JP2016158385A - 電源制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

電源制御装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】DC/DCコンバーターを多段接続した際に発生する、中間電圧を生成するDC/DCコンバーターのスイッチングロスによる電源効率の低下を抑えることができる電源制御装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置に搭載された電源制御装置100は、AC/DCコンバーター200及びDC/DCコンバーター300、400を順次縦続接続してなり、下流のコンバーターほど出力電圧が低くなっている。画像形成装置の制御部105の制御下、省エネモードにおいては、スイッチング素子SW541はDC/DCコンバーター300からDC/DCコンバーター400への給電回路を遮断し、スイッチング素子SW542はAC/DCコンバーター200からDC/DCコンバーター400への給電回路を接続する。これによって、DC/DCコンバーター300におけるスイッチンロスが回避される。【選択図】図2

Description

本発明は、電源制御装置及び画像形成装置に関し、特に、電源制御装置におけるスイッチングロスを低減する技術に関する。
近年、省エネ意識の高まりと共に、ErP指令(Energy related Products Directive, 2009/125/EC)や国際エネルギースタープログラム等の環境規格基準が強化され、エネルギー関連製品における消費電力の低減や電源効率の改善が喫緊の課題となっている。このため、画像形成装置に給電する電源制御装置もまた電源効率を改善する必要に迫られている。
一般的な画像形成装置の電源制御装置は、まず、交流電源からAC/DCコンバーターにて24Vの直流電圧を生成し、更に、当該24VからDC/DCコンバーターを用いて低電圧の5Vや3.3V等を生成する。また、DC/DCコンバーターの入力電圧と出力電圧との電位差が大きいと電源効率が低下することが知られている。
この点に着目して、例えば、DC/DCコンバーターに供給されるAC/DCコンバーターの出力電圧を監視し、AC/DCコンバーターの出力電圧を低下させる技術が提案されている(特許文献1を参照)。このようにすれば、DC/DCコンバーターの電源効率を高めることができる。
特表2012−505631号公報 特開2013−038882号公報
電源制御装置において、5Vや3.3V、1.8V等の低電圧を生成する場合に、それぞれAC/DCコンバーターが出力する24VからDC/DCコンバーターを用いて生成しようとすると、高耐圧のDC/DCコンバーターを用いなければならなくなるので、部品コストが高くなってしまう。このため、5Vから3.3Vを生成し、3.3Vから1.8Vを生成する等、DC/DCコンバーターを縦続接続する構成が採用される。
しかしながら、このような縦続構成においては、例えば、3.3Vを生成する際に3.3Vを生成するDC/DCコンバーターにおけるスイッチングロスのみならず、中間電圧である5Vを生成するDC/DCコンバーターにおけるスイッチングロスも発生する。すなわち、低電圧を生成するための電力ロスに中間電圧を生成する電力ロスも加わってしまうため消費電力が増大する。
上記の従来技術では、AC/DCコンバーターの出力電圧を低下させるのみであり、更に後段にDC/DCコンバーターが接続される場合、後段のDC/DCコンバーターの効率を改善することができない。したがって、上述のような消費電力の増大は、従来技術を適用することによっては解消することができない。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、DC/DCコンバーターを多段接続した際に発生する、中間電圧を生成するDC/DCコンバーターのスイッチングロスによる電源効率の低下を抑えることができる電源制御装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電源制御装置は、通常モードと通常モードよりも電力消費が少ない省エネルギーモードとの2種類の動作モードを有する負荷に直流電圧を供給する電源制御装置であって、第1の直流電圧を生成する第1のコンバーターと、前記第1のコンバーターから受電して、前記第1の直流電圧よりも低い第2の直流電圧をスイッチング制御によって生成する第2のコンバーターと、前記第1のコンバーター及び前記第2のコンバーターから受電して、前記第2の直流電圧よりも低い第3の直流電圧を生成する第3のコンバーターと、通常モードから省エネルギーモードに移行する際に、前記第2のコンバーターから前記第3のコンバーターへの給電を遮断して、前記第1のコンバーターから前記第3のコンバーターへ給電させる切替え手段と、を備えることを特徴とする。
このようにすれば、省エネモード時において、第3のコンバーターは、第2の直流電圧を要することなく、第1の直流電圧から直接、第3の直流電圧を生成するので、第2の直流電圧を生成するためのスイッチングロスを低減することができる。従って、電源効率を改善し、消費電力を低減することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る電源制御装置100の主要な構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る電源制御装置100のモード切替え動作を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態に係る電源制御装置100の主要な構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る電源制御装置100のモード切替え動作を示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態に係る電源制御装置100の主要な構成を示す図である。 第3の実施の形態に係る電源制御装置100のモード切替え動作を示すタイミングチャートである。 第4の実施の形態に係る電源制御装置100の主要な構成を示す図である。 第4の実施の形態に係る電源制御装置100のモード切替え動作を示すタイミングチャートである。 第5の実施の形態に係る電源制御装置100の主要な構成を示す図である。 動作モード毎に給電先を例示する表である。 第5の実施の形態に係る電源制御装置100の第1の省エネモードへの切替え動作を示すタイミングチャートである。 第5の実施の形態に係る電源制御装置100の第2の省エネモードへの切替え動作を示すタイミングチャートである。 第6の実施の形態に係る電源制御装置100の主要な構成を示す図である。 第6の実施の形態に係る電源制御装置100の第3の省エネモードへの切替え動作を示すタイミングチャートである。 第6の実施の形態に係る電源制御装置100の第4の省エネモードへの切替え動作を示すタイミングチャートである。
以下、本発明に係る電源制御装置及び画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1]第1の実施の形態
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る電源制御装置は画像形成装置に内蔵されており、画像形成装置を構成する各部に給電する。
(1)画像形成装置の構成
本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。図1に示されるように、画像形成装置1は、所謂タンデム型の複合機(MFP: Multi-Function Peripheral)である。画像形成装置1は電源制御装置100を内蔵しており、電源制御装置100は交流電源120から交流電力の供給を受けて、画像形成装置1を構成する各装置へ直流電圧を供給する。
画像形成装置1が備える画像読取部130は、原稿を読み取って画像データを生成する。制御部105は、ユーザーによる複写ジョブや他の装置からのプリントジョブ、ファクシミリ受信による印刷ジョブを受け付けると、作像部101Y〜101Kは、制御部105の制御の下、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)各色のトナー像を形成する。
例えば、作像部101Yにおいて、帯電装置111は感光体ドラム110の外周面を一様に帯電させる。光書込み装置112は、制御部105の制御の下、感光体ドラム110の外周面を露光して、静電潜像を形成する。現像装置113は、トナーを供給して、静電潜像を現像(顕像化)する。1次転写ローラー114は、感光体ドラム110上のトナー像を中間転写ベルト102へ静電転写(1次転写)する。
このようにして、作像部101Y〜101Kが形成したYMCK各色のトナー像が互いに重なり合うように中間転写ベルト102上に1次転写されカラートナー像となる。中間転写ベルト102がカラートナー像を2次転写ローラー対104まで搬送するのに合わせて、給紙カセット103から供給された記録シートSも2次転写ローラー対104まで搬送される。
2次転写ローラー対104は、中間転写ベルト103上のトナー像を記録シートS上に静電転写(2次転写)する。トナー像を転写された記録シートSは、定着装置106でトナー像を熱定着された後、機外に排出される。
なお、中間転写ベルト102や2次転写ローラー対104、定着装置106が備える定着ローラー、感光体ドラム110、現像装置113が備える現像ローラー、1次転写ローラー114等は不図示の駆動モーターによって回転駆動される。駆動モーターからの駆動力はクラッチによって伝達、遮断される。また、記録シートSの搬送等を目的としてソレノイドを用いてもよい。
また、定着装置106等からの排熱のために、画像形成装置106には機内の暖気を機外に排出するファンも設けられている。
また、制御部105は、画像データを保持するためのHDD(Hard Disk Drive)を接続された制御基板を備えており、不図示の操作パネルによってユーザーに情報を提供したり、指示入力を受け付けたりする。また、制御部105は不図示のLAN(Local Area Network)通信部によってLANを介して他の装置から印刷ジョブを受け付けたり、不図示のファクシミリ通信部によってファクシミリデータを送受信したりする。
また、前記操作パネルは液晶ディスプレイを備えており、液晶表示のためのバックライトLED(Light Emitting Diode)を備えている。
(2)画像形成装置1の動作モード
画像形成装置1は、通常モードと省エネモードとの2種類の動作モードを有している。画像形成装置1は、通常モードにおいては、画像形成を実行することができる。また、省エネモードにおいては、通常モードよりも電力消費が抑制されており、画像形成を実行することはできない。また、後述のように、画像形成以外の実行可能な処理の如何によってさまざまな省エネモードが存在し得る。
(3)電源制御装置100の構成
次に、電源制御装置100の構成について説明する。
図2に示されるように、電源制御装置100は、AC/DCコンバーター200及びDC/DCコンバーター300、400を備えている。AC/DCコンバーター200は、交流電源120から交流電力を受電して高電圧(例えば、24V)の直流電圧を負荷201に給電する。負荷201は、例えば、モーターやクラッチ、ソレノイド、ファン等である。
DC/DCコンバーター300は、AC/DCコンバーター200から高電圧の直流電圧を受電して、中間電圧(例えば、5V)の直流電圧を負荷301に給電する。また、DC/DCコンバーター400は、DC/DCコンバーター300から中間電圧の直流電圧を受電して低電圧(例えば、3.3V)の直流電圧を負荷401に給電する。DC/DCコンバーター300、400は何れもチョッパー方式のDC/DCコンバーターである。負荷301、401は、例えば、制御基板や操作パネル、HDD等である。
AC/DCコンバーター200が備えるブリッジ整流回路D211は、交流電源120のLラインがa点に接続され、Nラインがb点に接続されており、交流電力を全波整流する。一次平滑コンデンサーC221は、ブリッジ整流回路D211のd点がプラス端子に接続され、ブリッジ整流回路D211のc点がマイナス端子に接続されており、全波整流された電力を平滑化する。
電源制御部251は、起動用電源端子が、整流ダイオードD214及び起動抵抗R261を介して交流電源120のNラインに接続されており、起動用電力の供給を受ける。また、スイッチSW241のスイッチング動作により二次巻線233側と補助巻線234側へ電力供給するため、トランスT231の一次巻線232は一次平滑コンデンサーC221のマイナス端子との間にスイッチSW241を介して並列接続されている。
補助巻線234に整流ダイオードD213を接続した直列回路は、平滑コンデンサーC223に並列接続されており、整流ダイオードD213のカソード端子が平滑コンデンサーC223のプラス端子に接続されている。この並列回路は、電源制御部251に並列接続されている。これによって、電源制御部251は補助巻線234から動作電源の供給を受ける。
二次巻線233に整流ダイオードD212を接続した直列回路は、平滑コンデンサーC222に並列接続されており、整流ダイオードD212のカソード端子が平滑コンデンサーC222のプラス端子に接続されている。この並列回路は、出力電圧監視部291に並列接続されており、出力電圧Aが監視される。出力電圧監視部291は、出力電圧Aと、予め設定された定電圧設定値(以下、「監視レベル」という。)LAと、を比較したフィードバック信号271を電源制御部251のフィードバック端子に入力する。
電源制御部251は、フィードバック信号271に応じた電源制御信号281をスイッチング素子SW241に入力する。これによって、出力電圧AがPWM(Pulse Width Modulation)制御される。
DC/DCコンバーター300は、スイッチング素子SW341と整流ダイオードD311とを接続した直列回路に、AC/DCコンバーター200の出力端子を並列接続することによって、出力電圧Aを受電する。整流ダイオードD311は、インダクターL331と平滑コンデンサーC321とを接続した直列回路に並列接続されている。更に、平滑コンデンサーC321は、出力電圧監視部391に並列接続されている。このような構成によって、出力電圧Bが出力される。
出力電圧監視部391は、出力電圧Bを監視して、出力電圧Bと監視レベルLBとを比較したフィードバック信号371を電源制御部351のフィードバック端子に入力する。電源制御部351は、フィードバック信号371に応じた電源制御信号381をスイッチング素子SW341に入力する。これによって、DC/DCコンバーター300の出力電圧Bが制御される。
DC/DCコンバーター400は、保護ダイオードD412、スイッチング素子SW541、SW441及び整流ダイオードD411を接続した直列回路に、DC/DCコンバーター300の出力端子を並列接続することによって、出力電圧Bを受電する。整流ダイオードD411は、インダクターL431と平滑コンデンサーC421とを接続した直列回路に並列接続されている。更に、平滑コンデンサーC421は、出力電圧監視部491に並列接続されている。このような構成によって、出力電圧Cが出力される。
スイッチング素子SW541は、後述するように、制御部105からの省エネモード信号571によってオンオフされる。
出力電圧監視部491は、出力電圧Cを監視して、出力電圧Cと監視レベルLCとを比較したフィードバック信号471を電源制御部451のフィードバック端子に入力する。電源制御部451は、フィードバック信号471に応じた電源制御信号481をスイッチング素子SW441に入力する。これによって、DC/DCコンバーター400の出力電圧Cが制御される。
制御部105は、省エネモード信号571をスイッチング素子541、542に入力する。スイッチング素子542がオンすると、出力電圧AがDC/DCコンバーター400に入力される。出力電圧Aが出力電圧Cよりも高圧であっても、保護ダイオードD412によって、DC/DCコンバーター400からDC/DCコンバーター300への電流の逆流が防止される。また、スイッチング素子SW541も逆流を防止する。
(4)電源制御装置100の動作
次に、電源制御装置100の動作について説明する。電源制御装置100の動作は、画像形成装置1の動作モードが通常モードであるか、通常モードよりも消費電力が少ない省エネモードであるかによって異なる。
(4−1)通常モードにおける動作
まず、通常モードにおける動作について説明する。通常モードにおいては、スイッチング素子SW541はオンしており、スイッチング素子SW542はオフしている。
通常モードにおいて交流電源120からの給電が開始されると、整流ダイオードD214と起動抵抗R261とを介して電源制御部251へ起動用電力が供給される。一方、ブリッジ整流回路D211により全波整流された交流電力は、一次平滑コンデンサーC221へ供給され、平滑化され、交流電源電圧のピーク電圧の直流電圧が生成される。
電源制御部251は、起動用電力を供給されることによって起動されると、トランスT231のPWM制御を開始し、二次巻線233側及び補助巻線234側へ直流電圧を変圧し供給する。
補助巻線234へ供給された変圧電圧は整流ダイオードD213により整流し、平滑コンデンサーC223により平滑化し、電源制御部251の電源電圧として供給される。
二次巻線233へ供給された変圧電圧は整流ダイオードD212により整流され、平滑コンデンサーC222により平滑化されて、出力電圧Aとして出力される。出力電圧監視部291は出力電圧Aを監視して、フィードバック信号271を電源制御部251に入力する。フィードバック信号271を受信した電源制御部251は出力電圧Aの電圧レベルが予め設定された定電圧設定値となるようにPWM制御する。
DC/DCコンバーター300は、出力電圧Aを入力電圧として供給されると、電源制御部351によるPWM制御により出力電圧Bを生成する。出力電圧監視部391は出力電圧Bを監視して、フィードバック信号371を電源制御部351に入力する。フィードバック信号371を入力された電源制御部351は出力電圧Bの電圧レベルが予め設定された定電圧設定値となるようにPWM制御する。
DC/DCコンバーター400は、出力電圧Bを入力電圧として供給されると、電源制御部451によるPWM制御により出力電圧Cを生成する。出力電圧監視部491は出力電圧Cを監視して、フィードバック信号471を電源制御部451に入力する。フィードバック信号471を入力された電源制御部451は出力電圧Cの電圧レベルが予め設定された定電圧設定値となるようにPWM制御する。
(4−2)通常モードから省エネモードへの移行時の動作
次に、通常モードから省エネモードへの移行時の動作について説明する。
電源制御装置100は、制御部105から入力される省エネモード信号571に従って、通常モードから省エネモードへ移行する。図3に示されるように、制御部105は、省エネモード移行時にスイッチング素子SW541、SW542に入力する省エネモード信号571をオフ状態からオン状態に切り替える。省エネモード信号571がオンされると、スイッチング素子SW541はオフし、SW542はオンする。
スイッチング素子SW541がオフされることによって、DC/DCコンバーター300の出力電圧BがDC/DCコンバーター400に入力されるのが停止されると共に、スイッチング素子SW542がオンされることによって、AC/DCコンバーター200の出力電圧AがDC/DCコンバーター400に入力される。
このようにすれば、DC/DCコンバーター300によって出力電圧Bを生成しなくても、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aから直接、出力電圧Cが生成されるので、DC/DCコンバーター300においてスイッチングロスによる効率低下を生じさせることなく、DC/DCコンバーター400で出力電圧Cを生成することができる。従って、電力消費を低減することができる。
なお、省エネモードにおいて出力電圧Bが不要であるような場合であって、従って、DC/DCコンバーター300におけるPWM制御を停止させることによってスイッチングロスを無くすことができるような場合に特に有効である。
また、省エネモードから通常モードに復帰する際には、制御部105が省エネモード信号571をオン状態からオフ状態に切り替えることによって、スイッチング素子SW541がオンされると共に、スイッチング素子SW542がオフされる。すると、電源制御装置100は、通常モードの動作に遷移する。
[2]第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に係る電源制御装置100は、上記第1の実施の形態に係る電源制御装置100と概ね同様の構成を備える一方、動作モードの移行時における動作並びに当該動作を実現するための構成において相違している。以下、主として相違点に着目して説明する。
なお、本明細書においては、実施の形態の間において共通する部材には共通の符号が付されている。また、以下の実施の形態においては、電源制御装置100の構成図における負荷201等の図示が省略されている。
(1)電源制御装置100の構成
まず、本実施の形態に係る電源制御装置100の構成について説明する。
図4に示されるように、本実施の形態においては、制御部105が出力する省エネモード信号571がAC/DCコンバーター200の出力電圧監視部291にも入力される。また、スイッチング素子SW541、542にはそれぞれ遅延回路511、512を介して省エネモード信号571が入力される。
他は、第1の実施の形態と同様である。
(2)通常モードから省エネモードへの移行時の動作
次に、通常モードから省エネモードへの移行時の動作について説明する。
通常モードから省エネモードへ移行する際には、制御部105は省エネモード信号571をオフ状態からオン状態に切り替えて出力電圧監視部291並びに遅延回路511、512に入力する。
本実施の形態においては、出力電圧監視部291による出力電圧Aの監視レベルLAは、通常モードでは電圧値V1、省エネモードではDC/DCコンバーター300、400の許容入力電圧範囲内の電圧値V2になっており、電圧値V2は電圧値V1よりも低い。
出力電圧監視部291は、省エネモード信号571をオンされると、図5に示されるように、出力電圧Aの監視レベルLAを電圧値V1から電圧値V2へ切り替える。
一方、省エネモード信号571がオンされると、オンされてから時間T1後に、遅延回路511はスイッチング素子SW541をオフし、遅延回路512はSW542をオンする。この時間T1は、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aが電圧値V1から電圧値V2に低下するまでの時間よりも長くなっている。このため、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aが電圧値V2まで低下してから、スイッチング素子SW541がオフされ、スイッチング素子SW542がオンされる。
このようにすれば、省エネモード時においてDC/DCコンバーター300、400の入出力電位差が何れも小さくなるので、電源効率が更に改善される。従って、消費電力を更に低減することができる。
[3]第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態に係る電源制御装置100は、上記第2の実施の形態に係る電源制御装置100と概ね同様の構成を備える一方、図6に示されるように、スイッチング素子SW541及び遅延回路511が除外されている点で相違している。以下、主として相違点に着目して説明する。
図7は、本実施の形態における動作モード移行時のタイミングチャートである。上記第2の実施の形態と同様に、通常モードから省エネモードに移行する際、制御部105は省エネモード信号571をオフ状態からオン状態に切り替える。オンされた省エネモード信号571を入力されると、出力電圧監視部291は出力電圧Aの監視レベルLAを電圧値V1から電圧値V3に切り替える。電圧値V3は、通常モードにおける監視レベルLAの電圧値V1よりも低く、DC/DCコンバーター400の許容入力電圧範囲内の電圧値である。電圧値V3は、上記第2の実施の形態における電圧値V2と等しくてもよい。
遅延回路512は、省エネモード信号571がオンされてから、予め設定された時間T2後にスイッチング素子SW542をオンする。時間T2は、省エネモード信号571がオンされてからAC/DCコンバーター200の出力電圧Aが電圧値V3まで低下するために要する時間よりも長く設定されている。このため、出力電圧Aが電圧値V3まで低下した後、DC/DCコンバーター300を迂回するように、スイッチング素子SW542を経由して、当該出力電圧AがDC/DCコンバーター400に入力される。
このようにすれば、上記第2の実施の形態と同様に、省エネモード時においてDC/DCコンバーター300、400の入出力電位差が何れも小さくなるので、電源効率が更に改善され、消費電力を更に低減することができる。また、DC/DCコンバーター300のスイッチングロスによる効率低下を抑えることができるという意味においても、消費電力を低減できる。
[4]第4の実施の形態
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態に係る電源制御装置100は、上記第3の実施の形態に係る電源制御装置100と概ね同様の構成を備える一方、図8に示されるように、スイッチング素子SW542が除外されると共に、遅延回路512の出力信号がスイッチング素子SW341に入力される点において相違している。以下、主として相違点に着目して説明する。
図9は、本実施の形態における動作モード移行時のタイミングチャートである。上記第3の実施の形態と同様に、通常モードから省エネモードに移行する際、制御部105は省エネモード信号571をオンする。オンされた省エネモード信号571を入力されると、出力電圧監視部291は出力電圧Aの監視レベルLAを切り替え、通常モードの電圧値V1よりも低い省エネモードの電圧値V3に切り替える。
遅延回路512は、省エネモード信号571がオンされてから時間T2後にスイッチング素子SW341をオンする。このようにすれば、スイッチング素子SW341が常時オン状態となるので、DC/DCコンバーター300のPWM制御が停止される。
従って、DC/DCコンバーター300におけるスイッチングロスによる効率低下を防止することができる。また、上記第3の実施の形態における電源制御装置100よりもよりも簡易な構成で同等の効果を得ることができる。
[5]第5の実施の形態
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態に係る電源制御装置100は、上記第2の実施の形態に係る電源制御装置100に、更にもう1系統のDC/DCコンバーターを追加した構成になっており、2種類の省エネモードに対応する。
(1)電源制御装置100の構成
まず、電源制御装置100の構成について説明する。
図10に示されるように、本実施の形態においては、AC/DCコンバーター200の出力電圧AがDC/DCコンバーター300に加えて、DC/DCコンバーター600にも入力されており、DC/DCコンバーター600の出力電圧Dは更にDC/DCコンバーター700に入力され、出力電圧Eが生成される。また、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aを、DC/DCコンバーター600を迂回して、DC/DCコンバーター700に入力するためのスイッチング素子SW842が設けられている。
図10には、制御部105が2つ描かれているが、これは図を見易くするためであり、本実施の形態において制御部105は1つだけである。遅延回路811、812は制御部105が出力する省エネモード信号871を入力されると、後述のように、所定時間経過後にスイッチング素子SW841、SW842の制御信号を切り替える。
(2)動作モードについて
次に、各動作モードについて説明する。
本実施の形態に係る電源制御装置100は、2つの省エネモードに対応している。第1の省エネモードは、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aを受電する負荷は動作しておらず、供給不要であり、DC/DCコンバーター300、400、600及び700の出力電圧B〜Eを受電する負荷は動作しており各出力電圧を出力しなければならない動作モードである。
また、第2の省エネモードは、AC/DCコンバーター200の出力電圧A及びDC/DCコンバーター300、400の出力電圧B、Cを受電する受電負荷は動作しておらず、供給不要であり、DC/DCコンバーター600、700の出力電圧D、Eを受電する負荷は動作しており各出力電圧を出力しなければならない動作モードである。
(2−1)通常モードにおける給電例
図11の表は、動作モード毎に給電先を例示する表である。例えば、図11に示されるように、通常モードにおいては、すべての給電先に給電する。具体的には、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aは電圧値24Vで、DC/DCコンバーター300、600に給電される他、モーター、クラッチ、ソレノイド及びファンといった24V系の負荷にも給電される。
DC/DCコンバーター300の出力電圧Bは電圧値5Vで、DC/DCコンバーター400に給電される他、ファクシミリ通信部(FAX)、HDD及びバックライトLEDを含む操作パネルにも給電される。DC/DCコンバーター400の出力電圧Cは電圧値3.3Vで、制御部105の制御基板に給電される。
DC/DCコンバーター600の出力電圧Cは電圧値1.8Vで、DC/DCコンバーター700に給電される他、LAN通信部、制御部105の制御基板及び操作パネルに給電される。DC/DCコンバーター700の出力電圧Dは電圧値0.9Vで、制御部105の制御基板に給電される。
(2−2)第1の省エネモードにおける給電例
第1の省エネモードは、ユーザーがファクシミリ機能を多用することを想定した動作モードであって、24V系の負荷(モーター、クラッチ、ソレノイド、ファン)以外の機能は動作状態であり、ファクシミリ受信や操作パネルの操作、プリントジョブの受信を契機として通常モードへ復帰することができる。消費電力は、例えば10Wで、第2の省エネモードよりも多くなるが、24V系の負荷を停止させることによって通常モードよりは少なくなるという意味で省エネ効果がある。
図11の例では、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aは電圧値6Vまで低下しており、DC/DCコンバーター300、400、600及び700にのみ給電され、負荷には給電されない。DC/DCコンバーター300、400、600及び700の出力電圧値並びに給電先は通常モードと同様である。
(2−3)第2の省エネモードにおける給電例
第2の省エネモードは、ファクシミリ機能をあまり使用せず、省エネのニーズが高いユーザーを想定した動作モードであって、24V系の負荷(モーター、クラッチ、ソレノイド、ファン)及び5V系の負荷(FAX、HDD、操作パネルバックライト)以外の機能は動作状態であり、プリントジョブ受信や操作パネルの操作を契機として通常モードへ復帰することができる。消費電力は、例えば3Wで、第1の省エネモードよりも少ないので、高い省エネ効果がある。
図11の例では、AC/DCコンバーター200及びDC/DCコンバーター300、400の出力電圧は電圧値3Vまで低下しており、DC/DCコンバーター600にのみ給電され、負荷には給電されない。DC/DCコンバーター600、700の出力電圧値並びに給電先は通常モードと同様である。
以上のように、複数の省エネモードを備えれば、ユーザーの使用環境に合った省エネモードを選択し、使用することが可能となる。また、各省エネモードに合わせて、AC/DCコンバーターの出力電圧を下げ、DC/DCコンバーターの接続を切り替えれば、各DC/DCコンバーターの電源効率を高め、消費電力を低減することができるので、各省エネモードにおいて更なる省エネ効果を得ることができる。
(3)通常モードから省エネモードへの移行時の動作
次に、通常モードから省エネモードへの移行時の動作について説明する。
(3−1)第1の省エネモードへの切替え動作
図12は、通常モードから第1の省エネモードに移行する際のタイミングチャートである。第1の省エネモードに移行する際には、制御部105は、省エネモード信号571、871を共に通常モード状態から第1の省エネモード状態に切り替える(図12においては、第1の省エネモード状態をオフ状態からオン状態に切り替えるように表記されている)。
これによって、まず、AC/DCコンバーター200の出力電圧監視部291の監視レベルLAが電圧値V1から電圧値V4に切り替わる。その結果、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aが電圧値V1から電圧値V4まで低下する。ここで、電圧値V4は、DC/DCコンバーター300、400、600及び700の許容入力電圧範囲内に入る電圧値である。
遅延回路511、811は、省エネモード信号571、871が第1の省エネモード状態に切り替わってから時間T3後に、それぞれスイッチング素子SW541、SW841をオフする。時間T3は、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aが電圧値V1から電圧値V4まで低下するのに要する時間である。これによって、DC/DCコンバーター300、600からDC/DCコンバーター400、700への給電が遮断される。
遅延回路512、812は、省エネモード信号571、871が第1の省エネモード状態に切り替わってから時間T3後に、それぞれスイッチング素子SW542、SW842をオンする。これによって、電圧値V4まで低下した出力電圧Aが、DC/DCコンバーター300、400、600及び700に給電される。
このようにすれば、DC/DCコンバーター400、700の出力電圧C、Eを生成する際に、DC/DCコンバーター300、600におけるスイッチングロスを回避することできるので、消費電力を削減することができる。
また、第1の省エネモードに移行する際に、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aを低下させるので、スイッチング素子SW441、741として高耐圧のスイッチング素子を用いる必要が無くなる。従って、部品の低コスト化を図ることができる。
(3−2)第2の省エネモードへの切替え動作
図13は、通常モードから第2の省エネモードに移行する際のタイミングチャートである。第2の省エネモードに移行する際には、制御部105は、省エネモード信号571、871を共に通常モード状態から第2の省エネモード状態に切り替える(図13においては、第2の省エネモード状態をオフ状態からオン状態に切り替えるように表記されている)。
すると、AC/DCコンバーター200の出力電圧監視部291の監視レベルLAが電圧値V1から電圧値V5に切り替わる。その結果、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aが電圧値V1から電圧値V5まで低下する。ここで、電圧値V5は、DC/DCコンバーター600及び700の許容入力電圧範囲内に入る電圧値である。
遅延回路811は、省エネモード信号871が第2の省エネモード状態に切り替わってから時間T4後に、スイッチング素子SW841をオフする。時間T4は、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aが電圧値V1から電圧値V5まで低下するのに要する時間である。これによって、DC/DCコンバーター600からDC/DCコンバーター700への給電が遮断される。
遅延回路812は、省エネモード信号871が第2の省エネモード状態に切り替わってから時間T4後にスイッチング素子SW842をオンする。これによって、電圧値V5まで低下した出力電圧AがDC/DCコンバーター600及び700に給電される。
DC/DCコンバーター300、400については、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aが、通常モードにおけるDC/DCコンバーター300、400の出力電圧B、Cの電圧値よりも低くなると、DCDCコンバーター300、400の出力電圧B、CはAC/DCコンバーター200の出力電圧Aに追随する。
このようにすれば、DC/DCコンバーター700の出力電圧Eを生成する際に、DC/DCコンバーター600におけるスイッチングロスを回避することできるので、消費電力を削減することができる。
また、第2の省エネモードに移行する際に、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aを低下させるので、スイッチング素子SW741として高耐圧のスイッチング素子を用いる必要が無くなり、部品の低コスト化を図ることができる。
[6]第6の実施の形態
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。第6の実施の形態に係る電源制御装置100は、上記第3の実施の形態に係る電源制御装置100にDC/DCコンバーター700を追加した構成になっており、2種類の省エネモードに対応する。
(1)電源制御装置100の構成
まず、本実施の形態に係る電源装置100の構成について説明する。
図14に示されるように、DC/DCコンバーター700は、通常モードにおいては、DC/DCコンバーター300の出力電圧Bを受電して、出力電圧Eを生成する。
(2)通常モードから省エネモードへの移行時の動作
次に、通常モードから省エネモードへの移行時の動作について説明する。
本実施の形態に係る電源制御装置100は、2つの省エネモードに対応している。第3の省エネモードは、AC/DCコンバーター200及びDC/DCコンバーター300の出力電圧A、Bを受電する負荷は動作しておらず、供給不要であり、DC/DCコンバーター400、700の出力電圧C、Eを受電する負荷は動作しており各出力電圧を出力しなければならない動作モードである。
また、第4の省エネモードは、AC/DCコンバーター200の出力電圧A及びDC/DCコンバーター300、400の出力電圧B、Cを使用する受電は動作しておらず、供給不要であり、DC/DCコンバーター700の出力電圧Eを受電する負荷は動作しており各出力電圧を出力しなければならない動作モードである。
(2−1)第3の省エネモードへの切替え動作
図15は、通常モードから第3の省エネモードに移行する際のタイミングチャートである。第3の省エネモードに移行する際には、制御部105は、省エネモード信号571、871を共に通常モード状態から第3の省エネモード状態に切り替える(図15においては、第3の省エネモード状態をオフ状態からオン状態に切り替えるように表記されている)。
これによって、まず、AC/DCコンバーター200の出力電圧監視部291の監視レベルLAが電圧値V1から電圧値V6に切り替わる。その結果、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aが電圧値V1から電圧値V6まで低下する。ここで、電圧値V6は、DC/DCコンバーター400及び700の許容入力電圧範囲内に入る電圧値であって、通常モードでの出力電圧Aの電圧値V1よりも低くなっている。
遅延回路512、812は、省エネモード信号571、871が第1の省エネモード状態に切り替わってから時間T5後に、それぞれスイッチング素子SW542、SW842をオンする。時間T5は、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aが電圧値V1から電圧値V6まで低下するのに要する時間である。これによって、電圧値V6まで低下した出力電圧Aが、DC/DCコンバーター400及び700に給電される。
このようにすれば、DC/DCコンバーター400及び700の出力電圧C、Eを生成する際に、DC/DCコンバーター300、600におけるスイッチングロスを回避することできるので、消費電力を削減することができる。
また、第3の省エネモードに移行する際に、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aを低下させるので、スイッチング素子SW441、741として高耐圧のスイッチング素子を用いる必要が無くなる。従って、部品の低コスト化を図ることができる。
(2−2)第4の省エネモードへの切替え動作
図16は、通常モードから第4の省エネモードに移行する際のタイミングチャートである。第4の省エネモードに移行する際には、制御部105は、省エネモード信号571、871を共に通常モード状態から第4の省エネモード状態に切り替える(図16においては、第4の省エネモード状態をオフ状態からオン状態に切り替えるように表記されている)。
すると、AC/DCコンバーター200の出力電圧監視部291の監視レベルLAが電圧値V1から電圧値V7に切り替わる。その結果、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aが電圧値V1から電圧値V7まで低下する。ここで、電圧値V7は、DC/DCコンバーター700の許容入力電圧範囲内に入る電圧値である。
遅延回路812は、省エネモード信号871が第4の省エネモード状態に切り替わってから時間T6後にスイッチング素子SW842をオンする。時間T6は、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aが電圧値V1から電圧値V7まで低下するのに要する時間である。これによって、電圧値V7まで低下した出力電圧AがDC/DCコンバーター700に給電される。
このようにすれば、DC/DCコンバーター700の出力電圧Eを生成する際に、DC/DCコンバーター600におけるスイッチングロスを回避することできるので、消費電力を削減することができる。
また、第4の省エネモードに移行する際に、AC/DCコンバーター200の出力電圧Aを低下させるので、スイッチング素子SW741として高耐圧のスイッチング素子を用いる必要が無くなり、部品の低コスト化を図ることができる。
[8]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においてはチョッパー方式のDC/DCコンバーターを用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、チョッパー方式のDC/DCコンバーターに代えてスイッチング方式のDC/DCコンバーターを用いてもよい。
(2)上記実施の形態においては、省エネモードにおいてAC/DCコンバーター200からDC/DCコンバーター300、600を迂回してDC/DC400、700に給電する場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、AC/DCコンバーター200に代えてDC/DCコンバーターを用いてもよい。
また、本発明は、DC/DCコンバーター300、600のようにDC/DCコンバーターを1つだけ迂回する場合に限定されず、順次次段のDC/DCコンバーターに給電するDC/DCコンバーターの縦続回路を迂回して給電してもよい。
(3)上記実施の形態においては、タンデム型のカラー複合機を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、タンデム型以外のカラー複合機に本発明を適用してもよいし、モノクロ複合機に適用してもよい。また、プリンター装置や、これにスキャナーを加えた複写装置、更に、ファクシミリ通信機能を備えたファクシミリ装置に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
本発明に係る電源制御装置及び画像形成装置は、スイッチングロスを低減する装置として有用である。
1……………………………画像形成装置
100………………………電源制御装置
120………………………交流電源
200………………………AC/DCコンバーター
300、400……………DC/DCコンバーター
105………………………制御部
SW541、SW542…スイッチング素子

Claims (14)

  1. 通常モードと通常モードよりも電力消費が少ない省エネルギーモードとの2種類の動作モードを有する負荷に直流電圧を供給する電源制御装置であって、
    第1の直流電圧を生成する第1のコンバーターと、
    前記第1のコンバーターから受電して、前記第1の直流電圧よりも低い第2の直流電圧をスイッチング制御によって生成する第2のコンバーターと、
    前記第1のコンバーター及び前記第2のコンバーターから受電して、前記第2の直流電圧よりも低い第3の直流電圧を生成する第3のコンバーターと、
    通常モードから省エネルギーモードに移行する際に、前記第2のコンバーターから前記第3のコンバーターへの給電を遮断して、前記第1のコンバーターから前記第3のコンバーターへ給電させる切替え手段と、を備える
    ことを特徴とする電源制御装置。
  2. 前記第1のコンバーターは、AC/DCコンバーターとDC/DCコンバーターとの何れかである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記第2のコンバーターは、複数のDC/DCコンバーターが従属接続されてなる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電源制御装置。
  4. 前記第1のコンバーターの出力電圧を、前記第3のコンバーターの許容入力電圧範囲内まで低下させる電圧制御手段を備え、
    前記切替え手段は、前記電圧制御手段が、前記第1のコンバーターの出力電圧を、前記第3のコンバーターの許容入力電圧範囲内まで低下させてから、前記第1のコンバーターから前記第3のコンバーターへ給電させる
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電源制御装置。
  5. 前記電圧制御手段は、前記第1のコンバーターの出力電圧を、前記第2のコンバーターの許容入力電圧範囲内にも入るように、低下させる
    ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の電源制御装置。
  6. 前記切替え手段は、前記第1のコンバーターから前記第3のコンバーターへ給電させる際には、前記第2のコンバーターによる第2の直流電圧の生成を停止する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の電源制御装置。
  7. 前記第2のコンバーターは、スイッチング制御によって第2の直流電圧を生成し、
    前記切替え手段は、前記スイッチング制御を停止させることによって、前記第2のコンバーターによる第2の直流電圧の生成を停止する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電源制御装置。
  8. 前記第2のコンバーターは、前記スイッチング制御を停止させることによって、前記第1のコンバーターから受電した直流電圧をそのまま出力する
    ことを特徴とする請求項7に記載の電源制御装置。
  9. 前記第1のコンバーターから受電して、前記第1の直流電圧よりも低い第4の直流電圧をスイッチング制御によって生成する第4のコンバーターと、
    前記第1のコンバーター及び前記第4のコンバーターから選択的に受電して、前記第4の直流電圧よりも低い第5の直流電圧を生成する第5のコンバーターと、を備え、
    前記切替え手段は、前記第2のコンバーターから前記第3のコンバーターへの給電を遮断して、前記第1のコンバーターから前記第3のコンバーターへ給電させる切替えと独立して、前記第4のコンバーターから前記第5のコンバーターへの給電を遮断して、前記第1のコンバーターから前記第5のコンバーターへ給電させる切替えを行う
    ことを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の電源制御装置。
  10. 前記第4のコンバーターは、複数のDC/DCコンバーターが縦続接続されてなる
    ことを特徴とする請求項9に記載の電源制御装置。
  11. 前記第1のコンバーターの出力電圧を、前記第5のコンバーターの許容入力電圧範囲内まで低下させる第2の電圧制御手段を備え、
    前記切替え手段は、前記電圧制御手段が、前記第1のコンバーターの出力電圧を、前記第5のコンバーターの許容入力電圧範囲内まで低下させてから、前記第1のコンバーターから前記第5のコンバーターへ給電させる
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の電源制御装置。
  12. 請求項1から11の何れかに記載の電源制御装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. モーターを含む駆動系部品を備え、
    前記第1のコンバーターは、前記駆動系部品に給電する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 画像形成動作を制御する制御基板を備え、
    前記第2のコンバーター及び第3のコンバーターは前記制御基板に給電する
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の画像形成装置。
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