JP2010127474A - 冷却器、冷蔵庫及び固定部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定部材によって容易に冷媒管を固定するとともに、コスト及び騒音を削減して冷却効率を向上できる冷却器及びそれを用いた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷媒が流通する冷媒管11に多数のフィン12が取り付けられる冷却器10において、棒状の弾性体から成るとともに、U字状に形成される第1、第2掛止部21、22と第1掛止部21の終端から屈曲して延びる把手部23とを有する固定部材20を備え、冷媒管11が長手方向に延びる溝11aを内面に有するとともに複数段に蛇行し、第1、第2掛止部21、22によって段方向に離れた冷媒管11を掛止して冷媒管11の間隔を所定の間隔に維持した。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷媒管を有する冷却器及びそれを備えた冷蔵庫に関する。また本発明は、冷媒管等の被固定部材の位置を固定する固定部材に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は冷凍サイクルを構成する冷却器を備え、冷却器と熱交換して生成された冷気により貯蔵室内を冷却する。冷却器は冷媒が流通する冷媒管が複数段に蛇行し、冷媒管に多数のフィンが取り付けられる。
冷媒管は蛇行して形成される際に段方向に広がる。特に、特許文献2に示すように熱交換効率向上のために内表面積を増加させる溝が内面に形成される冷媒管は断面係数が高く曲げにくくなる。このため、左右端のU字状部の形成時に曲げ角度が大きくなると座屈する。これにより、冷媒管の曲げ角度が小さく形成されるため、段方向に大きく広がる。
このため、冷媒管の左右端にはフィンに平行な平板状の剛性を有する固定部材が取り付けられ、冷媒管の配置が固定される。固定部材は左右端でU字状に曲がる冷媒管に嵌合する長孔を有しており、冷媒管を蛇行して形成した後に両側方から嵌設される。これにより、冷却器と冷蔵庫内の他の部材との干渉が防止される。
特開昭61−46875号公報(第1頁−第2頁、第4図) 特開2004−239486号公報(第4頁−第6頁、第5図)
しかしながら、上記従来の冷蔵庫の冷却器によると、冷媒管を固定する固定部材は剛性を要するため厚く形成される。このため、固定部材のコストが増大するとともに冷却器の熱交換面積が減少して冷却効率が低下する問題があった。また、平板状の固定部材よりも外側に冷気が流通しにくくなるため固定部材の外側の冷媒管と冷気との接触が妨げられ、冷却効率が更に低下する問題もあった。加えて、各段の冷媒管が剛体の固定部材に固定されるため、冷媒の脈動によって冷媒管が振動した際に騒音が大きくなる問題もあった。
本発明は、固定部材によって容易に冷媒管を固定するとともに、コスト及び騒音を削減して冷却効率を向上できる冷却器及びそれを用いた冷蔵庫を提供することを目的とする。また本発明は、被固定部材に容易に取付け可能な固定部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、冷媒が流通する冷媒管に多数のフィンが取り付けられる冷却器において、棒状の弾性体から成るとともに、U字状に形成される第1、第2掛止部と第1掛止部の終端から屈曲して第1掛止部の外側に延びる把手部とを有する固定部材を備え、前記冷媒管が長手方向に延びる溝を内面に有するとともに複数段に蛇行し、第1、第2掛止部によって段方向に離れた前記冷媒管を掛止して前記冷媒管の間隔を所定の間隔に維持することを特徴としている。
この構成によると、例えば、冷媒管は蛇行して上下方向に複数段に配され、下部の冷媒管には固定部材に形成されるU字状の第2掛止部が掛止される。そして、第1掛止部の外側に延びる把持部を把持してU字状の第1掛止部が開くように固定部材を弾性変形させて第1掛止部が上部の冷媒管に掛止される。冷却器は冷凍サイクルを構成し、冷媒管内を冷媒が流通することによりフィン及び冷媒管が吸熱する。
また本発明は、上記構成の冷却器において、前記固定部材は第1、第2掛止部間で迂回形状に屈曲される突起部を有し、第1、第2掛止部に係止される前記冷媒管の間に配される前記冷媒管を前記突起部により支持することを特徴としている。
この構成によると、固定部材は屈曲によって、く字状、U字状、S字状等の迂回形状に形成される突起部が上下方向の中間に配される冷媒管の間に配される。突起部に接する冷媒管は振動した際に突起部が弾性変形して振動が吸収される。
また本発明は、上記構成の冷却器において、前記溝の深さが0.4mmを超えることを特徴としている。
また本発明の冷蔵庫は、上記各構成の冷却器を備えたことを特徴としている。この構成によると、冷却器は冷凍サイクルを構成し、冷媒管内を冷媒が流通して冷却される。冷却された冷却器のフィン及び冷媒管と空気とが熱交換して生成された冷気を貯蔵室内に供給して貯蔵物が冷却される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記冷却器の下方に配される除霜ヒータと、前記冷媒管の終端に連結されて冷媒を溜めるとともに前記冷却器の上方且つ左右方向の一方に配置される液溜め部と、前記液溜め部の近傍に配される温度センサとを備え、前記固定部材が前記冷却器の左右方向の他方に配置されるとともに、前記把持部が最上段の前記フィンの上方に突出することを特徴としている。
この構成によると、冷媒管を流通する冷媒は冷却器の上方の例えば右部に配される液溜め部で溜められて冷凍サイクルを循環する冷媒量が調整される。除霜ヒータを駆動すると冷却器が昇温され、冷却器の除霜が行われる。液溜め部近傍が温度センサの検知によって所定温度に到達すると除霜が停止される。固定部材は冷却器の左部に配され、除霜ヒータの熱が熱伝導する。この時、固定部材の把持部が最上端のフィンよりも上方に突出し、冷却器の下部から上方まで除霜ヒータの熱が伝えられる。これにより、冷却器の温度センサから離れた左部の残霜が防止される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、貯蔵物を貯蔵する貯蔵室の背後に前記冷却器を配置し、前記固定部材を前記貯蔵室から離れた側に配置したことを特徴としている。この構成によると、貯蔵室から離れた冷却器の後部に配された固定部材を除霜ヒータの熱が熱伝導して除霜が行われる。
また本発明は、被固定部材の離れた二箇所に掛止される第1、第2掛止部を備え、被固定部材の第1、第2掛止部間の間隔を固定する固定部材において、棒状の弾性体から成るとともに第1、第2掛止部をU字状に形成され、第1掛止部の終端から第1掛止部の外側に屈曲して延びる把手部を有することを特徴としている。
また本発明は、被固定部材の離れた二箇所に掛止される第1、第2掛止部を備え、被固定部材の第1、第2掛止部間の間隔を固定する固定部材において、棒状の弾性体から成るとともに第1、第2掛止部をU字状に形成され、第1掛止部の終端から第1掛止部の外側に屈曲して延びる把手部と、第1、第2掛止部間で迂回形状に屈曲される突起部とを有することを特徴としている。
本発明の冷却器及び冷蔵庫によると、内面に溝を有して蛇行する冷媒管を固定する固定部材が棒状の弾性体から成り、第1、第2掛止部及び把持部を有するので、把持部を把持して第1掛止部を弾性変形させることにより容易に固定部材を取り付けることができる。また、固定部材が小型化されるためコストを削減することができる。また、固定部材を細い棒状に形成しても冷媒管を保持することができるためフィンを増数できるとともに、固定部材の外側に冷気が流れ易くなる。従って、冷却器の冷却効率を向上することができる。また、第1、第2掛止部の間の冷媒管が揺動可能に支持されるため冷媒の脈動による冷媒管の振動を吸収して騒音を低減することができる。
また本発明の固定部材によると、被固定部材の位置を固定する固定部材が棒状の弾性体から成り、第1、第2掛止部及び把持部を有するので、把持部を把持して第1掛止部を弾性変形させることにより容易に固定部材を取り付けることができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の冷蔵庫を示す側面断面図である。冷蔵庫1は上部に冷蔵室2が設けられ、冷蔵室2の下方に冷凍室3が設けられる。冷凍室3の下方には野菜室4が設けられる。冷蔵庫1の下部後方には機械室5が設けられ、機械室5には冷凍サイクルを運転する圧縮機6が配される。
冷蔵室2、冷凍室3、野菜室4の背面には冷気が流通する冷気通路9が形成される。冷気通路9内には冷却器10が配される。冷凍サイクルは圧縮機6、凝縮器(不図示)、キャピラリーチューブ14(図2参照)、冷却器10、圧縮機6の順に接続して構成される。冷凍サイクルの運転によって冷媒が循環して冷却器10が冷却され、冷気通路9を流通する空気と冷却器10とが熱交換して冷気が生成される。
冷気通路9内には冷却器10の上方に送風機7が配される。送風機7の駆動によって各貯蔵室に冷却器10で生成された冷気が供給され、貯蔵物が冷却される。また、冷却器10の下方には除霜ヒータ8が配される。除霜ヒータ8の駆動によって冷却器10が除霜され、除霜水は機械室5内に配された蒸発皿(不図示)に回収される。
図2は冷蔵庫1の冷却器10部分の正面図を示している。冷却器10は冷凍サイクルの運転によって冷媒が流通する冷媒管11に多数のフィン12が所定間隔で取り付けられる。冷媒管11は左右方向に延び、蛇行によって上下方向に複数段に並設される。また、冷媒管11は前後方向に2列に並設される。冷媒管11は図3の断面図に示すように長手方向に延びる複数の溝11aを内面に有している。これにより、冷媒が接触する表面積を増加して熱交換効率の向上が図られる。
冷媒管11の直径は例えば8mmに形成され、薄い部分の厚みが0.6〜0.7mmに形成される。また、溝11aの深さDは約0.6mmに形成される。
冷却器10を形成する際には、まず直線状に延びる冷媒管11に矩形の多数のフィン12が所定間隔で挿通される。この時、後工程でU字状に曲げられるU字状部11bや後述する空隙部10aに相当する位置はフィン12の間隔が広く配置される。そして、冷媒管11の内径よりも若干大径の金属球を有する押し出し棒が冷媒管11に押し込まれる。これにより、冷媒管11が拡径されてフィン12と密着し、フィン12が固定される。
この時、押し出し棒を円滑に挿通するために加工油が使用され、冷媒管11内に加工油が残留する。冷媒管11内に残留する加工油は冷凍サイクル内の金属や潤滑油等を劣化させるおそれやキャピラリチューブ14を詰まらせるおそれがあるため、洗浄によって除去される。
次に、冷媒管11は所定位置で曲げられて冷却器10の左右端のU字状部11bが形成される。一般に、溝11aのない冷媒管11の場合は管形状を維持する芯金を冷媒管11に入れて180゜よりもオーバーアングルして曲げられ、U字状に形成される。この時、芯金を円滑に挿通するために加工油が使用され、U字状部11bに加工油が残留する。U字状部11bに残留した加工油は洗浄によって除去される。
これに対して、溝11aが設けられた冷媒管11はU字状部11bに残留する加工油の除去が困難となるため、芯金を用いずに冷媒管11が曲げられる。この時、溝11aを有するため冷媒管11の断面係数が高く、冷媒管11は曲げにくくなるため180゜よりもオーバーアングルして曲げられると座屈する。
このため、冷媒管11は管形状を維持するために180゜よりも小さい曲げ角度に抑制して曲げられる。これにより、冷媒管11は段方向に広がる。特に、溝11aの深さDが0.4mmを超えると曲げ角度を著しく小さくする必要があるため(例えば、150゜)、段方向に広がる量が大きくなる。これにより、後述するように、段方向に広がる冷媒管11の位置を固定する固定部材20が設けられる。
冷媒管11の冷媒が流入する始端にはキャピラリチューブ14が溶接部14aで溶接して接続されている。冷媒管11の冷媒が流出する終端には冷媒を溜めて冷凍サイクルを循環する冷媒量を調整するアキュームレータ13(液溜め部)が接続される。アキュームレータ13は冷却器10の右部に設けられ、アキュームレータ13の近傍には温度センサ15が配される。温度センサ15によって除霜時の冷却器10の温度が検知され、所定温度になると除霜が終了したと判断して除霜ヒータ8(図1参照)が停止される。
アキュームレータ13から導出される冷媒管13aは圧縮機6から導出される冷媒管6bに溶接部6aで溶接して接続される。冷却器10の上段の冷媒管11にはフィン12が設けられない空隙部10aが形成される。空隙部10aによって溶接部6a、14aを溶接する溶接工具とフィン12との接触が回避される。
冷却器10の左右端には段方向に広がる冷媒管11の位置を固定する固定部材20が設けられる。図4は固定部材20の正面図を示している。固定部材20は棒状の弾性体により形成される。固定部材20をフィン12と同じ材質の金属、アルミニウム、アルミニウム合金等により形成すると腐食を防止することができる。固定部材20を樹脂により形成してもよい。
固定部材20はU字状に形成される第1、第2掛止部21、22を有している。第1、第2掛止部21、22間は直線状の直線部25で繋がっている。直線部25を曲線状に形成してもよい。第2掛止部22は固定部材20の一方の端部に形成される。固定部材20の他方の端部には、第1掛止部21の終端から屈曲してU字状の第1掛止部21の外側に延び、直線部25と略平行な把持部23が設けられる。
第1、第2掛止部21、22間の直線部25には、迂回形状に屈曲して第1、第2掛止部21、22の曲げ方向と同じ方向に突出する突起部24が形成される。突起部24は迂回形状によって開放側の幅が増減するように弾性変形可能になっている。突起部24の迂回形状は同図に示すように、く字状に形成してもよく、U字状やS字状に形成してもよい。
図5、図6、図7は固定部材20を取り付けた状態の冷却器10を示す正面斜視図、背面斜視図及び右側面図である。冷却器10の右側に配される固定部材20は把手部23が下方になるように取り付けられ、冷却器10の左側に配される固定部材20は把手部23が上方になるように取り付けられる。
固定部材20はU字状の第2掛止部22が上下の一端の冷媒管11に掛止される。そして、把持部23を把持してU字状の第1掛止部21が開くように固定部材20を弾性変形させて第1掛止部21が他端の冷媒管11に掛止される。これにより、固定部材20を容易に冷媒管11に取り付けることができ、第1、第2掛止部21、22によって段方向に広がる冷媒管11の間隔を所定の間隔に維持することができる。
また、突起部24によって第1掛止部21と第2掛止部22との間の冷媒管11が支持される。これにより、第1掛止部21と突起部24との間の冷媒管11の間隔及び第2掛止部21と突起部24との間の冷媒管11の間隔を所定の間隔に維持することができる。
左側の固定部材20は把持部23が最上段のフィン12から突出する長さに形成される。これにより、除霜時に除霜ヒータ8の熱が固定部材20を熱伝導して冷却器10の左側の上方まで伝えられる。従って、温度センサ15から離れた左側の残霜を防止することができる。
また、固定部材20は冷凍室3から離れた側となる冷却器10の後部の列に取り付けられる。加えて、第1、第2係止部21、22を連結する直線部25が冷凍室3から離れた側に配置される。これにより、除霜時に除霜ヒータ8の熱が伝えられた固定部材20からの放熱による冷凍室3の温度上昇を低減することができる。
本実施形態によると、内面に溝11aを有して蛇行する冷媒管11を固定する固定部材20が棒状の弾性体から成り、第1、第2掛止部21、22及び把持部23を有するので、把持部23を把持して第1掛止部21を弾性変形させることにより容易に固定部材20を取り付けることができる。また、固定部材20が小型化されるためコストを削減することができる。
また、固定部材20を細い棒状に形成しても冷媒管11を保持することができるためフィン12を増数できるとともに、固定部材20の外側に冷気が流れ易くなる。このため、冷却器10の冷却効率を向上することができる。また、第1、第2掛止部21、22の間の冷媒管24が揺動可能に支持されるため、冷媒の脈動による冷媒管11の振動を吸収して騒音を低減することができる。
また、第1、第2掛止部21、22間で迂回形状に屈曲される突起部24によって第1、第2掛止部21、22間に配される冷媒管11を支持するので、冷媒管11の間隔をより正確に維持することができる。これにより、隣接したフィン12の冷媒の脈動による衝突を防止できるとともに、冷媒管11の振動を突起部24の弾性変形により吸収することができる。
また、溝10aの深さが0.4mmを超えるため、上下に広がる冷媒管11の間隔を確実に所定の間隔に維持することができる。
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態は前述の図1〜図7に示す第1実施形態と固定部材20の構造が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。図8は本実施形態の冷蔵庫1の固定部材20を示す正面図であり、図9は冷却器10を示す背面斜視図である。説明の便宜上、第1実施形態と同様の部分は同一の符号を付している。
本実施形態の固定部材20は突起部24が直線部25の複数箇所に設けられる。これにより、第1実施形態よりも狭い間隔で冷媒管11を支持することができる。従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、冷媒管11の間隔をより正確に維持することができる。
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態は前述の図1〜図7に示す第1実施形態と固定部材20の構造が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。図10は本実施形態の冷蔵庫1の固定部材20を示す正面図であり、図11は冷却器10を示す背面斜視図である。説明の便宜上、第1実施形態と同様の部分は同一の符号を付している。
本実施形態の固定部材20は第1実施形態に対して突起部24が省かれている。これにより、第1実施形態よりも広い間隔で冷媒管11が支持されるため冷媒管11の間隔を維持する精度は低下するが、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
第1〜第3実施形態において、固定部材20は冷却器10の左右方向の両端に設けているが、左右の一方に設けてもよい。
また、固定部材20を冷却器10の左右方向の中間部分に設けてもよい。図12はこの状態を示す冷却器10の背面図を示している。また、図13は図12の冷却器10の固定部材20を配した断面で切断した背面斜視図を示している。これらの図において、第3実施形態の固定部材20を用いた例を示しているが、第1、第2実施形態の固定部材20を用いてもよい。
固定部材20は左右方向のいずれの位置に配置してもよいが、空隙部10aに配置すると把持部23を容易に把持して固定部材20を取り付けることができる。この時、把手部23をフィン12から突出させない長さに形成すると、溶接工具と把持部23との干渉を低減することができる。
尚、第1〜第3実施形態の固定部材20を冷却器10以外の被固定部材に取り付けてもよい。即ち、固定部材20によって離れた二箇所に掛止して第1、第2掛止部21、22間の間隔が固定される被固定部材に用いることができる。
本発明によると、冷媒管を有する冷却器及びそれを備えた冷蔵庫に利用することができる。また本発明によると冷媒管等の被固定部材の位置を固定する固定部材に利用することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷却器部分を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷却器の冷媒管を示す断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷却器の固定部材を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷却器を示す正面斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷却器を示す背面斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷却器を示す側面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の冷却器の固定部材を示す正面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の冷却器を示す背面斜視図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の冷却器の固定部材を示す正面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の冷却器を示す背面斜視図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の冷却器における他の位置に固定部材を配した状態を示す背面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の冷却器における他の位置に固定部材を配した状態を示す背面斜視図
符号の説明
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 冷凍室
4 野菜室
5 機械室
6 圧縮機
6a、14a 溶接部
7 送風機
8 除霜ヒータ
9 冷気通路
10 冷却器
10a 空隙部
11 冷媒管
11a 溝
12 フィン
13 アキュームレータ
14 キャピラリチューブ
15 温度センサ
20 固定部材
21 第1掛止部
22 第2掛止部
23 把持部
24 突起部
25 直線部

Claims (8)

  1. 冷媒が流通する冷媒管に多数のフィンが取り付けられる冷却器において、棒状の弾性体から成るとともに、U字状に形成される第1、第2掛止部と第1掛止部の終端から屈曲して第1掛止部の外側に延びる把手部とを有する固定部材を備え、前記冷媒管が長手方向に延びる溝を内面に有するとともに複数段に蛇行し、第1、第2掛止部によって段方向に離れた前記冷媒管を掛止して前記冷媒管の間隔を所定の間隔に維持することを特徴とする冷却器。
  2. 前記固定部材は第1、第2掛止部間で迂回形状に屈曲される突起部を有し、第1、第2掛止部に係止される前記冷媒管の間に配される前記冷媒管を前記突起部により支持することを特徴とする請求項1に記載の冷却器。
  3. 前記溝の深さが0.4mmを超えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷却器を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  5. 前記冷却器の下方に配される除霜ヒータと、前記冷媒管の終端に連結されて冷媒を溜めるとともに前記冷却器の上方且つ左右方向の一方に配置される液溜め部と、前記液溜め部の近傍に配される温度センサとを備え、前記固定部材が前記冷却器の左右方向の他方に配置されるとともに、前記把持部が最上段の前記フィンの上方に突出することを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 貯蔵物を貯蔵する貯蔵室の背後に前記冷却器を配置し、前記固定部材を前記貯蔵室から離れた側に配置したことを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 被固定部材の離れた二箇所に掛止される第1、第2掛止部を備え、被固定部材の第1、第2掛止部間の間隔を固定する固定部材において、棒状の弾性体から成るとともに第1、第2掛止部をU字状に形成され、第1掛止部の終端から屈曲して第1掛止部の外側に延びる把手部を有することを特徴とする固定部材。
  8. 被固定部材の離れた二箇所に掛止される第1、第2掛止部を備え、被固定部材の第1、第2掛止部間の間隔を固定する固定部材において、棒状の弾性体から成るとともに第1、第2掛止部をU字状に形成され、第1掛止部の終端から屈曲して第1掛止部の外側に延びる把手部と、第1、第2掛止部間で迂回形状に屈曲される突起部とを有することを特徴とする固定部材。
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