JP2010114495A - 劣化検知システム、中央制御装置、路側通信装置および劣化検知方法 - Google Patents

劣化検知システム、中央制御装置、路側通信装置および劣化検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】路側機の劣化を検知することができ、故障して通信不能となる前にメンテナンスを可能とさせる劣化検知システムを提供する。
【解決手段】情報取得部15が、路側機1Eから送信された無線信号の路側機1Aでの受信品質に関する受信品質情報を取得する。統計部16が、所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における受信品質に関する統計値情報を求める。劣化推定部17が、前記統計値情報と現状の前記受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が低下していると判定すると、路側機1Eまたは路側機1Aの劣化を推定する。情報生成部18は、劣化が推定された路側機1Eをメンテナンスするためのメンテナンス情報を生成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、路側通信装置の劣化を検知する劣化検知システム、中央制御装置および劣化検知方法、並びに、劣化を検知する路側通信装置に関する。
近年、交通安全の促進や交通事故の防止を目的として、道路に設置されたインフラ装置からの情報を受信し、この情報を活用することで車両の安全性を向上させる高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
この交通システムは、主に、インフラ側の通信装置としての複数の路側通信装置と、各車両に搭載される通信装置である車載通信装置(移動端末)とによって実現される。通信の組み合わせとしては、路側通信装置同士での路路間通信と、路側通信装置と車載通信装置とによる路車(または車路)間通信と、車載通信装置同士での車車間通信とがある。
特許第2806801号公報
路側通信装置は、例えば道路の各交差点に設置されていて、ある交差点に設置された路側通信装置から送信された情報を、近隣または同一の交差点に設置された他の路側通信装置が受信することができる。このような路路間通信が行われるとともに、路側通信装置と、その周囲を走行している車両の車載通信装置との間で路車間通信が行われることにより、車載通信装置に、例えば交差点の死角になっている部分の情報を予め通知することが可能となり、交差点における交通事故を未然に防止することができる。
しかし、路側通信装置は屋外である例えば交差点に設置されており、また、長期間にわたって使用されていると、路側通信装置が備えているアナログ回路やアンプ等が劣化し、周波数が変動したり、通信エリアが減少したり、通信マージンが減少したりする。
このまま路側通信装置が放置されていると、劣化が進行し、やがて他の通信装置との間で無線通信ができなくなる(故障する)。この場合、故障した路側通信装置と通信相手となっている他の通信装置において、受信エラーが多く発生することとなるが、例えば、その受信エラーの発生率が、予め定められた閾値よりも大きくなることを、当該他の通信装置が検出することで、前記路側通信装置が故障したことを検知することができる。
しかし、路側通信装置が故障して通信不能になったことを検知してから、修理や交換をする場合では、その路側通信装置の運用が長期間にわたって停止されてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、路側通信装置の劣化を検知することができ、路側通信装置が故障して通信不能となる前に、路側通信装置のメンテナンスを可能とさせる劣化検知システム、中央制御装置、劣化検知方法、並びに、路側通信装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、路側通信装置が複数含まれる通信システムに設けられ、当該路側通信装置の劣化を検知する劣化検知システムであって、第一路側通信装置から送信された無線信号の第二路側通信装置での受信品質に関する受信品質情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における前記受信品質に関する統計値情報を求める統計部と、前記統計値情報と、前記情報取得部が取得した現状の前記受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が低下していると判定すると、前記第一路側通信装置または前記第二路側通信装置の劣化を推定する劣化推定部と、前記劣化推定部によって劣化が推定されると、劣化が推定された前記路側通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報を生成する情報生成部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、前記劣化推定部によって、現状の受信品質が低下していると判定されると、第一路側通信装置または第二路側通信装置の劣化が推定され、情報生成部によって、劣化が推定された路側通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報が生成される。このため、このメンテナンス情報を取得すれば、劣化が推定された路側通信装置が故障して通信不能となる前に、路側通信装置のメンテナンスが可能となるので、路側通信装置の故障の予防が可能となる。
なお、本発明において、前記受信品質とは、受信した無線信号の質の指標を意味し、例えば、受信レベル、C/N比、D/U比、受信エラー率等がある。また、前記統計値情報とは、前記受信品質に関する平均的な値についての情報であり、この平均的な値には、例えば、平均値や、中央値がある。
(2)また、前記情報取得部は、複数ある前記第一路側通信装置それぞれから送信された無線信号の受信品質に関する受信品質情報を取得可能であり、前記統計部は、前記統計値情報を、前記複数の第一路側通信装置毎に求めることができ、前記劣化推定部は、前記第一路側通信装置または第二路側通信装置の劣化を推定するために、前記複数の第一路側通信装置毎に求められた前記統計値情報と、前記現状の受信品質情報とを比較するのが好ましい。
この場合、劣化推定部は、第一路側通信装置または第二路側通信装置の劣化を推定するために、複数の第一路側通信装置毎との間における受信品質に基づくので、第一路側通信装置または第二路側通信装置の劣化に関して詳しい情報が得られる。
(3)また、前記劣化推定部は、前記統計値情報と、前記現状の受信品質情報との差に基づいて前記第一路側通信装置または第二路側通信装置の劣化の進行具合を判定する判定部を有し、前記情報生成部は、前記判定部による判定結果に応じて、劣化が推定された前記路側通信装置のメンテナンス必要時期を求め、かつ、当該必要時期に関する情報を含めた前記メンテナンス情報を生成するのが好ましい。
この場合、情報生成部によって、路側通信装置の劣化の進行具合に応じたメンテナンス情報が生成され、適切な時期にメンテナンスを行わせることが可能となる。
(4)また、本発明は、通信システムが備えている複数の路側通信装置と通信可能でかつ当該路側通信装置を統括する中央制御装置であって、前記劣化検知システムが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の路側通信装置それぞれに劣化検知システムを設けなくても、複数の路側通信装置それぞれから各種情報を受信することで、中央制御装置において、路側通信装置の劣化が推定され、劣化が推定された路側通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報が生成される。このため、劣化が推定された路側通信装置が故障して通信不能となる前に、路側通信装置のメンテナンスが可能となるので、路側通信装置の故障の予防が可能となる。
(5)また、本発明は、通信システムが備えている複数の路側通信装置の劣化を検知する劣化検知方法であって、第一路側通信装置から送信された無線信号の第二路側通信装置での受信品質に関する受信品質情報を所定期間取得し、前記所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における前記受信品質に関する統計値情報を求め、前記統計値情報と、現状の前記受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が低下していると判定すると、前記第一路側通信装置または前記第二路側通信装置の劣化を推定し、劣化が推定された前記路側通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報を生成することを特徴とする。
本発明によれば、現状の受信品質が低下していると判定すると、第一路側通信装置または第二路側通信装置の劣化が推定され、劣化が推定された路側通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報が生成される。このため、このメンテナンス情報を取得すれば、劣化が推定された路側通信装置が故障して通信不能となる前に、路側通信装置のメンテナンスが可能となるので、路側通信装置の故障の予防が可能となる。
(6)また、本発明は、路側通信装置が複数含まれる通信システムに設けられ、当該路側通信装置の劣化を検知する劣化検知システムであって、複数ある第一路側通信装置それぞれから送信された無線信号の第二路側通信装置での受信品質に関する受信品質情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における前記受信品質に関する統計値情報を、前記複数の第一路側通信装置毎に求める統計部と、前記複数の第一路側通信装置毎に求められた前記統計値情報と、前記情報取得部が取得した現状の前記受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が、前記複数の第一路側通信装置のすべてとの間で低下していると判定すると、第二路側通信装置の受信系の劣化を推定する劣化推定部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、前記劣化推定部によって、現状の受信品質が、複数の第一路側通信装置のすべてとの間で低下していると判定されると、第二路側通信装置の受信系の劣化が推定される。このように、第二路側通信装置の受信系が故障して通信不能となる前に当該受信系の劣化を推定するため、故障の前に第二路側通信装置のメンテナンスが可能となり、第二路側通信装置の故障の予防が可能となる。
(7)また、本発明は、路側通信装置が複数含まれる通信システムに設けられ、当該路側通信装置の劣化を検知する劣化検知システムであって、複数ある第一路側通信装置それぞれから送信された無線信号の第二路側通信装置での受信品質に関する受信品質情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における前記受信品質に関する統計値情報を、前記複数の第一路側通信装置毎に求める統計部と、前記複数の第一路側通信装置毎に求められた前記統計値情報と、前記情報取得部が取得した現状の前記受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が、前記複数の第一路側通信装置のすべてのうちの少なくとも一つを除いた残りとの間で低下していると判定すると、低下していると判定した前記第一路側通信装置の送信系の劣化を推定する劣化推定部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、前記劣化推定部によって、現状の受信品質が、複数の第一路側通信装置のすべてのうちの少なくとも一つを除いた残りとの間で低下していると判定されると、低下していると判定された第一路側通信装置の送信系の劣化が推定される。このように、第一路側通信装置の送信系が故障して通信不能となる前に当該送信系の劣化を推定するため、故障の前に第二路側通信装置のメンテナンスが可能となり、第一路側通信装置の故障の予防が可能となる。
(8)また、本発明の路側通信装置は、別の通信装置から送信された無線信号の受信品質に関する受信品質情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における前記受信品質に関する統計値情報を求める統計部と、前記統計値情報と、前記情報取得部が取得した現状の前記受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が低下していると判定すると、自己または前記別の通信装置の劣化を推定する劣化推定部と、前記劣化推定部によって劣化が推定されると、劣化が推定された通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報を生成する情報生成部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、前記劣化推定部によって、現状の受信品質が低下していると判定されると、自己または別の通信装置の劣化が推定され、情報生成部によって、劣化が推定された通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報が生成される。このため、このメンテナンス情報を取得すれば、劣化が推定された通信装置が故障して通信不能となる前に、通信装置のメンテナンスが可能となるので、通信装置の故障の予防が可能となる。
(9)また、前記情報取得部は、複数ある前記別の通信装置それぞれから送信された無線信号の受信品質に関する受信品質情報を取得可能であり、前記統計部は、前記統計値情報を、複数の前記別の通信装置毎に求めることができ、前記劣化推定部は、前記別の通信装置毎に求められた前記統計値情報と、前記現状の受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が、前記複数の別の通信装置のすべてとの間で低下していると判定すると、自己の受信系の劣化を推定するように構成することができる。
この場合、前記劣化推定部によって、現状の受信品質が、複数の別の通信装置のすべてとの間で低下していると判定されると、自己の受信系の劣化が推定される。このように、路側通信装置(自己)の受信系が故障して通信不能となる前に当該受信系の劣化を推定するため、故障の前に路側通信装置のメンテナンスが可能となり、路側通信装置の故障の予防が可能となる。
(10)または、前記情報取得部は、複数ある前記別の通信装置それぞれから送信された無線信号の受信品質に関する受信品質情報を取得可能であり、前記統計部は、前記統計値情報を、複数の前記別の通信装置毎に求めることができ、前記劣化推定部は、前記別の通信装置毎に求められた前記統計値情報と、前記現状の受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が、前記複数の別の通信装置のすべてのうちの少なくとも一つを除いた残りとの間で低下していると判定すると、低下していると判定した前記別の通信装置の送信系の劣化を推定し、前記情報生成部は、劣化が推定された前記別の通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報を送信するための処理を行うように構成することができる。
この場合、前記劣化推定部によって、現状の受信品質が、複数の別の通信装置のすべてのうちの少なくとも一つを除いた残りとの間で低下していると判定されると、低下していると判定された別の通信装置の送信系の劣化が推定され、メンテナンスするためのメンテナンス情報を送信するための処理が行われる。このように、別の通信装置の送信系が故障して通信不能となる前に当該送信系の劣化を推定し、当該別の通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報を通知することができるので、故障の前にその通信装置のメンテナンスが可能となり、故障の予防が可能となる。
本発明によれば、劣化が推定された通信装置が故障して通信不能となる前に、その通信装置のメンテナンスが可能となるので、通信装置の故障の予防が可能となる。通信装置が故障して通信不能となってからでは、その通信装置の運用が長期間にわたって停止されてしまうおそれがあるが、本発明によれば、このような長期間の運用の停止を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔通信システム〕
図1は、通信システムが設けられている道路の模式図であり、図2は図1の一部(二点鎖線で囲まれた部分)を拡大して説明している説明図である。
通信システムは、複数の路側通信装置(以下、「路側機」という)1を有している。図1では路側機1として、路側機1A〜1I、1Qが示されている。また、通信システムは、複数の正規の路側機1を統括する交通管制センターの中央制御装置4を有している。これら路側機1は、交通管制センターの中央制御装置4と接続されていて、中央制御装置4と各路側機1との間は有線または無線で通信可能である。
路側機1は、交差点(交差点の近傍を含む)Jに設置されていて、車両5(図2参照)に搭載された車載通信装置(以下、「車載機」という)2との間で通信が可能である。この路側機1と車載器2との間の通信を「路車間通信」というものとする。
また、路側機1(例えば路側機1A)は、他の路側機(路側機1B,1C,1D,1E)との間の通信も可能であり、路側機1同士で情報を交換することが可能である。この路側機1同士の通信を「路路間通信」というものとする。
なお、通信システムが使用する周波数は、例えば720MHz帯であり、特に路路間通信では2.4GHzや5GHz帯がある。
本実施形態では、道路構造の例として、南北方向の複数の道路と、東西方向の複数の道路が交差した碁盤目構造を想定する。したがって、一つの交差点Jには、東西南北の4方位から4本の道路RE,RW,RN,RSが流入するように接続されている。
図2において、各交差点Jには、4本の各道路RE,RW,RN,RS用に4つ(複数)の交通信号灯器20a,20b,20c,20dが設置されている。
また、各交差点の角には、ビル等の障害物がある。なお、道路構造は、上記に限定されるものではない。
図3のブロック図に示しているように、各路側機1は、通信装置本体10と、この通信装置本体10に接続されたアンテナ部11とを有している。通信装置本体10が、通信システムを統括している前記交通管制センターの中央制御装置4と通信可能となっている。通信装置本体10は、無線部(送受信部)12と、通信に関する制御を行う制御部13とを有している。制御部13は、CPUを有するマイコンなどからなり、記憶しているプログラムによって各種処理を実行することができる。
また、路側機1は、時分割多重方式によって通信を行うことができ、このために、制御部13は時分割スロットの管理を行う。なお、このスロットの管理は、無線部12が行っても良い。
路側機1は、車載機2に対して同報通信(1対多通信)が可能であり、交通情報などを、周囲に存在している車載機2に対して一斉に送信することができる。
本実施形態のアンテナ部11は、図2に示しているように、交差点Jに接続された道路RE,RW,RN,RSの数に対応した複数(4本)の指向性アンテナ11aを有している。指向性アンテナ11aは、交差点Jに設置された4個の交通信号灯器20a,20b,20c,20dにそれぞれ設けられている。
アンテナ部11は、路車間通信だけでなく、路路間通信にも用いられる。路路間通信では、通信相手となる路側機1が特定されて通信(個別通信または固定通信という)が行われるため、アンテナ部11に指向性を持たせている。本実施形態では、路車間通信を前記指向性アンテナ11aで行い、しかも、指向性アンテナ11aが指向する方向が、他の路側機1が設置されている位置の方向となっている。
アンテナ部11の指向性について具体的に説明する。例えば、路側機1Aのアンテナ部11は、路側機1Bの方向、路側機1Cの方向、路側機1Dの方向および路側機1Eの方向の指向性を有している。さらに、この指向性は、交通信号灯器20a,20b,20c,20dが信号の指示対象とする道路の方向(灯器の投光方向)と一致している。これにより、指向性アンテナ11a,11a,11a,11aを有するアンテナ部11は、交差点Jに接続され車両5が走行している複数の道路RE,RW,RN,RSの道路方向に沿った指向性を持つ。
図3において、車載機2は、通信装置本体20と、通信装置本体20に接続された無指向性アンテナ21とを有している。通信装置本体20は、路側機1の通信装置本体10と同様に、無線部22と制御部23とを有している。車載機2は、路側機1との通信の他、車載機同士の通信(車車間通信)が可能である。車載機2のアンテナ21は、無指向性であるため、路側機1や他の車載機2がいずれの方向にあっても電波を受信することができる。
以上のように構成された通信システムの通信方式は、MACレイヤにおいて、TDMA方式とCSMA/CA方式とが組み合わされている。すなわち、図4に示しているように、路側機1が信号を送信するための時間帯(第一時間帯)が確保されていて、さらに、この第一時間帯における複数の路側機1のスロットの割り当てに、TDMA方式が採用されている。
そして、前記第一時間帯以外の残りの第二時間帯が、車載機2が信号を送信することのできる時間であり、この第二時間帯で例えばCSMA/CA方式による車車間通信が行われる。
これにより、第一時間帯では、路側機1同士の路路間通信、路側機1から車載機2へ信号が送られる路車間通信が行われる。そして、第二時間帯では、車載機2から路側機1へ信号が送られる路車間通信、車載機2同士の車車間通信が行われる。なお、第一時間帯では、車載機2は信号の送信が禁止されている。
このように、路側機1が信号を送信する時間(第一時間帯)が優先的に与えられていることで、路側機1から送信される信号の品質を確保している。
また、すべての路側機1は、信号を送信するタイミングを制御するために、時刻を同期させる機能を有している。そして、前記交通管制センターの中央制御装置4から、通信によって各路側機1は、前記第一時間帯(および第二時間帯)の時間の割り当てに関する情報(割り当て情報)を得ることができる。各路側機1の記憶部14(図3参照)は、この割り当て情報を記憶することができる。
そして、各路側機1は、時刻を同期させ、通信エリア内に(通信エリア内の車載機2に対して)前記割り当て情報を送信する。なお、前記割り当て情報には、後述のスロット情報が含まれている。
したがって、割り当て情報を共有している各路側機1は、第一時間帯の内の指定されたスロットで、路路間通信と路車間通信との内の一方または双方を行うことができる。
一方、割り当て情報を受信して取得した車載機2は、路側機1が信号を送信する時間帯(第一時間帯)と、当該車載機2が信号を送信することが可能となる通信可能時間帯(第二時間帯)とを知ることができる。これにより、車載機2は、第二時間帯で、車路間通信と車車間通信との内の一方または双方を行うことができる。
前記スロット情報について図4によりさらに説明する。
スロット情報は、各路側機1に割り当てられたタイムスロット(以下、スロットともいう)のタイミングに関する情報であり、例えば路側機1Aが信号を発信するスロットのタイミング(例えば順番と時間)に関する情報が含まれている。図4(a)の実施形態では、第一時間帯の最初に、路側機1Aが信号を時間t1の間送信し、その後順番に、路側機1B、路側機1C、路側機1D、路側機1Eが信号を送信するようにスロットが規定されている。このスロット情報によって、どのタイミングで、どの路側機1が信号を送信するのか判別することができる。
前記のとおり、路側機1Aのアンテナ指向方向に、他の路側機1B〜路側機1Eが存在していても、前記スロット情報のように時間分割がされているため、近く(通信エリア内)に設置されている路側機の間で、干渉の発生を防止することができる。なお、第一時間帯には、どの路側機1にも割り当てられていない空白部分(空白スロット)があったり、近隣一群の路側機1A〜1I以外の他の路側機1Q(図1参照)のための割り当てスロットがあったりする。
また、本発明では、正規の各路側機1に、予め識別情報がそれぞれ割り当てられていて、各路側機1における記憶部14は、自己の識別情報(ID情報)を記憶していると共に、他の正規な路側機1の識別情報も記憶している。なお、各路側機1における記憶部14は、自己の通信エリア内に存在している他の正規の路側機1の識別情報を少なくとも記憶していればよい。つまり、個別通信を行う相手となる路側機1の識別情報を記憶していればよい。具体的には、路側機1Aにおける記憶部14には、四方向に延びる道路の先に設置されている路側機1B〜1Eの識別情報を記憶していればよく、通信相手となる可能性のない路側機1F〜1I,1Qの識別情報を記憶していなくてもよい。
そして、各路側機1は、アンテナ部11からの送信信号にこの識別情報を含ませて、信号を送信することができる。
〔劣化検知システム〕
以上のように、通信システムには複数の路側機1が設けられ、中央制御装置4によって統括されている。そして、この通信システムには、路側機1の劣化を検知する劣化検知システムSが設けられている。図5は劣化検知システムの構成を説明するブロック図である。劣化検知システムSは、CPU及び記憶部を有しているプログラマブルなマイコンなどからなる。
劣化検知システムSが備えている記憶部19には、所定の各機能を実行するプログラムが格納されている。そして、劣化検知システムSは、このプログラムによって実行される機能部として、情報取得部15、統計部16、劣化推定部17および情報生成部18を備えている。また、前記劣化推定部17は判定部17aとしての機能を備えている。これらの機能部については後に説明する。記憶部19および前記記憶部14(図3参照)は、各種情報やコンピュータプログラムを記憶するROMやRAM等の記憶装置よりなる。
図5の実施形態では、各路側機1(図1のすべての路側機1)の通信装置本体10に、劣化検知システムSが設けられている。また、図5では、一方の(右側の)路側機1を第一路側機1Eとし、他方の(左側の)路側機1を第二路側機1Aとする。
なお、劣化検知システムSは、中央制御装置4に設けられていてもよく、または、劣化検知システムSの前記各機能部が、路側機1と中央制御装置4とに分かれて設けられていてもよい。また、前記機能部は、通信装置本体10の制御部13が有していてもよい。
各機能部について説明する。
情報取得部15は、通信相手から送信されアンテナ部11および無線部12が受信した情報を、取得することができる。図5の場合、第一路側機1Eから送信され第二路側機1Aの無線部12が受信した信号に基づいて、第二路側機1Aの情報取得部15は、受信品質に関する受信品質情報を取得する。この受信品質情報は、第一路側機1Eから送信された無線信号の第二路側機1Aでの受信品質に関する情報である。
具体的には、受信品質情報は、第二路側機1Aにおける信号の受信レベルと受信エラーの発生率とのうちの一方または双方に関する情報である。なお、以下では、双方として説明する。
第一路側機1Eからの無線信号を第二路側機1Aが受信することによって、第二路側機1Aの情報取得部15は、信号の受信レベルおよび受信エラーの発生率に関する受信品質情報を取得する。
また、第二路側機1Aは、第一路側機1E以外にも、図1に示しているように、他の路側機1B,1C,1Dからも無線信号を受信可能であるため、第二路側機1Aの情報取得部15は、これら、複数ある他の路側機1B,1C,1Dからの無線信号をそれぞれ第二路側機1Aが受信することによって、第二路側機1Aの情報取得部15は、複数ある路側機1B,1C,1Dそれぞれから送信された無線信号による、受信レベルおよび受信エラーの発生率に関する受信品質情報も取得可能である。
さらに、情報取得部15は、信号の受信を、アンテナ部11の複数の指向性アンテナ11aのうちいずれの指向性アンテナ11aで行ったのかを知ることによって、受信した信号の発信源の方向を判定する機能も有している。
前記統計部16は、前記情報取得部15が所定期間取得した受信品質情報に基づいて、前記所定期間における受信品質に関する統計値情報を求める。前記所定期間は、例えば、その路側機1(第二路側機1A)の運用が開始されてから現時点までの間とすることができる。
さらに説明すると、統計部16が求める統計値情報は、運用開始から現時点までの間に受信して得られた受信レベルおよび受信エラーの発生率により求めた平均的な値についての情報となる。この平均的な値には、平均値や、中央値がある。
また、前記所定期間は、過去のある時点から現時点ではなく、過去のある区切られた期間であってもよく、また、統計値情報を移動平均によって求めてもよい。
さらに、複数の路側機B〜Eと路側機1Aとの間(通信経路)Lb,Lc,Ld,Le(図1参照)毎に前記情報取得部15が所定期間取得した受信品質情報に基づいて、第二路側機1Aの統計部16は、統計値情報を、当該路側機B〜Eと路側機1Aとの間Lb,Lc,Ld,Le毎に求めることができる。そして、求めた統計値情報を、記憶部19が記憶する。
前記劣化推定部17は、前記統計値情報と、前記情報取得部15が取得した現状の受信品質情報とを比較し、前記所定期間での受信品質と比べて現状の受信品質が低下しているか否かの判定を行う判定機能(前記判定部15a)を有している。そして、劣化推定部17は、現状の受信品質が低下していると判定することにより、第一路側機1Eまたは第二路側機1Aの劣化を推定する劣化推定機能を有している。
特に、劣化推定部17は、前記統計部16によって、路側機B〜Eと路側機1Aとの間Lb,Lc,Ld,Le(図1参照)毎に求められた統計値情報と、前記情報取得部15が取得した現状の受信品質情報とを比較することにより、第一路側機1Eまたは第二路側機1Aの劣化を推定することができる。
前記判定機能(前記判定部15a)は、記憶部19に記憶されている前記統計値情報と、前記情報取得部15が取得した現状の受信品質情報との大小およびその差の値を比較する。例えば、統計値情報としての例えば過去における受信エラーの発生率と、現在における受信エラーの発生率とを比較し、現在の発生率の低下量が、予め劣化推定部17に設定されている閾値α1を越える場合、現状の受信品質は低下していると判定する。なお、受信レベルも同様にして、閾値α0を越える場合、現状の受信品質は低下していると判定することができる。
前記判定機能が、現在の受信品質は低下していると判定すると、前記劣化推定機能は、第一路側機1Eまたは第二路側機1Aの劣化を推定する。
また、劣化推定部17が有している前記判定部15aによる判定機能は、前記統計値情報と、現状の受信品質情報との差に基づいて、第一路側機1Eまたは第二路側機1Aの劣化の進行具合を判定することができる。このために、判定部15aでは、前記閾値α1,α0が複数段階に分けて設定されている。
この具体例を、受信エラーの発生率の場合で説明すると、閾値α1は、α11,α12,α13の三段(α11<α12<α13)に予め設定されていて、現在の受信エラーの発生率の低下量が閾値α11を越える場合、判定部15aは、現状の受信品質は低下していると判定すると共に、現在の受信品質情報の低下量が、閾値α11を越え閾値α11以下である場合、劣化の進行具合は低い(つまり、小さい劣化)と判定し、閾値α12を越え閾値α13以下である場合、劣化の進行具合は中程度(つまり、中程度の劣化)であると判定し、閾値α13を越える場合、劣化の進行具合は高い(つまり、大きな劣化)と判定する。なお、受信レベルについても同様であり、閾値α0は、α01,α02,α03の三段(α01<α02<α03)に予め設定されている。
情報生成部18は、前記劣化推定部17によって劣化が推定されると、劣化が推定された路側機をメンテナンスするためのメンテナンス情報を生成する。また、情報生成部18は、前記判定部15aによる判定結果(劣化の進行具合が低い、中程度、高い)に応じて、劣化が推定された路側機1のメンテナンス必要時期を求める。
具体例を説明すると、判定部15aによって劣化の進行具合は低いと判定された場合、メンテナンス必要時期を、月単位で先の日にち(例えば3ヶ月後)に設定し、進行具合は中程度と判定された場合、メンテナンス必要時期を、週単位で近い日(例えば1ヶ月以内)に設定し、進行具合は高いと判定された場合、メンテナンス必要時期を、数日以内設定する。
そして、情報生成部18は、メンテナンス必要時期の日程を必要時期に関する情報とし、この情報をメンテナンス情報に含めて生成する。このメンテナンス情報は、無線部12を通じて、交通管制センターの中央制御装置4(図1)等へ送信され、メンテナンス情報に基づいて、交通管制センターの管理者によって、劣化が推定された路側機1に対して適切な時期にメンテナンスを行うことが可能となる。すなわち、劣化が推定された路側機1が故障して通信不能となる前に、当該路側機1のメンテナンスを行うことができ、当該路側機1の故障の予防が可能となる。
〔路側機1の劣化検知の具体例〕
以上のように構成され、第二路側機1Aに設けられた劣化検知システムSによって行われる劣化検知方法を説明する。
この劣化検知方法では、情報取得部15によって、通信相手となっている近隣の路側機1(1B,1C,1D,1E)それぞれから送信された無線信号の第二路側機1Aでの受信品質に関する受信品質情報の取得、つまり、受信レベルおよび受信エラーの発生率の測定を継続して行うことが必要である。
そして、情報取得部15によって、受信品質情報を所定期間取得すると、統計部16によって、この所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における受信品質に関する統計値情報を求め、劣化推定部17によって、前記統計値情報と、現状の受信品質情報とを比較することにより、前記所定期間での受信品質と比べて現状の受信品質が低下していると判定されると、他の路側機1(1B,1C,1D,1E)または自己(第二路側機1A)の劣化を推定し、情報生成部18によって、劣化が推定された路側機をメンテナンスするためのメンテナンス情報を生成することによって行われる。
ステップ毎にさらに説明する。図6は、路側機1Aに設けられた劣化検知システムSによって行われる劣化検知方法のフロー図である。
路側機1Aにおいて、アンテナ部11および無線部12を通じて、情報取得部15は、他の路側機1B〜1Eそれぞれからの信号の受信レベルおよび受信エラーの発生率を測定する(ステップS11)。
統計部16による統計的な演算処理によって、路側機1B〜1Eそれぞれから信号の受信レベルの平均値および受信エラーの発生率の平均値(統計値情報)を算出する(ステップS12)。
この統計値情報と、情報取得部15によって現時点で取得された受信品質情報とを、劣化推定部17が、比較する(ステップS13)。つまり、受信レベルの平均値および受信エラーの発生率の平均値と、現時点での受信レベルおよび現時点での受信エラーの発生率とが比較される(ステップS13)。
具体的には、受信レベルについて現状値N1が平均値M1よりも小さく(N1<M1)、その差(M1−N1)が閾値α0を越えていることを判定する。さらに、この判定は所定時間の間連続して複数回実行され、その複数回の全てにおいて、その差(M1−N1)が前記閾値α0を越えていることを判定する(第一判定)。
さらに、受信エラーの発生率について現状値N2が平均値M2よりも小さく(N2<M2)、その差(M2−N2)が閾値α1を越えていることを判定する。さらに、この判定は所定時間の間連続して複数回実行され、その複数回の全てにおいて、その差(M2−N2)が前記閾値α1を越えていることを判定する(第二判定)。
また、前記第一判定と前記第二判定とは、路側機1B〜1Eと路側機1Aとの間Lb,Lc,Ld,Le(図1参照)毎に、実行される。
そして、前記第一判定と前記第二判定との内の一方(または双方)が満たされている場合(ステップS14でYes)、劣化推定部17によって、路側機B〜Eと路側機1Aとの間(通信経路)Lb,Lc,Ld,Leのうち、どの間(どの通信経路)において、前記第一判定と第二判定の条件が満たされているかを判定する(ステップS15)。
なお、この判定(ステップS15)は、前記第一判定と前記第二判定とが、路側機1B〜1Eと路側機1Aとの間Lb,Lc,Ld,Le(図1参照)毎に実行されていることから、容易に判定することができる。
この判定により、劣化推定部17は、路側機1B〜1Eのうちのどの路側機から送信された信号の、現状の受信品質が低下しているかについて特定することができる(ステップS16)。
さらに、劣化推定部17によって、路側機B〜Eと路側機1Aとの間Lb,Lc,Ld,Le毎に求められた前記統計値情報と、情報取得部15が取得した現状の受信品質情報とを比較することにより、過去の受信品質(統計値情報)と比べて現在の受信品質が、路側機B〜Eと路側機1Aとの間Lb,Lc,Ld,Leのすべてで低下していると判定されると(ステップS17でYes)、自己の(路側機1A)の受信系の装置が劣化していると推定する(ステップS18)。
このステップS18は、通信相手となっている路側機1B,1C,1D,1Eそれぞれから無線信号は送信されているが、これらすべてについて路側機1Aで受信品質が低下していることから、当該路側機1Aの受信系の装置が劣化していると推定することができる。受信系の装置としては無線部12の例えば信号受信側のアナログ回路やアンプがある。
具体例を説明すると、過去の長期間における統計値情報、つまり路側機1B,1C,1D,1Eからの信号の受信レベルの平均値が、1B:−60dBm、1C:−67dBm、1D:−65dBm、1E:−70dBmであるのに対し、現在の短期間における統計値情報が、1B:−68dBm、1C:−77dBm、1D:−75dBm、1E:−80dBmであるように、全てにおいて、8dBm以上低下している場合、路側機1Aの受信系の装置が劣化していると推定することができる。
このように、路側機1Aの受信系の装置が劣化していると推定されると、この路側機1Aをメンテナンスするためのメンテナンス情報が、情報生成部18によって生成される(ステップS19)。
一方、ステップS17において、劣化推定部17によって、路側機B〜Eと路側機1Aとの間Lb,Lc,Ld,Le毎に求められた前記統計値情報と、情報取得部15が取得した現状の受信品質情報とを比較することにより、過去の受信品質(統計値情報)と比べて現状の受信品質が、路側機B〜Eと路側機1Aとの間Lb,Lc,Ld,Leのすべてのうちの少なくとも一つを除いた残りとの間で低下していると判定されると(ステップS17でNo)、低下していると判定された路側機(路側機1B〜1Eのいずれか)の送信系の装置が劣化していると推定する(ステップS20)。
こステップS20は、通信相手となっている路側機1B,1C,1D,1Eそれぞれから無線信号は送信されているが、このうちの少なくとも一つ(例えば1B,1C,1D)からの送信された無線信号については、受信品質が低下していないことから、当該路側機1Aの受信系の装置が劣化しているのではなくて、当該少なくとも一つ(例えば1B,1C,1D)以外の路側機(1E)の送信系の装置が劣化していると推定することができる。送信系の装置としては無線部12の信号送信側の例えばアナログ回路やアンプがある。
このように、路側機(1E)の送信系の装置が劣化していると推定されると、この路側機(1E)をメンテナンスするためのメンテナンス情報が、情報生成部18によって生成される(ステップS19)。
そして、前記のとおり、劣化推定部17(判定部17a)は、前記閾値α1,α0を用いることによって、劣化の進行具合を判定することができ、この劣化の進行具合に応じて、情報生成部18は、劣化が推定された路側機1のメンテナンス必要時期を求める。さらに、情報生成部18は、劣化が推定された路側機の情報(所在の情報、ID情報)の他に、前記メンテナンス必要時期の日程を必要時期に関する情報とし、これら情報をメンテナンス情報に含めて生成する。
このメンテナンス情報は、路側機1Aの無線部12を通じて、交通管制センターの中央制御装置4(図1)へ送信される。そして、交通管制センターの管理者が、取得したメンテナンス情報に基づいて、適切な時期に、劣化が推定された路側機1に対してメンテナンスを行うことが可能となる。このため、劣化が推定された路側機1が故障して通信不能となる前に、路側機1のメンテナンスを行うことができる。つまり、路側機1の故障の予防が可能となる。なお、路側機1が故障して通信不能となってからでは、その路側機1の運用が長期間にわたって停止されてしまうおそれがあるが、本発明によれば、このような長期間の運用の停止を防ぐことができる。
なお、例えば、路側機1Eの送信系の装置が劣化していると推定され、その旨のメンテナンス情報を受信した交通管制センターでは、さらに、そのメンテナンス情報を確認する処理を実行することができる。すなわち、路側機1Eは、図1に示しているように、路側機1G,1H,1Qと路路間通信が可能であるため、仮に路側機1Eの送信系の装置が劣化している場合、路側機1G,1H,1Qにも、前記同様の劣化検知システムSが設けられていることから、これら路側機1G,1H,1Qからも、前記路側機1Aの場合と同様にして、路側機1Eの送信系の装置が劣化していると推定する旨のメンテナンス情報を、交通管制センターは受信することになる。
このように、路側機1G,1H,1Qからも、路側機1Eの送信系の装置が劣化していると推定する旨のメンテナンス情報を、交通管制センターが受信した場合、中央制御装置4は、路側機1Eの送信系の装置が劣化しているという推定は、正しいと判定する。一方、路側機1G,1H,1Qからは、路側機1Eの送信系の装置が劣化している旨のメンテナンス情報を受信しない場合、路側機1Aに設けられた劣化検知システムSの推定は、誤りであると判定することができる。
また、路側機1Aの情報生成部18によって作成されたメンテナンス情報は、通信相手となっている他の路側機1B〜1Eへ送信してもよい。特に、送信系の劣化を推定した路側機(1E)へ送信するのが好ましい。すなわち、路側機(1E)から見れば、自己の送信系の劣化を判定するために、通信相手である例えば路側機1Aに対して、メンテナンス情報を要求すればよい。これにより、自己の送信系の劣化を判定することができる。
図5では、劣化検知システムSを各路側機1に設けた場合を説明したが、これ以外の形態として、図1のように、通信システムが備えている複数の路側機1と通信可能でかつ当該路側機1を統括する中央制御装置4に、劣化検知システムSが設けられていてもよい。この場合、複数の路側機1それぞれに劣化検知システムを設けなくても、複数の路側機1それぞれから各種情報(受信レベルおよび受信エラーの発生率)を、中央制御装置4が受信することで、当該中央制御装置4が路側機1の劣化を推定することができ、劣化を推定した路側機1をメンテナンスするためのメンテナンス情報を生成することができる。
なお、路側機1における受信品質の低下の発生は、無線通信を行う2台の路側機1,1のいずれかの送信機能や受信機能の劣化等による場合以外に、この2台の路側機1,1間の無線通信環境の変化に起因する場合もある。
例えば、2台の路側機1,1間に道路標識や大きな建物等が新規に設置されたり、街路樹が生長したりするといった環境変化である。このような環境変化が起きた場合、特定の2台の路側機1,1双方の受信状況が低下することになる。
例えば、図1の路側機1A〜1Eについて、路側機1Aと路側機1Eの双方間の受信状況のみが、ほぼ同時期に低下しているような場合には、路側機1Aと路側機1Eとの間の無線通信環境が変化したことで、無線通信に何らかの悪影響を与えている可能性が高いと推定できる。
このような場合には、このエリア内の全ての路側機1同士の送受信状況を把握している装置(例えば中央制御装置4や複数の路側機の中でもマスター機として動作する路側機等)が、路側機自体の異常ではなく無線通信環境の低下であると判定するように構成するのが好ましい。
このような判定結果に従って、前記送受信状況を把握している装置が、メンテナンス情報を生成し、外部に出力することで、システム運用を行う者は、路側機1Aと路側機1Eの無線通信のアンテナの指向性に関する再調整を行ったり、路側機1Aと路側機1Eとの間に無線通信の中継を行うための中継器を別途設けたりといったメンテナンス作業を迅速に行うことができるようになる。
また、本発明に関して、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、前記実施形態では、受信側の路側機1での受信品質に関す受信品質情報を、受信レベル、受信エラーの発生率に関する情報として説明したが、これ以外であってもよい。また、統計値情報は、平均値、中央値以外であってもよく、過去の受信品質(受信レベル、受信エラーの発生率など)の分布が判る指標であってもよい。
通信システムが設けられている道路の模式図である。 図1の一部を拡大して説明している説明図である。 交通管制センター、路側機および車載機のブロック図である。 スロット情報の説明図である。 劣化検知システムの構成を説明するブロック図である。 劣化検知方法のフロー図である。
符号の説明
1 路側機(路側通信装置)
4 中央制御装置
15 情報取得部
16 統計部
17 劣化推定部
17a 判定部
18 情報生成部
S 劣化検知システム

Claims (10)

  1. 路側通信装置が複数含まれる通信システムに設けられ、当該路側通信装置の劣化を検知する劣化検知システムであって、
    第一路側通信装置から送信された無線信号の第二路側通信装置での受信品質に関する受信品質情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における前記受信品質に関する統計値情報を求める統計部と、
    前記統計値情報と、前記情報取得部が取得した現状の前記受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が低下していると判定すると、前記第一路側通信装置または前記第二路側通信装置の劣化を推定する劣化推定部と、
    前記劣化推定部によって劣化が推定されると、劣化が推定された前記路側通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報を生成する情報生成部と、
    を備えていることを特徴とする劣化検知システム。
  2. 前記情報取得部は、複数ある前記第一路側通信装置それぞれから送信された無線信号の受信品質に関する受信品質情報を取得可能であり、
    前記統計部は、前記統計値情報を、前記複数の第一路側通信装置毎に求めることができ、
    前記劣化推定部は、前記第一路側通信装置または第二路側通信装置の劣化を推定するために、前記複数の第一路側通信装置毎に求められた前記統計値情報と、前記現状の受信品質情報とを比較する請求項1に記載の劣化検知システム。
  3. 前記劣化推定部は、前記統計値情報と、前記現状の受信品質情報との差に基づいて前記第一路側通信装置または第二路側通信装置の劣化の進行具合を判定する判定部を有し、
    前記情報生成部は、前記判定部による判定結果に応じて、劣化が推定された前記路側通信装置のメンテナンス必要時期を求め、かつ、当該必要時期に関する情報を含めた前記メンテナンス情報を生成する請求項1または2に記載の劣化検知システム。
  4. 通信システムが備えている複数の路側通信装置と通信可能でかつ当該路側通信装置を統括する中央制御装置であって、請求項1〜3のいずれか一項に記載の劣化検知システムが設けられていることを特徴とする中央制御装置。
  5. 通信システムが備えている複数の路側通信装置の劣化を検知する劣化検知方法であって、
    第一路側通信装置から送信された無線信号の第二路側通信装置での受信品質に関する受信品質情報を所定期間取得し、
    前記所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における前記受信品質に関する統計値情報を求め、
    前記統計値情報と、現状の前記受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が低下していると判定すると、前記第一路側通信装置または前記第二路側通信装置の劣化を推定し、
    劣化が推定された前記路側通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報を生成することを特徴とする劣化検知方法。
  6. 路側通信装置が複数含まれる通信システムに設けられ、当該路側通信装置の劣化を検知する劣化検知システムであって、
    複数ある第一路側通信装置それぞれから送信された無線信号の第二路側通信装置での受信品質に関する受信品質情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における前記受信品質に関する統計値情報を、前記複数の第一路側通信装置毎に求める統計部と、
    前記複数の第一路側通信装置毎に求められた前記統計値情報と、前記情報取得部が取得した現状の前記受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が、前記複数の第一路側通信装置のすべてとの間で低下していると判定すると、第二路側通信装置の受信系の劣化を推定する劣化推定部と、
    を備えていることを特徴とする劣化検知システム。
  7. 路側通信装置が複数含まれる通信システムに設けられ、当該路側通信装置の劣化を検知する劣化検知システムであって、
    複数ある第一路側通信装置それぞれから送信された無線信号の第二路側通信装置での受信品質に関する受信品質情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における前記受信品質に関する統計値情報を、前記複数の第一路側通信装置毎に求める統計部と、
    前記複数の第一路側通信装置毎に求められた前記統計値情報と、前記情報取得部が取得した現状の前記受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が、前記複数の第一路側通信装置のすべてのうちの少なくとも一つを除いた残りとの間で低下していると判定すると、低下していると判定した前記第一路側通信装置の送信系の劣化を推定する劣化推定部と、
    を備えていることを特徴とする劣化検知システム。
  8. 別の通信装置から送信された無線信号の受信品質に関する受信品質情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が所定期間取得した前記受信品質情報に基づいて、前記所定期間における前記受信品質に関する統計値情報を求める統計部と、
    前記統計値情報と、前記情報取得部が取得した現状の前記受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が低下していると判定すると、自己または前記別の通信装置の劣化を推定する劣化推定部と、
    前記劣化推定部によって劣化が推定されると、劣化が推定された通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報を生成する情報生成部と、
    を備えていることを特徴とする路側通信装置。
  9. 前記情報取得部は、複数ある前記別の通信装置それぞれから送信された無線信号の受信品質に関する受信品質情報を取得可能であり、
    前記統計部は、前記統計値情報を、複数の前記別の通信装置毎に求めることができ、
    前記劣化推定部は、前記別の通信装置毎に求められた前記統計値情報と、前記現状の受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が、前記複数の別の通信装置のすべてとの間で低下していると判定すると、自己の受信系の劣化を推定する請求項8に記載の路側通信装置。
  10. 前記情報取得部は、複数ある前記別の通信装置それぞれから送信された無線信号の受信品質に関する受信品質情報を取得可能であり、
    前記統計部は、前記統計値情報を、複数の前記別の通信装置毎に求めることができ、
    前記劣化推定部は、前記別の通信装置毎に求められた前記統計値情報と、前記現状の受信品質情報とを比較することにより、現状の受信品質が、前記複数の別の通信装置のすべてのうちの少なくとも一つを除いた残りとの間で低下していると判定すると、低下していると判定した前記別の通信装置の送信系の劣化を推定し、
    前記情報生成部は、劣化が推定された前記別の通信装置をメンテナンスするためのメンテナンス情報を送信するための処理を行う請求項8に記載の路側通信装置。
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