JP2010113135A - レンズ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スライドスイッチの誤操作を防止する。
【解決手段】レンズ駆動装置10の上部には、変倍操作用のシーソースイッチ20と、アイリスのモードを切り替えるオート/マニュアル切替スイッチ21が設けられている。シーソースイッチ20は、光軸18に直交する軸を中心に揺動する。オート/マニュアル切替スイッチ21は、光軸18と略平行な方向にスライドする。レンズ駆動装置10をグリップするときには、右手の親指以外の指をグリップベルト24に通し、右手親指を録画スイッチ27の左横に設けた隆起部29に添えておく。アイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21は、グリップする右手の指が動く方向とスイッチ21の操作方向とが異なるため、誤操作が行われ難い。
【選択図】図2
【解決手段】レンズ駆動装置10の上部には、変倍操作用のシーソースイッチ20と、アイリスのモードを切り替えるオート/マニュアル切替スイッチ21が設けられている。シーソースイッチ20は、光軸18に直交する軸を中心に揺動する。オート/マニュアル切替スイッチ21は、光軸18と略平行な方向にスライドする。レンズ駆動装置10をグリップするときには、右手の親指以外の指をグリップベルト24に通し、右手親指を録画スイッチ27の左横に設けた隆起部29に添えておく。アイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21は、グリップする右手の指が動く方向とスイッチ21の操作方向とが異なるため、誤操作が行われ難い。
【選択図】図2
Description
本発明は、変倍用モータの駆動を利用して撮影レンズの変倍レンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置に関し、さらに詳しくは、可変抵抗器を内蔵するズームシーソーコントロールスイッチ(以下、「シーソースイッチ)と称す。)を備えたレンズ駆動装置に関する。
ENGレンズには、レンズ鏡胴の側部にドライブユニットと呼ばれるレンズ駆動装置が取り付けられる。このレンズ駆動装置は、右手でグリップしたときに手のひらになじむように略卵型をしており、親指が掛かる位置に録画スタート/ストップボタンが、また、中指と薬指が掛かる位置にシーソースイッチがそれぞれ設けられている。
シーソースイッチの前側には、アイリスのオート/マニュアルモード切替スイッチが設けられている。このオート/マニュアルモード切替スイッチをオートモードに切り替えると、テレビカメラから得られる信号に基づいてアイリス用モータが駆動してその駆動がレンズ鏡胴に設けたアイリスリングに伝達されてレンズ鏡胴の絞りが所定の絞り径に調節される。マニュアルモードに切り替えると、アイリスリングを手動で操作することができる。従来、オート/マニュアルモード切替スイッチは、レンズ鏡胴の撮影光軸に対して略直交する方向にスライド操作をすることでモードが切り替わるようになっている(特許文献1,特許文献2)。
従来、レンズ駆動装置は、レンズ鏡胴の右側部に取り付けられる。このため、右手でグリップし易いように卵形状をしているグリップ部をもっている。また、ENGカメラは、報道カメラマンが肩に乗せて撮影を行うときと、三脚に設置して撮影を行う場合がある。いずれの場合もレンズ駆動装置のグリップ部を右手で握り、右手の中指と人差し指もしくは薬指でシーソースイッチを揺動して変倍操作を行い、右手親指で録画ボタンのON−OFFの操作を行う。しかも、左手でフォーカスリングを回転してフォーカス調節を行っている。このようにレンズ駆動装置をグリップしながら両手の指で各スイッチやリングを操作すると、指の力でレンズ鏡胴が動いてしまい、不安定な映像になってしまう。このため、レンズ駆動装置はグリップベルトで右手の親指以外をレンズ駆動装置との間で固定するようにしていた。
特開平8−9207号公報
特開平11−101932号公報
しかしながら、右手の親指以外の指は、グリップベルトに通していても撮影光軸を中心とする周方向、すなわち、撮影光軸に対して直交する方向に動き易い。このため、グリップベルトに右手を通すとき、また、左手でフォーカスリングを回したり、右手中指及び薬指でシーソースイッチを操作するときに、グリップする右手の指が撮影光軸に対して直交する方向に動いて、アイリスのオート/マニュアルスイッチを誤操作するおそれがあった。アイリスのオート/マニュアルスイッチを誤操作すると、映像の明るさが極端に変わる不都合が生じる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、スライドスイッチの誤操作を防止することができるレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、シーソースイッチに対して揺動する方向の前又は後に、撮影光軸と略平行な方向にスライド操作されるスライドスイッチを設けたものである。スライドスイッチのスライド方向としては、撮影光軸と略平行な方向としているが、平面から見て撮影光軸に対して±30度の範囲内で傾いた軸線方向に平行な方向としてもよい。すなわち、グリップする右手の親指以外の指の遊び、あるいは動き方向とは異なる方向であればよい。スライドスイッチとしては、アイリスのオート/マニュアル切替スイッチに限ることなく、例えば、フォーカスをオートモードとマニュアルモードに切替るフォーカスのオート/マニュアル切替スイッチ等でもよい。
スライドスイッチがシーソースイッチの出入口となる開口部の縁から高い位置にあると、変倍操作をしながら、スライドスイッチの操作が簡便に行える。そこで、シーソースイッチが揺動する域内の高さで突出している台座面部にスライドスイッチを設けるのが望ましい。
本発明によれば、スライドスイッチのスライド操作の方向がグリップする右手の親指以外の指の遊び、あるいは動き方向とは異なるため、誤操作を確実に防止することができる。
レンズ駆動装置10は、図1に示すように、グリップがし易いようにケース本体11の外面12が卵を横に寝かせた面形状に、また内面13がテレビカメラ用のレンズ鏡胴14の側面に沿う凹面にそれぞれなっており、前記内面13が前記側面にビス等の固着手段により着脱自在に固定される。
レンズ鏡胴14の周面には、フォーカスリング15、ズームリング16、及びアイリスリング17が回転自在に設けられている。なお、レンズ鏡胴14は、後側にレンズマウントが設けられており、レンズマウントを可介して周知のビデオテープレコーダー付きテレビカメラに着脱自在に取り付けられる。また、レンズ駆動装置10とテレビカメラとは、着脱自在なケーブルに接続され、これらの間で各種信号の授受が行われる。
フォーカスリング15、ズームリング16、及びアイリスリング17には、周面に歯列が形成されており、これら歯列には、レンズ駆動装置10の内面(レンズ鏡胴に対向する面)に露呈して設けた3つの連結ギヤ(図示なし)が個別に噛合する。レンズ駆動装置10には、フォーカス用モータ、ズーム用モータ、及びアイリス用モータとの3つのモータが内蔵されている。3つのモータの駆動は、ギヤ列等の駆動伝達機構を介して前記3つの連結ギヤに個別に伝達され、フォーカスリング15、ズームリング16、及びアイリスリング17を個別に回動させる。
レンズ鏡胴14は、フォーカスリング15の回動によりフォーカスレンズ群を光軸18の方向に沿って移動してピント調節を行い、またズームリング16を回動することにより、変倍レンズ群が光軸18の方向に沿って移動してズーム調整を行う。さらに、アイリスリング17を回動することにより絞り径を調節することができる。
ケース本体11の上面には、ズームシーソーコントロールスイッチ(シーソースイッチ)20、アイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21、アイリスオートボタン22、リターンスイッチ23等が光軸18と略平行な方向に一列に並べて設けられている。
リターンスイッチ23は、シーソースイッチ20に対して光軸18方向の後方に配されている押しボタンスイッチであり、オンエア中の画面や他のカメラで撮影している画面をテレビカメラに設けたビューファインダに表示させる。このリターンスイッチを押す毎に、外部からの映像の表示と、自己の撮影映像の表示とが切り換えられる。
アイリスオートボタン22は、シーソースイッチ20に対して光軸18方向の前方に配されている押しボタンスイッチであり、アイリスをマニュアルモードに設定しているときに押している瞬間だけオートに切り替えるためのボタンである。なお、スライドスイッチであるアイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21をシーソースイッチ20の後方に配置してもよい。
アイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21は、アイリスオートボタン22を挟んでシーソースイッチ20とは逆側に設けられており、光軸18と略平行な方向に沿ってスライド操作することで、アイリス調節のモードをオートとマニュアルとのいずれか一方のモードに切り替える切替スイッチである。
シーソースイッチ20は、光軸18に略直交する軸を中心として中立位置を基準に揺動自在に設けられており、上面のうちの光軸18方向の前方に設けられているテレ側凸部20a、後方に設けられているワイド側凸部20b、及びこれらの間に設けられている円弧状の谷部20cを有している。
テレ側凸部20aを押し込むと、シーソースイッチ20が軸(図5参照)31を中心に時計方向に回転してレンズ鏡胴14がテレ(T)側に向けて変倍し、逆にワイド側凸部20bを押し込むと、シーソースイッチ20が軸(図5参照)31を中心に反時計方向に回転してレンズ鏡胴14がワイド(W)側に向けて変倍する。また、シーソースイッチ20の押し込み量(操作量)によって変倍スピードを調整することができ、その押し込み量が大きいほど変倍スピードが高速になる。
ケース本体11の外面には、図2に示すように、光軸18方向の前・後にグリップバンド24を取り付けるためのベルト通し穴25,26がそれぞれ設けられている。カメラマンはグリップバンド24の中に右手(親指以外の4本の指)を挿入してレンズ鏡胴14を手のひらで保持することができる。また、ケース本体11の後面には、録画スイッチ27が設けられている。この録画スイッチ27は、カメラマンがグリップする右手の親指の掛かる位置に配されており、撮影中の映像をビデオテープやメモリ等の記録媒体に記録(録画)するときの録画開始/終了を操作するための押しボタンスイッチである。
図3に示すように、ケース本体11の背面28から一段凹込んだ面28aには、円形開口28bが設けられている。この円形開口28bに録画スイッチ27が露呈している。録画スイッチ27には、親指で押す押圧部27aを備えている。押圧部27aは断面蒲鉾状に形成され、円形開口28bから突出している。図4に示すように、円形開口28bの左横から真下までの範囲、すなわち、右手親指を手のひらから離したときに位置する範囲には、右手親指を待機しておくための隆起部29が円形開口28bから盛り上がって形成されている。隆起部29は、録画スイッチ27の押圧部27aから親指をスムーズに移動することができるように、押圧部27aの曲面を仮想的に延ばした仮想線に沿った高さになっている。また、隆起部29には、親指を置く位置を指の触感で認識させるために、表面に小径あるいは微細な凹部29aが複数設けられている。なお、凹部29aの代わりに凸部でもよい。
シーソースイッチ20は、図5に示すように、保持部材30に保持されている。保持部材30は、光軸18に対して略直交する軸31を有しており、ケース本体11の内部に固定されている。軸31は、前述したようにシーソースイッチ20を揺動自在に支持する。軸31の周りには、ねじりバネ32が取り付けられている。ねじりバネ32は、シーソースイッチ20を揺動範囲の中間となる中立位置に付勢している。なお、保持部材30には、シーソースイッチ20の一部に当接して揺動範囲を規制するための一対のストッパー40,41が設けられている。
ケース本体11の上部は、凸を上方に向けた湾曲面11aとなっており、この湾曲面11aには、光軸18方向に長い開口部45が形成されている。この開口部45には、前台座部46、シーソースイッチ20、及び、後台座部47が光軸18と略平行な方向に一列に並んで突出して配されている。前台座部46は、ケース本体11の内部に固定される固定部48と、前記開口部45よりも一段突出した位置に形成されている台座面部49とを有し、内部には基板50が取り付けられている。基板50には、アイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21、及びアイリスオートボタン22が取り付けられている。これらアイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21、及びアイリスオートボタン22は、台座面部49に設けた長穴開口53、及び開口54からそれぞれ露呈している。
アイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21、及びアイリスオートボタン22は、台座面部49のうちのシーソースイッチ20に最も接近する端部49aから離れた位置に配されている。そして、台座面部49のうちの前記端部49aからアイリスオートボタン22までの間の空きスペースが、シーソースイッチ20のテレ側凸部20aを押し込む指の一部を支持するための前支持部55として使用される。
後台座部47は、ケース本体11の内部に固定される固定部56、前記開口部45よりも一段突出する一段目台座面部57、この一段目台座面部57よりもさらに一段突出する二段目台座面部58を有し、内部には、保持部材30から突出した腕部30aに設けた基板59が入り込む。基板59には、リターンスイッチ23が取り付けられており、リターンスイッチ23は、一段目台座面部57に設けた開口60から露呈する。一段目台座面部57は外面側(図5において手前側)に設けられており、二段目台座面部58は内面側(図5において奧側)に設けられている。この二段目台座面部58のうちのシーソースイッチ20側の端が、ワイド側凸部17bを押し込む指の一部を支持するための後支持部として使用される。
前・後支持部55,58は、開口部45に対する高さが略同じになっている。この高さとしては、シーソースイッチ20の揺動ストロークの略半分に相当する高さが望ましい。前・後支持部55,58を前述した高さにすることで、シーソースイッチ20を操作しながらアイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21、アイリスオートボタン22、及びリターンスイッチ23のスライド操作、又は押し操作を簡便に行える。しかも、アイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21は、グリップした右手の遊び、あるいは動く方向とは異なる方向、すなわち、光軸18と略平行な方向にスライドするスイッチであるので、誤操作を確実に防止することができる。
レンズ鏡胴14には、図6に示すように、前方から順に、フォーカスレンズ群65、ズームレンズ群66、アイリス(絞り機構)67、及びリレーレンズ群68等からなる撮影レンズが配設されている。各レンズ群65,66,68は、一枚、又は複数枚のレンズ部材で構成されている。
撮影レンズを通過した被写体光は、テレビカメラ69の撮像素子70に結像され、撮像素子により電気信号に変換される。撮像素子から出力された画像信号は、図示していない信号処理回路において所定の処理が施された後に、ビューファインダーや映像出力端子等へと送出される。また、テレビカメラで得られた映像信号を基に演算されたフォーカス制御信号やアイリス制御信号は、レンズ駆動装置10の制御部72に送られる。
レンズ駆動装置10は、フォーカス駆動手段73、ズーム駆動手段74、アイリス駆動手段75、及びこれら駆動手段を制御する制御部72、並びに操作部71を備えている。操作部71は、図1及び図2で説明したシーソースイッチ20、アイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21、リターンスイッチ23、及び録画スイッチ27等を含む。
フォーカス駆動手段73は、フォーカス駆動用モータ(図示なし)を含み、テレビカメラ69又はレンズ駆動装置10に接続されるフォーカスデマンド(不図示)の操作に応じて制御部72によって駆動制御される。フォーカス駆動手段73の駆動力がフォーカスリング15に伝達され、フォーカスリング15が回転すると、その回転力がギヤ列等の動力伝達機構(図示なし)を介してフォーカスレンズ群65に伝えられ、フォーカスレンズ群65が光軸18に沿って前後移動してフォーカス調節が行われる。
フォーカス駆動手段73には、ポテンショメータ76が取り付けられている。ポテンショメータ76は、フォーカスレンズ群65の位置を検出する検出手段として用いられる。ポテンショメータ76の検出信号は、A/D変換器(図示なし)を介して制御部72にフィードバックされる。
ズーム駆動手段74は、ズーム駆動用モータ(図示なし)を含み、シーソースイッチ20の操作に応じて制御部72によって駆動制御される。ズーム駆動手段74の駆動力がズームリング16に伝達され、ズームリング16が回転すると、その回転力がギヤ列等の動力伝達機構(図示なし)(図示なし)を介してズームレンズ群66に伝えられ、ズームレンズ群66が光軸18に沿って互いに近づく方向又は離れる方向に移動して、倍率調整が行われる。ズーム駆動手段74には、ポテンショメータ77が取り付けられている。ポテンショメータ77は、ズーム位置を検出する検出手段として用いられる。ポテンショメータ77の検出信号は、A/D変換器(図示なし)を介して制御部72にフィードバックされ、ズーム端での駆動停止制御等に用いられる。
アイリス駆動手段75は、アイリス駆動用モータ(図示なし)を含み、アイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21、アイリスオート22から得られる各信号は制御部72からテレビカメラ69に送られる。テレビカメラ69は、レンズ駆動装置10から得られる信号に基づいてアイリスのオート/マニュアルのモードを切り替えて撮像する。制御部72は、撮像中にテレビカメラ69から供給されるアイリスオートの制御信号に応じてアイリス駆動手段75を駆動制御する。
アイリス駆動手段75の駆動力がアイリスリング17に伝達され、アイリスリング17が回転すると、その回転力がギヤ列等の動力伝達機構(図示なし)を介してアイリス67に伝えられ、絞り羽根が拡縮動作する。アイリス駆動手段75には、ポテンショメータ78が取り付けられている。ポテンショメータ78はアイリス位置の検出手段として用いられ、ポテンショメータ78の検出信号は、A/D変換器(図示なし)を介して制御部72にフィードバックされる。アイリスをマニュアルモードにしている場合には、手動によりアイリスリング17を回転して所望する絞り径を選択する。
制御部72は、中央演算処理装置(CPU)とその周辺回路を含むブロックであり、操作部71、及びテレビカメラ69から入力する信号に基づいて、前記各駆動手段73,74,75の動作を制御する。
次に上記構成の作用を簡単に説明する。略円筒状をしたレンズ鏡胴14は、略矩形状をしたテレビカメラ69の前に取り付けられている。レンズ駆動装置10は、レンズ鏡胴14の右側部に取り付けられている。レンズ駆動装置10をグリップするときには、右手の親指以外の指をグリップベルト24に通し、右手親指を録画スイッチ27の横の隆起部29に添えておく。
操作は、グリップした右手の中指及び薬指でシーソースイッチ20を揺動して変倍操作を行い、右手親指で録画スイッチ27のON−OFFの操作を行う。そして、左手でフォーカスリング15を回転してフォーカス調節を行う。
シーソースイッチ20の揺動操作、あるいはフォーカスリング15の回転操作のときに、右手の親指以外の指がレンズ鏡胴14の周方向、すなわち光軸18に対して直交する方向に動き易い。このように動くと、従来技術で説明した光軸18に直交する方向にスライドするスライドスイッチでは、グリップする右手の指が動く方向とスイッチのスライド方向とが同じであるため、スライドスイッチの誤操作が生じ易いのに対し、本実施形態のスライドスイッチとなっているアイリスのオート/マニュアル切替スイッチ21は、光軸18と略平行な方向にスライドするスイッチであるため、グリップする右手の指が動く方向とスイッチの操作方向とが同じではなく、よって誤操作が行われ難い。さらに、オート/マニュアル切替スイッチ21は、開口部45よりも一段突出した位置に設けた台座面部49に形成されているため、指が台座面部49に当たって、より誤動作が行われ難い。
録画を開始するときには、録画スイッチ27をONする。隆起部29が、押圧部27aの曲面を仮想的に延ばした仮想線に沿った高さになっているので、親指を隆起部29から録画スイッチ27に迅速に動かすことができる。
また、上記各実施形態では、テレビカメラ用のレンズ鏡胴14の側部に着脱自在に取り付けられるレンズ駆動装置10として説明しているが、本発明ではこれに限らず、テレビカメラや電子カメラ、あるいはビデオカメラ等に、シーソースイッチやスライドスイッチを一体に設けてなるレンズ駆動装置にも適用することができる。
10 レンズ駆動装置
14 レンズ鏡胴
20 シーソースイッチ
21 アイリスのオート/マニュアル切替スイッチ
27 録画ボタン
29 隆起部
14 レンズ鏡胴
20 シーソースイッチ
21 アイリスのオート/マニュアル切替スイッチ
27 録画ボタン
29 隆起部
Claims (3)
- 撮影レンズを保持するレンズ鏡胴の側部に着脱自在に取り付けられ、撮影光軸に直交する軸を中心に揺動する変倍操作用のシーソースイッチを備えたレンズ駆動装置において、
前記シーソースイッチに対して前記揺動する方向の前又は後に、前記撮影光軸と略平行な方向にスライド操作されるスライドスイッチを設けたことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 前記スライドスイッチは、前記シーソースイッチが揺動する域内の高さで突出している台座面部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
- 前記スライドスイッチは、アイリスのモードをオートとマニュアルとのいずれか一方のモードに切り替えるスイッチになっていることを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008285367A JP2010113135A (ja) | 2008-11-06 | 2008-11-06 | レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008285367A JP2010113135A (ja) | 2008-11-06 | 2008-11-06 | レンズ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010113135A true JP2010113135A (ja) | 2010-05-20 |
Family
ID=42301737
Family Applications (1)
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JP2008285367A Pending JP2010113135A (ja) | 2008-11-06 | 2008-11-06 | レンズ駆動装置 |
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Country | Link |
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2008
- 2008-11-06 JP JP2008285367A patent/JP2010113135A/ja active Pending
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Legal Events
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