JP2010108805A - 圧縮機用気密端子 - Google Patents

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Kenji Mutajima
健司 牟田島
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Abstract

【課題】沿面距離を増大の沿面放電を防止する形状とすることで安定した絶縁耐力を有した圧縮機用気密端子を提供する。
【解決手段】天板部1a、天板部1aの外周端から下方に向かって延びる筒状部1b、筒状部1bの下端から斜め外方に広がるフランジ部1c、及び天板部1aからカップの内方側に向かって延びかつその内部にリード封着孔1dを形成する小筒状部1eを備えた金属外環1のリード封着孔1dに、封着用ガラス2を介して封着されたリード3とからなり、封着用ガラス2が金属外環1の小筒状部1eの内面端部1fとリード3の内面側濡れ端部3aとを結ぶ直線上を超える形状に成形され溶着されているので、沿面距離を効率よく増大し絶縁破壊を防止でき、材料の使用量を低減することが可能となり製造コストを低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機に使用する気密端子に関し、より特定的には、高絶縁耐力機能が必要とされる圧縮機用気密端子に関する。
従来の圧縮機用気密端子としては、金属外環とリードとの間が短絡したり抵抗低下したりすることで過大な電流が流れ、その際の発熱によってガラスが溶融しリードが脱落することを防止するために、金属外環とリードとの間の沿面距離を増大する構成を採っているものがあった(例えば、特許文献1を参照)。 図3は、上記特許文献1に記載された従来の圧縮機用気密端子を示した断面図である。
図3において、鋼材にプレス加工を施した金属外環101に円形の天板部101aと、天板部101aの外周端から下方に向かって延びる筒状部101bと、筒状部101bの下端から斜め外方に広がるフランジ部101cと、天板部101aからカップの内方側に向かって延びかつその内部にリード封着孔101dを形成する小筒状部101eとを、一体に備えたカップ状を成している。 金属外環101のリード封着孔101dに、ソーダバリウムガラスやソーダライムガラス等の封着用ガラス102を介して、封着用ガラス102との封着性に優れた鉄−クロム合金等からなるリード103が、気密性と絶縁性を有するように封着されている。
さらに、金属外環101の内面側の封着用ガラス102に、高絶縁耐力でかつ封着用ガラス102に馴染み易いアルミナセラミックやフォルステライト等の絶縁スリーブ104が溶着されているものがある。
この従来の圧縮機用気密端子によれば、封着用ガラス102によりリード103がガラス封着により取着し絶縁されて、さらに、絶縁スリーブ104を封着用ガラス102に溶着し沿面距離を増大することで絶縁耐力を向上している。
特開2001−93596号公報
しかし、上記従来の構成では、絶縁スリーブ104は、高絶縁抵抗と高絶縁耐力とを有し電気的に絶縁する機能を有しているが、絶縁耐力以上の高電圧を印加すると絶縁破壊が生じ絶縁機能が破壊されてしまうという問題がある。
ここで、絶縁耐力は、絶縁スリーブ104の材質とリード103との間隔(距離)に依存することが知られている。さらに、絶縁破壊は、絶縁スリーブ104の表面を介して起こる沿面放電によるものと考えられているので、絶縁材の表面の長さである沿面距離を増大すれば良いが、一方で、沿面距離を増大すると圧縮機用気密端子自体の形状が大型になり、材料使用量も多くなり製造コストが増大するという問題がある。
さらに、絶縁スリーブ104は封着用ガラス102と馴染み易いアルミナセラミックやフォルステライト等を用いるが、その界面に外部衝撃などが集中した場合にはクラックと称される剥離若しくは亀裂などの不具合が発生し絶縁不良を引き起こすという問題がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、沿面距離を増大するとともに沿面放電が起こり難い形状で安定した絶縁耐力を有した圧縮機用気密端子を提供するものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機用気密端子は、天板部、天板部の外周端から下方に向かって延びる筒状部、筒状部の下端から延在したフランジ部、及び天板部から内方側に向かって延びかつその内部にリード封着孔が形成された小筒状部を備えた金属外環と、金属外環のリード封着孔に封着用ガラスを介して封着されたリードとからなり、封着用ガラスが金属外環の小筒状部の内面端部とリードの内面側濡れ端部とを結ぶ直線上を超える形状に成形され溶着され、より好ましくは、封着用ガラスが金属外環の内面側の小筒状部の内面端部とリードの内面側濡れ端部とを結ぶ直線上を超えた凸部が成形され溶着されたものである。
かかる構成によれば、沿面距離を効率よく増大し絶縁破壊を防止でき、材料の使用量を低減することが可能となり製造コストを低減することができる。
さらに、沿面放電が起こり難い形状に成形することで安定した絶縁耐力を得ることが出来る。
以上のように、本発明の圧縮機用気密端子によれば、封着用ガラスが金属外環の内面側の小筒状部を超えて延在するように成形することで、一定の大きさの圧縮機用気密端子において、沿面距離を効率よく増大し絶縁破壊を防止できる、また、沿面放電が起こり難い形状に成形することで安定した絶縁耐力を得ることが出来る。さらに、材料の使用点数を削減することで成形精度が安定するとともに製造コストを低減することができる。また、異なる材料の溶着に起因するクラックと称される剥離若しくは亀裂などの発生を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における圧縮機用気密端子の断面図である。
図1において、鋼材にプレス加工を施し、円形の天板部1a、天板部1aの外周端から下方に向かって延びる筒状部1b、筒状部1bの下端から斜め外方に広がるフランジ部1c、及び天板部1aからカップの内方側に向かって延びかつその内部にリード封着孔1dを形成する小筒状部1eを一体に備えたカップ形状に形成された金属外環1と、金属外環1のリード封着孔1dにソーダバリウムガラスやソーダライムガラス等の封着用ガラス2を介して、封着用ガラス2との封着性に優れた鉄−クロム合金としてステンレスからなるリード3とが、気密性及び絶縁性を有するように封着されている。
封着用ガラス2が、金属外環1の内面側の小筒状部1eの内面端部1fとリード3の内面側濡れ端部3aとを結ぶ仮想の直線上を超えて凸部2aが延在するように成形されている点が、従来技術とは異なり、さらに好ましくは小筒状部1eを超えて凸部2aを成形すれば一層効果的である。
かかる構成によれば、封着用ガラス2の凸部2aが金属外環1の内面側の小筒状部1eを超えて延在するように成形することで、一定の大きさの圧縮機用気密端子において、沿面放電が起こり難い形状とするとともに沿面距離を効率よく増大し絶縁破壊を防止できる、また、封着用ガラス2が、金属外環1の内面側の小筒状部1eの内面端部1fとリード3の内面側濡れ端部3aとを結ぶ仮想の直線上を超えて凸部2aが延在するように成形されていることから空中放電が起こり難く安定した絶縁耐力を得ることが出来る。さらに、材料の使用点数を削減することで異なる材料の溶着に起因するクラックと称される剥離若しくは亀裂などの発生を防止し成形精度が安定するとともに製造コストを低減することができる。
なお、製造方法としては、封着用ガラス2の溶融条件によって所望形状に成形することは可能であるが、より好ましくは予め略所望形状とした封着用ガラス2で溶融成形すればより精度欲成形することが出来る。
本発明の実施の形態1における圧縮機用気密端子の断面図 従来の圧縮機用気密端子の全体図 従来の圧縮機用気密端子の断面図
符号の説明
1、101 金属外環
1a、101a 天板部
1b、101b 筒状部
1c、101c フランジ部
1d、101d リード封着孔
1e、101e 小筒状部
1f 内面端部
2、102 封着用ガラス
2a 凸部
3、103 リード
3a 内面側濡れ端部
4、104 絶縁スリーブ
4a 鍔部

Claims (3)

  1. 天板部、前記天板部の外周端から下方に向かって延びる筒状部、前記筒状部の下端から延在したフランジ部、及び前記天板部から内方側に向かって延びかつその内部にリード封着孔が形成された小筒状部を備えた金属外環と、
    前記金属外環の前記リード封着孔に封着用ガラスを介して封着されたリードとからなり、
    前記封着用ガラスが前記金属外環の前記小筒状部の内面端部と前記リードの内面側濡れ端部とを結ぶ直線上を超える形状に成形され溶着されたことを特徴とする、圧縮機用気密端子。
  2. 前記封着用ガラスが前記金属外環の前記内面側の小筒状部の内面端部と前記リードの内面側濡れ端部とを結ぶ直線上を超えた凸部が成形され溶着されたことを特徴とする、請求項1に記載の圧縮機用気密端子。
  3. 前記凸部が前記小筒状部を超えて前記金属外環の内面側へ突出し溶着されたことを特徴とする、請求項2に記載の圧縮機用気密端子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120274163A1 (en) * 2011-04-27 2012-11-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power unit
CN104704680A (zh) * 2012-10-16 2015-06-10 泰科电子日本合同会社 连接器

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