JP2010126335A - 整列供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数物品を、整列状態で表裏の何れかの面に揃えて包装機等のコンベヤに供給する整列供給装置を提供する。
【解決手段】搬送方向に離間する一対の吸引ドラム10,12間に、帯板状のキャリア22を走行方向に並列に配設した搬送体14が巻掛けられる。第1吸引ドラム10を周回するキャリア22の表面側には、第1吸引ドラム10により煎餅18が整列状態で吸着保持される。キャリア22に保持された煎餅18の外面が検出手段30により検出される。検出手段30での検出結果により表裏不正と判定された煎餅18は、反転手段32によりキャリア22から取上げられて反転された後に前進したキャリア22の元の位置に戻される。第2吸引ドラム12に至った煎餅18は、吸着保持されて下方に周回し後工程に送出される。
【選択図】図1

Description

この発明は、物品の表裏を揃えて包装機の供給コンベヤ等に供給する整列供給装置に関するものである。
例えば、表裏が区別される物品の一例として、煎餅等の焼き菓子が挙げられる。このような前工程から供給される煎餅を整列して後工程のコンベヤに供給する装置として、例えば特許文献1に開示の装置では、上流側からランダムに供給されてきた物品としての煎餅生地を、吸引ドラムに所定間隔毎に配設された複数の吸着部材によって複数個づつ横一列状態となるように吸着して持上げ、吸引ドラムが前記コンベヤの上方位置となる物品放出位置まで回動した際に、吸着を解除することで煎餅生地がコンベヤ上面に落下供給されるようになっている。
また特許文献2に開示の装置では、物品としての煎餅を供給ホッパから直線振動トラフを経由させて、直交するスラットエンドレスベルトの切欠きへ落下保持させ、これと同期して駆動されるエンドレスベルトのピンによって煎餅を後方から押して所定枚数、例えば1枚づつ所定間隔毎に次工程に供給するよう構成される。
特開平6−329249号公報 特開平7−247018号公報
前述したように煎餅には、その一側面(表面)に焼き模様、その他の絵柄や海苔または胡麻、あるいは煎餅本体の原料とは異なる各種原料を塗布して焼き上げられる等によって、表裏が区別されるものがある。このような表裏の区別がある煎餅等の物品の表裏を揃えて包装機によって包装するには、前述した特許文献1および2に開示の装置を採用して物品の整列を自動化したとしても、包装工程に至るまでの搬送コンベヤでの搬送中に、作業者の手作業によって物品の表裏を揃える必要があり、そのために多くの人手を要している。また、そのような手作業との関係で包装能力も高めることができず、処理速度を向上させるには限界があった。
本発明は、従来の技術に内在する前記課題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、例えば煎餅のように表裏を区別すべき複数の物品を、人手を介すことなく整列状態で表裏何れかの面に揃えて包装機等のコンベヤに供給する整列供給装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の整列供給装置は、
表裏が不揃いな物品の向きを揃えて後工程に供給する整列供給装置であって、
搬送方向に離間する第1吸引部および第2吸引部と、少なくとも第1吸引部と第2吸引部との渡り部において物品を支持して搬送する搬送体とを備え、複数列で供給される各物品を前記第1吸引部で受入れて吸引搬送し、第1吸引部を経た物品を前記搬送体により複数列の整列状態で支持して搬送し、前記渡り部から前記第2吸引部に至った物品を円弧軌跡で周回した下方の送出位置まで吸引搬送して後工程に送出する搬送装置と、
前記第2吸引部に搬送されるまでの間で複数物品の外面を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づき表裏の向きが不正と判定された物品を、前記渡り部における搬送体から一括して取上げて表裏反転した後に整列状態で搬送体に戻す反転手段とから構成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記反転手段は、前記搬送体から取上げた物品の表裏を反転し、その取上げ位置から前記搬送体が前進した該搬送体における元の整列位置に物品を戻すよう構成したことを要旨とする。
請求項3に係る発明では、前記反転手段は、前記搬送体から物品を取上げる取上げ手段と、前記取上げ手段から受取った物品を前記搬送体へ戻す戻し手段とで構成され、前記取上げ手段と戻し手段との何れかに、取上げた物品の表裏を反転する転向機構を設けたことを要旨とする。
請求項4に係る発明では、前記取上げ手段は、物品を搬送体から取上げる第1吸着手段を備え、前記戻し手段は、前記第1吸着手段から物品を受取って前記搬送体に戻す第2吸着手段を備えることを要旨とする。
請求項5に係る発明では、前記戻し手段に、前記第2吸着手段に連係された前記転向機構と、第2吸着手段を、前記搬送体の物品支持面上に近接した位置およびそれより上方に離間した位置の間を移動する昇降機構とを配設し、
前記取上げ手段と前記戻し手段との少なくとも一方を搬送方向の前後に往復移動可能に構成し、前記搬送体が前進した該搬送体における元の整列位置に前記第2吸着手段で保持した物品を戻すようにしたことを要旨とする。
請求項6に係る発明では、前記取上げ手段は、前記取上げ位置から戻し手段へ向けた移動とは別に、前記搬送体の取上げ位置および第2吸着手段への受渡し位置において、前記第1吸着手段を垂直上下動する作動機構を備えたことを要旨とする。
請求項7に係る発明では、前記検出手段は、前記搬送体において搬送方向と交差する横方向に揃う物品の一方から他方に向けた半数の物品列に対して各物品の外面を検出可能に配設され、該検出手段による検出物品について前記反転手段で搬送体の搬送方向に向けた所定行数毎の反転処理を行なう構成としたことを要旨とする。
請求項8に係る発明では、前記第1吸引部と第2吸引部とを、夫々吸引ドラムから構成すると共に、両吸引ドラムは、その周縁部に複数の吸盤を設け、また前記搬送体は、各吸引ドラムに巻掛けた無端コンベヤで構成し、該無端コンベヤに、前記整列物品を個々に収容し得る溝部を設け、該溝部には、無端コンベヤが各吸引ドラムを周回する際に前記吸盤が臨んで物品を吸着すると共に、第1吸引部から第2吸引部への渡り部において物品を溝部で支持して搬送するよう構成したことを要旨とする。
請求項9に係る発明では、前記第2吸引部の送出位置の直下に、横形製袋充填機の包装部に向けて所定間隔毎に物品を押送する押送部材を有する供給コンベヤを配設し、該供給コンベヤと前記搬送体との搬送方向とを直交して配置すると共に、
前記搬送体において搬送方向と交差する横方向の物品の整列間隔と、前記押送部材の押送間隔とが対応し、第2吸引部から各押送部材間に物品を供給する第2吸引部から前記供給コンベヤへの送出タイミングが設定されることを要旨とする。
請求項10に係る発明では、前記搬送体は物品の搬送方向への整列間隔毎に間欠走行するよう構成し、該搬送体の間欠休止時に、前記反転手段での搬送体に対する物品の取上げおよび戻しを行なうよう構成したことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、搬送体による物品の搬送中に、物品の表裏を判定して反転手段によって物品の表裏を反転して搬送体に戻すことができるから、物品の表裏を揃える作業の自動化が達成でき、処理速度を向上し得る。
請求項2に係る発明によれば、搬送体の前進移動中に反転手段により物品を反転して保持手段の元の整列位置に戻すことができ、処理能力を向上し得る。
請求項3に係る発明によれば、取上げ手段または戻し手段の何れかで物品を反転している間に、他方の手段によって物品の取上げまたは戻し作業を行ない得るから、処理能力をより向上することができる。
請求項4に係る発明によれば、物品を搬送体から取上げて戻すまでの反転時において、煎餅等の脆い物品を損傷することなく良好に処理することができる。
請求項5に係る発明によれば、物品を損傷することなく反転し得ると共に処理能力を一層向上し得る。
請求項6に係る発明によれば、第1吸着手段の垂直上下動により、搬送体からの物品の取上げ時と第2吸着手段への物品の受渡し時に該物品の整列間隔の乱れが生ずることなく良好な受渡しを行なうことができる。
請求項7に係る発明によれば、例えば上下に物品を重ねた上部の物品の表面を揃えた状態として、下部となる物品の表裏を揃えることなく後工程に供給する場合は、下部となる物品の表裏の検出手段や反転手段を省略することができる。
請求項8に係る発明によれば、物品を保持したもとで、その整列状態を維持して搬送することができる。
請求項9に係る発明によれば、横形製袋充填機の包装部に向けて物品を搬送する供給コンベヤの各押送部材間に各物品を定間隔で複数個同時に確実に供給することができる。
請求項10に係る発明によれば、物品の夫々の受渡し時における位置ずれを防止して確実な受渡しをなし得る。
次に、本発明に係る整列供給装置につき、最も好ましい態様として物品には円盤状で表裏の区別がある煎餅を採用した場合について例示したものであって、以下好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して説明する。なお、対象とする物品は、煎餅に限らず表裏の区別を要する、その他各種の物品に適用可能である。
図1に示す整列供給装置は、搬送方向に離間する第1吸引ドラム(第1吸引部)10と第2吸引ドラム(第2吸引部)12とを備え、両吸引ドラム10,12に搬送体14が巻掛け案内されて、図示しない駆動手段によって吸引ドラム10,12を一体的に間欠回転すると共に搬送体14を循環走行する搬送装置16を備える。搬送装置16には、図示しない供給ホッパから振動フィーダ等を介して複数列で煎餅18が供給され(図2参照)、当該搬送装置16は、供給物品の配列方向となる搬送方向と交差する方向である横方向に揃う所定個数の煎餅18を、横並び状態で各列単位で搬送方向に向けて一定間隔で搬送するよう構成される。
前記搬送体14は、横方向に離間する一対の無端チェン20,20間に帯板状のキャリア22を走行方向に並列に架設した無端コンベヤとなっており、各キャリア22には、煎餅18を収容可能な大きさ・形状に形成された溝部22aが横方向に離間して複数形成されている。また、搬送装置16における上流側に位置して煎餅18の受入側となる第1吸引ドラム10と下流側に位置して煎餅18の送出側となる第2吸引ドラム12との夫々には、その周縁部に、図1および図2に示す如く、横方向および周方向に所定間隔毎に吸盤24が配設されると共に、図示しない吸引源に接続され、各ドラム10,12の所定回転角度分についての円弧軌跡において吸盤24に吸引力を付与し得るよう構成される。搬送体14におけるキャリア22の配設間隔および溝部22aの形成間隔は、各吸引ドラム10,12に設けられる吸盤24の周方向および横方向の配設間隔と一致するよう設定される。また、前記両吸引ドラム10,12の回転と共に搬送体14が夫々の吸引ドラム10,12の巻掛け部を周回する際に、前記吸盤24が各溝部22aに臨んで、その吸引口24aを外方に指向して煎餅18を吸着保持し得るよう夫々の溝部22aには貫通孔22bが設けられている。このような構成によって、搬送装置16の間欠動作においてキャリア22の溝部22aがその配設間隔毎に前進して停止するのに伴い、前記両吸引ドラム10,12の吸盤24が配設間隔毎に回転して第1吸引ドラム10の受取り位置Aに臨む吸盤24で煎餅18を吸着保持し、また第2吸引ドラム12の吸盤24が次工程の供給コンベヤ26(後述)への送出位置Eに臨む煎餅18の吸着を解除して送出するようになっている。なお、各キャリア22における溝部22aの横方向の間隔は、後述する横形製袋充填機の供給コンベヤ26における押送部材28の配設間隔と一致するように設定される。
前記第1吸引ドラム10の吸盤24が下方から上方に向けて回動する間で、吸盤24の吸引口24aが斜め下方を指向する受取り位置Aが設定される。そして、図示しない振動フィーダの多列の樋に沿って徐々に重なるように案内されてきた煎餅18は、受取り位置Aにおいて吸盤24の横方向の配設間隔に対応した列数分について表裏の区別なく後傾姿勢となって重なった状態で集積される(図1参照)。なお、前記吸盤24は、受取り位置Aに集積された先頭の煎餅18を吸着して取出す際に突出作動し、また図1に示す如く、第1吸引ドラム10の回転により円弧軌跡で上方に向けて移動する際に、煎餅18を溝部22aから僅かに浮かせた状態で吸着保持するよう構成される。また、前記キャリア22が第2吸引ドラム12の巻掛け部を周回する際には、溝部22a内に臨む吸盤24によって煎餅18を、溝部22a内に収容し、かつ溝部22aの底に当接することなく吸着保持した状態で、第2吸引ドラム12が下方へ向けて回転するよう構成されている(図1参照)。
前記搬送装置16の間欠動作の休止時に、第2吸引ドラム12の下方に設定される後工程への送出位置Eに臨む吸盤24の吸引口24aが下向きとなるよう設定される。前記送出位置Eの直下に近接する位置には、後工程としての横形製袋充填機の供給コンベヤ26が、前記搬送装置16とその搬送方向を直交する方向に向けて配設される(図2参照)。供給コンベヤ26は、所定間隔毎に煎餅18を押送する押送部材28を備え、各押送部材28の配設間隔は、第2吸引ドラム12の横方向に向けた吸盤24の配設間隔と一致するよう設定されている。第2吸引ドラム12の送出位置Eで停止した吸盤24の吸引解除によって放出された煎餅18は、供給コンベヤ26の各押送部材28間に落下供給されて、該押送部材28によって所定間隔毎に下流側の包装部に向けて搬送される。
また、第2吸引ドラム12の送出位置Eにおいて該吸引ドラム12の横方向に並ぶ複数の吸盤24の内、供給コンベヤ26における搬送方向の上流側となる第2吸引ドラム12の横方向の一側端から他側に向けて並ぶ半数の吸盤24の吸引を解除した後に、残り半数分(供給コンベヤ26における搬送方向の下流側に対応して配設される半数分)の吸盤24の吸引を解除するよう設定される。本例では、供給コンベヤ26の搬送方向上流側に位置する前記半数の吸盤24の吸引解除により供給コンベヤ26の各押送部材28間に落下供給された各煎餅18が、供給コンベヤ26の連続走行により押送部材28に押送されて前進し、吸引解除されていない吸盤24の下方に到来するタイミングで、それら残りの吸盤24による煎餅18の吸着を解除して各押送部材28で押送される煎餅18を上下2枚重ねとして搬送するよう設定される(図1参照)。
前記搬送装置16の第1吸引ドラム10と第2吸引ドラム12との間の渡り部には、煎餅18を水平方向に搬送する直線走行路において、煎餅18の上方に露出した外面を検出する検出手段30が配設されている。この検出手段30は、例えばCCDカメラ等の撮像手段から構成され、この検出手段30による検出結果に基づき画像処理して得られた値によって煎餅18の表裏判定を行なうことができる。この検出手段30は、各キャリア22で搬送される煎餅18の内、前記供給コンベヤ26へ最初に供給される半数分の煎餅18を検出可能な複数列に対応した複数の撮像手段を備えている。前述の如く第2吸引ドラム12を円弧軌跡で周回して下方に至った煎餅18は、キャリア22での支持面側が表面となって前記供給コンベヤ26に落下供給されるものであり、前記渡り部をキャリア22で搬送される煎餅18の上面(外面)を検出手段30で検出した結果において、表面と認識された場合に「不正」として判定するように設定される。本例では、各吸引ドラム10,12の吸盤24およびキャリア22の溝部22aは、横方向に夫々16個設けられて16個の煎餅18を並べて搬送するよう構成されており(図3参照)、前記検出手段30ではその半数となる8個の煎餅18を検出するよう構成される。
前記渡り部における検出手段30による検出位置より下流側において、該検出手段30での検出値に対する判定結果において表裏不正と判定された煎餅18をキャリア22から取上げて表裏反転した後にキャリア22に戻す反転手段32が配設されている。反転手段32は、キャリア22から煎餅18を取上げる取上げ手段34と、該取上げ手段34から受取った煎餅18の表裏を反転した後にキャリア22に戻す戻し手段36とから基本的に構成される。反転手段32は、検出手段30で検出可能な物品列数と対応して搬送方向に連続する2行分の煎餅18を一括して反転処理し得るよう構成される。
前記取上げ手段34は、図3および図4に示す如く、前記搬送体14の搬送方向と交差する横方向に離間する一対の回動アーム38,38間に、支持部材40が支持軸42を介して回動自在に架設され、該支持部材40に搬送体14の物品列数の半数に対応した8個の吸盤44をその吸引口44aを下方に向けて設けた第1吸着手段46が、搬送方向に連続する2つのキャリア22,22に対応して夫々配設される。各吸盤44は、前記検出手段30の検出結果に応じて表裏反転を要する煎餅18のみを吸着保持してキャリア22から取上げ可能に設定される。
前記回動アーム38には、図4に示す如く、図示しないサーボモータ等の駆動モータに連係されて回転する駆動軸48と一体的に回転する第1歯車50が配設され、該第1歯車50から第2歯車52を経て第3歯車54に回転伝達されるようになっている。そして、前記第1歯車50が正逆回転することで前記第1吸着手段46を、吸盤44の吸引口44aが下方を向く姿勢に維持したままキャリア22から煎餅18を吸着して取上げる取上げ位置Bと、該取上げ位置Bより下流側でかつ取上げ位置Bより上方に離間した戻し手段36への移載位置となる受渡し位置Cとの間を移動する移転機構56が設けられる。
前記支持部材40には、前記移転機構56による移動とは別に、サーボモータ等の駆動モータ57を駆動源として前記第1吸着手段46を前記取上げ位置Bと受渡し位置Cとにおいて垂直上下動する作動機構58が配設されている。
前記戻し手段36は、前記取上げ手段34における受渡し位置Cの下方に臨み、図5に示す如く、前記搬送体14の搬送方向と交差する横方向に離間する一対の昇降枠60,60間に夫々回動可能に架設された2基の吸引チャンバ62,62を有する第2吸着手段64を備えている。各吸引チャンバ62には、前記取上げ手段34における第1吸着手段46の各吸盤44と一致する配置で吸引口66aが設けられた複数の吸着部66が配設され、第1吸着手段46の吸盤44で吸着保持した煎餅18を第2吸着手段64の対応する吸着部66に移載して吸着するようになっている。
前記両吸引チャンバ62,62は、その左右端部に配設した歯車機構68,68と、一方の歯車機構68に連係したサーボモータ等の駆動モータ70とからなる転向機構72によって夫々同一方向に180°往復回動し、第2吸着手段64の吸引口66aが、上向きから下向きに変換されて第2吸着手段64で吸着保持した煎餅18の表裏を反転するよう構成される(図6(b),(c)参照)。
前記各昇降枠60は、機枠74に配設されて上下方向に延在するガイド部材76と、該ガイド部材76に沿って転動するローラ78,78によって昇降動自在に配設され、各昇降枠60を図示しないサーボモータ等の駆動モータで昇降し得るように構成した昇降機構80を有している。すなわち、第2吸着手段64は、前記転向機構72と一体的に昇降動するよう構成される。なお、第2吸着手段64の昇降機構80による下降位置は、該第2吸着手段64の吸引口66aが下向きとなっている状態で、戻し位置Dに到来するキャリア22の物品支持面の上方に近接する位置に臨むよう設定される(図6(c)参照)。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る整列搬送装置の作用につき説明する。
前記供給ホッパから振動フィーダによって搬送され複数列で受取り位置Aに集積供給される煎餅18は、図1に示す如く、前記搬送装置16の間欠動作によって前記第1吸引ドラム10の巻掛け部を周回する搬送体14のキャリア22が受取り位置Aで停止する毎に、該キャリア22の各溝部22aに対応する貫通孔22bから突出するよう作動した吸盤24で先頭の煎餅18が吸着保持される。そして、各キャリア22の溝部22aから僅かに浮かせた状態で吸盤24に吸着保持された煎餅18は、搬送装置16の間欠動作に伴って横方向に整列した状態で前記巻掛け部の前記円弧軌跡で上方に向けて搬送される。
前記吸盤24で吸着保持された各煎餅18は、前記搬送体14の間欠搬送動作によりキャリア22が第1吸引ドラム10の巻掛け部から第2吸引ドラム12への渡り部となる直線走行路に移行する際に吸盤24の吸引解除によってキャリア22の各溝部22a内にその底面に載置された状態で収容されて、該直線走行路を第2吸引ドラム12に向けて多数列・多数行に整列して搬送される。その渡り部の搬送途上において、煎餅18が前記検出手段30の検出領域に到来すると、該検出手段30によりキャリア22上における物品列数の半数である8個分の煎餅18の外面が検出される。
前記搬送体14における煎餅18の搬送方向への整列間隔毎の間欠搬送動作により、検出がなされた煎餅18を支持している連続する2つのキャリア22,22が、前記取上げ手段34の取上げ位置Bの下方に到来して間欠停止するのに合わせて、該取上げ手段34の取上げ位置Bに移動した第1吸着手段46は作動機構58によって垂直下降して、前記検出手段30の検出結果によって表裏不正と判定された煎餅18のみを吸着して取上げる(図6(a)参照)。なお、作動機構58により第1吸着手段46を垂直下降させることで、第1吸着手段46の吸引口44aをキャリア22の溝部22aに収容されている煎餅18の上面に当接するに際して、該煎餅18の整列状態並びに仕勢が変化することなく確実に吸着保持することができる。
また、前記第1吸着手段46を、吸引口44aが下方を向く姿勢に維持したもとで、移転機構56によって持上げられつつ前進移動するようにして取上げ位置Bから受渡し位置Cに移動させる。受渡し位置Cにおいて吸引口66aを上向きにして待機している第2吸着手段64に対し、第1吸着手段46が作動機構58により垂直下降し、第1吸着手段46による煎餅18の吸着を解除することで、煎餅18は、表面が上方を向く姿勢で第2吸着手段64に受渡される(図6(b)参照)。取上げ手段34から戻し手段36への受渡しに際し、第1吸着手段46を作動機構58で垂直下降して煎餅18を第2吸着手段64に近接した位置で載置するので、各煎餅18の整列状態や各煎餅18の姿勢を乱すことなく位置決めされた状態を維持して移載でき、また落下による大きな衝撃が加わることなく煎餅18が割れたり欠ける等の損傷を生ずることもない。
前記取上げ手段34から戻し手段36に煎餅18が移載されると、前記転向機構72が作動し、吸引口66aが上向きの第2吸着手段64が180°回転して吸引口66aが下向きとなり、該第2吸着手段64に吸着されている煎餅18は、取上げ手段34での取上げ状態に対してその表裏が反転される。なお、戻し手段36に煎餅18を移載した取上げ手段34は、前記移転機構56の作動により取上げ位置Bに戻り、次の煎餅18の取上げ作業を行なう。
前記取上げ手段34により煎餅18が取上げられた後に、搬送装置16が間欠動作されることで、煎餅18が取上げられた取上げ位置Bから前進した前記2つのキャリア22,22が戻し手段36の下方の戻し位置Dに到来して間欠休止するのに合わせて、前記昇降機構80によって前記第2吸着手段64が垂直下降されると共に煎餅18の吸着が解除され、該煎餅18はキャリア22の元の整列位置となる溝部22aに裏面が上方を向く姿勢で戻される(図6(c)参照)。戻し手段36から煎餅18をキャリア22に戻すに際し、第2吸着手段64を垂直下降して吸着部66をキャリア22の物品支持面に近接することで、各煎餅18の整列状態や各煎餅18の姿勢を乱すことなく位置決めされた状態を維持して戻すことができ、また落下による大きな衝撃が加わることなく煎餅18が割れたり欠ける等の損傷を生ずることもない。また、前記取上げ手段34による煎餅18のキャリア22からの取上げ、および戻し手段36による煎餅18のキャリア22への戻しの各作業は、搬送体14が間欠搬送作動を休止している間に行なうので、キャリア22と反転手段32との間で煎餅18を位置ずれすることなく確実に受渡しできる。なお、キャリア22に煎餅18を戻した戻し手段36は、昇降機構80および転向機構72の作動により上昇すると共に吸引口66aを上向きとして、次の煎餅18の受取りを待機する。
前記反転手段32によって反転処理された煎餅18を受取ったキャリア22が、搬送装置16の間欠動作によって前記第2吸引ドラム12の巻掛け部に至ると、前記吸盤24が各溝部22aの貫通孔22bに進入して煎餅18の下面を吸着保持する。この受け継ぎ時には、吸盤24は溝部22a内の所定の深さ位置に臨むよう設定されているから、各煎餅18は溝部22a外に飛び出して整列状態や各煎餅18の間隔が変化することなく吸盤24で確実に吸着保持される(図1および図2参照)。すなわち、キャリア22が第2吸引ドラム12の巻掛け部となる円弧軌跡を周回する際に吸盤24で吸着保持された各煎餅18は搬送方向および横方向のピッチは一定に維持され、搬送中の位置ずれが防止される。
前記第2吸引ドラム12の巻掛け部における円弧軌跡を吸着保持された煎餅18が上方から下方に向けて移送されて、煎餅18は上下反転した下向き姿勢で前記送出位置Eに至る。そして、煎餅18を収容したキャリア22が送出位置Eに到来して前記供給コンベヤ26の搬送路上で間欠停止した際に、該供給コンベヤ26の搬送速度に基づく押送部材28の押送タイミングとの関係で設定された所要タイミングにおいて、吸盤24の吸引解除によって供給コンベヤ26の上流側に対応する反転処理がなされていない半数分である8個の煎餅18の吸着が解除されて、供給コンベヤ26の各押送部材間へ煎餅18が落下供給される。また、先に供給した各煎餅18が押送部材28による連続的な押送に伴って前進移動し、反転処理されて向きが揃っている残り8個の煎餅18の下方に至るタイミングに合わせて、煎餅18の吸着が解除され、先に押送部材間に供給済みの煎餅18の上部に重なるように落下供給される。すなわち、供給コンベヤ26において各押送部材28で押送される2枚重ねの煎餅18の上部には表面が上方を向く煎餅18が位置して包装部に向けて搬送される。また、前記キャリア22の溝部22a内で吸盤24に吸着保持された煎餅18の横方向の間隔は、前記押送部材28の配設間隔と同一に設定されているから、煎餅18を複数づつ同時に各押送部材間に供給することができ、高速での包装処理をなし得る。
このようにして供給コンベヤ26で包装部に供給される2枚重ねの煎餅18の上部には表面が上方を向く煎餅18が重なって搬送されて、下流側の包装部によって包装されるので、煎餅18の表面が常に袋の表側に表われるように収容された包装品を得ることができる。
すなわち、前記検出手段30での検出結果に基づいて表裏不正と判定された煎餅18を反転手段32で反転して表面が上面となるよう供給コンベヤ26に供給することで、人手による揃え作業を無くして処理速度を向上することができる。また実施例では、キャリア22からの煎餅18の取上げ作業を取上げ手段34で行ない、該取上げ手段34から受取った煎餅18の反転およびキャリア22への戻し作業を戻し手段36で行なうよう構成したから、各手段34,36の作業を並行して行なうことができ、処理能力を向上し得る。しかも、キャリア22から煎餅18を取上げた第1吸着手段46を搬送方向に向けて前進するよう構成してあるから、煎餅18が取上げられたキャリア22を煎餅18の反転処理が済むまで停止しておくことなく前進させ得るから、処理能力をより向上し得る。更に、実施例では供給コンベヤ26に対して煎餅18を2枚重ねで供給する構成において、検出手段30および反転手段32は、上部に供給される煎餅18についてのみ表裏の向きの検出および反転処理を行なう構成を採用しているから、該検出手段30および反転手段32の小型化を図り得る。
(変更例)
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.実施例の方式に代えて、反転機能を有する戻し手段36を省略し、取上げ手段34で煎餅18の表裏反転を実施して元の溝部22aに戻す構成を採用することができる。例えば、取上げ手段として、キャリア22から把持して取上げた煎餅18を回転することで表裏を反転した後にキャリア22に戻すように構成する等、その他各種の構成を採用し得る。
2.実施例の方式の如く、戻し手段36に転向機構72を設けるのに代えて、取上げ手段34でキャリア22から取上げた煎餅18を、該取上げ手段34に設けた転向機構によって反転処理した後に戻し手段36に受渡し、該戻し手段36では受取った煎餅18をそのままの姿勢でキャリア22に戻す構成を採用し得る。
3.実施例では、煎餅18のキャリア22からの取上げ、表裏反転、キャリア22への戻しの各動作には、吸着手段46,64で煎餅18を保持するよう構成したが、各動作中に煎餅18を保持可能なその他の適宜手段を採用し得る。
4.実施例の方式の如く、取上げ手段34に移転機構56を設けるのに代えて、戻し手段36に、取上げ位置Bで垂直上下動する第1吸着手段46に対する受取り位置と取上げ位置Bから前進したキャリア22の元の整列位置に戻す戻し位置Dとの間で第2吸着手段64を移動させる移転機構を設ける構成を採用し得る。
5.実施例では、反転手段32によって連続する2行分の煎餅18を一括して同時に反転処理可能に構成したが、同時に処理する行数は単数行、あるいは3以上の複数行に設定してもよい。
6.第1吸着手段46を姿勢維持状態で移動させる移転機構56や第2吸着手段64を反転する転向機構72は、実施例のように歯車を用いた機構に限定されるものでなく、リンク機構やベルト・プーリ伝達機構等、その他の機構を用いることができる。
7.第1吸着手段46を垂直上下動する作動機構58や、第2吸着手段64を垂直上下動する昇降機構80は、駆動手段として駆動モータを用いるのに代えて、エアシリンダ等のリニアアクチュエータを用いることができ、また駆動手段と吸着手段46,64とを連係する機構は、該吸着手段46,64を上下動し得るリンク機構等、その他適宜の機構を採用し得る。
8.実施例では、キャリア22に保持されて横方向に並んでいる煎餅18の半数を対象として表裏の向きの検出および反転処理を実施する構成としたが、例えば全体の1/3あるいは全部の煎餅18を対象とする場合等、供給コンベヤ26に供給する煎餅18の重ね枚数等や処理速度との態様に応じて設定すればよい。
9.実施例の如く、第1吸引ドラム10および第2吸引ドラム12間に巻掛けた搬送体14を、該ドラム10,12の回転に伴って循環走行する構成に代えて、例えば固定式の吸引室からなる第1吸引部と第2吸引部を設け、両吸引部に巻掛けた吸着部を備えた搬送体14をチェン−スプロケットやベルト−プーリ等の手段を介して走行する構成としてもよい。また、第1吸引ドラム10と第2吸引ドラム12との間の渡り部に、前記各種手段を介して循環走行する無端コンベヤを配設し、第1吸引ドラム10から無端コンベヤに受渡された煎餅18を第2吸引ドラム12まで支持して搬送する構成を採用し得る。すなわち、少なくとも第1吸引部と第2吸引部とにおける円弧軌跡の所定領域において、負圧によって煎餅18を吸着保持して搬送する各種構成を採用することができる。なお、渡り部での搬送体14の搬送時においても、煎餅18をキャリア22に吸着保持する各種構成を採用し得る。それにより、該キャリア22に溝部22aを設けることなく煎餅18を整列保持して搬送できる。
10.搬送装置16は、間欠作動方式に限らず連続作動により煎餅18を搬送する構成を採用し得る。
11.実施例では、第1吸引部と第2吸引部とで、吸盤24のキャリア22の溝部22a内での突出量が異なる構成としたが、必ずしも実施例に記載した位置関係とする必要はなく、煎餅18の性状や渡り部となる直線走行路における物品保持方式との関係で設定すればよい。
12.検出手段30による煎餅18の検出は、第1吸引部から渡り部での搬送途上までにおいて実施されるものであればよく、搬送体14に支持されている煎餅18の表面または裏面の何れかの外面を検出し得るよう設置されていればよい。また検出手段30は、各物品毎に対応して個々に検出するのに代えて、複数の物品を同時に検出可能なものであってもよい。
実施例に係る整列供給装置を一部縦断して示す概略正面図である。 実施例に係る搬送装置を一部破断して示す概略平面図である。 実施例に係る取上げ手段を示す概略側面図である。 実施例に係る取上げ手段における第1吸着手段を姿勢維持状態で移動させる移転機構の概略図である。 実施例に係る戻し手段を、第2吸着手段を上向きとした状態で示す概略平面図である。 実施例に係る取上げ手段および戻し手段により煎餅をキャリアから取上げ、反転してから戻す工程を示す説明図である。
符号の説明
10 第1吸引ドラム(第1吸引部),12 第2吸引ドラム(第2吸引部)
14 搬送体(無端コンベヤ),16 搬送装置,18 煎餅(物品),22a 溝部
24 吸盤,26 供給コンベヤ,28 押送部材,30 検出手段,32 反転手段
34 取上げ手段,36 戻し手段,46 第1吸着手段,58 作動機構
64 第2吸着手段,72 転向機構,80 昇降機構,B 取上げ位置
C 受渡し位置,E 送出位置

Claims (10)

  1. 表裏が不揃いな物品(18)の向きを揃えて後工程に供給する整列供給装置であって、
    搬送方向に離間する第1吸引部(10)および第2吸引部(12)と、少なくとも第1吸引部(10)と第2吸引部(12)との渡り部において物品(18)を支持して搬送する搬送体(14)とを備え、複数列で供給される各物品(18)を前記第1吸引部(10)で受入れて吸引搬送し、第1吸引部(10)を経た物品(18)を前記搬送体(14)により複数列の整列状態で支持して搬送し、前記渡り部から前記第2吸引部(12)に至った物品(18)を円弧軌跡で周回した下方の送出位置(E)まで吸引搬送して後工程に送出する搬送装置(16)と、
    前記第2吸引部(12)に搬送されるまでの間で複数物品(18)の外面を検出する検出手段(30)と、
    前記検出手段(30)の検出結果に基づき表裏の向きが不正と判定された物品(18)を、前記渡り部における搬送体(14)から一括して取上げて表裏反転した後に整列状態で搬送体(14)に戻す反転手段(32)とから構成した
    ことを特徴とする整列供給装置。
  2. 前記反転手段(32)は、前記搬送体(14)から取上げた物品(18)の表裏を反転し、その取上げ位置(B)から前記搬送体(14)が前進した該搬送体(14)における元の整列位置に物品(18)を戻すよう構成した請求項1記載の整列供給装置。
  3. 前記反転手段(32)は、前記搬送体(14)から物品(18)を取上げる取上げ手段(34)と、前記取上げ手段(34)から受取った物品(18)を前記搬送体(14)へ戻す戻し手段(36)とで構成され、前記取上げ手段(34)と戻し手段(36)との何れかに、取上げた物品(18)の表裏を反転する転向機構(72)を設けた請求項1または2記載の整列供給装置。
  4. 前記取上げ手段(34)は、物品(18)を搬送体(14)から取上げる第1吸着手段(46)を備え、前記戻し手段(36)は、前記第1吸着手段(46)から物品(18)を受取って前記搬送体(14)に戻す第2吸着手段(64)を備える請求項3記載の整列供給装置。
  5. 前記戻し手段(36)に、前記第2吸着手段(64)に連係された前記転向機構(72)と、第2吸着手段(64)を、前記搬送体(14)の物品支持面上に近接した位置およびそれより上方に離間した位置の間を移動する昇降機構(80)とを配設し、
    前記取上げ手段(34)と前記戻し手段(36)との少なくとも一方を搬送方向の前後に往復移動可能に構成し、前記搬送体(14)が前進した該搬送体(14)における元の整列位置に前記第2吸着手段(64)で保持した物品(18)を戻すようにした請求項4記載の整列供給装置。
  6. 前記取上げ手段(34)は、前記取上げ位置(B)から戻し手段(36)へ向けた移動とは別に、前記搬送体(14)の取上げ位置(B)および第2吸着手段(64)への受渡し位置(C)において、前記第1吸着手段(46)を垂直上下動する作動機構(58)を備えた請求項5記載の整列供給装置。
  7. 前記検出手段(30)は、前記搬送体(14)において搬送方向と交差する横方向に揃う物品(18)の一方から他方に向けた半数の物品列に対して各物品(18)の外面を検出可能に配設され、該検出手段(30)による検出物品について前記反転手段(32)で搬送体(14)の搬送方向に向けた所定行数毎の反転処理を行なう構成とした請求項1〜6の何れか一項に記載の整列供給装置。
  8. 前記第1吸引部と第2吸引部とを、夫々吸引ドラム(10,12)から構成すると共に、両吸引ドラム(10,12)は、その周縁部に複数の吸盤(24)を設け、また前記搬送体は、各吸引ドラム(10,12)に巻掛けた無端コンベヤ(14)で構成し、該無端コンベヤ(14)に、前記整列物品(18)を個々に収容し得る溝部(22a)を設け、該溝部(22a)には、無端コンベヤ(14)が各吸引ドラム(10,12)を周回する際に前記吸盤(24)が臨んで物品(18)を吸着すると共に、第1吸引部(10)から第2吸引部(12)への渡り部において物品(18)を溝部(22a)で支持して搬送するよう構成した請求項1〜7の何れか一項に記載の整列供給装置。
  9. 前記第2吸引部(12)の送出位置(E)の直下に、横形製袋充填機の包装部に向けて所定間隔毎に物品(18)を押送する押送部材(28)を有する供給コンベヤ(26)を配設し、該供給コンベヤ(26)と前記搬送体(14)との搬送方向とを直交して配置すると共に、
    前記搬送体(14)において搬送方向と交差する横方向の物品(18)の整列間隔と、前記押送部材(28)の押送間隔とが対応し、第2吸引部(12)から各押送部材(28)間に物品(18)を供給する第2吸引部(12)から前記供給コンベヤ(26)への送出タイミングが設定される請求項1〜8の何れか一項に記載の整列供給装置。
  10. 前記搬送体(14)は物品(18)の搬送方向への整列間隔毎に間欠走行するよう構成し、該搬送体(14)の間欠休止時に、前記反転手段(32)での搬送体(14)に対する物品(18)の取上げおよび戻しを行なうよう構成した請求項1〜9の何れか一項に記載の整列供給装置。
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