JP2010127408A - クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不使用時には嵩張らず、1つのクランプのみで複数の径の異なる管を容易かつ正確に把持することができるクランプを提供することを目的としている。
【解決手段】合成樹脂管を管支持部で把持して合成樹脂管と継手との軸を合わせた嵌合状態に合成樹脂管と継手とが固着されるまで保持するクランプにおいて、外形が略矩形をした本体部と、この本体部の両側で、本体部の両側縁に平行な軸を中心に回動するように枢支され、厚み方向の面が本体部の厚み方向の面と平行に保持可能な2つの管支持部と、各管支持部を、本体部に対し、規定された角度をなすように固定可能な規定角度固定手段と、前記管支持部に配置されて複数の異なる径の管を把持可能なクランプ手段とを備えていることを特徴としている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、給水・給湯・排水・ガス等の配管として用いられる合成樹脂管と電気融着継手とを電気融着接合する際に合成樹脂管を把持するクランプに関する。
ポリエチレン、ポリブテン等の熱可塑性を有する合成樹脂からなる管及び継手は、給水・給湯・排水・ガス等の配管として多く用いられ、電気融着接合で管及び継手を一体化させる工法が多く採用されている。
この電気融着接合においては、接合する管及び継手の融着面を溶融温度まで一旦上昇させるため、管と継手とを、その固着が完了するまで軸を合わせた嵌合状態に保持する必要がある。
そこで、融着にあたっては、管支持部において管を支持して管と継手とを軸を合わせた嵌合状態に保持するクランプと呼称される固定具をつけることが施工上、重要とされている。
このようなクランプとして、3方向に固定口を有し、直管接続及びエルボ接続に対応した鋳物製のものが従来からあり(特許文献1の図7参照)、また、それぞれ所定の径のプラスチック管を保持することができる左右2個のクランプ具と、該2個のクランプ具を連結する連結ロッドとを具備し、該クランプ具の少なくとも一方には連結ロッド上を摺動して任意の位置に固定可能な機構を有するように構成したものが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、前者のクランプは、直管接続用の固定口がエルボ用の固定口を備えた中央部に対してコ字形を形成するように設けられ、後者のクランプは、連結ロッドにクランプ具が直交するように支持されているので、やはりコ字形をしている。
したがって、いずれのクランプも十分な固定機能を有するものの持ち運びに不便である。また、上記2タイプのどちらについても、固定具は複数呼び径の管に対応させるため、各呼び径に対応するスペーサーが準備されているが、スペーサーは装着が面倒であり、かつ紛失の危険性が存在する。
そこで、この複数呼び径の管にスペーサーなしで対応させるクランプとして固定部がチェーン式のクランプも存在する(特許文献2参照)。
しかしながら、このチェーン式のクランプにおいても、立体的な部分があるため保存時に嵩張るという問題が残るとともに、締結がチェーン幅であり薄いことや主軸との固定軸が2点ではなく1点のため、ガタツキが相対的に大きい、チェーンの噛みこませに手間取る、チェーンの締め込み、解除時に力がかかる、などの問題もある。
特開平09−42554号公報 特許第3683663号公報
本発明は、上記事情に鑑みて、不使用時には嵩張らず、1つのクランプのみで複数の径の異なる管を容易かつ正確に把持することができるクランプを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のクランプ(以下、「請求項1のクランプ」と記す)は、合成樹脂管を管支持部で把持して合成樹脂管と継手との軸を合わせた嵌合状態に合成樹脂管と継手とが固着されるまで保持するクランプにおいて、外形が略矩形をした本体部と、この本体部の両側で、本体部の両側縁に平行な軸を中心に回動するように枢支され、厚み方向の面が本体部の厚み方向の面と平行に保持可能な2つの管支持部と、各管支持部を、本体部に対し、規定された角度をなすように固定可能な規定角度固定手段と、前記管支持部に配置されて複数の異なる径の管を把持可能なクランプ手段とを備えていることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載のクランプ(以下、「請求項2のクランプ」と記す)は、請求項1のクランプにおいて、規定角度固定手段が、複数の角度固定位置を備えていることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載のクランプ(以下、「請求項3のクランプ」と記す)は、請求項1または請求項2のクランプにおいて、クランプ手段が、大きさが異なる管を把持する把持部を有する複数の把持部材を備え、これらの把持部材が、大きな径の管を把持する把持部材の内側に小さな径の管を把持する把持部材の内側に収容され、把持中心が一致した状態に重なり合い可能な把持部材群からなり、この把持部材群が、各把持部材が本体部の管支持部側端面の厚み方向中央に設けられた枢支軸を中心に回転自在、かつ他方の管支持部に配置されるクランプ手段の把持部材群の把持中心が前記枢支軸に直交する同一平面上に位置するように支持されるとともに、前記把持部材群の全ての把持部材の把持部を前記重なり合い状態で収容可能な把持部収容凹部が前記本体部及び管支持部に形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載のクランプ(以下、「請求項4のクランプ」と記す)は、請求項3のクランプにおいて、本体部、管支持部及びクランプ手段を、それぞれ両管支持部のクランプ中心を含む面に沿って二分割した状態の分割体が一体に組み合わさった2つの分割構造体が、前記本体部の分割面を突き合わせた状態で分解可能に固定されることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載のクランプ(以下、「請求項5のクランプ」と記す)は、請求項3または請求項4のクランプにおいて、全ての把持部材を重ね合わせ、把持部材収容凹部に収容した状態で各把持部材の枢支軸周りの回転を抑止する抑止開放自在な把持部材の回転防止手段を備えていることを特徴としている。
上記回転防止手段としては、特に限定されないが、例えば、把持部材収容凹部に収容した状態で各把持部材を、本体部あるいは管支持部とともに、囲繞でき、一方の端部に面状ファスナを備えたゴムベルトや、フック付きのゴム輪等が挙げられる。
本発明の請求項6に記載のクランプ(以下、「請求項5のクランプ」と記す)は、請求項3〜請求項5のいずれかのクランプにおいて、把持部材が、対応する管径ごとに色分けされていることを特徴としている。
また、本発明のクランプは、電気融着接合用に主に用いられるが、接着剤固定の際に、用いるようにしても構わない。
以上のように、請求項1のクランプは、外形が略矩形をした本体部と、この本体部の両側で、本体部の両側縁に平行な軸を中心に回動するように枢支され、厚み方向の面が本体部の厚み方向の面と平行に保持可能となっているので、不使用時や保管時には偏平な板状にすることができる。したがって、嵩張らず、保管や持ち運びに便利である。
また、管支持部に配置されるクランプ手段が複数の異なる径の管を把持可能であるので、1つのクランプを用意するだけで、径の異なる管を継手と芯合わせした状態で正確に把持することができる。
さらに、管支持部を、本体部に対し、規定された角度をなすように固定可能な規定角度固定手段を備えているので、規定角度に管支持部を正確に固定できる。したがって、一方の管支持部においてクランプ手段によって把持された管の中心軸と、他方の管支持部においてクランプ手段によって把持された管の中心軸との角度とのなす角度を、継手の曲がり等に応じた規定の角度に正確に併せることができる。
請求項2のクランプのような構成にすれば、曲がり角度の異なる複数の継手に対しても継手の曲がり等に応じた規定の角度に正確に併せることができる。
そして、請求項3のクランプのような構成にすれば、クランプ手段が、それぞれ大きさが異なる管を把持する把持部を有する複数の把持部材を備え、これらの把持部材が、大きな径の管を把持する把持部材の内側に小さな径の管を把持する把持部材の内側に収容され、把持中心が一致した状態に重なり合い可能な把持部材群を有し、この把持部材群が、各把持部材が本体部の管支持部側端面の厚み方向中央に設けられた枢支軸を中心に回転自在に支持されているので、把持しようとする管の径に対応する把持部材及び把持しようとする管より大きな径の管に対応する把持部材を、その把持部が管支持部の把持位置になるように保ち、残りの把持部材を枢支軸周りに回転させて、その把持部が把持しようとする管の障害とならない位置まで回転させることによって、スペーサーの紛失や混同あるいは着脱の手間がなく、径の異なる管を容易に把持することができる施工性が向上する。
また、他方のクランプ手段の把持部材群の把持中心が枢支軸に直交する同一平面上に位置するように支持されるので、両側に管支持部に把持される管の径が異なっても、管の中心軸は常に同じ平面上に保持される。したがって、異径の継手に対しても容易に芯合わせした状態で把持することができる。
しかも、把持部材群の全ての把持部材を前記重なり合い状態で収容可能な把持部材収容凹部が前記本体部及び管支持部に形成されているので、クランプ手段が本体部及びクランプ手段の表面から飛び出ることがなく、嵩張らない。
請求項4のクランプのような構成とすれば、一方の分割構造体を管に沿わせたのち、他方の分割構造体を本体部の分割面同士を密着させて固定手段で固定することで把持を行うことができる。したがって、作業スペースが狭くても管の把持を容易に行うことができる。
請求項5のクランプのような構成とすれば、各把持部材が枢支軸周りに回転して、本体部あるいは管支持部から飛び出て、持ち運びの際や作業時の邪魔になったり、把持部材が破損したりすることを防止できる。
請求項6のクランプのような構成とすれば、把持部材の誤認を防止して施工性を向上できる。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図10は、本発明にかかるクランプの第1の実施の形態をあらわしている。
図1〜図3に示すように、このクランプ1は、本体部2と、2つの管支持部3と、クランプ手段4と、規定角度固定手段5と、回転防止手段6とを備えている。
本体部2は、木質材料、合成樹脂あるいは軽量金属材料からなり、外形が略矩形をしていて、厚み方向に貫通し長手方向の両端で開口する2つの把持部材収容凹部となる凹部21を備えるとともに、図2に示すように、長手方向の一方のコーナーに直角に切り欠かれた切欠部22を備えているが切り欠かれている。
2つの凹部21は、図4に示すように、把持部収容部21aと、枢支部収容部21bとを備えている。
把持部収容部21aは、後で詳述する管支持部3において支持される最も大きな径の管P1を把持する把持部材を構成する把持片41の半円弧状部41aの外径と略同じか少し大径の円形をしていて、円の中心Oが本体部2の矩形の短手方向の中心軸と一致している。
枢支部収容部21bは、一端が把持部収容部21aに開口し、他端が本体部2の長手方向の端面で開口し、後で詳述する把持片41〜43の枢支部41b〜43bが全て収容できる大きさになっている。
また、本体部2は、図5に示すように、両側の凹部21(図5では片側しか描かれていない)の把持部収容部21aの円の中心を含む面Fに沿って切断された状態の、第1本体部分割体2a及び第2本体部分割体2bの2つに分割されている。
第1本体部分割体2aは、本体部2の長手方向の中心軸に沿って設けられたねじ挿通孔21が貫通状態に設けられているとともに、分割面22側の長手方向両側に凹部21を二等分した形状の凹部形成部23が形成されている。
第2本体部分割体2bは、分割面24側に本体部2の長手方向の中心軸に沿って設けられたねじ穴25が穿設されている。
そして、第1本体部分割体2a及び第2本体部分割体2bは、図4に示すように、分割面22,24同士を合わせ、第1本体部分割体2a側からねじ挿通孔21を介して固定手段としての蝶ねじ26の先端部をねじ穴25にねじ込むことによって一体固定されるようになっている。
また、第1本体部分割体2a及び第2本体部分割体2bの分割面22,24とは反対側の面には、それぞれ規定角度固定手段5を構成する2つの位置決め穴51,52が穿設されている。
位置決め穴51,52は、図4,5,9,10に示すように、奥側に向かって徐々に縮径する円錐台状をしていて、その底にそれぞれ規定角度固定手段5を構成するねじ53が螺合するねじ穴54が設けられている。
管支持部3は、外形が略矩形をして、本体部2の厚みと略同じ厚みに本体部2と同質の材料で形成されていて、本体部2の凹部21と対称位置に対称形状の凹部31が形成され、本体部2の切欠部22に対面する位置に、切欠部22と同じ断面形状の切欠部32が設けられている。
また、管支持部3は、図5に示すように、それぞれ対称形状をした第1管支持部分割体3a及び第2管支持部分割体3bから構成されていて、第1管支持部分割体3a及び第2管支持部分割体3bが、図6に示すように、それぞれ蝶番11を介してその仮想分割面が面Fに一致するように、第1管支持部分割体3aが第1本体部分割体2aの長手方向両側に、第2管支持部分割体3bが第2本体部分割体2bの長手方向両側にそれぞれ回転自在に枢支されていて、図1に示すように、厚み方向の表面と、本体部2の厚み方向の表面とが平行になるように保持できるようになっている。
さらに、第1管支持部分割体3a及び第2管支持部分割体3bは、上記仮想分割面側に凹部31を形成する凹部形成部33,33を有し、図4,5,9,10に示すように、反対側の面に規定角度固定手段5の位置決め穴55が穿設されている
クランプ手段4は、把持可能な管の径が異なり、異なる色に色分けされた合成樹脂あるいは金属材料で形成された把持部材としての3対の把持片41,41,42,42,43,43からなる把持部材群で構成されている。
すなわち、把持片41(42,43)は、対となる把持片41(42,43)の半円弧状部41a(42a,43a)とによって把持部を構成する半円弧状部41a(42a,43a)と、半円弧状部41a(42a,43a)の一端から外側に延出する枢支部41b(42b,43b)とを備えている。
そして、大きな径の管を把持する把持片41(42)の半円弧状部41a(42a)の内側に小さな径の管を把持する把持部材42(43)の半円弧状部42a(43a)が入り込むような大きさに形成されている。
また、最大の半円弧状部41aの外径は、把持部収容部21aの内径と略同じか少し小さく形成され、各半円弧状部41a(42a,43a)の内径は、それぞれ把持する管P1(P2,P3)の外径と略同じか少し小径になっている。
対となる把持片41(42,43)は、図6〜図8に示すように、軸支金具44を介して、対の一方の3つの把持片41(42,43)が、第1本体部分割体2aに、他方の3つの把持片41(42,43)が第2本体部分割体2bに回転自在に枢支されて、第1本体部分割体2aと2つの第1管支持部分割体3a,3aあるいは第2本体部分割体2bと2つの第2管支持部分割体3b,3bとともに、分割構造体1a,1bを形成している。
なお、軸支金具44は、金具本体45と,固定ボルト46と、ワッシャ47とを備えている。
金具本体45は、固定板部45aと、固定ボルト46のねじ穴45cを有する軸部45bとを備えていて、軸部45bの中心が蝶番11の回転中心に一致するように固定板部45aが第1本体部分割体2a及び第2本体部分割体2bにねじ固定されている。
そして、3つの把持片41〜43は、枢支部41b〜43bがワッシャ47を介在させた状態で軸部45bを中心にそれぞれ個別に回転自在に支持され、固定ボルト46をねじ穴45cにねじ込むことによって、軸部45bからの抜けが防止されている。
また、軸部45bに枢支された各把持片41〜43は、その半円弧状部41a(42a,43a)の円弧の中心が本体部2の分割面22(24)に一致している。
規定角度固定手段5は、図2に示すように、4つの固定金具56と、本体部2および管支持部3に設けられた計12の位置決め穴51,52,55と、計8本のねじ53とから構成されている。
固定金具56は、プレート状の金具本体56aと、金具本体56aの長手方向の両端で一方の面に突出するように設けられた2つの位置決め穴挿入部56bとを備えている。
位置決め穴挿入部56bは、位置決め51,52,55と同じ断面形状の円錐台形をしていて、その中心にねじ53の挿通孔56cが穿設されている。
そして、この規定角度固定手段5は、固定金具56の一方の位置決め穴挿入部56bを管支持部3側の位置決め穴55に挿入し、ねじ53を挿通孔56cを介してねじ穴25にねじ込むとともに、他方の位置決め穴挿入部56bを本体部2の長手方向端縁側の位置決め穴51に挿入し、ねじ53を挿通孔56cを介してねじ穴54にねじ込むようにすれば、管支持部3表面と、本体部2表面とが22.5度の角度で交差する状態に管支持部3が固定され、固定金具56の一方の位置決め穴挿入部56bを管支持部3側の位置決め穴55に挿入し、ねじ53を挿通孔56cを介してねじ穴54にねじ込むとともに、他方の位置決め穴挿入部56bを本体部2のもう一方の位置決め穴52に挿入し、ねじ53を、挿通孔56cを介してねじ穴54にねじ込むようにすれば、管支持部3表面と、本体部2表面とが45度の角度で交差する状態に管支持部3が固定されるようになっている。
回転防止手段6は、ゴム輪61にフック62の基端部が取り付けられたフック付きゴム輪であって、図1に示すように、全ての把持部材41〜43を凹部21内に収容した状態で、3つの把持片41〜43と第1本体部分割体2a(あるいは第2本体部分割体2b)の周囲にゴム輪61を伸張状態に巻回しフック62の先端をゴム輪61に引っ掛けてゴム輪61によって各把持片41〜43の回転を防止するようになっている。
つぎに、このクランプ1 の使用方法を、例えば、図3に示すように、90度エルボ型電気融着継手Eに最も大径の管P1を電気融着する場合を参照して説明する。
まず、蝶ねじ26を外し、2つの分割構造体1a,1bに分解するとともに、固定金具56の一方の位置決め穴挿入部56bを管支持部3側の位置決め穴55に挿入し、ねじ53を挿通孔56cを介してねじ穴54にねじ込むとともに、他方の位置決め穴挿入部56bを本体部2の位置決め穴52に挿入し、ねじ53を挿通孔56cを介してねじ穴54にねじ込んで、分割構造体1aの第1本体部分割体2aの表面と、両側の第1管支持部分割体3a表面とが、それぞれ45度の角度で交差する状態に、分割構造体1bの第2本体部分割体2bの表面と、両側の第2管支持部分割体3b表面とが、それぞれ45度の角度で交差する状態に固定する。
また、他の把持片42,43の半円弧状部42a,42bを凹部形成部23内に残した状態で、もっとも外側の把持片41のみを回転させて半円弧状部41aを凹部形成部33に収容するようにする。
そののち、図3に示すように、電気融着継手Eの2つの受口に接続する管P1の管端部を嵌合させた状態で、両側の第2管支持部分割体3bの凹部形成部31bに収容された半円弧状部41aの内側に嵌り込むように分割構造体1bを配置する。
そして、他方の分割構造体1aを、管P1を第1管支持部分割体3aと第2管支持部分割体3bとの間に挟みこむように配置し、第1本体部分割体2aと、第2本体部分割体2bの分割面22,24同士を密着させるとともに、ねじ挿通孔21とねじ穴25とを一致させたのち、蝶ねじ26を、ねじ挿通孔21を介してねじ穴25にねじ込んで両分割構造体1a,1bを一体化させて、管P1を管支持部3に固定する。
上記のようにして管P1の固定が完了したのち、従来と同様の方法で電気融着継手Eと管P1,P1とを電気融着する。
そして、電気融着完了後、蝶ねじ26を緩め、分割構造体1aと分割構造体1bとを分離してクランプ1 を合成樹脂管P1,P1から取り外す。
同様にして、図9に示すように、対となる把持片43の半円弧状部43aを凹部21内に残した状態で、残りの2対の把持片41,42を回転させて半円弧状部41a,42aを凹部31に収容するようにすれば、中径の管P2を管支持部3に固定状態で支持でき、図10に示すように、全ての把持片41〜43の半円弧状部41a〜43aを凹部31に収容するようにすれば、小径の管P3を管支持部3に固定状態で支持できる。
このクランプ1は、上記のように、本体部2の表面と管支持部3の表面とが平行になるとともに、凹部21及び凹部31内にクランプ手段4を完全に収容できるので、不使用時や保管時には偏平な板状にすることができ、嵩張らず、保管や持ち運びに便利である。
しかも、回転防止手段6を備えているので、不使用時等において、この回転防止手段6を装着しておけば、把持片41〜43が軸部45b周りに回転して、本体部2あるいは管支持部3から飛び出て、持ち運びの際や作業時の邪魔になったり、把持片41〜43が破損したりすることを防止できる。
また、クランプ手段4が複数の異なる径の管P1(P2,P3)を把持可能であるとともに、各把持片41〜43を個別に回転させることができるので、1つのクランプ1を用意するだけで、3種の径の異なる管P1(P2,P3)を、これらに適合する径の電気融着継手Eと芯合わせした状態で正確に把持することができるとともに、2つの管支持部3に支持される管が異径であっても両方の管の芯を正確に合わせた状態で把持することができる。
把持片41〜43が把持する径毎に色分けされているので、把持片41〜43の誤認を防止して施工性を向上できる。
さらに、管支持部3を、本体部2に対し、複数の規定された角度をなすように固定可能な規定角度固定手段5を備えているので、曲がり角度の異なる継手の場合でも各継手に合った角度に管P1(P2,P3)を正確に管支持部3に支持固定できる。
また、2つの分割構造体1a,1bに分離できるので、作業スペースが狭くても管P1(P2,P3)の把持を容易に行うことができる。
図11及び図12は本発明にかかるクランプの第2の実施の形態をあらわしている。
図11及び図12に示すように、このクランプ7は、本体部8が凹部21を備えず、また、管支持部9が管挿入孔91の内部に一対の固定把持片92と、可動把持片93とを備え、可動把持片93が先端を可動把持片93の中央に枢支されたねじ94の解締によって固定把持片92に対して離接するようになっているとともに、2つの分割構造体になっていない以外は、上記クランプ1 と同じ構成になっている。
すなわち、このクランプ7は、規定角度固定手段5により本体部8と管支持部9とのなす角度を継手の曲がり角度にあう規定角度に固定した後、図11に示すように、管Pを可動把持片93と固定把持片92との間に挿入し、管端部を継手の受口に嵌合させたのち、図12に示すように、ねじ94を締めこんで可動把持片93を固定把持片92側に移動させて可動把持片93と固定把持片92との間で管Pを挟みこんで管Pを支持固定するようになっている。
したがって、上記クランプ1のように二つ割りにできないので、狭い作業スペースでの作業が困難になるとともに、異径の管の接続ができないものの、ねじ94のねじ込み度合いを変更することによって、この一対の固定把持片92と可動把持片93のみで径の異なる管を管支持部9に支持固定でき、構造が簡略化できコストダウンを図ることができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記第1の実施の形態では、把持片の把持部を構成する部分が半円弧状をしていたが、半楕円弧状をしていても構わないし、第2の実施の形態のような略山形状をしていても構わない。
上記の実施の形態では、規定角度固定手段の固定金具が本体部および管支持部にねじ固定するようになっていたが、本体部(あるいは管支持部)に固定金具の一端を枢支するとともに、固定金具の他端にばね付勢力によって先端が管支持部(あるいは本体部)側に突出する係止ピンを設け、ばね付勢力に抗して係止ピンの先端部を管支持部(あるいは本体部)から離れる状態なるように係止ピンの頭を引っ張りながら、固定金具を枢支軸を中心にして回転させ、係止ピンが管支持部(あるいは本体部)に予め設けた規定角度固定用係止穴の位置に来たとき、係止ピンの頭を離し、はね付勢力によって係止ピンの先端部を規定角度固定用係止穴に係合させて本体部と管支持部とを規定角度に固定するようにしても構わない。また、本体部と管支持部とを連結する蝶番を、所定の角度で固定できるようなクリック機構付きのヒンジを設け、このヒンジを規定角度固定手段として用いるようにしても構わない。
本発明にかかるクランプの第1の実施の形態の正面図である。 図1のクランプの分解状態の斜視図である。 図1のクランプの使用状態の斜視図である。 図1のクランプの管支持部に最も大きな径の管を支持させた状態を模式的にあらわす断面図である。 図1のクランプを第1分割構造体と第2分割構造体に分離した状態下状態を模式的にあらわす断面図である。 図1のクランプの把持片の枢支部分の拡大斜視図である。 図1のクランプの把持片の枢支部分を説明する分解斜視図である。 図1のクランプの把持片の枢支部分の拡大断面図である。 図1のクランプの管支持部に中径の管を支持させた状態を模式的にあらわす断面図である。 図1のクランプの管支持部に最も小径の管を支持させた状態を模式的にあらわす断面図である。 本発明にかかるクランプの第2の実施の形態をあらわし、その管支持部へ管を支持させる直前の状態を説明する断面図である。 図11のクランプの管支持部へ管を支持させた状態を説明する断面図である。
符号の説明
P,P1,P2,P3 管
E 電気融着継手
1,7 クランプ
1a,1b 分割構造体
2,8 本体部
3,9 管支持部
4 クランプ手段
41,42,43 把持片(把持部材)
41a,42a,43a 半円弧状部(把持部)
41b,42b,43b 枢支部
5 規定角度固定手段
6 回転防止手段
92 固定把持片(把持部材)
93 可動把持片(把持部材)

Claims (6)

  1. 合成樹脂管を管支持部で把持して合成樹脂管と継手との軸を合わせた嵌合状態に合成樹脂管と継手とが固着されるまで保持するクランプにおいて、
    外形が略矩形をした本体部と、
    この本体部の両側で、本体部の両側縁に平行な軸を中心に回動するように枢支され、厚み方向の面が本体部の厚み方向の面と平行に保持可能な2つの管支持部と、
    各管支持部を、本体部に対し、規定された角度をなすように固定可能な規定角度固定手段と、
    前記管支持部に配置されて複数の異なる径の管を把持可能なクランプ手段と
    を備えていることを特徴とするクランプ。
  2. 規定角度固定手段が、複数の角度固定位置を備えている請求項1に記載のクランプ。
  3. クランプ手段が、大きさが異なる管を把持する把持部を有する複数の把持部材を備え、これらの把持部材が、大きな径の管を把持する把持部材の内側に小さな径の管を把持する把持部材の内側に収容され、把持中心が一致した状態に重なり合い可能な把持部材群からなり、
    この把持部材群が、各把持部材が本体部の管支持部側端面の厚み方向中央に設けられた枢支軸を中心に回転自在、かつ他方の管支持部に配置されるクランプ手段の把持部材群の把持中心が前記枢支軸に直交する同一平面上に位置するように支持されるとともに、
    前記把持部材群の全ての把持部材の把持部を前記重なり合い状態で収容可能な把持部収容凹部が前記本体部及び管支持部に形成されている
    請求項1または請求項2に記載のクランプ。
  4. 本体部、管支持部及びクランプ手段を、それぞれ両管支持部のクランプ中心を含む面に沿って二分割した状態の分割体が一体に組み合わさった2つの分割構造体が、前記本体部の分割面を突き合わせた状態で分解可能に固定される請求項3に記載のクランプ。
  5. 全ての把持部材を重ね合わせ、把持部材収容凹部に収容した状態で各把持部材の枢支軸周りの回転を抑止する抑止開放自在な把持部材の回転防止手段を備えている請求項3または請求項4に記載のクランプ。
  6. 把持部材が、対応する管径ごとに色分けされている請求項3〜請求項5のいずれかに記載のクランプ。
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