JP2006157740A - 撮像装置の異常検知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 カメラ汚れ比較判定部18は、第1赤外線カメラ2Rの輝度分散平均値と第2赤外線カメラ2Lの輝度分散平均値との差分が、予め設定あるいは適宜に変更される各赤外線カメラ2R,2Lの輝度ゲインや輝度レベル等に応じて設定された所定差分閾値未満であるか否かを判定する。この判定結果が「YES」の場合には、第1または第2赤外線カメラ2R,2Lの光学系に汚れが発生することで、一方の赤外線画像のコントラスト(明暗差)が他方の赤外線画像のコントラストに比べて相対的に低下することに伴い、輝度分散平均値の差分が増大したと判断して、汚れ比較判定結果として、第1および第2赤外線カメラ2R,2Lのうち一方は汚れ有り、他方は汚れ無しと判定する。
【選択図】 図8
Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、装置構成が複雑化することを防止しつつ、撮像装置の異常状態(例えば、光学系の汚れ等)の有無を容易に検知することが可能な撮像装置の異常検知装置を提供することを目的としている。
さらに、請求項2に記載の本発明の撮像装置の異常検知装置によれば、各複数の撮像装置毎の画像同士間の輝度分散値の差分に応じて撮像装置の異常の有無を検知することから、各撮像装置の異常の有無を容易に検知することができる。
さらに、請求項3に記載の本発明の撮像装置の異常検知装置によれば、例えば各複数の撮像装置毎の画像同士間の輝度分散値の差分が所定値以下であって、対応する複数の撮像装置が正常であると判定される場合であっても、複数の画像の各輝度分散値が所定値未満である場合には、対応する複数の撮像装置が異常状態であると判定することができる。
本実施の形態による撮像装置の異常検知装置は、例えば図1に示すように、撮像装置の異常検知装置を制御するCPU(中央演算装置)を備えた画像処理ユニット1と、遠赤外線を検出可能な2つの赤外線カメラ2R,2Lと、自車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサ3と、自車両の走行速度(車速)を検出する車速センサ4と、運転者によるブレーキ操作の有無を検出するブレーキセンサ5と、スピーカ6と、表示装置7とを備えて構成され、例えば、画像処理ユニット1は2つの赤外線カメラ2R,2Lの撮影により得られる自車両周辺の赤外線画像と、各センサ3,4,5により検出される自車両の走行状態に係る検出信号とから、自車両の進行方向前方の歩行者や動物等の移動体を検出し、検出した移動体と自車両との接触が発生する可能性があると判断したときに、スピーカ6または表示装置7を介して警報を出力するようになっている。
なお、表示装置7は、例えば自車両の各種走行状態量を表示する計器類と一体化された表示装置やナビゲーション装置の表示装置、さらにフロントウィンドウにおいて運転者の前方視界を妨げない位置に各種情報を表示するHUD(Head Up Display)7a等を備えて構成されている。
また、HUD7aは、自車両10のフロントウインドウの運転者の前方視界を妨げない位置に表示画面が表示されるように設けられている。
判定領域設定部12は、予め定められた赤外線カメラ2R(または2L)の光学設計(例えば、カメラ画角)および設置方向に基づいて、赤外線画像上に所定の判定領域を設定すると共に、必要に応じて、設定した判定領域を車両挙動推定部13による推定結果、例えば赤外線カメラ2R(または2L)の取付位置の位置ずれに起因する光軸の変化等に基づき修正する。
この所定の判定領域は、例えば、図4に示すように、少なくとも道路Rおよび道路の境界部BRおよび背景部Bを含む領域とされている。ここで、所定の判定領域として、道路Rおよび道路の境界部BRを含まずに赤外線画像上での上方の背景部Bのみを含む領域を設定すると、赤外線カメラ2R(または2L)の汚れの有無に関わらずに、走行路の変化(例えば道路構造物や樹木等が相対的に少ない郊外路と、道路構造物や樹木等が相対的に多い市街路との変化等)に応じて、判定領域での輝度値の分布状態(例えば、輝度分散値)が変動し、後述する汚れ判定の実行が困難となったり、汚れ判定の判定精度および判定結果に対する信頼度が低下してしまうという問題が生じる。
また、所定の判定領域として、背景部Bおよび道路の境界部BRを含まずに赤外線画像上での下方の道路Rのみを含む領域を設定すると、判定領域での輝度値の変化が過剰に低くなり、後述する汚れ判定の実行が困難となったり、汚れ判定の判定精度および判定結果に対する信頼度が低下してしまうという問題が生じる。
例えば、車両挙動推定部13は、赤外線画像上にて検知される静止対象物の相対移動軌跡を近似する近似直線LMVを算出する。そして、赤外線カメラ2R(または2L)の光軸を基準とするカメラ座標系(Xc,Yc,Zc)に対して、近似直線LMVをXc−Zc平面に投影した直線とZc軸とのなす角をパン角とし、近似直線LMVをYc−Zc平面に投影した直線とZc軸とのなす角をピッチ角とする。
なお、カメラ座標系(Xc,Yc,Zc)は、例えば下記数式(1)に示すように算出され、自車両10の前部における赤外線カメラ2R,2Lの取り付け位置の中点の位置を原点Oとし、赤外線画像上の座標は、赤外線画像上の中心を原点として水平方向をx方向、垂直方向をy方向として設定されている。また、座標(xc,yc)は、基準画像(例えば、右画像)上の座標(x,y)を、赤外線カメラ2Rの取付位置と、実空間の原点Oとの相対位置関係に基づいて、実空間の原点Oと画像データの中心とを一致させて得た仮想的な画像上の座標に変換して得た座標である。また、下記数式(1)において、自車両10と対象物との距離つまり赤外線カメラ2R,2Lのレンズと対象物との距離(対象物距離)z(m)は、カメラ基線長、つまり赤外線カメラ2R,2Lの各撮像素子の中心位置間の水平距離D(m)と、カメラ焦点距離、つまり赤外線カメラ2R,2Lの各レンズの焦点距離f(m)と、画素ピッチp(m/pixel)と、画素数単位での視差Δd(pixel)とに基づき算出される。
例えば図5に示すように、除外領域設定部14は赤外線画像上の判定領域内において輝度値が所定輝度値以上となる領域OB1,…,OB6を除外領域として設定する。
また、除外領域設定部14は、物体判定部15により検知された所定の発熱体(例えば、他車両の排気管や自動販売機等)が赤外線画像上の判定領域内に存在する場合には、この発熱体を含む領域を除外領域として設定する。
カメラ汚れ判定部17は、例えば所定時間内に亘って輝度分散算出部16により算出された複数の輝度分散の平均値(輝度分散平均値)に基づき、赤外線カメラ2R(または2L)に汚れが発生したか否かを判定する。
例えば、カメラ汚れ判定部17は、算出した輝度分散平均値が、予め設定あるいは適宜に変更される赤外線カメラ2R(または2L)の輝度ゲインや輝度レベル等に応じて設定された所定分散閾値(例えば、ヒステリシスを有する値等)未満であるか否かを判定する。そして、この判定結果が「YES」の場合には、例えば図6に示すように、赤外線カメラ2R(または2L)の光学系に汚れが発生することで、赤外線画像のコントラスト(明暗差)が低下し、輝度分散値が低下したと判断して、赤外線カメラ2R(または2L)に汚れ有りと判定する。一方、この判定結果が「NO」の場合には、赤外線カメラ2R(または2L)に汚れ無しと判定する。
例えば、カメラ汚れ判定部17は、車両の走行挙動が相対的に安定している状態で算出された輝度分散を選択したり、車速が所定車速以上の状態で算出された輝度分散を選択することにより、例えば相対的に低車速の状態で自車両と先行車両や構造物等との間の距離が相対的に短くなることによって、赤外線画像上において単一の先行車両や構造物等の面積が過剰に増大し、輝度分散が低下してしまうことを抑制することができる。
なお、カメラ汚れ判定部17は、車両状態量センサ21のワイパースイッチ(ワイパーSW)から出力されるワイパーの作動のON/OFFに係る検出信号に基づき、降雨や降雪等の天候状態に起因して赤外線カメラ2R(または2L)に汚れ有りと判定される状態であるか否かを判定し、この判定結果が「YES」の場合には、報知装置22による報知内容を変更したり、汚れの有無を判定する処理を一時的に停止するようになっている。
まず、図7に示すステップS01においては、赤外線カメラ2R(または2L)から赤外線画像を取得する。
次に、ステップS02においては、取得した赤外線画像上において、少なくとも道路Rおよび道路の境界部BRおよび背景部Bを含む所定の判定領域を設定する。
次に、ステップS03においては、設定した所定の判定領域内において、輝度値が所定輝度値以上となる高輝度領域を除外領域として設定する。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS05に進む。
そして、ステップS05においては、ヨーレートセンサ4にて検出されたヨーレートωの絶対値が所定閾値Yawth以下であるか否かを判定する。
ステップS05の判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、ステップS05の判定結果が「YES」の場合には、ステップS06に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS07に進む。
そして、ステップS07においては、ワイパーSWがオフ状態であるか否かを判定する。
ステップS07の判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、ステップS07の判定結果が「YES」の場合には、ステップS08に進む。
次に、ステップS09においては、所定時間内に亘って算出された複数の輝度分散の平均値(輝度分散平均値)を算出する。
次に、ステップS10においては、前回の処理にて赤外線カメラ2R(または2L)に汚れ無しと判定されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS13に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS11に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS12に進む。
そして、ステップS12においては、汚れ判定結果として汚れ有りを設定し、後述するステップS15に進む。
また、ステップS13においては、輝度分散平均値が、予め設定あるいは適宜に変更される赤外線カメラ2R(または2L)の輝度ゲインや輝度レベル等に応じて設定された所定の上限分散閾値VU以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS14に進む。
そして、ステップS14においては、汚れ判定結果として汚れ無しを設定し、ステップS15に進む。
そして、ステップS15においては、汚れ判定結果を報知装置22を介して自車両の運転者等に報知し、一連の処理を終了する。
しかも、所定の判定領域の輝度分散値を過剰に増大させる虞がある領域つまり輝度値が所定輝度値以上となる領域、あるいは、例えば所定領域の輝度分散値を過剰に変動させる虞がある種別の対象物(例えば、他車両の排気管や自動販売機等)を含む領域を、除外領域として設定することで、輝度分散値に応じた赤外線カメラ2R,2Lの汚れの有無の検知を適切に行うことができる。
また、複数回に亘って算出された輝度分散値の平均値が所定閾値(下限分散閾値VLまたは上限分散閾値VU)を超えた(下限分散閾値VL未満または上限分散閾値VU以上)か否かを判定することにより、車両の走行によって変化する車両周辺環境に関わらずに、赤外線カメラ2R,2Lの汚れの有無を検知する際の検知精度および検知結果に対する信頼度を向上させることができる。
しかも、車両の状態量が所定状態量(例えば、車速Vが所定閾車速Veth以上、かつ、ヨーレートωの絶対値が所定閾値Yawth以下、かつ、ブレーキSWのオフ状態)である状態で算出された輝度分散値のみに基づき輝度分散値の平均値を算出することで、車両の状態に起因して不適切な値となった輝度分散値に基づいて赤外線カメラ2R,2Lの汚れの有無が検知されてしまうことを防止することができる。
この変形例においては、例えば図8に示すように、画像処理ユニット1は、2つの第1および第2赤外線カメラ2R,2Lに対応して、画像メモリ11R,11Lと、判定領域設定部12R,12Lと、車両挙動推定部13と、除外領域設定部14R,14Lと、物体判定部15と、輝度分散算出部16R,16Lと、カメラ汚れ判定部17R,17Lと、カメラ汚れ比較判定部18と、天候判定部19を備えて構成され、特に、画像処理ユニット1の車両挙動推定部13には、ヨーレートセンサ3および車速センサ4およびブレーキセンサ5に加えて加速度センサおよびワイパースイッチ(ワイパーSW)等を具備し、各種の車両状態量を検出する車両状態量センサ21から出力される検出信号が入力されていると共に、画像処理ユニット1のカメラ汚れ判定部17には、スピーカ6および表示装置7を具備する報知装置22が接続されている。
各判定領域設定部12R,12Lは、予め定められた各赤外線カメラ2R,2Lの光学設計(例えば、カメラ画角)および設置方向に基づいて、赤外線画像上に所定の判定領域を設定すると共に、必要に応じて、設定した判定領域を車両挙動推定部13による推定結果、例えば各赤外線カメラ2R,2Lの取付位置の位置ずれに起因する光軸の変化等に基づき修正する。
例えば、車両挙動推定部13は、赤外線画像上にて検知される静止対象物の相対移動軌跡を近似する近似直線LMVを算出する。そして、各赤外線カメラ2R,2Lの光軸を基準とするカメラ座標系(Xc,Yc,Zc)に対して、近似直線LMVをXc−Zc平面に投影した直線とZc軸とのなす角をパン角とし、近似直線LMVをYc−Zc平面に投影した直線とZc軸とのなす角をピッチ角とする。
なお、カメラ座標系(Xc,Yc,Zc)は、例えば上記数式(1)に示すように算出され、自車両10の前部における赤外線カメラ2R,2Lの取り付け位置の中点の位置を原点Oとし、赤外線画像上の座標は、赤外線画像上の中心を原点として水平方向をx方向、垂直方向をy方向として設定されている。また、座標(xc,yc)は、基準画像(例えば、右画像)上の座標(x,y)を、赤外線カメラ2Rの取付位置と、実空間の原点Oとの相対位置関係に基づいて、実空間の原点Oと画像データの中心とを一致させて得た仮想的な画像上の座標に変換して得た座標である。また、下記数式(1)において、自車両10と対象物との距離つまり赤外線カメラ2R,2Lのレンズと対象物との距離(対象物距離)z(m)は、カメラ基線長、つまり赤外線カメラ2R,2Lの各撮像素子の中心位置間の水平距離D(m)と、カメラ焦点距離、つまり赤外線カメラ2R,2Lの各レンズの焦点距離f(m)と、画素ピッチp(m/pixel)と、画素数単位での視差Δd(pixel)とに基づき算出される。
また、各除外領域設定部14R,14Lは、物体判定部15により検知された所定の発熱体(例えば、他車両の排気管や自動販売機等)が各赤外線画像上の判定領域内に存在する場合には、この発熱体を含む領域を除外領域として設定する。
各カメラ汚れ判定部17R,17Lは、例えば所定時間内に亘って各輝度分散算出部16R,16Lにより算出された複数の輝度分散の平均値(輝度分散平均値)に基づき、各赤外線カメラ2R,2Lに汚れが発生したか否かを判定する。
例えば、各カメラ汚れ判定部17R,17Lは、算出した輝度分散平均値が、予め設定あるいは適宜に変更される各赤外線カメラ2R,2Lの輝度ゲインや輝度レベル等に応じて設定された所定分散閾値(例えば、ヒステリシスを有する値等)未満であるか否かを、各赤外線カメラ2R,2L毎に独立して判定する。そして、この判定結果が「YES」の場合には、各赤外線カメラ2R,2Lの光学系に汚れが発生することで赤外線画像のコントラスト(明暗差)が低下することに伴い輝度分散値が低下したと判断して、各赤外線カメラ2R,2Lの汚れ判定結果として汚れ有りと判定する。一方、この判定結果が「NO」の場合には、各赤外線カメラ2R,2Lの汚れ判定結果として汚れ無しと判定する。
例えば、各カメラ汚れ判定部17R,17Lは、車両の走行挙動が相対的に安定している状態で算出された輝度分散を選択したり、車速が所定車速以上の状態で算出された輝度分散を選択することにより、例えば相対的に低車速の状態で自車両と先行車両や構造物等との間の相対距離が相対的に短くなることによって、赤外線画像上において単一の先行車両や構造物等の面積が過剰に増大し、輝度分散が低下してしまうことを抑制することができる。
例えば、カメラ汚れ比較判定部18は、第1赤外線カメラ2Rの輝度分散平均値と第2赤外線カメラ2Lの輝度分散平均値との差分が、予め設定あるいは適宜に変更される各赤外線カメラ2R,2Lの輝度ゲインや輝度レベル等に応じて設定された所定差分閾値(例えば、ヒステリシスを有する値等)未満であるか否かを判定する。そして、この判定結果が「YES」の場合には、第1または第2赤外線カメラ2R,2Lの光学系に汚れが発生することで、一方の赤外線画像のコントラスト(明暗差)が他方の赤外線画像のコントラストに比べて相対的に低下することに伴い、輝度分散平均値の差分が増大したと判断して、汚れ比較判定結果として、第1および第2赤外線カメラ2R,2Lのうち一方は汚れ有り、他方は汚れ無しと判定する。
なお、各カメラ汚れ判定部17R,17Lおよびカメラ汚れ比較判定部18は、天候判定部19の判定結果、例えば車両状態量センサ21のワイパースイッチ(ワイパーSW)から出力されるワイパーの作動のON/OFFに係る検出信号に基づく降雨や降雪等の天候状態に対する判定結果に応じて、各赤外線カメラ2R,2Lに汚れ有りと判定される状態であるか否かを判定し、この判定結果が「YES」の場合には、報知装置22による報知内容を変更したり、汚れの有無を判定する処理を一時的に停止するようになっている。
まず、図9に示すステップS21においては、各赤外線カメラ2R,2Lから赤外線画像を取得する。
次に、ステップS22においては、取得した各赤外線画像上において、少なくとも道路Rおよび道路の境界部BRおよび背景部Bを含む所定の判定領域を設定する。
次に、ステップS23においては、所定の判定領域内において、輝度値が所定輝度値以上となる高輝度領域を除外領域として設定する。
次に、ステップS25においては、各赤外線カメラ2R,2L毎に所定時間内に亘って算出された複数の輝度分散の平均値(輝度分散平均値)を算出する。
次に、ステップS26においては、前回の処理にて第1赤外線カメラ2Rに対する汚れ判定結果として汚れ無しと判定されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS29に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS27に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS31に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS28に進む。
そして、ステップS28においては、第1赤外線カメラ2Rの汚れ判定結果として汚れ有りを設定し、後述するステップS31に進む。
また、ステップS29においては、第1赤外線カメラ2Rの輝度分散平均値が、予め設定あるいは適宜に変更される第1赤外線カメラ2Rの輝度ゲインや輝度レベル等に応じて設定された所定の上限分散閾値VU1以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS31に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS30に進む。
そして、ステップS30においては、第1赤外線カメラ2Rの汚れ判定結果として汚れ無しを設定し、ステップS31に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS35に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS32に進む。
ステップS32においては、第1赤外線カメラ2Rの輝度分散平均値が、予め設定あるいは適宜に変更される第1赤外線カメラ2Rの輝度ゲインや輝度レベル等に応じて設定された所定の下限分散閾値VL2未満であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS38に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS33に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS38に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS34に進む。
そして、ステップS34においては、第1赤外線カメラ2Rの汚れ比較判定結果として汚れ有りを設定し、後述するステップS38に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS37に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS36に進む。
そして、ステップS36においては、第1赤外線カメラ2Rの汚れ比較判定結果として汚れ無しを設定し、後述するステップS38に進む。
また、ステップS37においては、第1赤外線カメラ2Rの輝度分散平均値が、予め設定あるいは適宜に変更される第1赤外線カメラ2Rの輝度ゲインや輝度レベル等に応じて設定された所定の上限分散閾値VU2以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS38に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS36に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS41に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS39に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS43に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS40に進む。
そして、ステップS40においては、第2赤外線カメラ2Lの汚れ判定結果として汚れ有りを設定し、後述するステップS43に進む。
また、ステップS41においては、第2赤外線カメラ2Lの輝度分散平均値が、予め設定あるいは適宜に変更される第2赤外線カメラ2Lの輝度ゲインや輝度レベル等に応じて設定された所定の上限分散閾値VU1以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS43に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS42に進む。
そして、ステップS42においては、第2赤外線カメラ2Lの汚れ判定結果として汚れ無しを設定し、ステップS43に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS47に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS44に進む。
ステップS44においては、第2赤外線カメラ2Lの輝度分散平均値が、予め設定あるいは適宜に変更される第2赤外線カメラ2Lの輝度ゲインや輝度レベル等に応じて設定された所定の下限分散閾値VL2未満であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS50に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS45に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS50に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS46に進む。
そして、ステップS26においては、第2赤外線カメラ2Lの汚れ比較判定結果として汚れ有りを設定し、後述するステップS50に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS49に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS48に進む。
そして、ステップS48においては、第2赤外線カメラ2Lの汚れ比較判定結果として汚れ無しを設定し、後述するステップS50に進む。
また、ステップS49においては、第2赤外線カメラ2Lの輝度分散平均値が、予め設定あるいは適宜に変更される第2赤外線カメラ2Lの輝度ゲインや輝度レベル等に応じて設定された所定の上限分散閾値VU2以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS50に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS48に進む。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS51に進み、このステップS51において、汚れ判定結果に汚れ有りを設定、つまり各第1赤外線カメラ2R,2Lの少なくとも何れか1つに汚れ有りとして、後述するステップS54に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS52に進む。
ステップS52においては、第1赤外線カメラ2Rの汚れ判定結果と、第1赤外線カメラ2Rの汚れ比較判定結果と、第2赤外線カメラ2Lの汚れ判定結果と、第2赤外線カメラ2Lの汚れ比較判定結果とのすべての判定結果にて汚れ無しと判定されたか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS53に進み、このステップS33において、汚れ判定結果に汚れ無しを設定、つまり各第1赤外線カメラ2R,2Lに汚れ無しとして、後述するステップS54に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
そして、ステップS54においては、汚れ判定結果を報知装置22を介して自車両の運転者等に報知し、一連の処理を終了する。
2R,2L 赤外線カメラ(撮像装置)
3 ヨーレートセンサ
4 車速センサ
5 ブレーキセンサ
6 スピーカ
7 表示装置
10 自車両
12R,12L 判定領域設定部(輝度値算出手段)
16R,16L 輝度分散算出部(輝度分散値算出手段)
17R,17L カメラ汚れ判定部(異常検知手段)
18 カメラ汚れ比較判定部(異常検知手段)
Claims (3)
- 車両に搭載されて車両周辺を撮像する撮像装置の異常の有無を検知する撮像装置の異常検知装置であって、
複数の前記撮像装置の撮像により得られた各複数の撮像装置毎の画像の輝度値に基づき前記各複数の撮像装置毎の画像の輝度分散値を算出する輝度分散値算出手段と、
前記輝度分散値算出手段により算出された複数の前記輝度分散値に応じて前記撮像装置の異常の有無を検知する異常検知手段と
を備えることを特徴とする撮像装置の異常検知装置。 - 前記輝度分散値算出手段により算出された前記輝度分散値に応じて、前記各複数の撮像装置毎の画像同士間の前記輝度分散値の差分を算出する分散値差分算出手段を備え、
前記異常検知手段は、前記分散値差分算出手段により算出された前記差分に応じて前記撮像装置の異常の有無を検知することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の異常検知装置。 - 前記異常検知手段は、前記分散値差分算出手段により算出された前記差分に加えて、前記輝度分散値算出手段により算出された前記輝度分散値に応じて前記撮像装置の異常の有無を検知することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置の異常検知装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004347823A JP4130435B2 (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 撮像装置の異常検知装置 |
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