JP2010121879A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】低電圧基板及び高電圧基板への電気部品の配線の接続作業を容易にする。
【解決手段】前面に配置された電装品ユニット14内に収容された低電圧基板42に、比較的低電圧で駆動する電気部品である電磁弁、フラップモータを接続するための中継コネクタ91の一端を接続する。また、電装品ユニット14内に配置されており低電圧基板42と水平方向に近接している高電圧基板43に、比較的高電圧で駆動する電気部品であるファンモータを接続するための中継コネクタ91の一端を接続する。これら中継コネクタ91の低電圧基板42又は高電圧基板43に接続された一端とは反対の他端に設けられたコネクタ部を、電装品ユニット14の水平方向外側であって高電圧基板43に対して低電圧基板42とは反対側に配置された端子台90の裏側に形成された空間に配置する。
【選択図】図5
【解決手段】前面に配置された電装品ユニット14内に収容された低電圧基板42に、比較的低電圧で駆動する電気部品である電磁弁、フラップモータを接続するための中継コネクタ91の一端を接続する。また、電装品ユニット14内に配置されており低電圧基板42と水平方向に近接している高電圧基板43に、比較的高電圧で駆動する電気部品であるファンモータを接続するための中継コネクタ91の一端を接続する。これら中継コネクタ91の低電圧基板42又は高電圧基板43に接続された一端とは反対の他端に設けられたコネクタ部を、電装品ユニット14の水平方向外側であって高電圧基板43に対して低電圧基板42とは反対側に配置された端子台90の裏側に形成された空間に配置する。
【選択図】図5
Description
本発明は、電装品ユニットが前面に配置された空気調和機に関するものである。
特許文献1には、低電圧基板と、低電圧基板と水平方向に近接して配置され、低電圧基板よりも高い電圧が印加される高電圧基板とを収容した電装品ユニットが前面に配置された空気調和機が開示されている。
特開2001−65916号公報
一般に、上述のような空気調和機において、電装品ユニットの低電圧基板及び高電圧基板は、カバーによって前面側から覆われている。したがって、低電圧基板及び高電圧基板への電気部品の配線の接続作業を行う際には、カバーを取り外す必要があり、作業が煩雑である。
この本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、低電圧基板及び高電圧基板への電気部品の配線の接続作業を容易にできる空気調和機を提供することを目的とする。
第1の発明にかかる空気調和機は、電装品ユニットが前面に配置された空気調和機であって、前記電装品ユニット内に収容された低電圧基板と、前記電装品ユニット内において前記低電圧基板と水平方向に近接して配置され、前記低電圧基板より高い電圧が印加される高電圧基板と、前記低電圧基板又は前記高電圧基板に接続された一端を有する1又は複数の中継コネクタとを備えており、前記中継コネクタの他端に設けられたコネクタ部は、前記電装品ユニットの水平方向外側であって前記高電圧基板に対して前記低電圧基板とは反対側に配置されている。
この空気調和機では、低電圧基板及び高電圧基板がカバーで覆われている場合でも、カバーを取り外すことなく電気部品の低電圧基板及び高電圧基板への接続作業を行うことができる。また、中継コネクタによって、電気部品の配線の接続箇所を一箇所にまとめることができる。したがって、低電圧基板及び高電圧基板への電気部品の配線の接続作業が容易となる。さらに、中継コネクタのコネクタ部が電装品ユニットの水平方向外側に配置されているので、コネクタ部の分だけ空気調和機の厚みが増すのを防ぐことができる。
第2の発明にかかる空気調和機は、第1の発明にかかる空気調和機において、前記電装品ユニットの水平方向外側であって前記高電圧基板に対して前記低電圧基板とは反対側に配置され、前記低電圧基板及び前記高電圧基板に電気的に接続された端子台をさらに備えており、前記コネクタ部は、前記端子台の裏側に形成された空間に配置されていることが好ましい。
この空気調和機では、小型化のために電装品ユニットと端子台とが近接して配置されている場合でも、コネクタ部の配置スペースを確保できる。
第3の発明にかかる空気調和機は、第2の発明にかかる空気調和機において、前記端子台は、前記低電圧基板及び前記高電圧基板が配置された面に対して傾斜して設けられていてもよい。
この空気調和機では、端子台を低電圧基板及び高電圧基板が配置された面に対して傾斜させない場合に比べて、端子台の裏側に形成される空間が大きくなる。したがって、コネクタ部の配置スペースを十分に確保できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、低電圧基板及び高電圧基板がカバーで覆われている場合でも、カバーを取り外すことなく電気部品の低電圧基板及び高電圧基板への接続作業を行うことができる。また、中継コネクタによって、電気部品の配線の接続箇所を一箇所にまとめることができる。したがって、低電圧基板及び高電圧基板への電気部品の配線の接続作業が容易となる。さらに、中継コネクタのコネクタ部が電装品ユニットの水平方向外側に配置されているので、コネクタ部の分だけ空気調和機の厚みが増すのを防ぐことができる。
さらに、第2の発明では、小型化のために電装品ユニットと端子台とが近接して配置されている場合でも、コネクタ部の配置スペースを確保できる。
また、第3の発明では、端子台を低電圧基板及び高電圧基板が配置された面に対して傾斜させない場合に比べて、端子台の裏側に形成される空間が大きくなる。したがって、コネクタ部の配置スペースを十分に確保できる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる空気調和機の一実施形態について説明する。
〔基本構成〕
図1は、本発明の実施形態にかかる空気調和機の室内機1を前方斜め上から見た模式的斜視図である。図2は、図1に示す室内機1を前方から見た模式図である。図3は、図2に示す室内機1のIII−III線に沿う断面模式図である。図4は、図2に示す室内機1の後述する前面パネル20、前面グリル17、及びフィルタユニット15を取り外した模式図である。なお、ここでは室内機1についてのみ説明するが、空気調和機はこの室内機1に室外機などが接続されることにより構成されている。
図1は、本発明の実施形態にかかる空気調和機の室内機1を前方斜め上から見た模式的斜視図である。図2は、図1に示す室内機1を前方から見た模式図である。図3は、図2に示す室内機1のIII−III線に沿う断面模式図である。図4は、図2に示す室内機1の後述する前面パネル20、前面グリル17、及びフィルタユニット15を取り外した模式図である。なお、ここでは室内機1についてのみ説明するが、空気調和機はこの室内機1に室外機などが接続されることにより構成されている。
図1に示すように、本実施形態の室内機1は、全体として一方向に細長い形状を有しており、その長手方向が水平となるように室内の壁面に取り付けられるものである。なお、以下の説明において、室内機1の長手方向を単に「長手方向」と称する。また、室内機1が取り付けられる壁から突出する方向を「前方」とし、その反対の方向を「後方」とする。
この室内機1は、本体ユニット10と、本体ユニット10の前面に取り付けられる前面パネル20とを有して構成される。図3及び図4に示すように、本体ユニット10は、本体ケーシング11と、熱交換器ユニット12と、クロスフローファン13と、電装品ユニット14と、フィルタユニット15と、清掃ユニット16と、前面グリル17と、加湿ダクト19とを含んでいる。
熱交換器ユニット12、クロスフローファン13、電装品ユニット14、フィルタユニット15、及び加湿ダクト19は、本体ケーシング11に取り付けられている。前面グリル17は、これら熱交換器ユニット12等の構成部材を覆うように本体ケーシング11の前面に取り付けられている。清掃ユニット16は、フィルタユニット15に当接した状態で保持されるように、前面グリル17の外側から、当該前面グリル17の前面に嵌め込まれている。
図1に示すように、前面グリル17には、天井部分に天面吸込口17aが形成されている。当該天面吸込口17aは前面グリル17の天井部分を格子状にして形成されている。また、前面グリル17の天井部分と前面パネル20の上端との間には、長手方向に沿って延びる細長形状の隙間である前側吸込口20aが形成されている。そして、これら天面吸込口17a及び前側吸込口20aから、外部の空気が当該前面グリル17の内部へ吸い込まれる。
図3に示すように、天面吸込口17a及び前側吸込口20aに対向する位置には、フィルタユニット15によって支持されたエアフィルタ51が配置されている。エアフィルタ51は、天面吸込口17aと対向する部分の途中まではほぼ水平になっており、そこから前方に向かって外側に湾曲しつつ下方に延びている。このエアフィルタ51によって、天面吸込口17a又は前側吸込口20aを通過する空気に混在する埃等が取り除かれる。
なお、エアフィルタ51は、フィルタユニット15に備えられており、且つ図3に示すエアフィルタ51の下端部近傍に位置するピニオン52の駆動により移動可能である。すなわち、エアフィルタ51は、通常運転時には、図3に示す天面吸込口17a及び前側吸込口20aに対向する位置にあるが、エアフィルタ51を清掃する清掃運転時にはピニオン52が駆動され、ピニオン52の周囲を通って後方に折り返すように移動する。
清掃ユニット16は、長手方向に延びるブラシ61を備えている。そして、清掃ユニット16は、ブラシ61がピニオン52の駆動により移動するエアフィルタ51の折り返し部分に当接するように、フィルタユニット15の下方に嵌め込まれている。したがって、清掃運転時にピニオン52を駆動してエアフィルタ51を移動させることによって、エアフィルタ51に付着した埃等をブラシ61で除去できる。
図3に示すように、清掃ユニット16の下方であって、後述するドレンパン11cの前方には、電装品ユニット14が配置されている。図4に示すように、電装品ユニット14は、長手方向略中央部分に配置されており、電装品ユニット14の右側方には、交流電圧100ボルト及び200ボルトなどの商用電源給電用の端子を有する端子台90が配置されている。また、電装品ユニット14の左側方には、図示しない室外機で生成された加湿空気を室内機1に送り込むホースが接続される加湿ダクト19が配置されている。
熱交換器ユニット12は、図3及び図4に示すように、本体熱交換器21と本体熱交換器21に積層される補助熱交換器24とを有している。補助熱交換器24は、冷媒と空気との熱交換を助長するためのものであり、これを備えていることで熱交換器ユニット12は、高い熱交換効率を実現できる。なお、補助熱交換器24を本体熱交換器21に積層するか否かは、必要とされる能力などによって機種毎に異なる。
図3に示すように、本体熱交換器21は、前側部分21aと後側部分21bとを逆V字状に配置して構成されている。そして、本体熱交換器21の前側部分21aの前面に補助熱交換器24の前側部分24aが取り付けられている。また、本体熱交換器21の後側部分21bの後面に補助熱交換器24の後側部分24bが取り付けられている。
ここで、補助熱交換器24の前側部分24aの上下方向に沿う長さは、本体熱交換器21の前側部分21aの上下方向に沿う長さに比べて短い。そして、補助熱交換器24の前側部分24aは、本体熱交換器21の前側部分21aの前面をその上端部及び下端部を残して覆うように取り付けられている。図3に示すように、本体熱交換器21の前側部分21aの前面における補助熱交換器24で覆われていない下端部に対向する位置には、電装品ユニット14が配置されている。
本体熱交換器21及び補助熱交換器24は、いずれもプレートフィン形の熱交換器である。すなわち、図4に示すように、本体熱交換器21は、長手方向に沿って等間隔で配置されている薄板状の複数のフィン22を有しており、補助熱交換器24は、本体熱交換器21と同様に、長手方向に等間隔で配置された薄板状の複数のフィン25を有している。そして、冷媒の流路となる補助配管27が、本体熱交換器21の複数のフィン22及び補助熱交換器24の複数のフィン25を長手方向に貫通している。本体熱交換器21及び補助熱交換器24の長手方向一端(図4中右側端)に位置する補助配管27には、補助配管27内の冷媒の流れを制御する電磁弁28が設けられている。
なお、熱交換器ユニット12には、ドレン水が機外に漏れ出すのを防ぐべく、本体熱交換器21及び補助熱交換器24の長手方向一端(図4中右側端)に位置する補助配管27の前面側を覆う防滴カバー18が取り付けられている。
熱交換器ユニット12の逆V字状の内側には、ファンモータ(図示せず)により駆動されるクロスフローファン13が設けられている。このクロスフローファン13は軸流ファンと呼ばれているもので、その軸方向が室内機1の長手方向に沿うように配置されている。なお、ファンモータは、クロスフローファン13の長手方向一端に配置されている。
本体ケーシング11には、図3に示すように、クロスフローファン13の背後において、湾曲した壁面を有して構成されるスクロール部11aが形成されている。当該スクロール部11aにより、クロスフローファン13から前面グリル17の前面側下部に開口する吹出口17bへ空気を滑らかに導くことができる。
吹出口17bは、長手方向に沿って形成されており、長手方向に延びる軸を中心に回動可能なフラップ17cが設けられている。図示しないフラップモータによってフラップ17cを回動させることで、吹出口17bから吹き出される空気の風向を調整できるようになっている。なお、フラップモータは、図4に示す室内機1の左側端部近傍に配置されている。
さらに、本体ケーシング11は、吹出口17bの上側に位置するように上側壁面11bを有する。当該上側壁面11bは、本体熱交換器21の前側部分21aの下方に位置するドレンパン11cと一体に成形されている。ドレンパン11cと前面パネル20との間の位置には、電装品ユニット14が配置されている。また、本体熱交換器21の後側部分21bの下方には、後側ドレンパン11dが配置されている。
室内機1においては、上面の天面吸込口17a及び前側吸込口20aからクロスフローファン13によって吸い込まれた室内空気を熱交換器ユニット12に通過させ冷媒との間で熱交換させることにより、当該空気の冷却又は加熱が行われる。熱交換後の当該空気は、下面の吹出口17bから室内へと吹き出される。
〔電装品ユニットの構成〕
ここで、図5をさらに参照しつつ、電装品ユニット14の構成についてより詳細に説明する。図5は、図4に示す電装品ユニット14の太線で示すカバー41を取り外した状態を示す図である。電装品ユニット14は、長手方向に延びる支持部材40に対して水平方向に互いに近接して取り付けられた低電圧基板42及び高電圧基板43と、支持部材40に取り付けられた低電圧基板42及び高電圧基板43等を前面側から覆うカバー41とを備えている。すなわち、これら支持部材40及びカバー41は、低電圧基板42及び高電圧基板43等を内部に収容する箱状に形成されている。
ここで、図5をさらに参照しつつ、電装品ユニット14の構成についてより詳細に説明する。図5は、図4に示す電装品ユニット14の太線で示すカバー41を取り外した状態を示す図である。電装品ユニット14は、長手方向に延びる支持部材40に対して水平方向に互いに近接して取り付けられた低電圧基板42及び高電圧基板43と、支持部材40に取り付けられた低電圧基板42及び高電圧基板43等を前面側から覆うカバー41とを備えている。すなわち、これら支持部材40及びカバー41は、低電圧基板42及び高電圧基板43等を内部に収容する箱状に形成されている。
図4に示すように、カバー41の中央近傍には、表示パネル46を露出する開口46aが形成されている。なお、前面グリル17の表示パネル46に対向する位置にも開口が形成されている。そして、表示パネル46の表示は、表示パネル46が前面パネル20で覆われた状態で、前面パネル20を透かして、前面側から室内機1を操作する使用者に見えるようになっている。
また、カバー41における開口46aの下方には、表示用LED47を露出する複数の開口47aが形成されている。なお、前面グリル17の表示用LED47に対向する位置にも開口が形成されている。そして、図2に示すように、表示用LED47は、前面パネル20の下方に位置しており、前面側から室内機1を操作する使用者に見えるようになっている。
図5に示すように、低電圧基板42は、電装品ユニット14の左部に位置しており、上述の電磁弁28、フラップモータ(図示せず)、表示パネル46、表示用LED47等の比較的低電圧で駆動する電気部品が接続される。なお、後で詳述するように、電磁弁28及びフラップモータは、後述する中継コネクタ91を介して低電圧基板42に接続されている。
また、高電圧基板43は、電装品ユニット14の右部に位置しており、低電圧基板42よりも高い電圧が印加される。高電圧基板43には、後で詳述する中継コネクタ91を介して、比較的高電圧で駆動する電気部品であるファンモータが接続されている。さらに、高電圧基板43には、端子台90に設けられた端子に接続された電源ライン等が接続されている。なお、低電圧基板42及び高電圧基板43は、基板対基板コネクタ44によって互いに接続されている。これにより、端子台90が低電圧基板42及び高電圧基板43に電気的に接続され、低電圧基板42及び高電圧基板43に電源が供給される。
なお、上述のように、低電圧基板42が高電圧基板43に対して端子台90とは反対側に位置している、すなわち、低電圧基板42を端子台90から離れた位置に配置しているので、ノイズを低減することができる。
図5に示すように、その一端が低電圧基板42及び高電圧基板43に接続された中継コネクタ91は、低電圧基板42及び高電圧基板43からそれぞれ右方に引き出されている。そして、中継コネクタ91の低電圧基板42又は高電圧基板43に接続された一端とは反対側の他端に形成されたコネクタ部91a(図6参照)は、電装品ユニット14のカバー41の外側に位置している。後で詳述するように、中継コネクタ91のコネクタ部91aは、電装品ユニット14の右側方に位置する端子台90の後方に配置される。すなわち、コネクタ部91aは、高電圧基板43に対して低電圧基板42とは反対側に位置している。このような中継コネクタ91により、電装品ユニット14のカバー41を外すことなく、電磁弁28、フラップモータ、及びファンモータの低電圧基板42又は高電圧基板43への接続作業を行うことができる。
〔端子台及びコネクタ部の位置関係〕
続いて、図5に示す端子台近傍の断面図である図6を参照しつつ、端子台90及び中継コネクタ91のコネクタ部91aの位置関係について説明する。
続いて、図5に示す端子台近傍の断面図である図6を参照しつつ、端子台90及び中継コネクタ91のコネクタ部91aの位置関係について説明する。
端子台90は、支持部材40の前方に配置されている。ここで、図6に示すように、支持部材40の低電圧基板42及び高電圧基板43が配置される面(図中太線で示す面)は、その上端が下端よりも前方に位置するように傾斜している。そして、端子台90の背面は、長手方向に平行であり且つほぼ鉛直方向に沿っている。したがって、支持部材40における低電圧基板42及び高電圧基板43の配置面と、端子台90の背面との間には、図6に示すように、略台形形状の空間が形成される。複数の中継コネクタ91のコネクタ部91aは、この略台形形状の空間にまとめて配置される。
なお、中継コネクタ91のコネクタ部91aに接続された配線が弛んでいる場合には、上述のように端子台90の裏側に形成された略台形形状の空間に余った配線を収納することができる。
以上のように、本実施形態の室内機1は、低電圧基板42及び低電圧基板42よりも高い電圧が印加される高電圧基板43が収容された電装品ユニット14が前面に配置されている。低電圧基板42及び高電圧基板43は、水平方向に互いに近接して配置されている。そして、低電圧基板42には、比較的低電圧で駆動する電気部品である電磁弁28、及びフラップモータを低電圧基板42に接続するための中継コネクタ91の一端が接続されている。また、高電圧基板43には、比較的高電圧で駆動する電気部品であるファンモータを高電圧基板43に接続するための中継コネクタ91の一端が接続されている。これら中継コネクタ91の低電圧基板42又は高電圧基板43に接続された一端とは反対の他端に設けられたコネクタ部91aは、電装品ユニット14の水平方向外側であって高電圧基板43に対して低電圧基板42とは反対側に配置されている。したがって、電装品ユニット14のカバー41を取り外すことなく、電気部品の低電圧基板42及び高電圧基板43への接続作業を行うことができる。また、中継コネクタ91によって、電気部品の配線の接続箇所を一箇所にまとめることができる。よって、低電圧基板42及び高電圧基板43への電気部品の配線の接続作業が容易となる。さらに、中継コネクタ91のコネクタ部91aが電装品ユニット14の水平方向外側に配置されているので、コネクタ部91aの分だけ室内機1の厚みが増すのを防ぐことができる。
また、本実施形態の室内機1は、電装品ユニット14の水平方向外側であって、高電圧基板43に対して低電圧基板42とは反対側に配置され、低電圧基板42及び高電圧基板43に電気的に接続された端子台90を備えている。そして、中継コネクタ91のコネクタ部91aは、端子台90の裏側に形成された空間に配置されている。したがって、室内機1の長手方向の小型化のために電装品ユニット14と端子台90とが近接して配置されている場合でも、コネクタ部91aの配置スペースを確保できる。
加えて、本実施形態の室内機1では、端子台90は、低電圧基板42及び高電圧基板43が配置された面に対して傾斜して設けられている。したがって、端子台90を低電圧基板42及び高電圧基板43が配置された面に対して傾斜させない場合に比べて、端子台90の裏側に形成される空間を大きくすることができる。したがって、コネクタ部91aの配置スペースを十分に確保できる。
以上、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上述の実施形態では、中継コネクタ91のコネクタ部91aが、端子台90の裏側に形成された空間に配置されている場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、電装品ユニット14と端子台90とが比較的離れて配置されており、これらの間にスペースがある場合には、コネクタ部91aは、電装品ユニット14と端子台90との間に配置されていてもよい。
加えて、上述の実施形態では、端子台90は、低電圧基板42及び高電圧基板43が配置された面に対して傾斜して設けられている場合について説明したが、端子台90は、低電圧基板42及び高電圧基板43が配置された面と平行に設けられていてもよい。
さらに、上述の実施形態では、低電圧基板42に電磁弁28及びフラップモータを接続するための中継コネクタ91と、高電圧基板43にファンモータを接続するための中継コネクタ91とを備えている場合について説明したが、これら電磁弁、フラップモータ、及びファンモータ以外の電気部品を低電圧基板42又は高電圧基板43に接続するための中継コネクタを備えていてもよい。なお、図5における室内機1の右側端部近傍からハーネスが引き出される電気部品であって、高電圧基板43よりも左側に配置される低電圧基板42に接続されるものについては、上述のような中継コネクタ91を設けることによってハーネス長さを効果的に短くすることができる。
本発明を利用すれば、低電圧基板及び高電圧基板への電気部品の配線の接続作業を容易にできる。
1 室内機(空気調和機)
14 電装品ユニット
42 低電圧基板
43 高電圧基板
90 端子台
91 中継コネクタ
91a コネクタ部
14 電装品ユニット
42 低電圧基板
43 高電圧基板
90 端子台
91 中継コネクタ
91a コネクタ部
Claims (3)
- 電装品ユニットが前面に配置された空気調和機であって、
前記電装品ユニット内に収容された低電圧基板と、
前記電装品ユニット内において前記低電圧基板と水平方向に近接して配置され、前記低電圧基板より高い電圧が印加される高電圧基板と、
前記低電圧基板又は前記高電圧基板に接続された一端を有する1又は複数の中継コネクタとを備えており、
前記中継コネクタの他端に設けられたコネクタ部は、前記電装品ユニットの水平方向外側であって前記高電圧基板に対して前記低電圧基板とは反対側に配置されていることを特徴とする空気調和機。 - 前記電装品ユニットの水平方向外側であって前記高電圧基板に対して前記低電圧基板とは反対側に配置され、前記低電圧基板及び前記高電圧基板に電気的に接続された端子台をさらに備えており、
前記コネクタ部は、前記端子台の裏側に形成された空間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 前記端子台は、前記低電圧基板及び前記高電圧基板が配置された面に対して傾斜して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
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JP2008297182A JP2010121879A (ja) | 2008-11-20 | 2008-11-20 | 空気調和機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021134967A (ja) * | 2020-02-26 | 2021-09-13 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
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2008
- 2008-11-20 JP JP2008297182A patent/JP2010121879A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021134967A (ja) * | 2020-02-26 | 2021-09-13 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
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