JP2010115091A - 電源装置および画像形成装置 - Google Patents

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恒一 東
Seiji Honda
誠司 本田
Masashi Ono
真史 小野
Tetsuya Hori
哲也 堀
Takeshi Ikeda
健 池田
Kazuaki Watanabe
和昭 渡辺
Hideo Takeuchi
英夫 竹内
Tsutomu Nakaminato
努 中港
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Abstract

【課題】電力負荷の変動に対応させて電源装置で生じる電力損失の増加を抑制する。
【解決手段】入力した交流電力を整流して出力する整流回路91の出力側に配置される力率改善回路9Aと、力率改善回路9Aと並列に配置され、整流回路91から出力された直流電圧を平滑化して出力する平滑回路9Bとを備え、平滑回路9Bを流れる電流値を電流検出部94で検出し、検出された電流値に応じて力率改善回路9Aを流れる電流をスイッチ制御回路93が制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電源装置および画像形成装置に関する。
一般のプリンタや複写機等の画像形成装置では、各部に供給する電力の安定化を図り、高調波の発生を抑制し、力率を改善する力率改善回路(Power Factor Correction)を搭載した電源を使用するものが増えている。
例えば特許文献1には、交流入力電圧を力率改善回路を介して第1のスイッチング電源により第1の二次側電圧を出力する電源と、交流入力電圧を整流平滑して第2のスイッチング電源により第2の二次側電圧を出力する少なくとも2系統の電源を有する画像形成装置が記載されている。
特開2006−304534号公報
ここで一般に、画像形成装置においては、例えば画像データの入力状況等に応じて、電源から電力供給される構成部が異なる複数の動作状態を設定して、装置の省電力化を図っている。ところが、力率改善回路を搭載した電源装置を使用する画像形成装置では、複数の動作状態それぞれでの電力負荷が異なってくることから、電源装置に生じる電力損失が何れかの動作状態にて増加する場合がある。
本発明は、電力負荷の変動に対応させて電源装置で生じる電力損失の増加を抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、入力した交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力側に配置され、当該整流回路に入力される交流電力の電流波形を正弦波状に制御するとともに当該整流回路から出力された直流電圧を平滑化して出力する力率改善回路と、前記整流回路の出力側に前記力率改善回路と並列に配置され、当該整流回路から出力された直流電圧を平滑化して出力する平滑回路と、前記平滑回路を流れる電流値を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段にて検出された前記電流値に応じて前記力率改善回路を流れる電流を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする電源装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記電流検出手段が前記電流値の0からの立ち上がりを検知するのに対応させて前記力率改善回路に流れる電流をオンからオフに制御し、当該電流値の0への立ち下がりを検知するのに対応させて当該力率改善回路に流れる電流をオフからオンに切り換えるように制御することを特徴とする請求項1記載の電源装置である。
請求項3に記載の発明は、前記力率改善回路の出力側に接続された複数の出力電圧変換手段と、当該力率改善回路から一または複数の当該出力電圧変換手段への電力供給を停止する電力供給停止手段とをさらに備え、前記力率改善回路は、直流電圧を生成する直流電圧生成手段と、前記整流回路の出力から並列に分岐しインダクタンス素子を介して当該直流電圧生成手段に電流を供給する複数の電流経路と、当該インダクタンス素子各々に流れる電流をオンオフする複数のオンオフ設定手段と、複数の当該オンオフ設定手段を当該インダクタンス素子に流れる電流をオフさせるように設定するオフ設定手段とを有し、前記電力供給停止手段が一または複数の前記出力電圧変換手段への電力供給を停止した場合に、当該オフ設定手段が一または複数の当該オンオフ設定手段を当該インダクタンス素子の電流をオフさせるように設定することを特徴とする請求項1記載の電源装置である。
請求項4に記載の発明は、前記平滑回路の出力側に接続された出力電圧変換手段をさらに備えるとともに、当該平滑回路は、当該出力電圧変換手段への電力供給をオンオフ切換する電力供給切換手段を有し、前記制御手段は、前記電力供給切換手段が前記平滑回路から前記出力電圧変換手段への電力供給をオンに設定した場合に、前記力率改善回路を流れる電流を制御することを特徴とする請求項1記載の電源装置である。
請求項5に記載の発明は、画像情報に基づき用紙に画像を形成する機能を有する画像形成機能部と、前記画像形成機能部にて行われる画像形成に関連する機能を実行する複数の動作機能部と、前記画像形成機能部および前記動作機能部に電力を供給する電力供給部とを備え、前記電力供給部は、入力した交流電力を整流して出力する整流回路と、前記整流回路の出力側に配置され、当該整流回路に入力される交流電力の電流波形を正弦波状に制御するとともに当該整流回路から出力された直流電圧を平滑化して出力する力率改善回路と、前記整流回路の出力側に前記力率改善回路と並列に配置され、当該整流回路から出力された直流電圧を平滑化して出力する平滑回路と、前記平滑回路を流れる電流値を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段にて検出された前記電流値に応じて前記力率改善回路を流れる電流を制御する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記電力供給部の前記制御手段は、前記電流検出手段が前記電流値の0からの立ち上がりを検知するのに対応させて前記力率改善回路に流れる電流をオンからオフに制御し、当該電流値の0への立ち下がりを検知するのに対応させて当該力率改善回路に流れる電流をオフからオンに切り換えるように制御することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記画像形成機能部および前記動作機能部の動作状態を設定し、当該動作状態に応じて前記電力供給部から当該画像形成機能部および当該動作機能部に供給する電力を制御する制御機能部をさらに備え、前記電力供給部は、前記力率改善回路の出力側に接続された複数の力率側出力電圧変換手段と、当該力率側出力電圧変換手段への電力供給をオンオフ切換する力率側出力切換手段と、前記平滑回路の出力側に接続された平滑側出力電圧変換手段と、当該平滑側出力電圧変換手段への電力供給をオンオフ切換する平滑側出力切換手段と、前記制御機能部にて設定された前記動作状態に応じて当該力率側出力切換手段と当該平滑側出力切換手段とを制御する切換制御手段とをさらに有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記電力供給部の前記制御手段は、前記切換制御手段が前記平滑側出力切換手段をオンに設定した場合に、前記力率改善回路を流れる電流を制御することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記電力供給部は、前記力率改善回路の出力側に接続された複数の出力電圧変換手段と、当該力率改善回路から一または複数の当該出力電圧変換手段への電力供給を停止する電力供給停止手段とをさらに備え、前記力率改善回路は、直流電圧を生成する直流電圧生成手段と、前記整流回路の出力から並列に分岐しインダクタンス素子を介して当該直流電圧生成手段に電流を供給する複数の電流経路と、当該インダクタンス素子各々に流れる電流をオンオフする複数のオンオフ設定手段と、複数の当該オンオフ設定手段を当該インダクタンス素子に流れる電流をオフさせるように設定するオフ設定手段とを有し、前記制御機能部にて設定された前記動作状態に応じて当該オフ設定手段が一または複数の当該オンオフ設定手段を当該インダクタンス素子の電流をオフさせるように設定することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置である。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、電力負荷の変動に対応させて電源装置で生じる電力損失の増加を抑制することができる。
本発明の請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べて、電源装置全体を稼働状態に設定した際の電力損失の増加を抑制することができる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、電源装置が低負荷状態にある場合の電力損失の増加を抑制することができる。
本発明の請求項4によれば、本発明を採用しない場合に比べて、電源装置の電力負荷が大きな場合の電力損失の増加を抑制することができる。
本発明の請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成装置に設定される電力負荷の異なる各動作状態における電源装置で生じる電力損失の増加を抑制することができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成装置を稼働状態に設定した際の電力損失の増加を抑制することができる。
本発明の請求項7によれば、画像形成装置の動作状態に応じて異なる電圧を供給することができる。
本発明の請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、電源装置の電力負荷が大きな場合の電力損失の増加を抑制することができる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比べて、電源装置が低負荷状態にある場合の電力損失の増加を抑制することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〈画像形成装置の全体説明〉
図1は本実施の形態の電源装置が適用される画像形成装置1の全体構成の一例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、各色の画像データ(画像情報)に基づき画像形成を行う画像形成機能部の一例としての画像形成ユニット2、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し画像形成ユニット2に送る動作機能部の一例としての画像読取ユニット3を備えている。また、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行う動作機能部の一例としてのユーザインターフェース(UI)ユニット4、例えば公衆電話回線を介して画像情報の送受信を行う動作機能部の一例としてのファクシミリ(FAX)ユニット5を備えている。
さらに、画像形成装置1は、画像形成ユニット2(画像形成装置本体)に例えば外付けで接続され、画像形成ユニット2に複数の異なる種類の用紙を供給する動作機能部の一例としてのトレイユニット6、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等で構成される外部記憶装置であるメモリユニット7を備えている。
また、画像形成装置1は、画像形成装置1全体の動作や通信回線を介した通信等を制御する制御機能部の一例としてのシステム制御ユニット8を備えている。さらには、各部に電力を供給する電源装置および電力供給部の一例としての電力供給ユニット9を備えている。
〈画像形成ユニットの説明〉
図1に示すように、画像形成ユニット2は、一定の間隔を置いて並列的に配置された4つの画像形成モジュール30Y,30M,30C,30K(以下、画像形成モジュール30)を備えている。各画像形成モジュール30には、構成要素の一例である画像形成機構部として、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム31、感光体ドラム31の表面を帯電する帯電器32、帯電器32によって帯電された感光体ドラム31を画像データに基づいて露光する露光器33、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を現像する現像器34、転写後の感光体ドラム31表面を清掃するクリーナ35が配置されている。
そして、各画像形成モジュール30は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
さらに、画像形成ユニット2は、画像形成機構部として、各画像形成モジュール30の感光体ドラム31にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト36、各画像形成モジュール30による各色トナー像を中間転写ベルト36に順次転写(一次転写)する一次転写ロール37、中間転写ベルト36上に転写された重畳トナー像を記録材(記録紙)である用紙に一括転写(二次転写)する二次転写ロール38、二次転写されたトナー画像を用紙に定着する定着器39を備えている。
また、画像形成ユニット2は、用紙を収容する用紙収容容器41を備えている。さらには、用紙収容容器41から用紙を用紙搬送経路R1に繰り出す給紙機構部42、用紙収容容器41やトレイユニット6からの用紙搬送経路R1や両面印刷時に使用する両面搬送路R2、手差し用紙収容容器45からの用紙搬送経路R3に沿って用紙を搬送する用紙搬送機構部43を備えている。
そして、画像形成ユニット2は、システム制御ユニット8による制御の下で、画像読取ユニット3からの画像データ(画像情報)、システム制御ユニット8が通信手段(後段図2の外部LAN11)を介して取得した印刷ジョブデータ(画像情報)、FAXユニット5にて受信したファクシミリデータ(画像情報)、メモリユニット7に記憶された画像データ(画像情報)に基づいて、用紙収容容器41や手差し用紙収容容器45やトレイユニット6に収容された用紙に画像を形成する。
〈画像形成装置の制御系統および電力供給系統の説明〉
次の図2は、図1に示した画像形成装置1の制御系統と電力供給系統とを説明する図である。本実施の形態では、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、トレイユニット6、メモリユニット7、システム制御ユニット8、および電力供給ユニット9の各ユニットは、ユニット相互間の通信を実現する1本のバスである機内LAN(Local Area Network)10に接続されている。そして、各ユニットは、この機内LAN10を介してシステム制御ユニット8やその他の各ユニットから送信(ブロードキャスト)される制御信号を受信して、受信した制御信号に対応した処理を実行する。
システム制御ユニット8は、画像形成装置1全体の動作や通信回線を介した通信等を制御する。
すなわち、システム制御ユニット8は、外部LAN11を介して外部機器から送信される信号を受信して、外部機器から自身に向けた印刷ジョブデータを機内LAN10を介して画像形成ユニット2やメモリユニット7に送る。
また、システム制御ユニット8が機内LAN10を介して各ユニット(画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、トレイユニット6、メモリユニット7、電力供給ユニット9)を統合的に制御する。このシステム制御ユニット8が行う制御機能の一つとして、画像形成装置1の電源モードの設定がある。システム制御ユニット8は、画像情報の取得状況に応じて、例えば(i)各ユニットを制御する制御部への制御電力(5V)だけを供給するスリープモード、(ii)制御電力(5V)と各ユニットの一部の機構部を稼働する稼働電力(12V)とを供給するスタンバイモード、(iii)制御電力(5V)および各ユニットが機能する際に動作する各機構部を稼働する稼働電力(12V,24V)を供給するジョブモード等を画像形成装置1に設定して、画像形成装置1の動作状態を制御する。
その際に、画像形成装置1の各ユニット(画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、トレイユニット6、メモリユニット7、システム制御ユニット8)には、電力供給ユニット9から出力される5Vの制御電力を供給する第1電力ライン15と、電力供給ユニット9から出力される12Vの稼働電力を供給する第2電力ライン16と、電力供給ユニット9から出力される24Vの稼働電力を供給する第3電力ライン17とが接続されている。そして、システム制御ユニット8は、第1電力ライン15と、第2電力ライン16と、および第3電力ライン17とを介して、電力供給ユニット9から各ユニットへの制御電力(5V)の供給・停止および各機構部への稼働電力(12V,24V)の供給・停止を制御する。
〈電力供給ユニットの回路構成の説明〉
次に、電力供給ユニット9の回路構成について説明する。
図3は、電力供給ユニット9の回路構成を示した図である。図3に示したように、本実施の形態の電力供給ユニット9は、商用電源PWから供給される例えば交流電圧100Vを全波整流する整流回路91の出力端子側に、商用電源PWから供給される入力電流の高調波を低減しながら直流電圧を平滑化して出力するインターリーブ方式の力率改善回路(PFC:Power Factor Correction)9Aと、整流回路91から出力される直流電圧を平滑化して出力するコンデンサインプット方式の平滑回路9Bとが並列に接続されて構成されている。
力率改善回路9Aの出力(出力端子Vout1)側には、力率改善回路9Aから出力される直流電圧を例えば直流5Vの制御電力に変換して第1電力ライン15に出力する出力電圧変換手段および力率側出力電圧変換手段の一例としての第1DC/DCコンバータ95と、力率改善回路9Aから出力される直流電圧を例えば直流12Vの稼働電力に変換して第2電力ライン16に出力する出力電圧変換手段および力率側出力電圧変換手段の一例としての第2DC/DCコンバータ96とが接続されている。また、力率改善回路9Aの出力端子Vout1と第2DC/DCコンバータ96との間には、第2DC/DCコンバータ96への電力供給をオンオフする電力供給停止手段および力率側出力切換手段の一例としての第3スイッチS3が接続されている。
平滑回路9Bの出力(出力端子Vout2)側には、平滑回路9Bから出力される直流電圧を例えば直流24Vの稼働電力に変換して第3電力ライン17に出力する出力電圧変換手段および平滑側出力電圧変換手段の一例としての第3DC/DCコンバータ97が接続されている。また、平滑回路9Bには、整流回路91から平滑回路9Bへの電力供給をオンオフする電力供給切換手段および平滑側出力切換手段の一例としての第4スイッチS4が接続されている。
〈力率改善回路の説明〉
電力供給ユニット9に設けられた力率改善回路9Aでは、整流回路91に第1インダクタンス素子L1と第2インダクタンス素子L2とが並列に接続されている。すなわち、第1インダクタンス素子L1の一端と第2インダクタンス素子L2の一端とが整流回路91のプラス側出力端子に接続されている。そして、第1インダクタンス素子L1の他端は、第1ダイオード素子D1のアノードに接続されるとともに、オンオフ設定手段を構成する第1トランジスタ(NチャネルMOSトランジスタ)Q1のドレインに接続されている。また、第2インダクタンス素子L2の他端は、第2ダイオード素子D2のアノードに接続されるとともに、オンオフ設定手段を構成する第2トランジスタ(NチャネルMOSトランジスタ)Q2のドレインに接続されている。
第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のソースは、接地端子GNDに接続されている。また、第1トランジスタQ1のゲートは、オフ設定手段を構成する第1スイッチS1を介してオンオフ設定手段を構成するPFC制御回路92に接続されている。一方、第2トランジスタQ2のゲートは、オフ設定手段を構成する第2スイッチS2を介してオンオフ設定手段を構成するPFC制御回路92に接続されている。
第1ダイオード素子D1および第2ダイオード素子D2のカソードは、ともに力率改善回路9Aの出力端子Vout1に接続されている。出力端子Vout1と接地端子GNDとの間には、直流電圧生成手段の一例としての第1容量素子C1が接続されている。さらに、出力端子Vout1と接地端子GNDとの間には、第1抵抗素子R2と第2抵抗素子R3とが直列に接続され、第1抵抗素子R2と第2抵抗素子R3とで分圧された電圧を出力する端子NがPFC制御回路92に接続されている。
そして、PFC制御回路92は、端子Nの電圧値をPFC制御回路92の内部で生成した三角波と比較して、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のゲートに供給する電圧(ゲート電圧)を個別に制御する。
本実施の形態の力率改善回路9Aにおいては、第1トランジスタQ1がオンの間に第1インダクタンス素子L1にエネルギを蓄積し、第1トランジスタQ1がオフの間にこの蓄積したエネルギを出力電流として第1ダイオード素子D1を介して第1容量素子C1に供給する。さらに、第2トランジスタQ2がオンの間に第2インダクタンス素子L2にエネルギを蓄積し、第2トランジスタQ2がオフの間にこの蓄積したエネルギを出力電流として第2ダイオード素子D2を介して第1容量素子C1に供給する。このようにして第1容量素子C1に出力電流を供給することで、出力端子Vout1に直流電圧が生成される。また、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2それぞれのデューティ比を調整することにより、出力端子Vout1に生成される直流電圧を昇圧する。
本実施の形態の力率改善回路9Aにおいては、第1インダクタンス素子L1を通る電流経路および第2インダクタンス素子L2を通る電流経路の2つを形成している。それにより、複数(2つ)の電流経路それぞれを流れる電流(I1)および電流(I2)の大きさが減少するので、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2として定格電流の小さなトランジスタが使用される。
また、力率改善回路9Aに設けられたPFC制御回路92では、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のゲートに供給するゲート電圧を制御して、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のスイッチングの位相を相互にずらす所謂「インターリーブ動作」を行う。そして、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2をインターリーブ動作させる際のスイッチングは、商用電源PWから整流回路91に供給される電力の入力電圧値が正から負、または負から正へと反転するゼロクロス点を基準にして行う。それによって、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のスイッチングのタイミングが商用電源PWからの入力電圧のゼロクロス点に同期される。それにより、商用電源PWから整流回路91への入力電力の位相とともに、商用電源PWから整流回路91への入力電流(I5)の波形が調整され、入力電流I5のリップル成分△Iが低減される。その結果として、電力供給ユニット9にて発生する高調波ノイズが低減される。
〈力率改善回路での各種スイッチのオンオフに関する説明〉
また、本実施の形態の力率改善回路9Aでは、画像形成装置1に設定される電源モードに応じて、第1スイッチS1または第2スイッチS2をオンオフ制御する。すなわち、電力供給ユニット9に設けられた制御手段の一例であり、オフ設定手段を構成するスイッチ制御回路93は、システム制御ユニット8から電源モードの設定を指示する制御信号(電源モード制御信号)を取得する。そして、スイッチ制御回路93は、システム制御ユニット8からの電源モード制御信号に基づき、PFC制御回路92から第1トランジスタQ1のゲートに供給するゲート電圧のオンオフを第1スイッチS1により制御し、またPFC制御回路92から第2トランジスタQ2のゲートに供給するゲート電圧のオンオフを第2スイッチS2により制御する。
さらには、スイッチ制御回路93は、システム制御ユニット8からの電源モード制御信号に基づき、力率改善回路9Aの出力端子Vout1から第2DC/DCコンバータ96への電力供給をオンオフする第3スイッチS3、および整流回路91から平滑回路9Bへの電力供給をオンオフする第4スイッチS4を制御する。この場合のスイッチ制御回路93は、電力供給停止手段または電力供給切換手段または切換制御手段としても機能する。
上記したように、電力供給ユニット9においては、商用電源PWから整流回路91への入力電流I5は、力率改善回路9Aにより高調波ノイズが低減される。ところが、力率改善回路9Aでは第1インダクタンス素子L1や第2インダクタンス素子L2等の素子に電流を流すために、それらの素子においてエネルギ(電力)の損失(電力損失)も生じる。そのため、システム制御ユニット8にて設定された電源モードが例えば消費電力の小さい制御部への制御電力(5V)だけを供給するスリープモードであった場合には、力率改善回路9Aでの電力の損失量が相対的に大きくなる傾向が生じる。
そこで、例えば画像形成装置1にスリープモードが設定された場合には、第2DC/DCコンバータ96を動作させる必要がないので、スイッチ制御回路93は、まず第3スイッチS3をオフして第2DC/DCコンバータ96への電力供給を停止する。それとともに、スイッチ制御回路93は、第1スイッチS1または第2スイッチS2の何れか一方をオフする。例えば、第2スイッチS2をオフすると、第2トランジスタQ2のゲートにゲート電圧が供給されず、第2トランジスタQ2はオフに設定される。第2トランジスタQ2がオフの状態では、整流回路91のプラス側出力端子の電位より、第1容量素子C1のプラス端子の電位が高いので、電流I2=0となり、第2インダクタンス素子L2において電力損失は生じない。そのため、力率改善回路9Aでの電力損失は第1インダクタンス素子L1だけで発生し、かつ第2トランジスタQ2のドライブ損失がないので、力率改善回路9Aでの電力損失が低減される。
一方、この場合には、力率改善回路9Aから第1DC/DCコンバータ95へ供給される電力は、第1インダクタンス素子L1に蓄積されたエネルギを受け取った第1容量素子C1の電力だけとなる。しかし、制御電力を供給する第1DC/DCコンバータ95の電力負荷は小さいため、第1インダクタンス素子L1からのエネルギだけを蓄えた第1容量素子C1の電力によっても、第1DC/DCコンバータ95で賄われる電力に充分に対応可能である。
また、この場合に、整流回路91(さらには商用電源PW)から力率改善回路9Aへの入力電流I3は、第1インダクタンス素子L1を通る電流経路を流れる電流I1と等しく(I3=I1)なる。そのため、そのリップル成分△Iは、第1インダクタンス素子L1を通る電流経路および第2インダクタンス素子L2を通る電流経路の2つを用いる場合に比べて大きくはなるが、電力供給ユニット9にて発生する高調波ノイズは、力率改善回路9Aを用いない場合と比べて低減される。なお、画像形成装置1にスリープモードが設定された場合には、平滑回路9Bの第4スイッチS4もオフされるので、商用電源PWから整流回路91への入力電流I5=I3=I1となる。そのため、商用電源PWから整流回路91への入力電流I5の高調波ノイズが低減される。
次に、例えば画像形成装置1に設定された電源モードが例えば消費電力の比較的大きなスタンバイモードであった場合には、第2DC/DCコンバータ96を動作させる必要があるので、スイッチ制御回路93は、第3スイッチS3をオンして第2DC/DCコンバータ96への電力供給を行う。それとともに、スイッチ制御回路93は、第1スイッチS1および第2スイッチS2をオンする。それにより、力率改善回路9A全体で生成された電力を出力端子Vout1から第1DC/DCコンバータ95および第2DC/DCコンバータ96へ供給する。すなわち、その場合には、第1インダクタンス素子L1および第2インダクタンス素子L2からのエネルギを蓄えた第1容量素子C1の電力により、第1DC/DCコンバータ95および第2DC/DCコンバータ96で賄われる電力に充分に対応可能な設定が構成される。
ここで図4は、(a)スタンバイモードが設定された場合の整流回路91から力率改善回路9Aへの入力電流I3と、(b)スリープモードが設定された場合の整流回路91から力率改善回路9Aへの入力電流I3とを示した図である。図4(a)に示したように、スタンバイモードが設定された場合には、整流回路91からの入力電流I3は、第1インダクタンス素子L1を通る電流経路を流れる電流I1および第2インダクタンス素子L2を通る電流経路を流れる電流I2が合成されたものとなる。そのため、電流I3の波形は、そのリップル成分△Iが低減される。
一方、図4(b)に示したように、スリープモードが設定された場合には、整流回路91からの入力電流I3は、例えば第1インダクタンス素子L1を通る電流経路を流れる電流I1だけとなる。そのため、入力電流I3の波形は、そのリップル成分△Iは大きくなるが、電力供給ユニット9にて発生する高調波ノイズは、力率改善回路9Aを用いない場合と比べて低減される。また、この場合には、力率改善回路9Aでの電力損失が低減される。さらには、スリープモードでは電力負荷は小さいため、第1インダクタンス素子L1からのエネルギを蓄えた第1容量素子C1の電力により、第1DC/DCコンバータ95で賄われる電力に充分に対応可能である。
なお、スリープモードが設定された場合に、第2スイッチS2に代えて、第1スイッチS1をオフしてもよい。第1スイッチS1をオフする場合にも、同様に、力率改善回路9Aでの電力損失が低減される。また、第1DC/DCコンバータ95の電力負荷は小さいため、第2インダクタンス素子L2からのエネルギを蓄えた第1容量素子C1の電力により、第1DC/DCコンバータ95で賄われる電力に充分に対応可能である。
また、本実施の形態の電力供給ユニット9においては、力率改善回路9Aに第1インダクタンス素子L1を通る電流経路と第2インダクタンス素子L2を通る電流経路とを形成したが、さらにこれらに並列させて3つ以上の電流経路を形成した構成を採用してもよい。その場合には、スリープモードが設定された際に、n個の並列した電流経路の中の(n−1)個以下の電流経路において、電流の流れを停止状態に設定することとなる。
〈平滑回路の説明〉
次に、整流回路91のプラス出力端子側に力率改善回路9Aと並列に接続されたコンデンサインプット方式の平滑回路9Bについて説明する。
本実施の形態の平滑回路9Bは、上記の図3に示したように、整流回路91のプラス側出力端子に第3ダイオード素子D3のアノードが接続されている。そして、第3ダイオード素子D3のカソードは、平滑回路9Bの出力端子Vout2に接続される。さらに、出力端子Vout2と接地端子GNDとの間には、直流電圧生成手段の一例としての第2容量素子C2が接続されている。
また、第3ダイオード素子D3のカソード側には平滑回路9Bを流れる電流値を検出する電流検出手段の一例としての電流検出部94が接続されている。
さらには、整流回路91のプラス側出力端子と第3ダイオード素子D3のアノードとの間には、上記したように、整流回路91から平滑回路9Bへの電力供給をオンオフする電力供給切換手段および平滑側出力切換手段の一例としての第4スイッチS4が接続されている。
そして、本実施の形態の平滑回路9Bにおいては、画像形成装置1に設定された電源モードが例えば消費電力の大きなジョブモード以外のスタンバイモードやスリープモードであった場合には、スイッチ制御回路93は、第4スイッチS4をオフに設定する。すなわち、スタンバイモードやスリープモードが設定された場合には、第3DC/DCコンバータ97から24Vの稼働電力を第3電力ライン17に出力する必要はないので、第4スイッチS4をオフに設定し、第3DC/DCコンバータ97への電力供給を停止状態に設定する。
一方、システム制御ユニット8にてジョブモードが設定された場合には、スイッチ制御回路93は、第4スイッチS4をオンに設定して、第3DC/DCコンバータ97への電力供給を行う。
その場合に、第4スイッチS4がオンに設定され、整流回路91から平滑回路9Bに電力が供給された場合には、平滑回路9Bへの入力電流I4は、高調波を含んだ電流となる。そのため、通常は、商用電源PWから整流回路91への入力電流I5に高調波ノイズが発生する。しかし、その一方で、平滑回路9Bは、電流が流れる素子としては第3ダイオード素子D3だけが配置されているので、平滑回路9Bでの電力損失は少ないという利点を有している。
そこで、本実施の形態の電力供給ユニット9においては、画像形成装置1の電源モードがジョブモードに設定された場合に、平滑回路9Bに高調波が流れる期間を電流検出手段の一例である電流検出部94で検出する。そして、この期間の間において、制御手段の一例であるスイッチ制御回路93は、力率改善回路9Aの第1スイッチS1および第2スイッチS2の双方をオフに設定して、力率改善回路9Aに流れる電流を停止させる。それにより、平滑回路9Bが有する電力損失が少ないという利点が活用され、ジョブモード設定時での電力供給ユニット9全体としての電力利用効率を向上させる。それとともに、整流回路91(さらには商用電源PW)に流れる電流の高調波ノイズが低減される。
次の図5は、画像形成装置1にジョブモードが設定された場合にスイッチ制御回路93が各スイッチのオンオフ制御を行う際の処理内容の一例を示すフローチャートである。また、図6は、スイッチ制御回路93が各スイッチのオンオフ制御を行った際の力率改善回路9Aへの入力電流および平滑回路9Bへの入力電流等の概略波形を示した図である。
図5に示したように、電力供給ユニット9がシステム制御ユニット8からジョブモードを設定する電源モード制御信号を取得すると(S101)、電力供給ユニット9のスイッチ制御回路93は、平滑回路9Bに設けられた第4スイッチS4をオンに設定し、力率改善回路9Aに設けられた第3スイッチS3をオンに設定する(S102)。
それにより、整流回路91から力率改善回路9Aには、図6(a)に示したような入力電流I3が供給される。この入力電流I3は、上記したように、第1インダクタンス素子L1を通る電流経路での電流I1と第2インダクタンス素子L2を通る電流経路での電流I2とが合成されたものである。
一方、整流回路91から平滑回路9Bには、図6(b)に示したような入力電流I4が供給される。平滑回路9Bには、第2容量素子C2を充電する際の高調波からなる入力電流I4が流れる。
スイッチ制御回路93は、平滑回路9Bに設けられた電流検出部94が平滑回路9Bへの入力電流I4の0Vからの立ち上がり(図6(b)のT1)を検出するのを待機する(S103)。そして、電流検出部94が入力電流I4の立ち上がり(図6(b)のT1)を検出すると(S103でYes)、スイッチ制御回路93は、力率改善回路9Aの第1スイッチS1および第2スイッチS2の双方をオフ(OFF)に設定する(S104)。それにより、力率改善回路9Aへの入力電流I3は0となる(図6(a)参照)。
引き続いて、スイッチ制御回路93は、電流検出部94が平滑回路9Bへの入力電流I4の0Vへの立ち下がり(図6(b)のT2)を検出するのを待機する(S105)。そして、電流検出部94が入力電流I4の立ち下がり(図6(b)のT2)を検出すると(S105でYes)、スイッチ制御回路93は、力率改善回路9Aの第1スイッチS1および第2スイッチS2の双方をオン(ON)に設定する(S106)。それにより、力率改善回路9Aへの入力電流I3は再びI1+I2となる(図6(a)参照)。
そして、ジョブモードが設定された状態が継続される間、スイッチ制御回路93は、ステップ103からステップ106の処理を繰り返す。
このように、スイッチ制御回路93が平滑回路9Bへの入力電流I4の立ち上がりおよび立ち下がりに応じて第1スイッチS1および第2スイッチS2のオンオフを制御することで、平滑回路9Bへの入力電流I4が立ち上がる(図6(b)のT1)までは、商用電源PWから入力される入力電流I5は、力率改善回路9Aへの入力電流I3となる。すなわち、I5=I3となる。一方、入力電流I4が立ち上がって(図6(b)のT1)から立ち下がる(図6(b)のT2)までは、商用電源PWからの入力電流I5は、平滑回路9Bへの入力電流I4となる。すなわち、I5=I4となる。さらに、入力電流I4が立ち下がった(図6(b)のT2)後は、商用電源PWからの入力電流I5は、再び力率改善回路9Aへの入力電流I3となる。すなわち、I5=I3となる。
ここで、図6(c)は、力率改善回路9Aへの入力電流I3と平滑回路9Bへの入力電流I4とを合成した合成電流波形を示したものである。スイッチ制御回路93が図5のフローチャートで示すように第1スイッチS1および第2スイッチS2のオンオフを制御することで、商用電源PWから入力される入力電流I5は、図6(c)の合成電流波形と同様な図6(d)に示すような入力電流波形の電流となる。
それにより、平滑回路9Bへの入力電流I4の立ち上がり(図6(b)のT1)から立ち下がり(図6(b)のT2)までは、平滑回路9Bが有する電力損失が少ないという利点が活用され、ジョブモード設定時での電力供給ユニット9全体としての電力利用効率を向上させる。また、商用電源PWから入力される入力電流I5は、力率改善回路9Aへの入力電流I3と平滑回路9Bへの入力電流I4とが合成されるので、図6(d)に示したように、高調波ノイズが低減されることとなる。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置1では、電源装置の一例としての電力供給ユニット9に力率改善回路9Aと平滑回路9Bとを並列に配置している。そして、画像形成装置1に設定される動作状態(電源モード)に応じて、力率改善回路9Aおよび平滑回路9Bに流れる電流状態を制御する。それにより、画像形成装置1に設定されるスリープモード、スタンバイモード、ジョブモード等といった動作状態各々にて電力供給ユニット9で生じる電力損失の増加を抑制する。
本実施の形態の電源装置が適用される画像形成装置の全体構成の一例を示した図である。 画像形成装置の制御系統と電力供給系統とを説明する図である。 電力供給ユニットの回路構成を示した図である。 (a)スタンバイモードが設定された場合の整流回路から力率改善回路への入力電流と、(b)スリープモードが設定された場合の整流回路から力率改善回路への入力電流とを示した図である。 ジョブモードが設定された場合にスイッチ制御回路が各スイッチのオンオフ制御を行う際の処理内容の一例を示すフローチャートである。 スイッチ制御回路が各スイッチのオンオフ制御を行った際の力率改善回路への入力電流および平滑回路への入力電流等の概略波形を示した図である。
符号の説明
1…画像形成装置、2…画像形成ユニット、3…画像読取ユニット、4…ユーザインターフェース(UI)ユニット、5…ファクシミリ(FAX)ユニット、6…トレイユニット、7…メモリユニット、8…システム制御ユニット、9…電力供給ユニット、9A…力率改善回路(PFC:Power Factor Correction)、9B…平滑回路、91…整流回路、92…PFC制御回路、93…スイッチ制御回路、94…電流検出部、95…第1DC/DCコンバータ、96…第2DC/DCコンバータ、97…第3DC/DCコンバータ

Claims (9)

  1. 入力した交流電力を整流して出力する整流回路と、
    前記整流回路の出力側に配置され、当該整流回路に入力される交流電力の電流波形を正弦波状に制御するとともに当該整流回路から出力された直流電圧を平滑化して出力する力率改善回路と、
    前記整流回路の出力側に前記力率改善回路と並列に配置され、当該整流回路から出力された直流電圧を平滑化して出力する平滑回路と、
    前記平滑回路を流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段にて検出された前記電流値に応じて前記力率改善回路を流れる電流を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記電流検出手段が前記電流値の0からの立ち上がりを検知するのに対応させて前記力率改善回路に流れる電流をオンからオフに制御し、当該電流値の0への立ち下がりを検知するのに対応させて当該力率改善回路に流れる電流をオフからオンに切り換えるように制御することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記力率改善回路の出力側に接続された複数の出力電圧変換手段と、当該力率改善回路から一または複数の当該出力電圧変換手段への電力供給を停止する電力供給停止手段とをさらに備え、
    前記力率改善回路は、直流電圧を生成する直流電圧生成手段と、前記整流回路の出力から並列に分岐しインダクタンス素子を介して当該直流電圧生成手段に電流を供給する複数の電流経路と、当該インダクタンス素子各々に流れる電流をオンオフする複数のオンオフ設定手段と、複数の当該オンオフ設定手段を当該インダクタンス素子に流れる電流をオフさせるように設定するオフ設定手段とを有し、前記電力供給停止手段が一または複数の前記出力電圧変換手段への電力供給を停止した場合に、当該オフ設定手段が一または複数の当該オンオフ設定手段を当該インダクタンス素子の電流をオフさせるように設定することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 前記平滑回路の出力側に接続された出力電圧変換手段をさらに備えるとともに、当該平滑回路は、当該出力電圧変換手段への電力供給をオンオフ切換する電力供給切換手段を有し、
    前記制御手段は、前記電力供給切換手段が前記平滑回路から前記出力電圧変換手段への電力供給をオンに設定した場合に、前記力率改善回路を流れる電流を制御することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  5. 画像情報に基づき用紙に画像を形成する機能を有する画像形成機能部と、
    前記画像形成機能部にて行われる画像形成に関連する機能を実行する複数の動作機能部と、
    前記画像形成機能部および前記動作機能部に電力を供給する電力供給部とを備え、
    前記電力供給部は、
    入力した交流電力を整流して出力する整流回路と、
    前記整流回路の出力側に配置され、当該整流回路に入力される交流電力の電流波形を正弦波状に制御するとともに当該整流回路から出力された直流電圧を平滑化して出力する力率改善回路と、
    前記整流回路の出力側に前記力率改善回路と並列に配置され、当該整流回路から出力された直流電圧を平滑化して出力する平滑回路と、
    前記平滑回路を流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段にて検出された前記電流値に応じて前記力率改善回路を流れる電流を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記電力供給部の前記制御手段は、前記電流検出手段が前記電流値の0からの立ち上がりを検知するのに対応させて前記力率改善回路に流れる電流をオンからオフに制御し、当該電流値の0への立ち下がりを検知するのに対応させて当該力率改善回路に流れる電流をオフからオンに切り換えるように制御することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成機能部および前記動作機能部の動作状態を設定し、当該動作状態に応じて前記電力供給部から当該画像形成機能部および当該動作機能部に供給する電力を制御する制御機能部をさらに備え、
    前記電力供給部は、前記力率改善回路の出力側に接続された複数の力率側出力電圧変換手段と、当該力率側出力電圧変換手段への電力供給をオンオフ切換する力率側出力切換手段と、前記平滑回路の出力側に接続された平滑側出力電圧変換手段と、当該平滑側出力電圧変換手段への電力供給をオンオフ切換する平滑側出力切換手段と、前記制御機能部にて設定された前記動作状態に応じて当該力率側出力切換手段と当該平滑側出力切換手段とを制御する切換制御手段とをさらに有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. 前記電力供給部の前記制御手段は、前記切換制御手段が前記平滑側出力切換手段をオンに設定した場合に、前記力率改善回路を流れる電流を制御することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記電力供給部は、前記力率改善回路の出力側に接続された複数の出力電圧変換手段と、当該力率改善回路から一または複数の当該出力電圧変換手段への電力供給を停止する電力供給停止手段とをさらに備え、
    前記力率改善回路は、直流電圧を生成する直流電圧生成手段と、前記整流回路の出力から並列に分岐しインダクタンス素子を介して当該直流電圧生成手段に電流を供給する複数の電流経路と、当該インダクタンス素子各々に流れる電流をオンオフする複数のオンオフ設定手段と、複数の当該オンオフ設定手段を当該インダクタンス素子に流れる電流をオフさせるように設定するオフ設定手段とを有し、前記制御機能部にて設定された前記動作状態に応じて当該オフ設定手段が一または複数の当該オンオフ設定手段を当該インダクタンス素子の電流をオフさせるように設定することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013099032A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Kyocera Document Solutions Inc 電子機器及び画像形成装置
JP2013106432A (ja) * 2011-11-14 2013-05-30 Fujitsu Telecom Networks Ltd 前置コンバータ付き電源装置

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