JP2010115746A - パンチ孔穿孔装置および後処理装置 - Google Patents

パンチ孔穿孔装置および後処理装置 Download PDF

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賢一 大西
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Abstract

【課題】 シート媒体に対するパンチ処理において、処理時間の処理時間の短縮化を可能とする。
【解決手段】 直流モータ39は、所定の直流駆動電力によって駆動される。パンチ孔穿孔部41は、進退動作してシート媒体にパンチ孔を穿孔するパンチ部と、直流モータ39の回転動作によってパンチ部を進退動作させる変位動作部とを有する。検出部43は、パンチ部の穿孔完了位置までの変化量から、そのパンチ孔の穿孔完了を検出して検出情報を出力する。モータ制御部45、検出部43が検出情報を検出したとき、直流モータ39に印加する駆動電流を静止ホームポジションに至るまで減少制御し、静止ホームポジションに至るとき、直流モータ39をブレーキ制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明はパンチ孔穿孔装置および後処理装置に係り、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)等に連結されフィニッシャー機能を有する後処理装置に搭載して好適するパンチ孔穿孔装置および当該後処理装置の改良に関する。
近年、複合機等の画像形成装置にあっては、印刷排紙された用紙に対してパンチ孔穿孔処理、ステープル処理、仕分け処理等のフィニッシャー機能を実行するために、それらの機能を有する後処理装置を連結することがしばしば行われる。
このパンチ孔穿孔処理は、例えば、モータの回転駆動に基づき上下動制御されたパンチ刃で印刷用紙を打ち抜くことによりパンチ孔を穿孔するようになっている。
そして、パンチ孔を確実に穿孔するためには、モータを静止ホームポジション位置から回転させてパンチ刃でパンチ孔を穿孔するが、パンチ孔を穿孔するのに必要なトルクを得るために所定の駆動電流をモータに印加し続けるため、パンチ刃が静止ホームポジション位置に正確に再停止するようモータをブレーキ処理しても、トルクが大きすぎてオーバーランすることがあった。
そのため、パンチ刃が静止ホームポジション位置をオーバーランした場合、位置補正をするために何度かモータのオンオフを繰り返す必要があり、パンチ孔穿孔処理に時間がかかり、操作が煩雑である。
そこで、例えば、特開2005−14160号公報(特許文献1)の用紙穿孔装置が提案されている。
この特許文献1は、穿孔動作のためのモータと、このモータの駆動量を検出するためのモータ駆動量検出手段と、穿孔対象となる用紙の紙厚を認識する紙厚認識手段と、この紙厚認識手段によって認識した紙厚に応じて穿孔動作時のモータ停止動作を変化させる制御手段とを備え、穿孔動作のための駆動モータとしてDCブラシモータを使用しても、モータ停止精度を良好にしたものである。
特開2005−14160号公報
しかし、上述した特許文献1では、用紙の厚みを検出してモータの駆動量を制御するから、用紙の厚みを検出する構成が必要となって構成が複雑となり易く、用紙の厚みが変化すると、正確にパンチ刃が静止ホームポジション位置で停止し難い心配も予想される。
そこで、本発明者は、従来のパンチ孔穿孔装置について鋭意観察検討を行った結果、パンチ刃が静止ホームポジションから変位してパンチ孔を穿孔完了した後、再度、静止ホームポジションに戻るまでのモータへの駆動電力を減少制御させることにより、パンチ刃を正確に静止ホームポジション位置で停止させることが可能である点に着目し、本発明を完成させた。
本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、シート媒体に対して一定期間でパンチ処理を実行するにあたり、パンチ処理後のパンチ部を速やかに静止ホームポジションで停止させることが容易で、パンチ孔穿孔処理期間の短縮化、省電力化を図り易いパンチ孔穿孔装置および後処理装置の提供を目的とする。
そのような課題を解決するために本発明の請求項1に係るパンチ孔穿孔装置は、所定の直流駆動電力によって駆動される直流モータと、進退動作してシート媒体にパンチ孔を穿孔するパンチ部と、そのモータの回転動作によってそのパンチ部を進退動作させる変位動作部とを有するパンチ孔穿孔部と、そのパンチ部が静止ホームポジションから前進動作してそのパンチ孔を穿孔完了した状態を検出して検出情報を出力する検出部と、そのパンチ部を前進動作させる駆動電力をその直流モータに印加制御し、その検出部が検出情報を検出したとき、その直流モータに印加する駆動電力を静止ホームポジションに至るまで減少制御するとともに、その静止ホームポジションに至るとき、その直流モータをブレーキ制御するモータ制御部と、を具備している。
本発明の請求項2に係るパンチ孔穿孔装置は、上記検出部が、その静止ホームポジションから穿孔完了位置までのパンチ部の変位量からその穿孔完了を検出する構成を有している。
本発明の請求項3に係るパンチ孔穿孔装置は、上記検出部が、その静止ホームポジションから穿孔完了位置までの期間からその穿孔完了を検出する構成を有している。
本発明の請求項4に係るパンチ孔穿孔装置は、上記モータ制御部が、その検出部が検出情報を検出したと、その直流モータの回転に必要な最低限の駆動電力に減少制御する構成を有している。
本発明の請求項5に係る後処理装置は、それらパンチ孔穿孔装置を有し、画像データに基づき画像形成された前記シート媒体に対し、そのパンチ孔穿孔処理としての後処理をする構成を有している。
このような本発明の請求項1に係るパンチ孔穿孔装置では、直流モータの回転駆動により、変位動作部を介してパンチ部を進退動作させてシート媒体にパンチ孔を穿孔し、そのパンチ部がパンチ孔穿孔完了した状態を検出部で検出して検出情報を出力し、その検出部が検出情報を検出したとき、モータ制御部が、その直流モータに印加する駆動電力を静止ホームポジションに至るまで減少制御するとともに、その静止ホームポジションに至るとき、その直流モータをブレーキ制御するから、パンチ処理後のパンチ部を速やかに静止ホームポジションで停止させることが容易で、パンチ孔穿孔処理期間の短縮化、省電力化を図り易い。
本発明の請求項2に係るパンチ孔穿孔装置は、上記検出部が、その静止ホームポジションから穿孔完了位置までのパンチ部の変位量からその穿孔完了を検出するから、パンチ部の動作変位量に基づいてパンチ部を速やかに静止ホームポジションで停止させることが容易である。
本発明の請求項3に係るパンチ孔穿孔装置は、上記検出部が、その静止ホームポジションから穿孔完了位置までの期間からその穿孔完了を検出するから、パンチ部の動作期間に基づいてパンチ部を速やかに静止ホームポジションで停止させることが容易である。
本発明の請求項4に係るパンチ孔穿孔装置は、上記モータ制御部が、その検出部が検出情報を検出したと、その直流モータの回転に必要な最低限の駆動電力に減少制御するから、パンチ部を速やかに静止ホームポジションで停止させるとともに、より一層、省電力化を図り易い。
本発明の請求項5に係る後処理装置では、それらパンチ孔穿孔装置を有し、画像データに基づき画像形成されたシート媒体に対し、そのパンチ孔穿孔処理としての後処理をするから、シート媒体に対して一定期間でパンチ処理を行うことが可能で、省電力化も図り易い。
以下、本発明に係るパンチ孔穿孔装置および後処理装置の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、本発明に係るパンチ孔穿孔装置は、画像形成装置とこれに連結された本発明の後処理装置を説明する過程で説明する。
図1は画像形成装置Aおよびこれに後処理装置Bを外部的に連結した画像形成システムを示す概略ブロック図である。
まず、画像形成装置Aの構成を簡単に説明しておく。
画像形成装置Aは、印刷制御部1を中心にして画像読取部3、通信部5、記憶部7、操作パネル部9、印刷部11および入出力インターフェース部13を有し、例えば複合機を構成している。
なお、画像形成装置Aとしてはこれ以外にも種々の構成を有するが、本発明の要部ではないので説明および図示を省略する。
印刷制御部1は、画像読取部3、通信部5、記憶部7、操作パネル部9、印刷部11および入出力インターフェース部13を制御するものであるが、詳細は後述する。
画像読取部3は、例えば図2の画像形成装置Aにおいて、本体ケース15の上部に配置され、印刷制御部1の制御の下、例えば印刷された原稿から画像を光学的に読み込み、フィルタ処理等をして電子的画像データを生成する公知のスキャナー等であり、生成した画像データが原稿の頁毎に記憶部7に順次記憶されるようになっている。画像形成装置Aの内部構成については後述する。
図1に戻って、通信部5は、印刷制御部1の制御の下、ネットワークを介して例えば他の複合機(何れも図示せず。)との間で、画像や文書を含む画像データを所定のプロトコルで受信し、頁毎に記憶部7に順次記憶する機能を有する。
記憶部7は、画像読取部3や通信部5からの画像データ、印刷制御部1の動作プログラムの他、種々の管理データ、動作画面等を格納する読み書き可能な例えばハードディスク(HDD)である。
操作パネル部9は、例えば図2の画像形成装置Aの本体ケース15の上部に配置され、画像形成装置Aの動作状態を表示する液晶形の表示部として機能するとともに、印刷する印刷媒体である用紙をセットする後述する給紙段23a、23bの選択、セットする用紙の厚み情報、印刷の実行又は中止、印刷部数等の指示入力部としての機能の他、後処理装置Bにおけるフィニッシャー機能、例えばパンチ孔穿孔機能の選択指示等を受付ける入力部として機能しており、印刷制御部1によって制御される。
印刷部11は、図2の画像形成装置Aの本体ケース15内に配置され、給紙段23a、23bから用紙を給紙し、給紙し搬送された用紙の片面又は両面に画像データをモノクロ印刷又はカラー印刷して排紙するものである。
入出力インターフェース部13は、印刷制御部1を後処理装置Bに接続するとともに種々の情報の送受信を制御する公知のインターフェース機能を有し、フィニッシャー機能、例えばパンチ孔穿孔指示情報を出力するとともに、その処理結果情報を印刷制御部1に出力する機能を有している。
印刷制御部1は、CPU、このCPUの起動プログラムを格納したメモリ部、インターフェース(いずれも図示せず。)を有し、上述した画像読取部3、通信部5、記憶部7、操作パネル部9、印刷部11および入出力インターフェース部13を制御するとともにその一部を担っている。
印刷制御部1は、給紙段23a、23bから用紙を給紙し、記憶部7の画像データを用紙に印刷して排紙するよう印刷部11を制御する機能を有している。
印刷制御部1は、操作パネル部9から入力指示され又は画像データに含まれたフィニッシャー処理指示(後処理指示情報)、例えばパンチ孔穿孔指示情報、ステープル処理指示情報等の後処理実行情報を入出力インターフェース部13を介して後処理装置Bに出力する他、後処理装置Bを制御する機能を有している。
次に、画像形成装置Aに連結接続された本発明の後処理装置Bを説明する。
後処理装置Bは、図1に示すように、画像形成装置Aの入出力インターフェース部13に接続され、パンチ孔穿孔装置17、ステープル処理装置19および後処理制御部21等を有して構成されている。後処理装置Bは、それら以外の構成も有するが、本発明の要部ではないから説明および図示を省略する。
パンチ孔穿孔装置17は、後処理制御部21の制御の下、画像形成装置Aからのパンチ孔穿孔指示情報に基づき、画像形成装置Aから搬入された用紙にパンチ孔を穿孔するパンチ孔穿孔処理を実行する機能を有し、本発明に係る特徴を有するものである。その詳細な構成は後述する。
ステープル処理装置19は、後処理制御部21の制御の下、画像形成装置Aからのステープル処理指示情報に基づき、画像形成装置Aから搬入された用紙を部毎にピンで止めてステープル処理する機構部である。
後処理制御部21は、CPU、このCPUの動作プログラムを記憶した記憶部(いずれも図示せず。)からなり、印刷制御部1からの後処理指示情報に基づき、それらパンチ孔穿孔装置17およびステープル処理装置19に対しパンチ孔穿孔処理およびステープル処理を実行制御するとともに、パンチ孔穿孔装置17およびステープル処理装置19からの処理結果情報を印刷制御部1に出力する機能を有している。
図2は、上述した画像形成装置Aおよび後処理装置Bの内部構成を示す概略図である。
図2において、画像形成装置Aの本体ケース15の下部には、複数の給紙段23a、23bに加え、これらの給紙段23a、23bから1次給紙された用紙を2次給紙する搬送部に、画像データを転写定着して画像形成する転写定着部25が配置され、上述した印刷部11が配置されている。
反転搬送部27は、片面に画像が転写定着された用紙を両面印刷用に表裏反転させて転写定着部25に戻す機能を有し、印刷部11を形成している。
本体ケース15の側面上部には、印刷部11で印刷された用紙が排紙される排紙口29が形成されている。
本体ケース15の上部には、上述した画像読取部3および操作パネル部9が配置されており、印刷制御部1、通信部5、記憶部7および入出力インターフェース部(図2では入出力I/F部と略す。)13が本体ケース15内部の適当な位置に電子回路を形成して配置されている。
画像形成装置Aに連結された後処理装置Bは、当該後処理装置Bの本体ケース31の上部に、排紙口29に揃う搬入口33を有しており、搬入口33から形成された搬送路には上述したパンチ孔穿孔装置17およびステープル処理装置19が配置されている。
なお、図2中の符号35は搬入口33から搬入された部毎の用紙をステープル処理装置19へ搬送したり、この処理が済んだ用紙を排紙トレイ37へ切換え搬送するレバーである。
次に、本発明に係るパンチ孔穿孔装置17を説明する。
本発明のパンチ孔穿孔装置17は、図1に示すように、直流モータ39、パンチ孔穿孔部41、検出部43およびモータ制御部45を有して形成されている。
直流モータ39は、例えば図3Aに示すように、後処理装置Bの本体ケース31(図3では図示せず。)内の図示しない固定部に固定され、所定の直流駆動電力によって回転駆動される例えばステッピングモータ、直流(DC)ブラシレスモータ等である。
パンチ孔穿孔部41は、例えば図3A、Bに示すように、直流モータ39の回転軸に配置された減速ギア部47と、この減速ギア部47に連結されたカム軸49と、このカム軸49に軸支された1対のカム部51と、このカム部51近傍に配置されたパンチ部53と、パンチ部53が挿通される挿通孔55を有するダイボード部57と、パンチくずを溜めるパンチくず収納部59と、カム部51の静止ホームポジションから変位動作して最下点を通過する時点(パンチ孔穿孔完了した状態)を検出して検出情報を出力する検出部43と、この検出部43が検出情報を検出したとき、直流モータ39に印加する駆動電流を静止ホームポジションに至るまで減少制御するとともに、静止ホームポジションに至るとき、直流モータ39をブレーキ制御するモータ制御部45と、を有している。
すなわち、カム軸49は、直流モータ39の回転数を減速する減速ギア部47に連結されるとともに本体ケース31内の図示しない固定部に回転自在に軸支され、直流モータ39の回転数から減速された回転数で回転駆動される。
1対のカム部51は、各々同じ楕円形状に似たカム形状を有し、カム軸49が偏芯した位置を貫通するようにして互いに間隔を置いて同方向にそのカム軸49に固定され、カム軸49の回転によって回転するようになっており、カム軸49とともにパンチ部53を上下動させる変位動作部を形成している。なお、カム部51は、カム軸49から最も距離のある外縁近傍に貫通形成されたスリット51aを有している。
そのカム部51は、図3Bに示すように、カム軸49から最も距離のある外周が、パンチ部53とは反対側(図中上側)位置に静止するようになっている。この位置を静止ホームポジションとする。
パンチ部53は、図3Bに示すように、カム軸49の外周に当接する円板頭部53aと、この円板頭部53aの下面から一体的に垂下するとともに下端にパンチ刃53bを有する円柱状のパンチロッド53cとを有している。
なお、パンチ部53は、円板頭部53aがカム部51の外周に常に当接するように、図示しない付勢バネによってカム部51方向に付勢されている。
ダイボード部57は、カップ状に形成され、用紙の搬送される搬送路板61に形成された貫通孔61aに挿通孔55を揃えて下方開放状態で配置されて型部を形成し、パンチ部53のパンチロッド53c外径より僅かに大きな内径でパンチ部53が挿通される挿通孔55を有している。
パンチくず収納部59は、ダイボード部57の下部に開口部を嵌めるようにして配置された、パンチくずを溜める容器である。
直流モータ39の回転に伴ってカム軸49が1回転すると、カム軸49に固定された1対のカム部51も1回転するが、楕円形状のカム部51がカム軸49に偏芯位置で固定されているから、カム軸49の外周に円板頭部53aが当接したパンチ部53は、カム部51の回転によって上下動し、パンチロッド53cがダイボード部57の挿通孔55を上方から出入りする。
検出部43は、カム部51の静止ホームポジションから変位動作して最下点を通過する時点(パンチ孔穿孔完了した状態)を検出して検出情報を出力する機能を有しており、例えば図4に示すようになっている。
すなわち、検出部43は、カム軸49から最も距離のある外縁近傍に形成されたスリット51aが最下点(図中下部)に変位した状態の位置において、カム部51を挟んで配置された発光受光素子43a、43bとによって形成され、発光素子43aからの発光光をスリット51aを介して受光素子43bで受光して検出情報を出力する公知の構成を有しており、検出情報をモータ制御部45に出力する。
カム部51には、この静止ホームポジションから変位動作し、再度、当該静止ホームホームポジションに至った状態を検出する別のセンサ部63が配置されている。
このセンサ部63は、例えば図5に示すように、カム部51のスリット51aが最上部に変位した静止ホームポジション状態の位置において、カム部51を挟んで配置された発光受光素子63a、63bとによって形成され、発光素子63aからの発光光をスリット51aを介して受光素子63bで受光して検出情報を出力する公知の構成を有しており、検出情報をモータ制御部45に出力する。
モータ制御部45は、画像形成装置Aの印刷制御部1からパンチ孔穿孔指示情報を受けたとき、カム軸49の1回転分だけ直流モータ39を回転駆動させるとともに、検出部43が検出情報を検出したとき、直流モータ39に印加する駆動電流を静止ホームポジションに至るまで減少制御するとともに、静止ホームポジションに至るとき、直流モータ39をブレーキ制御する機能を有している。
直流モータ39に印加する駆動電流を減少制御する形態としては、直流モータ39の回転に必要な最低限の駆動電流に減少制御し、直流モータ39の回転トルクを最低レベルに低下させる手法があり、直流モータ39をブレーキ制御する形態としては、直流モータ39に具備させた短絡ブレーキ機能、例えば直流モータ39への駆動電流印加端子のショート動作や、一定時間逆転ブレーキ動作が有用である。
上述した図3中の符号65は、用紙を搬送するとともに、ダイボード部57位置で一時的に停止制御する対をなす搬送ローラである。
また、図6は、カム部51の静止ホームポジション位置からの回転開始に伴って直流モータ39に印加する駆動電流の変化を示すものであり、同図Aは、カム部51が1回転して当該静止ホームホームポジションに戻るまで、駆動開始と同じレベルの駆動電流を印加し続ける構成を、同図Bは、パンチ孔穿孔完了によって検出部43が検出情報を検出したとき、直流モータ39に印加する駆動電流を静止ホームポジションに至るまで減少制御した状態を示している。
次に、本発明に係るパンチ孔穿孔装置17の動作を簡単に説明する。
ここでは、パンチ孔穿孔装置17においては、カム部51は、カム軸49から最も距離のある外周がホームポジションに静止しており、画像形成装置Aにおいて、操作パネル部9から印刷動作が指示されて用紙が排紙口29から後処理装置Bに送られるとともに、画像形成装置Aからパンチ孔穿孔指示情報が出力されたとして説明する。
後処理装置B内に搬入された用紙は、搬送ローラ65によって搬送路板61上を搬送されるとともに、所定のパンチ孔穿孔処理位置に至ったとき、ダイボード部57上で一時的に停止制御され、その停止制御を受けてモータ制御部45がカム軸49の1回転分だけ直流モータ39を回転制御する。
直流モータ39の回転駆動力が減速ギア部47で減速されてカム軸49に伝達され、カム軸49の回転によって1対のカム部51が回転を開始する。
楕円形状のカム部51がカム軸49に偏芯位置に固定されているから、カム部51の回転開始に伴い、カム軸49の外周に円板頭部53aが当接したパンチ部53が下方に押圧され、パンチロッド53cが用紙の上からダイボード部57の挿通孔55に圧入され、パンチロッド53c先端のパンチ刃53bが用紙の上方から突き抜けてパンチ孔が形成され、パンチくずがパンチくず収納部59内に落下する。
カム部51が静止ホームポジションから変位動作して最下点を通過すると、検出部43がそれを検出して検出情報をモータ制御部45に出力する。
モータ制御部45は、検出部43が検出情報を検出したとき、直流モータ39に印加する駆動電流を静止ホームポジションに至るまで、直流モータ39の回転に必要な最低限の駆動電流に減少制御し、静止ホームポジションに至ると、センサ部63からの検出情報に基づき、直流モータ39をブレーキ制御する。
その際、パンチ部53は上方向(静止ホームポジション方向)に付勢されているから、カム部51が最下点から再び上昇して静止ホームポジションに戻る過程で、パンチロッド53cがダイボード部57の挿通孔55や用紙から引き抜かれてパンチ孔穿孔処理が終了する。
パンチ孔穿孔処理の終了を受けて、搬送ローラ65が搬送路板61上の用紙を下流側へ搬送開始する。
このように本発明に係るパンチ孔穿孔装置17では、所定の直流駆動電流によって駆動される直流モータ39と、上下動作して用紙にパンチ孔を穿孔するパンチ部53と、その直流モータ39の回転動作によってそのパンチ部53を上下動させるカム軸49およびカム部51やダイボード部57とを有するパンチ孔穿孔部41と、そのパンチ部53が静止ホームポジションから下降動作して穿孔完了位置までの変化量から、そのパンチ孔を穿孔完了した状態を検出して検出情報を出力する検出部43と、そのパンチ部53を下降動作させる駆動電流をその直流モータ39に印加制御し、その検出部43が検出情報を検出したとき、その直流モータ39に印加する駆動電流を静止ホームポジションに至るまで、直流モータ39の回転に必要な最低限の駆動電流に減少制御するとともに、その静止ホームポジションに至るとき、その直流モータ39をブレーキ制御するモータ制御部45とを具備している。
そのため、パンチ部53によってパンチ孔を穿孔完了した後、直流モータ39の回転に必要な最低限の駆動電流を印加して回転トルクを低下させた状態でパンチ部53を静止ホームポジションに戻すから、パンチ処理後のカム部51を速やかに静止ホームポジションで停止させることが容易で、駆動電流も増加しないので、省電力化を図り易い。
上述したパンチ孔穿孔装置17は、検出部43が、パンチ部53の変位位置からパンチ孔が穿孔完了した状態を検出して検出情報を出力する構成であったが、本発明では、パンチ部53が静止ホームポジションから穿孔完了位置まで変位する期間から穿孔完了を検出して検出情報を出力する構成も可能である。
さらに、本発明のパンチ孔穿孔装置17は、直流モータ39の回転に必要な最低限の駆動電流を当該直流モータ39にモータ制御部45が印加制御する構成に限定されず、駆動電流を減少制御する構成であれば、本発明の目的達成が可能である。
そして、本発明のパンチ孔穿孔装置17において、直流モータ39の回転数制御は、駆動電流の増加制御又は減少制御に限定されず、電流や電圧等、直流駆動電力によって可変制御する構成であれば良い。
また、本発明のパンチ孔穿孔装置17において、用紙としては紙用紙に限らず、合成樹脂シート等種々のシート媒体で実施可能である。
さらに、上述したパンチ孔穿孔装置17では、減速ギア部47、カム軸49およびカム部51にてパンチ部53を上下動させる変位動作部を形成したが、本発明においては、それらに限らず、種々の機構によって変位動作部を形成可能であり、上下動に限らずパンチ部53を進退動させる構成であれば本発明の目的達成が可能である。
さらにまた、上述したパンチ孔穿孔装置17を搭載した本発明に係る後処理装置Bも、上述した本発明のパンチ孔穿孔装置17と同様の効果を有する。
なお、本発明のパンチ孔穿孔装置17は、複写機、ファクシミリ機、複合機等の画像形成装置において実施可能である。
本発明に係る後処理装置を画像形成システムとともに示す概略ブロック図である。 図1の画像形成システムの内部構成を示す概略構成図である。 本発明に係るパンチ孔穿孔装置の要部を示す要部斜視図および要部断面図(一部側面で示す。)である。 本発明に係るパンチ孔穿孔装置の要部を示す要部側面図および要部断面図(b−b間断面)である。 本発明に係るパンチ孔穿孔装置の要部を示す要部断面図(図4中のV−V間断面)である。 本発明に係るパンチ孔穿孔装置の動作を説明する図である。
符号の説明
1 印刷制御部
3 画像読取部
5 通信部
7 記憶部
9 操作パネル部(表示部、入力部)
11 印刷部
13 入出力インターフェース部
15、31 本体ケース
17 パンチ孔穿孔装置
19 ステープル処理装置
21 後処理制御部
23a、23b 給紙段
25 転写定着部
27 反転搬送部
29 排紙口
33 搬入口
35 レバー
37 排紙トレイ
39 直流モータ
41 パンチ孔穿孔部
43 検出部
43a 発光素子
43b 受光素子
45 モータ制御部
47 減速ギア部(変位動作部)
49 カム軸(変位動作部)
51 カム部(変位動作部)
51a スリット
53 パンチ部
53a 円板頭部
53b パンチ刃
53c パンチロッド
55 挿通孔
57 ダイボード部
59 パンチくず収納部
61 搬送路板
61a 貫通孔
63 センサ部
63a 発光素子
63b 受光素子
65 搬送ローラ
A 画像形成装置
B 後処理装置

Claims (5)

  1. 所定の直流駆動電力によって駆動される直流モータと、
    進退動作してシート媒体にパンチ孔を穿孔するパンチ部と、前記モータの回転動作によって前記パンチ部を進退動作させる変位動作部とを有するパンチ孔穿孔部と、
    前記パンチ部が静止ホームポジションから前進動作して前記パンチ孔を穿孔完了した状態を検出して検出情報を出力する検出部と、
    前記パンチ部を前記前進動作させる駆動電力を前記直流モータに印加制御し、前記検出部が前記検出情報を検出したとき、前記直流モータに印加する前記駆動電力を前記静止ホームポジションに至るまで減少制御するとともに、前記静止ホームポジションに至るとき、前記直流モータをブレーキ制御するモータ制御部と、
    を具備することを特徴とするパンチ孔穿孔装置。
  2. 前記検出部は、前記静止ホームポジションから前記穿孔完了位置までの前記パンチ部の変位量から前記穿孔完了を検出する請求項1記載のパンチ孔穿孔装置。
  3. 前記検出部は、前記静止ホームポジションから前記穿孔完了位置までの期間から前記穿孔完了を検出する請求項1記載のパンチ孔穿孔装置。
  4. 前記モータ制御部は、前記検出部が前記検出情報を検出したとき、前記直流モータの回転に必要な最低限の前記駆動電力に減少制御する請求項1〜3いずれか1記載のパンチ孔穿孔装置。
  5. 前記請求項1〜4いずれか1記載のパンチ孔穿孔装置を有し、画像データに基づき画像形成された前記シート媒体に対し、前記パンチ孔穿孔処理としての後処理をすることを特徴とする後処理装置。
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US11982969B2 (en) 2020-11-06 2024-05-14 Canon Kabushiki Kaisha Post-processing apparatus

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