JP2000283791A - 信号生成方法及び装置 - Google Patents

信号生成方法及び装置

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JP2000283791A
JP2000283791A JP11089718A JP8971899A JP2000283791A JP 2000283791 A JP2000283791 A JP 2000283791A JP 11089718 A JP11089718 A JP 11089718A JP 8971899 A JP8971899 A JP 8971899A JP 2000283791 A JP2000283791 A JP 2000283791A
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average value
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JP11089718A
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Nobuyuki Oida
信幸 老田
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Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の位相を有する複数の信号を生成し、出
力する信号生成方法及び装置に関し、正確な位相差の2
相出力信号が得られる信号生成方法及び装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 受光素子13aから出力される出力信号
aのピークを検出し、出力信号aのピークの平均値are
f を求め、また、出力信号aのピークにおける受光素子
13bから出力される出力信号bの平均値bL 、bH を
求め、平均値aref を閾値として出力信号aを比較し、
出力パルス信号Aを求め、平均値bL 、bH を閾値とし
て出力信号bを比較し、出力パルス信号Bを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号生成方法及び装
置に係り、特に、所定の位相を有する複数の信号を生成
し、出力する信号生成方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2相インクリメンタル型エンコーダで
は、所定の位相差を有するA相、B相の2相の出力信号
を出力する。出力される2相の出力信号は、例えば、9
0°の位相差とされる。図9は従来の2相インクリメン
タル型エンコーダの一例の構成図を示す。
【0003】図9に示す2相インクリメンタル型エンコ
ーダ100は、スケール101、発光素子102、第1
の受光素子103、第2の受光素子104から構成され
る。スケール101は、矢印X方向に移動可能とされて
いる。スケール101には、同一幅d0、同一ピッチp
0の第1のスリット105及び第2のスリット106が
X方向に1/4ピッチ分だけずれて配置されている。
【0004】発光素子102は、スケール101の一方
の面に固定され、スケール101の一方の面に向けて光
を出射する。発光素子102から出射された光は、第1
及び第2のスリット105、106を透過してスケール
101の他方の面に供給される。スケール101の他方
の面には、第1及び第2の受光素子103、104が矢
印X方向に直交する矢印Y方向に配列される。第1の受
光素子103は、第1のスリット105の透過光を受光
し、第1の信号を生成する。第2の受光素子104は、
第2のスリット106の透過光を受光し、第2の信号を
生成する。
【0005】第1の受光素子103により生成される第
1の信号と第2の受光素子104により生成される第2
の信号とは、位相差が90°となるように配置される。
即ち、矢印Y方向の直線状に配置される。また、90°
の位相差の信号を得るために、光を透過させるためのス
リットを共通のものとし、受光素子を90°の位相差分
だけずらして、配置したものもあった。
【0006】図10は従来の他の一例の構成図を示す。
図10に示す2相インクリメンタル型エンコーダ200
は、スケール201、発光素子202、第1の受光素子
203、第2の受光素子204から構成される。 スケ
ール201は、矢印X方向に移動可能とされている。ス
ケール201には、幅d0、ピッチp0のスリット20
5が形成されている。
【0007】発光素子202は、スケール201の一方
の面に固定され、スケール201の一方の面に向けて光
を出射する。発光素子202から出射された光は、スリ
ット205を透過してスケール201の他方の面に供給
される。スケール201の他方の面には、第1及び第2
の受光素子203、204が矢印X方向に直交する矢印
Y方向に配列される。第1及び第2の受光素子203、
204は共に、スリット205の透過光を受光し、第1
の信号及び第2の信号を生成する。
【0008】第1の受光素子203により生成される第
1の信号と第2の受光素子204により生成される第2
の信号とは、位相差が90°となるように配置される。
即ち、矢印X方向にスリット205の1/4ピッチ分だ
けずれて配置される。 上記図9、図10の第1受光素
子103、203及び第2の受光素子104、204で
得られた第1の信号及び第2の信号は、それぞれにコン
パレータに供給され、予め設定された閾値Vref と比較
されて、第1の出力パルス信号及び第2の出力パルス信
号とされて出力される。
【0009】図11は従来の一例の動作説明図を示す。
図11(A)は第1受光素子103、203及び第2の
受光素子104、204の第1及び第2の出力信号a、
b、図11(B)は第1の出力パルス信号A、図11
(C)は第2の出力パルス信号Bを示す。図11(A)
に実線で示すように第1の受光素子103、203と第
2の受光素子104、204との位置が正確に配置され
ていれば、第1の受光素子103から出力される第1の
出力信号aと第2の受光素子104から出力される第2
の出力信号bとの位相差は90°となり、所定の閾値V
ref により得られる第1及び第2の出力パルス信号A、
Bは図11(B)、(C)に示すように90°の位相差
のパルス信号となる。
【0010】しかし、第1の受光素子103、203と
第2の受光素子104、204との位置が正確に配置さ
れないと、第1の受光素子103から出力される第1の
出力信号aと第2の受光素子104から出力される第2
の出力信号b’との位相差が図11(A)に破線で示す
ようにずれてしまい、図11(C)に破線で示すように
第1及び第2の出力パルス信号A、Bの位相差が90°
からずれてしまう。このため、第1の受光素子103、
203と第2の受光素子203、204との位置を正確
に決定する必要があった。
【0011】なお、図9,図10では、光学式リニアエ
ンコーダについて説明したが、2相インクリメンタル形
エンコーダは、検出方式として上記光学式の他に磁気式
があるとともに、検出方向として上記リニア型の他にロ
ータリ型があり、これらの組み合わせについても同様に
位置精度が必要となる。
【0012】
【発明が解決しようする課題】しかるに、従来の2相イ
ンクリメンタル型エンコーダでは、A相、B相の2相の
出力信号a、bの位相は2つのセンサの位置関係により
決定されるため、出力信号を精度よく得ようとすると、
2つのセンサの位置を精度よく位置決めする必要があっ
たため、位置決め作業に手間がかかり、コストの上昇な
どを招いてしまうなどの問題点があった。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、正確な位相差の2相出力信号が得られる信号生成方
法及び装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の信号の
ピークを検出し、第1の信号のピーク値の平均値及び第
1の信号の正のピーク及び負のピークにおける第2の信
号の平均値を求め、第1の信号のピークの平均値と第1
の信号との大小関係に応じてハイ又はローレベルとなる
第1の出力パルス信号を生成するとともに、第1の出力
パルス信号の状態及び第1の信号の各ピークにおける第
2の信号の各平均値と第2の信号との大小に応じてハイ
又はローレベルとなる第2の出力パルス信号を生成する
ようにしてなる。
【0015】本発明によれば、第1の信号と第2の信号
との位相差が所定の位相でない場合でも、第1の信号の
ピークに対応したレベルを第1の信号の閾値として第2
の信号に応じた第2の出力パルス信号が生成されるの
で、第1の信号から所定の位相差の信号を生成できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例のブロッ
ク構成図を示す。本実施例の信号生成回路1は、2相イ
ンクリメンタル型エンコーダ2に接続され、2相インク
リメンタル型エンコーダ2で得られた信号から2相の出
力信号を得るための回路である。
【0017】2相インクリメンタル型エンコーダ2は、
従来と同様にスケール11、発光素子12、受光素子1
3a、13bから構成される。スケール11には、発光
素子12で発光された光を一方の面から他方の面に透過
させるためのスリット14及び発光素子12で発光され
た光を遮光する遮光部15がともに所定の幅d0、所定
のピッチp0で形成されている。スケール11は駆動部
3と係合しており、駆動部3により矢印A方向に移動可
能とされている。
【0018】発光素子12は、例えば、LED(Light
Emitting Diode)から構成され、スケール11の一方の
面側に固定配置され、スケール11の一方の面に光を照
射する。発光素子12から出射された光は、スケール1
1のスリット14は透過し、他方の面に出射され、スケ
ール11の遮光部15では遮光される。受光素子13
a、13bはスケール11の発光素子12が配置された
面とは反対側の面に固定される。受光素子13a、13
bは、発光素子12から出射され、スケール11のスリ
ット14を透過した光を受光し、電気信号に変換する。
受光素子13a、13bから出力される電気信号は、ス
リット14を透過した光の光量に応じたレベルとなる。
受光素子13aと受光素子13bとは、受光素子13a
の出力信号aと受光素子13bの出力信号bとの位相差
が90°となるように配置されている。受光素子13
a、13bで変換されたは出力信号a、bは信号生成回
路1に供給される。
【0019】信号生成回路1は、アナログ−ディジタル
変換器(ADC)21、CPU22、メモリ23、出力
ポート24を有する。ADC21は、エンコーダ2の受
光素子13a、13bから供給されるアナログの出力信
号a、bをディジタル信号に変換する。ADC21で変
換されたディジタル信号は、CPU22に供給される。
【0020】CPU22は、まず、メモリ23に記憶さ
れたプログラムに基づいて後述するようなキャリブレー
ト処理を行う。CPU22は、キャリブレート処理の結
果をメモリ23に記憶する。CPU22は、メモリ23
に記憶されたプログラム及びキャリブレート処理結果に
応じて信号を生成する後述する信号生成処理を行う。メ
モリ23は、CPU22により実行されるキャリブレー
ト処理プログラム及びキャリブレート処理結果に応じて
出力信号を生成する信号生成処理プログラムを記憶する
とともに、キャリブレート処理プログラムにより得られ
たキャリブレート処理結果を記憶する。出力ポート24
は、CPU22の処理により得られた位相差90°の2
相の出力信号を出力する。また、メモリ23はCPU2
2の作業用記憶領域として用いられる。
【0021】なお、CPU22は、キャリブレート処理
時には、駆動部3に2相インクリメンタル型エンコーダ
2のスケール11を矢印A方向に移動するための命令を
出力する。駆動部3は、ディジタル/アナログ変換器
(DAC)31、ドライバ32、アクチュエータ33を
有する。
【0022】DAC31は、CPU22から供給された
ディジタルの駆動データをアナログの駆動信号に変換す
る。DAC31で変換されたアナログの駆動信号は、ド
ライバ32に供給される。ドライバ32は、DAC31
から供給されたアナログの駆動信号に応じてアクチュエ
ータ33を駆動する。アクチュエータ33は、モータや
歯車機構などから構成され、2相インクリメンタル型エ
ンコーダ2のスケール11に係合して、スケール11を
矢印A方向に移動させる。
【0023】次に、キャリブレート処理について詳細に
説明する。図2は本発明の一実施例のキャリブレート処
理のフローチャートを示す。CPU22はキャリブレー
ト処理が指示されると、まず、駆動部3に2相インクリ
メンタル型エンコーダ2のスケール11を一定速度で移
動させる命令を供給し、スケール11を一定速度で移動
させる(ステップS1−1)。
【0024】次に、CPU22は、受光素子13a、1
3bの出力信号a、bをADC21を介して取り込む
(ステップS1−2)。次に前回取り込んだ出力信号a
(t-1) と今回取り込んだ出力信号at とから出力信号a
の傾きΔat を求め、取り込んだ出力信号とともにメモ
リ23に記憶する(ステップS1−3)。
【0025】次に、CPU22はメモリ23に記憶され
た今回検出された出力信号aの傾きΔat の正負を判定
する(ステップS1−4)。ステップS1−4で、出力
信号aの傾きΔat が負のときには、次に1サンプル前
の傾きΔa(t-1) の正負を判定する(ステップS1−
5)。ステップS1−5で、1サンプル前の出力信号a
の傾きΔa(t-1) も負であれば、出力信号aは減少途中
にあるので、ステップS1−2に戻り続けて出力信号
a、bのサンプリングを行う。
【0026】また、ステップS1−5で、1サンプル前
の傾きΔa(t-1) が正であれば、出力信号aの傾きが反
転し、出力信号aが正のピーク値となったことが分か
る。CPU22は、このときの出力信号aの値を正のピ
ーク値aHnとしてメモリ23に記憶するとともに、この
ときの出力信号bの値を閾値を決定するための値bLnと
してメモリ23に記憶する(ステップS1−6)。な
お、nの初期値は1とする。
【0027】次に、ステップS1−6で、メモリ23に
値aHn、bLnを記憶した後、変数nの値を(n+1)に
更新する(ステップS1−7)。ステップS1−7で、
変数nの値を(n+1)に更新した後、nが規定値Kに
達したか否かを判定する(ステップS1−8)。ステッ
プS1−8で、nが規定値Kに達していなければ、ステ
ップS1−2に戻って再び出力信号a、bのサンプリン
グを行う。
【0028】また、ステップS1−4で、出力信号aの
傾きΔat が正のときには、次に1サンプル前の傾きΔ
a(t-1) の正負を判定する(ステップS1−9)。ステ
ップS1−9で、1サンプル前の出力信号aの傾きΔa
(t-1) が正であれば、出力信号aは増加途中にあるの
で、ステップS1−2に戻り続けて出力信号a、bのサ
ンプリングを行う。
【0029】また、ステップS1−9で、1サンプル前
の傾きΔa(t-1) が負であれば、出力信号aの傾きが反
転し、出力信号aが負のピーク値となったことが分か
る。CPU22は、このときの出力信号aの値を負のピ
ーク値aLmとしてメモリ23に記憶するとともに、この
ときの出力信号bの値を閾値を決定するための値bHmと
してメモリ23に記憶する(ステップS1−10)。な
お、mの初期値は1とする。
【0030】次に、ステップS1−10で、メモリ23
に値aLm、bHmを記憶した後、変数mの値を(m+1)
に更新する(ステップS1−11)。ステップS1−1
1で、変数mの値を(m+1)に更新した後、変数mが
規定値Kに達したか否かを判定する(ステップS1−1
2)。ステップS1−12で、mが規定値Kに達してい
なければ、ステップS1−2に戻って再び出力信号a、
bのサンプリングを行う。
【0031】ステップS1−8、S1−12で、n及び
mが、共に規定値Kに達していた場合、値aHn,bLn,
aLm,bHmがそれぞれ(K−1)個、メモリ23に記憶
されており、メモリ23に記憶された値から値aH1〜a
HK-1及び値aL1〜aLK-1の平均値aref を求め、メモリ
23に記憶する(ステップS1−13)。なお、値aH1
〜aHK-1及び値aL1〜aLK-1の平均値aref は、
【0032】
【数1】
【0033】で求めることができる。式(1)で求めら
れた値aH1〜aHK-1及び値aL1〜aLK-1の平均値aref
は、後述する信号生成処理で、出力信号aの閾値として
用いられる。ステップS1−13で式(1)に基づいて
値aH1〜aHK-1及び値aL1〜aLK-1の平均値aref を求
めると、次に、値bL1〜bLK-1の平均値bL を求め、メ
モリ23に記憶する(ステップS1−14)。
【0034】なお、値bL1〜bLK-1の平均値bL は、
【0035】
【数2】
【0036】で求めることができる。ステップS1−1
4で式(2)に基づいて値bL1〜bLK-1の平均値bL を
求めると、次に、値bH1〜bHK-1の平均値bH を求め、
メモリ23に記憶する(ステップS1−15)。なお、
値bH1〜bHK-1の平均値bH は、
【0037】
【数3】
【0038】で求めることができる。上記ステップS1
−14及びS1−15で求められた値bL1〜bLK-1の平
均値bL 及び値bH1〜bHK-1の平均値bH は、後述する
信号生成処理で出力信号bの閾値として用いられる。次
に、CPU22で実行される信号生成処理プログラムに
ついて説明する。
【0039】図3は本発明の一実施例の信号生成処理プ
ログラムのフローチャートを示す。CPU22は、図2
に示すキャリブレート処理により求められた値aref 、
bH 、bL により受光素子13a、13bから供給され
る出力信号a、bを比較し、出力信号a、bに応じた出
力信号A、Bを生成し、出力ポート24から出力する。
【0040】CPU22では、まず、受光素子13a、
13bから出力される出力信号a、bをADC21を介
して取り込む(ステップS2−1)。次に、ステップS
2−1で、受光素子13aから取り込まれた出力信号a
とキャリブレート処理により得られ、メモリ23に記憶
されたピーク値の平均値aref とを比較する(ステップ
S2−2)。ステップS2−2で、取り込まれた受光素
子13aの出力信号aが平均値aref より大きければ、
次に、取り込まれた受光素子13bから取り込まれた出
力信号bとキャリブレート処理により得られ、メモリ2
3に記憶された出力信号aが正のピーク値の時の平均値
bL とを比較する(ステップS2−3)。
【0041】ステップS2−3で、出力信号bが平均値
bL より大きければ、生成出力信号A、Bを共にハイレ
ベルとする(ステップS2−4)。ステップS2−4で
生成された出力信号A、Bは、出力ポート24から出力
される(ステップS2−5)。また、ステップS2−3
で、出力信号bが平均値bL より小さければ、生成出力
信号Aをハイレベル、生成出力信号Bをローレベルとす
る(ステップS2−6)。ステップS2−6で生成され
た出力信号A、Bは、出力ポート24から出力される
(ステップS2−5)。
【0042】また、ステップS2−2で、取り込まれた
受光素子13aの出力信号aが平均値aref より小さけ
れば、次に、取り込まれた受光素子13bから取り込ま
れた出力信号bとキャリブレート処理により得られ、メ
モリ23に記憶された出力信号aが負のピーク値の時の
平均値bH とを比較する(ステップS2−7)。ステッ
プS2−7で、出力信号bが平均値bH より大きけれ
ば、生成出力信号Aをローレベル、生成出力信号Bをハ
イレベルとする(ステップS2−8)。ステップS2−
8で生成された出力信号A、Bは、出力ポート24から
出力される(ステップS2−5)。
【0043】また、ステップS2−7で、出力信号bが
平均値bH より小さければ、生成出力信号A、Bを共に
ローレベルとする(ステップS2−9)。ステップS2
−9で生成された出力信号A、Bは、出力ポート24か
ら出力される(ステップS2−5)。以上により、位相
差が略90°の生成出力信号A、Bが生成される。な
お、本実施例では、出力信号A、Bが出力ポート24か
ら出力される場合について説明したが、装置の種類によ
っては、出力信号A、Bは、CPU22内のみで使用さ
れ、出力ポート24から出力されない場合もある。
【0044】ここで、上記の信号生成処理の動作を図面
とともに説明する。図4は本発明の一実施例の信号生成
処理の動作説明図を示す。図4(A)は受光素子13
a、13bから出力される出力信号a、b、図4(B)
は信号生成処理で出力信号aから生成される生成出力信
号A、図4(C)は信号生成処理で出力信号bから生成
される生成出力信号Bの波形を示す。
【0045】受光素子13aから出力された出力信号a
は、予め求められた変曲点pH1〜pHK-1及び変曲点pL1
〜pLK-1における出力信号aの平均値aref と比較さ
れ、生成出力信号Aは出力信号aが平均値aref より大
きければハイレベル、小さければローレベルとされる。
したがって、図4(B)に示すように位置x2 〜x4 、
位置x6 〜x8 でハイレベルとなる。
【0046】また、受光素子13bから出力された出力
信号bは、出力信号aの最小値側の変曲点pL1〜pLK-1
での出力信号bの平均値bH を生成出力信号Aがローレ
ベルである位置での閾値とされ、出力信号aの最大値側
の変曲点pH1〜pHK-1での出力信号bの平均値bL を生
成信号出力信号Aがハイレベルである位置での閾値とさ
れる。よって、生成出力信号Bは、図4(C)に示すよ
うに位置x3 〜x5 、位置x7 〜x9 ではハイレベルと
なる。
【0047】このため、生成出力信号Bは図4(C)に
示すように図4(A)に示す出力信号aのピーク値で反
転する信号となる。また、生成出力信号Aは図4(B)
に示すように図4(A)に示す出力信号aのピーク値の
平均値aref で反転するので、ピーク値の略中間位置で
反転することになる。よって、生成出力信号Aと生成出
力信号Bとの位相差は略90°とすることができる。
【0048】なお、このとき、受光素子13aの出力信
号aと受光素子13bの出力信号bとの位相差が135
°以上である場合には、本来反転すべき位置以外で生成
出力信号Bの誤パルスが発生し、生成出力信号Bが安定
しない場合が生じる。図5は本発明の一実施例の動作説
明図を示す。図5(A)は受光素子13a、13bから
出力される出力信号a、b、図5(B)は信号生成処理
で出力信号aから生成される生成出力信号A、図5
(C)は信号生成処理で出力信号bから生成される生成
出力信号Bの波形を示す。
【0049】図5(A)に示すように受光素子13aの
出力信号aと受光素子13bの出力信号bとの位相差が
135°以上であると、図5(B)に示す生成出力信号
Aがハイレベルの範囲に出力信号bが閾値bL と交叉す
る点が複数現れ、また、生成出力信号Aがローレベルの
範囲に出力信号bが閾値bH と交叉する点が複数現れる
ため、図5(C)に示すように誤パルスが発生する。な
お、上記のような誤パルスは受光素子13aの出力信号
aと受光素子13bの出力信号bとの位相差が45°以
下でも生じる。このため、出力信号aと出力信号bとの
位相差が45°<θ<135°の範囲で補正可能とな
る。
【0050】なお、本実施例では、光学式リニア型エン
コーダに適用した例について説明したが、磁気式エンコ
ーダやロータリ型エンコーダ等にも適用することもでき
る。上記信号処理方法で生成された信号A、Bは、例え
ば、磁気ディスク装置のヘッドの位置制御に適用され
る。次に、本実施例の信号処理方法を磁気ディスク装置
に適用した場合について説明する。
【0051】図6は本発明の一実施例の磁気ディスク装
置への適用例のブロック構成図を示す。本適用例の磁気
ディスク装置40は、ディスク41、スピンドルモータ
42、磁気ヘッド43、ヘッドキャリッジ44、ボイス
コイルモータ(VCM)45、ドライバ46,47、D
Aコンバータ48、エンコーダ49、ADコンバータ5
0、信号処理回路51、マイコン52、メモリ53、イ
ンターフェース54から構成される。
【0052】なお、ADコンバータ50は図1のADC
21に、DAコンバータ48は図1のDAC31に、ド
ライバ46は図1のドライバ32に、VCM45は図1
のアクチュエータ33に相当する。また、マイコン52
は図1のCPU22、出力ポート24を、メモリ53は
図1のメモリ23を含む。ディスク41はスピンドルモ
ータ42により回転される。ディスク41の表面には磁
性膜が形成されている。ディスク41の表面には、磁気
ヘッド43が対向して配置され、磁気ヘッド43により
ディスク41に情報が磁気的に記録再生される。
【0053】磁気ヘッド43は、ヘッドキャリッジ44
の先端に保持される。ヘッドキャリッジ44は、他端が
ボイスコイルモータ45に保持される。ボイスコイルモ
ータ45は、ヘッドキャリッジ44をディスク41の半
径方向(矢印A方向)に移動させることにより、磁気ヘ
ッド43をディスク41の半径方向の所定の位置に移動
させる。
【0054】また、ヘッドキャリッジ44はリニア型エ
ンコーダ49により位置検出が行われる。リニア型エン
コーダ49は、エンコーダスケール55、及び、エンコ
ーダ本体56から構成される。リニア型エンコーダ49
は、図9で説明した動作と同様な動作により位相が90
°異なるa相及びb相の出力信号を出力する。リニア型
エンコーダ49から出力されたa相及びb相の出力信号
は、ADコンバータ50に供給される。ADコンバータ
50は、リニア型エンコーダ49から供給されたa相及
びb相の出力信号をディジタルデータに変換する。AD
コンバータ50で変換されたリニア型エンコーダ49の
a相及びb相の出力信号のディジタルデータは、マイコ
ン52に供給される。
【0055】マイコン52は、メモリ53に接続されて
いる。メモリ53は、マイコン52の作業用記憶領域と
して用いられる。マイコン52は、前述したADコンバ
ータ50から供給されたリニア型エンコーダ49のa相
及びb相の出力信号のディジタルデータに基づいてキャ
リブレート処理を行うとともに、キャリブレート処理に
より得られたデータ及びリニア型エンコーダ49のa相
及びb相の出力信号のディジタルデータに基づいて位置
決め制御処理を実行し、制御情報を生成する。マイコン
52で生成された制御情報は、DAコンバータ48に供
給される。
【0056】DAコンバータ48は、マイコン52から
供給された制御情報をアナログ信号に変換する。DAコ
ンバータ48でアナログ信号に変換された制御情報は、
ドライバ46に供給される。ドライバ46は、DAコン
バータ48から供給される制御情報に基づいてボイスコ
イルモータ45を駆動する。また、マイコン52は、信
号処理回路51に記録データを供給するとともに、信号
処理回路51から供給された再生データを受信する。マ
イコン52は、信号処理回路51から供給された再生デ
ータをインターフェース54を介して外部に送信すると
ともに、ドライバ47を制御してスピンドルモータ42
の回転を制御する。インターフェース54は、外部との
インターフェースをとる。
【0057】次に、エンコーダ49の出力信号a、bを
用いた制御動作について説明する。図7は本発明の一実
施例の適用例の制御動作のフローチャート、図8は本発
明の一実施例の適用例の動作説明図を示す。図8(A)
はエンコーダ49の出力信号a、b、図8(B)は出力
信号bをキャリブレート処理で得た第1及び第2の基準
値bL 、bH を閾値として比較し、出力信号bが第1及
び第2の基準値bL、bH より大きければ、ハイレベ
ル、出力信号bが第1及び第2の基準値bL 、bH より
小さければ、ローレベルとして得たパルス信号B、図8
(C)は出力信号a及び図8(B)のパルス信号Bによ
り生成される位置偏差信号、図8(D)は出力信号bの
中心値b0 を閾値として出力信号bが中心値b0 より大
きければ、ハイレベル、出力信号bが中心値b0 より小
さければ、ローレベルとされたパルス信号Bの波形を示
す。
【0058】マイコン52はADコンバータ50からエ
ンコーダ49から出力される図8(A)に示すような出
力信号a、bを取り込む(ステップS3−1)。次に、
マイコン52はステップS3−1で取り込まれたエンコ
ーダ49の出力信号aと前述図2のキャリブレート処理
で得られた基準値aref とを比較する(ステップS3−
2)。
【0059】ステップS3−2で、エンコーダ49の出
力信号aが基準値aref より大きければ、次に、エンコ
ーダ49の出力信号bと前述図2のキャリブレート処理
で得られた第1の基準値bL と比較する(ステップS3
−3)。ステップS3−3で、エンコーダ49の出力信
号bが第1の基準値bL より大きい、すなわち、図8
(B)に示すパルス信号Bがハイレベルの期間では、エ
ンコーダ49の出力信号a及び基準値aref から後述す
る式により位置誤差情報PESを算出する(ステップS
3−4)。
【0060】位置誤差情報PESは、 PES=aref −a から求められる。即ち、図8(C)に示すように、aと
は逆の傾きを持ち、a=aref の時、「0」となる信号
となる。ステップS3−4で、位置誤差信号PESが求
められると、ステップS3−4で求められた位置誤差信
号PESを位置偏差としてヘッド43がディスク41の
目標位置になるようにフィードバック制御演算を行う
(ステップS3−5)。ステップS3−5のフィードバ
ック制御演算の結果、ヘッド43をディスク41の目標
位置とするようにVCM45を駆動するための駆動情報
が得られる。
【0061】マイコン52は、ステップS3−5の結果
得られた駆動情報をDAコンバータ48に供給する(ス
テップS3−6)。ステップS3−6で、DAコンバー
タ48に供給された駆動情報は、アナログ信号に変換さ
れた後、ドライバ46に供給される。ドライバ46は、
DAコンバータ48から供給されたアナログ信号に応じ
てVCM45を駆動する。
【0062】また、ステップS3−2で、エンコーダ4
9の出力信号aが基準値aref より小さければ、次に、
エンコーダ49の出力信号bと前述図2のキャリブレー
ト処理で得られた第2の基準値bH と比較する(ステッ
プS3−7)。ステップS3−7で、エンコーダ49の
出力信号bが第2の基準値bH より大きい、すなわち、
図8(B)でパルス信号Bがハイレベルの期間では、エ
ンコーダ49の出力信号a及び基準値aref から PES=aref −a により位置誤差情報PESを算出する。即ち、図8
(C)に示すように、aとは逆の傾きを持ち、a=are
f の時「0」となる信号となる。
【0063】ステップS3−4で、位置誤差信号PES
が求められると、ステップS3−5で位置誤差信号PE
Sを位置偏差としてヘッド43がディスク41の目標位
置になるようにフィードバック制御演算により、ヘッド
43をディスク41の目標位置とするようにVCM45
を駆動するための駆動情報を得、得られた駆動情報をD
Aコンバータ48によりアナログ信号に変換して後、ド
ライバ46を介してVCM45を駆動する。
【0064】また、ステップS3−3で、エンコーダ4
9の出力信号bが第1の基準値bLより小さい、すなわ
ち、図8(B)でパルス信号Bがローレベルの期間で
は、エンコーダ49の出力信号a及び基準値aref から
位置誤差信号PESを演算する(ステップS3−8)。
ステップS3−8では、位置誤差信号PESは、 PES=a−aref から求められる。すなわち、図8(C)に示すようにa
と同じ傾きを持ち、a=aref の時「0」となる信号と
なる。
【0065】ステップS3−8で、位置誤差信号PES
が求められると、ステップS3−5で位置誤差信号PE
Sを位置偏差としてヘッド43がディスク41の目標位
置になるようにフィードバック制御演算により、ヘッド
43がディスク41の目標位置となるようなVCM45
を駆動するための駆動情報を得、得られた駆動情報をD
Aコンバータ48によりアナログ信号に変換して後、ド
ライバ46を介してVCM45を駆動する。
【0066】また、ステップS3−7で、エンコーダ4
9の出力信号bが第2の基準値bHより小さければ、ス
テップS3−8、S3−5、S3−6で、パルス信号B
をローレベルにして、エンコーダ49の出力信号a及び
基準値aref から位置誤差信号PESを演算し、位置誤
差信号PESを位置偏差としてヘッド43がディスク4
1の目標位置になるようにフィードバック制御演算によ
り、ヘッド43がディスク41の目標位置となるような
VCM45を駆動するための駆動情報を得、得られた駆
動情報をDAコンバータ48によりアナログ信号に変換
して後、ドライバ46を介してVCM45を駆動する。
【0067】本実施例によれば、キャリブレート処理に
より得られた第1及び第2の基準値bL 、bH に基づい
て出力信号aを反転するためのパルス信号Bを生成する
ことにより、出力信号aのピーク値の期間とパルス信号
Bとの期間とを一致させることができるため、図8
(C)に示すように一様に増加する位置偏差信号を得る
ことができる。
【0068】なお、従来のように図8(A)に示す出力
信号bを単純にその中心値b0 を閾値としてパルス信号
Bを得ると、図8(D)に示すようなパルス信号が得ら
れる。図8(D)に示すパルス信号Bは、立ち上がりと
立ち下がりのタイミングが出力信号aのピーク値からず
れた位置となる。よって、図8(D)に示すパルス信号
Bにより出力信号aを反転、非反転出力し、位置誤差信
号を演算すると、図8(E)に示すように引き込み範囲
が減少するとともに、傾きが逆となる領域が発生する。
【0069】なお、本適用例では磁気ディスク装置につ
いて説明したが、これに限られるものではなく、光ディ
スク装置の光ピックアップの位置制御等に適用すること
もできる。
【0070】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、第1の信
号と第2の信号との位相差が所定の位相でない場合で
も、第1の信号のピークに対応したレベルを第1の信号
の閾値として第2の信号に応じた第2の出力パルス信号
が生成されるので、第1の信号から所定の位相差の信号
を生成できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例のキャリブレート処理のフロ
ーチャートである。
【図3】本発明の一実施例の信号生成処理のフローチャ
ートである。
【図4】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図5】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図6】本発明の一実施例の磁気ディスク装置への適用
例のブロック構成図である。
【図7】本発明の一実施例の適用例の制御動作のフロー
チャートである。
【図8】本発明の一実施例の適用例の動作説明図であ
る。
【図9】従来の一例の構成図である。
【図10】従来の他の一例の構成図である。
【図11】従来の一例の動作波形図である。
【符号の説明】
1 信号生成回路 2 2相インクリメンタル型エンコーダ 3 駆動部 11 スケール 12 発光素子 13a、13b 受光素子 14 スリット 15 反射部 21 ADC 22 CPU 23 メモリ 24 出力ポート 31 DAC 32 ドライバ 33 アクチュエータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月3日(1999.6.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F077 AA11 AA20 AA46 JJ02 JJ05 JJ21 NN02 NN19 PP06 QQ03 QQ09 TT21 TT32 TT37 TT58 TT59 2F103 BA07 BA25 CA01 CA02 CA06 DA01 DA12 EA02 EA15 EB01 EB16 EB33 ED07 ED08 ED11 ED27 FA01 FA16 FA17 FA18

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相の異なる第1の信号と第2の信号と
    を所定の位相差の信号に補正する信号生成方法におい
    て、 前記第1の信号のピークを検出する第1の手順と、 前記第1の手順で検出された前記第1の信号の平均値を
    求める第2の手順と、 前記第1の手順で検出された前記第1の信号のピークの
    うち正ピークにおける前記第2の信号の平均値と、前記
    第1の信号のピークのうち負ピークにおける前記第2の
    信号の平均値とを求める第3の手順と、 前記第2の手順で求められた前記第1の信号のピークの
    平均値と前記第1の信号との大小関係に応じてハイ又は
    ローレベルとなる第1の出力パルス信号を生成する第4
    の手順と、 前記第4の手順で生成された前記第1の出力パルス信号
    の状態及び前記第3の手順で求められた前記第1の信号
    の各ピークにおける前記第2の信号の各平均値と前記第
    2の信号との大小に応じてハイ又はローレベルとなる第
    2の出力パルス信号を生成する第5の手順とを有するこ
    とを特徴とする信号生成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の手順は、前記第1の信号のピ
    ークを前記第1の信号の傾きを検出することにより検出
    することを特徴とする請求項1記載の信号生成方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の手順は、前記第1の信号のピ
    ークのうち予め設定された所定の数のピークの平均値を
    求め、 前記第3の手順は、前記第1の信号のピークのうち予め
    設定された所定の数のピークにおける前記第2の信号の
    平均値を求めることを特徴とする請求項1又は2記載の
    信号生成方法。
  4. 【請求項4】 前記第4の手順は、前記第1の出力パル
    ス信号を前記第1の信号が前記第1の手順で求められた
    前記第1の信号のピークの平均値より大きいときに、ハ
    イレベルとなり、前記第1の信号が前記第1の手順で求
    められた前記第1の信号のピークの平均値より小さいと
    きに、ローレベルとすることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか一項記載の信号生成方法。
  5. 【請求項5】 前記第5の手順は、前記第2の出力パル
    ス信号を、 前記第4の手順で生成された前記第1の出力パルス信号
    がハイレベルであり、かつ、前記第2の信号が前記第3
    の手順で求められた前記第1の信号の正ピークにおける
    前記第2の平均値より大きいとき、或いは、前記第4の
    手順で生成された前記第1の出力パルス信号がローレベ
    ルであり、かつ、前記第2の信号が前記第3の手順で求
    められた前記第1の信号の負ピークにおける前記第2の
    信号の平均値より大きいときにハイレベルとし、 前記第4の手順で生成された前記第1の出力パルス信号
    がハイレベルであり、かつ、前記第2の信号が前記第3
    の手順で求められた前記第1の信号の正ピークにおける
    前記第2の信号の平均値より小さいとき、或いは、前記
    第4の手順で生成された前記第1の出力パルス信号がロ
    ーレベルであり、かつ、前記第2の信号が前記第3の手
    順で求められた前記第1の信号の負ピークにおける前記
    第2の信号の平均値より小さいときにローレベルとする
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の
    信号生成方法。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の手順は、初期動作で
    実行されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    一項記載の信号生成方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の信号と前記第2の信号との位
    相差は、45°以上であり、135°以下であることを
    特徴をする請求項1乃至6のいずれか一項記載の信号生
    成方法。
  8. 【請求項8】 位相の異なる第1の信号と第2の信号と
    を所定の位相差の信号に補正する信号生成装置におい
    て、 前記第1の信号のピークを検出する第1の手段と、 前記第1の信号のピークの平均値を求める第2の手段
    と、 前記第1の信号のピークの正ピークにおける前記第2の
    信号の平均値と、前記第1の信号のピークの負ピークに
    おける前記第2の信号の平均値とを求める第3の手段
    と、 前記第2の手段で求められた前記第1の信号のピークの
    平均値と前記第1の信号との大小関係に応じてハイ又は
    ローレベルとなる第1の出力パルス信号を生成する第4
    の手段と、 前記第4の手段で生成された前記第1の出力パルス信号
    の状態及び前記第3の手順で求められた前記第1の信号
    の各ピークにおける前記第2の信号の各平均値と前記第
    2の信号との大小に応じてハイ又はローレベルとなる第
    2の出力パルス信号を生成する第5の手段とを有するこ
    とを特徴とする信号生成装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の手段は、前記第1の信号のピ
    ークを前記第1の信号の傾きを検出することにより検出
    することを特徴とする請求項8記載の信号生成装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の手段は、前記第1の信号の
    ピークのうち予め設定された所定の数のピークの平均値
    を求め、 前記第3の手段は、前記第1の信号のピークのうち予め
    設定された所定の数のピークにおける前記第2の信号の
    平均値を求めることを特徴とする請求項8又は9記載の
    信号生成装置。
  11. 【請求項11】 前記第4の手段は、前記第1の出力パ
    ルス信号を前記第1の信号が前記第1の手段で求められ
    た前記第1の信号のピークの平均値より大きいときに、
    ハイレベルとなり、前記第1の信号が前記第1の手段で
    求められた前記第1の信号のピークの平均値より小さい
    ときに、ローレベルとすることを特徴とする請求項8乃
    至10のいずれか一項記載の信号生成装置。
  12. 【請求項12】 前記第5の手段は、前記第2の出力パ
    ルス信号を、 前記第4の手段で生成された前記第1の出力パルス信号
    がハイレベルであり、かつ、前記第2の信号が前記第3
    の手段で求められた前記第1の信号の正ピークにおける
    前記第2の平均値より大きいとき、或いは、前記第4の
    手段で生成された前記第1の出力パルス信号がローレベ
    ルであり、かつ、前記第2の信号が前記第3の手段で求
    められた前記第1の信号の負ピークにおける前記第2の
    信号の平均値より大きいときにハイレベルとし、 前記第4の手段で生成された前記第1の出力パルス信号
    がハイレベルであり、かつ、前記第2の信号が前記第3
    の手段で求められた前記第1の信号の正ピークにおける
    前記第2の信号の平均値より小さいとき、或いは、前記
    第4の手段で生成された前記第1の出力パルス信号がロ
    ーレベルであり、かつ、前記第2の信号が前記第3の手
    段で求められた前記第1の信号の負ピークにおける前記
    第2の信号の平均値より小さいときにローレベルとする
    ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項記載
    の信号生成装置。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2の手段は、初期動作
    時に前記第1の信号のピーク及び前記第2の手段で求め
    られた前記第1の信号のピークとのにおける前記第2の
    信号の平均値を求めることを特徴とする請求項8乃至1
    2のいずれか一項記載の信号生成装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の信号と前記第2の信号との
    位相差は、45°以上であり、135°以下であること
    を特徴をする請求項8乃至13のいずれか一項記載の信
    号生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010127658A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Samsung Techwin Co Ltd エンコーダ
JP2010179606A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Ricoh Co Ltd 光学式エンコーダ、画像形成装置
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