以下、添付図面に従って、本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔リモコン雲台システムの全体構成〕
図1は、本発明の実施形態に係るリモコン雲台システムの概略構成を示すブロック図である。同図に示すリモコン雲台システム10は、ネットワーク12に接続された256台のリモコン雲台(リモコン雲台カメラ装置)14−1〜14−256と、前記ネットワーク12に接続される8台のモデム16−1〜16−8と、LAN(Local Area Network)18を介してモデム(通信装置)16と接続される複数台(図1では3台)の雲台コントローラ(操作装置)20−1〜20−3と、を含んで構成されている。
ネットワーク12は電話回線網やインターネットなどの大規模な公衆回線網が適用され。LAN18は構内通信網や小規模通信網といった小規模なエリアを対象とする通信形態が適用される。また、ネットワーク12及びLAN18の通信形態は有線、無線を問わない。
各リモコン雲台14は、東京タワーやベイブリッジ、新宿御苑といったランドマークに設置され、ネットワーク12上における接続情報(識別情報)が付与されている。
リモコン雲台14の接続情報はネットワークの種類に応じて電話番号やIPアドレス(URL)が適用される。また、接続情報は設置位置を表すランドマーク名や地名(住所)などの情報を付加してもよい。図1にはリモコン雲台14の接続情報として電話番号(10桁の数字列)とランドマーク名を例示した。
詳細は後述するが、雲台コントローラ20にはネットワーク12に接続されるリモコン雲台14が予め登録されており、雲台コントローラ20に設けられたタッチパネル付き液晶表示部22(以下、単に液晶表示部22という)、にリモコン雲台14の一覧が表示される。雲台コントローラ20の操作者は、タッチパネル付き液晶表示部22上で通信を行うリモコン雲台14の選択操作ができるように構成されている。
雲台コントローラ20に登録されるリモコン雲台14の情報には、リモコン雲台14の電話番号(IPアドレス)、及び各リモコン雲台14が設置される設置先の名称(図1においてアルファベット3文字で表した文字列)が含まれる。
このように1台乃至は2台以上の雲台コントローラ20がLAN18などのマルチ通信システムによって接続された操作システムと、複数台用意されているリモコン雲台14と、を公衆回線網やインターネット等のネットワーク12を用いて通信の確立及び切断を行えるシステムを構築した場合、操作者は意図するリモコン雲台14に対して通信接続を試み、通信接続を確立できた場合にはそのリモコン雲台14に搭載されたテレビカメラ(不図示)を操作して所望の撮影が行われる。
図1に示すリモコン雲台システム10は、1台の雲台コントローラ20と通信接続が可能なリモコン雲台14が複数存在するので、雲台コントローラ20の液晶表示部22に表示される一覧の中から通信接続を試みるリモコン雲台14を選択し、選択されたリモコン雲台14について通信接続の確立を試みるように構成されている。一覧に表示するリモコン雲台14は、予め登録された通信接続先として各雲台コントローラ20に記憶しておき、登録されたリモコン雲台14の中から選択するものとして選択ミスを極力低くする配慮をしたものである。かかる事情を考慮して、電話番号などの接続情報とともに固有名称(設置先の地名、建物名など設置先を表す情報)を登録可能としておく。図1に示すように、雲台コントローラ20の液晶表示部22に各リモコン雲台14の接続情報と固有名称を表示することによって、選択ミスの低減化を実現している。
各雲台コントローラ20に登録されるリモコン雲台14の登録情報は、LAN18に接続されるすべての雲台コントローラ20における共有の情報として管理される。すなわち、LAN18に接続されるすべて雲台コントローラ20がリモコン雲台14の登録情報を共有し、かつ、それぞれの雲台コントローラ20に登録情報を記憶しておくことで、LAN18に接続されるすべての雲台コントローラ20において共通の通信接続先の選択操作が可能となる。
リモコン雲台14の登録は、雲台コントローラ20のタッチパネルやソフトウエアキーボード、外部接続されるキーボード等のユーザインターフェースを用いて入力する形式でもよいし、外部入力端子を介して電子ファイル形式で作成された一覧表のファイルを読み込む方式でもよい。また、一つの雲台コントローラ20に記憶された情報(ファイル)を他の雲台コントローラ20に複写するような構成や、複数の雲台コントローラ20の間でファイルを共有する構成とすることが好ましい。
図2(a)〜(c)は、液晶表示部22の表示例を示す図である。なお、図2(a)〜(c)は、通信接続先の選択操作に関連する液晶表示部22の一部のみを図示するものである。図2(a)は、リモコン雲台14が選択されていない状態の液晶表示部22を図示している。
同図に示すように、液晶表示部22の上端部には、各モデム16(図1参照)のそれぞれに対応する選択ボタン30(30−1〜30−8)が設けられている。選択ボタン30は、LAN18(図1参照)に接続されるモデム16と同じ数だけ設けられている。すなわち、図2(a)に示す選択ボタン30−1〜30−8は図1のモデム16−1、16−2、…、16−8に対応している。操作者が選択ボタン30−1〜30−8のいずれかを押すと、その選択ボタン30に対応するモデム16が選択される。図2(a)には、選択ボタン30−1を押してモデム16−1を選択する状態を模式的に図示している。
図2(b)は、選択されたモデム16を介して通信接続可能なリモコン雲台14(図1参照)の一覧32がポップアップメニュー形式で表示されている状態を示す。同図に示すリモコン雲台一覧32は、各リモコン雲台14を固有名称により表示している。操作者はリモコン雲台一覧32の中から所望のリモコン雲台14を選択することで、当該雲台コントローラ20は選択されたリモコン雲台14との通信接続の確立を試みる。すなわち、操作者が選択ボタン30を長押しすると、押されている選択ボタン30の下にポップアップメニューが表示される。さらに、ポップアップメニューの中の所望の通信接続先が表示されているボタンを押すと通信接続先が選択される。
図2(b)には、ポップアップメニュー形式によりリモコン雲台一覧32を表示する態様を例示したが、選択ボタン30を長押しするとリモコン雲台の選択専用画面に切り替わる態様など、他の表示方式を適用してもよい。
図2(c)は、通信接続先が選択された後の状態を示している。操作者によって通信接続先が選択されると、選択ボタン30の表示が「−」(バー表示)から通信接続先の固有名称の表示に切り換わる。
同図には、通信接続先として「bbb」が選択された状態が図示されている。このようにして、通信接続先が選択されると選択ボタン30に通信接続先の固有名称が表示されるので、いずれのリモコン雲台14との通信接続を確立しているかを一目で確認することができる。
本例に示すリモコン雲台システム10は、LAN18に接続される複数の雲台コントローラ20の間において、リモコン雲台14との通信接続状態の情報を共有するように構成されている。例えば、図1の雲台コントローラ20−1がネットワーク12に接続されるリモコン雲台14−1〜256の中の一つと通信接続を確立すると、他の雲台コントローラ20−2〜20−3の液晶表示部22にもその情報が表示される。
図3(a)〜(c)は、複数の雲台コントローラ20の間における表示の関係を説明する図である。例えば、図3(a)は図1の雲台コントローラ20−1の液晶表示部22を図示し、図3(b)及び図3(c)はそれぞれ雲台コントローラ20−2、20−3の液晶表示部22を図示している。
すなわち、図3(a)に示すように、雲台コントローラ20−1において設置場所aaaのリモコン雲台14との通信接続を確立すると、雲台コントローラ20−1の液晶表示部22の選択ボタン30−1に通信接続先の名称aaaが表示されるとともに、図3(b)に示す雲台コントローラ20−2の液晶表示部22の選択ボタン30−1と、図3(C)に示す雲台コントローラ20−3の液晶表示部22の選択ボタン30−1にもaaaが表示される。
すなわち、本例に示すリモコン雲台システム10は、図1に示すモデム16−1を介して、LAN18に接続される雲台コントローラ20−1〜20−3と設置位置aaaのリモコン雲台14−1との通信接続が確立されたことが、LAN18に接続されるすべての雲台コントローラ20−1〜20−3に表示されるように構成されている。また、当該通信接続の切断が行われたときにもLAN18に接続されるすべての雲台コントローラ20−1〜20−3にその旨の表示がなされる。かかる構成によれば、いずれのモデム16を用いていずれのリモコン雲台14との通信接続が確立されているかをLAN18に接続されるすべての雲台コントローラ20−1〜20−3の操作者が一目で判断できる。
また、図4(a)〜(c)に示すように、例えば、図4(b)に示す雲台コントローラ20−2によって設置場所aaaのリモコン雲台14−1(図1参照)を動作させる操作がなされている場合には、雲台コントローラ20−2の選択ボタン30−1の背景色を変更するとともに、図4(a)に示す雲台コントローラ20−1及び図4(c)に示す雲台コントローラ20−3の液晶表示部22に表示される選択ボタン30−1の背景色を変更して、雲台コントローラ20−1、20−3によってリモコン雲台14−1は操作禁止である旨を表示するように構成されている。
なお、図4(a)〜(c)には、選択ボタン30−1の背景色を切り換えることで、操作可能及び操作禁止の状態を表示する態様を例示したが、文字情報や他の表示方法を用いることも可能である。
図5(a)〜(c)は、図5(c)に示す雲台コントローラ20−3によってリモコン雲台14−1との通信接続が切断された場合の雲台コントローラ20−1〜20−3の表示を図示した図である。通信接続確立、操作可能及び操作禁止を表示する場合と同様に、雲台コントローラ20−1〜20−3の液晶表示部22には共通の表示がなされる。具体的には、選択ボタン30−1の表示が通信接続先aaaから通信接続を確立していないことを意味する‐(バー表示)に切り換えられる。
〔リモコン雲台の説明〕
次に、本例に示すリモコン雲台システム10に適用されるリモコン雲台14について説明する。図6は、本例に示すリモコン雲台システム10に適用されるリモコン雲台14及び雲台コントローラ20の接続関係を示す図であり、図1に図示したリモコン雲台システム10の一部と等価である。なお、図6は図1に図示したモデム16やLAN18の図示を省略した。
同図に示すリモコン雲台14は、図示しないテレビカメラ(以下、単にカメラという)を収納するハウジング40と、ハウジング40と共にカメラをパンニング(水平方向(パン方向)の回転動作)及びチルティング(垂直方向(チルト方向)の回転動作)させる雲台本体41とから構成される。ハウジング40の前面には透明の前面ガラス42が設けられており、カメラはこの前面ガラス42を介してハウジング40外部の映像を撮影する。
ハウジング40は雲台本体41から延設されたチルト軸(図示せず)に片持ち支持されており、このチルト軸が雲台本体41に内蔵されたチルトモータによって回転駆動される。
これにより、ハウジング40と共にハウジング40内のカメラがチルティングする。また、雲台本体41は図示しない据付台上に固定されたパン軸43によって支持されており、このパン軸43を軸に雲台本体41が内蔵のパンモータによって回転駆動される。これにより、ハウジング40と共にハウジング40内のカメラがパンニングする。なお、カメラをパンニング又はチルティングさせるリモコン雲台14の動作をリモコン雲台14のパン/チルト動作というものとする。
雲台コントローラ20は、ネットワーク12を介してリモコン雲台14に接続されており、雲台コントローラ20での操作に基づいてリモコン雲台14及びリモコン雲台14に搭載されたカメラ(カメラ本体及びレンズ)の各種制御機能に関するコマンドがリモコン雲台14に送信されるように構成されている。
〔雲台コントローラの説明〕
次に、雲台コントローラ20の構成について説明する。
図7は、雲台コントローラ20の操作面の構成を示した平面図である。同図に示すように雲台コントローラ20の操作面には、操作棒(ジョイスティック)44、フォーカスつまみ45、ズームレバー46、液晶表示部22が配置されている。
ジョイスティック44は、雲台14をパン/チルト操作するために機械的に構成された操作部材であり、ジョイスティック44を前後左右に傾斜させると、その傾斜方向及び傾斜量に応じた方向及び速度でリモコン雲台14をパン/チルト動作させることができる。
フォーカスつまみ45は、カメラ(レンズ)のフォーカス操作を行うために機械的に構成された操作部材であり、フォーカスつまみ45を回動操作すると、その位置に応じたフォーカス位置にフォーカスを移動させることができる。
ズームレバー46は、カメラ(レンズ)のズーム操作を行うために機械的に構成された操作部材であって、左右方向の中央にある前後方向の軸を中心に揺動するようになっている。ズームレバー46の左右のいずれかを押すと、押した側及びその押込み量に応じた方向及び速度でズームを移動させることができる。
液晶表示部22は、パン/チルト操作、フォーカシング操作及びズーム操作の制御以外の雲台14及びカメラの制御機能に関する操作を行うための操作部であり、液晶パネルと液晶パネルの表面に設置されたタッチパネルとから構成されている。例えば、上述したリモコン雲台14の選択を行うための選択ボタン30やリモコン雲台一覧32が表示される。また、所定のバッチ処理が割り付けられたファンクションキーを液晶表示部22に表示させるようにしてもよい。
図8は、雲台コントローラ20の全体構成を示したブロック図である。同図において、図7に示したジョイスティック44、フォーカスつまみ45、ズームレバー46は、操作部52として示されており、その操作部52での操作はCPU50によって検出されるようになっている。CPU50は、通信インターフェース54を介して操作に対応するコマンドをリモコン雲台14に送信する。これによって操作部52の操作に従ってリモコン雲台14及びカメラが制御される。
図7に示したタッチパネル付き液晶表示部22は、図8において液晶パネル56とタッチパネル58として示されており、液晶パネル56には操作画面がCPU50からの駆動信号によって図示しないドライバを介して表示されるようになっている。また、液晶表示部22の画面をタッチするとタッチパネル58によりタッチされた位置を示す信号が図示しないドライバを介してCPU50に与えられるようになっている。CPU50は、液晶パネル56に表示している現在の操作画面上においてどのスイッチがタッチされたかをタッチパネル58からの信号により検出し、いずれかのスイッチがタッチされたと判断した場合にはそれに対応する処理を実行する。例えば、通信インターフェース54を通じてカメラの制御機能に関するスイッチがタッチされた場合にそれに対応するコマンドをリモコン雲台14に送信する処理、操作画面上のスイッチがタッチされてオンからオフ又はオフからオンに切り替わる場合にスイッチの明るさを変更する処理等を行う。
メモリ60は、上述したリモコン雲台一覧32などの情報が記憶される記憶手段であり、CPU50によってデータの書き込み及び読み出しの制御が行われる。また、メモリ60には液晶表示部22の画面レイアウトなどの情報が適宜記憶される。
上記実施の形態では、機械的に構成される操作部材はジョイスティック44、フォーカスつまみ45、ズームレバー46としたが、これに限らない。例えば、連続的な値を調整する操作によって制御される機能に関しては液晶表示部22の画面上で例えばアップ/ダウンスイッチをタッチ操作して調整するよりも、つまみ等の機械的に構成された操作部材を用いて操作した方が操作しやすくなるため、そのような機能については機械的に構成される操作部材で操作できるようにしてもよい。
図9は、液晶表示部22に表示される操作画面61の構成例を示す図である。先に説明したように、同図に示す操作画面61に設けられたボタンにはカメラの制御が割り付けられており、操作者がボタンを押すことで、当該ボタンに割り付けられたカメラの制御が実行される。
同図に示す操作画面61の上端部には、図2及び図3を用いて説明した選択ボタン30(30−1〜30−8)を有する選択ボタン領域62が設けられ、選択ボタン領域62の下段にはリモコン雲台の状態を表示するリモコン雲台状態表示部64が設けられている。同図には、リモコン雲台の状態として、カメラを挿脱するためのハウジングドアの開閉情報(DOOR ALARM)、ハウジング内の温度情報(TEMP ALARM)、パン/チルトの位置情報(PAM/TILT ALARM)、ハウジングの窓(窓ガラス)の霜等を除去するデフロスタ(DEFROSTER)や、ハウジング内の温度を調整するヒーター(HEATER)又はフアン(FAN)等の動作状況を示す情報、撮影中であるか否か(ON AIR)などを表示する態様を例示した。
さらに、リモコン雲台状態表示部64の下段には多数の操作ボタン66と、操作ボタン66に対応して当該操作ボタン66のオンオフや選択状態を表示するボタン表示部68と、カメラ情報70が表示されるカメラ情報表示部と、を含む操作ボタン領域72が設けられている。操作ボタン領域72は階層構造を有しており、タブ74を押すことでタブ74に対応する階層を表示するように構成されている。図9には操作ボタン領域72について7種類の階層を有する態様を示し、カメラの制御に関連する操作ボタン66の一群が表示されるカメラコントロールタブ(階層)を開いた状態を図示する。
操作ボタン66は文字情報により割り付けられた機能が表示されるとともに、操作ボタン66の上側にボタン表示部68が設けられている。例えば、上段左端の操作ボタン66は電源のオンオフ機能を有するボタンであり、その機能を意味する「POWER」の文字が表示され、当該操作ボタン66に対応するボタン表示部68に電源のオンオフ状態が表示される。
カメラ情報70は、通信接続先のカメラの名称、型式等の情報が表示される。図9には、カメラの型式(AB−C1000)及びレンズ型式(HB14×6.3BER)を表示する態様を例示した。なお、カメラ情報70にレンズの仕様などの光学系の情報を表示してもよい。図10には、カメラの型式及びレンズの型式に加えて、M.O.D(0.4mm)、焦点距離範囲(4.6−60mm)、エクステンダーの有無(なし)が表示される態様を示す。
図9の操作ボタン領域72の下段には、カメラの設定が表示されるカメラ設定表示部76が設けられている。図9にはカメラの設定として、ショットタイム、RGBゲイン、ペデスタル、絞りの設定を表示する態様を例示した。このような操作画面61のレイアウトは図8のメモリ60に記憶される。なお、図9に示す操作画面61のレイアウトはあくまでも一例であり、適宜変更、追加、削除が可能である。
上記の如く構成されたリモコン雲台システム10は、予め登録されたリモコン雲台14の固有名称(設置場所の名称)や電話番号などの接続情報が雲台コントローラ20の液晶表示部22に一覧形式で表示されるので、液晶表示部22に表示されたリモコン雲台一覧32の中から所望のリモコン雲台14を選択することができる。また、複数の雲台コントローラ20が接続されるマルチ通信システムでは、雲台コントローラ20の間で通信接続状態や操作状態の情報を共有し、他の雲台コントローラ20の表示装置にも同じ表示がされるので、当該リモコン雲台システムの運用が容易となる。
なお、本発明は、タッチパネル付きの液晶表示装置以外にも、メカニカルスイッチ(ボタン)上の取り付けられた液晶表示装置や有機EL表示装置にも適用可能である。
〔応用例1〕
次に、本発明の応用例1について説明する。図11〜図13は、本応用例に係る操作画面を示す図である。なお、図11〜図13中、図9と同一又は類似する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
本応用例に係る操作画面100は通信接続を確立したリモコン雲台に応じてカメラコントロールタブ内の操作ボタン66のレイアウトが変更されるように構成されている。操作画面100の画面レイアウトはリモコン雲台14と関連付けされて図8のメモリ60に記憶されている。
図11は、設置場所aaaのリモコン雲台14−1(図1参照)用の操作画面61を図示したものである。カメラ情報70には、リモコン雲台14−1に搭載されているカメラの型式(RE−755)及びレンズ型式(CR14×1.2B)が表示され、リモコン雲台14−に搭載されるカメラの制御に必要な操作ボタン66が6つ表示され、かつ、該6つの操作ボタンのそれぞれに対応するボタン表示部68が表示される。図11には、カメラ電源(POWER)、カメラ及びカラーバーの切換(CAM/BAR)、オートホワイトバランス(AWB)、オートブラックバランス(ABB)、ゲイン(GAIN)、シャッターのオンオフ(SHUTTER)の機能が割り付けられたボタンが表示される態様を示す。
図12は、設置場所bbbのリモコン雲台14−2(図1参照)用の操作画面102を図示したものである。通信接続先がbbbのリモコン雲台14−2に切り換えられると、メモリ60(図8参照)からリモコン雲台14−2に対応する操作画面102のレイアウトが読み出され、液晶表示部22の画面表示が自動的に変更される。図12に示す操作画面102は、リモコン雲台14−2に搭載されているカメラに対応して、カメラ情報70が変更されるとともにカメラコントロールタブ内の操作ボタン66が4つ追加される。また、カメラ設定表示部76の中央部のフレーム(図11においてゲイン設定が表示された部分)が枠のみの表示に変更される。
図13は、設置場所cccのリモコン雲台14−3(図1参照)用の操作画面104を図示したものである。通信接続先がcccのリモコン雲台14−3に切り換えられると、メモリ60(図8参照)からリモコン雲台14−3に対応する操作画面104のレイアウトが読み出され、液晶表示部22の画面表示が自動的に変更される。図13に示す操作画面104では、リモコン雲台14−3に搭載されているカメラに対応して、カメラ情報70が変更されるとともに図12に示す操作画面102に対してカメラコントロールタブ内の操作ボタン66が4つ追加される。また、カメラ設定表示部76の中央部のフレーム(図11においてゲイン設定が表示された部分)がペイント設定の表示に変更される。
すなわち、各雲台コントローラ20のメモリ60には、予めネットワーク12に接続されるリモコン雲台14(14−1〜14−256)のそれぞれに搭載されるカメラに対応する操作画面がリモコン雲台14に関連付けされて記憶されており、該雲台コントローラ20は通信接続を確立したリモコン雲台14を識別し、当該リモコン雲台14に対応する操作画面を自動的に表示するように液晶表示部22の表示制御を行っている。
かかる応用例1によれば、通信接続先のカメラや該カメラに搭載されるレンズに合わせた的確な操作を行うことができる。また、カメラごとに操作画面がカスタマイズされていても、操作画面の切換が自動的に行われるので、通信接続先の変更に起因する誤操作の防止にも寄与する。
〔応用例2〕
次に、本発明の応用例2について説明する。
上述したタッチパネル付き液晶表示部22の操作画面にオプションボタンが設けられている場合がある。このようなオプションボタンは、図14に示すようにAUXl、AUX2、AUX3、AUX4のような機能名称が表示されている。しかし、この機能名称はすべてのリモコン雲台について有効なものとは限らず、操作者は通信接続しているリモコン雲台の機能を熟知した上での操作が必要となる。
図14は、オプションボタン200〜206及びオプションボタン200〜206のそれぞれに対応するスイッチ表示部210〜216が設けられた操作画面220を示す図である。同図に示すように、オプションボタン200〜206にはAUXl〜AUX4という機能名称が表示されている。なお、この操作画面220は図9のESC CTLなどのタブに割り付けられている。
本応用例に係る操作画面220は、初期状態(すべてのリモコン雲台14が通信接続を確立していない状態)におけるAUXl〜AUX4という表示に代わり、一目で機能の内容を把握することがきる機能名称に変更され、かつ、機能が割り当てられていないボタンはその旨3が把握できる表示に変更されるように表示制御がなされる。
すなわち、予め図8に示すメモリ60などの所定の記憶手段に、通信接続先の情報(電話番号、名称)とオプションボタンの機能表示を関連付けして記憶しておき、雲台コントローラ20とリモコン雲台14との通信接続が確立されると、該記憶手段から通信接続先(通信接続を確立したリモコン雲台14)のオプションボタンの情報が読み出される。
図15は、通信接続先とオプションボタンの表示との関係を示す図である。同図に示すように、設置場所aaaのリモコン雲台14−1(図1参照)との通信接続を確立すると、図14のボタン200(AUX1)は後付けのオプションフィルタ機能、ボタン202(AUX2)は受信用FPUのパワーオンオフ機能、ボタン204(AUX3)は送信用FPUのパワーオンオフ機能が割り付けられボタン206(AUX4)は機能の割り付けなしとなる。
また、図14のボタン200〜206の表示はそれぞれ「FILTER」、「RX FPU PW」、「TX FPU PW」、「‐」と変更される。
また、設置場所bbbのリモコン雲台14−2(図1参照)との通信接続を確立すると、図14のボタン200はIPデコーダ装置のパワーオンオフ機能が割り付けられ、ボタン202〜206は機能の割り付けなしとなり、ボタン200の表示は「DECODER」に変更され、ボタン202〜206の表示は「‐」に変更される。設置場所cccのリモコン雲台14−3との通信接続を確立すると、図14のボタン200〜206は機能割り付けなしとなり、表示は「‐」に変更される。
図15に示すリモコン雲台14とオプション機能及び機能表示との関係を雲台コントローラ20に記憶するには、リモコン雲台14の登録と同様の方法を適用することができる。例えば、雲台コントローラ20のタッチパネル(ソフトウエアキーボード)や外部接続されるキーボード等のユーザインターフェースを用いて入力する形式でもよいし、外部入力端子を介して電子ファイル形式で作成された一覧表のファイルを読み込む方式でもよい。
図16は、設置場所aaaのリモコン雲台14−1に接続された場合の操作画面220を示す図である。同図に示すように、ボタン200は後付けのオプションフィルタ機能が割り付けられるとともに、機能名称を表す「FILTER」という表示に変更される。また、ボタン202は受信用FPUのパワーオンオフ機能が割り付けられるとともに、機能名称を表す「RX FPU PW」という表示に変更され、ボタン204は送信用FPUのパワーオンオフ機能が割り付けられるとともに、機能名称を表す「TX FPU PW」という表示に変更される。
かかる応用例2によれば、一目で見てわかりやすい機能名称をオプションボタンに表示することで、操作者が接続先ごとにオプションボタンの機能を覚える必要がなく、各ボタンの機能を覚えていなくても機能を把握することができ、誤操作を未然に防ぐことが可能となる。なお、本応用例では、タッチパネル方式のボタンについて説明したが、機械式ボタンの名称を表示する表示装置における表示制御にも適用可能である。
〔応用例3〕
次に、本発明の応用例3について説明する。
図17(a),(b)は、本応用例に係る操作画面300を示す図であり、図9等に図示した操作画面の一部を拡大したものである。
図17(a)に示す操作画面300は、オートホワイトバランス機能(AWB)、オートブラックバランス機能(ABB)、ショット機能(SHOT)、及びゲイン機能(GAIN)に対応する操作ボタン302〜308を有している。この中でオートホワイトバランス機能とオートブラックバランス機能の実行中には、他のすべて操作ボタンの操作を禁止する必要がある。したがって、オートホワイトバランスボタン302(又は、オートブラックバランスボタン304)が押されると、図17(b)に示すように操作画面300の全体の明るさを操作画面300が視認できる範囲内で半減又はそれ以下に制限し、操作者が他の機能の実行が禁止されている期間中である旨を一目で把握できるようにした。
すなわち、オートホワイトバランス実行中又はオートブラックバランス実行中は、ボタン302〜308及びボタン表示部312〜318を含む操作画面全体の輝度を低下させ(又は、操作画面全体にフィルタ処理を施し)操作者の視覚によって他の機能の実行が禁止されている期間中であることを把握できるように構成されている。
図18(a)に示す操作画面320は、図17(a)、(b)に対してメニューボタン322と当該メニュー処理中に使用する機能ボタン324〜328、及びメニューボタン322に対応するボタン表示部330を追加した例である。
同図に示すメニューボタン322を押すと、ボタン表示部330の表示がオフからオンに代わり、メニューボタン322及び機能ボタン324〜328、ボタン表示部330のみを通常の明るさで表示し、他の部分の明るさは通常より半減又はそれ以下に制限している。例えば、カメラの基本設定を行うメニュー操作など特別な機能を選択したときは、その機能に付随する機能が割り付けられたボタンのみを明るく表示し、それ以外の他のボタンは明るさを制限することで、操作者に対して他の機能の実行が禁止されている期間中であることを報知している。図18(b)に、メニューボタン322が押された後の操作画面320の表示状態を図示する。
かかる応用例3によれば、操作者は的確な操作と状態を把握することができ、無駄な操作が行われることを回避するとともに、操作が容易な操作装置を提供することができる。
なお、先に説明した応用例2と同様に、本応用例は機械式ボタンの名称を表示する表示装置における表示制御にも適用可能である。
〔応用例4〕
次に、本発明の応用例4について説明する。
図19は、本応用例に係るリモコン雲台システム400の概略構成を示す。なお、図19中、先に説明した図と同一又は類似する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
同図に示すリモコン雲台14は、システムコントローラ402から電源の供給を受けて動作し、システムコントローラ402は雲台コントローラ20から送出される指令信号に基づいて、リモコン雲台14の電源のオンオフを行うように構成されている。
すなわち、図20に示すように、雲台コントローラ20の液晶表示部22には、システムコントローラ402(図19参照)からリモコン雲台14へ供給される電源のオンオフボタン410及びボタン410の状態を表示するボタン表示部412が設けられている。なお、図20には、ESC CTLタブ414を選択すると電源オンオフ(HEAD POWER)ボタン410が表示される態様を例示した。
操作者は、ESC CTLタブ414を押して液晶表示部22に電源オンオフボタン410を表示させ、この電源オンオフボタン410を操作すると、リモコン雲台14の電源のオンオフを遠隔操作することができる。また、リモコン雲台14の電源オンオフ状態はボタン表示部412の表示内容によって一目で把握することができる。
ネットワーク12を介して雲台コントローラ20により遠隔操作されるリモコン雲台14及びシステムコントローラは、特定の人間のみの立ち入りが許可されるセキュリティエリアや、人間が立ち入ることが難しい場所に設置されることがあり、24時間365日無停止で通電させておくことが通常である。しかし、撮影に使用されるのは一日のうち限られた時間であることが多く、かかる観点から、撮影に使用される時間に限り電源をオンとして、撮影以外の時間においては電源オフとすることが好ましい。
かかる応用例4によれば、撮影時間以外の映像が必要でない時間はリモコン雲台14の電源を容易に落とすことができ、また、必要に応じて電源を入れることができるので、リモコン雲台14の省電力化に寄与するとともに、リモコン雲台システム400全体の省電力化にも寄与し、省電力及びエコロジーの観点からも好ましいシステムといえる。
上記の実施形態では、ネットワークを介して接続される操作装置によりテレビカメラが装着されるリモコン雲台の遠隔操作を可能にするリモコン雲台システムについて説明したが、本発明の目的を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である。
〔付記〕
上記に詳述した発明の実施形態についての記載から把握されるとおり、本明細書は少なくとも以下に示す発明を含む多様な技術思想の開示を含んでいる。
(発明1):通信装置を介して通信回線網に接続され、前記通信回線網を介してリモコン雲台カメラ装置を操作する操作装置であって、前記通信回線網に接続される複数のリモコン雲台カメラ装置の一覧を表示する表示手段と、前記一覧の中から通信を確立しようとするリモコン雲台カメラ装置を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたリモコン雲台カメラ装置との通信を確立するように前記通信装置に対して通信制御信号を送出する通信制御手段と、を備えたことを特徴とする操作装置。
本発明によれば、複数のリモコン雲台カメラ装置が接続される通信回線網に通信装置を介して接続される操作装置において、該操作装置との通信を確立することが可能なリモコン雲台カメラ装置を一覧表示するとともに、一覧表示の中から通信を確立させるリモコン雲台カメラ装置を選択できるように構成したので、雲台コントローラにおけるリモコン雲台の選択操作を簡単に行うことができる。また、一覧表示の中から通信先を選択するので通信先を誤って選択することが防止される。
通信回線網は電話回線網やインターネットなどのいわゆる大規模エリアを対象とした公衆回線網を含む概念であり、その通信形態は有線であるか無線であるかを問わない。また、通信装置の一例としてモデムが挙げられる。
(発明2):発明1に記載の操作装置において、前記リモコン雲台カメラ装置の一覧に表示されるリモコン雲台カメラ装置に対応する固有の識別情報を登録する登録手段を備えたことを特徴とする。
かかる態様によれば、リモコン雲台カメラ装置の一覧には予め登録された固有の識別情報が表示されるので、操作者の選択ミスは極力低減化される。
識別情報には固有名称(リモコン雲台カメラ装置の設置場所、地名、ランドマーク名等)や、電話番号、IPアドレスなどの情報を含んでいてもよい。
登録手段の一態様として、登録情報を入力する入力手段と、登録情報を記憶する記憶手段と、記憶手段から登録情報を読み出す読出手段と、を含む態様がある。入力手段として、操作装置に設けられたユーザインターフェースや、外部から送られるファイル(データ)を取得するための外部接続端子が挙げられる。
(発明3):発明1又は2に記載の操作装置において、前記選択手段は操作可能な選択ボタンを含み、前記選択ボタンを操作すると前記一覧が表示されるように前記表示手段を制御する表示制御手段を備えたことを特徴とする。
かかる態様における選択ボタンは機械式ボタンを含む概念である。また、表示手段は選択ボタンに対応して設けられる個別の表示装置を含む。
(発明4):発明1又は2に記載の操作装置において、前記選択手段は前記表示装置に設けられる操作可能な選択ボタンを含み、前記選択ボタンを操作すると前記一覧が表示されるように前記表示手段を制御する表示制御手段を備えたことを特徴とする。
かかる態様における選択ボタンは、マウスやキーボードを介して操作するものでもよいし、タッチパネルなど操作者が直接操作するものでもよい。
(発明5):発明3又は4に記載の操作装置において、前記表示制御手段は、前記選択ボタンが操作されると前記一覧をプルダウンメニュー形式で表示するように前記表示手段を制御することを特徴とする。
かかる態様によれば、接続先の選択操作がより簡単になり、操作者の操作ミスが防止される。
(発明6):発明3乃至5のいずれかに記載の操作装置において、前記表示制御手段は、前記選択ボタンに通信を確立したリモコン雲台カメラ装置の識別情報を表示するように前記表示手段を制御することを特徴とする。
かかる態様によれば、通信が確立されているリモコン雲台カメラ装置を容易に把握することができる。
(発明7):発明1乃至6のいずれかに記載の操作装置において、前記表示手段はタッチパネル付き表示装置を含むことを特徴とする。
かかる態様によれば、タッチパネル付き表示装置を用いて表示手段及び選択手段が構成されるので、表示の変更やレイアウトの変更が容易となり、自由度の高いシステムを構築することが可能である。
(発明8):発明1乃至7のいずれかに記載の操作装置において、通信回線網を介して前記通信装置と複数の操作装置が接続され、前記通信装置を介して前記複数の操作装置の中の1台からの指令によって前記通信装置と前記複数のリモコン雲台カメラ装置の中の1台との通信が確立されると、前記複数の操作装置の表示制御手段は、通信が確立されたリモコン雲台カメラ装置の共通の識別情報が表示されるように表示手段を制御することを特徴とする。
かかる態様によれば、複数台の操作装置により複数台のリモコン雲台カメラ装置を制御するマルチ通信システムにおいて、使用されていない通信装置や通信を確立していないリモコン雲台カメラ装置を容易に把握することができる。
かかる態様における通信回線網は、構内LANなどの小規模エリアを対象とするネットワークを含む概念である。
(発明9):発明8に記載の操作装置において、前記複数の操作装置の中の1台によって通信が確立されているリモコン雲台カメラ装置が操作されているときには、他の操作装置による当該リモコン雲台カメラ装置の操作が禁止され、前記他の操作装置の表示制御手段は、操作禁止を表す表示がされるように前記表示手段を制御することを特徴とする。
かかる態様によれば、他の操作装置により操作がなされているリモコン雲台カメラ装置を把握することができるとともに、当該リモコン雲台カメラ装置の操作が禁止されていることを一目で把握することができる。
(発明10):発明8又は9に記載の操作装置において、前記通信装置を介して前記複数の操作装置の中の1台からの指令によって前記通信装置と前記リモコン雲台カメラ装置との通信が切断されると、前記複数の操作装置の表示制御手段は通信切断を示す表示に切り換わるように前記表示手段を制御することを特徴とする。
かかる態様によれば、通信を確立していたリモコン雲台カメラ装置との通信が切断されたことを一目で把握することができる。
(発明11):発明1乃至10のいずれか1項に記載の操作装置において、通信回線網を介して複数の通信装置が接続され、前記複数の操作装置はリモコン雲台カメラ装置と通信を確立していない通信装置を選択する通信装置選択手段を備え、前記通信制御手段は、前記通信装置選択手段によって選択された通信装置に対してリモコン雲台カメラ装置との通信を確立するための通信制御信号を送出することを特徴とする。
かかる態様によれば、複数台の通信装置が接続されている場合には、使用されていない通信装置を用いて通信が確立されていないリモコン雲台カメラ装置との通信の確立を試みることができる。
(発明12):発明11に記載の操作装置において、前記表示制御手段は、前記複数の通信装置のそれぞれに対応して前記一覧を表示するように前記表示手段を制御することを特徴とする。
かかる態様によれば、通信装置の使用状況やリモコン雲台カメラ装置の使用状況を一目で把握することが可能である。
(発明13):通信回線網に接続される複数のリモコン雲台カメラ装置と、制御信号によって前記リモコン雲台カメラ装置の動作を制御する操作装置と、前記通信回線網を介して前記操作装置と前記リモコン雲台カメラ装置との通信を確立させる通信装置と、を含み、前記操作装置は、前記通信回線網に接続される複数のリモコン雲台カメラ装置の一覧を表示する表示手段と、前記一覧の中から通信を確立しようとするリモコン雲台カメラ装置を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたリモコン雲台カメラ装置との通信を確立するように前記通信装置に対して通信制御信号を送出する通信制御手段と、を備えたことを特徴とするリモコン雲台システム。
また、本明細書は以下に示すプログラム発明の開示を含んでいる。
通信装置を介して通信回線網に接続され、前記通信回線網を介してリモコン雲台カメラ装置を操作する操作装置の機能をコンピュータにより実現するプログラムであって、前記通信回線網に接続される複数のリモコン雲台カメラ装置の一覧を表示する表示工程と、前記一覧の中から通信を確立しようとするリモコン雲台カメラ装置を選択する選択工程と、前記選択工程によって選択されたリモコン雲台カメラ装置との通信を確立するように前記通信装置に対して通信制御信号を送出する通信制御工程と、を備えたことを特徴とする操作装置のプログラム。
10…リモコン雲台システム、12…ネットワーク、14…リモコン雲台、16…モデム、18…LAN、20…操作装置、22…液晶表示部、30…選択ボタン、32…リモコン雲台一覧、50…CPU、56…表示部、58…タッチパネル、60…メモリ、61,100,102,104、200,300,320…操作画面、66…操作ボタン、68…ボタン表示部