられている。
フォトインタラプタ2は、ロッドガイド部材4の側方(図1(b)の上側)に位置するように、レンズ移動機構の不図示の筐体または支持部材に固定されている。フォトインタラプタ2の姿勢は、図1(a)に示すように、貫通溝2dの溝長さ方向Lがレンズ移動機構の移動方向Mに一致され、貫通溝2dの溝幅方向Wが移動方向Mと直交するような姿勢とされている。
図3(a)に示すように、発光側基板2aには、溝長さ方向Lの中央、かつ溝深さ方向Dにおいて貫通溝2dの開口寄り(図3(a)の下側)の位置に、受光側基板2bに向かう溝幅方向Wに照度分布が略均一な略平行光を、溝長さ方向Lに長い矩形状の領域に投射する光源部2Cが設けられている。すなわち、光源部2Cの光軸は、移動方向Mに直交する方向に向けられている。
光源部2Cの構成としては、例えば、LED、集光レンズ、および遮光板の組合せからなる構成などを採用することができる。
図3(b)に示すように、受光側基板2bには、溝長さ方向Lの中央、かつ溝深さ方向Dにおいて貫通溝2dの開口寄り(図3(b)の下側)の位置において発光側基板2aの光源部2Cによる略平行光が照射される領域に、溝長さ方向Lに沿って、光源部2Cからの光を受光する受光素子2A、2Bが設けられている。
受光素子2Aは、受光量に応じた電圧変化を出力するため、溝長さ方向L方向の幅がa、溝深さ方向D方向の幅がbの矩形状の受光面(受光領域)を有するフォトセンサである。以下では、受光素子2Aの出力をA相出力と称する。
受光素子2Bは、受光量に応じた電圧変化を出力するため、受光素子2Aと同様に、溝長さ方向L方向の幅がa、溝深さ方向D方向の幅がbの矩形状の受光面を有するフォトセンサからなる。以下では、受光素子2Bの出力をB相出力と称する。
受光素子2A、2Bの各受光面は、各受光面の中心O、Oが溝長さ方向Lに沿う線上にピッチp(ただし、p>a)だけ離間された位置関係に配置されている。
スケール部材1は、図1(a)、(b)に示すように、二等辺三角形の山形状の繰り返しパターンを有する端面1aが、レンズユニット6の移動可能範囲よりも長い範囲にわたって延ばして形成された細長の遮光板である。
本実施形態のスケール部材1は、フォトインタラプタ2の貫通溝2dの溝内側において、移動方向Mに沿ってスケール部材1の長手方向に移動可能となるように、ロッドガイド部材4の側面に固定されている。本実施形態では、一例として、貫通溝2dの溝幅方向Wの中心面、およびスケール部材1の板厚中心面が、ロッドガイド部材4の各ガイド孔4aの中心軸を含む位置関係に整列して配置されている。
これにより、スケール部材1の端面1aは、貫通溝2dの溝底からの高さが、移動方向Mに沿って周期的な山形状に変化する遮光板となっており、スケール部材1の端面1aと貫通溝2dの溝底の間に、スケール部材1の端面1aの形状を反転した逆の山形状の光透過部1bが形成されている。
スケール部材1の材質は、フォトインタラプタ2の光源部2Cから照射される光を遮光できれば適宜の材質を採用することができる。本実施形態では、ロッドガイド部材4の一部として同材質の樹脂で一体成形することで、部品数、部品コストを低減している。
次に、スケール部材1の詳細の形状、配置について図4を用いて説明する。
本実施形態のスケール部材1の端面1aは、底辺がw、高さhの二等辺三角形が、ピッチwで周期的に配置された山形状とされている。すなわち、端面1aは、全振幅がh(片振幅h/2)、ピッチがwの周期的な三角波形状を有している。この山形の高さ方向の中心は、受光側基板2b上の受光素子2A、2Bの受光面の中心O、Oを結ぶ直線Nと高さ方向(フォトインタラプタ2の溝深さ方向D)において整列されている。
そして本実施形態では、ピッチwは、受光素子2A、2Bの配列ピッチpと次式(1)を満足させる。
また、受光素子2A、2Bの幅a、b、配列ピッチpとスケール部材1の全振幅hとは、次式(2)の関係を満足させる。
p=w/4 ・・・(1)
h<2・p・b/(p−a) ・・・(2)
これにより、光源部2Cから光が照射されると、光透過部1bを透過した光が、受光素子2A、2Bに到達し、それぞれの受光量に比例したA相出力、B相出力が出力される。
ここで、式(2)の条件の持つ意味にについて説明する。
スケール部材1の移動量に対するA相出力、B相出力は、スケール部材1が周期的な山形のため、出力値が最大値から最小値を経て最大値に戻り、最大値と最小値との間で相対移動量に対する出力値が緩やかなS字状に単調に変化するような、全体として正弦波状、あるいは角部が滑らかに変化する略台形波状の波形で表され、これらの波形は、受光素子の配列ピッチpだけずれることになる。
ここで、最大出力値と最小出力値との間で単調に変化する部分(以下、単調部分)は、線形の場合には出力値が移動位置を表すことになり、線形でない場合には出力値が移動位置の近似値となるため、w/2以下の距離の移動位置の検出に寄与できる部分である。
一方、略台形状の波形の場合のように、スケール部材1が移動しても最大出力値、または最小出力値が変化しない部分(以下、平坦部分)を有する場合、この平坦部分は移動位置の検出に寄与できない部分である。
このため、A相出力、B相出力が、スケール部材1の移動位置の検出に利用できるようにするには、スケール部材1の移動量と出力値との関係が、平坦部分を有する場合にA相出力、B相出力の平坦部分が重ならないことが必要になる。
移動量と出力値との関係に平坦部分が発生するのは、受光素子2A、2Bの受光面が相対的に小さくなる場合である。このような場合、スケール部材1と受光素子2Aとの関係は、図5(a)に示すような関係にある。
スケール部材1の端面1aが受光素子2Aから離れた位置Xから図示右側から左側に向かって移動すると、端面1aが受光素子2Aを斜めに覆って遮光していく。端面1aが受光素子2Aの外形の4つの頂点を順次通過する位置を、位置X、X、X、Xと表す。ここで、X−X=aである
図5(b)に曲線100で示すように、位置XからXまでは、受光素子2Aは遮光されないため、出力値は最大値Yとなる。
位置XからXまでは、端面1aが受光素子2Aの角部を形成する2辺を横断して遮光していくため、遮光面積が移動量の2乗に比例して増大するので、出力値はYからYまで減少率を増大させながら徐々に単調減少する。
位置XからXまでは、端面1aが受光素子2Aの幅aの平行な2辺を横断して遮光していくため、遮光面積が移動量に比例して増大するので、出力値はYからYまで直線を描いて単調減少する。
位置XからXまでは、端面1aが受光素子2Aの角部を形成する2辺を横断して遮光していくため、位置XからXまでの減少傾向と逆に出力値はYから減少率を徐々に減少させながら、0となるまで単調減少する。
このように、位置XからXまでの変化は単調部分を構成しており、位置XからXまでの変化は平坦部分の一部を構成している。以上が繰り返されることで、曲線101は、単調部分と平坦部分とが交替し、全体として角部が滑らかに変化する略台形波状の波形が描かれる。
また、受光素子2Bでは、図5(b)の曲線100と移動量が配列ピッチpの分だけずれただけで、同様の波形を有する曲線101のような変化を示す。
ここで、A相出力、B相出力の平坦部分が重ならない条件は、図5(b)における曲線100と曲線101とが交点Q、Qのように、互いに単調部分において交わることを意味する。すなわち、次式(A)が成り立つ必要がある。
図5(a)に示すように、端面1aの山形の頂角を2θとすれば、次式(B)、(C)が成り立つ。そこで、式(B)、(C)を用いて上記式(A)を変形すると、上記の式(2)が得られる。
―X>p ・・・(A)
―X=a+b・tanθ ・・・(B)
tanθ=2・p/h ・・・(C)
次に、平坦部を有しない場合の相対移動位置と出力値との関係の例を図6に示す。
本例は、図4に示す位置関係から、スケール部材1を、移動方向Mに沿って受光素子2Aから受光素子2Bに向かう方向(図5の矢印M方向)に距離wだけ移動させたときのものである。
ここで、a=0.5・p、b=0.5・p、h=0.909・pである。これらの寸法関係は、上記式(2)を満足している。
A相出力を示す曲線110の出力値は、相対移動位置0で最大光量に対応して、Iとなり、相対移動量が増大するにつれてIから0までの間で緩やかなS字状を描いて、減少、増加を繰り返す単調部分のみからなり、全体として正弦波に類似した波形を示す。
B相出力を示す曲線111の出力値は、相対移動位置0で、最大光量の半分に対応して、I/2となり、相対移動量が増大するにつれて、A相出力の曲線110と移動方向にp/2=w/4だけずれた状態で同様の変化を示す。
このため、曲線110、111は、出力値がI=0.875・Iとなる点A12と、およびI=0.125・Iとなる点B12で交差している。
曲線110、111は、いずれも出力値I/2を中心とした単調部分の中間部で、相対移動量と出力値との関係が略線形であり、出力値が増大または減少するにつれて、徐々に線形性が失われ、出力値の最大値および最小値の近傍で急激に線形性が失われる変化を示す。
このため、エンコーダ3を用いて、配列ピッチp以下の位置検出を精度よく行うには、出力値の大きさに応じて、A相出力とB相出力とを切り換えて用い、曲線110、111の線形性の良好な部分から、位置検出情報を取得することが好ましい。
次に、このようなエンコーダ3の使用方法の一例について説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るエンコーダの使用方法の一例を説明するための模式的なグラフである。図8は、本発明の第1の実施形態に係るエンコーダの使用方法の一例における相対移動位置と出力値との対応関係を示す模式的なグラフである。
本方法は、A相出力およびB相出力の使用範囲をI、Iに制限する。
例えば、図7に示すように、A相出力およびB相出力からそれぞれの振幅を反転した出力値をとると、それぞれ曲線120、121が得られる。ここで、振幅を反転するとは、A相出力およびB相出力の出力値をそれぞれ、I、Iとしたとき、I’=I−I、I’=I−Iを算出することを意味する。
曲線110、111、120、121は、出力値Iに対応して、点A12、A23、A34、A41で、出力値Iに対応して、それぞれ、点B34、B41、B12、B23で交差する。
ここでAij、Bijにおける添字i、jは、交わる曲線を意味しており、曲線110、111、120、121にそれぞれ1、2、3、4を対応させている。例えば、点A12は、相対移動位置w/8で曲線110、111がIとなる出力値で交わる交点であり、点B34は、相対移動位置w/8で曲線120、121がIとなる出力値で交わる交点である。また、点B41は、相対移動位置3・w/8で曲線110、121がIとなる出力値で交わる交点である。これらの隣り合う交点の相対移動量は、w/4=pである。
これらの交点のうち、隣り合う点Aijから点Bmn(ここで、i、j、m、nは、1〜4までの整数)の間は、出力値がI〜Iの範囲にあるため、線形性がきわめて良好な単調部分となっている。
したがって、例えば、出力値Iを256段階でA/D変換すれば、例えば、波形A1241(他の同様な単調部分も同様)は、192(=0.75・256)段階で、w/4=pの相対移動量を略等間隔に分割するために用いることができる。
このため、エンコーダ3を用いれば、w/4=p以下の位置であっても高精度に位置を検出することができる。
このように、エンコーダ3は、MR素子とマグネットスケールとからなるエンコーダに比べて安価な機構であるフォトインタラプタ2とスケール部材1との組合せにより、高精度に位置を検出することができる。
また、必要な位置検出分解能を得るために受光素子2A、2Bの配列ピッチpを小さくしなくてもよいので、汎用的で安価なフォトインタラプタ2を採用することができる。さらに、受光素子2A、2Bの受光面の面積の低下による感度低下もないため、高精度な位置検出を行うことができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係るエンコーダについて説明する。
図9(a)は、本発明の第2の実施形態に係るエンコーダの概略構成を示す模式的な斜視図である。図9(b)は、図9(a)のU視の正面図である。図10(a)、(b)は、それぞれ本発明の第2の実施形態に用いるフォトインタラプタの光源部および受光部の配置を示す配置図である。図11は、図9(a)における模式的なV−V断面図である。図12は、本発明の第2の実施形態のエンコーダのスケール部材の相対移動位置に対する受光素子の出力値の一例を示す模式的なグラフである。
図9(a)、(b)に示すように、本実施形態のエンコーダ13は、上記第1の実施形態のエンコーダ3と同様に、例えば、ビデオカメラ、DSC、携帯電話等に搭載される撮像装置のフォーカス調整機構やズーム移動機構などのレンズ機構に好適に用いることができる光学式のリニアエンコーダである。
エンコーダ13の構成は、上記第1の実施形態のエンコーダ3のフォトインタラプタ2、スケール部材1に代えて、それぞれフォトインタラプタ12、スケール部材11を備える。
以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
フォトインタラプタ12は、図3に示すように、上記第1の実施形態のフォトインタラプタ2の発光側基板2a、受光側基板2bに代えて、それぞれ発光側基板12a、受光側基板12bを備える。
発光側基板12aには、上記第1の実施形態の発光側基板2aの光源部2Cに代えて、同様の位置において同様の構成を備え、光投射領域の範囲のみを後述する受光側基板12bの受光側基板12bの受光素子12A、12Bの配置範囲を覆うように変えた光源部12Cが設けられている。
受光側基板12bには、溝長さ方向Lの中央、かつ溝深さ方向Dにおいて貫通溝2dの開口寄りの位置において発光側基板12aの光源部12Cによる略平行光が照射される領域に、溝長さ方向Lに沿って、光源部12Cからの光を受光する受光素子12A、12Bが設けられている。
受光素子12Aは、受光量に応じた電圧変化を出力するため、溝長さ方向L方向の幅がx、溝深さ方向D方向の幅がyの矩形状の受光面を有するフォトセンサである。
受光素子12Bは、受光量に応じた電圧変化を出力するため、受光素子12Aと同様に、溝長さ方向L方向の幅がx、溝深さ方向D方向の幅がyの矩形状の受光面を有するフォトセンサからなる。
受光素子12A、12Bの各受光面は、各受光面の中心O、Oが溝長さ方向Lに沿ってピッチPだけ離間されるとともに、溝深さ方向Dに沿ってピッチdだけ離間された位置関係に配置されている。
ただし、ピッチP、dは、受光面との大きさの関係において次式を満足する。
0<P≦x ・・・(3)
d≧y ・・・(4)
これにより、受光素子12A、12Bの各受光面は、溝長さ方向Lには(x−P)の範囲で受光面が重なる領域を有しつつ、溝深さ方向Dには受光面の重なりが生じないようにずらして並列配置されている。すなわち、受光素子12A、12Bの受光領域は、移動方向Mに沿う隙間がない状態に配置されている。
なお、溝深さ方向Dにおける受光素子12A、12Bの位置関係は図10(b)では、受光素子12Bが図示上側に描かれているが、これと逆の位置関係であってもよい。
スケール部材11は、図9(b)に示すように、移動方向Mに沿って一定幅w/2とされ、移動方向Mと直交する方向に延ばされた遮光部11aが、幅w/2の間隔を空けてレンズユニット6の移動可能範囲よりも長い範囲にわたって設けられた櫛歯状の遮光板である。
本実施形態のスケール部材11は、フォトインタラプタ12の貫通溝2dの溝内側において、移動方向Mに沿って移動可能となるように、ロッドガイド部材4の側面に固定されている。本実施形態では、一例として、貫通溝2dの溝幅方向Wの中心面、およびスケール部材11の各遮光部11aの板厚中心面が、ロッドガイド部材4の各ガイド孔4aの中心軸を含む位置関係に整列して配置されている。
これにより、スケール部材11では、移動方向Mに沿って、各遮光部11aの間に幅w/2の光透過部11bが配列ピッチwで形成されている。このため、スケール部材11は、光源部12Cの光軸に交差する移動方向Mに沿って相対移動可能に設けられ、移動方向Mに沿って開口幅および遮光幅が等しいスリットパターンからなる周期的な光透過部11bを有するものとなっている。
スケール部材11の材質は、フォトインタラプタ12の光源部12Cから照射される光を遮光できれば適宜の材質を採用することができる。
本実施形態では、後述するように、光透過部11bの幅w/2を細分化したステップで位置検出を行うことができるので、必要な位置検出分解能に比べて遮光部11aの幅を大きく設定することができる。このため、スケール部材11は、樹脂成形でも製作可能である。
本実施形態では、ロッドガイド部材4の一部として同材質の樹脂で一体成形することで、部品数、部品コストを低減している。
次に、スケール部材11の詳細の形状、配置について図11を用いて説明する。
本実施形態のスケール部材11の遮光部11aは、ロッドガイド部材4の側面から、受光素子12A、12Bのいずれの受光面をも覆うことができる高さHまで、幅w/2で延ばされた矩形板である。このため、スケール部材11が、移動方向Mに沿って移動すると、遮光部11aの側面11c、11dが、受光素子12A、12Bの各受光面の溝深さ方向Dに沿う方向の外形線と平行、かつ溝長さ方向Lに沿う方向の外形線と直交する状態で、受光素子12A、12Bに重なるようになっている。
これにより、光源部12Cから光が照射されると、光透過部11bを透過した光が、受光素子12A、12Bに到達し、それぞれの受光量に比例した電圧が出力される(以下、それぞれをA相出力、B相出力と称する)。
スケール部材11は、受光素子12A、12Bの溝長さ方向Lに沿って延びる外形線に直交する状態で溝深さ方向Dに延びる外形線に対して平行に遮光していくため、受光素子12A、12Bに均一な照度分布の光が照射されれば溝長さ方向L方向における光透過部11bの重なり量に比例して線形の出力値が得られる。このため、スケール部材11の相対移動量と出力値との関係は、周期的な台形状または三角波状の波形で表される。
本実施形態では、遮光部11aの配列ピッチwが次式を満足するように設定する。これにより、これらの波形は、受光素子の配列ピッチpだけずれることになる。
=4・P ・・・(5)
本実施形態のエンコーダ13におけるA相出力、B相出力の相対移動位置と出力値との関係の一例について、図12に示す。
本例は、x=1.47・P、y=0.817・P、w=4・Pとした場合に、スケール部材11を、受光素子12A上に光透過部11bの側面11cが受光素子12Aの受光素子12Bと反対側の端面に位置する状態から、移動方向Mに沿って受光素子12Aから受光素子12Bに向かう方向(図11の矢印M方向)に距離wだけ移動させたときのものである。
A相出力の出力値は折れ線130に示すように、相対移動位置0で最大光量に対応して、Jとなり、相対移動量が増大するにつれてJから0までの間で相対移動量に比例して減少し、受光素子12Aの受光面が、遮光部11aに重なる相対移動位置で0となり、側面11d側から光透過部11bに重なるにつれて、相対移動量に比例して0からJまで増大する。このため、折れ線130は周期的な台形状の波形を有する。
B相出力の出力値は折れ線131に示すように、相対移動位置0で受光面が光透過部11bに重なる面積に応じて、約0.32・Jとなり、相対移動量が増大するにつれて、折れ線130と移動方向にp/2=w/4だけずれた状態で同様の変化を示す。
本例では、折れ線130、131は、出力値がJ(=0.16・J)となる点D21と、出力値がJ(=0.84・J)となる点C21で交差している。すなわち、上記式(3)を満足しているため、波形の平坦部分が重なることはない。
本実施形態では、遮光部11aの側面11c、11dは、受光素子12A、12Bの移動方向Mに沿う方向の外形線と直交するため、スケール部材11が溝深さ方向Dに相対移動しても、受光面が溝深さ方向Dにおいて遮光部11aの外側にはみ出さない限りは、相対移動量とA相出力、B相出力の関係は変化しない。このため、スケール部材11がある程度溝深さ方向Dの相対移動する場合でも、位置検出精度には影響しない。
また、同様に、遮光部11aの高さHおよびピッチdを適宜に設定しておけば、受光素子12A、12Bの受光面の溝深さ方向Dの幅yの大きさは自由に設定できる。このため、幅xの制約によって受光面積の不足するような場合には幅yを大きくすることで補うことができる。
次に、エンコーダ13の使用方法の一例について説明する。上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図13は、本発明の第2の実施形態に係るエンコーダの使用方法の一例を説明するための模式的なグラフである。
本例では、折れ線130、131は、出力値0からJの間で単調部分が線形になるので、A相出力、B相出力は、それぞれの単調部分をどのように組み合わせても、出力値を相対移動量を等間隔に分割するために用いることができる。
一例としては、上記第1の実施形態と同様の使用方法が挙げられる。
図13に示すように、A相出力およびB相出力からそれぞれの振幅を反転した出力値をとると、それぞれ折れ線140、141が得られる。ここで、振幅を反転するとは、A相出力およびB相出力の出力値をそれぞれ、J、Jとしたとき、J’=J−J、J’=J−Jを算出することを意味する。
折れ線130、131、140、141は、出力値Jに対応して、点C14、C43、C32、C21で、出力値Jに対応して、それぞれ、点D32、D21、D14、D32で交差する。
ここでCij、Dijにおける添字i、jは、交わる折れ線を意味しており、折れ線130、131、140、141にそれぞれ1、2、3、4を対応させている。これらの隣り合う交点に対応する相対移動距離は、w/4=Pであり、受光素子12A、12Bの中心O、Oの間の距離に対応する。
これらの交点のうち、隣り合う点CijからDmn(ここで、i、j、m、nは、1〜4までの整数)の間は、受光素子12A、12Bの各受光面の溝長さ方向Lにおける中間部分で検出した出力値である。このため、受光素子12A、12Bの受光感度のバラツキや製作誤差や、受光側基板12bでの散乱光などの影響などによって、誤差が発生しやすい受光面の端部での出力値ではないため、このような受光面端部に比べて、より良好、かつ安定した線形性を有するに単調部分となっている。
したがって、例えば、出力値Jを256段階でA/D変換すれば、例えば、波形C1421(他の同様な単調部分も同様)は、174(=0.68・256)段階で、w/4=Pの相対移動量を略等間隔に分割するために用いることができる。
このため、エンコーダ13を用いれば、w/4=P以下の位置であっても高精度に位置を検出することができる。
このように、エンコーダ13によれば、MR素子とマグネットスケールとからなるエンコーダに比べて安価な機構であるフォトインタラプタ12とスケール部材11との組合せにより、高精度に位置を検出することができる。
また、必要な位置検出分解能を得るために受光素子12A、12Bの配列ピッチPを小さくしなくてもよい。さらに、受光素子12A、12Bの受光面の位置を溝深さ方向D方向にずらして並列配置するため、配列ピッチPが、第1の実施形態のフォトインタラプタ2の配列ピッチpと等しい場合、受光面の面積をより大きくとることができるため、受光面積の低下による感度低下が少なくなる。そのため、より高精度な位置検出を行うことができる。
次に、スケール部材11の寸法と、受光素子12A、12Bの位置関係を変えた第1および第2変形例のエンコーダ13におけるA相出力、B相出力の相対移動位置と出力値との関係について簡単に説明する。
図14は、本発明の第2の実施形態の受光部とスケール部材との寸法関係の第1変形例を説明するための図9(a)における模式的なV−V断面図である。図15は、本発明の第2の実施形態の第1変形例のエンコーダのスケール部材の相対移動位置に対する受光素子の出力値の例を示す模式的なグラフである。図16は、本発明の第2の実施形態の第1変形例のエンコーダの使用方法の一例を示す模式的なグラフである。図17は、本発明の第2の実施形態の受光部とスケール部材との寸法関係の第2変形例を説明するための図9(a)における模式的なV−V断面図である。図18は、本発明の第2の実施形態の第2変形例のエンコーダのスケール部材の相対移動位置に対する受光素子の出力値の例を示す模式的なグラフである。図19は、本発明の第2の実施形態の第2変形例エンコーダの使用方法の一例を示す模式的なグラフである。
本実施形態の第1変形例は、図14に示すように、スケール部材11の寸法と、受光素子12A、12Bの位置関係を、x=P、w=4・Pとした場合の例である。すなわち、本変形例は、受光素子12A、12Bの受光領域が移動方向Mに沿って重なることはないが、隙間もない状態となるように溝深さ方向D方向に並列配置されている。
この場合、図15に示すように、A相出力を示す折れ線130、B相出力を示す折れ線131は、上記第2の実施形態と同様台形波状であるが、出力値0およびJでのみ交わる関係にある。すなわち、J=0、J=Jである。このため、上記と同様なエンコーダ13の使用方法の例としては、図16に折れ線150で示すように、出力値が0からJまでの間のすべての単調部分を用いる。
本実施形態の第2変形例は、図17に示すように、スケール部材11の寸法と、受光素子12A、12Bの位置関係を、x=2・P、w=4・Pとした場合の例である。
この場合、図18に示すように、A相出力を示す折れ線130、B相出力を示す折れ線131は二等辺三角形状の三角波となり、出力値が、J=0.75・J、J=0.25・Jで交わる。したがって、この場合でも、上記第2の実施形態と同様に、図18に折れ線150で示すように、出力値がJからJまでの間の単調部分を用いることができる。
本変形例は、A相出力、B相出力が、台形波でなく三角波であっても同様に位置検出を行うことができるという例となっている。
なお、上記の説明では、エンコーダの光源部は、平行光を投射するとして説明したが、スケール部材が、移動方向に一定幅となる光束を横切るように、スケール部材、光源部、受光部の位置関係を設定すれば、非平行光を投射する光源部を採用してもよい。
また、上記の第2の実施形態の説明では、エンコーダ13は、複数の遮光部11aを等ピッチで配置した櫛歯状の構成としたが、スケール部材のスリットパターンはこれには限定されない。
例えば、上記第1の実施形態のスケール部材1の端面1aの谷部をコ字状の溝に変えて、ロッドガイド部材4側に連続する板部を有する1部品で形成してもよい。
また、1枚の遮光板の複数の矩形状の開口が等ピッチで形成してもよい。
また、スケール部材の光透過部は、貫通孔には限定されず、例えば、ガラス板で光透過部を形成し、遮光部に対応する領域に遮光膜を形成したスケール部材としてもよい。
また、上記の説明では、エンコーダのスケール部材を移動方向に沿って全体的に直線上に形成また配列した場合の例で説明したが、移動方向が曲率半径の大きな円弧に沿う場合でも同様に適用することができる。したがって、直線上の位置検出に限定されず、円弧上の位置検出にも用いることができる。
この場合、スケール部材の光透過部の開口幅、および配置ピッチは、円弧の周方向に沿う等角度幅、および等角度ピッチに読み替えるものとする。
また、上記の説明では、互いに対向配置された光源部および受光部を備えるフォトインタラプタが固定され、スケール部材が移動する場合の例で説明したが、スケール部材が固定され、互いに対向配置された光源部および受光部が移動する相対移動を行うようにしてもよい。
また、上記の説明では、レンズ移動機構に用いる場合の例で説明したが、これは一例であって、本発明のエンコーダは、例えば、リニアアクチュエータなどにも好適に用いることができる。
また、本明細書に説明されたすべての構成要素は、本発明の技術的思想の範囲で適宜組み合わせて実施することができる。
ここで、上記各実施形態の用語と特許請求の範囲の用語との対応関係について名称が異なる場合について説明する。
受光側基板2b、12bは、それぞれ受光部の一実施形態である。中心O、Oは、それぞれ受光素子の受光中心に対応する。
本発明の第1の実施形態に係るエンコーダの概略構成を示す模式的な斜視図、およびそのX視の正面図である。 本発明の第1の実施形態に係るエンコーダに用いるフォトインタラプタの模式的な斜視図である。 本発明の第1の実施形態に用いるフォトインタラプタの光源部および受光部の配置を示す配置図である。 図1における模式的なY−Y断面図である。 スケール部材の移動位置と受光素子の出力値との関係を説明するための原理説明図、およびその関係の模式的なグラフである。 本発明の第1の実施形態のエンコーダのスケール部材の相対移動位置に対する受光素子の出力値の一例を示す模式的なグラフである。 本発明の第1の実施形態に係るエンコーダの使用方法の一例を説明するための模式的なグラフである。 本発明の第1の実施形態に係るエンコーダの使用方法の一例における相対移動位置と出力値との対応関係を示す模式的なグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るエンコーダの概略構成を示す模式的な斜視図、およびそのU視の正面図である。 本発明の第2の実施形態に用いるフォトインタラプタの光源部および受光部の配置を示す配置図である。 図9における模式的なV−V断面図である。 本発明の第2の実施形態の受光素子の出力信号の一例を示す模式的なグラフである。 図13は、本発明の第2の実施形態に係るエンコーダの使用方法の一例を説明するための模式的なグラフである。 本発明の第2の実施形態の受光部とスケール部材との寸法関係の第1変形例を説明するための図9における模式的なV−V断面図である。 本発明の第2の実施形態の第1変形例のエンコーダのスケール部材の相対移動位置に対する受光素子の出力値の例を示す模式的なグラフである。 本発明の第2の実施形態の第1変形例のエンコーダの使用方法の一例を示す模式的なグラフである。 本発明の第2の実施形態の受光部とスケール部材との寸法関係の第2変形例を説明するための図9における模式的なV−V断面図である。 本発明の第2の実施形態の第2変形例のエンコーダのスケール部材の相対移動位置に対する受光素子の出力値の例を示す模式的なグラフである。 本発明の第2の実施形態の第2変形例エンコーダの使用方法の一例を示す模式的なグラフである。
符号の説明
1、11 スケール部材
1a 端面
1b、11b 光透過部
2、12 フォトインタラプタ
2A、2B、12A、12B 受光素子
2C、12C 光源部
2a、12a 発光側基板
2b、12b 受光側基板(受光部)
2d 貫通溝
3、13 エンコーダ
7 信号処理部
7a A/D変換手段
7b 反転信号生成手段
7c 信号合成手段
11a 遮光部
11c、11d 側面
M 移動方向
、O 中心(受光中心)

Claims (2)

  1. 光源部と、
    該光源部の光軸に交差する移動方向に沿って相対移動可能に設けられ、前記移動方向に沿って開口幅および遮光幅が等しいスリットパターンからなる周期的な光透過部を有するスケール部材と、
    前記スケール部材を挟んで前記光源部に対向する位置において、前記移動方向に沿って前記開口幅以下の受光幅を有する2つの受光素子が、それぞれの受光中心を前記移動方向に前記開口幅の半分の距離だけずらされるとともに、それぞれの受光領域が前記移動方向に沿う隙間がない状態で前記移動方向に直交する方向に並列配置された受光部とを備えるエンコーダ。
  2. 光源部と、
    該光源部の光軸に交差する移動方向に沿って相対移動可能に設けられ、前記移動方向に沿って全振幅hがピッチwで山形状に変化する遮光部とその間に形成される光透過部を有するスケール部材と、
    前記スケール部材を挟んで前記光源部に対向する位置において、前記移動方向に沿う方向の幅がa、前記移動方向に直交する幅がbとなる矩形状の受光領域を有する2つの受光素子が、それぞれの受光中心を前記スケール部材の遮光部の山形の振幅の中心線上に前記移動方向に沿って配列ピッチp(ただし、p>a)だけずらして配置された受光部とを備え、
    前記スケール部材の前記遮光部の全振幅h、ピッチw、前記各受光素子の幅a、b、配列ピッチpとの間に、次式を満足することを特徴とするエンコーダ。
    p=w/4 ・・・(1)
    h<2・p・b/(p−a) ・・・(2)
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