JP2007073874A - 半導体装置およびこれに用いる金属キャップ - Google Patents

半導体装置およびこれに用いる金属キャップ Download PDF

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Abstract

【課題】 金属キャップとステムとの封着性を向上させた半導体装置およびこの半導体装置の製造に好適に使用できる金属キャップを提供する。
【解決手段】 キャップ状に形成された本体の開口縁にフランジ部30aが設けられ、フランジ部30aがステムに抵抗溶接により取り付けられる金属キャップ30であって、前記フランジ部30aの溶接面に、周方向に一周する突起31が設けられ、該突起31の外側の溶接面30cと前記突起31の先端との離間間隔が、前記突起31の内側の溶接面30bと前記突起31の先端との離間間隔よりも広く設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は金属製のキャップを金属製のステムに抵抗溶接して形成される半導体装置およびこれに用いる金属キャップに関する。
半導体レーザ素子を搭載する半導体レーザ装置には、レーザ素子を搭載した金属製のステムに、光透過窓を封着した金属キャップを抵抗溶接により封着して形成する製品がある。図5は、光透過窓12を封着した金属キャップ10と、リード線22をガラス封着した金属製のステム20とを抵抗溶接によって封着する方法を示す。金属キャップ10のフランジ部10aを下電極15により支持し、フランジ部10aとステム20とを下電極15と上電極25とで挟圧しながら、下電極15と上電極25との間に電圧を印加することによってフランジ部10aとステム20との当接部分が抵抗溶接される。
従来は、フランジ部10aのステム20に対向する面に突起(プロジェクション)11をフランジ面で一周する配置に設け、フランジ部10aとステム20とを下電極15と上電極25とでクランプした際に、突起11をステム20の押接面にくい込ませ、その状態で溶接電圧を印加することにより、突起11部分に電流を集中させてフランジ部10aとステム20とを溶接している。
特開平5−102365号公報 特開平5−218217号公報
ところで、金属キャップ10とステム20とを抵抗溶接によって封着する際に、金属キャップ10とステム20とを挟圧する力がばらついたりすることによって放電が不確実になり、金属キャップ10に設けた突起11に電流が集中せず、突起部分で確実に溶融しないために確実な封着がなされないといった問題が生じることがある。このように、金属キャップ10とステム20とを挟圧する際に挟圧力がばらついたりすることを防止し、また安定した溶接が難しい製品の場合には、金属キャップとステムとを挟圧する際の挟圧力を強くして安定した溶接がなされるようにすることがなされる。
しかしながら、金属キャップ10とステム20との挟圧力を強くすると、フランジ部10aに設けた突起11とステム20との間で放電せずに、フランジ部10aの表面、とくにフランジ部10aの周縁部とステム20とが接触してこの間で放電してしまい、突起11部分での封着性が不十分になるという問題や、フランジ部10aの周縁部で放電することで溶接用の電極が傷み、電極を消耗させてしまうといった問題が生じる。
そこで、本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、金属キャップと金属製のステムとを抵抗溶接によって確実に溶接することができ、金属キャップとステムとの封着性を向上させた半導体装置およびこの半導体装置の製造に好適に使用できる金属キャップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は次の構成を備える。
すなわち、キャップ状に形成された本体の開口縁にフランジ部が設けられた金属キャップと、ステムとを、前記フランジ部をステムに抵抗溶接して組み立てた半導体装置において、前記フランジ部と前記ステムとが当接して溶接される溶接面の一方に、周方向に一周する突起が設けられ、該突起が設けられた部位の外側の領域で対向する溶接面間の間隔が、該突起が設けられた部位の内側の領域で対向する溶接面間の間隔よりも広く設定されて、前記フランジ部と前記ステムとが抵抗溶接されたことを特徴とする。
また、前記突起が、前記フランジ部の溶接面に設けられ、前記フランジ部の前記突起の外側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔が、前記突起の内側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔よりも広く設定され、前記ステムの溶接面が平坦面に形成されて、前記フランジ部と前記ステムとが抵抗溶接されたことを特徴とする。
また、前記突起が、前記ステムの溶接面に設けられ、該ステムの前記突起の外側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔が、前記突起の内側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔よりも広く設定される一方、前記フランジ部の溶接面が平坦面に形成されて、前記フランジ部と前記ステムとが抵抗溶接されたことを特徴とする。
また、前記突起が、断面形状で台形に形成されていることにより、さらに的確な抵抗溶接がなされる。
また、キャップ状に形成された本体の開口縁にフランジ部が設けられ、フランジ部がステムに抵抗溶接により取り付けられる金属キャップであって、前記フランジ部の溶接面に、周方向に一周する突起が設けられ、該突起の外側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔が、前記突起の内側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔よりも広く設けられていることを特徴とする。
また、前記突起が、断面形状で台形に形成されていることにより、さらに的確な抵抗溶接が可能となり、また前記金属キャップの本体の外面に、ニッケルめっきが施されていることにより、溶接部の封着性がさらに確実になる。
本発明に係る半導体装置によれば、金属キャップとステムとの溶接部が確実に封着され、良好な気密性を備え、信頼性の高い半導体装置として提供される。また、本発明に係る金属キャップによれば、突起に電流を集中させて溶接することができ、溶接部の信頼性を高めることができる。また、溶接時の挟圧力を増大させた場合でもフランジ部の周縁部とステムとのの間の放電を抑制して、安定した溶接を可能にし、溶接部の封着性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面にしたがって詳細に説明する。
図1(a)、(b)は、本発明に係る金属キャップ30、35の実施形態の構成を示す断面図、図1(c)は、比較例として従来の金属キャップ10の構成を示す断面図である。
図1(a)に示す金属キャップ30は、キャップ状に形成された本体の開口縁に沿ってフランジ部30aが設けられ、フランジ部30aのステムに対向する溶接面に、周方向に一周するように突起31が設けられている。
図1(a)に示す金属キャップ30において特徴とする構成は、突起31の内側の溶接面30bと突起31の外側の溶接面30cを同一高さ面とせず、突起31の外側の溶接面30cの高さが突起31の内側の溶接面30bの高さよりも高くなるように設定したことにある。図1(c)に示す従来の金属キャップ10では突起11の内側および外側の溶接面10bは同一高さ面となっている。
図2(a)に、金属キャップ30のフランジ部30aの構成を拡大して示す。突起31の先端から溶接面30cまでの高さをa、突起31の先端から溶接面30bまでの高さをbとすると、フランジ部30aは、a>bとなるように設けられる。金属キャップ30の大きさおよび形状は製品によって異なり、高さa、bについても適宜選択することができるが、突起31の外側の溶接面30cと突起31の内側の溶接面30bとの高さの差は、突起31の高さが0.05mmのときで0.02〜0.03mm程度とする。
図1(b)に示す金属キャップ35も、金属キャップ30と同様に、フランジ部35aの溶接面に設けられた突起36の内側の溶接面35bにくらべて、突起36の外側の溶接面35cの高さを高く設定したことを特徴とする。
図2(b)に、金属キャップ35のフランジ部35aの構成を拡大して示す。突起36の外側の溶接面35cの突起36の突端面からの高さをa、突起36の内側の溶接面35bの突起36の突端面からの高さをbとすると、a>bとなる。
なお、図1(c)に示す従来の金属キャップ10、および図1(a)に示す金属キャップ30においては、突起11および突起31は、その先端が尖鋭な形状に形成されているのに対して、本実施形態の金属キャップ35では、突起36の断面形状を台形に形成したことを特徴とする。
図3は、上記図1(a)に示す金属キャップ30をステム20に抵抗溶接して半導体レーザ装置用の半導体装置を組み立てた状態を示す。
なお、この半導体レーザ装置用の半導体装置で使用している金属キャップ30は、鉄−コバルト−ニッケル合金を基材とし、基材の表面にニッケルめっきを施したものである。金属キャップ30に設けた光透過孔32には光透過窓33が封着されている。また、ステム20は基材として鉄を使用し、リード線22をガラス封着している。ステム20に設けたヒートシンク23にレーザ素子(不図示)が搭載され、レーザ素子とリード線22とが電気的に接続されている。
金属キャップ30とステム20とはフランジ部30aがステム20の表面に溶接され、金属キャップ30内が気密に封止される。34がフランジ部30aとステム20との溶接部を示す。溶接部34はフランジ部30aに設けた突起31がステム20にくい込むようにして溶接されるとともに、金属キャップ30の表面に被着されたニッケルめっき被膜が溶接時に溶融して凝固することにより、フランジ部30aとステム20とが気密に封止される。ニッケルめっき被膜は、溶接部34を確実に封止させる作用をなすものであり、気密封止に重要な作用をなす。
半導体装置を組み立てる際には、図5に示すように、下電極15と上電極25とで金属キャップ30のフランジ部30aとステム20とを挟圧し、下電極15と上電極25との間に電圧を印加し、フランジ部30aとステム20との間で放電させて組み立てる。本実施形態の半導体装置において使用している金属キャップ30は、図1(a)、図2(a)に示すように、突起31の外側の溶接面30cの高さが、突起31の内側の溶接面30bの高さよりも高くなっており、いいかえれば、ステム20の表面とフランジ部30aの溶接面との離間間隔が突起31よりも外側部分では、突起31よりも内側部分よりも広くなっている。
このような形態に金属キャップ30を形成すると、下電極15と上電極25とでフランジ部30aとステム20とを挟圧した際に、フランジ部30aの外側部分(周縁部)がステム20の表面に接触することを抑制することができ、これによってフランジ部30aの周縁部とステム20との間で放電が生じることを防止することができる。フランジ部30aの周縁部で放電が生じることを抑制することにより、突起31とステム20との間に放電を集中させることができ、突起31部分で確実に溶接することができる。また、フランジ部30aの周縁部で放電が生じさせないようにすることにより、電極が傷んで消耗することを防止する。
溶接条件が安定しない製品については、金属キャップ30とステム20との挟圧力を強くして、溶接状態を安定させることが行われる。このような場合でも、フランジ部30aの溶接面で、突起31よりも外側の溶接面30cを突起31の内側の溶接面30bよりもステム20の表面からより離間させる形態とすることによって、フランジ部30aの周縁部とステム20との間で放電が生じることを防止し、さらに安定した抵抗溶接が可能になる。
なお、図1(b)、図2(b)に示す金属キャップ35の場合は、フランジ部35aに設けた突起36の断面形状を台形形状とすることにより、金属キャップ35とステム20とを挟圧した際に、突起36をステム20にくい込みにくくして抵抗溶接することが可能になる。これによって、下電極15と上電極25とで金属キャップ35とステム20とを挟圧した際に、金属キャップ35のフランジ部35aの周縁部がステム20に接触することをさらに抑えることができ、突起36に放電電流を集中させて、金属キャップ35とステム20との溶接部の封止性をさらに向上させることができる。
上記実施形態では、ステム20に抵抗溶接する金属キャップ30、35のフランジ部30a、35aの溶接面を上述した形態とすることによって、金属キャップ30、35とステム20との溶接性、封着性を向上させている。図4は、金属キャップ30、35に設けたと同様の溶接面の形態をステム20に設けた例を示す。
図4に示す実施形態では、ステム20の金属キャップ38のフランジ部38aの溶接面に対向する位置に突起21を周方向に一周するように設け、突起21の内側の溶接面20bの高さにくらべて突起21の外側の溶接面20cの高さをより低位に設けたことを特徴とする。溶接面20bと溶接面20cの高さの差をcで示す。なお、金属キャップ38のフランジ部38aの溶接面は平坦面である。
このように、ステム20の溶接面の高さを、突起21よりも内側と外側で相違するように設け、突起21よりも外側の領域の溶接面20cが突起21の先端から離間する高さ間隔が、突起21よりも内側領域の溶接面20bが突起21の先端から離間する高さ間隔よりも広くなるように設定することにより、上述した金属キャップ30、35を使用した場合と同様の作用によって、突起21に溶接時の電流を集中させてフランジ部38aとステム20とを確実に抵抗溶接することができる。
なお、本実施形態ではステム20に突起21を設けたが、ステムの溶接面を上述したと同様の段差状の形態とし、金属キャップの平坦面に形成したフランジ部に突起を設ける方法も可能であり、また、ステムの溶接面を平坦面としてステムに突起を設け、金属キャップのフランジ部の溶接面を上述した段差状の形態に設ける方法も可能である。
上述したいずれの場合も、金属キャップとステムとを溶接面を対向させ、挟圧して溶接する際に、突起を設けた部位よりも外側の領域では、突起の内側の領域よりも対向する溶接面の間隔が広くなるように設定されて抵抗溶接されることになる。
フランジ部の形態が異なる2種類の金属キャップを、実際にステムに抵抗溶接し、フランジ部とステムとの溶接部分の溶接状態を観察した。使用した金属キャップは、図1(a)、(c)に示す形態のもので、突起の先端が尖鋭な形状に形成されたものである。表1は、実験に使用した金属キャップのフランジ部の溶接面の高さ寸法を示す。金属キャップの基材は、鉄−コバルト−ニッケル合金であり、表面にニッケルめっきを施した。ステムの基材は鉄である。いずれもプレス成形によって形成した。
Figure 2007073874
表1に示す実施例の金属キャップは、突起の内側に形成される溶接面の突起の先端からの高さaが0.05mm、突起の外側に形成される溶接面の突起の先端からの高さbが0.08mmのものである。比較例は、突起の内外で溶接面が同一高さ面に形成され、突起の先端からの高さが0.06mmのものである。
Figure 2007073874
表2は、金属キャップとステムとを電極により挟圧し、電極間に印加する電圧を変えながら、溶接部分の溶接状態を観察した結果を示す。使用した溶接機はコンデンサ式スポット溶接機である。各電圧で使用したサンプル数は各々3個である。
実験1は、金属キャップとステムに441N〜588Nの挟圧力を加えながら、電極に印加する電圧を変えて測定した結果を示す。実験2は、金属キャップとステムに588N〜735Nの挟圧力を加えながら、電極に印加する電圧を変えて測定した結果を示す。金属キャップとステムとを抵抗溶接する際には、電極に加える力を徐々に強くしていきながら、その際に電極に電圧を印加する。実験1で、441N〜588Nの挟圧力を加えたとは、その力を加えている間中、電圧を印加したという意味である。
表2中で、△印は、フランジ部に設けた突起とステムとの当接部分が未溶の状態でフランジ部の外周とステムとの間で放電が生じたこと(コールド・ウェルド)を示す。□印は、フランジ部とステムに放電による飛び散りが生じたことを示す。△□印は、コールド・ウェルドと放電による飛び散りが生じたことを示す。○印は、突起部分で良好な溶接がなされたことを示す。○□印は、突起部分の溶接状態が良好で、同時に放電による飛び散りが見られたことを示す。電圧が高い側での□印は、溶接部にオーバーフローが生じていることを示す。
表2の実験結果は、実施例の金属キャップと比較例の金属キャップとを比較すると、実施例の金属キャップは広い電圧範囲にわたって良好な溶接状態が得られていること、また、金属キャップとステムとの挟圧力をより大きくした場合に、良好な溶接状態が得られることを示す。
これらの実験結果は、金属キャップのフランジ部の構成を表1の形態、すなわち、突起の内側領域の溶接面の高さに比べて、突起の外側領域の溶接面の高さを高くすることによってより安定した抵抗溶接が可能になること、金属キャップとステムとを加圧する加圧力を大きくすることによって、さらに安定した抵抗溶接が可能になり、溶接部分の封着性が向上することを示している。
なお、前述した実施形態においては金属キャップとステムとを抵抗溶接して組み立てる半導体レーザ装置の例を示したが、本発明は、半導体レーザ装置に限らず、フランジ部とステムとを抵抗溶接して組み立てる半導体装置については共通に適用される。
本発明に係る金属キャップの構成を示す断面図である。 本発明に係る金属キャップのフランジ部分の構成を示す断面図である。 本発明に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 金属キャップとステムの他の構成例を示す断面図である。 金属キャップとステムとを抵抗溶接する方法を示す説明図である。
符号の説明
10 金属キャップ
10a フランジ部
11 突起
15 下電極
20 ステム
22 リード線
25 上電極
30、35 金属キャップ
30a、35a フランジ部
30b、30c、35b、35c 溶接面
31、36 突起
34 溶接部

Claims (7)

  1. キャップ状に形成された本体の開口縁にフランジ部が設けられた金属キャップと、ステムとを、前記フランジ部をステムに抵抗溶接して組み立てた半導体装置において、
    前記フランジ部と前記ステムとが当接して溶接される溶接面の一方に、周方向に一周する突起が設けられ、
    該突起が設けられた部位の外側の領域で対向する溶接面間の間隔が、該突起が設けられた部位の内側の領域で対向する溶接面間の間隔よりも広く設定されて、前記フランジ部と前記ステムとが抵抗溶接されたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記突起が、前記フランジ部の溶接面に設けられ、
    前記フランジ部の前記突起の外側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔が、前記突起の内側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔よりも広く設定され、
    前記ステムの溶接面が平坦面に形成されて、前記フランジ部と前記ステムとが抵抗溶接されたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記突起が、前記ステムの溶接面に設けられ、
    該ステムの前記突起の外側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔が、前記突起の内側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔よりも広く設定される一方、
    前記フランジ部の溶接面が平坦面に形成されて、前記フランジ部と前記ステムとが抵抗溶接されたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記突起が、断面形状で台形に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の半導体装置。
  5. キャップ状に形成された本体の開口縁にフランジ部が設けられ、フランジ部がステムに抵抗溶接により取り付けられる金属キャップであって、
    前記フランジ部の溶接面に、周方向に一周する突起が設けられ、
    該突起の外側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔が、前記突起の内側の溶接面と前記突起の先端との離間間隔よりも広く設けられていることを特徴とする金属キャップ。
  6. 前記突起が、断面形状で台形に形成されていることを特徴とする請求項5記載の金属キャップ。
  7. 前記金属キャップの本体の外面に、ニッケルめっきが施されていることを特徴とする請求項6記載の金属キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009088309A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Shinko Electric Ind Co Ltd 光半導体装置及びその製造方法と金属キャップ
WO2010116861A1 (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 アルプス電気株式会社 鏡筒付レンズ

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