JP2000050119A - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JP2000050119A
JP2000050119A JP10211082A JP21108298A JP2000050119A JP 2000050119 A JP2000050119 A JP 2000050119A JP 10211082 A JP10211082 A JP 10211082A JP 21108298 A JP21108298 A JP 21108298A JP 2000050119 A JP2000050119 A JP 2000050119A
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JP
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support plate
switch
main body
driving device
drive unit
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JP10211082A
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Shunichiro Ouchi
俊一郎 大内
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】グリップ部を把持する手の親指と人指し指との
間で支持される突部と、その把持した手の指で操作され
るスイッチとの相対的な位置を可変できるようにし、手
の大きさや指の長さに応じて好適にスイッチ操作を行え
るようにしたレンズ駆動装置を提供する。 【解決手段】撮影レンズ14の側部に装着されるドライ
ブユニット10のグリップ部34には、親指と人指し指
の間で支持される突部36が設けられている。ドライブ
ユニット10の上面にはズーム操作等を行うスイッチ2
0〜26が設けられている。グリップ部34は、ネジ4
0を緩めることで上下方向に位置を変えることができる
ようになっているため、グリップ部34に一体形成され
た突部36の位置を手の大きさや指の長さに応じて好適
に調節することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ駆動装置に係
り、特にテレビカメラのENGレンズをモータ駆動する
ためにENGレンズの側部に取り付けられるレンズ駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラに使用される撮影レンズ
(ENGレンズ)は、レンズ鏡胴周部に設けられたフォ
ーカスリング、ズームリング及び絞りリングを回動操作
することにより、撮影レンズのフォーカス、ズーム及び
絞りを調整することができるようになっている。そし
て、このような撮影レンズにおいて、各操作リングをモ
ータ駆動により回動操作することができるドライブユニ
ットと呼ばれるレンズ駆動装置が使用されている。ドラ
イブユニットは、撮影レンズのレンズ鏡胴側部に取り付
けられ、ドライブユニット内の駆動モータとレンズ鏡胴
の各操作リングとがギアを介して連結されるようになっ
ており、ドライブユニットに設けられた所定の操作部材
(スイッチ類)を操作すると、又は、カメラ本体から所
定の駆動信号が加えられると、ドライブユニット内の駆
動モータが回動して操作リングが回動するようになって
いる。
【0003】また、上記ドライブユニットの側部にはカ
メラマンがこのドライブユニットを把持するためのグリ
ップ部が形成され、撮影時にカメラマンは、このグリッ
プ部を把持して撮影レンズを保持するとともに、把持し
た手の各指でドライブユニットに設けられた各種スイッ
チの操作を行うことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ドライブユ
ニットのグリップ部を把持した手の各指はスイッチの操
作に使用されるため、ドライブユニットを指の力だけで
持ち続けるのは困難である。このため、従来、ドライブ
ユニットのグリップ部に突部を形成し、この突部を親指
の付け根(親指と人指し指の間)で支持するようにした
ものがある(図2突部36参照)。これにより、指の力
を使わなくてもドライブユニットを安定的に保持するこ
とができるようになっている。
【0005】しかしながら、このようなドライブユニッ
トを用いた場合、手の大きさや指の長さには個人差があ
るため、上述の突部で親指の付け根の位置が規制される
と、その突部からドライブユニットの上面等に設けられ
たスイッチまでの距離が適切でないという場合があり、
人によってはスイッチの操作が行い難いという不具合が
あった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、手の大きさや指の長さに応じて、グリップ部の
突部やスイッチの配置を調整できるようにし、好適にス
イッチ操作を行えるようにしたレンズ駆動装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、テレビカメラの撮影レンズのレンズ鏡胴の
側部に装着され、スイッチの操作に基づいて前記撮影レ
ンズをモータ駆動するレンズ駆動装置であって、該レン
ズ駆動装置の本体側面に該本体を把持した手の指の間で
支持される突部が設けられると共に、前記本体の上面に
前記スイッチまたは各種スイッチが設けられるレンズ駆
動装置において、前記突部と前記スイッチまたは各種ス
イッチとの相対的な位置を可変にしたことを特徴として
いる。
【0008】本発明によれば、レンズ駆動装置を把持す
る手の指の間(例えば親指と人指し指との間)で支持さ
れる突部と、その把持した手の指で操作されるスイッチ
との相対的な位置を可変できるようにしたため、手の大
きさや指の長さに応じて突部とスイッチとの相対的な位
置(距離)を調整することができ、好適にスイッチ操作
を行うことができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るレンズ駆動装置の好ましい実施の形態を詳述する。図
1は本発明に係るレンズ駆動装置の第1の実施の形態を
示した外観斜視図である。同図に示すようにレンズ駆動
装置10(以下、ドライブユニット10という。)は、
ビス12、12によってENGレンズ等の撮影レンズ1
4のレンズ鏡銅16側部に取り付けられる。ドライブユ
ニット10の内部には、図示しないフォーカス駆動用モ
ータ、ズーム駆動用モータ及びアイリス駆動用モータが
配置され、これらの駆動用モータの回転駆動力が図示し
ないギア伝達機構を介して撮影レンズ14のフォーカス
リング、ズームリング、アイリスリングに伝達されるこ
とで、フォーカスリング、ズームリング、アイリスリン
グが回転するようになっている。
【0010】ドライブユニット10の本体カバー18上
面にはズームシーソーコントロールスイッチ20(以
下、単に「シーソースイッチ20」という。)、アイリ
スのオート/マニュアルモード切替スイッチ22、アイ
リスモーメンタリースイッチ24、リターンスイッチ2
6が設けられている。シーソースイッチ20は、中立位
置を基準に揺動自在であり、このシーソースイッチ20
をテレ(T)側又はワイド(W)側に操作すると、撮影
レンズ14のズームリングがテレ側又はワイド側に回動
するようになっている。また、シーソースイッチ20の
押し込み量(操作量)によってズームスピードを調整す
ることができ、その押し込み量が大きいほどズームスピ
ードは高速になる。尚、ドライブユニット10の取付枠
30後面に設けられたズームスピードコントロールスイ
ッチ32を調整することで、シーソースイッチ20の押
し込み量に対するズームスピードを調整することができ
るようになっている。
【0011】ドライブユニット10の本体カバー18の
後面には、VTRスイッチ28が設けられている。VT
Rスイッチ28は、撮影中の映像をビデオテープに記録
(録画)する際の録画開始/終了を操作するためのスイ
ッチであり、押しボタンタイプで構成される。尚、ドラ
イブユニット10の取付枠30後面に接続されるケーブ
ル33は、テレビカメラ本体と接続され、テレビカメラ
とドライブユニット10との間で各種信号のやり取りが
行われるようになっている。
【0012】また、ドライブユニット10の本体カバー
18側面には、全体に湾曲した形状を有するグリップ部
34がネジ40によって取り付けられる。このグリップ
部34の後方には、側方に突出した突部36が一体形成
され、この突部36の先端とグリップ部34の前端に、
グリップバンドをかけ渡すための長孔38A、38Bが
形成される。
【0013】図2は、上記ドライブユニット10を把持
した様子を示した斜視図である。ドライブユニット10
を把持する場合、同図に示すようにグリップ部34の前
後にかけ渡されたグリップバンド41の中に右手44の
親指以外の4本の指を挿入し、親指の付け根をグリップ
部34の突部36の下側に当接して親指を本体カバー1
8の後面側に配置する。これにより、手42の甲がグリ
ップバンド41によって押さえられると共に、グリップ
部34の突部36が親指の付け根(親指と人差し指の
間)で支持され、特に指の力を使わなくてもドライブユ
ニット10が手42に固定されるようになっている。
尚、このようにドライブユニット10を把持すること
で、本体カバー18の上面の各スイッチ20〜26を親
指以外の4本の指で操作することができ、本体カバー1
8の後面のVTRスイッチ28を親指で操作することが
できる。
【0014】ところで、上記グリップ部34の突部36
は、本体カバー18に対して上下方向(図1矢印A−B
方向)に位置を調節することができるようになってお
り、これによってグリップ部34を把持した手の親指の
付け根の位置を上下に調節することができ、本体カバー
18の上面の各スイッチ20〜26を操作する指を好適
な位置に配置させることができるようになっている。こ
のグリップ部34の突部36の位置を調節する場合に
は、グリップ部34を本体カバー18に固定しているネ
ジ40を緩めてグリップ部34全体を本体カバー18に
対して上下方向に移動させる。
【0015】図3は、上記ドライブユニット10の取付
枠30、本体カバー18及びグリップ部34の構成を示
した分解斜視図である。取付枠30は、撮影レンズ14
にビスで装着される部分であり、この取付枠30の側面
には円柱部材43が突設され、円柱部材43の先端には
ネジ穴44が形成される。尚、この円柱部材43が設け
られている側面には、ドライブユニット10内部の駆動
モータによって回動するギアと、撮影レンズ14のフォ
ーカスリングやズームリング等に形成されたギアとが連
結するための開口が形成されるが、図面上では省略す
る。
【0016】本体カバー18は、取付枠30に円柱部材
43を軸として回動自在に嵌め合わされる。この本体カ
バー18は、側面の孔50を介してネジ40が上記円柱
部材43先端のネジ穴44にねじ込まれられると、取付
枠30に所望の取付角度で固定されるようになってい
る。この取付枠30に対する本体カバー18の取付角度
は、撮影レンズ14との関係でドライブユニット10の
操作を好適に行える角度に設定される。尚、取付枠30
と本体カバー18で形成される内部の空洞には、駆動モ
ータ、ギア、電気回路部品等が収納される。
【0017】本体カバー18の側面には、グリップ部3
4が嵌装される凹部46が形成され、凹部46の前端と
後端には、上下方向の溝48A、48Bが形成される。
尚、凹部46はグリップ部34に対して上下方向に余裕
を持った幅で形成される。グリップ部34は、緩やかに
湾曲した板状の部材に突部36が一体形成されたもの
で、本体カバー18の凹部46と対向するグリップ部3
4の面には上記溝48A、48Bと係合する突部52
A、52Bが形成される。これにより、グリップ部34
の取付位置が前後方向に位置決めされる。一方、本体カ
バー18の凹部46は上述のようにグリップ部34に対
して上下方向に余裕を持った幅で形成されているため、
グリップ部34の上下方向の取付位置は、その凹部46
の範囲内で調整できるようになっている。従って、グリ
ップ部34に形成された突部36の位置を本体カバー1
8に対して上下方向に調整することができる。また、グ
リップ部34の側面には、ネジ40の頭部が埋入される
長穴54が形成され、この長穴54の底部にネジ40の
軸が挿通される長孔56が形成される。このグリップ部
34の長孔56と本体カバー18の孔50にネジ40を
挿通させ、上記取付枠30の円柱部材43のネジ穴44
に締め込むことによって本体カバー18とグリップ部3
4を取付枠30に同時に固定することができるようにな
っている。逆に、ネジ40を緩めることにより、取付枠
30に対する本体カバー18の角度と、本体カバー18
に対するグリップ部34の上下方向の位置とを調節する
ことができる。
【0018】図4、図5は、上記グリップ部34を上下
方向の異なる位置に固定した場合をドライブユニット1
0の後方から示した図である。図4は、グリップ部34
を本体カバー18の凹部46に対して最も下の位置に固
定した場合を示しており、この場合、グリップ部34の
突部36は本体カバー18の上面の各スイッチ20〜2
6から最も離れた位置に配置される。特に手が大きい、
又は指が長いカメラマンはこの位置又はこれと近い位置
に突部36を固定することによりスイッチ20〜26を
好適に操作することができるようになる。一方、図5
は、グリップ部34を本体カバー18の凹部46に対し
て最も上の位置に装着した場合を示しており、この場
合、グリップ部34の突部36は本体カバー18の上面
の各スイッチ20〜26に最も近い位置に配置される。
特に手が小さい、又は指が短いカメラマンはこの位置又
はこれと近い位置に突部36を固定することによりスイ
ッチ20〜26を好適に操作することができるようにな
る。
【0019】以上のように、ドライブユニット10のグ
リップ部34に設けられる突部36の位置を手の大きさ
や指の長さに応じて上下方向に調整可能にしたことによ
り、このような個人差にかかわらずドライブユニット1
0の上面に配設されたスイッチ20〜26の操作を好適
に行うことができるようになる。図6は、本発明に係る
レンズ駆動装置の第2の実施の形態を示した外観斜視図
である。尚、図6において図1と同一又は類似作用の部
材には図1と同一符号を付し、その説明は省略する。同
図に示すドライブユニット70は、本体カバー18上面
に凹部72が形成され、この凹部72に左右方向(同図
矢印A−B方向)にスライド可能な支持板74が装着さ
れるようになっている。支持板74上には、図1と同様
のシーソースイッチ20、アイリスのオート/マニュア
ルモード切替スイッチ22、アイリスモーメンタリース
イッチ24、リターンスイッチ26が設けられる。即
ち、同図に示すドライブユニット70は、上記第1の実
施の形態に示したようにグリップ部34の突部36の位
置を上下方向に調節するのではなく、各スイッチ20〜
26が設けられる支持板74の位置を左右方向にスライ
ド調整することにより、上記第1の実施の形態と同様に
グリップ部34の突部36と本体カバー18上面の各ス
イッチ20〜26との距離を手の大きさ又は指の長さに
応じて調節することができるようになっている。
【0020】図7は、支持板74を凹部72の左右方向
の所望位置に固定するための構造を示した分解図であ
る。同図に示すように支持板74の後面には、内面が弓
状に形成された複数の穴76、76、76が形成され
る。一方、この支持板74と対向する凹部72後面に
は、穴78が形成され、この穴78にバネ80で付勢さ
れた係合部材82が設置される。係合部材82の先端は
上記支持板74の穴76の形状と略一致する曲面で形成
される。従って、支持板74の穴76が係合部材82に
対向する位置に移動すると、係合部材82がその穴76
にバネ80の付勢力により嵌合し、支持板74がその位
置に固定される。一方、支持板74が固定されている状
態において、支持板74に左右方向の所定以上の力を加
えると、係合部材82がバネ80の付勢力に抗して穴7
6から押し出されるため、支持板74が左右方向に移動
可能となり、別の穴76の位置で支持板74を固定する
ことができるようになる。
【0021】尚、同図には支持板74に3つの穴76を
形成し、3箇所で支持板74を固定できるようにした
が、穴76の数がこれに限らず2つでもよいし、更に多
くの穴76を形成して支持板74の左右位置を細かく調
整できるようにしてもよい。また、支持板74を凹部7
2の所定位置に固定するための機構は同図に示したもの
に限られない(例えば、ネジで固定してもよい)。また
図には示していないが、支持板74と凹部72の前面と
後面には、支持板74が凹部72から離脱するのを防止
すると共に支持板74を左右方向にガイドするガイド機
構が設けられるようになっている。例えば、凹部72の
前面と後面に左右方向の溝が形成され、この溝に係合す
る突起が支持板74の前面と後面に設けられる。
【0022】図8、図9は、上記支持板74の左右位置
を異なる位置に固定した場合を示した後面断面図であ
る。図8は、支持板74をグリップ部34の突部36か
ら最も離れた位置に配置した場合を示し、特に手が大き
い、又は指が長いカメラマンはこの位置又はこれと近い
位置に支持板74を固定することにより支持板74上の
スイッチ20〜26を好適に操作することができるよう
になる。一方、図9は、支持板74をグリップ部34の
突部36に最も近い位置に配置した場合を示し、特に手
が小さい、又は指が短いカメラマンはこの位置又はこれ
と近い位置に支持板74を固定することにより支持板7
4上のスイッチ20〜26を好適に操作することができ
るようになる。
【0023】尚、これらの図8、図9に示すように凹部
72の底面の一部に穴72Aが形成され、この穴72A
を介して支持板74のスイッチ20〜26に接続された
配線が本体カバー18内に導かれるようになっている。
図10、図11は、スイッチ20〜26の支持板74と
共に、支持板74を支持する基板部84全体を左右方向
にスライドさせるようにした場合の態様を示したドライ
ブユニットの後面断面図である。図10は、支持板74
上のグリップ部34の突部36から最も離れた位置に配
置した場合を示し、図11は、支持板74上をグリップ
部34の突部36に最も近い位置に配置した場合を示し
ており、これらの図に示すように基板部84の左右の端
部は、本体カバー18に形成された溝86、86に嵌め
込まれて本体カバー18に取り付けられると共に、その
溝86、86にガイドされて左右にスライドするように
なっている。尚、基板部84には、スイッチ20〜26
の回路基板を装着するようにしてもよい。
【0024】図12は、本発明に係るレンズ駆動装置の
第3の実施の形態を示した外観斜視図である。尚、図1
2において図6と同一又は類似作用の部材には図6と同
一符号を付し、その説明は省略する。図12に示すレン
ズ駆動装置90は、上記第2の実施の形態のようにスイ
ッチ20〜26が配設された支持板74が左右方向に移
動するのではなく、前後方向の軸を中心に支持板74が
同図A−B方向に揺動するように構成されている。これ
により、上記第2の実施の形態と同様に、グリップ部3
4の突部36と支持板74上の各スイッチ20〜26ま
での距離が調整できるようになっている。
【0025】図13、図14は、支持板74の揺動機構
を示した分解図及び上面透視図である。これらの図に示
すように本体カバー18の上面には、支持板74が装着
される矩形状の長孔92が形成され、その長孔92の後
面にピン94が設けられると共に、支持板74の後面に
ピン孔96が形成され、この支持板74のピン孔96が
本体カバー18のピン94に回動自在に嵌合される。
尚、本体カバー18の前面と支持板74の前面にも同様
にピンとピン孔が設けられ、これらのピンとピン孔が嵌
合される。これにより、支持板74がピン94を軸に揺
動する。また、支持板74の後面には放射状に複数の溝
98、98、…が形成されると共に、本体カバー18の
孔92の後面に形成された穴100にバネ102で付勢
された球体104が挿入される。そして、支持板74の
溝98に球体104が係合するようになっている。従っ
て、支持板74のいずれかの溝98が球体104に対向
する位置に移動すると、溝98に球体104が係合して
支持板74が固定される。一方、支持板74が所定位置
に固定されている状態において、支持板74に揺動方向
の所定以上の力を加えると、球体104がバネ102の
付勢力に抗して溝98から押し出されるため、支持板7
4が揺動可能となり、別の溝98の位置で支持板74を
固定することができるようになる。尚、支持板74の揺
動機構は、これらの図に示した機構に限られない。
【0026】図15、図16は、上記支持板74を異な
る揺動位置に固定した場合をドライブユニット90の後
方から示した図である。図15は、支持板74上のスイ
ッチ20〜26がグリップ部34の突部36から最も離
れた位置に配置された場合を示し、支持板74は略水平
に固定される。特に手が大きい、又は指が長いカメラマ
ンはこの位置又はこれと近い位置に支持板74を固定す
ることにより支持板74上のスイッチ20〜26を好適
に操作することができるようになる。一方、図16は、
支持板74上のスイッチ20〜26がグリップ部34の
突部36に最も近い位置に配置された場合を示し、この
場合には、支持板74は、最大限にグリップ部34の方
向に傾けられる。特に手が小さい、又は指が短いカメラ
マンはこの位置又はこれと近い位置に支持板74を固定
することにより支持板74上のスイッチ20〜26を好
適に操作することができるようになる。
【0027】図17は、本発明に係るレンズ駆動装置の
第4の実施の形態を示した外観斜視図である。尚、図1
7において図1と同一又は類似作用の部材には図1と同
一符号を付し、その説明は省略する。同図に示すドライ
ブユニット110は、グリップ部34の突部112がグ
リップ部34とは別体で構成され、この突部112が軸
114に回動自在に設けられるようになっている。これ
により、グリップ部34の突部112と本体カバー18
の上面の各スイッチ20〜26との距離を調整できるよ
うになっている。尚、突部112と本体カバー18とが
対向する面に上記図7又は図13に示したような機構を
設けることにより突部112を所定の回転位置に固定す
ることができる。
【0028】図18、図19は、グリップ部34の突部
112を異なる回動位置に固定した場合をドライブユニ
ット110の後方から示した図である。図18は、突部
112が本体カバー18の上面のスイッチ20〜26か
ら最も離れた位置に配置された場合を示し、特に手が大
きい、又は指が長いカメラマンはこの位置又はこれと近
い位置に突部112を固定することによりスイッチ20
〜26を好適に操作することができるようになる。一
方、図19は、突部112が本体カバー18の上面のス
イッチ20〜26に最も近い位置に配置された場合を示
し、特に手が小さい、又は指が短いカメラマンはこの位
置又はこれと近い位置に突部36を固定することにより
スイッチ20〜26を好適に操作することができるよう
になる。
【0029】
【発明の効果】本発明に係るレンズ駆動装置によれば、
レンズ駆動装置を把持する手の指の間(例えば親指と人
指し指との間)で支持される突部と、その把持した手の
指で操作されるスイッチとの相対的な位置を可変できる
ようにしたため、手の大きさや指の長さに応じて突部と
スイッチとの相対的な位置(距離)を調整することがで
き、好適にスイッチ操作を行うことができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るレンズ駆動装置の第1の実
施の形態を示した外観斜視図である。
【図2】図2は、ドライブユニットを把持した様子を示
した斜視図である。
【図3】図3は、ドライブユニットの分解斜視図であ
る。
【図4】図4は、突部が形成されたグリップ部の固定位
置の説明に用いた図である。
【図5】図5は、突部が形成されたグリップ部の固定位
置の説明に用いた図である。
【図6】図6は、本発明に係るレンズ駆動装置の第2の
実施の形態を示した外観斜視図である。
【図7】図7は、スイッチが配設された支持板を所望位
置に固定するための構造を示した分解図である。
【図8】図8は、スイッチが配設された支持板の固定位
置の説明に用いた図である。
【図9】図9は、スイッチが配設された支持板の固定位
置の説明に用いた図である。
【図10】図10は、スイッチが配設された支持板の固
定位置の説明に用いた図である。
【図11】図11は、スイッチが配設された支持板の固
定位置の説明に用いた図である。
【図12】図12は、本発明に係るレンズ駆動装置の第
3の実施の形態を示した外観斜視図である。
【図13】図13は、スイッチが配設された支持板の揺
動機構を示した分解図である。
【図14】図14は、スイッチが配設された支持板の揺
動機構を示した上面透視図である。
【図15】図15は、スイッチが配設された支持板の固
定位置の説明に用いた図である。
【図16】図16は、スイッチが配設された支持板の固
定位置の説明に用いた図である。
【図17】図17は、本発明に係るレンズ駆動装置の第
4の実施の形態を示した外観斜視図である。
【図18】図18は、グリップ部の突部の固定位置の説
明に用いた図である。
【図19】図19は、グリップ部の突部の固定位置の説
明に用いた図である。
【符号の説明】
10、70、90、110…ドライブユニット(レンズ
駆動装置) 18…本体カバー 20…ズームシーソーコントロールスイッチ(シーソー
スイッチ) 22…アイリスのオート/マニュアルモード切替スイッ
チ 24…アイリスモーメンタリースイッチ 26…リターンスイッチ 30…取付枠 34…グリップ部 36、112…突部 74…支持板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビカメラの撮影レンズのレンズ鏡胴
    の側部に装着され、スイッチの操作に基づいて前記撮影
    レンズをモータ駆動するレンズ駆動装置であって、該レ
    ンズ駆動装置の本体側面に該本体を把持した手の指の間
    で支持される突部が設けられると共に、前記本体の上面
    に前記スイッチまたは各種スイッチが設けられるレンズ
    駆動装置において、 前記突部と前記スイッチまたは各種スイッチとの相対的
    な位置を可変にしたことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記突部を前記本体と別体で構成し、前
    記突部を前記本体の複数の異なる位置で固定できるよう
    にしたことを特徴とする請求項1のレンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチを支持板上に配設し、該支
    持板を前記本体の複数の異なる位置で固定できるように
    したことを特徴とする請求項1のレンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチを支持板上に配設し、前記
    支持板を前記本体に揺動自在に設置すると共に、前記支
    持板を複数の異なる揺動位置で固定できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1のレンズ駆動装置。
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