JP2010110628A - 上顆炎締め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】非常に多くの適応に対して上顆炎締め具の取り付けを容易にする。
【解決手段】上顆炎締め具は無段階に調節が可能な固定ストラップ(2)によって締め付けが可能な保持部(1)を有し、その内側には圧力要求領域に圧力を加えるパッド(9)が設けられ、パッドは保持部に取付けられた長方形の形状である。保持部(1)にはタブ(7)が設けられ、腕に取付けられた保持部で、タブは肘の関節を覆い、肘(15)を受けることによって、肘の関節を囲んで、保持部が取付けられたとき、肘によってガイドされるタブは保持部を位置決めするための位置決め補助部として作動し、保持部は位置決め補助部によって左右の腕のいずれかに取付けられ、保持部には、左または右の腕に取り付けるために、その内側にパッド用のサポートが設けられ、そのサポートによって、パッドは固定手段によって保持部に着脱自在に取付けられ、保持部はパッドが治療に必要な位置に保持された状態で左または右のいずれかの腕に取付けられうる。
【選択図】図1

Description

この発明は上顆炎締め具に関する。
上顆炎締め具は保持部を有する。保持部は腕を取り囲み、無段階に調整可能な固定ストラップによって締め付けが可能である。前記上顆炎締め具の内側には圧力要求領域に圧力を加えるパッドが設けられ、前記パッドは保持部に取付けられた長方形である。そのような締め具はDE19716705C1に記載され提示されている。圧力要求領域は上顆であってもよく、それはいわゆるテニス肘(上顆炎撓側上腕)の場合に関連する領域に対応する。また、いわゆるゴルファー腕(上顆炎尺骨上腕)の場合に関連する領域に対応し、上顆の反対側の腕の領域に圧力をかける必要がある。これらは、外科医の立会いの下でケースバイケースで決定されるべき治療上必要な場合の例である。前記締め具を左右の腕で使用可能にするために、パッドが取外し可能に締め具に取付けられ、パッドの長手方向に垂直な軸によって回転可能であり、その結果、締め具はその長方形状に関して左右いずれかの腕の上顆に圧力をかける位置にもたらされる。
上記の上顆炎締め具は、そこに所望の治療効果をあたえるために、そのパッドを介して腕の適切な領域にかなりの圧力を加えなければならない。そのとき、締め具が取付けられ、固定ストラップが締め付けられたとき、パッドの軸は軸にかなりの負荷を与える剪断力を受ける。その結果、軸が損傷する。加えて、取付けられたとき、締め具は腕に高すぎたり、低すぎたり、または、異なる位置に取付けられていることが分かる。また、その後、パッドとともに締め具を正しい位置に置く為に、正しい位置にユーザによって締め具は再び移動させる必要があり、これも同様にパッドの軸上にかなりの負荷をかける。
DE19716705C1
この発明の目的は、特にテニス肘やゴルファー腕のような、非常に多くの適応に対して上顆炎締め具の取り付けを容易にすることであり、各場合において特に左右の腕の治療的に正しい位置に、それに、繰り返し取付ける場合においても定められた位置を保証することである。
この発明の目的は以下の構成で達成される。すなわち、上顆炎締め具は開口に対向する保持部の側にタブが設けられる。前記開口は固定ストラップによって接続が可能である。腕に取付けられた保持部で前記タブは肘の関節を覆い、肘を受けることによって、肘の関節を囲み、保持部が取付けられたとき、腕によってガイドされるタブは保持部を位置決めするための保持部補助部として作動する。前記保持部は位置決め補助部によって左右いずれかの腕に取付けられ、左右のいずれかの腕に取付けるために、その内側にパッド用のサポートが設けられ、それによって保持部が左右のいずれかの腕に取付けられ、パッドは上顆に対して治療的に必要な位置に取付けられるよう、パッドは取付け手段によって着脱自在に保持部に取付けられる。
前記締め具を左右いずれの腕に取り付けるか、テニス肘かゴルファー腕のいずれの治療に用いるかによって、パッドの取り付けに関して締め具に2つの可能な対向位置を設けたため、いずれの場合においてもパッドの安全な取付けが可能になり、取付けられると、さらに特別な調整を必要とせず、締め具から延びるタブは位置決め補助部として作動し、それによって、タブとともに機能ユニットを形成する上顆炎締め具は常に正しい位置に取付けられ、実質的な調整を必要とせず、これによって、パッドの取り付けの安全性をさらに保証する。タブによる位置決め補助部と、パッドの取付けの選択的な可能性は、この発明による上顆炎締め具が、特にスポーツ活動によって引き起こされた全ての公知の腕に関する不満に総合的に適しているということを意味する。その結果、主治医は、すべてのそのような治療に対してたった一つの適用可能な上顆炎締め具を要求する。
サポートを形成するために、タブには有利には孔が設けられ、孔は締め具が取付けられたとき、肘を収用する。代わりに、タブに肘を収用し、肘を特に保護するように作動する凹部を設けてもよい。
パッドを固定する有利な手段は、固定手段を形成する面ファスナで構成されていてもよい。代わりに、固定手段はロッキングピンと、ロッキングピンを受ける孔の形態であってもよい。対応する孔が締め具に形成された状態で、ロッキングピンはパッド上に形成されうる。代わりに、ロッキングピンを締め具の上に形成し、孔をパッド上に設けても良い。
上顆炎締め具が取付けられたとき正しい領域が処置されることを確実にするために、パッドは保持部の周囲の方向において圧力が要求される領域を超えて延在するような長さにするのが有利である。
これは、パッドが複数の並列して配置された個々のパッドからなるように設計することによって有利に達成される。
上顆炎締め具を楽しんで装着できるように、保持部はその境界がその内部領域よりやわらかくなるように設計することによって有利になる。
この発明の例示される実施の形態は以下の図面で提示される。
閉じた固定ストラップおよび肘を収容する孔付きのタブを有する上顆炎締め具を示す図である。 図1からの上顆炎締め具および肘を収容する凹部付きのタブを示す図である。 図2の線III-IIIに沿った断面を示す図である。 曲げられた腕に取り付けられた上顆炎締め具を示す図である。 図2からの上顆炎締め具であって、開いた固定ストラップ、および図2に関連して反対側に取り付けられたパッドを有する状態を示す図である。 図5の線VI-VIに沿った断面図である。
図1に示す上顆炎締め具は保持部1からなる。保持部1は、腕に取り付けられたとき(図4参照)、腕を部分的に囲み、保持部1はその端部4および6の間に自由な空間を残し、前記空間は固定ストラップ2によって接続される。固定ストラップ2は保持部1の一方の端部の長方形の目5(図5も参照)を通してループ状になっており、その外側はその一つの終端8によって固定ストラップ2の他方の終端に取り付けられ、面ファスナによってそこに固定される。前記終端3は面ファスナによって保持部1の端部4に同様に固定される。端部4と終端3との間の前記接続は別の方法でも達成が可能であり、たとえば、ずれた孔に係合するピンによっても達成される(例えば図6参照)。保持部1は固定ストラップ2の適切な締め付けによって腕の周りにしっかりと取付けられうる。結局、固定ストラップ2のそのような締め付けは保持部1に伝達され、保持部1は腕にしっかりと押される。上顆炎締め具のこの締め付け方法は公知の操作である。
保持部1の2つの端部4および6の反対側に、保持部1にはタブ7が設けられ、タブ7は孔10が設けられたアーチ状の部分を形成する。上顆炎締め具が腕の関節に隣接した前腕に取付けられたとき、前記アーチ状の部分は外側から腕の関節を囲み、孔10でタブ7を位置決めし、それで、肘に関して(図4も参照)治療上必要な位置に保持部1を位置決めする。
保持部1にはその内側の一つにパッド9が設けられ、これは、この場合3つの並列に相互に接続された個々のパッドであり、公知の方法で腕の治療上正しい領域に必要な圧力を加える。図1に示すように、上顆炎締め具は左右いずれかの腕に取付けられ、そのために、パッドは保持部1の内側の対向する位置に適切に取付けられうる。
図2において、上顆炎締め具はその基本的な構成は図1に提示したものと同じであり、タブ11の変形されたデザインを示す。図1の位置決め補助部としての孔10の代わりに、凹部12が設けられ、凹部12は図3に明らかにその断面図が示されている。この図は図2の線III−IIIに沿った断面を示す。凹部12は肘を保護するように外され、それによって、肘の関節に関して治療上必要な位置に上顆炎締め具を固定する。図2に示された上顆炎締め具のさらなる設計要素については、図1に関して述べた内容を参照のこと。
図3は図2の線III−IIIに沿った保持部1の断面図である。上顆炎締め具が取付けられたとき、肘はいわば凹部12に滑り込み、それによって、上顆炎締め具とともに保持部1の正しい位置決めを確実にする。保持部1にはスリット13の列および開口14が設けられ、これによって、上顆炎締め具が取付けられると、腕の皮膚に対して空気が十分に供給される。
図4はこの発明に従う上顆炎締め具にその保持部1が腕の肘の関節に隣接して取付けられた状態を示す。ここで、タブ7は肘を覆う。タブ7の孔10は肘15を収容し、それは孔10を通ってそれによって上顆炎締め具の位置を固定する。
図5は図2の上顆炎締め具に固定ストラップ2を設け、その解放状態を示す。すなわち、保持部1が解放状態である。図2におけるパッド9の位置の反対側の位置の保持部1の内側にパッド16が取付けられている。このために、パッド9または16は特に保持部1に接続されるが、この点については図6を参照して説明する。
保持部1へのパッド9または16の取付けは図5の線VI−VIに沿って延在する断面を示す図6に提示されている。そこからパッド9又は16には2つのロッキングピン17,18が設けられ、これらは、公知の返しのついたスロット付きのバネピンの形状を有し、保持部1の孔を貫通する。空いている孔には参照番号19が付されている。図6に示された位置では、パッド9又は16は保持部1に確実に取付けられているが、ロッキングピン17又は18を一緒に押すことによってそこから取外される。そのとき、前記ロッキングピン17および18は孔19を通って引抜かれうる。これによってパッド9または16が保持部1から解放され、必要に応じて、パッド9または16は図6に示したのと同様の方法で保持部1の対向する位置に取付けられうる。それゆえ、このために、保持部1の2つの端部4および6にそれぞれには複数の対応する孔が設けられ、その結果、パッド9または13は、必要であれば、図2と図3によって比較して示されているように、横方向にずらして保持部1の両側に取付けられうる。
また、ロッキングピン17および18ならびに孔19の代わりに、パッド9または16には面ファスナが設けられてもよい。これは、保持部1の内側に対応する繊維の裏地を用いており、これは同様にパッド9,16と保持部1間の着脱自在の接続を提供する。
保持部1の両側にパッド9,16を選択的に取付け可能であるため、この発明の上顆炎締め具は左または右腕の対応する両方の治療すなわち、例えば、テニス肘やゴルファー腕に適しており、上顆炎締め具が取付けられると、孔10または凹部12を有するタブ7は、締め具が常に自動的に正しい位置である肘の関節の肘のそばに位置することを確実にする。そして、同様にして、これによって、上顆炎締め具が多様な応用における治療に正しく容易に使用されるようになる。
この発明に係る上顆炎締め具は容易に腕に取付けられるため、テニス肘やゴルファー腕のような、非常に多くの適応に対して有利に利用される。
1 保持部、2 固定ストラップ、3 終端、4,6 端部、5 目、6 、7 タブ、8 終端、9,16 パッド、10 孔、12 凹部、15 肘。

Claims (8)

  1. 腕を囲む上顆炎締め具であって、その保持部(1)は無段階に調節が可能な固定ストラップ(2)によって締め付けが可能であり、前記上顆炎締め具の内側には圧力要求領域に圧力を加えるパッド(9,16)が設けられ、前記パッド(9,16)は保持部(1)に取付けられた長方形の形状であり、
    固定ストラップ(2)によって接続が可能な開口に対向する側の保持部(1)にはタブ(7,11)が設けられ、腕に取付けられた保持部(1)で、前記タブ(7,11)は肘の関節を覆い、肘(15)を受けることによって、肘の関節を囲んで、保持部(1)が取付けられたとき、肘(15)によってガイドされるタブ(7,11)は保持部(1)を位置決めするための位置決め補助部として作動し、前記保持部(1)は位置決め補助部によって左右の腕のいずれかに取付けられ、保持部(1)には、左または右の腕に取り付けるために、その内側にパッド(9,16)用のサポートが設けられ、そのサポートによって、パッド(9,16)は固定手段(17,18,19)によって保持部(1)に着脱自在に取付けられ、保持部(1)はパッドが治療に必要な位置に保持された状態で左または右のいずれかの腕に取付けられうることを特徴とする、上顆炎締め具。
  2. 前記タブ(7)は肘(15)を受けるための孔(10)を有することを特徴とする、請求項1に記載の上顆炎締め具。
  3. 前記タブ(7)は肘(15)を受けるための凹部(12)を有することを特徴とする、請求項1に記載の上顆炎締め具。
  4. 固定手段は面ファスナーであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の上顆炎締め具。
  5. 固定手段はロッキングピン(17,18)と前記ロッキングピン(17,18)を受ける孔(19)であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の上顆炎締め具。
  6. 前記パッド(9,16)は保持部(1)の周辺方向に、圧力を要求する領域を越えて延びるような寸法を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の上顆炎締め具。
  7. 前記パッド(1,16)は複数の並行に配列された個々のパッドであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の上顆炎締め具。
  8. 保持部(1)の境界は保持部(1)の内部領域より柔らかいことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の上顆炎締め具。
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