JP2010116760A - ハイブリッド型作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的な異常が発生した場合に、異常が発生した箇所に更に電力が供給されることによる更なる異常の発生を防止できるハイブリッド型作業機械を提供する。
【解決手段】
ハイブリッド型作業機械1は、アシストモータ22、旋回用モータ24、アシストモータ22及び旋回用モータ24を駆動するインバータ21、23、バッテリ26、バッテリの充放電を行う昇降圧コンバータ25、インバータ21、23及び昇降圧コンバータ25に接続されるDCバス20、インバータ21、23及び昇降圧コンバータ25における入力側及び出力側の電圧値及び電流値の少なくとも一方を検出し、入力側の検出値に異常がある場合には、当該装置の出力側から入力側への電流の伝達を禁止し、出力側の検出値に異常がある場合には、当該装置の入力側から出力側への電流の伝達を禁止するように当該装置を制御する制御手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド型作業機械に関するものである。
例えばショベルやクレーンといった作業機械において、バッテリ及び交流電動機を備え、交流電動機の力行動作によりエンジンの駆動を補助するいわゆるハイブリッド型作業機械が知られている。また、ハイブリッド型作業機械では、旋回機構等の作業要素の駆動や油圧ポンプの駆動を行うための交流電動機を更に備えているものもある。例えば、特許文献1には、旋回駆動源として電動機を用いる旋回式作業機械が記載されている。
特開2005−299102号公報
ハイブリッド型作業機械では、バッテリに蓄えられた電力により複数の交流電動機を駆動するだけではなく、交流電動機において回生発電を行い、発電された電力をバッテリに蓄電する。交流電動機は、インバータにより駆動され、このインバータの入力側は、共通のDCバスに接続されている。また、バッテリは昇降圧コンバータにより供給された電力を蓄電し、この昇降圧コンバータの入力側は、DCバスに接続されている。このようなハイブリッド型作業機械において、例えば交流電動機に異常が発生した場合に、この交流電動機を駆動するインバータから更に電力を供給することは、この交流電動機に更なる異常を発生させる可能性が高まる。また、バッテリに異常が発生した場合に、このバッテリに更に電力を供給することも、同様に更なる異常発生の可能性を高める。さらに、DCバスにおける電圧値の異常がある場合には、インバータや昇降圧コンバータに異常が発生している可能性があり、このときに交流電動機からの回生電力やバッテリからの電力をDCバスに供給することは、更なる異常を招く。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、電気的な異常が発生した場合に、異常が発生した箇所に更に電力が供給されることによる更なる異常の発生を防止できるハイブリッド型作業機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のハイブリッド型作業機械は、エンジンと、エンジンと連結された第1の交流電動機と、作業要素を駆動するための第2の交流電動機と、第1の交流電動機を駆動する装置であり、出力側に第1の交流電動機が接続された第1のインバータと、第2の交流電動機を駆動する装置であり、出力側に第2の交流電動機が接続された第2のインバータと、バッテリと、バッテリの充電及び放電を行うための装置であり、出力側に前記バッテリが接続された昇降圧コンバータと、第1のインバータの入力側、第2のインバータの入力側及び昇降圧コンバータの入力側に接続されるDCバスと、第1のインバータ、第2のインバータ及び昇降圧コンバータのうちの少なくとも1つの装置における入力側の電圧値及び電流値の少なくとも一方と、出力側の電圧値及び電流値の少なくとも一方とを検出する入出力電圧電流検出手段と、入出力電圧電流検出手段により検出された入力側または出力側の検出値の異常を検知した場合には、検出値の異常が検知された装置の制御を通常モードから軽異常モードに変更する制御手段とを備え、通常モードは、装置に異常が検知されない場合における制御状態であり、軽異常モードは、入力側の検出値の異常を検知した場合には、検出値の異常が検知された装置の出力側から入力側への電流の伝達を禁止又は低減し、出力側の検出値の異常を検知した場合には、検出値の異常が検知された装置の入力側から出力側への電流の伝達を禁止又は低減する制御状態であることを特徴とする。
インバータや昇降圧コンバータの入力側における電圧値または電流値に異常がある場合には、制御手段は、電圧または電流の検出値の異常が検知された装置の出力側から入力側への電流の伝達を禁止又は低減するように当該装置を制御するので、DCバスへの電力供給が抑制され、異常発生箇所に更なる異常が発生することを防止できる。また、インバータや昇降圧コンバータの出力側の電圧値または電流値に異常がある場合には、制御手段は、電圧または電流の検出値の異常が検知された装置の入力側から出力側への電流の伝達を禁止又は低減するように当該装置を制御するので、交流電動機やバッテリへの電力供給が抑制され、これらの装置に更なる異常が発生することを防止できる。
また、本発明のハイブリッド型作業機械では、検出値に関して、第1の閾値及び第1の閾値より大きい第2の閾値が予め設定されており、制御手段は、装置を軽異常モードで制御している場合において、第1の閾値よりも小さい検出値を検知した場合には装置の制御を通常モードに変更し、第2の閾値よりも大きい検出値を検知した場合には装置の制御を装置の稼動を停止させる重異常モードに変更することが好ましい。この場合には、程度の大きい異常が発生すると、制御手段は、装置を停止させるので、装置を稼動させ続けることによる故障を防止することができる。
本発明によれば、電気的な異常が発生した場合に、異常が発生した箇所に更に電力が供給されることによる更なる異常の発生を防止できるハイブリッド型作業機械を提供することが可能となる。
本発明のハイブリッド型作業機械の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面の説明において、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本発明に係るハイブリッド型作業機械の一実施形態の概略構成図である。図1において、構成要素間の実線は機械的動力系による接続を表し、二重線は油圧ラインによる接続を表し、破線は電気系による接続を表している。ハイブリッド型作業機械1は、例えばショベルやクレーンといった作業機械であり、エンジン10の他にバッテリ26により駆動される交流電動機(モータ)を備えている。また、ハイブリッド型作業機械1は、例えばブーム、アーム、パケットといった作業要素を備えており、これらの作業要素は、油圧シリンダにより駆動される。エンジン10の駆動力はスプリッタ11を介してアシストモータ22及びメインポンプ60に伝達される。スプリッタ11は、入力された回転出力を複数の回転出力に分配する装置である。
アシストモータ22は、インバータ21から供給される交流電力により駆動される交流電動機であり、エンジン10の駆動を補助する。また、アシストモータ22は、エンジンに駆動されると発電機として機能する。アシストモータ22で発電された電力は、蓄電系120に蓄電される。蓄電系120は、直流配線を構成するDCバス20、昇降圧コンバータ25及びバッテリ26を備えている(図6参照)。蓄電系120の詳細については後述する。アシストモータ22は、スプリッタ11を介してエンジン10に接続されると共に、インバータ21を介して蓄電系120に接続されている。本発明における第1の交流電動機の一形態が、アシストモータ22である。
インバータ21は、蓄電系120からの直流電力を交流電力に変換してアシストモータ22を駆動する。また、インバータ21は、アシストモータ22で発電された電力を蓄電系120に伝達する。インバータ21の入力側は、蓄電系120に接続されており、インバータ21の出力側は、アシストモータ22に接続されている。本発明における第1のインバータの一形態が、インバータ21である。
蓄電系120には、インバータ21、インバータ23a、23bのそれぞれを介して、アシストモータ22、旋回用モータ24a、24bが接続されている。
インバータ23a、23bは、蓄電系120からの直流電力を交流電力に変換して旋回用モータ24a、24bを駆動する。また、インバータ23a、23bは、旋回用モータ24a、24bからの回生電力を蓄電系120に伝達する。この回生電力は、蓄電系120のバッテリ26に蓄電される。インバータ23a、23bの入力側は蓄電系120に接続されており、インバータ23a、23bの出力側はそれぞれ、旋回用モータ24a、24bに接続されている。本発明における第2のインバータの一形態が、インバータ23a、23bである。
旋回用モータ24a、24bは、例えば作業機械における旋回体等の旋回動作をする作業要素を駆動するための交流電動機であり、インバータ23a、23bからの交流電力により駆動される。また、旋回用モータ24a、24bは、回生発電を行う機能を有しており、旋回用モータ24a、24bが発電した回生電力は、インバータ23a、23bにより蓄電系120に伝達される。本発明における第2の交流電動機の一形態が、旋回用モータ24a、24bである。
メインポンプ60は、コントロールバルブ61に油圧を供給するためのポンプであり、スプリッタ11の出力軸に接続されると共に、油圧ラインを介してコントロールバルブ61に接続されている。
コントロールバルブ61は、油圧系の作業要素の制御を行う制御装置である。コントロールバルブ61には、ハイブリッド型作業機械1の走行のための油圧モータ63a、63bが油圧ラインを介して接続されている。また、例えばブーム、アーム、パケット等の作業要素を駆動するためのシリンダ62a、62b、62cが油圧ラインを介して接続されている。
なお、シリンダ62a、62b、62cには、回生用モータ(図示せず)が接続されており、この回生用モータがそれぞれインバータ(図示せず)を介して蓄電系120に接続されるような構成としてもよい。このような構成では、回生用モータで発生した回生電力をバッテリ26に蓄電することができる。
続いて、図2を用いて、インバータ制御部27について説明する。インバータ制御部27は、本発明における制御手段の一形態である。なお、図1におけるインバータ23aとインバータ23bとは同様のものであるので、図2においてインバータ23として示す。また、図1における旋回用モータ24aと旋回用モータ24bとは同様のものであるので、図2において旋回用モータ24として示す。
インバータ制御部27は、旋回用モータ24の駆動指令を生成し、インバータ23に出力する。インバータ23は、インバータ制御部27からの駆動指令に基づいて旋回用モータ24をPWM(Pulse With Modulation)制御する。インバータ制御部27は、インバータ23を制御することにより、蓄電系120から旋回用モータ24への電力の供給、及び旋回用モータ24からの回生電力の蓄電系120への伝達を制御する。
インバータ23の入力側には、インバータ入力電圧電流検出部28aが設けられている。インバータ入力電圧電流検出部28aは、インバータ23の入力側の電圧値VDC及び電流値IDCを検出する。この電圧値VDC及び電流値IDCはそれぞれ、蓄電系120における直流電圧値及び直流電流値に等しい。
インバータ23の出力側には、インバータ出力電圧電流検出部28bが設けられている。インバータ出力電圧電流検出部28bは、インバータ23の出力側の電圧値V及び電流値Iを検出する。この電圧値V及び電流値Iはそれぞれ、旋回用モータ24に供給される交流電圧値及び交流電流値である。インバータ入力電圧電流検出部28a及びインバータ出力電圧電流検出部28bは、本発明における入出力電圧電流検出手段の一形態である。
図3は、インバータ制御部27の構成図である。インバータ制御部27は、減算器31、PI制御部32、トルク制限部33、減算器34、PI制御部35、異常判定部36、電流変換部37、旋回動作検出部38及びPWM信号生成部40を備える。
減算器31は、旋回用モータ24に駆動される作業要素の旋回速度の速度指令値から、旋回動作検出部38により検出される旋回速度値を減算して偏差を出力する。旋回速度の速度指令値は、ハイブリッド型作業機械1が備えている操作部(図示せず)の操作量に応じた指令値であり、例えばハイブリッド型作業機械1が備える主制御部(図示せず)から出力される。
レゾルバ39は、旋回用モータ24の回転位置の変化を検出する。旋回動作検出部38は、旋回用モータ24の回転位置の変化に基づいて旋回速度値を算出し、減算器31に出力する。
PI制御部32は、減算器31から出力された偏差に基づいて、旋回用モータ24の回転速度を速度指令値に近づけて偏差が小さくなるようにPI制御を行い、その制御のためのトルク電流指令値を生成する。PI制御部32は、トルク電流指令値をトルク制限部33に出力する。
異常判定部36は、インバータ入力電圧電流検出部28aにより検出されるインバータ23の入力側電圧値VDC及びインバータ出力電圧電流検出部28bにより検出されるインバータ23の出力側電圧値Vに基づいて異常の有無を判定し、トルク電流指令値に対するリミット指令値の設定の要否を判定する。また、異常判定部36は、インバータ入力電圧電流検出部28aにより検出されるインバータ23の入力側電流値IDC及びインバータ出力電圧電流検出部28bにより検出されるインバータ23の出力側電流値Iに基づいて異常の有無を判定することができる。出力側電圧値Vまたは出力側電流値Iが上昇して過大な値となっている場合には、例えば旋回用モータ24に何らかの異常が発生している可能性が高い。また、入力側電圧値VDCまたは入力側電流値IDCが上昇して過大な値となっている場合には、蓄電系120に接続されているいずれかの装置に異常が発生している可能性が高い。
インバータ制御部27は、インバータ23を、例えば通常モード、軽異常モード及び重異常モードのいずれかの制御モードで制御する。通常モードは、インバータ23から異常が検知されない場合における制御状態である。軽異常モードは、比較的程度の軽い異常がインバータ23から検知された場合における制御状態である。重異常モードは、程度の重い異常がインバータ23から検知された場合における制御状態である。異常判定部36には、上記制御モードの選択のために、第1の出力側電圧閾値V 及び第2の出力側電圧閾値VM2 並びに第1の出力側電流閾値I 及び第2の出力側電流閾値IM2 並びに第1の入力側電圧閾値VDC 及び第2の入力側電圧閾値VDC2 並びに第1の入力側電流閾値IDC 及び第2の入力側電流閾値IDC2 が、予め設定されている。
異常判定部36は、出力側電圧値Vが第1の出力側電圧閾値V より大きい場合(V>V )、または出力側電流値Iが第1の出力側電流閾値I より大きい場合(I>I )には、制御状態を軽異常モードに移行し、正のトルクが低減またはゼロとなるようなリミット指令値Xをトルク制限部33に出力する。ここで、正のトルクとは、蓄電系120からの電力により旋回用モータ24を駆動する方向の電流をインバータ23に生じさせるものである。また、異常判定部36は、出力側電圧値Vが第2の出力側電圧閾値VM2 より大きい場合(V>VM2 )、または出力側電流値Iが第2の出力側電流閾値IM2 より大きい場合(I>IM2 )には、制御状態を重異常モードに移行し、インバータ23の稼動を停止させる。
また、異常判定部36は、入力側電圧値VDCが第1の入力側電圧閾値VDC より大きい場合(VDC>VDC )、または入力側電流値VDCが第1の入力側電流閾値IDC より大きい場合(IDC>IDC )には、制御状態を軽異常モードに移行し、負のトルクが低減またはゼロとなるようなリミット指令値Yをトルク制限部33に出力する。負のトルクとは、旋回用モータ24からの回生電力を蓄電系120に伝達する方向への電流をインバータ23に生じさせるものである。また、異常判定部36は、入力側電圧値VDCが第2の入力側電圧閾値VDC2 より大きい場合(VDC>VDC2 )、または入力側電流値VDCが第2の入力側電流閾値IDC より大きい場合(IDC>IDC2 )には、制御状態を重異常モードに移行し、インバータ23の稼動を停止させる。
トルク制限部33は、PI制御部32から出力されたトルク電流指令値によって旋回用モータ24に生じるトルクが、旋回用モータ24の許容トルク値以下になるように、トルク電流指令値を所定の制限値の範囲に制限する。この制限値は、例えば旋回用モータ24の特性に基づいて予め設定され、正のトルクの制限値X及び負のトルクの制限値Yを含む。また、トルク制限部33は、異常判定部36からのリミット指令値X、Yを取得した場合には、制限値X、Yをそれぞれ、これらのリミット指令値X、Yに変更する。
ここで図4のフローチャートを用いて、トルク制限部33及び異常判定部36における正負のトルクの制限値の設定処理を説明する。図4(a)は、インバータ23の出力側電圧値Vに基づく正のトルクの制限値の設定処理を示すフローチャートである。異常判定部36は、インバータ出力電圧電流検出部28bにより検出されるインバータ23の出力側電圧値Vを常時取得しており、出力側電圧値Vが第1の出力側電圧閾値V より大きいか否かを判定する(S10)。出力側電圧値Vが第1の出力側電圧閾値V より大きい場合には、異常判定部36は、軽異常モードに移行し、リミット指令値Xをトルク制限部33に出力し、トルク制限部33は、正のトルクの制限値Xをリミット指令値Xに変更する(S11)。さらに、異常判定部36は、出力側電圧値Vが第2の出力側電圧閾値VM2 より大きいか否かを判定する(S12)。出力側電圧値Vが第2の出力側電圧閾値VM2 より大きい場合には、重異常モードに移行し、インバータ23を停止させる(S15)。出力側電圧値Vが第2の出力側電圧閾値VM2 より大きくない場合には、異常判定部36は、出力側電圧値Vを引き続き取得し、出力側電圧値Vが第1の出力側電圧閾値V 以下に戻ったか否かを判定する(S13)。出力側電圧値Vが第1の出力側電圧閾値V 以下である場合には、異常判定部36は、通常モードに移行し、異常な状態が解除された旨をトルク制限部33に出力し、トルク制限部33は、正のトルクの制限値をリミット指令値Xから元の値Xに戻す(S14)。なお、以上のフローチャートの説明は、インバータ23の出力側電圧値Vに基づく正のトルクの制限値の設定処理を説明するものであるが、正のトルクの制限値の設定処理は、インバータ23の出力側電流値Iと出力側電流閾値I との比較に基づいて同様に行われる。
図4(b)は、インバータ23の入力側電圧値VDCに基づく負のトルクの制限値の設定処理を示すフローチャートである。異常判定部36は、インバータ入力電圧電流検出部28aにより検出されるインバータ23の入力側電圧値VDCを常時取得しており、入力側電圧値VDCが第1の入力側電圧閾値VDC より大きいか否かを判定する(S20)。入力側電圧値VDCが第1の入力側電圧閾値VDC より大きい場合には、異常判定部36は、軽異常モードに移行し、リミット指令値Yをトルク制限部33に出力し、トルク制限部33は、負のトルクの制限値Yをリミット指令値Yに変更する(S21)。さらに、異常判定部36は、入力側電圧値VDCが第2の入力側電圧閾値VDC2 より大きいか否かを判定する(S22)。入力側電圧値VDCが第2の入力側電圧閾値VDC より大きい場合には、異常判定部36は、重異常モードに移行し、インバータ23を停止させる(S25)。入力側電圧値VDCが第2の入力側電圧閾値VDC より大きくない場合には、異常判定部36は、入力側電圧値VDCを引き続き取得し、入力側電圧値VDCが入力側電圧閾値VDC 以下であるか否かを判定する(S23)。入力側電圧値VDCが入力側電圧閾値VDC 以下である場合には、異常判定部36は、通常モードに移行し、異常な状態が解除された旨をトルク制限部33に出力し、トルク制限部33は、負のトルクの制限値をリミット指令値Yから元の値Yに戻す(S24)。なお、以上のフローチャートの説明は、インバータ23の入力側電圧値VDCに基づく正のトルクの制限値の設定処理を説明するものであるが、正のトルクの制限値の設定処理は、インバータ23の入力側電流値IDCと入力側電流閾値IDC との比較に基づいても同様に行われる。
図3に戻り、減算器34は、トルク制限部33から出力されたトルク電流指令値から、電流変換部37からの出力値を減算して偏差を出力する。
電流変換部37は、旋回用モータ24のモータ電流値を検出し、検出したモータ電流値をトルク電流指令値に相当する値に変換して、減算器34に出力する。
PI制御部35は、減算器34から出力された偏差を取得し、この偏差が小さくなるようなPI制御を行い、インバータ23を駆動するための駆動指令を生成する。PI制御部35は、駆動指令をPWM信号生成部40に出力する。
PWM信号生成部40は、PI制御部35からの駆動指令に基づいて、インバータ23のトランジスタをスイッチング制御するためのPWM信号を生成し、インバータ23に出力する。
図5は、アシストモータ22を駆動するインバータ21を制御するためのインバータ制御部27aを示す構成図である。図5におけるインバータ制御部27aは、本発明における制御手段の一形態である。インバータ制御部27aは、アシストモータ22の駆動指令を生成し、インバータ21に出力する。インバータ21は、インバータ制御部27aからの駆動指令に基づいてアシストモータ22をPWM制御する。インバータ制御部27aは、インバータ21を制御することにより、蓄電系120からアシストモータ22への電力の供給、及びアシストモータ22からの回生電力の蓄電系120への伝達を制御する。図5におけるインバータ制御部27aは、図3において説明したインバータ制御部27と同様の構成及び機能を有する。また、図5におけるインバータ入力電圧電流検出部28c及びインバータ出力電圧電流検出部28dはそれぞれ、図2に示したインバータ入力電圧電流検出部28a及びインバータ出力電圧電流検出部28bと同様であり、本発明における入出力電圧電流検出手段の一形態である。
続いて、図6を用いて、蓄電系120について説明する。蓄電系120は、DCバス20、昇降圧コンバータ25、バッテリ26及びコンバータ制御部29を有している。
DCバス20は、直流電力を授受するためのバスである。このDCバス20を介して、インバータ21、インバータ23a、23b及び昇降圧コンバータ25は、相互に接続されている。
昇降圧コンバータ25は、DCバス20からの直流電圧を調整して、バッテリ26に電力を伝達する。また、昇降圧コンバータ25は、バッテリ26から放電された電力をDCバス20に伝達する。
バッテリ26は、昇降圧コンバータ25により伝達された電力を蓄電する。また、バッテリ26は、蓄電していた電力を昇降圧コンバータ25を介してDCバス20に放電する。
コンバータ制御部29は、本発明における制御手段の一形態である。コンバータ制御部29は、昇降圧コンバータ25に含まれるトランジスタのスイッチング制御信号を生成し、昇降圧コンバータ25に出力する。コンバータ制御部29が昇降圧コンバータ25を制御することにより、DCバス20からバッテリ26への充電、及びバッテリ26からDCバス20への放電が制御される。
昇降圧コンバータ25の入力側には、コンバータ入力電圧電流検出部30aが設けられている。コンバータ入力電圧電流検出部30aは、昇降圧コンバータ25の入力側の電圧値VDC及び電流値IDCを検出する。この電圧値VDC及び電流値IDCはそれぞれ、DCバス20における直流電圧値及び直流電流値に等しい。
昇降圧コンバータ25の出力側には、コンバータ出力電圧電流検出部30bが設けられている。コンバータ出力電圧電流検出部30bは、昇降圧コンバータ25の出力側の電圧値V及び電流値Iを検出する。コンバータ入力電圧電流検出部30a及びコンバータ出力電圧電流検出部30bは、本発明における入出力電圧電流検出手段の一形態である。
図7は、コンバータ制御部29の構成図である。コンバータ制御部29は、減算器41、PI制御部42、トルク制限部43、異常判定部44、及びPWM信号生成部45を備える。
減算器41は、DCバス電圧指令値から、DCバス20の電圧値を減算して偏差を出力する。DCバス電圧指令値は、例えばハイブリッド型作業機械1が備える主制御部(図示せず)から出力される。
PI制御部42は、減算器31から出力された偏差に基づいて、DCバス20の電圧値をDCバス電圧指令値に近づけて偏差が小さくなるようにPI制御を行い、その制御のためのトルク電流指令値を生成する。PI制御部32は、トルク電流指令値をトルク制限部43に出力する。
異常判定部44は、コンバータ入力電圧電流検出部30aにより検出される昇降圧コンバータ25の入力側電圧値VDC及びコンバータ出力電圧電流検出部30bにより検出される昇降圧コンバータ25の出力側電圧値Vに基づいて異常の有無を判定し、トルク電流指令値に対するリミット指令値の設定の要否を判定する。また、異常判定部44は、コンバータ入力電圧電流検出部30aにより検出される昇降圧コンバータ25の入力側電流値IDC及びコンバータ出力電圧電流検出部30bにより検出される昇降圧コンバータ25の出力側電流値Iに基づいて異常の有無を判定することができる。出力側電圧値Vまたは出力側電流値Iが上昇して過大な値となっている場合には、例えばバッテリ26に何らかの異常が発生している可能性が高い。また、入力側電圧値VDCまたは入力側電流値IDCが上昇して過大な値となっている場合には、DCバス20に接続されているいずれかの装置に異常が発生している可能性が高い。
コンバータ制御部29は、昇降圧コンバータ25を、インバータ制御部27によるインバータ23の制御と同様に、通常モード、軽異常モード及び重異常モードのいずれかの制御モードで制御する。通常モードは、昇降圧コンバータ25から異常が検知されない場合における制御状態である。軽異常モードは、比較的程度の軽い異常が昇降圧コンバータ25から検知された場合における制御状態である。重異常モードは、程度の重い異常が昇降圧コンバータ25から検知された場合における制御状態である。異常判定部44には、上記制御モードの選択のために、第1の出力側電圧閾値V 及び第2の出力側電圧閾値VB2 並びに第1の出力側電流閾値I 及び第2の出力側電流閾値IB2 並びに第1の入力側電圧閾値VDC 及び第2の入力側電圧閾値VDC2 並びに第1の入力側電流閾値IDC 及び第2の入力側電流閾値IDC2 が、予め設定されている。
異常判定部44は、出力側電圧値Vが第1の出力側電圧閾値V より大きい場合(V>V )、または出力側電流値Iが第1の出力側電流閾値I より大きい場合(I>I )には、制御状態を軽異常モードに移行し、正のトルクが低減またはゼロとなるようなリミット指令値Vをトルク制限部43に出力する。ここで、正のトルクとは、DCバス20からの電力をバッテリ26に充電させる方向の電流を昇降圧コンバータ25に生じさせるものである。また、異常判定部44は、出力側電圧値Vが第2の出力側電圧閾値VB2 より大きい場合(V>VB2 )、または出力側電流値Iが第2の出力側電流閾値IB2 より大きい場合(I>IB2 )には、制御状態を重異常モードに移行し、昇降圧コンバータ25の稼動を停止させる。
また、異常判定部44は、入力側電圧値VDCが第1の入力側電圧閾値VDC より大きい場合(VDC>VDC )、または入力側電流値IDCが第1の入力側電圧閾値IDC より大きい場合(IDC>IDC )には、制御状態を軽異常モードに移行し、負のトルクが低減またはゼロとなるようなリミット指令値Wをトルク制限部43に出力する。負のトルクとは、バッテリ26からDCバス20に対して放電する方向への電流を昇降圧コンバータ25に生じさせるものである。また、異常判定部44は、入力側電圧値VDCが第2の入力側電圧閾値VDC2 より大きい場合(VDC>VDC2 )、または入力側電流値IDCが第2の入力側電圧閾値IDC2 より大きい場合(IDC>IDC2 )には、制御状態を軽異常モードに移行し、昇降圧コンバータ25の稼動を停止させる。
トルク制限部43は、PI制御部42から出力されたトルク電流指令値によってバッテリ26に対して行われる充放電電流が、許容範囲内になるように、トルク電流指令値を所定の制限値の範囲に制限する。この制限値は、例えばバッテリ26の特性に基づいて予め設定され、正のトルクの制限値V及び負のトルクの制限値Wを含む。また、トルク制限部43は、異常判定部44からのリミット指令値V、Wを取得した場合には、制限値V、Wをそれぞれ、これらのリミット指令値V、Wに変更する。
ここで図8のフローチャートを用いて、トルク制限部43及び異常判定部44における正負のトルクの制限値の設定処理を説明する。図8(a)は、昇降圧コンバータ25の出力側電圧値Vに基づく正のトルクの制限値の設定処理を示すフローチャートである。異常判定部44は、コンバータ出力電圧電流検出部30bにより検出される昇降圧コンバータ25の出力側電圧値Vを常時取得しており、出力側電圧値Vが第1の出力側電圧閾値V より大きいか否かを判定する(S30)。出力側電圧値Vが第1の出力側電圧閾値V より大きい場合には、異常判定部44は、軽異常モードに移行し、リミット指令値Vをトルク制限部43に出力し、トルク制限部43は、正のトルクの制限値Vをリミット指令値Vに変更する(S31)。さらに、異常判定部44は、出力側電圧値Vが第2の出力側電圧閾値VB2 より大きいか否かを判定する(S32)。出力側電圧値Vが第2の出力側電圧閾値VB2 より大きい場合には、異常判定部44は、重異常モードに移行し、昇降圧コンバータ25を停止させる(S35)。出力側電圧値Vが第2の出力側電圧閾値VB2 より大きくない場合には、異常判定部44は、出力側電圧値Vを引き続き取得し、出力側電圧値Vが第1の出力側電圧閾値V 以下であるか否かを判定する(S33)。出力側電圧値Vが第1の出力側電圧閾値V 以下である場合には、異常判定部44は、通常モードに移行し、異常な状態が解除された旨をトルク制限部43に出力し、トルク制限部43は、正のトルクの制限値をリミット指令値Vから元の値Vに戻す(S34)。なお、以上のフローチャートの説明は、昇降圧コンバータ25の出力側電圧値Vに基づく正のトルクの制限値の設定処理を説明するものであるが、正のトルクの制限値の設定処理は、昇降圧コンバータ25の出力側電流値Iと出力側電流閾値I との比較に基づいても同様に行われる。
図8(b)は、昇降圧コンバータ25の入力側電圧値VDCに基づく負のトルクの制限値の設定処理を示すフローチャートである。異常判定部44は、コンバータ入力電圧電流検出部30aにより検出される昇降圧コンバータ25の入力側電圧値VDCを常時取得しており、入力側電圧値VDCが第1の入力側電圧閾値VDC より大きいか否かを判定する(S40)。入力側電圧値VDCが第1の入力側電圧閾値VDC より大きい場合には、異常判定部44は、軽異常モードに移行し、リミット指令値Wをトルク制限部43に出力し、トルク制限部43は、負のトルクの制限値Wをリミット指令値Wに変更する(S41)。さらに、異常判定部44は、入力側電圧値VDCが第2の入力側電圧閾値VDC2 より大きいか否かを判定する(S42)。入力側電圧値VDCが第2の入力側電圧閾値VDC2 より大きい場合には、異常判定部44は、重異常モードに移行し、昇降圧コンバータ25を停止させる(S45)。入力側電圧値VDCが第2の入力側電圧閾値VDC2 より大きくない場合には、異常判定部44は、入力側電圧値VDCを引き続き取得し、入力側電圧値VDCが第1の入力側電圧閾値VDC 以下であるか否かを判定する(S43)。入力側電圧値VDCが第1の入力側電圧閾値VDC 以下である場合には、異常判定部44は、通常モードに移行し、異常な状態が解除された旨をトルク制限部43に出力し、トルク制限部43は、負のトルクの制限値をリミット指令値Wから元の値Wに戻す(S44)。なお、以上のフローチャートの説明は、昇降圧コンバータ25の入力側電圧値VDCに基づく正のトルクの制限値の設定処理を説明するものであるが、正のトルクの制限値の設定処理は、昇降圧コンバータ25の入力側電流値IDCと入力側電流閾値IDC との比較に基づいても同様に行われる。
図7に戻り、PWM信号生成部45は、トルク制限部43からのDCバス電圧指令に基づいて、昇降圧コンバータ25のトランジスタをスイッチング制御するためのPWM信号を生成し、昇降圧コンバータ25に出力する。
次に本実施形態のハイブリッド型作業機械1による効果について説明する。ハイブリッド型作業機械1が有するインバータ21、23a、23bや昇降圧コンバータ25の入力側における電圧値または電流値の異常は、DCバス20における電圧値または電流値の異常を意味しており、DCバス20の電圧値または電流値に異常がある場合には、DCバス20に接続されているインバータ21、23や昇降圧コンバータ25に故障等の異常が発生している可能性が高い。この場合には、インバータ制御部27またはコンバータ制御部29は、電圧または電流の検出値の異常が検知されたインバータ21、23や昇降圧コンバータ25の出力側から入力側への電流の伝達を禁止または低減するように制御するので、DCバス20への電力供給が抑制され、異常発生箇所に更なる異常が発生することを防止できる。また、インバータ21、23や昇降圧コンバータ25の出力側の電圧値または電流値に異常がある場合には、これらの装置に接続されているアシストモータ22、旋回用モータ24、及びバッテリ26等に故障等の異常が発生している可能性が高い。この場合には、インバータ制御部27またはコンバータ制御部29は、電圧または電流の検出値の異常が検知されたインバータ21、23や昇降圧コンバータ25の入力側から出力側への電流の伝達を禁止または低減するように制御するので、アシストモータ22、旋回用モータ24、及びバッテリ26等への電力供給が抑制され、これらの装置に更なる異常が発生することを防止できる。
例えば、DCバス20の電圧が所定より大きい場合には、アシストモータ22、旋回用モータ24といった交流電動機からDCバス20への電流の流入を制限し、DCバス20から交流電動機やバッテリ26への電流を制限しないので、DCバス20の電圧を低下させることができる。
ハイブリッド型作業機械の一実施形態の概略構成図である。 インバータの制御を説明するための概略構成図である。 インバータ制御部の構成図である。 インバータにおけるトルクの制限値の設定処理を示すフローチャートである。 インバータの制御を説明するための概略構成図である。 昇降圧コンバータの制御を説明するための概略構成図である。 昇降圧コンバータ制御部の構成図である。 昇降圧コンバータにおけるトルクの制限値の設定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…ハイブリッド型作業機械、10…エンジン、11…スプリッタ、20…DCバス、21…インバータ、22…アシストモータ、23…インバータ、24…旋回用モータ、25…昇降圧コンバータ、26…バッテリ、27…インバータ制御部、28a…インバータ入力電圧電流検出部、28b…インバータ出力電圧電流検出部、29…コンバータ制御部、30a…コンバータ入力電圧電流検出部、30b…コンバータ出力電圧電流検出部、31…減算器、32…PI制御部、33…トルク制限部、34…減算器、35…PI制御部、36…異常判定部、37…電流変換部、38…旋回動作検出部、39…レゾルバ、40…PWM信号生成部、41…減算器、42…PI制御部、43…トルク制限部、44…異常判定部、45…PWM信号生成部、60…メインポンプ、61…コントロールバルブ、62a…シリンダ、63a…油圧モータ、蓄電系120。

Claims (2)

  1. エンジンと、
    前記エンジンと連結された第1の交流電動機と、
    作業要素を駆動するための第2の交流電動機と、
    前記第1の交流電動機を駆動する装置であり、出力側に前記第1の交流電動機が接続された第1のインバータと、
    前記第2の交流電動機を駆動する装置であり、出力側に前記第2の交流電動機が接続された第2のインバータと、
    バッテリと、
    前記バッテリの充電及び放電を行うための装置であり、出力側に前記バッテリが接続された昇降圧コンバータと、
    前記第1のインバータの入力側、前記第2のインバータの入力側及び前記昇降圧コンバータの入力側に接続されるDCバスと、
    前記第1のインバータ、前記第2のインバータ及び前記昇降圧コンバータのうちの少なくとも1つの装置における入力側の電圧値及び電流値の少なくとも一方と、出力側の電圧値及び電流値の少なくとも一方とを検出する入出力電圧電流検出手段と、
    前記入出力電圧電流検出手段により検出された入力側または出力側の検出値の異常を検知した場合には、該検出値の異常が検知された装置の制御を通常モードから軽異常モードに変更する制御手段とを備え、
    前記通常モードは、前記装置に異常が検知されない場合における制御状態であり、
    前記軽異常モードは、入力側の検出値の異常を検知した場合には、検出値の異常が検知された装置の出力側から入力側への電流の伝達を禁止又は低減し、出力側の検出値の異常を検知した場合には、検出値の異常が検知された装置の入力側から出力側への電流の伝達を禁止又は低減する制御状態である
    ことを特徴とするハイブリッド型作業機械。
  2. 前記検出値に関して、第1の閾値及び該第1の閾値より大きい第2の閾値が予め設定されており、
    前記制御手段は、前記装置を軽異常モードで制御している場合において、前記第1の閾値よりも小さい検出値を検知した場合には前記装置の制御を通常モードに変更し、前記第2の閾値よりも大きい検出値を検知した場合には前記装置の制御を該装置の稼動を停止させる重異常モードに変更すること
    を特徴とする請求項1に記載のハイブリッド型作業機械。
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