JP2010126130A - 異常診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周辺移動物の状況によらずに精度よく異常を診断する。
【解決手段】異常診断装置10は、ECU11、環境認識センサ12及び通信装置17を備えている。異常診断装置10では、環境認識センサ12及びECU11によって、自車両1の周辺環境に関する自車環境情報が取得され、通信装置17によって、自車環境情報に類似するリファレンス情報が、他車両及びインフラから呼び出されて取得される。そして、ECU11にて、リファレンス情報と自車環境情報とが比較され、その差が閾値内の場合には、環境認識センサ12が正常と診断される一方、閾値以上の場合には、環境認識センサ12に異常が生じていると診断される。従って、互いに類似する自車環境情報とリファレンス情報とが比較されることになるため、その比較結果においては、周辺移動物の有無や移動による影響が抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の自車両における異常診断装置に関する。
従来の異常診断装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、自車両に搭載され当該自車両の周辺環境に関する環境情報(第1環境情報)を取得するセンサ(第1環境情報取得手段)と、センサの故障を検出する故障検出手段(異常診断手段)と、を備えたものが知られている。このような異常診断装置では、環境情報に基づいてセンサの故障を検出し、その旨を運転者に警告することが図られている。
特開2007−1333号公報
ここで、上記の異常診断装置では、取得される第1環境情報が自車両の周辺の移動物(周辺移動物)の有無により影響を受ける場合があり、周辺移動物の状況によって異常診断の精度が低下してしまうおそれがある。すなわち、例えば周辺移動物が移動することに起因して第1環境情報が変動する場合においても、第1環境情報取得手段に異常が発生したと誤診断されるおそれがある。
そこで、本発明は、周辺移動物の状況によらずに精度よく異常を診断できる異常診断装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る異常診断装置は、自車両に搭載され、自車両の周辺環境に関する第1環境情報を取得するための第1環境情報取得手段と、自車両に搭載され、第1環境データと類似する第2環境情報を取得するための第2環境情報取得手段と、第1及び第2環境情報を互いに比較し、その比較結果に基づいて第1環境情報取得手段の異常を診断する異常診断手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の異常診断装置では、互いに類似する第1及び第2環境情報が比較されるため、比較結果においては、周辺移動物の有無や移動による変動が抑制され、周辺移動物の影響が低減される。よって、単に第1環境情報に基づき異常を診断するのではなく、かかる比較結果に基づき第1環境情報取得手段の異常を診断することで、周辺移動物の状況を好適に考慮し異常診断を行うことができる。従って、本発明によれば、周辺移動物の状況によらずに精度よく異常を診断することができる。
また、第1環境情報取得手段は、所定地点の周辺環境に関する第1所定地点データに基づいて第1環境情報を取得し、第2環境情報取得手段は、所定地点の周辺環境に関し且つ第1所定地点データに対して周辺移動物の状況が類似する第2所定地点データに基づいて、第2環境情報を取得することが好ましい。この場合、周辺移動物の状況が互いに類似する第1及び第2環境情報の比較されるため、この比較結果では、周辺移動物の有無や移動による影響が一層抑制される。
ここで、第2環境情報取得手段は、所定地点の周辺静止物のみに関する静止物データを第2環境情報として取得することが好ましい。これにより、例えば第1所定地点データにおける周辺移動物の影響が小さい場合等において、第1所定地点データと静止物データとが互いに比較されて、第1環境情報取得手段の異常が精度よく診断される。
また、第1環境情報取得手段は、具体的には、所定地点の周辺移動物に関する第1移動物データを取得すると共に、第1所定地点データ及び第1移動物データに基づいて第1環境情報を取得する場合がある。
このとき、第1環境情報取得手段は、第1所定地点データにおいて第1移動物データに対応するデータ領域を除外してなるデータを第1環境情報として取得し、第2環境情報取得手段は、所定地点の周辺静止物のみに関する静止物データと所定地点の周辺移動物に関する第2移動物データとを取得し、静止物データにおいて第2移動物データに対応するデータ領域を除外してなるデータを第2環境情報として取得することが好ましい。これにより、例えば第1環境情報取得手段に異常が生じていると、第1所定地点データにてデータ領域の除外が正しくなされないため、第1及び第2環境情報の比較結果が互いに乖離するものとなる。よってこの場合、第1及び第2環境情報の比較結果に基づくことによって、第1環境情報取得手段の異常を精度よく診断することが可能となる。
また、自車両又は外部にはデータベースが設けられており、データベースには、自車両又は他車両における過去の周辺環境に関する過去環境情報と、過去環境情報に関連付けられ当該過去環境情報を統計処理してなる統計環境情報と、が格納され、第2環境情報取得手段は、第1環境情報に対応する統計環境情報に関連付けられた過去環境情報を、データベースから第2環境情報として呼び出すことが好ましい。この場合、精度よい第2周辺環境情報を取得することができる。
本発明によれば、周辺移動物の状況によらずに精度よく異常を診断することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る異常診断装置を示す概略構成図、図2は図1の異常診断装置を説明するための図である。図1に示すように、本実施形態の異常診断装置10は、自動車等の自車両1に搭載されるものであり、ECU(Electronic Control Unit)11を備えている。このECU11には、環境認識センサ12が接続されている。
環境認識センサ12は、自車両1の周辺環境に関する情報である自車環境情報(第1環境情報)を取得するためのセンサであり、カメラ13、ミリ波レーダ14、ヨーレートセンサ15及びGPS(Global Positioning System)端末16を含んで構成されている。
カメラ13は、自車両1周辺の自車画像データを認識する。ミリ波レーダ14は、自車両1周辺の移動物である周辺移動物T(図9参照)の状況に関する自車移動物データ(第1移動物データ)を取得する。なお、周辺移動物Tとしては、例えば歩行者や他車両等が挙げられ、周辺移動物Tの状況としては、例えば周辺移動物Tの配置関係等が挙げられる。ヨーレートセンサ15は、自車両1のヨーレートに関するヨーレートデータを取得する。GPS端末16は、ナビゲーションシステム端末であり、自車両1の路上位置に関する自車位置データを取得する。
そして、ECU11では、環境認識センサ12で取得された各データが入力され、これら各データに基づいて自車環境情報が生成される。また、ECU11には、通信装置17、自車環境情報格納メモリ18、リファレンス情報格納メモリ19及びディスプレイ20が接続されている。
通信装置17は、図2に示す他車両2及びインフラ3と送受信を行い、自車環境情報と類似するリファレンス情報(第2環境情報)を取得するためのものである。具体的には、通信装置17は、移動体通信網を利用して他車両2及びインフラ3のデータベース4と接続し、データベース4からリファレンス情報を呼び出す。データベース4には、他車両2の過去の走行時においての他車両2の周辺環境に関する過去環境情報と、この過去環境情報に関連付けられ(紐付けされ)当該過去環境情報を統計処理してなる統計環境情報とが格納されている。統計処理としては、種々のものを採用することができ、例えば同様な複数の過去環境情報を平均化する処理が挙げられる。
図1に戻り、自車環境情報格納メモリ18は、生成された自車環境情報を格納する。ここでの自車環境情報格納メモリ18は、他車両2にとっての上記データベース4に相当するものであり、上記データベース4と同様に、自車両1の過去の走行時においての自車環境情報を過去環境情報として格納すると共に、この過去環境情報に関連付けられ当該過去環境情報を統計処理してなる統計環境情報とを格納する。リファレンス情報格納メモリ19は、呼び出されたリファレンス情報を格納する。
そして、ECU11は、自車環境情報及びリファレンス情報を互いに比較し、その比較結果に基づいて環境認識センサ12の異常(例えば、故障、配置不良又は劣化等)を診断し、その診断結果をディスプレイ20上に出力する(詳しくは後述)。
次に、以上のように構成された異常診断装置10の処理について図3に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
本実施形態の異常診断装置10では、まず、環境認識センサ12にて上記の各データが取得され、これらの各データに基づきECU11にて自車環境情報が生成されて取得される(S1)。ここでの自車環境情報は、自車両1の現在地点である所定地点Dの周辺環境に関する第1所定地点データであって、自車画像データ、自車位置データ、車体の向きに関する向きデータ及び自車移動物データを含んで構成されている。
続いて、生成された自車環境情報が自車環境情報格納メモリ18に格納されると共に、通信装置17によって他車両2及びインフラ3へ伝送(送信)され(S2)、複数のリファレンス情報が呼び出されて取得される(S3)。
具体的には、通信装置17によって自車環境情報が伝送されると、データベース4において自車環境情報に対して類似する統計環境情報が選択される。より具体的には、所定地点Dにおいての他車両2の周辺環境に関するデータであって、自車環境情報に対し周辺移動物Tの状況及び車体の向きが類似する周辺環境に関する第2所定地点データである統計環境情報が選択される(換言すると、自車環境情報の自車位置データと同じで、且つ向きデータ及び自車移動物データと類似する統計環境情報が選択される)。そして、選択された統計環境情報に関連付けられた過去環境情報が、リファレンス情報として他車両2及びインフラ3から自車両1へ伝送される。なお、上記の「類似する」とは、例えば統計上、経験上もしくはセンサ性能上の観点で両者の間にあまり差がないものを意味し、両者の差が所定値よりも小さいこと指している。
続いて、ECU11にて、呼び出された複数のリファレンス情報が平均化され、この平均化されたリファレンス情報と自車環境情報とが照合されて比較される(S4)。そして、この比較結果、すなわち、平均化されたリファレンス情報と自車環境情報との差が、閾値(例えば、統計環境情報における統計処理の公差値)内の場合には、環境認識センサ12が正常と診断され(S5→S6)、その旨がディスプレイ20に表示される(S7)。一方、閾値以上の場合には、環境認識センサ12に異常が生じていると診断され(S5→S8)、その旨がディスプレイ20上に表示される(図4参照)。
図5は、自車環境情報とリファレンス情報との一例を示すグラフである。ここでの自車環境情報F1及びリファレンス情報F2は、所定地点Dの画像データに関するものであり、リファレンスデータF2には、上述した平均化が施されている。図中において、横軸が画像データにおける画像位置を示し、縦軸が輝度値を示している。図5に示す例では、特に自車環境情報F1及びリファレンス情報F2が画像位置Pで大きく乖離していることから、カメラ13に異常が生じていると診断され、その旨がディスプレイ20に表示されることとなる。
以上、本実施形態では、互いに類似する自車環境情報及びリファレンス情報が比較される、すなわち、互いに類似するシチュエーションのときの周囲環境の情報が自車環境情報及びリファレンス情報として比較される。そのため、比較結果においては、周辺移動物Tの有無や移動による変動が抑制され、周辺移動物Tの影響が低減される。つまり、例えば周辺移動物Tが移動しても、自車環境情報は変動するものの、自車環境情報及びリファレンス情報の差の変動は抑制されるのである。従って、本実施形態によれば、単に自車環境情報に基づき異常を診断するのではなく、かかる比較結果に基づき環境認識センサ12の異常を診断することで、周辺移動物Tの状況を好適に考慮して異常診断を行うことが可能となり、周辺移動物Tの状況によらずに精度よく異常を診断することができる。
また、本実施形態では、上述したように、環境認識センサ12が、所定地点Dの周辺環境に関する自車環境情報を取得すると共に、通信装置17が、所定地点Dの周辺環境に関し且つ自車環境情報に対して周辺移動物Tの状況が類似するリファレンス情報を取得している。従って、自車環境情報及びリファレンス情報では周辺移動物Tの状況が互いに類似するため、これらの比較結果においては周辺移動物Tの影響を一層抑制することができる。
また、本実施形態では、上述したように、通信装置17で自車環境情報を他車両2及びインフラ3に伝送することで、この自車環境情報に対応する統計環境情報がデータベース4内で選択され、選択された統計環境情報に関連付けられた過去環境情報がリファレンス情報として呼び出されている。このようにしてリファレンス情報を取得することにより、精度よいリファレンス情報を取得することができる。
なお、本実施形態では、上述したように、複数のリファレンス情報を平均化したリファレンス情報と自車環境情報とが比較されるため、これらの情報の統計的な有意差が大きいときに環境認識センサ12の異常が判断されることとなる。
ところで、従来、予め設けられた環境認識センサ12の異常に関する異常発生データベースを利用したり、自車環境情報の時系列変化に基づいたり等することで、かかる異常診断を行う場合がある。しかし、この場合、既に故障した結果が予め必要であり、また、不変性の高い静止物(例えば、建物や電柱等)を診断の基準物としなければならない。よって、周囲環境に静止物が十分に存在しない場合や移動物等の外乱の影響が大きい場合には、環境認識センサ12の異常を精度よく診断することが困難である。そのため、従来の異常診断装置では、周辺環境の基準物に対する一意な応答が要されると共に、異常診断の可能な地点が安定した条件下に限定されてしまうおそれがある。
この点、本実施形態では、上述したように、互いに類似する自車環境情報及びリファレンス情報を比較して異常診断を行うことから、主な静止物が存在しない周囲環境でもロバスト性の高い診断が可能であり、よって、本実施形態は特に有効なものといえる。
ちなみに、自車環境情報及びリファレンス情報は、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、ミリ波レーダ14等のレーダセンサに関すれば、照射位置に対する反射波の受信強度データ(以下、単に「受信強度データ」という)を自車環境情報及びリファレンス情報として取得してもよい。
以上において、環境認識センサ12と自車環境情報を生成するECU11とが第1環境情報取得手段を構成し、通信装置17が第2環境情報取得手段を構成し、環境認識センサ12の異常を診断するECU11が異常診断手段を構成する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、上記の第1実施形態と異なる点を主に説明し、重複部分を省略する。
本実施形態の異常診断装置では、通信装置17によって複数のリファレンス情報が呼び出される(図6のS3)。ここでは、図7に示すように、リファレンス情報として、他車両2A〜2B(図2参照)から、所定地点Dの周囲環境に関するリファレンス画像データ(第2所定地点データ)6A〜6Bがそれぞれ伝送される。
ここで、例えば、リファレンス画像データ6A〜6Bを互いに重ね合わせて1つの画像データとなるように処理すると、これら画像の周辺静止物Sは互いに同じであることから周辺静止物Sの画像位置の輝度値は高くなる(濃くなる)一方、周辺移動物Tの画像位置の輝度値は周辺静止物Sに比べて低くなる(薄くなる)。
そこで、ECU11では、リファレンス画像データ6A〜6Bにおける画像位置毎の輝度値が積分され、この積分値が一定値以下の画像位置領域がリファレンス移動データ(第2移動物データ)として抽出される。そして、リファレンス画像データ6A〜6Bにおいてリファレンス移動データが除外され、図8(a)に示すように、所定地点Dの周辺静止物Sのみに関する静止物画像データ(静止物データ)7が取得される(S21)。
続いて、上記S1にて取得された自車環境情報の自車画像データ22(図9(a)参照:第1所定地点データ)及び自車移動物データに基づいて画像処理が行なわれる。具体的には、図9(b)に示すように、所定地点Dの自車画像データ22において、周辺移動物Tに関する自車移動データに対応する領域(データ領域)R1がマスキングされ、自車マスキングデータ23が取得される(S22)。なお、ここでのマスキングは、領域R1,R2にて輝度値を一定(例えば、最大値/最小値)にする処理を意味し、リファレンス移動データのデータ領域を除外(消去)するものを意味している(以下、同じ)。
また、上記S21にて取得された静止物画像データ7及びリファレンス移動物データに基づいて画像処理が行なわれる。具体的には、図8(b)に示すように、静止物画像データ7において、リファレンス移動データに対応する領域(データ領域)R2がマスキングされ、リファレンスマスキングデータ8が取得される(S23)。
その後、自車マスキングデータ23とリファレンスマスキングデータ8とが比較され(S4)、これらの差が閾値内の場合には正常と診断される一方(S6)、閾値以上の場合には環境認識センサ12に異常が生じていると診断される(S8)。
以上、本実施形態では、環境認識センサ12が正常の場合、自車画像データ22及び領域R1を正確に識別することができることから、正確な自車マスキングデータ23を取得することができるため、マスキングデータ8,23との差が閾値内となる。他方、環境認識センサ12に異常が生じていると、自車画像データ22にて正しくマスキングできないことから、マスキングデータ8,23が互いに乖離するため、これらの差が閾値以上となる。よって、本実施形態においても、環境認識センサ12の異常を精度よく診断することが可能となる。
なお、本実施形態では、自車画像データ22における周辺移動物Tの面積割合(影響)が小さい場合、マスキングデータ8,23を生成せず、自車画像データ22を静止物画像データ7と比較して環境認識センサ12の異常を精度よく診断することもできる。
ちなみに、本実施形態では、自車マスキングデータ23及びリファレンスマスキングデータ8を第1及び第2環境情報として取得したが、これに限定されるものではなく、例えばミリ波レーダ14等のレーダセンサに関すれば、次のようにして第1及び第2環境情報を取得してもよい。すなわち、受信強度データのうち周辺移動物Tが存在するとされた位置のデータ領域を消去することで、上記マスキングデータ8,23に対応するものとして「周辺移動物Tに関する受信強度がゼロとされている受信強度データ」を生成し、この生成した受信強度データを第1及び第2環境情報として取得してもよい。この場合、レーダセンサの異常のために上記消去を正確に処理できないと、第1及び第2環境情報として取得された各受信強度データの差分値が大きくなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、外部のデータベース4からリファレンス情報を取得したが、自車環境情報格納メモリ18の過去環境情報に基づいてリファレンス情報を取得する場合もある。また、上記実施形態では、他車両2及びインフラ3の両者からリファレンス情報を取得したが、これらの何れか一方のみから取得してもよく、1台の他車両2からリファレンス情報を取得してもよい。
また、上記実施形態は、通信装置17を備えているが、これに代えて路車間通信や車車間通信を利用するものを備えていてもよい。また、上記実施形態では、環境認識センサ12がカメラ13、ミリ波レーダ14、ヨーレートセンサ15及びGPS端末16を含んでいるが、自車環境情報を取得するためのものであれば、種々のセンサ等を含んでいてもよい。
また、上記実施形態では、ディスプレイ20を用いディスプレイ20上にその旨を表示させたが、その旨を運転者に報知できれば、警報を出力する警報器等を用いてもよい。
本発明の第1実施形態に係る異常診断装置を示す概略構成図。 図1の異常診断装置を説明するための図である。 図1の異常診断装置の処理を示すフローチャートである。 図1の異常診断装置のディスプレイを示す図である。 自車環境情報とリファレンス情報との一例を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る異常診断装置の処理を示すフローチャートである。 リファレンス画像データを示す図である。 (a)は静止物画像データを示す図、(b)はリファレンスマスキングデータを示す図である (a)は自車画像データを示す図、(b)は自車マスキングデータを示す図である
符号の説明
1…自車両、2,2A〜2C…他車両、4…データベース、6A〜6B…リファレンス画像データ(第2所定地点データ)、7…静止物画像データ(静止物データ)、10…異常診断装置、11…ECU(第1環境情報取得手段,異常診断手段)、12…環境認識センサ(第1環境情報取得手段)、17…通信装置(第2環境情報取得手段)、22…自車画像データ(第1所定地点データ)、D…所定地点、R1,R2…領域(データ領域)、T…周辺移動物。

Claims (6)

  1. 自車両に搭載され、自車両の周辺環境に関する第1環境情報を取得するための第1環境情報取得手段と、
    自車両に搭載され、前記第1環境データと類似する第2環境情報を取得するための第2環境情報取得手段と、
    前記第1及び第2環境情報を互いに比較し、その比較結果に基づいて前記第1環境情報取得手段の異常を診断する異常診断手段と、を備えたことを特徴とする異常診断装置。
  2. 前記第1環境情報取得手段は、所定地点の周辺環境に関する第1所定地点データに基づいて前記第1環境情報を取得し、
    前記第2環境情報取得手段は、前記所定地点の周辺環境に関し且つ前記第1所定地点データに対して周辺移動物の状況が類似する第2所定地点データに基づいて、前記第2環境情報を取得することを特徴とする請求項1記載の異常診断装置。
  3. 前記第2環境情報取得手段は、前記所定地点の周辺静止物のみに関する静止物データを前記第2環境情報として取得することを特徴とする請求項2記載の異常診断装置。
  4. 前記第1環境情報取得手段は、前記所定地点の周辺移動物に関する第1移動物データを取得すると共に、前記第1所定地点データ及び前記第1移動物データに基づいて前記第1環境情報を取得することを特徴とする請求項2記載の異常診断装置。
  5. 前記第1環境情報取得手段は、
    前記第1所定地点データにおいて前記第1移動物データに対応するデータ領域を除外してなるデータを前記第1環境情報として取得し、
    前記第2環境情報取得手段は、
    前記所定地点の周辺静止物のみに関する静止物データと前記所定地点の周辺移動物に関する第2移動物データとを取得し、
    前記静止物データにおいて前記第2移動物データに対応するデータ領域を除外してなるデータを前記第2環境情報として取得することを特徴とする請求項4記載の異常診断装置。
  6. 自車両又は外部にはデータベースが設けられており、
    前記データベースには、自車両又は他車両における過去の周辺環境に関する過去環境情報と、前記過去環境情報に関連付けられ当該過去環境情報を統計処理してなる統計環境情報と、が格納され、
    前記第2環境情報取得手段は、前記第1環境情報に対応する前記統計環境情報に関連付けられた前記過去環境情報を、前記データベースから前記第2環境情報として呼び出すことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項記載の異常診断装置。
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