JP2010126378A - 光学素子成形用金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、光学素材を加熱加圧成形して光学素子を形成する光学素子成形用金型に関して、光学素子の生産性を高めることを目的とする。
【解決手段】本発明は、光学素子成形用金型の組み付け時における固定型7と胴型6の組み付けクリアランス10と摺動型9と胴型6の組み付けクリアランス11を同等に設定すると共に、固定型7、摺動型9、胴型6の各線熱膨張係数の関係を固定型7の線熱膨張係数をA、摺動型9の線熱膨張係数をB、胴型6の線熱膨張係数をCとしてA>C>Bの関係を満たす構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学素材を加熱加圧成形して光学素子を形成する光学素子成形用金型に関するものである。
従来、光学素材を加熱加圧成形する光学素子成形用金型は、図2に示されるように胴型1と、この胴型1に挿入される固定型2および摺動型3により構成され、胴型1、固定型2及び摺動型3はそれぞれタングステンカーバイトを主成分とした超硬合金で形成された構成が知られている。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−231933号公報
そして、このような光学素子成形用金型においては、光学素子成形時における胴型1に対する摺動型3の摺動性、つまり光学素子を形成する成形温度に昇温させた状態における胴型1に対する摺動型3の摺動性を確保する為に、光学素材の成形温度における胴型1と摺動型3の線熱膨張係数を考慮し、組み付け温度(常温)における胴型1と摺動型3との組み付けクリアランス4を固定型2と胴型1との組み付けクリアランス5より大きく設定していた。
しかしながら、光学素子に要望される光学特性が非常に厳しくなってきており、これを実現するため上記した光学素子の成形方法においては、胴型1に挿入された固定型2と摺動型3との同軸度が高い精度で確保されなければならず、各組み付けクリアランス4,5を限りなく小さくしなければならず、これにより、光学素子を成形する際に胴型1内における摺動型3の摺動性が悪くなり、光学素子の生産性に影響を及ぼしていた。
そこで、本発明はこの問題を解決し、光学素子の生産性を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光学素子成形用金型の組み付け時における固定型と胴型の組み付けクリアランスと摺動型と胴型の組み付けクリアランスを同等に設定すると共に、光学素子を成形する固定型、摺動型および胴型の各線熱膨張係数の関係を、固定型の線熱膨張係数をA、摺動型の線熱膨張係数をB、胴型の線熱膨張係数をCとしてA>C>Bの関係を満たす構成としたのである。
この構成により、光学素子の成形温度における固定型と摺動型の同軸度を高い精度で確保しつつ光学素子の成形温度での摺動型の摺動性が確保でき、結果として光学素子の生産性を高めることができるのである。
以下、本発明の一実施の形態における光学素子成形用金型について図面を参照しながら説明する。
図1は光学素材となる硝材を加熱・加圧成形して非球面ガラスレンズなどの光学素子を形成する光学素子成形用金型を示したものであり、この光学素子成形用金型の基本構造は、貫通孔を有する円筒状の胴型6の一端に固定型7を固定し、胴型6の他端側より貫通孔の中心軸8の延伸方向に摺動型9を摺動可能に挿入する構成となっている。なお、固定型7および摺動型9は先端が光学素子の成形面7a,9aとなった円柱状の成形部7b,9bと、この成形部7b,9bの端部に設けられたフランジ部7c,9cとから構成され、固定型7と胴型6の組み付けは、固定型7の成形部7aを胴型6の貫通孔に挿入して胴型6の端面がフランジ部7cと当接した状態で一体化するのである。
そして、この光学素子成形用金型を用いて光学素子を成形するには、胴型6と一体化された固定型7の成形面7aに硝材を配置し、摺動型9を貫通孔に挿入した状態で光学素子成形用金型の全体を加熱し、成形面7a,9aの間に配置された硝材がガラス転移点以上に加熱された状態で摺動型9を用いて硝材を所定形状に加圧成形し、この被成形硝材つまり光学素子を熱転移点以下まで冷却した後に摺動型9を開放し、光学素子を取り出すのである。
なお、この一実施の形態においては胴型6、固定型7、摺動型9はそれぞれタングステンカーバイトを主成分とする超硬合金により構成されているのであるが、それぞれの超硬合金の線熱膨張係数が異なるものを選定している。具体的には、固定型7の線熱膨張係数をA、摺動型9の線熱膨張係数をB、胴型6の線熱膨張係数をCとしてA>C>Bの関係を満たすように、固定型7の線熱膨張係数Aが70×10−7、摺動型9の線熱膨張係数Bが50×10−7、胴型6の線熱膨張係数Cが60×10−7の超硬合金を用いている。なお、超硬合金の線熱膨張係数は主成分に対する副成分の配合比率などにより適宜調節することができる。
また、この光学素子成形用金型においては、胴型6、固定型7、摺動型9の組み付け作業が常温下で行われるものであり、この常温下における固定型7の成形部の外径と胴型6の貫通孔の内径の差の半分で表される組み付けクリアランス10、および摺動型9の成形部の外径と胴型6の貫通孔の内径の差の半分で表される組み付けクリアランス11を等しく設定している。なお、この組み付けクリアランス10,11を等しくするという表現は、金型加工精度のバラツキを考慮する必要があるため、許容されるバラツキ範囲として摺動型9と胴型6の組み付けクリアランス11が固定型7と胴型6の組み付けクリアランス10を下限として上限が下限のクリアランスの1.5倍の範囲を実質的に等しい範囲としている。
そして、このように高い精度の同軸度を確保するために、胴型6に対する固定型7及び摺動型9のクリアランス10,11を等しく設定しても、胴型6、固定型7、摺動型9の線熱膨張係数の関係を先に述べたA>C>Bとすることにより、光学素子の成形において摺動型9の摺動性を高め、生産性を向上させることが出来るのである。
すなわち、図2に示す従来の光学素子成形用金型の構成であれば、胴型1、固定型2、摺動型3の線熱膨張係数が等しい状態で、成形温度にまで昇温された状態で胴型1と摺動型3のクリアランス4が小さくなることを考慮し、常温での組み付けクリアランス4を胴型6と固定型7の組み付けクリアランス5より大きく設定していたため、固定型2と摺動型3の同軸度を高い精度で実現するためにこの組み付けクリアランス4,5を小さくすればする程成形温度でのクリアランス4,5が小さくなってしまい、摺動型3の摺動性を劣化させる原因となっていた。
しかし、この一実施の形態の構成のように摺動型9の線熱膨張係数を胴型6の線熱膨張係数より小さくすることで組み付け温度(常温)における胴型6に対する摺動型9の組み付けクリアランス11を胴型6に対する固定型7の組み付けクリアランス10と一致させることで組み付け時における固定型7と摺動型9の組み付け精度が高く出来ると共に、成形温度にまで昇温させた状態においては摺動型9より胴型6の熱膨張が大きくなるため、この部分におけるクリアランス11が組み付け時より大きくなり、結果として胴型6に対する摺動型9の摺動性が劣化しない構造となっているのである。
なお、摺動型9の摺動制御は成形装置のシリンダーヘッド(図示せず)で行うものであり、シリンダーヘッドの摺動精度は非常に高い精度で常に安定していることから、固定型7と摺動型9の同軸度は金型の組み付け段階において決定されるので、組み付け温度(常温)で固定型7に対する摺動型9の同軸度を確保することで、成形温度まで昇温され胴型6と摺動型9の組み付けクリアランス11が広がったとしても同軸度に影響を及ぼすことはない。
また、固定型7は胴型6を介して成形装置のシリンダーヘッドに固定されるため、固定型7は成形温度において胴型6の貫通孔の内壁面により位置決めされる必要があり、固定型7の線熱膨張係数を胴型の線熱膨張係数より大きくする必要があるのである。
また、胴型6の構造として二重構造は三重構造といった多重胴型構造が知られているが、本発明の効果は固定型7や摺動型9が挿入される最内側の胴型との関係が上記構成を満たすことで同様の作用効果が得られる。
光学素子の成形温度における固定型と摺動型の同軸度を高い精度で確保しつつ光学素子の成形温度での摺動型の摺動性が確保でき、結果として光学素子の生産性を高めることができ、光学素子を製造する方法に用いることにより有用となるものである。
本発明の一実施の形態における光学素子成形用金型を示す断面図 従来の形態における光学素子成形用金型を示す断面図
符号の説明
6 胴型
7 固定型
9 摺動型
10,11 組み付けクリアランス

Claims (1)

  1. 光学素材を加熱加圧成形して光学素子を形成する光学素子成形用金型であって、前記光学素子成形用金型は、貫通孔を有する胴型と、前記貫通孔の一端側に挿入固定される固定型と、前記貫通孔の他端側から摺動可能に挿入する摺動型を備え、前記光学素子成形用金型の組み付け時における前記固定型と胴型の組み付けクリアランスを前記摺動型と胴型の組み付けクリアランスと同等に設定すると共に、前記固定型の線熱膨張係数をA、前記摺動型の線熱膨張係数をB、前記胴型の線熱膨張係数をCとした時にA>C>Bの関係を満たすことを特徴とした光学素子成形用金型。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012005096A1 (ja) * 2010-07-07 2012-01-12 Hoya株式会社 入れ子式金型
JP2014094488A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Kita Tekkojo Kk プレス成形装置、及び、プレス成形方法
JP2015024657A (ja) * 2014-08-21 2015-02-05 有限会社北鉄工所 プレス成形装置
CN110561690A (zh) * 2019-08-22 2019-12-13 珠海格力精密模具有限公司 一种消除塑料模具热膨胀间隙的方法、结构及设备

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