JP2010110782A - 溶接条件自動計測記録システム及び溶接条件自動計測記録方法 - Google Patents

溶接条件自動計測記録システム及び溶接条件自動計測記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010110782A
JP2010110782A JP2008284864A JP2008284864A JP2010110782A JP 2010110782 A JP2010110782 A JP 2010110782A JP 2008284864 A JP2008284864 A JP 2008284864A JP 2008284864 A JP2008284864 A JP 2008284864A JP 2010110782 A JP2010110782 A JP 2010110782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
unit
current
voltage
welder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008284864A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5351496B2 (ja
Inventor
Takuomi Maiwa
卓臣 眞岩
Mizuki Oi
瑞基 大井
Shigetada Terai
成忠 寺井
Makoto Inoue
誠 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2008284864A priority Critical patent/JP5351496B2/ja
Publication of JP2010110782A publication Critical patent/JP2010110782A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5351496B2 publication Critical patent/JP5351496B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arc Welding Control (AREA)

Abstract

【課題】段取りの手間を削減することが可能で、維持や修理の費用を低減することが可能な溶接条件自動計測記録システムを提供する。
【解決手段】溶接条件自動計測記録システムは、溶接作業管理装置10、センサユニット6、溶接者用無線端末9を具備する。溶接作業管理装置10はデータの処理・管理を行う。センサユニット6は溶接作業管理装置10と接続され、溶接用の電力の電流・電圧を計測する。溶接者用無線端末9は溶接作業管理装置10と無線ネットワークを介して接続され、溶接のデータが入力される。溶接作業管理装置10又は前記溶接者用無線端末9は、計測された電流及び電圧に基づき、溶接電流、溶接電圧及びアークタイムを含む第1溶接条件を算出し、溶接者用無線端末9に入力された溶接長及びパス間温度を含む第2溶接条件と第1溶接条件とに基づき、温度及び入熱量を溶接結果として算出し、溶接結果に基づき、溶接の合否を判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、溶接条件自動計測記録システム及び溶接条件自動計測記録方法に関する。
溶接作業の品質保証のためには、複数の溶接箇所において、溶接箇所ごとに溶接条件及び入熱量を並行して自動的に計測、演算、及び記録する必要がある。そのための技術として、例えば、特公平6−71657号公報に、溶接条件自動計測記録方法が開示されている。図1は、特公平6−71657号公報の溶接条件自動計測記録方法を実施するために用いられる装置の構成を示す概略図である。この装置では、溶接者104毎に設けられた溶接端末器101が、端末器光ファイバケーブル105を介して、データ集録セル103に接続されている。溶接者104は、溶接抵抗器106に接続された溶接用キャブタイヤケーブル107を用いて対象ワーク108を溶接する。溶接抵抗器106側の溶接用キャブタイヤケーブル107には電流、電圧及びアークタイムを検知するためのセンサユニット102が接続されている。センサユニット102は、センサ光ファイバケーブル109を介してデータ集録セル3に接続されている。センサユニット102からの情報はセンサ光ファイバケーブル109により、また端末器101からの情報は端末器光ファイバケーブル105により、監視室内のデータ集録セル103に送信され、更にコントローラ110に送信される。コントローラ110は、記録媒体であるフロッピー(登録商標)デイスクドライブ111、固定ディスク112及び出力プリンタ113を通常の方式で統括制御する。また、関連して、特公平3−20305号公報及び特公平3−20306号公報に溶接条件自動計測記録方法が、特公平5−9192号公報に溶接条件自動計測記録装置がそれぞれ開示されている。
更に、溶接に関連する技術として、実開昭59−165771号公報に溶接条件監視装置が、特開平3−002551号公報に金属管溶接部の溶接入熱推定方法が、特開2001−079683号公報に溶接で入熱された温度を利用し溶接施工を客観的に評価する手法が、それぞれ開示されている。
特公平6−71657号公報 特公平3−20305号公報 特公平3−20306号公報 特公平5−9192号公報 実開昭59−165771号公報 特開平3−002551号公報 特開2001−079683号公報
上記特公平6−71657号公報の装置では、溶接端末器101とデータ集録セル103(施工溶接条件データを保管する装置)との間が有線(端末器光ファイバケーブル105)式となっている。このため、溶接作業ごとに端末器光ファイバケーブル105を布設する必要がある。各端末器光ファイバケーブル105の長さは数十mになり、作業段取りに非常に手間がかかっている。加えて、非常に長いケーブルを溶接作業毎に作業場で引き回すことになるため、ケーブル途中の不具合の発生による通信エラーも起こる場合がある。そのような場合、修理や調整のため作業が中断し、作業の効率化に悪影響が出る。また、端末器光ファイバケーブル105は光ファイバであるため、端末器光ファイバケーブル105そのもの及びそれに関連する機器に故障などが起きた場合、修理費も多くかかっている。溶接条件自動計測記録を行うとき、段取りの手間を削減することができ、作業を効率的に行うことができ、維持や修理の費用を低減することが可能な技術が望まれる。
本発明の目的は、段取りの手間を削減することが可能な溶接条件自動計測記録システムを提供することにある。本発明の他の目的は、作業を効率的に行うことが可能な溶接条件自動計測記録システムを提供することにある。本発明の更に他の目的は、維持や修理の費用を低減することが可能な溶接条件自動計測記録システムを提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の溶接条件自動計測記録システムは、溶接作業管理装置(10)と、センサユニット(6)と、溶接者用無線端末(9)とを具備する。溶接作業管理装置(10)は、溶接に関するデータの処理及び管理を行う。センサユニット(6)は、溶接作業管理装置(10)とネットワークを介して双方向通信可能に接続され、溶接に用いる電力の電流及び電圧を計測する。溶接者用無線端末(9)は、溶接作業管理装置(10)と無線ネットワークを介して双方向通信可能に接続され、溶接に関するデータが入出力される。溶接作業管理装置(10)は、センサユニット(6)で計測された電流及び電圧、及び、無線ネットワークを介して溶接者用無線端末(9)から送信される溶接に関するデータに基づいて、溶接の合否を判定する。
本発明では、溶接者が溶接作業時に使用する情報端末として、無線ネットワークを介して溶接作業管理装置(10)と接続された溶接者用無線端末(9)を用いている。すなわち、溶接作業場に無線ネットワークを張り巡らせて、溶接作業場内で端末器光ファイバケーブルを布設する必要がないため、作業段取りにかかる手間を大幅に低減することができる。加えて、非常に長いケーブルを作業場で引き回す必要がないため、ケーブル途中の不具合の発生による通信エラーも大幅に低減することができる。それにより、作業の効率化の向上や維持や修理の費用を低減することが可能となる。
上記の溶接条件自動計測記録システムにおいて、センサユニット(6)及び溶接者用無線端末(9)はいずれも複数あることが好ましい。複数のセンサユニット(6)の各々及び複数の溶接者用無線端末(9)の各々はいずれも複数の溶接作業の各々に対応して設けられていることが好ましい。溶接作業管理装置(10)は、複数のセンサユニット(6)及び複数の溶接者用無線端末(9)との間で、複数の溶接作業における溶接に関するデータの処理及び管理を行うことが好ましい。
本発明では、複数の溶接作業(センサユニット(6)及び溶接者用無線端末(9))に関するデータ処理及び管理を一台の溶接作業管理装置(10)で制御することできる。このとき、複数の溶接者用無線端末(9))と一台の溶接作業管理装置(10)とは無線ネットワークを介して接続されているので、溶接作業場内で溶接作業ごとに端末器光ファイバケーブルを布設する必要がないため、作業段取りにかかる手間を更に大幅に低減することができる。加えて、非常に長いケーブルを溶接作業毎に作業場で引き回す必要がないため、ケーブル途中の不具合の発生による通信エラーも更に大幅に低減することができる。それにより、作業の効率化や維持や修理の費用を低減することが可能となる。
上記の溶接条件自動計測記録システムにおいて、溶接作業管理装置(10)又は溶接者用無線端末(9)は、電流及び電圧に基づいて、溶接電流、溶接電圧及びアークタイムを含む第1溶接条件を算出することが好ましい。溶接作業管理装置(10)又は溶接者用無線端末(9)は、溶接者用無線端末(9)に入力された溶接の溶接長及びパス間温度を含む第2溶接条件と、第1溶接条件とに基づいて、溶接での温度及び入熱量を溶接結果として算出することが好ましい。溶接作業管理装置(10)は、溶接結果に基づいて、溶接での温度及び入熱量の基準値を参照して、溶接の合否を判定することが好ましい。
本発明では、センサユニット(6)が計測した溶接時の電流及び電圧等と、溶接者等が溶接者用無線端末(9)に入力した溶接の溶接長及びパス間温度等とに基づいて、溶接作業管理装置(10)と溶接者用無線端末(9)との無線ネットワークを介した協働により、溶接の合否を判定することができる。
上記の溶接条件自動計測記録システムにおいて、センサユニット(6)は、交流計測部(47)と、直流計測部(48)と、スイッチ(55)とを備えることが好ましい。交流計測部(47)は、交流である電流及び電圧を計測することが好ましい。直流計測部(48)は、直流である電流及び電圧を計測することが好ましい。スイッチ(55)は、溶接に用いる電力に応じて交流計測部(47)及び直流計測部(48)のいずれか一方を選択することが好ましい。
本発明では、一台のセンサユニット(6)で交流電流・交流電圧及び直流電流・直流電圧の両方を計測できるので、交流による溶接と直流による溶接とでセンサユニット(6)を交換する必要がなく、作業段取りにかかる手間を更に大幅に低減することができる。それにより、作業の効率化や維持や修理の費用を低減することが可能となる。
上記の溶接条件自動計測記録システムにおいて、溶接者用無線端末(9)は、予め指定された溶接に関する複数のデータが入力されるとき、複数のデータのうちの一つのデータが入力される毎に、次のデータの入力を促す表示を行う端末制御部(61)を備えることが好ましい。
本発明では、溶接者用無線端末(9)のユーザインターフェースにおける入力作業の容易化により、入力ミスの低減や入力時間の短縮を図ることができる。それにより、作業効率を大幅に改善することができる。
上記の溶接条件自動計測記録システムにおいて、溶接作業管理装置(10)は、計測された電流及び電圧に基づいて、溶接電流、溶接電圧及びアークタイムを含む第1溶接条件を算出する第1条件計算部(5)を備えることが好ましい。
本発明では、一つの第1条件計算部(5)が、複数の溶接作業における第1溶接条件を算出するので、設置スペースを低減することができ、維持や修理の費用を低減することができる。
上記の溶接条件自動計測記録システムにおいて、溶接作業管理装置(10)又は溶接者用無線端末(9)は、溶接の合否を自身の表示装置に表示することが好ましい。
本発明では、溶接の合否を表示するので、監視者が合否を直ちに把握することができる。
本発明の溶接条件自動計測記録方法は、センサユニット(6)が、溶接に用いる電力の電流及び電圧を計測して出力するステップと、溶接作業管理装置(10)が、ネットワークを介して受信された電流及び電圧に基づいて、溶接電流、溶接電圧及びアークタイムを含む第1溶接条件を算出して出力するステップと、溶接者用無線端末(9)が、入力された溶接の溶接長及びパス間温度を含む第2溶接条件と、無線ネットワークを介して受信された第1溶接条件とに基づいて、溶接での温度及び入熱量を溶接結果として算出して出力するステップと、溶接作業管理装置(10)が、無線ネットワークを介して受信された溶接結果に基づいて、溶接での温度及び入熱量の基準値を参照して、溶接の合否を判定し表示するステップとを具備する。
本発明では、センサユニット(6)が計測した溶接時の電流及び電圧等と、溶接者等が溶接者用無線端末(9)に入力した溶接の溶接長及びパス間温度等とに基づいて、溶接作業管理装置(10)と溶接者用無線端末(9)との無線ネットワークを介した協働により、溶接の合否を判定することができる。そのとき、溶接者が溶接作業時に使用する情報端末として、無線ネットワークを介して溶接作業管理装置(10)と接続された溶接者用無線端末(9)を用いている。すなわち、溶接作業場に無線ネットワークを張り巡らせて、溶接作業場内で端末器光ファイバケーブルを布設する必要がないため、作業段取りにかかる手間を大幅に低減することができる。加えて、非常に長いケーブルを作業場で引き回す必要がないため、ケーブル途中の不具合の発生による通信エラーも大幅に低減することができる。それにより、作業の効率化の向上や維持や修理の費用を低減することが可能となる。
上記の溶接条件自動計測記録方法において、センサユニット(6)及び溶接者用無線端末(9)はいずれも複数あることが好ましい。複数のセンサユニット(6)の各々及び複数の溶接者用無線端末(9)の各々はいずれも複数の溶接作業の各々に対応して設けられていることが好ましい。溶接作業管理装置(10)は、複数のセンサユニット(6)及び複数の溶接者用無線端末(9)との間で、複数の溶接作業における各ステップを行うことが好ましい。
本発明では、複数の溶接作業(センサユニット(6)及び溶接者用無線端末(9))に関するデータ処理及び管理を一台の溶接作業管理装置(10)で制御することできる。このとき、複数の溶接者用無線端末(9))と一台の溶接作業管理装置(10)とは無線ネットワークを介して接続されているので、溶接作業場内で溶接作業ごとに端末器光ファイバケーブルを布設する必要がないため、作業段取りにかかる手間を更に大幅に低減することができる。加えて、非常に長いケーブルを溶接作業毎に作業場で引き回す必要がないため、ケーブル途中の不具合の発生による通信エラーも更に大幅に低減することができる。それにより、作業の効率化や維持や修理の費用を低減することが可能となる。
本発明により、段取りの手間を削減することが可能な溶接条件自動計測記録システムを提供することができる。また、本発明により、維持や修理の費用を低減することが可能な溶接条件自動計測記録システムを提供することができる。
以下、本発明の溶接条件自動計測記録システムの実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る溶接条件自動計測記録システムの構成を示すブロック図である。この溶接条件自動計測記録システム1は、溶接作業において、複数の溶接箇所での各々の各種溶接条件及び入熱量を並行して自動的に計測、演算、記録し、規格値との比較判定を即座に実施し、必要に応じて異常値警報を発する機能を有する。溶接条件自動計測記録システム1は、溶接作業管理装置10と、無線モデム4と、センサユニット6と、溶接機7と、溶接ヘッド8と、無線端末9とを具備する。この図では、一例として、溶接を行う32人の溶接者(図示されず)が、32台の溶接機7−1〜7−32や無線端末9−1〜9−32等を用いて溶接作業を行う場合の溶接条件自動計測記録システムについて説明する。
溶接作業管理装置10は、32台の溶接機7−1〜7−32や無線端末9−1〜9−32、センサユニット6−1〜6−32等を用いて行われる溶接作業の管理、制御等を行う。溶接作業管理装置10は、制御室に配置され、監視者により操作される。溶接作業管理装置10は、ホストコンピュータ2とPLC(Programmable Logic Controller)盤5を備える。ただし、それらが一体であっても良い。ホストコンピュータ2とPLC盤5とは、ハブ3やLAN(Local Area Network)ケーブル11、13を介したLAN(有線でも無線でも可)により、双方向通信可能に接続されている。
無線端末9は、溶接作業に関するデータ処理や、溶接作業管理装置10と溶接者との間の溶接作業に関するデータの送受信に用いられる。携帯電話やPHSに例示される。無線端末9は、溶接者(図示されず)ごとに設けられている。この図では、32人の溶接者(図示されず)に対応して、32台の無線端末9−1〜9−32が例示されている。各無線端末9−i(i=1〜32)は、無線モデム4を用いた無線LAN、及び、ハブ3やLANケーブル11、12を介したLAN(有線でも無線でも可)により、溶接作業管理装置10のホストコンピュータ2と接続されている。無線モデム4は複数設けられていても良く、少なくとも溶接作業場内で無線LANがその機能を発揮するように設けられている。すなわち、無線LANは溶接作業場内に張り巡らされている。そのため、無線端末9は、溶接作業場内において無線LANを介した情報通信が可能である。そして、無線端末9−iは、溶接者により入力されたデータを無線LANとLAN経由で、ホストコンピュータ2へ出力することができる。また、無線端末9−iは、ホストコンピュータ2において処理されたデータをLANと無線LAN経由で、ホストコンピュータ2から受信することができる。
溶接機7は、溶接に必要な電力を供給する。溶接機7は、溶接対象である対象ワーク21に対応して設けられている。この図では、32台の溶接機7−1〜7−32が例示されている。各溶接機7−iは、溶接用キャブタイヤケーブル15−iに接続され、溶接用キャブタイヤケーブル15−iを介して溶接ヘッド8−iに接続されている。すなわち、溶接機7−iは、対象ワーク21−iの溶接に用いる電力を、溶接用キャブタイヤケーブル15−iを介して溶接ヘッド8−iへ供給する。溶接は、溶接者(図示されず)により溶接ヘッド8−iを用いて行われる。
センサユニット6は、溶接時に溶接機7の出力した電圧・電流を計測する。センサユニット6は、溶接機7ごとに設けられ、溶接作業管理装置10のPLC盤5に接続されている。この図では、32台のセンサユニット6−1〜6−32が例示されている。各センサユニット6−iは、溶接用キャブタイヤケーブル15−iの溶接機7−i側の途中に設けられている。更に、センサユニット6−iは、LANケーブル14−iを用いてPLC盤5に接続されている。すなわち、センサユニット6−iは、溶接時に、溶接機7が溶接用キャブタイヤケーブル15−iを介して供給した電圧・電流を計測する。そして、センサユニット6−iは、計測された電圧・電流をLAN経由でPLC盤5へ出力する。
PLC盤5は、センサユニット6からの入力に基づいて、溶接時に溶接電圧・溶接電流、溶接の開始時間と終了時間、及びアークタイムを算出する。PLC盤5は、LANケーブル14を介してセンサユニット6に、LANケーブル13,11及びハブ3を介してホストコンピュータ2にそれぞれ接続されている。この図では、一例として、LANケーブル14−1〜14−32を介してセンサユニット6−1〜16−32に、LANケーブル13,11及びハブ3を介してホストコンピュータ2にそれぞれ接続されている。すなわち、PLC盤5は、センサユニット6−1〜6−32から出力される複数のアナログの電圧・電流を複数のデジタルの電圧・電流に変換する。それと共に、電圧・電流に基づいて、溶接電圧・溶接電流、溶接の開始時間と終了時間、及びアークタイムを算出する。そして、溶接電圧・溶接電流、溶接の開始時間と終了時間、及びアークタイムをホストコンピュータ2へ出力する。
ホストコンピュータ2は、パーソナルコンピュータに例示される情報処理装置であり、溶接作業の管理、制御等を行う。ホストコンピュータ2は、PLC盤5からのデータをLAN(LANケーブル14、13、11)を介して、また無線端末9からのデータを無線LAN(無線モデム4)、及びLAN(LANケーブル12、11)を介して、それぞれ受信する。そして、それらのデータを記憶すると共に、それらのデータに基づいて、例えば溶接での入熱量を計算して溶接の合否を判定する等の所定の処理を実行する。
上記溶接条件自動計測記録システム1では、特公平6−71657号公報の装置のような端末器光ファイバケーブル105を有さず、無線端末9及び無線モデム4を用いた無線LANを用いている。そのため、従来必要であった溶接作業ごとの端末器光ファイバケーブル105の布設が、本溶接条件自動計測記録システムでは不要である。そのため、溶接作業での作業段取りの手間を大幅に低減することが可能となる。また、作業場で引き回されていた非常に長いケーブルが無く、無線LANになるため、通信エラーの発生を著しく低減させることが出来る。それにより、作業効率を向上させることが出来る。更に、無線端末9の通信経路に光ファイバを用いていないため、修理費を低く抑えることが可能となる。
なお、溶接条件自動計測記録システム1を1セットとして、複数のセットを更に上位のコンピュータシステムで統括するようにしても良い。その場合、各溶接条件自動計測記録システム1は、所定の参照可能な溶接条件値ファイルを生成し、上位コンピュータシステムへのシフト用データを編集作成することができる。なお、本発明は、溶接条件自動計測記録システム1は、32台の機器(セルユニット6、溶接機7、無線端末9など)の場合に限定されるものではなく、多くても少なくても良い。
次に、溶接条件自動計測記録システム1の詳細な構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る溶接条件自動計測記録システムの詳細な構成の一例を示すブロック図である。
ホストコンピュータ2は、制御部31、入力部32、出力部33、記憶部34、表示部36、通信制御部37を備える。制御部31は、入力部32、出力部33、記憶部34、表示部36及び通信制御部37の動作を制御しつつ、溶接作業の管理、制御等の情報処理を行う。制御部31は、例えば、CPUと記憶部34から読み出して実行されるプログラムにより実現される。プログラムは、溶接作業者指示カード処理部71、溶接結果判定部72、及びデータ管理部73を含む。溶接作業者指示カード処理部71は、溶接作業者指示カードA(以下、「Aカード」とも言う)に関するデータの生成、表示、保存、編集等のデータ処理を行う。溶接結果判定部72は、溶接結果データに基づいて、溶接の合否の判定等のデータ処理を行う。データ管理部73は、溶接条件実測値データや溶接結果データなどの溶接作業関連のデータについて、生成、集計、表示、保存、編集等のデータ処理を行う。
入力部32は、操作者(監視者)により入力操作が行われる機器であり、例えばキーボードやテンキーやマウスにより実現される。出力部33は、データを外部へ出力する機器であり、例えばプリンタにより実現される。記憶部34は、一時記憶装置(RAM、ROM)及び主記憶装置のようなデータを記憶する機器であり、例えば半導体メモリ(DRAM、SRAM、フラッシュメモリ)やハードディスクドライブ(HDD)、記憶媒体(CD−ROM、DVD)とその読み出し/書き込み装置により実現される。表示部36は、データを表示する機器であり、例えばフラットパネルディスプレイ(LCD、PDP)により実現される。通信制御部37は、外部(PLC盤5や無線端末9)とのLANや無線LANを介した情報通信のインターフェースとなる機器であり、例えばネットワークカードにより実現される。
PLC盤5は、A/D変換部41、制御部42、表示部43、記憶部44、通信制御部45、46を備える。A/D変換部41は、アナログ信号(データ)をデジタル信号(データ)に変換する(A/D変換する)。制御部42は、A/D変換部41、表示部43、記憶部44、通信制御部45、46の動作を制御しつつ、溶接電圧・溶接電流、溶接の開始時間と終了時間、及びアークタイムの計算の情報処理を行う。制御部42は、例えば、CPUと記憶部44から読み出して実行されるプログラムにより実現される。プログラムは、溶接電圧・電流計測部51、及び溶接時間計測部52を含む。溶接電圧・電流計測部51は、A/D変換後のデジタル信号に基づいて、記憶部44の溶接電圧・溶接電流の基準値を参照して、判断アルゴリズムを用いて溶接電流・溶接電圧を算出する。溶接時間計測部52は、A/D変換後のデジタル信号に基づいて、記憶部44の溶接電圧・溶接電流の基準値を参照して、判断のアルゴリズムを用いて溶接の開始時間と終了時間、及びアークタイムを算出する。
表示部43は、データを表示する機器であり、例えばパイロットランプやフラットパネルディスプレイ(LCD)により実現される。記憶部44は、一時記憶装置(RAM、ROM)及び主記憶装置のようなデータを記憶する機器であり、例えば半導体メモリ(DRAM、SRAM、フラッシュメモリ)やハードディスクドライブ(HDD)、記憶媒体(CD−ROM、DVD)とその読み出し/書き込み装置により実現される。通信制御部45、46は、外部(センサユニット6やホストコンピュータ2)とのLANを介した情報通信のインターフェースとなる機器であり、例えばネットワークカードにより実現される。
PLC盤5は、複数のセンサユニット6に対して1台が設けられている。各センサユニット6から送信されてくるデータは、制御部42の制御により、各センサユニット6ごとにデータ処理され、各センサユニット6に関連付けて記憶部44に格納される。
センサユニット6は、交流測定部47、直流測定部48を備える。交流測定部47は、溶接機7による交流電力を用いた溶接のとき、その交流電力における交流電圧及び交流電流を計測する。交流測定部47は、例えば交流電圧計及び交流電流計により実現される。直流測定部48は、溶接機7による直流電力を用いた溶接のとき、その直流電力における直流電圧及び直流電流を計測する。直流測定部48は、例えば直流電圧計及び直流電流計により実現される。
無線端末9は、端末制御部61、入力部62、記憶部63、表示部64、通信制御部65、アンテナ66を備える。端末制御部61は、入力部62、記憶部63、表示部64、及び通信制御部65の動作を制御しつつ、溶接作業に関するデータ処理や、溶接作業管理装置10と溶接者との間の溶接作業に関するデータの送受信等を実行する。端末制御部61は、例えば、CPUと記憶部63から読み出して実行されるプログラムにより実現される。プログラムは、メニュー部81、初期設定部82、溶接条件判定部83、温度・入熱量計算部84を含む。メニュー部81は、表示部64における表示画面に、複数の機能をメニュー形式で表示する。初期設定部82は、溶接者による初期値の入力を制御する。溶接条件判定部83は、溶接条件実測値データに基づいて、溶接条件設定値の溶接電圧・溶接電流の規格値を参照して、溶接条件実測値が適切か否かを判定する。温度・入熱量計算部84は、溶接者による溶接の層数、ビート長、パス間温度の入力を制御する。また、入力及び取得された溶接条件実測値データに基づいて、ビート毎の温度及び入熱量と、溶接箇所の平均温度及び平均入熱量とを算出する。
入力部62は、操作者(監視者)により入力操作が行われる機器であり、例えば複数のキーやテンキーにより実現される。記憶部63は、一時記憶装置(RAM、ROM)及び主記憶装置のようなデータを記憶する機器であり、例えば半導体メモリ(DRAM、SRAM、フラッシュメモリ)やハードディスクドライブ(HDD)とその読み出し/書き込み装置により実現される。表示部64は、データを表示する機器であり、例えばフラットパネルディスプレイ(LCD)により実現される。通信制御部65は、外部(ホストコンピュータ2)との無線LANを介した情報通信のインターフェースとなる機器であり、例えば携帯電話に搭載されるような通信回路により実現される。アンテナ66は、通信制御部65に接続され、無線モデム4とのデータの送受信に用いられる。
次に、本発明の実施の形態に係る無線端末9の構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る無線端末の構成の一例を示す外観図である。無線端末9は、表示部64に含まれる液晶表示部64aと、入力部62に含まれる入力操作キー部62aとを備えている。操作者(監視者)は、例えば、液晶表示部64aを参照しながら、入力操作キー部62aの各種キーを用いて入力操作を行う。
図5〜図7は、本発明の実施の形態に係る無線端末の液晶表示部の表示画面の一例を示す外観図である。図5は、メニュー部81を動作させたときの表示画面である。メニュー部81は、この表示画面において、複数の項目(機能)、例えば、初期設定、溶接条件判定、温度・入熱量計算、システム設定、メンテナンス、等をメニュー形式で表示している。操作者(監視者)は、この表示画面を参照しながら、入力操作キー部62aのキーを用いていずれかの項目を選択する入力操作を行う。
図6は、図5のメニュー部81の表示画面において初期設定が選択され、初期設定部82を動作させたときの表示画面である。初期設定部82は、溶接者による初期値の入力を制御する。すなわち、初期設定部82は、図6(a)の表示画面において、初期設定の複数の項目、例えば、AカードNo.、溶接者No.、対象ワークNo.、溶接法、棒銘柄、等をメニュー形式で表示する。操作者(監視者)は、この表示画面を参照しながら、入力操作キー部62aのキーを用いていずれかの項目を選択する入力操作を行う。
図6(b)〜図6(d)は、図6(a)のメニュー画面において棒銘柄が選択されたときの表示画面である。棒銘柄の初期設定では、例えば、溶接材料、棒径、ロット番号を設定する必要がある。そのため、図6(a)のメニュー画面において棒銘柄が選択されると、初期設定部82は、まず、溶接材料の設定画面(図6(b))を表示して溶接者による溶接材料の入力を促す。溶接材料は、複数の候補から選択可能になっており、入力が容易になっている。溶接者による溶接材料の入力に応答して、初期設定部82は、棒径の設定画面(図6(c))を表示して溶接者による棒径の入力を促す。棒径も、複数の候補から選択可能になっており、入力が容易になっている。溶接者による棒径の入力に応答して、初期設定部82は、ロット番号の入力画面(図6(d))を表示して溶接者によるロット番号の入力を促す。ロット番号は、溶接者が番号を入力するようになっている。このように、溶接材料、棒径、ロット番号を設定する画面が自動的に順番に表示されるので、溶接者の入力の手間やミスを低減することが出来、入力時間も短縮することが出来る。更に、誤った数値や上限値や下限値を超える入力した場合、その内容に適合したエラーを表示し、再入力を促すようにしても良い。それにより、溶接者のミスをより低減することが出来る。なお、図6(b)〜図6(d)は例えば一画面や連続画面に表示され、一つの入力が終了するごとに他の未入力部分が色変化や点滅して入力を促すようにしても良い。
図7は、図5のメニュー部81の表示画面において温度・入熱量計算が選択され、温度・入熱量計算部84を動作させたときの表示画面である。温度・入熱量計算部84は、溶接者による溶接の層数、ビート長、パス間温度の入力を制御する。また、入力及び取得されたデータに基づいて、ビート毎の温度及び入熱量と、溶接箇所の平均温度及び平均入熱量とを算出する。すなわち、温度・入熱量計算部84は、まず、図7(a)の表示画面において、温度・入熱量計算部が選択・起動されたことを示している。
図7(b)〜図7(d)は、溶接の層数、ビート長、パス間温度を入力するための表示画面である。温度・入熱量計算部84が起動されると、温度・入熱量計算部84は、まず、溶接の層数の入力画面(図7(b))を表示して溶接者による溶接の層数の入力を促す。溶接の層数は、溶接者が層数を入力するようになっている。溶接者による溶接の層数の入力に応答して、温度・入熱量計算部84は、ビート長の入力画面(図7(c))を表示して溶接者による層ごとのビート長の入力を促す。ビート長も、溶接者が層ごとにビート長を入力するようになっている。溶接者による層ごとのビート長の入力に応答して、温度・入熱量計算部84は、パス間温度の入力画面(図7(d))を表示して溶接者による層ごとのパス間温度の入力を促す。パス間温度も、溶接者が層ごとにパス間温度を入力するようになっている。このように、溶接の層数、ビート長、パス間温度を入力する画面が自動的に順番に表示されるので、溶接者の入力の手間やミスを低減することが出来、入力時間も短縮することが出来る。なお、図7(b)〜図7(d)は例えば一画面や連続画面に表示され、一つの入力が終了するごとに他の未入力部分が色変化や点滅して入力を促すようにしても良い。
次に、本発明の実施の形態に係るセンサユニット6の構成について説明する。図8は、本発明の実施の形態に係るセンサユニットの構成の一例を示す概略図である。図8(a)はパネル外観であり、図8(b)はブロック図である。センサユニット6は、電圧計測部53、シャント抵抗部54、スイッチ55、交流電圧計56、交流電流計57、直流電圧計58、直流電流計59を備える。
電圧計測部53の一方の配線は溶接用キャブタイヤケーブル15から引き出され、他方の配線はアース(接地されたセンサユニット6の筐体)から引き出され、それぞれスイッチ55に接続されている。溶接用キャブタイヤケーブル15での電圧の計測用である。シャント抵抗部54は溶接用キャブタイヤケーブル15に直列接続されている。シャント抵抗部54の電圧引き出し配線はいずれもスイッチ55に接続されている。溶接用キャブタイヤケーブル15での電流に対応した電圧の計測用である。スイッチ55は、交流計測と直流計測とを切り換える。交流計測とした場合、電圧計測部53からの配線を交流電圧計56に接続して交流電圧計測可能とし、シャント抵抗部54からの配線を交流電流計57に接続して交流電流計測可能とする。直流計測とした場合、電圧計測部53からの配線を直流電圧計58に接続して直流電圧計測可能とし、シャント抵抗部54からの配線を直流電流計58に接続して直流電流計測可能とする。
すなわち、交流電圧及び交流電流を計測する交流測定部47は、電圧計測部53、シャント抵抗部54、スイッチ55、交流電圧計56、交流電流計57で実現されている。一方、直流電圧及び直流電流を計測する直流測定部48は、電圧計測部53、シャント抵抗部54、スイッチ55、直流電圧計58、直流電流計59で実現されている。そして、スイッチ55の機能により、一台のセンサユニット6で、交流及び直流の2種類の電力を計測することが出来る。それにより、センサユニット6の台数低減による省スペース化及び低コスト化を図ることが出来る。
次に、本発明の実施の形態に係るPLC盤5の構成について説明する。図9は、本発明の実施の形態に係るPLC盤の構成の一例を示す概略図である。PLC盤5は、複数のセンサユニット6に対して1台が設けられている。各センサユニット6から送信されてくるデータは、制御部42の制御により、各センサユニット6ごとにデータ処理される。そして、各センサユニット6から送信されてくるデータや処理されたデータは、制御部42の制御により、各センサユニット6に関連付けて記憶部44に格納される。各センサユニット6の動作状態(例示:動作中・停止中、異常警報)は、例えばセンサユニット6−1〜6−32の各々ごとに、表示部43としてのパイロットランプ43aにより表示される。
次に、本発明の実施の形態に係るパーソナルコンピュータの構成について説明する。図10は、本発明の実施の形態に係るパーソナルコンピュータの表示画面の一例を示す概略図である。ホストコンピュータ2は、既述のように溶接作業者指示カード処理部71、溶接結果判定部72、及びデータ管理部73などの機能を有している。図においては、データ管理部73による溶接作業関連データの生成、集計、表示、保存、編集等のデータ処理を行う画面を示している。
左側の領域91では、例えば、各センサユニット6(図中「ユニットNo」と表示)ごとに、割り当てられたAカード番号(図中「AカードNo」と表示)、温度や入熱量等に関するデータの発信元の無線端末9の番号(図中「温度」、「入熱」などと表示)などがテーブル形式で表示されている。また、右側の領域92では、Aカード(図中「AカードNo」と表示)に基づいて行われた溶接作業に関して、関連するデータ、例えば、溶接状態、使用した棒番号、溶接者の氏名、棒径、LOT番号、層数、パス温度、溶接電流、溶接電圧、ビート長、アークタイム、入熱量(図中、「状態」、棒No」、「溶接者」、「棒径」、「LOT」、「層数」、「パス温」、「電流」、「電圧」、「ビート長」、「時間」、「入熱」などと表示)が棒番号ごとにテーブル形式で表示されている。更に、そのテーブル中の一つの行を選択すると、その内容が表示され、内容の修正や変更などの編集・更新が可能になっている。更に、その他の機能を用いたいときは、下部に表示された対応するメニューボタンを押すことで、その機能を起動することが出来る。
各セルユニット6(Aカード)に対応した溶接作業において、入熱量等に関して溶接異常等が発生すれば、PLC盤5の表示部43aに表示されると共に、例えば、領域91のテーブル内に当該異常を自動表示しても良いし、領域92のテーブルの表示が自動的に当該Aカードに関するデータに切り替わった上で自動表示しても良いし、別のウインドウ等が自動的に開いて自動表示しても良い。以上のように、従来PLC盤5上で表示されていた内容は、本発明においては全てホストコンピュータ2の表示画面において表示させることが出来る。それにより、監視者による監視を効率的に行うことが出来る。
次に、本発明の実施の形態に係る溶接条件自動計測記録システムの動作について説明する。図11A及び図11Bは、本発明の実施の形態に係る溶接条件自動計測記録システムの動作を示すフロー図である。
溶接作業開始前において、制御室内の監視者は、複数の溶接作業の各々ごとに設定された溶接作業指示カードA(Aカード)を、事前にホストコンピュータ2の記憶部34に予め入力しておく(ステップS00)。ただし、Aカードは、溶接作業の内容等を示す初期設定値や基本属性値などを含んでいる。Aカードには、例えば、Aカード番号、対象ワーク番号、溶接法、棒銘柄、予熱やパス間温度の規格値(上限値と下限値)、及び入熱量の規格値(上限値と下限値)、溶接電圧・溶接電流の規格値(上限値と下限値)が記録されている。
次に、監視者は、複数の溶接者の各々に対し、複数のAカードのうちの対応するものに基づいて、対象ワーク21(例示:溶接継手)、センサユニット6、溶接機7、溶接ヘッド8及び無線端末9を割り当てる。溶接者は、上記割り当てに基づく対象ワーク21及びセンサユニット6、溶接機7、溶接ヘッド8、無線端末9を確認する。溶接者は、無線端末9に、割り当てられたAカード番号を入力する(ステップS01)。無線端末9は、Aカード番号を無線LAN経由でホストコンピュータ2へ送信する(ステップS02)。
ホストコンピュータ2は、受信したAカード番号を記憶部34に格納すると共に表示部36に表示する。ホストコンピュータ2(溶接者業者指示カード処理部71など)は、そのAカード番号に基づいて、そのAカード番号に対応するAカードの内容を記憶部36から抽出して(ステップS03)、表示部34に表示する。そして、Aカードの内容(又はその一部)を示す溶接条件設定値を、溶接条件設定値データとして無線LAN経由で無線端末9へ送信する(ステップS04)。
無線端末9は、溶接条件設定値データを表示部64に表示すると共に、記憶部63に格納する。溶接者は、溶接条件設定値を確認して、溶接準備を行う。それと共に、溶接者は、無線端末9に、属性値である溶接者番号や対象ワーク番号(例示:溶接継手の番号)、初期設定値である溶接材料(棒銘柄)、棒径、ロット番号などの初期値を入力する(ステップS05)。これには初期設定部82などを使用する。対象ワーク21によっては溶接者が変わったり、施工途上で作業を停止して再開したりする場合があるので、この作業が必要になる。これらの初期値を示す初期値データは記憶部63に格納される。
溶接者は、溶接条件設定値や初期値に基づいて、溶接機7及び溶接ヘッド8を用いてテスト溶接作業を行う。テスト溶接作業の行われている間、センサユニット6(交流測定部47/直流測定部48)は、溶接時の電流・電圧を計測して、計測結果を示すアナログ信号をPLC盤5へ送信する。PLC盤5(A/D変換部41)は、送信された計測結果を、デジタル信号に変換する。そして、PLC盤5(溶接電圧・溶接電流計測部51)は、AD変換された計測結果に基づいて、記憶部44の溶接電圧・溶接電流の基準値を参照して、判断のアルゴリズムを用いて溶接に用いられた溶接電流・溶接電圧を算出する。同時に、PLC盤5(溶接時間計測部52)は、変換された計測結果に基づいて、溶接電圧・溶接電流の基準値を参照して、判断のアルゴリズムを用いて溶接の開始時間と終了時間、及びアークタイムを算出する(ステップS06)。このとき、記憶部44に記憶された上限値や下限値などを超える場合、警報を表示部43に表示するようにしても良い。PLC盤5は、溶接電圧・溶接電流、溶接の開始時間と終了時間、及びアークタイムを仮溶接条件実測値データとしてホストコンピュータ2及び無線端末9へ出力する(ステップS07)。ホストコンピュータ2は、仮溶接条件実測値データを表示部36に表示すると共に、記憶部34に格納する(ステップS08)。無線端末9は、仮溶接条件実測値データを表示部64に表示すると共に、記憶部63に格納する(ステップS09)。
無線端末9(溶接条件判定部83)は、仮溶接条件実測値データに基づいて、記憶部63に格納された溶接条件設定値の溶接電圧・溶接電流の規格値(上限値と下限値)を参照して、仮溶接条件実測値が適切か否かを判定する(ステップS10)。不適切な場合(ステップS10:No)、ステップS06の前のテスト溶接作業に戻り、溶接の条件や方法を改善した上で、再度テスト溶接作業を行う。適切な場合(ステップS10:Yes)、溶接者は、本番の溶接作業を行う。
すなわち、溶接者は、テスト溶接と同様に、溶接条件設定値や初期値に基づいて、溶接機7及び溶接ヘッド8を用いて溶接作業を行う。溶接作業の行われている間、センサユニット6(交流測定部47/直流測定部48)は、溶接時の電流・電圧を計測して、計測結果を示すアナログ信号をPLC盤5へ送信する。PLC盤5(A/D変換部41)は、送信された計測結果を、デジタル信号に変換する。そして、PLC盤5(溶接電圧・溶接電流計測部51)は、AD変換された計測結果に基づいて、記憶部44の溶接電圧・溶接電流の基準値を参照して、判断のアルゴリズムを用いて溶接電流・溶接電圧を算出する。同時に、PLC盤5(溶接時間計測部52)は、変換された計測結果に基づいて、溶接電圧・溶接電流の基準値を参照して、判断のアルゴリズムを用いて溶接の開始時間と終了時間、及びアークタイムを算出する(ステップS11)。このとき、記憶部44に記憶された上限値や下限値などを超える場合、警報を表示部43に表示するようにしても良い。PLC盤5は、溶接電圧・溶接電流、溶接の開始時間と終了時間、及びアークタイムを第1溶接条件実測値データとしてホストコンピュータ2及び無線端末9へ出力する(ステップS12)。ホストコンピュータ2は、第1溶接条件実測値データを表示部36に表示すると共に、記憶部34に格納する(ステップS13)。無線端末9は、第1溶接条件実測値データを表示部64に表示すると共に、記憶部63に格納する(ステップS14)。溶接者は、溶接時の層数、ビート長、パス間温度を計測する。これら一連の溶接作業は、パス間温度が異常にならなければ、任意本数繰り返すことができる。
溶接者は、計測された溶接時の層数、ビート長、パス間温度を第2溶接条件実測値データとして無線端末9に入力する。無線端末9は、第2溶接条件実測値データを表示部64に表示すると共に、記憶部63に格納する。無線端末9(温度・入熱量計算部84)は、入力された第1溶接条件実測値データ及び第2溶接条件実測値データに基づいて、ビート毎の温度及び入熱量と、溶接箇所の平均温度及び平均入熱量とを算出する(ステップS15)。無線端末9は、ビート毎の温度及び入熱量と、溶接箇所の平均温度及び平均入熱量とを、記憶部63に格納すると共に、溶接結果データとして無線LAN経由でホストコンピュータ2へ出力する(ステップS16)。
ホストコンピュータ2は、無線端末9から受信された溶接結果データを表示部36に表示すると共に、記憶部34に格納する(ステップS17)。そして、ホストコンピュータ2(溶接結果判定部72)は、溶接結果データに基づいて、記憶部34に格納された規格値(例示:温度の規格値(上限値と下限値)、及び入熱量の規格値(上限値と下限値))との比較照合により、溶接条件の合否を判定する(ステップS18)。
不合格の場合(ステップS18:No)、ホストコンピュータ2(溶接結果判定部72)は、警報信号を表示部32に表示すると共に、記憶部34に格納する。それと同時に、ホストコンピュータ2は、その警報信号を無線LAN経由で無線端末9へ送信する(ステップS19)。無線端末9は、受信された警報信号を表示部64に表示すると共に、記憶部63に格納する。監視者は異常改善の処理チェックを行い、ホストコンピュータ2及び無線端末9を含めた警報の解除を実行する。ホストコンピュータ2は、これらの経緯を記憶部34に記録する。無線端末9は、溶接条件設定値や初期値を表示部64に表示する(ステップS20)。溶接者は、異常改善の処理チェック及び溶接条件設定値や初期値を参照して、溶接をやり直す。
合格の場合(ステップS18:Yes)、ホストコンピュータ2(溶接結果判定部72)は、合格結果を表示部32に表示すると共に、記憶部34に格納する(ステップS21)。それと同時に、ホストコンピュータ2は、その合格結果を示す合格結果データを無線LAN経由で無線端末9へ送信する(ステップS22)。無線端末9は、受信された合格結果データを表示部64に表示すると共に、記憶部63に格納する。ホストコンピュータ2は、これらの経緯を記憶部34に記録する。溶接者は、溶接結果データにおける各ビードの入熱量及び平均入熱量などを無線端末9により確認し、次の施工に反映させる。
なお、ステップS10、S15(温度及び入熱量等の算出)、S18に関しては、ホストコンピュータ2及び無線端末9のいずれが実行しても良い。
溶接者及び監視者は、ホストコンピュータ2の記憶部34に記憶されたデータを参照することで、今までに施工した全データ及び平均入熱量等の参考値を随時に呼び出し、表示することができる。これらの溶接作業やビード長入力が施工分の任意ビード本数をまとめても行うことができる。更に、監視者はこれらデータの一部又は全部を随時他の作業、例えば出力作業などと並行しながら出力できる。
以上の動作に例示されるようにして、本発明の実施の形態に係る溶接条件自動計測記録システムを動作させることができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。
図1は、特公平6−71657号公報の溶接条件自動計測記録方法を実施するために用いられる装置の構成を示す概略図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る溶接条件自動計測記録システムの構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る溶接条件自動計測記録システムの詳細な構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る無線端末の構成の一例を示す外観図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る無線端末の液晶表示部の表示画面の一例を示す外観図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る無線端末の液晶表示部の表示画面の一例を示す外観図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る無線端末の液晶表示部の表示画面の一例を示す外観図である。 図8は、本発明の実施の形態に係るセンサユニットの構成の一例を示す概略図である。 図9は、本発明の実施の形態に係るPLC盤の構成の一例を示す概略図である。 図10は、本発明の実施の形態に係るパーソナルコンピュータの表示画面の一例を示す概略図である。 図11Aは、本発明の実施の形態に係る溶接条件自動計測記録システムの動作を示すフロー図である。 図11Bは、本発明の実施の形態に係る溶接条件自動計測記録システムの動作を示すフロー図である。
符号の説明
1 溶接条件自動計測記録システム
2 ホストコンピュータ
3 ハブ
4 無線モデム
5 PLC(Programmable Logic Controller)盤
6、6−1〜6−32 センサユニット
7、7−1〜7−32 溶接機
8、8−1〜8−32 溶接ヘッド
9、9−1〜9−32 無線端末
10 溶接作業管理装置
11、12、13 LAN(Local Area Network)ケーブル
31 制御部
32 入力部
33 出力部
34 記憶部
36 表示部
37 通信制御部
41 A/D変換部
42 制御部
43 表示部
44 記憶部
45、46 通信制御部
47 交流測定部
48 直流測定部
51 溶接電圧・溶接電流計測部
52 接時間計測部
53 電圧計測部
54 シャント抵抗部
55 スイッチ
56 交流電圧計
57 交流電流計
58 直流電圧計
59 直流電流計
61 端末制御部
62 入力部
62a 入力操作キー部
63 記憶部
64 表示部
64a 液晶表示部
65 通信制御部
66 アンテナ
71 溶接作業者指示カード処理部
72 溶接結果判定部
73 データ管理部
81 メニュー部
82 初期設定部
83 溶接条件判定部
84 温度・入熱量計算部
91、92 領域
101 溶接端末器
102 センサユニット
103 データ集録セル
104 溶接者
105 端末器光ファイバケーブル
106 溶接抵抗器
107 溶接用キャブタイヤケーブル
108 対象ワーク
109 センサ光ファイバケーブル
110 コントローラ
111 フロッピー(登録商標)デイスクドライブ
112 固定ディスク
113 出力プリンタ

Claims (9)

  1. 溶接に関するデータの処理及び管理を行う溶接作業管理装置と、
    前記溶接作業管理装置とネットワークを介して双方向通信可能に接続され、前記溶接に用いる電力の電流及び電圧を計測するセンサユニットと、
    前記溶接作業管理装置と無線ネットワークを介して双方向通信可能に接続され、前記溶接に関するデータが入出力される溶接者用無線端末と
    を具備し、
    前記溶接作業管理装置は、前記センサユニットで計測された前記電流及び前記電圧、及び、前記無線ネットワークを介して前記溶接者用無線端末から送信される前記溶接に関する前記データに基づいて、前記溶接の合否を判定する
    溶接条件自動計測記録システム。
  2. 請求項1に記載の溶接条件自動計測記録システムにおいて、
    前記センサユニット及び前記溶接者用無線端末はいずれも複数あり、
    前記複数のセンサユニットの各々及び前記複数の溶接者用無線端末の各々はいずれも複数の溶接の各々に対応して設けられ、
    前記溶接作業管理装置は、前記複数のセンサユニット及び前記複数の溶接者用無線端末との間で、前記複数の溶接作業における前記溶接に関するデータの処理及び管理を行う
    溶接条件自動計測記録システム。
  3. 請求項2に記載の溶接条件自動計測記録システムにおいて、
    前記溶接作業管理装置又は前記溶接者用無線端末は、前記電流及び前記電圧に基づいて、溶接電流、溶接電圧及びアークタイムを含む第1溶接条件を算出し、
    前記溶接作業管理装置又は前記溶接者用無線端末は、前記溶接者用無線端末に入力された前記溶接の溶接長及びパス間温度を含む第2溶接条件と、前記第1溶接条件とに基づいて、前記溶接での温度及び入熱量を溶接結果として算出し、
    前記溶接作業管理装置は、前記溶接結果に基づいて、前記溶接での温度及び入熱量の基準値を参照して、前記溶接の合否を判定する
    溶接条件自動計測記録システム。
  4. 請求項3に記載の溶接条件自動計測記録システムにおいて、
    前記センサユニットは、
    交流である前記電流及び前記電圧を計測する交流計測部と、
    直流である前記電流及び前記電圧を計測する直流計測部と、
    前記溶接に用いる前記電力に応じて前記交流計測部及び前記直流計測部のいずれか一方を選択するスイッチと
    を備える
    溶接条件自動計測記録システム。
  5. 請求項4に記載の溶接条件自動計測記録システムにおいて、
    前記溶接者用無線端末は、予め指定された前記溶接に関する複数のデータが入力されるとき、前記複数のデータのうちの一つのデータが入力される毎に、次のデータの入力を促す表示を行う端末制御部を備える
    溶接条件自動計測記録システム。
  6. 請求項5に記載の溶接条件自動計測記録システムにおいて、
    前記溶接作業管理装置は、
    前記複数のセルユニットで計測された前記電流及び前記電圧に基づいて、溶接電流、溶接電圧及びアークタイムを含む第1溶接条件を算出する第1条件計算部を備える
    溶接条件自動計測記録システム。
  7. 請求項1に記載の溶接条件自動計測記録システムにおいて、
    前記溶接作業管理装置又は前記溶接者用無線端末は、前記溶接の合否を自身の表示装置に表示する
    溶接条件自動計測記録システム。
  8. センサユニットが、溶接に用いる電力の電流及び電圧を計測して出力するステップと、
    溶接作業管理装置が、ネットワークを介して受信された前記電流及び前記電圧に基づいて、溶接電流、溶接電圧及びアークタイムを含む第1溶接条件を算出して出力するステップと、
    溶接者用無線端末が、入力された前記溶接の溶接長及びパス間温度を含む第2溶接条件と、無線ネットワークを介して受信された前記第1溶接条件とに基づいて、前記溶接での温度及び入熱量を溶接結果として算出して出力するステップと、
    前記溶接作業管理装置が、前記無線ネットワークを介して受信された前記溶接結果に基づいて、前記溶接での温度及び入熱量の基準値を参照して、前記溶接の合否を判定し表示するステップと
    を具備する
    溶接条件自動計測記録方法。
  9. 請求項8に記載の溶接条件自動計測記録方法において、
    前記センサユニット及び前記溶接者用無線端末はいずれも複数あり、
    前記複数のセンサユニットの各々及び前記複数の溶接者用無線端末の各々はいずれも複数の溶接作業の各々に対応して設けられ、
    前記溶接作業管理装置は、前記複数のセンサユニット及び前記複数の溶接者用無線端末との間で、前記複数の溶接作業における前記各ステップを行う
    溶接条件自動計測記録方法。
JP2008284864A 2008-11-05 2008-11-05 溶接条件自動計測記録システム及び溶接条件自動計測記録方法 Active JP5351496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008284864A JP5351496B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 溶接条件自動計測記録システム及び溶接条件自動計測記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008284864A JP5351496B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 溶接条件自動計測記録システム及び溶接条件自動計測記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010110782A true JP2010110782A (ja) 2010-05-20
JP5351496B2 JP5351496B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=42299774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008284864A Active JP5351496B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 溶接条件自動計測記録システム及び溶接条件自動計測記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5351496B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130057208A (ko) * 2011-11-23 2013-05-31 대우조선해양 주식회사 아크 센싱 모듈
JP2013193091A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Daihen Corp 溶接システムおよびリモートコントローラ
WO2017110065A1 (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 溶接装置
KR101872998B1 (ko) * 2011-09-28 2018-07-02 한국전력공사 용접공정 품질관리 방법
JP2019042759A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 三菱重工業株式会社 溶接管理システム
JP2022124799A (ja) * 2021-02-16 2022-08-26 株式会社安川電機 溶接システム、溶接品質の評価方法、及び溶接品の製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005527381A (ja) * 2002-04-11 2005-09-15 フロニウス・インテルナツィオナール・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 溶接装置においてパラメータを設定する方法
JP2005313219A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Sansha Electric Mfg Co Ltd 制御電源システム。
JP2005342788A (ja) * 2004-05-06 2005-12-15 Nippon Steel Corp 鋼板のフラッシュバット溶接部の診断方法及び診断装置
JP2007167915A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Ohbayashi Corp 溶接管理方法、溶接管理システム、鉄骨構造物、icタグ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005527381A (ja) * 2002-04-11 2005-09-15 フロニウス・インテルナツィオナール・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 溶接装置においてパラメータを設定する方法
JP2005313219A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Sansha Electric Mfg Co Ltd 制御電源システム。
JP2005342788A (ja) * 2004-05-06 2005-12-15 Nippon Steel Corp 鋼板のフラッシュバット溶接部の診断方法及び診断装置
JP2007167915A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Ohbayashi Corp 溶接管理方法、溶接管理システム、鉄骨構造物、icタグ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101872998B1 (ko) * 2011-09-28 2018-07-02 한국전력공사 용접공정 품질관리 방법
KR20130057208A (ko) * 2011-11-23 2013-05-31 대우조선해양 주식회사 아크 센싱 모듈
JP2013193091A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Daihen Corp 溶接システムおよびリモートコントローラ
WO2017110065A1 (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 溶接装置
JP2019042759A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 三菱重工業株式会社 溶接管理システム
JP2022124799A (ja) * 2021-02-16 2022-08-26 株式会社安川電機 溶接システム、溶接品質の評価方法、及び溶接品の製造方法
CN114951912A (zh) * 2021-02-16 2022-08-30 株式会社安川电机 焊接系统、焊接品质的评价方法和焊接品的制造方法
JP7156421B2 (ja) 2021-02-16 2022-10-19 株式会社安川電機 溶接システム、溶接品質の評価方法、及び溶接品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5351496B2 (ja) 2013-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5351496B2 (ja) 溶接条件自動計測記録システム及び溶接条件自動計測記録方法
KR102144242B1 (ko) 유체 누설 데이터의 관리 장치 및 배관 접속 추정 방법
RU2636216C2 (ru) Способ ручной сварки
JP2007031082A (ja) エレベータの点検報告書作成方法及び点検報告書作成装置
EP3715038A1 (en) Systems and methods for providing part quality confidence
KR20150012360A (ko) 지능형 주조 공정 제어 자동화 시스템
KR101230432B1 (ko) 용접기 관리 시스템 및 관리 방법
KR20030083650A (ko) 저항 용접용 모니터링 장치
JP5036058B2 (ja) 抵抗溶接電源および抵抗溶接方法
CN105277122A (zh) 图像测量设备及显示测量结果的方法
KR20030083652A (ko) 아크 용접용 모니터링 장치
JPH08328829A (ja) パラメータ変更履歴管理システム
JP5881999B2 (ja) 産業用ロボットのロボット制御装置
JP6941508B2 (ja) 溶接管理システム
JPH0750019B2 (ja) 電気―機械系装置の診断装置
KR100967061B1 (ko) 고장 정보 통보 및 처리 시스템
KR101643187B1 (ko) 실시간 아크용접 모니터링 및 평가 장치
JP7469463B2 (ja) 制御装置
JP2020046155A (ja) 溶解判定補助装置および溶解判定補助方法
JPS62161469A (ja) 溶接条件自動計測記録方法
JPWO2004087361A1 (ja) 抵抗溶接装置
JPH10132877A (ja) 絶縁抵抗測定装置
JPH11285847A (ja) 溶接データ管理装置及び溶接データ管理プログラムが記録された記録媒体
JP2003302092A (ja) 設備機器管理装置
JP2006250549A (ja) 絶縁抵抗計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130823

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5351496

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250