JP2010112470A - 摺動式等速自在継手およびその製造方法 - Google Patents

摺動式等速自在継手およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 フロートタイプのものであっても、ボールやケージに過大な力が加わらないようにシャフトを内輪に組み付けることができる。
【解決手段】 軸方向に延びる複数の直線状トラック溝12が円筒状内周面14に形成されたカップ状の外輪10に、その外輪10のトラック溝12と対をなして軸方向に延びる複数の直線状トラック溝22を球面状外周面24に形成された内輪20と、外輪10のトラック溝12と内輪20のトラック溝22との間に介在してトルクを伝達する複数のボール30と、外輪10の円筒状内周面14と内輪20の球面状外周面24との間に介在してボール30を保持するケージ40とからなる内部要素50を軸方向変位可能に収容した摺動式等速自在継手であって、外輪10の内周面で内部要素50の必要な軸方向変位領域を超える位置に、作動角が0°の状態で内輪20の内径にシャフト60を圧入する時にケージ40の外周面42が当接可能な規制面18を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば4WD車やFR車などの自動車で使用されるプロペラシャフトやドライブシャフト等の動力伝達軸に組み込まれ、駆動軸と被駆動軸との間で角度変位および軸方向変位を可能にした摺動式等速自在継手およびその製造方法に関する。
例えば4WD車やFR車などの自動車で使用されるプロペラシャフトは、トランスミッションとディファレンシャル間の相対位置変化による角度変位に対応できる構造とするためにクロスグルーブ型と称される等速自在継手を具備するものがある。この等速自在継手は、通常、車両全体の重量軽減という観点から、軽量で、しかも回転バランスおよび振動特性がよく、また、衝突時の軸方向衝撃によるトランスミッションとディファレンシャル間の軸方向変位を吸収できる構造を採用している。
このクロスグルーブ型等速自在継手は、図7(a)(b)に示すように外輪110,210、内輪120,220、ボール130,230およびケージ140,240を主要な構成要素とし、内輪120,220、ボール130,230およびケージ140,240からなる内部要素150,250を外輪110,210に軸方向変位可能に収容した構造を具備する。
外輪110,210は、複数の直線状トラック溝112,212が軸線に対して傾斜した状態で軸方向に沿って円筒状内周面114,214に形成されている。内輪120,220は、複数の直線状トラック溝122,222が軸線に対して外輪110,210のトラック溝112,212と反対方向に傾斜した状態で軸方向に沿って球面状外周面124,224に形成されている。ボール130,230は、外輪110,210のトラック溝112,212と内輪120,220のトラック溝122,222との交叉部に組み込まれて両者間でトルクを伝達する。ケージ140,240は、外輪110,210の円筒状内周面114,214と内輪120,220の球面状外周面124,224との間に介在してボール130,230を保持する。内輪120,220の内径にはシャフト(図示せず)がスプライン嵌合により連結される。
この種の等速自在継手をプロペラシャフトに組み込んだ場合、自動車に衝撃が生じたとき、その衝撃を受けたシャフトを介して、内輪120,220、ボール130,230およびケージ140,240からなる内部要素150,250が外輪110,210に対して軸方向にスライド移動しようとする。このスライド移動により、トランスミッションとディファレンシャルとの間の軸方向変位が吸収され、ディファレンシャルを介して車体に入力する衝撃力が低減され、車体に生じる衝撃が大幅に低減して安全性が向上する。
前述した構成を具備する二つの等速自在継手は、図7(a)に示すようにケージ140の最小内径を内輪120の最大外径よりも小さく設定することにより、ケージ140と内輪120の干渉により軸方向変位量を規制するフロートタイプと、図7(b)に示すようにケージ240の最小内径を内輪220の最大外径よりも大きく設定することにより、ボール230とケージ240の干渉により軸方向変位量を規制するノンフロートタイプの二種類に大別される。
また、前述した二つの等速自在継手は、外輪のタイプで区別するとディスクタイプである。この種の等速自在継手は、ディスクタイプの他に、図8(a)(b)に示すカップタイプのものがある。なお、図8(a)はフロートタイプであり、図8(b)はノンフロートタイプを例示している。これらカップタイプの等速自在継手において、図7(a)(b)と同一または相当部分には同一参照符号を付して重複説明は省略する。カップ状の外輪210を有するノンフロートタイプの等速自在継手には、例えば特許文献1で開示されるものがある。
前述したディスクタイプの等速自在継手では、通常、別部品であるコンパニオンフランジをボルト締結により外輪110,210に結合させて使用される。一方、カップタイプの等速自在継手では、外輪110,210をコンパニオンフランジと一体化したものであることから、ボルトの廃止による等速自在継手の小型化、軽量化、部品点数の削減による低コスト化、組立性の簡略化を実現している。
特開2003−56590号公報
ところで、前述した特許文献1で開示された等速自在継手、つまり、カップ状の外輪210を有するノンフロートタイプの等速自在継手では、図9(a)に示すようにシャフト260を内輪220の内径に圧入するに際して、ボール230やケージ240に過大な力が加わらないように内輪220の奥側端面226を外輪210の底面216に当接させることにより軸方向への移動を規制した状態でシャフト260を内輪220の内径に圧入し、サークリップ270によりシャフト260を内輪220に対して抜け止めするようにしている。なお、図9(b)はこの等速自在継手が作動角θをとった状態を示す。
前述のようなシャフト260の組み付けは、ケージ240の最小内径を内輪220の最大外径よりも大きく設定したノンフロートタイプのもので可能となっている。これは、図10に示すように等速自在継手を車両に組み込む上で必要な軸方向変位および角度領域(図中斜線部分)に対して、その作動角が0°の状態〔図9(a)参照〕では必要な軸方向変位領域L2以上にスライド可能であるため、その軸方向変位領域L2を超える位置〔図10の軸方向変位領域L1(L2<L1)〕で内輪220の奥側端面226が外輪210の底面216に当接するように設定することができるからである。
しかしながら、ケージ140の最小内径を内輪120の最大外径よりも小さく設定したフロートタイプの等速自在継手の場合、前述したノンフロートタイプのようにシャフトを組み付けることが困難である。つまり、図11(a)に示すように内輪120の奥側端面126を外輪110の底面116に当接させることができるように設定しようとすると、図12に示すように等速自在継手を車両に組み込む上で必要な軸方向変位および角度領域(図中斜線部分)において、等速自在継手の外輪奥側で、必要な軸方向変位領域(図12の軸方向変位領域L3)を確保することができないためである〔軸方向変位領域L4参照(L3>L4)〕。なお、図11(b)はこの等速自在継手が作動角θをとった状態を示す。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、フロートタイプのものであっても、ボールやケージに過大な力が加わらないようにシャフトを内輪に組み付け得る摺動式等速自在継手およびその製造方法を提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、軸方向に延びる複数の直線状トラック溝が円筒状内周面に形成されたカップ状の外側継手部材に、その外側継手部材のトラック溝と対をなして軸方向に延びる複数の直線状トラック溝を球面状外周面に形成された内側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、外側継手部材の円筒状内周面と内側継手部材の球面状外周面との間に介在してボールを保持するケージとからなる内部要素を軸方向変位可能に収容した摺動式等速自在継手であって、外側継手部材の内周面で内部要素の軸方向変位領域を超える位置に、作動角が0°の状態で内側継手部材の内径に軸部材を圧入する時にケージの外周面が当接可能な規制面を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、軸方向に延びる複数の直線状トラック溝が円筒状内周面に形成されたカップ状の外側継手部材に、その外側継手部材のトラック溝と対をなして軸方向に延びる複数の直線状トラック溝を球面状外周面に形成された内側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、外側継手部材の円筒状内周面と内側継手部材の球面状外周面との間に介在してボールを保持するケージとからなる内部要素を軸方向変位可能に収容した摺動式等速自在継手の製造方法であって、作動角が0°の状態で内側継手部材の内径に軸部材を圧入により嵌合させるに際して、外側継手部材の内周面で内部要素の軸方向変位領域を超える位置に設けられた規制面にケージの外周面を当接させるようにしたことを特徴とする。
本発明では、外側継手部材の内周面で内部要素の必要な軸方向変位領域を超える位置にケージの外周面が当接可能な規制面を設けたことにより、作動角が0°の状態で内側継手部材の内径に軸部材を圧入するに際して、ケージの外周面が規制面に当接することで、ボールやケージに過大な力が加わらないように軸部材を内側継手部材に組み付けることが可能となる。
本発明における規制面は、ケージの外周面の曲率半径以上の曲率半径を持つ球面形状、あるいは、外側継手部材の底面側へ向けて直線的に縮径する円錐面形状とすることが望ましい。このような簡易な形状を有する規制面でもって、ボールやケージに過大な力が加わらないようにケージの外周面を当接させることが容易となる。
本発明における外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝とは、軸線に対して互いに反対方向に角度をなす溝中心線を有し、両トラック溝の交叉部にボールが組み込まれていることが望ましい。つまり、本発明はクロスグルーブ型等速自在継手に適用することが有効である。
本発明におけるケージの最小内径を内側継手部材の最大外径よりも小さく設定することが望ましい。つまり、本発明はフロートタイプのクロスグルーブ型等速自在継手に適用することがより一層有効である。
本発明によれば、外側継手部材の内周面で内部要素の必要な軸方向変位領域を超える位置にケージの外周面が当接可能な規制面を設けたことにより、作動角が0°の状態で内側継手部材の内径に軸部材を圧入するに際して、ケージの外周面が規制面に当接することで、ボールやケージに過大な力が加わらないように軸部材を内側継手部材に組み付けることが可能となる。その結果、組み付け性の向上が図れ、信頼性の向上が図れると共に高品質の摺動式等速自在継手を提供できる。
本発明に係る摺動式等速自在継手およびその製造方法の実施形態を詳述する。なお、以下の実施形態では、摺動式等速自在継手の一つであるフロートタイプのクロスグルーブ型等速自在継手に適用した場合について説明するが、ノンフロートタイプのものにも適用可能である。また、他の摺動式等速自在継手であるダブルオフセット型等速自在継手にも適用可能である。
図1に示す実施形態の等速自在継手は、外側継手部材である外輪10、内側継手部材である内輪20、ボール30およびケージ40を主要な構成要素とし、内輪20、ボール30およびケージ40からなる内部要素50を外輪10に軸方向変位可能に収容した構造を具備する。外輪10は、複数の直線状トラック溝12が軸線に対して傾斜した状態で軸方向に沿って円筒状内周面14に形成されている。内輪20は、外輪10の内周に位置し、外輪10のトラック溝12と同数の直線状トラック溝22が軸線に対して外輪10のトラック溝12と反対方向に傾斜した状態で軸方向に沿って球面状外周面24に形成されている。ボール30は、外輪10のトラック溝12と内輪20のトラック溝22との交叉部に組み込まれて両者間でトルクを伝達する。ケージ40は、外輪10の円筒状内周面14と内輪20の球面状外周面24との間に介在してボール30を保持する。ボール30の数は、6個、8個あるいは10個が好適であるが、その数は任意である。
内輪20の内径には軸部材であるシャフト60がスプライン嵌合により連結されている。つまり、内輪20の軸孔の内周面に雌スプライン21を形成すると共にシャフト60の軸端部の外周面に雄スプライン61を形成し、シャフト60の軸端部を内輪20の軸孔に圧入することにより、内輪20の雌スプライン21とシャフト60の雄スプライン61とを凹凸嵌合させてトルク伝達可能に連結する。
なお、シャフト60の雄スプライン61の先端部には環状の凹溝63が形成され、この凹溝63にサークリップ70を嵌合させ、このサークリップ70を内輪20の奥側端部に形成された凹段部23に係止させることにより、内輪20に対してシャフト60を抜け止めする構造としている。
この種の等速自在継手をプロペラシャフトに組み込んだ場合、自動車に衝撃が生じたとき、その衝撃を受けたシャフト60を介して、内輪20、ボール30およびケージ40からなる内部要素50が外輪10に対して軸方向にスライド移動しようとする。このスライド移動により、トランスミッションとディファレンシャルとの間の軸方向変位が吸収され、ディファレンシャルを介して車体に入力する衝撃力が低減され、車体に生じる衝撃が大幅に低減して安全性が向上する。
この実施形態の等速自在継手は、カップ状の外輪10を有するカップタイプで、外輪10をディスクタイプで使用するコンパニオンフランジと一体化することにより、ボルトの廃止による小型化、軽量化、部品点数の削減による低コスト化、組立性の簡略化を実現したものである。
一方、この等速自在継手は、ケージ40の最小内径を内輪20の最大外径よりも小さく設定したフロートタイプであることから、車両において必要な軸方向変位および角度領域において、等速自在継手の外輪奥側で、必要な軸方向変位および角度領域を確保することができないことから、内輪20の内径にシャフト60を圧入するに際して、ノンフロートタイプのように内輪の奥側端面を外輪の底面に当接させることができない。
そこで、図1に示す実施形態の等速自在継手では、外輪10の内周面で内部要素50の軸方向変位領域を超える位置に、シャフト60の圧入時にケージ40の外周面42が当接可能な規制面18を設ける。この規制面18は、図2に示すようにケージ40の外周面42の曲率半径と同じ曲率半径Rを持つ球面形状をなし、円筒状内周面14と底面16との間に形成されている。
このような規制面18を設けたことにより、図3に示すように等速自在継手の作動角が0°の状態で内輪20の軸孔にシャフト60の軸端部を圧入するに際して、ケージ40の外周面42を規制面18に当接させることで、ボール30やケージ40に過大な力が加わらないようにシャフト60を内輪20に組み付けることが可能となる。
なお、この実施形態のようにケージ40の外周面42の曲率半径と同じ曲率半径Rを持つ球面形状をなす規制面18とした場合、シャフト60の圧入時、ケージ40の外周面42と規制面18とは面接触状態となる。規制面18の形状は、ケージ40の外周面42の曲率半径と同じ曲率半径Rを持つ球面形状に限らず、ケージ40の外周面42の曲率半径以上の曲率半径を持つ球面形状であればよい。この場合、シャフト60の圧入時、ケージ40の外周面42と規制面18とは環状の線接触状態となる。
前述した実施形態では、ケージ40の外周面42の曲率半径と同じ曲率半径Rを持つ球面形状をなす規制面18を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、図4に示す他の実施形態であってもよい。この実施形態では、外輪10の底面側へ向けて直線的に縮径する円錐面形状をなす規制面18’を設けている。なお、図1と同一部分には同一参照符号を付して重複説明は省略する。
この実施形態の等速自在継手では、外輪10の内周面で内部要素50の軸方向変位領域を超える位置に、シャフト60の圧入時にケージ40の外周面42が当接可能な規制面として、図5に示すように外輪10の底面側へ向けて直線的に縮径する円錐面形状をなす規制面18’を設ける。
このような規制面18’を設けたことにより、図6に示すように等速自在継手の作動角が0°の状態で内輪20の軸孔にシャフト60の軸端部を圧入するに際して、ケージ40の外周面42を規制面18’に当接させることで、ボール30やケージ40に過大な力が加わらないようにシャフト60を内輪20に組み付けることが可能となる。なお、この規制面18’は外輪10の軸線に対して傾斜角αをなし、シャフト60の圧入時、ケージ40の外周面42と規制面18’とは環状の線接触状態となる。
なお、以上の実施形態では、プロペラシャフトに適用した等速自在継手について説明したが、この等速自在継手はドライブシャフトにも適用可能である。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明の実施形態で、フロートタイプのクロスグルーブ型等速自在継手を示す断面図である。 図1の外輪を示す断面図である。 図1の内輪にシャフトを圧入する状態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態で、フロートタイプのクロスグルーブ型等速自在継手を示す断面図である。 図4の外輪を示す断面図である。 図4の内輪にシャフトを圧入する状態を示す断面図である。 従来の摺動式等速自在継手で、(a)はフロートタイプのクロスグルーブ型等速自在継手を示す断面図、(b)はノンフロートタイプのクロスグルーブ型等速自在継手を示す断面図である。 従来の摺動式等速自在継手で、(a)はカップ状の外輪を有するフロートタイプのクロスグルーブ型等速自在継手を示す断面図、(b)はカップ状の外輪を有するノンフロートタイプのクロスグルーブ型等速自在継手を示す断面図である。 カップ状の外輪を有するノンフロートタイプのクロスグルーブ型等速自在継手で、(a)は作動角が0°の状態を示す断面図、(b)は作動角がθ°の状態を示す断面図である。 図9の等速自在継手における軸方向変位および角度領域を示す特性図である。 カップ状の外輪を有するフロートタイプのクロスグルーブ型等速自在継手で、(a)は作動角が0°の状態を示す断面図、(b)は作動角がθ°の状態を示す断面図である。 図11の等速自在継手における軸方向変位および角度領域を示す特性図である。
符号の説明
10 外側継手部材(外輪)
12 トラック溝
14 円筒状内周面
18 規制面
20 内側継手部材(内輪)
22 トラック溝
24 球面状外周面
30 ボール
40 ケージ
42 外周面
50 内部要素
60 軸部材

Claims (10)

  1. 軸方向に延びる複数の直線状トラック溝が円筒状内周面に形成されたカップ状の外側継手部材に、その外側継手部材のトラック溝と対をなして軸方向に延びる複数の直線状トラック溝を球面状外周面に形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材の円筒状内周面と内側継手部材の球面状外周面との間に介在してボールを保持するケージとからなる内部要素を軸方向変位可能に収容した摺動式等速自在継手であって、
    前記外側継手部材の内周面で前記内部要素の軸方向変位領域を超える位置に、作動角が0°の状態で前記内側継手部材の内径に軸部材を圧入する時にケージの外周面が当接可能な規制面を設けたことを特徴とする摺動式等速自在継手。
  2. 前記規制面は、前記ケージの外周面の曲率半径以上の曲率半径を持つ球面形状とした請求項1に記載の摺動式等速自在継手。
  3. 前記規制面は、外側継手部材の底面側へ向けて直線的に縮径する円錐面形状とした請求項1に記載の摺動式等速自在継手。
  4. 前記外側継手部材のトラック溝と前記内側継手部材のトラック溝とは、軸線に対して互いに反対方向に角度をなす溝中心線を有し、両トラック溝の交叉部に前記ボールが組み込まれている請求項1〜3のいずれか一項に記載の摺動式等速自在継手。
  5. 前記ケージの最小内径を内側継手部材の最大外径よりも小さく設定した請求項4に記載の摺動式等速自在継手。
  6. 軸方向に延びる複数の直線状トラック溝が円筒状内周面に形成されたカップ状の外側継手部材に、その外側継手部材のトラック溝と対をなして軸方向に延びる複数の直線状トラック溝を球面状外周面に形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材の円筒状内周面と内側継手部材の球面状外周面との間に介在してボールを保持するケージとからなる内部要素を軸方向変位可能に収容した摺動式等速自在継手の製造方法であって、
    作動角が0°の状態で前記内側継手部材の内径に軸部材を圧入により嵌合させるに際し、前記外側継手部材の内周面で前記内部要素の軸方向変位領域を超える位置に設けられた規制面に前記ケージの外周面を当接させるようにしたことを特徴とする摺動式等速自在継手の製造方法。
  7. 前記規制面は、前記ケージの外周面の曲率半径以上の曲率半径を持つ球面形状とした請求項6に記載の摺動式等速自在継手の製造方法。
  8. 前記規制面は、外側継手部材の底面側へ向けて直線的に縮径する円錐面形状とした請求項6に記載の摺動式等速自在継手の製造方法。
  9. 前記外側継手部材のトラック溝と前記内側継手部材のトラック溝とは、軸線に対して互いに反対方向に角度をなす溝中心線を有し、両トラック溝の交叉部に前記ボールが組み込まれている請求項6〜8のいずれか一項に記載の摺動式等速自在継手の製造方法。
  10. 前記ケージの最小内径を内側継手部材の最大外径よりも小さく設定した請求項9に記載の摺動式等速自在継手の製造方法。
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