JP2006324641A - コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

コンデンサ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006324641A
JP2006324641A JP2006080276A JP2006080276A JP2006324641A JP 2006324641 A JP2006324641 A JP 2006324641A JP 2006080276 A JP2006080276 A JP 2006080276A JP 2006080276 A JP2006080276 A JP 2006080276A JP 2006324641 A JP2006324641 A JP 2006324641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing rubber
capacitor
metal case
stress
capacitor element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006080276A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhisa Miura
照久 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006080276A priority Critical patent/JP2006324641A/ja
Publication of JP2006324641A publication Critical patent/JP2006324641A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • Y02T10/7022

Abstract

【課題】各種電子機器に使用されるコンデンサに関し、封止のバラツキにより漏液を起こす恐れがあるという課題を解決し、高信頼性のコンデンサを提供することを目的とする。
【解決手段】コンデンサ素子1を駆動用電解液と共に金属ケース2内に収納し、この金属ケース2の開口部を封口ゴム5を介して封止したコンデンサにおいて、上記金属ケース2の開放端をカーリング加工して封口ゴム5を圧縮することにより封口ゴム5に発生する応力(y)を0.5MPa以上とした構成により、封口ゴム5に発生する応力(y)を最適な値に保つことにより封止能力を高め、これにより駆動用電解液が漏液することがない高信頼性のコンデンサを実現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は各種電子機器や車載用等に使用されるコンデンサ及びその製造方法に関するものである。
図7はこの種の従来のコンデンサの構成を示した断面図であり、図7において10はコンデンサ素子、10aはこのコンデンサ素子10に形成された中空部を示し、このコンデンサ素子10はアルミニウム箔からなる集電体上に分極性電極層を形成した正負一対の電極を互いに逆方向に位置をずらしてその間にセパレータを介在させて巻回する(全て図示せず)ことにより構成され、このコンデンサ素子10の両端面(図7において上下方向)から陽極と陰極を夫々取り出すようにしたものである。
11は上記コンデンサ素子10を図示しない駆動用電解液と共に収容したアルミニウム製の有底円筒状の金属ケース、11aはコンデンサ素子10の中空部10a内に嵌まり込むように内底面に一体で設けられた突起であり、この突起11aを中空部10aに嵌め込んで金属ケース11内に挿入されたコンデンサ素子10の陰極側の端面を金属ケース11の内底面にレーザー溶接等の手段によって機械的、かつ電気的に接合するようにしたものである。11bはこの金属ケース11に施された断面V字形の絞り加工部であり、コンデンサ素子10の図中における上部側の端面周縁を外方から押さえ込むようにしているものである。
12はアルミニウム製の端子板、12aはこの端子板12の表面側に一体で設けられた外部接続用の陽極端子、12bは内面側に設けられたコンデンサ素子10の陽極側の端面との接合部、12cはコンデンサ素子10の中空部10a内に嵌まり込む突起であり、コンデンサ素子10の陽極側の端面を上記接合部12bにレーザー溶接等の手段によって接合することにより、機械的、かつ電気的に接続するようにしたものである。
13はリング状に形成されて上記金属ケース11に施された絞り加工部11bの上端に配設された絶縁リングであり、この絶縁リング13は上記金属ケース11の内面と端子板12の外周面との間から端子板12の内面周縁の一部に繋がるように形成されることにより、端子板12と金属ケース11間の絶縁を保つようにしたものである。
14は絶縁性のゴムからなるリング状の封口ゴムであり、上記端子板12の表面周縁に配設された状態で、この封口ゴム14を介在させて上記金属ケース11の開口部を巻き込むように加工(一般に、カーリング加工と呼ばれている)することによって封止して構成されたものである。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2000−315632号公報
しかしながら上記従来のコンデンサでは、金属ケース11内にコンデンサ素子10と共に収容された駆動用電解液の漏液を防止するために、金属ケース11の開口部に端子板12を配設し、この端子板12の表面周縁に配設したゴム製の封口ゴム14を介して金属ケース11の開口部をカーリング加工することによって封止しているものであるが、このように機械的に封止をしたコンデンサにおいても、過酷な環境や条件で使用したり、連続寿命試験を行ったりした場合にコンデンサ素子10が発熱し、これに伴って駆動用電解液の温度が上昇するために金属ケース11内の圧力が上昇し、最悪の場合には駆動用電解液が漏液を起こすという課題があった。
これは、上記金属ケース11の開口部をカーリング加工することにより封口ゴム14を圧縮し、これによって発生する封口ゴム14の応力(y)を利用して封止を行い、駆動用電解液の漏液を防止するようにしているものであるが、この際のカーリング加工工程においては、カーリング加工によって金属ケース11の開口部を巻き込むように加工し、開口部が封口ゴム14に喰い込む量、即ち、機械的な寸法のみを管理してカーリング加工を行っているものであったため、加工後の封口ゴム14に発生している応力(y)については一切把握できておらず、封口ゴム14のヤング率や破断伸び率等のゴム物性が製造ロット間でバラツキを生じた場合、結果として加工後の封口ゴム14に発生している応力(y)にバラツキが生じ、最悪の場合には駆動用電解液が漏液を起こすという課題があったものである。
本発明はこのような従来の課題を解決し、封口ゴムに発生する応力(y)を最適な値に保つことにより封止能力を高め、駆動用電解液が漏液することがない高信頼性のコンデンサ及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、コンデンサ素子を駆動用電解液と共に有底円筒状の金属ケース内に収納し、この金属ケースの開口部を封口ゴムで、または封口ゴムを介して封止したコンデンサにおいて、上記金属ケースを加工することにより圧縮された封口ゴムは、圧縮量が最大となる部分及びその近傍において、封口ゴムに発生する応力(y)を0.5MPa以上とした構成のものである。
以上のように本発明によるコンデンサは、封口ゴムに発生する応力(y)を最適な値に保つことにより封止能力を高め、これにより駆動用電解液が漏液することがない高信頼性のコンデンサを実現することができるという効果が得られるものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜4、6に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1によるコンデンサの構成を示した断面図、図2(a),(b)は同要部を拡大した断面図であり、図1、図2において、1はコンデンサ素子、1aはこのコンデンサ素子1に形成された中空部を示し、このコンデンサ素子1はアルミニウム箔からなる集電体上に分極性電極層を形成した正負一対の電極を互いに逆方向に位置をずらしてその間にセパレータを介在させて巻回することにより構成され(全て図示せず)、このコンデンサ素子1の両端面(図1において上下方向)から陽極と陰極を夫々取り出すようにしたものである。
2は上記コンデンサ素子1を図示しない駆動用電解液と共に収納したアルミニウム製の有底円筒状の金属ケース、2aは上記コンデンサ素子1に設けた中空部1a内に嵌まり込むようにこの金属ケース2の内底面に一体で設けられた突起であり、この突起2aをコンデンサ素子1の中空部1a内に嵌め込んで、金属ケース2内に挿入されたコンデンサ素子1の陰極側の端面を金属ケース2の内底面にレーザー溶接等の手段によって、機械的、かつ電気的に接合するようにしたものである。2bはこの金属ケース2に施された断面V字形の絞り加工部であり、コンデンサ素子1の図中における上部側の端面周縁を外方から押さえ込むようにしているものである。
3はアルミニウム製の端子板、3aはこの端子板3の表面側に一体で設けられた外部接続用の陽極端子、3bは内面側に設けられたコンデンサ素子1の陽極側の端面との接合部、3cはコンデンサ素子1の中空部1a内に嵌まり込む突起であり、コンデンサ素子1の陽極側の端面を上記接合部3bにレーザー溶接等の手段によって接合することにより、機械的、かつ電気的に接合するようにしたものである。
4はリング状に形成されて上記金属ケース2に施された絞り加工部2bの上端に配設された絶縁リングであり、この絶縁リング4は上記金属ケース2の内面と端子板3の外周面との間から端子板3の内面周縁の一部に繋がるように形成されることにより、端子板3と金属ケース2間の絶縁を保つようにしたものである。
5は絶縁性のゴムからなるリング状の封口ゴムであり、上記端子板3の表面周縁に配設された状態で、この封口ゴム5を介在させて上記金属ケース2の開口部を巻き込むように加工(一般に、カーリング加工と呼ばれている)することによって封止して構成されたものであり、φDが封口部の直径を示し、tが圧縮後の寸法を示すものである。
また、上記封口ゴム5は、エチレンプロピレンゴム、あるいはブチルゴム(イソブチレンイソプレンゴム)等の過酸化物加硫ゴムが一般に用いられており、本実施の形態においてはエチレンプロピレンゴムあるいはブチルゴムを用いてカーリング加工を行い、このカーリング加工によって封口ゴム5に発生する応力(y)により駆動用電解液が漏液を起こす限界を気密試験により確認した。応力(y)の計算にはANSYS社製 『ANSYS DesignSpace』を用い、この結果を(表1)に示す。
なお、本実施の形態によるコンデンサは、封止構造上、金属ケース2内の圧力が(A)MPaになっても封止部の気密性が確保できていることが必要であることから、金属ケース2内の圧力が(A)MPaになるように制御して気密試験を行った。
Figure 2006324641
(表1)から明らかなように、エチレンプロピレンゴム((表1)中にEPTと記載)あるいはブチルゴム((表1)中にIIRと記載)のいずれにおいても、封口ゴム5に発生する応力(y)の最大値が0.47MPa未満である場合には気密性の確保ができない結果となった。
従って、金属ケース2内の気密性を確保するためには、封口ゴム5に0.47MPa以上(以下、安全を考慮して0.5MPa以上と定義する)の応力(y)を発生させて封止する必要があることが分かる。
また、エチレンプロピレンゴムとブチルゴムのヤング率、破断伸び率の物性値は夫々異なっているが、気密性の確保に必要な封口ゴム5に発生させる応力(y)は0.5MPa以上であることが分かる。
また、この場合に封口ゴム5に0.5MPa以上の応力(y)を発生させるための圧縮率は夫々異なるが、これは材料の物性値が異なることに起因するものであり、例えば、同一材料であっても製造ロットにおいてゴム物性がばらついて異なった場合においても、封口ゴム5に発生させる応力(y)を管理することにより必要な気密性を確保することができるということを意味するものである。
一方、過剰な応力(y)を封口ゴム5に発生させた場合には、封口ゴム5の一部が破断伸び率に達し、これにより必要な応力(y)を得ることができず、結果として気密性の確保が困難になるものであり、エチレンプロピレンゴムの場合には、封口ゴム5に1.05MPaの応力(y)を発生させた場合には伸び率が152%となり、破断伸び率である150%を超えるため、気密性が確保できない結果となる。また、ブチルゴムの場合には、封口ゴム5に9.44MPaの応力(y)を発生させた場合には伸び率が205%となり、破断伸び率である200%を超えるため、気密性が確保できない結果となる。
また、エチレンプロピレンゴムとブチルゴムは、ヤング率および破断伸び率の物性値共に夫々異なっているが、同形状の封口ゴム5を用いて試験を行い、夫々の封口ゴム5に発生する破断伸び率における応力(y)は、概ね、y=((R−100)×0.0001)F MPa(R=封口ゴムの破断伸び率(%)、F=封口ゴムのヤング率(N/cm2))であることにより、封口ゴム5に発生させる応力(y)を、y=((R−100)×0.0001)F MPa以下とする必要がある。
また、これは、例えば、同一材料であっても製造ロットにおいてゴム物性がばらついて異なった場合においても、封口ゴム5に発生させる応力(y)を管理することにより必要な気密性を確保することができるということを意味するものである。
以上のように、本実施の形態によるコンデンサは、封口ゴム5に発生する応力(y)を最適な値に保つことにより封止能力を高め、これにより駆動用電解液が漏液することがない高信頼性のコンデンサを実現することができるようになるものである。
また、このようにして求められた封口ゴム5に発生する応力(y)を利用して、封口ゴム5が有するヤング率および破断伸び率に応じて金属ケース2を加工する際の、封口ゴム5の最大圧縮寸法を管理して金属ケース2を加工することにより、封口ゴム5に所望の応力(y)を発生させるようにして最適な封止を行うことができるようになり、これにより駆動用電解液が漏液することがない高信頼性のコンデンサを安定して製造することができるようになるものである。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項7に記載の発明について説明する。なお、実施の形態1と同一構成のものは同一図番を付し、その説明は省略する。
図3は本発明の実施の形態2によるコンデンサの封口ゴム5の上面図であり、図4(a)はこの封口ゴム5を用いた本発明の実施の形態2によるコンデンサの要部の構成を示す分解断面図、図4(b)は同コンデンサをカーリング加工して封止した状態の要部断面図を示す。
図3において、5cはリング状の封口ゴム5の内径、5dは同じくその外径である。封口ゴム5は過酸化物加硫ゴムもしくは樹脂加硫ゴムが用いられ、本実施の形態においてはブチルゴムとした。
図4(a)において、2dは金属ケース2の内径、3dは端子板3が封口ゴム5と当接する部分である端子板3の外側面部分の外径である。
ここで、封口ゴム5の内径5cは端子板3の外径3dより小さく、かつ、封口ゴム5の外径5dは金属ケース2の内径2dより大きいものとし、図4(b)のごとく、この封口ゴム5を圧入させた後に、カーリング加工することによって封止する。
このとき図4(b)における封口ゴム5の圧縮量が最大となる部分は封口ゴム5の外側面と金属ケース2の内側面が当接する面、および封口ゴム5の内側面と端子板3の外側面部分が当接する面となる。
また、図5(a)のようにカーリング加工による金属ケース2の開口部の巻き込みを緩衝する緩衝材5aを用いた場合であっても、同様に、封口ゴム5の内径5cは端子板3の外径3dより小さく、かつ、封口ゴム5の外径5dは金属ケース2の内径2dより大きいものとし、図5(b)のごとく、この封口ゴム5を圧入させた後に、カーリング加工することによって封止する。
このとき図5(b)における封口ゴム5の圧縮量が最大となる部分は封口ゴム5の外側面と金属ケース2の絞り加工部2bの内側面が当接する面、および封口ゴム5の内側面と端子板3の外側面部分が当接する面となる。
いずれにおいても、このように圧入すると、圧縮量が最大となる部分及びその近傍において、封口ゴム5に発生する応力(y)が0.5MPa以上になるような寸法とする。
このように圧入することによって封口ゴム5を介在して、金属ケース2と端子板3との気密性が向上し、駆動用電解液が漏液することなく高信頼のコンデンサとすることができる。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項5に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明したコンデンサの封止の構造が異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図6は本発明の実施の形態3によるコンデンサの構成を示した断面図であり、図6において、6はコンデンサ素子、7aと7bはこのコンデンサ素子6から引き出された陽極リード端子と陰極リード端子、8は封口ゴム、9は金属ケース、9aはこの金属ケース9の絞り加工部であり、φDは封口部の直径を示し、φdは圧縮後の寸法を示すものである。
このように構成された本実施の形態によるコンデンサも、上記実施の形態1によるコンデンサと同様に、上記(表1)で示した気密試験の結果を適用することができるものであり、封口ゴム8に発生する応力(y)は、0.5MPa以上、また、y=((R−100)×0.0001)F MPa(R=封口ゴムの破断伸び率(%)、F=封口ゴムのヤング率(N/cm2))を超えないようにすることが必要である。
従って、本実施の形態によるコンデンサは、封口ゴム8に発生する応力(y)を最適な値に保つことにより封止能力を高め、これにより駆動用電解液が漏液することがない高信頼性のコンデンサを実現することができるようになるものである。
また、このようにして求められた封口ゴム8に発生する応力(y)を利用して、封口ゴム8が有するヤング率に応じてカーリング時の金属ケース9の開口部の封口ゴム8への喰い込み量を管理することにより、封口ゴム8に所望の応力(y)を発生させるようにして最適な封止を行うことができるようになり、これにより駆動用電解液が漏液することがない高信頼性のコンデンサを安定して製造することができるようになるものである。
本発明によるコンデンサは、封口ゴムに発生する応力(y)を最適な値に保つことにより封止能力を高め、これにより駆動用電解液が漏液することがない高信頼性のコンデンサを実現することができるようになるという効果を有し、各種電子機器や車載用のコンデンサ等として有用である。
本発明の実施の形態1によるコンデンサの構成を示した断面図 (a),(b)同要部を拡大した断面図 本発明の実施の形態2によるコンデンサの封口ゴムの上面図 (a),(b)本発明の実施の形態2によるコンデンサの要部断面図 (a),(b)本発明の実施の形態2によるコンデンサの要部断面図 本発明の実施の形態3によるコンデンサの構成を示した断面図 従来のコンデンサの構成を示した断面図
符号の説明
1,6 コンデンサ素子
1a 中空部
2,9 金属ケース
2a,3c 突起
2b,9a 絞り加工部
3 端子板
3a 陽極端子
3b 接合部
4 絶縁リング
5,8 封口ゴム
7a 陽極リード端子
7b 陰極リード端子

Claims (7)

  1. コンデンサ素子と、このコンデンサ素子を駆動用電解液と共に収納した有底円筒状の金属ケースと、この金属ケースの開口部を封口ゴムで、または封口ゴムを介して封止したコンデンサにおいて、上記金属ケースに配設され、圧縮された封口ゴムは、圧縮量が最大となる部分及びその近傍において、封口ゴムに発生する応力(y)を0.5MPa以上としたコンデンサ。
  2. 封口ゴムに発生する応力(y)の最大値をy=((R−100)×0.0001)F MPa以下(R=封口ゴムの破断伸び率(%)、F=封口ゴムのヤング率(N/cm2))とした請求項1に記載のコンデンサ。
  3. 正負の電極が互いに逆方向の端面に位置するように構成されたコンデンサ素子の一方の端面を金属ケースの内底面に接合し、同他方の端面を端子板に接合し、この端子板を金属ケースの開口部に配設して封口ゴムを介して封止するようにした請求項1に記載のコンデンサ。
  4. 正負の引き出し電極を備えたコンデンサ素子の引き出し電極がない側の端面を金属ケースの内底面に接合すると共に、上記引き出し電極を端子板に接続し、この端子板を金属ケースの開口部に配設して封口ゴムを介して封止するようにした請求項1に記載のコンデンサ。
  5. 一対のリード端子を備えたコンデンサ素子の上記一対のリード端子が挿通する孔を有した封口ゴムを金属ケースの開口部に配設して封止するようにした請求項1に記載のコンデンサ。
  6. 有底円筒状の金属ケース内にコンデンサ素子を駆動用電解液と共に収納し、続いてこの金属ケースを加工することにより封口ゴムを圧縮して封止するコンデンサの製造方法において、上記封口ゴムが有するヤング率に応じて封口ゴムの最大圧縮寸法を管理して金属ケースを加工することにより、封口ゴムに所望の応力を発生させるようにしたコンデンサの製造方法。
  7. 前記封口ゴムはリング状であって、その内径は当接する前記端子板の外側面部分の外径より小さく、かつ、前記封口ゴムの外径は当接する前記金属ケースの内径より大きい請求項1に記載のコンデンサ。
JP2006080276A 2005-04-20 2006-03-23 コンデンサ及びその製造方法 Pending JP2006324641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080276A JP2006324641A (ja) 2005-04-20 2006-03-23 コンデンサ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005122070 2005-04-20
JP2006080276A JP2006324641A (ja) 2005-04-20 2006-03-23 コンデンサ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006324641A true JP2006324641A (ja) 2006-11-30

Family

ID=37544049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006080276A Pending JP2006324641A (ja) 2005-04-20 2006-03-23 コンデンサ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006324641A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008099591A1 (ja) 2007-02-14 2008-08-21 Panasonic Corporation キャパシタ
WO2016114472A1 (ko) * 2015-01-14 2016-07-21 엘에스엠트론 주식회사 터미널의 구조가 개선된 전기에너지 저장장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57157517A (en) * 1981-03-24 1982-09-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Electrolytic condenser
JPS63136320U (ja) * 1987-02-27 1988-09-07
JPH10199769A (ja) * 1997-01-10 1998-07-31 Kokoku Intec Kk 電解コンデンサ
JP2000114117A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Nippon Chemicon Corp 固体電解コンデンサとその製造方法
JP2000315632A (ja) * 1999-03-02 2000-11-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンデンサ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57157517A (en) * 1981-03-24 1982-09-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Electrolytic condenser
JPS63136320U (ja) * 1987-02-27 1988-09-07
JPH10199769A (ja) * 1997-01-10 1998-07-31 Kokoku Intec Kk 電解コンデンサ
JP2000114117A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Nippon Chemicon Corp 固体電解コンデンサとその製造方法
JP2000315632A (ja) * 1999-03-02 2000-11-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンデンサ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008099591A1 (ja) 2007-02-14 2008-08-21 Panasonic Corporation キャパシタ
JP2008227472A (ja) * 2007-02-14 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャパシタ
WO2016114472A1 (ko) * 2015-01-14 2016-07-21 엘에스엠트론 주식회사 터미널의 구조가 개선된 전기에너지 저장장치
US10262809B2 (en) 2015-01-14 2019-04-16 Ls Mtron Ltd. Electric energy storage device having improved terminal structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5040698B2 (ja) キャパシタ
JP2012151097A (ja) 蓄電素子
JP2012164637A (ja) 蓄電素子
JP2008109074A (ja) 電解コンデンサ
JP2016184466A (ja) 筒型電池の封口体及び筒型電池
EP3447780B1 (en) Electronic component
KR102555959B1 (ko) 외부접속단자를 갖는 전기화학 에너지 저장장치
JP2006324641A (ja) コンデンサ及びその製造方法
JP5179015B2 (ja) コンデンサ
JPWO2013125613A1 (ja) 電解コンデンサ
JP4864767B2 (ja) 電子部品
JP2010098131A (ja) 電解コンデンサおよび電解コンデンサの製造方法
JP4613733B2 (ja) コンデンサ
JP2008177322A (ja) キャパシタ
JP2008098545A (ja) コンデンサ
JP2008192894A (ja) キャパシタ
JP4701637B2 (ja) 扁平形電気化学素子
JP2006228858A (ja) コンデンサ
JP2011243381A (ja) 電池の製造方法
JPWO2010131295A1 (ja) キャパシタ
JP2007242992A (ja) 電気二重層コンデンサ
JP4613732B2 (ja) コンデンサ
JP2022022659A (ja) 蓄電デバイス
JP2007258413A (ja) 電気二重層コンデンサ
JP2008205345A (ja) キャパシタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090126

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110719