JP2010126474A - アオイ科フヨウ属植物の抽出物を用いた経口用組成物 - Google Patents

アオイ科フヨウ属植物の抽出物を用いた経口用組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】アオイ科フヨウ属植物を原料として用いながらも飲みやすく、血糖値などの上昇を抑えることができる経口用組成物を提供する。
【解決手段】経口用組成物は、アオイ科フヨウ属植物、特にケナフの抽出物中の脂溶性成分又は/及び非有機酸成分を有効成分として含有することを特徴とし、前記脂溶性成分又は/及び非有機酸成分は、アオイ科フヨウ属植物の抽出物を脂溶性の合成吸着剤に通液した際の吸着物とするのが好ましい。経口用組成物は、飲用することにより、血糖値及び血中インスリン濃度を抑制することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、血糖値などの上昇を抑制することができる経口用組成物に関する。
アオイ科フヨウ属植物の抽出物中にはハイビスカス酸が含有されており、このハイビスカス酸は、血糖値上昇を抑制するグリコシダーゼ阻害活性をもつことが知られている。そのため、この阻害活性を利用したハイビスカス酸を有効成分とするグリコシターゼ阻害剤や糖尿病治療剤が開発されている(下記特許文献1及び非特許文献1など参照)。
また、アオイ科フヨウ属植物であるケナフの葉を加工精製して飲料用としたケナフ茶が開発されており、この茶は、栄養価が高く、健康によいことが知られている(下記特許文献2参照)。
特開2000−239164号公報(請求項1,6及び段落[0031]など) 特開2001−204442号公報(請求項1及び段落[0048]など) "HibiscusAcid as an Inhibitor of Starch Digestion in the Caco-2 Cell Model System",Biosci. Biotechnol. Biochem., 65(9), 2087-2089, 2001
しかし、上記したグリコシターゼ阻害剤やケナフ茶等は、クエン酸やハイビスカス酸などの有機酸を多く含有するため、酸味及び苦味が強く、飲みづらいものである。これらを血糖値上昇抑制のために飲用する場合は、食前或いは食中に飲用しなければならないため、飲用者は、酸味及び苦味により食が進まなくなることがあった。
そこで、本発明の目的は、アオイ科フヨウ属植物を原料として用いながらも飲みやすく、血糖値などの上昇を抑えることができる経口用組成物を提供することにある。
本発明の経口用組成物は、アオイ科フヨウ属植物の抽出物中の脂溶性成分又は/及び非有機酸成分を有効成分として含有することを特徴とする。
アオイ科フヨウ属植物の抽出物中のハイビスカス酸などの有機酸成分に血糖値上昇抑制作用があることは知られていたが、これを除いた脂溶性成分、非有機酸成分には、どのような作用があるかは知られていなかった。本発明者らは、鋭意研究したところ、この脂溶性成分又は/及び非有機酸成分には、有機酸と同様に血糖値上昇抑制作用があり、さらに、クエン酸やハイビスカス酸などの有機酸が除かれているため、酸味が抑えられ、飲用しやすいものであることを見出した。
そのため、本発明の経口用組成物は、飲みやすく、しかも血糖値上昇抑制作用があるものである。
上記経口用組成物において、前記脂溶性成分又は/及び非有機酸成分は、アオイ科フヨウ属植物の抽出物を脂溶性の合成吸着剤に通液した際の吸着物であることが好ましい。
このようにアオイ科フヨウ属植物の抽出物を脂溶性の合成吸着剤に通液することにより、アオイ科フヨウ属植物の抽出物を有機酸成分とそれ以外の脂溶性成分又は/及び非有機酸成分とに分離することができる。
上記経口用組成物において、前記アオイ科フヨウ属植物は、ケナフ(Hibiscus cannabinus L.)であることが好ましい。
ケナフは、主に茎の部分を木材の代替品として利用されるものであり、他の葉や花などの部分は、ほとんど廃棄物として処分されていた。本発明では、これら廃棄していた部分を有効利用することができる。
上記経口用組成物において、有機酸成分を、0.001重量%以下を含むことが好ましく、さらに、0.0005重量%以下が好ましく、特に0.0003重量%以下が好ましい。
前記経口用組成物は、茶などの飲食品や血糖値上昇抑制剤として用いることができ、また、飲食品に含有させて用いることができる。
以下、本発明の一実施形態を説明する。但し、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
本発明の一実施形態の経口用組成物は、アオイ科フヨウ属植物の抽出物中の脂溶性成分又は/及び非有機酸成分を有効成分として含有することを特徴とするものである。
(脂溶性成分,非有機酸成分)
脂溶性成分及び非有機酸成分は、アオイ科フヨウ属植物の抽出物中のクエン酸やハイビスカス酸などの有機酸成分以外の成分であり、脂溶性成分及び非有機酸成分は、具体的には、ポリフェノール、テルペノイド、ペプチド、その他の芳香族化合物などである。
経口用組成物中には、脂溶性成分、非有機酸成分の両方が含まれていることが好ましいが、どちらか一方が含まれていればよい。また、ハイビスカス酸、クエン酸、ハイドロキシクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、シュウ酸などの有機酸成分は、含まれないことが好ましいが完全には除去し難く、0.001重量%以下を含むことが好ましく、さらに、0.0005重量%以下が好ましく、特に0.0003重量%以下が好ましい。
脂溶性成分、非有機酸成分は、例えば、アオイ科フヨウ属植物の抽出物を脂溶性の合成吸着剤を充填した容器に通液処理し、この合成吸着剤から吸着物を回収処理し、この回収物を濃縮・噴霧或いは凍結乾燥処理して得ることができる。
(アオイ科フヨウ属植物)
アオイ科フヨウ属植物としては、例えば、熱帯原産の一年草ロゼル、熱帯性低木のブッソウゲ、中国原産のムクゲ、北米原産のモミジアオイ、日本原産のハマボウ、中国原産のフヨウ、アフリカ原産のケナフ(Hibiscus cannabinus L.)などを挙げることができ、なかでも、ケナフの葉や花の部分が好ましい。
(抽出物)
抽出物は、例えば、アオイ科フヨウ属植物を乾燥させ、これを水又はアルコールなどの溶媒に浸漬させ、濾紙などで濾過して作成することができる。この際、アオイ科フヨウ属植物を粉砕してから浸漬させてもよい。
抽出条件は、植物中の成分が十分に抽出される条件であればよく、特に限定するものではないが、抽出溶液の温度は20〜100℃、特に40〜95℃、中でも特に60〜90℃に調整するのがよい。抽出溶液の量は、特に限定するものではなく、例えば、使用する植物の重量に対して5mL/g〜50mL/gであるのが好ましく、5mL/g〜40mL/gであるのがより好ましく、10mL/g〜30mL/gであるのがより一層好ましい。抽出時間は、特に限定するものではなく、例えば、1〜500分であるのが好ましく、5〜300分であるのがより好ましく、5〜200分であるのがより一層好ましい。
(合成吸着剤)
合成吸着剤としては、脂溶性成分及び非有機酸成分を吸着できるものであれば特に限定するものではなく、例えば、スチレン重合体、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、スチレン−アクリル酸アミド共重合体、フェノール樹脂などを母体とする親水性合成樹脂吸着剤又は疎水性合成樹脂吸着剤を用いることができ、好ましくは、水溶性低分子物質を吸着するのに適した多孔性の吸着剤、具体的には、スチレン等の芳香族系の樹脂母体に臭素等の極性基を化学的に修飾結合させてなる多孔性修飾ポリスチレン系合成吸着剤を用いることができる。
合成吸着剤の比表面積は、100〜1200m/g、特に250〜900m/g程度が好ましく、細孔容積は、0.9〜1.6mL/g程度が好ましく、粒度分布は、250μm以上が90%以上程度が好ましく、最頻度半径は、30Å〜260Å程度が好ましい。
合成吸着剤の具体的な製品としては、セパビーズSP70、セパビーズSP700、セパビーズSP850、セパビーズSP207(いずれも三菱化学株式会社製)などを挙げることができる。セパビーズSP207の物性値は、比表面積590m/g、細孔容積1.1mL/g、粒度分布250μmが90%以上、最頻度半径120Åである。
(通液処理)
通液処理は、カラム法、バッチ法などで行なうことができ、比較的少量の吸着剤で効率よく処理できるカラム法が好ましい。
カラム法で行う場合、合成吸着剤をクロマトカラムなどに充填し、このカラムに抽出物を通液することにより行うことができる。抽出物の供給量は、容積比(抽出物/吸着剤)で0.01〜0.5、特に0.01〜0.1が好ましい。また、抽出物の供給速度(空間速度SV:時間当たりの流量/樹脂量)は、0.1〜15、特に1.0〜10が好ましい。
バッチ法で行う場合は、容積比(抽出物/吸着剤)で0.01〜0.5、特に0.01〜0.1、処理時間は1〜120分、特に5〜90分の条件で行うのが好ましい。
(回収処理)
回収処理は、通液処理した後の合成吸着剤に、エタノール、メタノール、酢酸エチルなどの溶媒を通液して吸着物を流し出すことにより行なうことができる。
カラム法で行った場合、溶媒の供給量は、容積比(溶媒/吸着剤)で0.1〜10、特に0.5〜5.0が好ましい。また、溶媒の供給速度(空間速度SV:時間当たりの流量/樹脂量)は、0.1〜10、特に1.0〜10が好ましい。
バッチ法で行った場合、容積比(抽出物/吸着剤)で0.1〜10、特に1〜10、処理時間は1〜120分、特に5〜90分の条件で行うのが好ましい。
(濃縮、噴霧又は凍結乾燥処理)
濃縮、噴霧又は凍結乾燥処理は、回収処理により得た回収物を、従来公知の方法により、濃縮処理や噴霧又は凍結乾燥処理することにより行なうことができる。
濃縮処理は、例えば、減圧濃縮法、逆浸透膜分離法、凍結濃縮などにより行なうことができ、乾燥処理は、例えば、スプレードライ法、フリーズドライ法などにより行なうことができる。
このようにして得られた脂溶性成分,非有機酸成分を、そのまま或いは希釈して経口用組成物とすることができ、経口用組成物は、血糖値上昇抑制剤や飲食品として提供することができ、血糖値上昇抑制剤は、例えば、液剤、錠剤、散剤、顆粒、糖衣錠、カプセル、懸濁液、乳剤、丸剤などにすることができ、飲食品は、例えば、健康食品・健康飲料・特定保健用食品・機能性食品などにすることができる。
また、経口用組成物を飲食品に含有させて提供することもでき、甘味剤、フレーバー、小麦粉、でんぷん、糖、油脂類等の各種タンパク質、糖質原料やビタミン、ミネラルなどの飲食品材料群から選ばれた一種或いは二種以上に含有させたり、スポーツ飲料、果実飲料、乳飲料、茶飲料、野菜ジュース、乳性飲料、アルコール飲料、ゼリー、ゼリー飲料、炭酸飲料、チューインガム、チョコレート、キャンディ、ビスケット、スナック、パン、乳製品、魚肉練り製品、畜肉製品、冷菓、乾燥食品、サプリメントなどに含有させたりして提供することができる。
以下、本発明の一実施例を説明する。但し、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
(ケナフ葉抽出物分離)
乾燥したベトナム産のケナフの葉50gを、80℃の蒸留水1000mlに15分間浸漬させ、この抽出液を、遠心分離して微粉末を除去し、濾紙にてろ過した。ろ過した抽出液を、ロータリーエバポレーターにて50℃の加温条件でBrix30程度まで濃縮を行い、凍結乾燥してケナフ抽出物(KF extract)を作成した。
ケナフ抽出物20gを蒸留水2000mlに溶解し、スチレン−ジビニルベンゼンを母体とする合成吸着剤(三菱化学株式会社製,商品名セパビーズSP207)を充填したカラム(内径6.0cm×長さ25cm)に、供給速度SV=2で通液した。回収した排出液は、ロータリーエバポレーターにて50℃の加温条件でBrix30程度まで濃縮を行い、凍結乾燥処理し、これを非吸着物(KF-2)とした。
ケナフ抽出物を前記カラムに通液し終えた後、該カラムに60%濃度のエタノール1500mlを供給速度SV=2で通液して、吸着物を流し出し、吸着物を含むエタノールを回収した。このエタノールを、ロータリーエバポレーターにて50℃の加温条件でBrix30程度まで濃縮を行い、凍結乾燥処理し、これを吸着物(KF-1)とした。
(分析)
ケナフ抽出物(KF extract)、吸着物(KF-1)、非吸着物(KF-2)をそれぞれ液体クロマトグラムで分析した。
分析条件は、試料をそれぞれ1000ppmに調整後、フィルター(0.2μm)で濾過したサンプルを、AQCUITY UPLC T3カラム(waters製)を装着したUPLC(Ultra Peformance LC;waters製)を用いて、カラム温度40℃でグラジエント法により行った。グラジエントテーブルは下記表1に示すとおりであり、移動相A相はリン酸0.1%含有の水溶液、B相はリン酸0.1%含有のアセトニトリルである。試料注入量は5.0μL、検出はPDAで行った。
その結果のクロマトグラムを図1に示す。図1の上段はケナフ抽出物(KF extract)、中段は吸着物(KF-1)、下段は非吸着物(KF-2)である。
これからケナフ抽出液中の脂溶性成分や非有機酸成分は吸着物中に含まれ、分析開始後1分以内に検出されるハイビスカス酸などの有機酸成分はほとんど非吸着物中に含まれることが確認された。
Figure 2010126474
(血糖値及び血中インスリン濃度測定)
ケナフ抽出物(KF extract)、吸着物(KF-1)、非吸着物(KF-2)をそれぞれラットにデンプン溶液と同時に投与し、血糖値及び血中インスリン濃度の経時的変化を測定した。
ラットは、Wistar系雄ラット(8週齢)を18時間絶食させ、頸静脈より採血した。この採血時を基準時(0分)とした。ケナフ抽出物、吸着物、非吸着物をそれぞれ濃度500mg/kgに調整した溶液5mlと、1g/1kgに調整したデンプン溶液10mlとを混合したサンプルを、採血直後に、それぞれのラットに体重1kgあたり15ml経口投与した。
また、対照(Control)として、水5mlと1g/1kgに調整したデンプン溶液10mlとを混合したサンプルを、採血直後に、それぞれのラットに体重1kgあたり15ml経口投与した。
その後、それぞれのラットから、10分後、30分後、60分後、120分後に頸静脈から採血し、これら採血した血から血糖値及び血中インスリン濃度を測定した。
血糖値の測定は、血漿グルコース濃度測定キット(グルコースCIIテストワコー(和光純薬工業製))、インスリン濃度の測定は、血漿インスリン濃度測定キット(Mercodia Rat Insulin ELISA kit(フナコシ株式会社))を用いて実施した。
血糖値の測定結果を図2に、血中インスリン濃度の測定結果を図3に示す。
図2及び3に示すように、対照(Control)と比較して、ケナフ抽出物(KF extract)、吸着物(KF-1)、非吸着物(KF-2)は、すべて血糖値及び血中インスリン濃度の上昇を抑制し、血糖値については最大値を投与後30分に遅延させた。
(官能試験)
ケナフ抽出物(KF extract)、吸着物(KF-1)、非吸着物(KF-2)のそれぞれをBrix0.15になるように調整し、それぞれの色調、酸味、苦味を評価し、pHを測定した。
色調は、目視にて確認し、酸味は、被験者10名にそれぞれを試飲してもらい、酸味なし◎、酸味弱い○、酸味強い×、のいずれかで評価してもらい、一番多い評価を試験結果とした。苦味は、被験者10名にそれぞれを試飲してもらい、苦味なし◎、苦味弱い○、苦味強い×、のいずれかで評価してもらい、一番多い評価を試験結果とした。
その結果を下記表2に示す。
Figure 2010126474
表2に示すように、ケナフ抽出物(KF extract)は、酸味及び苦味が強く飲用しにくいものである。吸着物(KF-1)は、酸味はなく苦味が抑えられて飲用するには問題ない程度である。非吸着物(KF-2)は、酸味が強く飲用しにくいものである。
(結果)
従来からケナフ抽出物は、血糖値及び血中インスリン濃度の上昇を抑制することが知られていたが、これはハイビスカス酸などの有機酸の作用によるものと思われていた。また、ケナフ抽出物は、酸味及び苦味が強く飲用しづらいものであった。
上記試験より、従来では血糖値及び血中インスリン濃度には無関係であると思われていたケナフ抽出物の有機酸以外の成分、つまり非有機酸成分及び脂溶性成分は、血糖値及び血中インスリン濃度の上昇を抑制する作用があり、さらに、これらの成分は酸味が抑えられていて飲用しやすいものであることが突き止められた。
上記試験ではケナフのみを用いて行ったが、アオイ科フヨウ属植物はケナフと同様の成分であり、これらの植物も同様の作用効果を有するものと思われる。
UPLCを用いた分析で検出したクロマトグラムであり、上段はケナフ抽出物、中段は吸着物、下段は非吸着物を示す。 ラットの血糖値の経時変化を示したグラフであり、縦軸は血糖値(mg/dL)、横軸は時間(分)を示す。 ラットの血中インスリン濃度の経時変化を示したグラフであり、縦軸は血中インスリン濃度(pg/mL)、横軸は時間(分)を示す。

Claims (7)

  1. アオイ科フヨウ属植物の抽出物中の脂溶性成分又は/及び非有機酸成分を有効成分として含有する経口用組成物。
  2. 前記脂溶性成分又は/及び非有機酸成分は、アオイ科フヨウ属植物の抽出物を脂溶性の合成吸着剤に通液した際の吸着物である請求項1に記載の経口用組成物。
  3. 前記アオイ科フヨウ属植物は、ケナフである請求項1又は2に記載の経口用組成物。
  4. 有機酸成分を、0.001重量%以下含む請求項1〜3のいずれかに記載の経口用組成物。
  5. 前記経口用組成物は、飲食品である請求項1〜4のいずれかに記載の経口用組成物。
  6. 前記経口用組成物は、血糖値上昇抑制剤である請求項1〜4のいずれかに記載の経口用組成物。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載の経口用組成物を含有する飲食品。
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