JP2003212424A - 用紙処理装置および画像形成システム - Google Patents

用紙処理装置および画像形成システム

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JP2003212424A
JP2003212424A JP2002017492A JP2002017492A JP2003212424A JP 2003212424 A JP2003212424 A JP 2003212424A JP 2002017492 A JP2002017492 A JP 2002017492A JP 2002017492 A JP2002017492 A JP 2002017492A JP 2003212424 A JP2003212424 A JP 2003212424A
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Japan
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sheet
punching
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processing apparatus
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JP2002017492A
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English (en)
Inventor
Hiromoto Saito
広元 齊藤
Junichi Iida
淳一 飯田
Hideya Nagasako
秀也 永迫
Hiroki Okada
浩樹 岡田
Nobuyasu Suzuki
伸宜 鈴木
Masahiro Tamura
政博 田村
Kenji Yamada
健次 山田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助部材を有さずに用紙端部がパンチ穴に引
っ掛かるのを確実に防止できる用紙処理装置を提供す
る。 【解決手段】 スキュー補正ローラ対1によって搬送さ
れてきた用紙Pに穿孔する穿孔ユニット4が用紙Pの搬
送方向と直交する方向に移動可能であり、用紙Pの搬送
方向と平行な端部を検知する横レジスト検知ユニット3
と、横レジスト検知ユニット3からの検知情報に基づい
て穿孔ユニット4を搬送方向と直交する方向に移動させ
る第2のステッピングモータ23と、前記移動手段を駆
動制御するCPU360とを備えた用紙処理装置におい
て、前記穿孔ユニット4のホームポジションPH1を用
紙Pの先端縁部が穿孔ユニット4のパンチ穴の部分を通
過しない位置に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリなどの画像形成装置と一体もしくは付
設され、あるいは別体に設けられ、画像形成装置から排
出された記録媒体(用紙)に対して所定の処理を施す用
紙処理装置および前記用紙処理装置と前記画像形成装置
とからなる画像形成システムに係り、特に穿孔手段に特
徴のある用紙処理装置および画像形成システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置から搬送されてくる用紙に
穴を穿孔する手段として、用紙1枚ずつ穿孔する穿孔手
段が現在、用紙後処理装置で使用されている。この形式
の穿孔手段は搬送されてくる用紙に1枚ずつ穿孔するた
め、穿孔に要する負荷が軽減され、用紙の搬送速度を低
下させることなく穿孔できることから生産性の面で有利
となっている。また、穿孔された用紙を束ねた際の揃え
精度を向上させることを目的として、搬送されてくる用
紙に対して穿孔手段を用紙の搬送方向と直交する方向へ
移動可能な構成とした穿孔手段も提供されている。
【0003】一方、穿孔の形式としては、一般的に北米
で使用されている3穴パンチ(以下、北米3穴パンチと
称する)や欧州で使用されている4穴パンチ(以下、欧
州4穴パンチと称する)が知られている。北米3穴パン
チは、穴径が8mmで、穴ピッチが108mmとなって
いる。また、欧州4穴パンチは、穴径が6.5mmで、
穴ピッチは、用紙中心からそれぞれ40mmの場所に内
側2つの穴が、そしてそれら内側の穴からそれぞれ80
mmの場所に外側2つの穴が位置するように設定されて
いる。このように穴位置や穴径が異なるパンチにも対応
する穿孔手段も多数提供されている。
【0004】用紙後処理装置の穿孔手段に北米3穴パン
チを用い、前述のように移動可能にした場合、穿孔手段
のホームポジションを用紙に対してパンチ穴を形成する
位置、すなわちパンチ中心と用紙の搬送方向中心が一致
する位置に設定すると、北米で広く使用されているLT
(レター)サイズ(8.5インチ×11インチ)の用紙
を縦向き、すなわち用紙の長手方向と搬送方向が平行の
形で搬送した場合、用紙の側端部が3つの穴の内の外側
に位置する2つの穴の上を通過することになるので、側
端部がこれら穴に引っ掛かって、ジャムや耳折れが多々
発生する。同様に、欧州4穴パンチを用いた穿孔手段の
場合においても、穿孔手段のホームポジションが用紙に
対してパンチ穴を形成する位置に設定されていると、欧
州でよく使用されているB4サイズの用紙を縦向き、す
なわち用紙の長手方向と搬送方向が平行の形で搬送した
場合、用紙の側端部が外側に位置する穴の上を通過する
ことになるので、側端部が引っ掛かってジャムや耳折れ
が発生することがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記不具合の対応策と
して、引っ掛かる穴の近傍にマイラなどのシートによっ
て用紙端部をガイドする策があるが、用紙の状態(曲率
の小さいカールがある場合等)によっては、ジャムや耳
折れが発生してしまい、完全に上記不具合を解消するに
は至っていない。
【0006】本発明はこのような従来技術の実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、穿孔手段を用紙の搬送
方向と直行する方向へ移動可能な穿孔手段を備えた用紙
処理装置において、マイラなどの補助部材を有さずに用
紙端部がパンチ穴に引っ掛かるのを確実に防止できる用
紙処理装置および画像形成システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段は、用紙を搬送する用紙搬送手段と、前
記用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿孔手
段と、前記穿孔手段を待機位置と穿孔位置との間で移動
させる移動手段とを備えた用紙処理装置において、前記
待機位置が複数設定され、前記用紙搬送方向と平行な用
紙の端縁と重ならない位置が前記複数の待機位置から前
記用紙のサイズに応じて選択されることを特徴とする。
この第1の手段によれば、用紙の端縁の先端部(先端角
部)が穿孔手段の穴に引っ掛かることがなくなり、ジャ
ムや耳折れが発生することはない。
【0008】第2の手段は、第1の手段において、前記
移動手段が前記穿孔手段を用紙搬送方向と直交する方向
に移動させることを特徴とする。
【0009】第3の手段は、第1または第2の手段にお
いて、前記移動手段を制御する制御手段をさらに備え、
前記穿孔手段の待機時には、前記制御手段により前記端
縁と重ならない待機位置に前記穿孔手段を移動させるこ
とを特徴とする。
【0010】これら第2または第3の手段によれば、穿
孔対象となる用紙はサイズも多様であり、1つのサイズ
の用紙に対応できたとしても他の用紙サイズには対応で
きない場合がある。そこで、制御手段により穿孔する用
紙サイズに応じて複数設定された待機位置から用紙の端
縁の先端部(先端角部)が穿孔手段の穴に引っ掛かるこ
とない待機位置を選択し、移動させる。これにより前記
穴が原因となって用紙ジャムが発生したり耳折れが発生
することがなくなる。
【0011】第4の手段は、第3の手段において、前記
穿孔手段には、穿孔位置と穿孔数が異なる複数の穿孔機
構が設定され、前記制御手段は、前記穿孔機構の種類と
用紙サイズに応じて前記待機位置に移動させることを特
徴とする。
【0012】第5の手段は、第4の手段において、前記
穿孔機構が3穴パンチあるいは4穴パンチであることを
特徴とする。
【0013】これらの第4または第5の手段によれば、
穿孔機構の種類の相違や用紙サイズに対応して待機位置
を選択するので、穿孔機構の種類の相違や用紙サイズの
相違にかかわらず用紙の端縁の先端部(先端角部)が穿
孔手段の穴に引っ掛かることを防止することができる。
【0014】第6の手段は、第1ないし第5の手段に係
る用紙処理装置と、入力される画像情報に応じて記録媒
体に可視画像を形成する画像形成手段および前記画像形
成手段によって画像形成された記録媒体を前記用紙処理
装置に搬送する搬送手段を有する画像形成装置とから画
像形成システムを構成したことを特徴とする。この第6
の手段によれば、穿孔機構の種類の相違や用紙サイズの
相違にかかわらず用紙の端縁の先端部(先端角部)が穿
孔手段の穴に引っ掛かることがなく、効率的に処理可能
な画像形成システムとすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0016】図1は、画像形成装置から搬送されてくる
用紙を受け取って穿孔するための穿孔装置を備えた用紙
処理装置としての用紙後処理装置の全体的な構成を示す
概略構成図である。図1は用紙後処理装置内部に穿孔装
置が組み込まれた例である。
【0017】図1において用紙後処理装置FRは、穿孔
ユニット4と、水平搬送路H1と、上搬送路H2と、下
搬送路H3と、スティプル処理トレイ12と、上下2つ
の排紙トレイ9a,9bとから基本的に構成されてい
る。水平搬送路H1には、上搬送路H2に搬送経路を切
り換えるための第1の分岐爪H2tと、下搬送路H3に
搬送経路を切り換えるための第2の分岐爪H3tとが設
けられている。下搬送路H2には、スティプル処理トレ
イ12が設けられ、ステイプル処理トレイ12の下端部
には、スティプラ13が備えられ、スティプル処理トレ
イ12に集積され、揃えられた用紙束の後端部にスティ
プル処理を行うことができるようになっている。下搬送
路H3にはまた、用紙の待機経路が設けられ、画像形成
装置PRから先に送られてきた用紙を一時待機させ、次
に送られてきた用紙と重ねてスティプル処理トレイ12
側に搬送することができるようになっている。スティプ
ル処理された用紙束は、スティプル処理トレイ12から
放出爪を介し、放出ベルトと放出ローラ8によって下排
紙トレイ9bに排紙される。
【0018】上排紙トレイ9aはプルーフトレイとも称
され、何の処理も行わない用紙を排紙するときに使用さ
れる。なお、上排紙トレイ9aには、水平搬送路H1に
設けられた前記第1の分岐爪H2tを下側(図示時計方
向)に回動させ、上搬送路H2側を開放することにより
搬送される。
【0019】下排紙トレイ9bはシフトトレイとしても
機能し、ソートやスタックを行う際に部ごとに区分けす
ることができる。この区分けは、部ごとに下排紙トレイ
9を用紙搬送方向を直交する方向に所定量移動させ、前
の部と後の部が前記所定量ずつずれるように往復動させ
ることにより行われる。この場合には、前記第1および
第2の分岐爪H3tを回動させて水平搬送路H1を下排
紙トレイ9bへの排紙口まで開放する。なお、下排紙ト
レイ9bは用紙あるいは用紙束が排紙され、積載量が増
加するにつれ、下方に移動する。この移動は下排紙トレ
イ9bに積載された最上位の用紙の表面位置を検知する
用紙検知センサの検出出力に基づいて行われる。
【0020】画像形成装置PRは、入力された画像情報
あるいは自身がスキャナによって読み取った画像情報に
基づいて記録媒体(用紙)に可視画像を形成するもの
で、例えば前記画像情報を書き込み可能な画像情報に変
換するなどの所定の画像処理を実行する画像処理装置
と、前記変換された書き込み可能な画像情報に基づいて
画像を感光体に書き込む例えば光書き込み装置と、光書
き込み装置によって感光体表面に書き込まれた潜像をト
ナー現像する現像装置と、現像された可視画像(トナー
像)を記録媒体たる用紙に転写する転写装置と、転写装
置によって転写された用紙を感光体から分離する分離装
置と、分離装置によって分離された用紙の表面に転写さ
れたトナー像を定着する定着装置と、前記感光体上に残
留したトナーを剥離するクリーナと、感光体表面に残留
した電位を除電する除電装置とからなる、いわゆる電子
写真方式の画像形成装置である。電子写真方式の画像形
成装置自体は、公知なので、ここでの詳細な説明と図示
は省略する。なお、画像形成装置はこのほかにインクジ
ェット方式やインクリボン方式、活版印刷など公知のも
のが全て使用可能である。
【0021】次に、図3ないし図5により穿孔ユニット
の構成を説明する。図3は本発明の実施の形態に係る横
レジスト検知ユニットと穿孔ユニットの全体構成を示す
概略構成図、図4は横レジスト検知ユニットによる用紙
端部検知動作を示す説明図、図5は穿孔ユニットの穿孔
位置調整および孔あけ動作を説明する説明図である。な
お、図4は前記横レジスト検知ユニット3の側面図、図
5は穿孔ユニット4の側面図である。
【0022】前記水平搬送路H1の最上流側には図3に
示すように用紙後処理装置FRの入口ローラ対として機
能するスキュー補正ローラ対1、入口センサ2、横レジ
スト検知ユニット3、穿孔ユニット4、およびホッパ5
が設けられている。横レジスト検知ユニット3は、穿孔
ユニット4の用紙搬送方向上流側に設けられ、横レジス
ト検知ユニット3のさらに用紙搬送方向上流側には、パ
ンチ下ガイド20、パンチ上ガイド21が設けられ、横
レジスト検知ユニット3には、用紙搬送方向と平行な端
部位置を検出する用紙端部検知センサ14が設けられて
いる。
【0023】穿孔ユニット4は、パンチ刃15、パンチ
刃15の上端部に一体に設けられたホルダ37、ホルダ
37内に挿入され、軸16に偏心して係合しているカム
38、クラッチ17を介して前記パンチ刃15を駆動す
るモータ18、前記パンチ刃15を用紙搬送方向と直交
する方向に移動させる第2のステッピングモータ23、
タイミングベルト24、ギア/プーリ36、ラック1
9、固定上ガイド33および固定下ガイド35からな
る。用紙端部検知センサ14の図4の矢印左方向の移動
に伴って移動する上ガイド26は固定されている固定上
ガイド33と、また、下ガイド31は固定されている固
定下ガイド35とオーバーラップしながら用紙ガイドを
構成している。
【0024】大略前述のように構成された用紙後処理装
置FRでは、まず、画像形成装置PRから搬送されてき
た用紙の先端は停止しているスキュー補正ローラ対1の
ニップに突き当てられる。一定時間、突き当てられ用紙
が適正量撓んだ後に、スキュー補正ローラ対1を回転さ
せ用紙の搬送を再開させる。スキュー補正ローラ対1の
停止時間と回転開始タイミングは、入口センサ2で行う
用紙先端検知をトリガーにして行う。スキュー補正ロー
ラ1によってスキュー補正された用紙は、次に横レジス
ト検知ユニット3を通過し、その後、穿孔ユニット4を
通過する。
【0025】横レジスト検知ユニット3に搬送されてき
た用紙の搬送方向と平行な端部位置を検知する用紙端部
検知センサ14は搬送方向と直交する方向(図4におい
て図示左方向)に移動可能に構成されている。図4から
分かるように用紙端部検知センサ14は用紙ガイド25
に装着されており、用紙ガイド25はホルダ28に装着
されている。ホルダ28は軸27を摺動しながら用紙搬
送方向と直交する方向(図示左右方向)に移動する。ホ
ルダ28にはタイミングベルト32が係合しており、タ
イミングベルト32は、第1のステッピングモータ30
の駆動プーリ30aと従動プーリ34間に張架され、第
1のステッピングモータ30の回転によってタイミング
ベルト32が前記両プーリ間30,34を回転移動する
ことによって、ホルダ28、用紙ガイド25および用紙
端部検知センサ14を用紙搬送方向と直交する方向に往
復動させることができる。また、用紙端部検知センサ1
4のホームポジション(待機位置)HPは、ホルダ28
の形状の一部をホームポジションセンサ29によって検
知することにより決定される。用紙端部検知センサ14
はこの待機位置で待機し、第1のステッピングモータ3
0を駆動源として前記タイミングベルト32の回転に応
じて軸27に沿って摺動し、用紙搬送方向と平行な用紙
端部S1を検知するために図示左方向に移動する。
【0026】ここで、図6により用紙搬送方向のズレを
検知するときの状態を説明する。図6は横レジストと検
知ユニットの用紙端部検知動作を示す説明図である。い
ま、第1のステッピングモータ30の1パルス当たりの
用紙端部検知センサ14の移動量をaとする。その時
に、例えば、搬送されてくる用紙Sに横レジストズレが
なく理想的な位置に搬送されてきたとすると、その用紙
Sの搬送方向と平行な端部SEを検知するまでの用紙端
部検知センサ14の待機位置HPからの移動量wを10
aとする。実際に、搬送されてきた用紙Sの搬送方向と
平行な端部を検知するまでのセンサ14の移動量が11
aとなった場合、 11a−10a=1a ・・・(1) 分の距離の横レジズレが発生していることになる。した
がって、この1a分のズレ量を補正するように穿孔ユニ
ット4を用紙搬送方向と直交する方向(図5矢印左方
向)に移動させる必要がある。
【0027】一方、前述のような各部によって構成され
ている穿孔ユニット4によって穿孔する場合、以下のよ
うにして穿孔動作は行われる。
【0028】まず、穿孔ユニット4のパンチ刃15の上
下動、すなわち、用紙Sに穿孔するための動作はモータ
18からの駆動によって行われる。その際、モータ18
から1回転クラッチ17を介して軸16を1回転させ
る。1回転クラッチ17をONさせるのは、搬送されて
きた用紙後端が入口センサ2を通過して一定時間経過後
に行われる。軸16が回転すると、軸16に偏心して係
合しているカム38が回転して、ホルダ37を上下動
(図5矢印方向)させる。このホルダ37の上下動によ
ってパンチ刃15が上下動し、この下方向の移動時に用
紙S上にパンチ孔を穿孔する。
【0029】なお、この実施形態における穿孔ユニット
4は、用紙の搬送を一旦停止させて、パンチ孔を穿孔す
るプレスパンチ方式について説明しているが、本実施形
態では、パンチ刃とダイを回転体に設けて、その回転に
よってパンチ刃とダイをあわせて用紙を搬送させながら
パンチ孔を穿孔するロータリーパンチにも適用できる。
【0030】このようにして穿孔する場合、穿孔ユニッ
ト4を前述のズレに応じて用紙搬送方向と直交する方向
(図5左右方向)に移動させ、位置決めする必要があ
る。移動は、前述の第2のステッピングモータ23を駆
動源として行われ、第2のステッピングモータ23の駆
動プーリ23aからタイミングベルト24を介してギヤ
/プーリ36に伝達して回転させる。ギヤ/プーリ36
のギヤにはラック19が噛み合っており、ギヤ/プーリ
36の回転によってラック19が図5の左右矢印方向に
移動する。ラック19は固定下ガイド35に装着されて
おり、穿孔するための前記パンチ刃15、パンチ上ガイ
ド20、軸16、カム38、ホルダ37、クラッチ1
7、モータ18等の各構成要素(以下、穿孔構成要素と
称す)は全て前記固定上ガイド33に装着され、固定上
ガイド33は固定下ガイド35と結合されているので、
ラック19の移動によって前記穿孔構成要素が全て用紙
搬送方向と直交する方向に移動する。
【0031】ここで、穿孔ユニット4を北米3穴パンチ
で構成した場合(以下、北米3穴ユニットと称する)に
ついて図7により説明する。図7は北米3穴ユニットの
パンチ穴を説明するための図で、(a)はパンチ穴の位
置関係を示しており、(b)は外側に位置するパンチ穴
と用紙サイズとの位置関係を示している。北米3穴ユニ
ットは、図7の(a)に示すように、用紙Sの搬送方向
に直交する側縁部から9.5mmの距離aの所に直径が
8mmの3つのパンチ穴が穴ピッチが108mmの間隔
をおいて穿孔されるようになっている。そして、搬送さ
れてくる用紙に対して穿孔ユニット4が用紙の搬送方向
と直行する方向へ移動可能な構成とした場合、LTサイ
ズの用紙を縦向き、すなわち用紙の長手方向と搬送方向
が平行の形で搬送した場合、用紙の先端縁部が外側の穴
P1(3つの穴の内の外側の穴2つ)の上を通過するこ
とになる。このことは、長手方向に直交する幅が同じの
LGサイズの用紙についても言える。なお、以下の説明
ではLTサイズを例にとって説明する。
【0032】この場合、LTサイズの用紙がカールして
いると、固定上ガイド33や固定下ガイド35に形成さ
れた3つの穴の内の外側の穴に引っ掛かることがある。
これを図8により説明する。図8はカールしている用紙
が固定上ガイドあるいは下ガイドの穴に引っ掛かる様子
を示す図で、(a)は用紙が下向きにカールしている場
合を、(b)は用紙が上向きにカールしている場合を示
している。すなわち、搬送されてきたLTサイズの用紙
Sが図8の(a)に示すように、下向きにカールしてい
ると、外側の穴P1に対応する固定下ガイド35の穴3
5aに用紙Sの先端縁部が引っ掛かり、ジャムや耳折れ
の原因を作ってしまう。また、図8の(b)に示すよう
に、用紙Sが上向きにカールしていると、その角部が固
定上ガイド33の穴33aに引っ掛かってっしまい、同
じくジャムや耳折れの原因をつくってしまう。
【0033】そこで、この実施の形態では、穿孔ユニッ
ト4のホームポジションを図9に示すように設定してい
る。図9は外側に位置するパンチ穴とホームポジション
時のパンチ穴の位置と用紙サイズとの位置関係を示して
いる。すなわち、用紙の搬送方向と直行する方向へ穿孔
ユニット4を移動させたときに位置する2点鎖線で示す
穴(図7においては実線で示す位置)の位置から、実線
で穴を示すように、矢印の方向に所定距離α(10mm
程度)だけ外側にオフセットさせた第1ポジションPH
1をホームポジションとすることにより、LTサイズの
用紙端部がパンチ穴の上を通過しない構成とすることが
でき、ジャムや耳折れの発生を防止することができる。
なお、具体的な一例としては、第1ポジションPH1に
おけるαを10mmに設定している。
【0034】一方、穿孔ユニット4は、前述したように
北米3穴ユニット以外に、図10に示すような欧州4穴
パンチで構成した穿孔ユニット(以下、欧州4穴ユニッ
トと称する)が用いられることもある。図10は欧州4
穴ユニットのパンチ穴を説明するための図で、(a)は
パンチ穴の位置関係を示しており、(b)は外側に位置
するパンチ穴と用紙サイズとの位置関係を示している。
欧州4穴ユニットは、図10の(a)に示すように、用
紙Sの搬送方向に直交する側縁部から12mmの距離a
の所に直径が6.5mmの4つのパンチ穴が穿孔され
る。この穴ピッチは、内側の2つの穴ピッチが搬送/用
紙方向中心から40mmの距離bを、外側2つの穴ピッ
チは、内側のパンチ穴から80mmの距離cをそれぞれ
おいており、外側2つのパンチ穴の穴ピッチの距離dは
240mm、搬送/用紙方向中心からは120mmとな
っている。したがって、搬送されてくる用紙に対して穿
孔ユニット4が用紙の搬送方向と直交する方向へ移動可
能な構成とした場合、図10の(b)に2点鎖線で示す
穴のように、外側のパンチ穴のオフセットした待機位置
を、北米3穴ユニットと同様に所定距離α=10mm程
度外側にずらすように設定すると、B4サイズの用紙を
縦向き、すなわち用紙の長手方向と搬送方向が平行の形
で搬送した場合には、用紙端部が外側に位置する2点鎖
線で示す穴の上を通過することになる。
【0035】そこで、欧州4穴ユニットの場合は、北米
3穴ユニットの場合とは逆方向へ所定距離β(2〜3m
m程度)だけ内側にずらした第2ポジションPH2をホ
ームポジションとして設定する。これにより、穿孔ユニ
ット4をホームポジションに位置させても、B4サイズ
の用紙の端部が穴の上を通過することはない。このよう
に、本発明においては、穿孔ユニットの形式によって、
ホームポジションを変えるようにしている。具体的な一
例としては、欧州4穴ユニットの場合は第2ポジション
PH2におけるβを2.5mmに設定している。
【0036】次に図11により制御回路の構成を説明す
る。図11は本実施形態に係る用紙後処理装置FRと画
像形成装置PRとからなる画像形成システムの制御構成
を示すブロック図である。用紙後処理装置FR内の各セ
ンサ及びスイッチなどからの信号がI/Oインターフェ
イス370を介してCPU360へ入力される。CPU
360は、画像形成装置PRや各センサスイッチから入
力された信号に応じて、第1及び第2分岐爪H2t、H
3tなどを駆動するための複数のCDソレノイド、下排
紙トレイ9bなどの移動を行うため複数のDCモータ、
スキュー補正ローラ対1や搬送コロ対6などを駆動する
複数のステッピングモータなどの駆動を制御する。CP
U300はまた、I/Oインターフェイス370を介し
て、スティプラ13などを駆動させる複数のステッピン
グモータの駆動も制御する。 CPU300はさらに、
穿孔ユニット4にも接続され、入り口センサ2や用紙端
部検知センサ14などの各センサスイッチ306からの
信号により、クラッチ17やモータ18などの駆動も制
御している。また、図示していないが第1および第2の
ステッピングモータ30,23の駆動も制御している。
【0037】ここで、第2のステッピングモータ23の
1パルス当たりの前記穿孔構成要素の移動量をbとする
と、前述したように横レジスト検知ユニット3の第1の
ステッピングモータ30の1パルスの用紙端部検知セン
サ14の移動量aと上記移動量bとの関係が整数倍(例
えば2倍)に近似していると、 a=2×b ・・・(2) となる。前述の(1)式のように用紙Sの横レジストが
1a分ずれていたとした場合、センサ14の1パルス分
の移動距離がaなので1パルスの横レジストのズレが生
じていることになる。したがって、穿孔構成要素の移動
のためには第2のステッピングモータ23に1a分の距
離のパルスを入力する必要がある。1パルスの移動距離
の関係が、前述の(2)式の関係にあるので、第2のス
テッピングモータ23に入力するパルス数は用紙端部検
知センサ14から算出されたズレ量分のパルス数の2倍
になる。
【0038】すなわち、用紙端部検知センサ14からの
端部位置情報をパルスとして認識し、それを図11の制
御回路のCPU360によって用紙幅サイズ情報と比較
し、その用紙の横レジストのズレ量を算出し、その算出
結果をパルスとして第2のステッピングモータ23に入
力して穿孔構成要素を移動させる。その時、第2のステ
ッピングモータ23に入力するパルス数が前記(2)式
から求められるので、パルスで移動させる誤差が少なく
なり、穿孔位置精度が向上する。また、ズレ量に関係な
く、常に穿孔する構成ユニットを移動させる第2のステ
ッピングモータ23に入力するパルス数は、前記(2)
式で式化されているため、ソフトウェア制御も簡単にな
る。
【0039】すなわち、この実施形態では、図4の用紙
端部検知センサ14からの端部位置情報をパルスにて認
識し、それをCPU360で用紙幅サイズ情報との比較
によりその用紙の横レジストのズレ量を算出して、その
算出結果をパルスにて第2のステッピングモータ23に
入力して、穿孔ユニット4を移動させる。その時、第2
のステッピングモータ23に入力するパルス数がα+a
(a=2×b:移動量の関係式)から求められるので、
パルスで移動させる誤差が少なくなり、穴位置精度が向
上する。また、ズレ量に関係なく、常に穿孔ユニット4
を移動させる第2のステッピングモータ23に入力する
パルス数は、前記のα+aで式化されているためソフト
制御も簡単にできる。
【0040】図12は穿孔ユニットのホームポジション
位置設定のイニシャル動作の処理手順を示すフローチャ
ートである。この処理では、まず最初に穿孔ユニット4
が北米3穴または北米3穴を含んだ切替式パンチユニッ
トであるタイプ1か、欧州4穴または欧州4穴を含んだ
切替式穿孔ユニットであるタイプ2であるかをチェック
する(ステップ1201)。タイプ1の場合は穿孔ユニ
ット4を移動させる第2のステッピングモータ23をオ
ンし(ステップ1202)、ホームポジションが図9に
示す第1ポジションPH1に設定されているかをチェッ
クする(ステップ1203)。第1ポジションPH1に
設定されている場合は、第2のステッピングモータ23
をオフにする(ステップ1204)。一方、タイプ2の
場合も、タイプ1と同様に、穿孔ユニット4を移動させ
る第2のステッピングモータ23をオンし(ステップ1
205)、ホームポジションが図10の(b)に示す第
2ポジションPH2に設定されているかをチェックし
(ステップ1206)、第2ポジションPH2に設定さ
れている場合は、第2のステッピングモータ23をオフ
にする(ステップ1207)。
【0041】図13はパンチ穴退避位置への移動の処理
手順を示すフローチャートである。前述の図12のよう
にしてホームポジションが設定されると、図13のフロ
ーチャートの処理に移行し、画像形成装置PRから用紙
が用紙後処理装置FRに進入してきたか否かを入口セン
サ2により検知し(ステップ1301)、用紙の進入が
確認された場合にはパンチ駆動モータであるモータ18
をオンする(ステップ1302)。そして、入口センサ
2により用紙先端が通過したときからの時間計測によっ
て用紙先端が固定上ガイド33および固定下ガイド35
のパンチ穴33a,35aを通過する時間が経過したか
をチェックし(ステップ1303)、経過した場合は第
2のステッピングモータ23をオンして穿孔ユニット4
を穿孔位置に移動させる(ステップ1304)。次い
で、穿孔ユニット4が穿孔位置に位置したか否をチェッ
クし(ステップ1305)、穿孔位置に位置した場合は
第2のステッピングモータ23をオフにする(ステップ
1306)。第2のステッピングモータ23をオフした
後は用紙の停止を確認し(ステップ1307)、停止が
確認された場合は1回転クラッチ17をONさせて用紙
にパンチ孔を穿孔する(ステップ1308)。穿孔後、
一定時間が経過したかをチェックし(ステップ130
9)、一定時間の経過が確認された場合は第2のステッ
ピングモータ23を再びオンし、穿孔ユニット4をホー
ムポジションに位置させる(ステップ1310)。ホー
ムポジションに位置したか否かをチェックし(ステップ
1311)、確認できたら第2のステッピングモータ2
3をオフにする(ステップ1312)。その後、次の用
紙の進入をチェックし(ステップ1313)、進入が確
認されたらステップ1303に戻す。次の用紙が確認で
きないときは穿孔処理の作業が終了したとしてモータ1
8をオフする(ステップ1314)。
【0042】また、第1および第2の分岐爪H2t,H
3tにより用紙Sを下搬送路H3に搬入し、搬送コロ対
10を経てスティプル排紙コロ対11からスティプルト
レイ12に排紙した後、整合し、スティプルトレイ12
内部で整合された状態でスタックされた用紙束をスティ
プラ13で綴じるスティプルモードで綴じ処理を行うと
いうように、いろいろな後処理が施される。なお排紙す
る場合には、第1の分岐爪H2tの切換によって通常上
排紙トレイ9aに用紙Sは排紙される。また、穿孔され
た用紙Sのパンチ屑は図3及び図5のホッパ5の内部に
収容される。
【0043】なお、図2は画像形成装置から用紙後処理
装置に至る経路に、すなわち用紙後処理装置の用紙搬送
方向上流側に穿孔装置を設けた例である。この変形例で
は、図3ないし図5に示した用紙端部検知ユニット3と
穿孔ユニット4が画像形成装置PRと用紙後処理装置F
Rの間に別体に設けられ、1つのシステムを構成し手い
る。このシステムは、用紙後処理装置FRの水平搬送路
H1の用紙搬送方向最上流に入口ローラH1aを設けた
点を除けば、全て図1の画像形成装置PRと同一であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、穿孔手
段の待機位置が、用紙搬送方向と平行な用紙の端縁と重
ならない位置に設定されているので、待機位置で待機し
ているときに用紙の先端縁部が穿孔手段のパンチ穴に引
っ掛かりジャムや耳折れが発生するのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る用紙処理装置としての
用紙後処理装置を全体的に示す概略構成図である。
【図2】図1の実施の形態の変形例に係る用紙処理装置
としての用紙後処理装置の全体的な構成を示す概略構成
図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る横レジスト検知ユニ
ットと穿孔ユニットの全体構成を示す概略構成図であ
る。
【図4】横レジスト検知ユニットによる用紙端部検知動
作を示す説明図である。
【図5】穿孔ユニットの穿孔位置調整および孔あけ動作
を説明する説明図である。
【図6】横レジと検知ユニットの用紙端部検知動作を示
す説明図である。
【図7】北米3穴ユニットのパンチ穴を説明するための
図で、(a)はパンチ穴の位置関係を示しており、
(b)は外側に位置するパンチ穴と用紙サイズとの位置
関係を示している。
【図8】カールしている用紙が固定上あるいは下ガイド
の穴に引っ掛かる様子を示す図で、(a)は用紙が下向
きにカールしている場合を、(b)は用紙が上向きにカ
ールしている場合を示している。
【図9】外側に位置するパンチ穴とホームポジション時
のパンチ穴の位置と用紙サイズとの位置関係を示してい
る。
【図10】欧州4穴ユニットのパンチ穴を説明するため
の図で、(a)はパンチ穴の位置関係を示しており、
(b)は外側に位置するパンチ穴と用紙サイズとの位置
関係を示している。
【図11】本発明の実施の形態に係る用紙処理装置の制
御回路の構成を示すブロック図である。
【図12】穿孔ユニットのホームポジションのイニシャ
ル動作を説明するフローチャートである。
【図13】穿孔動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 スキュー補正ローラ対 2 入口センサ 3 横レジスト検知ユニット 4 穿孔ユニット 5 ホッパ 14 用紙端部検知センサ 15 パンチ刃 23 ステッピングモータ(第2の駆動手段) S 用紙 HP1,HP2 ホームポジション(待機位置) FR 用紙後処理装置 PR 画像形成装置
フロントページの続き (72)発明者 永迫 秀也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岡田 浩樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 伸宜 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田村 政博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山田 健次 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 3F108 GA01 GB07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を搬送する用紙搬送手段と、 前記用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿孔
    手段と、 前記穿孔手段を待機位置と穿孔位置との間で移動させる
    移動手段と、を備えた用紙処理装置において、 前記待機位置が複数設定され、前記用紙搬送方向と平行
    な用紙の端縁と重ならない位置が前記複数の待機位置か
    ら前記用紙のサイズに応じて選択されることを特徴とす
    る用紙処理装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、前記穿孔手段を用紙搬
    送方向と直交する方向に移動させることを特徴とする請
    求項1記載の用紙処理装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段を制御する制御手段をさら
    に備え、前記穿孔手段の待機時には、前記制御手段によ
    り前記端縁と重ならない待機位置に前記穿孔手段を移動
    させることを特徴とする請求項1または2記載の用紙処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記穿孔手段には、穿孔位置と穿孔数が
    異なる複数の穿孔機構が設定され、前記制御手段は、前
    記穿孔機構の種類と用紙サイズに応じて前記待機位置に
    移動させることを特徴とする請求項3記載の用紙処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記穿孔機構が3穴パンチあるいは4穴
    パンチであることを特徴とする請求項4記載の用紙処理
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の用紙処理装置と、 入力される画像情報に応じて記録媒体に可視画像を形成
    する画像形成手段および前記画像形成手段によって画像
    形成された記録媒体を前記用紙処理装置に搬送する搬送
    手段を有する画像形成装置と、からなる画像形成システ
    ム。
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