JP2010115795A - 黒板支持具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】黒板4の下端縁部を黒板4の前後方向から挟み込んで黒板4を自立させる上部開口5の溝部6を備えた黒板支持部2と、黒板支持部2の両方の端部に設けられて溝部6に挟み込まれた黒板4の前後方向に延長して設置面に設置される脚部3とを備えた。
【選択図】図1
Description
黒板支持部は長尺な底板と底板の両方の側端縁より立上がって互いに対向する立上がり片と両方の立上がり片の上端より互いに近づく方向に延長するように設けられた規制片とにより形成され、溝部の上部開口は互いに対向する規制片の先端間により形成され、規制片の先端間の長さは黒板の下端縁部の裏面より突出するように設けられた突起の先端から黒板の前面までの長さよりも短く形成され、規制片は切り欠き部を備え、黒板の裏面に設けられた突起は切り欠き部を経由して溝部に対して出入可能に形成されたことも特徴とする。
脚部は前脚部と後脚部とを備え、前脚部は一端部と溝部の長手方向の端部の底板とがヒンジにより連結されて溝部の長手方向の端部より溝部に挟み込まれた黒板の前方向に延長する状態と溝部に挟み込まれた黒板の前側に位置する上記立上がり片に沿って延長する状態とに移動可能に形成され、後脚部は一端部と溝部の長手方向の端部の底板とがヒンジにより連結されて溝部の長手方向の端部より溝部に挟み込まれた黒板の後方向に延長する状態と溝部に挟み込まれた黒板の後側に位置する上記立上がり片に沿って延長する状態とに移動可能に形成されたことも特徴とする。
溝部の内面に磁石を備えたことも特徴とする。
黒板支持部が伸縮自在に形成されたことも特徴とする。
溝部の上部開口は互いに対向する規制片の先端間により形成され、規制片の先端間の長さは黒板の下端縁部の裏面より突出するように設けられた突起の先端から黒板の前面までの長さよりも短く形成され、規制片は切り欠き部を備え、黒板の裏面に設けられた突起は切り欠き部を経由して溝部に対して出入可能に形成されたので、溝部内に挿入された突起が規制片に衝突することで、溝部内に挿入された黒板の下端縁部が溝部から抜けることを防止する。
脚部は、溝部に挟み込まれた黒板の前後方向に延長する場合には黒板が溝部の長手方向の両端の開口を経由して溝部から脱落するようなことを防止でき、溝部に挟み込まれた黒板の前後側に位置する立上がり片に沿って延長する場合にはコンパクトな持ち運びの容易な黒板支持具の状態となる。
溝部の内面に磁石を備えたので、黒板を一定の姿勢に維持させやすくなる。
黒板支持部が伸縮自在に形成されたので、幅の異なる黒板を支持することができる。
図1乃至図6は最良の形態1を示し、図1(a)は黒板支持具と黒板との関係を示し、図1(b)は黒板が黒板支持具に支持された状態を示し、図2は黒板支持具の脚部の動作を示し、図3(a)は黒板支持具の脚部を開いた状態(脚部動作状態)を示し、図3(b)は黒板支持具の脚部を閉じた状態(脚部収納状態)を示し、図4(a)は図3(a)のA−A断面を示し、図4(b)は図3(b)のB−B断面を示し、図5は黒板の突起と黒板支持具の切り欠き部との関係を示し、図6(a)乃至(d)は黒板の下端縁部を黒板支持具の溝部内に挿入させる方法を示す。
また、前脚部26及び後脚部27が、脚部収納状態に設定された場合には、黒板支持具1が一本の棒状になり、コンパクトになるので、持ち運びの容易な黒板支持具1となる。
まず、脚部3を脚部動作状態に設定して設置面25に設置する。次に、図5に示すように、黒板4の下端部8の裏面21に設けられた突起22と切り欠き部23との位置を合わせ、図6に示すように、突起22を切り欠き部23の上方から切り欠き部23に通す。この際、図6(b)に示すように、突起22の先端40を切り欠き部23の溝底31に載置するようにすれば、矢印aに示すように、黒板4を前方に移動させる際の契機になる。作業者は、この契機を目印として、図6(c)に示すように、黒板4の前面15が規制片10の先端12と接触するように黒板4を前方に移動できるようになるので、その後、黒板4の上端部を後方に押すだけで、図6(d)に示すように、容易に黒板4の前面15が斜めになるように黒板4を設定できる。尚、図6(b)の矢印aに示すように黒板4を前方に移動させて黒板4を黒板支持具1の溝の延長方向に移動させて突起22を切り欠き部23の位置よりずらした後に、図6(c)に示すように黒板4を直立状態に設定してもよいし、図6(d)に示すように黒板4を斜めに設定してもよい。
最良の形態1によれば、黒板支持部2は、黒板4を傾斜した状態に支持できるとともに、黒板4を垂直状態に支持できるので、黒板4に書かれた字が見やすくなるように、黒板4の角度を調整できる。
最良の形態1によれば、溝部6の上部開口5は互いに対向する規制片10の先端12間により形成され、規制片10の先端12間の長さは黒板4の下端部8の裏面21より突出するように設けられた突起22の先端40から黒板4の前面15までの長さよりも短く形成され、規制片10は切り欠き部23を備え、黒板4の裏面21に設けられた突起22は切り欠き部23を経由して溝部6に対して出入可能に形成されたので、溝部6内に挿入した突起22が規制片10に衝突することで、溝部6内に挿入された黒板4の下端縁部20が溝部6から抜けることを防止する。
最良の形態1によれば、脚部3は、脚部収納状態と脚部動作状態とに設定可能な前脚部26と後脚部27とを備えるので、脚部動作状態においては黒板支持部2に支持された黒板4を転倒しにくくでき、脚部収納状態においてはコンパクトで持ち運びの容易な黒板支持具1となる。
図7に示すように、溝部6の内面に磁石36を備えた黒板支持部2を備えた構成としてもよい。例えば、磁石36を接着剤等で底板7の内底面に固定する。磁石36を用いる場合には、黒板4を磁石36に吸着可能な磁性体で形成させる。例えば、黒板4の底面37を磁性体で形成すればよい。
このように、溝部6の内面に磁石36を備えた構成とした場合、互いに吸着し合う磁石36と磁性体とにより、黒板4を一定の姿勢に維持させやすくなる。例えば、図7(a)に示すように黒板4を斜めに姿勢に維持しやすく、図7(b)に示すように黒板4を直立状態に維持しやすくなる。
図8に示すように、規制片10に切り欠き部23を設けない構成としてもよい。この場合、黒板4の下端縁部20を、溝部6の上部開口5から嵌め込むことができない。よって、溝部6内部に黒板4の下端部8を嵌め込む場合には、前脚部26と後脚部27とを脚部収納状態にして、黒板4の下端縁部20を溝部6の長手方向の両方の端部11の開口の一方から他方の開口に向けてスライドさせて溝部6内部に設置すればよい。
図9;図10に示すように、黒板4の下端部8の裏面21に突起22を設けなくともよい。
図11に示すように溝部6の一端から他端に向けて溝部6の長手方向の中間部まで延長した切り欠き部23を備えてもよい。この場合、突起22を黒板4の下端縁部20の裏面21の端側に設けることが望ましい。
図12及び図13に示すように、黒板支持部2を伸縮自在に形成した。即ち、黒板支持部2に形成された貫通孔45とスライド板46に形成された長尺溝47とにボルト50を貫通させて、貫通させたボルト50の頭部にナット51を締結させた。これによれば、黒板支持部2は黒板支持部2の延長方向に沿って伸縮自在に形成される。
黒板支持部2は黒板支持部2を分割した一方側黒板支持部42と他方側黒板支持部43と、スライド板46と、当該スライド板46と一方側黒板支持部42とを取付ける取付具44とを備える。スライド板46は一方側黒板支持部42と他方側黒板支持部43の底板7に跨るように配置される長尺材である。取付具44はボルト50とナット51とから構成される。
スライド板46はスライド板46の上面と下面とに貫通して黒板支持部2の延長方向に沿って延長する長尺溝47を備える。一方側黒板支持部42は上面と下面とに貫通する貫通孔45を備える。他方側黒板支持部43はスライド板46と結合する結合面48を備える。
黒板支持部2または脚部3に黒板支持具1を載置するための突起を形成した。即ち、黒板支持部2または脚部3の下面の四隅から突出する突起を備えた。この場合、黒板支持部2の底板7の下面から突出するボルト50やナット51の突出長さよりも長さを長く設定する。
磁石36としては、複数の磁石36を個別に設置してもよいし、溝部6の底板7の内底面に沿って連続するシート状の磁石を用いてもよい。黒板4に埋め込まれた磁性体、溝部6の底板7に設置された磁石36のうちの少なくとも一方が磁石36であればよく、両者を磁石36としてもよい。
溝部6の底板7の内底面に磁石36を設けずに、黒板4の底部8に磁石を設けてもよい。
切り欠き部23は規制片10にのみ形成してもよい。この場合、立上がり片9に溝を形成しないので加工が容易である。
他方側黒板支持部の接合面とスライド板の接合面とは連結されていなくてもよい。
7 底板、9 立上がり片、10 規制片、11 端部、12 規制片の先端、
15 黒板の前面、20 下端縁部、21 黒板の裏面、22 突起、
23 切り欠き部、25 設置面、26 前脚部、27 後脚部、30 ヒンジ、
36 磁石、40 突起の先端。
Claims (5)
- 黒板の下端縁部を黒板の前後方向から挟み込んで黒板を自立させる上部開口の溝部を備えた黒板支持部と、黒板支持部の両方の端部に設けられて溝部に挟み込まれた黒板の前後方向に延長して設置面に設置される脚部とを備えたことを特徴とする黒板支持具。
- 黒板支持部は長尺な底板と底板の両方の側端縁より立上がって互いに対向する立上がり片と両方の立上がり片の上端より互いに近づく方向に延長するように設けられた規制片とにより形成され、溝部の上部開口は互いに対向する規制片の先端間により形成され、規制片の先端間の長さは黒板の下端縁部の裏面より突出するように設けられた突起の先端から黒板の前面までの長さよりも短く形成され、規制片は切り欠き部を備え、黒板の裏面に設けられた突起は切り欠き部を経由して溝部に対して出入可能に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の黒板支持具。
- 脚部は前脚部と後脚部とを備え、前脚部は一端部と溝部の長手方向の端部の底板とがヒンジにより連結されて溝部の長手方向の端部より溝部に挟み込まれた黒板の前方向に延長する状態と溝部に挟み込まれた黒板の前側に位置する上記立上り片に沿って延長する状態とに移動可能に形成され、後脚部は一端部と溝部の長手方向の端部の底板とがヒンジにより連結されて溝部の長手方向の端部より溝部に挟み込まれた黒板の後方向に延長する状態と溝部に挟み込まれた黒板の後側に位置する上記立上り片に沿って延長する状態とに移動可能に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の黒板支持具。
- 溝部の内面に磁石を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の黒板支持具。
- 黒板支持部が伸縮自在に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の黒板支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008288779A JP2010115795A (ja) | 2008-11-11 | 2008-11-11 | 黒板支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109862984A (zh) * | 2016-10-05 | 2019-06-07 | 费斯托工具有限责任公司 | 能运输的加工单元、构造和堆叠组件 |
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-
2008
- 2008-11-11 JP JP2008288779A patent/JP2010115795A/ja active Pending
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