JP2010107911A - 歌唱録音システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ログイン利用者により任意の楽曲の歌唱採点及び録音が指示された場合に、当該利用者の利用者IDと当該楽曲の楽曲IDと当該楽曲の歌唱区間毎の歌唱採点値とを紐付けして管理する歌唱採点値管理手段39と、当該利用者による当該歌唱区間毎の歌唱録音音声について、利用者IDと楽曲IDとを紐付けして管理する録音データ管理手段40と、ログイン利用者による任意の楽曲の第1回目の歌唱では、全歌唱区間について録音を行わせる共に、当該利用者による当該楽曲の第2回目以降の歌唱では、歌唱採点値管理手段39にて管理されている歌唱採点値が所定の基準値未満の歌唱区間についてのみ録音を行わせる録音制御手段41と、を備える。
【選択図】 図1
Description
そこで、従来、所定の基準値以上の歌唱力であると判断された歌唱音声のみを録音するための技術が種々提案されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
また、カラオケ演奏装置に付帯されたHDD等の容量は限られているが、利用者が同一の楽曲について複数回歌唱した場合であっても、すべての歌唱音声を保存しておく必要がないので、容量が限られたデータ記憶領域を有効に活用することができる。
本発明の実施形態に係る歌唱録音システムは、カラオケ演奏装置の利用者による歌唱音声を録音するためのシステムであり、カラオケ演奏装置の構成要素とされている。以下、本発明の実施形態に係る歌唱録音システムを適用するカラオケ演奏装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る歌唱録音システムを適用するカラオケ演奏装置のブロック図である。
本発明の実施形態に係るカラオケ演奏装置11は、図1に示すように、カラオケ本体21、カラオケリモコン装置22、ミキシングアンプ23、スピーカ24、マイクロホン25、ディスプレイ装置26を備えている。カラオケ本体21とディスプレイ装置26とは、有線方式又は無線方式により接続されている。
カラオケリモコン装置22は、ユーザインタフェース機能を備えており、カラオケ本体21の送受信手段35に対して有線方式又は無線方式によりデータの送受信を行うようになっている。このカラオケリモコン装置22は、楽曲検索手段22aとして機能するプログラムと、楽曲索引データベース22bと、データの送受信を行うための回路基板及びプログラムと、カードリーダ等からなる利用者ID取得手段22cと、フラッシュメモリ等からなる記憶手段(図示せず)と、を備えている。
楽曲検索手段22aは、楽曲索引データベース22bを参照して、楽曲を検索するためのプログラムからなる。楽曲索引データベース22bは、カラオケ演奏装置11で演奏に供される楽曲についての属性情報を記述したデータベースであり、例えば、楽曲番号・曲名・歌手名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル区分・デュエット曲か否かなど、種々の属性情報がこれに含まれている。
利用者ID取得手段22cは、利用者がカラオケ演奏装置11を利用する際に、利用者が所持するID媒体27から利用者IDを取得するための電子回路及びプログラムからなる。利用者ID取得手段22cで取得した利用者IDは、RAM33に一時的に記憶され、ログイン利用者管理手段37で管理される。ID媒体27は、例えば、非接触型のICカード、携帯電話、携帯情報端末等からなり、利用者IDを記憶して、利用者ID取得手段22cとの間でデータの送受信を行うことができるようになっている。
カラオケ本体21は、中央制御手段31、ROM32、RAM33、HDD34、送受信手段35、予約管理手段36、ログイン利用者管理手段37、歌唱採点手段38、歌唱採点値管理手段39、録音データ管理手段40、録音制御手段41、音楽再生制御手段42、A/Dコンバータ43、映像再生制御手段44を備えている。
中央制御手段31は、カラオケ本体21を総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM32等に記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
ROM32は、カラオケ本体21を構成する各機器を制御するためのアプリケーションプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM33は、アプリケーションプログラムや各種データを一時的に記憶する一時記憶領域として機能するもので、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりRAM33を構成するのではなく、ハードディスク記憶装置等を用いて仮想的なRAM33を構成してもよい。本実施形態では、RAM33に、予約待ち行列33aが一時的に格納されている。
HDD34には、楽曲データベース34a、映像データベース34b、録音データ34c、及び録音制御データテーブル34dが格納されている。なお、HDD34に替えて、あるいはHDD34と共に、データを書き替え可能なDVD等の大容量記憶装置を用いてもよい。
図2は、録音データの構成を示す説明図、図3は、録音制御データテーブルの構成を示す説明図である。
録音データ34cは、録音機能により録音され、録音データ管理手段40により管理されている各利用者の楽曲毎の歌唱音声データである。具体的には、図2に示すように、各利用者が録音を指示した楽曲に関して、歌唱区間毎に歌唱音声データが記録されている。このようなデータ構成とすることにより、歌唱区間毎に歌唱音声データの置き換えが可能となっている。
ログイン利用者管理手段37は、現に当該カラオケ演奏装置11にログインしている利用者を、利用者IDに基づき特定して管理するためのプログラムからなる。すなわち、ログイン利用者管理手段37では、利用者ID取得手段22cにより利用者IDが取得された場合に、この利用者IDに基づいてカラオケ演奏装置11にログインしている利用者を特定して管理する。
歌唱採点手段38は、歌唱採点機能を発揮するための手段であり、利用者による任意の楽曲の歌唱について、所定の歌唱区間毎に歌唱採点を行うためのプログラムからなる。
歌唱採点機能では、マイクロホン25より入力された歌唱者の音声信号から、音程、声量、テンポ等の歌唱評価データを抽出すると共に、この歌唱評価データと演奏楽曲の主旋律等のリファレンス情報とを比較して採点を行う。このような歌唱採点方法については、特開2007−121917号公報等に詳細に記載されている。
歌唱採点値管理手段39は、ログイン利用者により任意の楽曲の歌唱採点及び録音が指示された場合に、当該利用者の利用者IDと当該楽曲の楽曲IDと当該楽曲の歌唱区間毎の歌唱採点値とを紐付けして管理するためのプログラムからなり、この歌唱採点値管理手段39の機能により、録音制御データテーブル34dが管理される。
録音データ管理手段40は、ログイン利用者による任意の楽曲に関する歌唱区間毎の歌唱録音音声について、当該利用者の利用者IDと当該楽曲の楽曲IDとを紐付けして管理するためのプログラムからなる。具体的には、録音データ管理手段40の機能により、マイクロホン25から入力され、A/Dコンバータ43によりデジタル変換された任意の歌唱者による歌唱音声が、各楽曲の歌唱区間毎に区分された録音データ34cとしてHDD34に記憶される。
録音制御手段41は、ログイン利用者による任意の楽曲の第1回目の歌唱では、全歌唱区間について録音を行わせる共に、当該利用者による当該楽曲の第2回目以降の歌唱では、歌唱採点値管理手段39により管理されている歌唱採点値が所定の基準値未満の歌唱区間についてのみ録音を行わせるためのプログラムからなる。具体的には、録音制御手段41は、任意の利用者が任意の楽曲について録音を指示した場合に、録音制御データテーブル34dを参照して歌唱区間毎の歌唱採点値と所定の基準値とを比較する。この際、当該利用者の利用者ID及び当該楽曲の楽曲IDに紐付けされた録音制御データテーブル34dが存在しない場合には、第1回目の歌唱と判断し、当該利用者の利用者ID及び当該楽曲の楽曲IDに紐付けされた録音制御データテーブル34dが存在する場合には、第2回目以降の歌唱と判断する。
音楽再生制御手段42は、楽曲IDに基づいて楽曲データベース34aから抽出された演奏データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ23に出力するための電子回路である。ミキシングアンプ23は、マイクロホン25から入力された歌唱者の歌唱音声信号と、音楽再生制御手段42から送出される演奏音声信号とをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ24より出力させるための装置である。なお、マイクロホン25の数は1本に限られず、2本以上であってもよい。
また、マイクロホン25は、A/Dコンバータ43を介してバスに接続されており、マイクロホン25から入力された音声信号が歌唱採点手段38における歌唱採点に使用される。
映像再生制御手段44は、カラオケ演奏中に、映像データベース34bから抽出した映像データ、及び楽曲データベース34aから抽出した楽曲データのうちの歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)を当該楽曲の演奏データに同期させてディスプレイ装置26に出力するための電子回路である。さらに、映像再生制御手段44は、カラオケリモコン装置22を介した利用者からの操作指示による予約楽曲リストの表示等をディスプレイ装置26に表示させる機能も有している。
予約管理手段36は、利用者によりカラオケリモコン装置22における楽曲検索手段22aの機能を用いて選曲され、送受信手段35を介して送信された当該選曲者の利用者情報(例えば利用者ID)及び選曲された楽曲IDを対応付けて予約待ち行列33aとしてRAM33に格納し、管理するためのプログラムである。なお、楽曲選択の表示や予約待ち行列33aの表示は、カラオケリモコン装置22の入出力用表示部及びディスプレイ装置26のいずれか一方、あるいは双方で行うことができる。
送受信手段35は、カラオケリモコン装置22との間でデータの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。
次に、本実施形態の歌唱録音システムを用いた録音制御について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る歌唱録音システムを用いた録音制御処理のフローチャートである。また、図5は、選曲画面の模式図である。
本実施形態の歌唱録音システムを用いた録音制御に先立ち、ログイン利用者ID管理手段37の機能により、ログイン利用者が管理されているものとする。
本発明の歌唱録音システム及びその周辺装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、その利用目的等に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。
21 カラオケ本体
22 カラオケリモコン装置
22a 楽曲検索手段
22b 楽曲索引データベース
22c 利用者ID取得手段
23 ミキシングアンプ
24 スピーカ
25 マイクロホン
26 ディスプレイ装置
27 ID媒体
31 中央制御手段
32 ROM
33 RAM
33a 予約待ち行列
34 HDD
34a 楽曲データベース
34b 映像データベース
34c 録音データ
34d 録音制御データテーブル
35 送受信手段
36 予約管理手段
37 ログイン利用者管理手段
38 歌唱採点手段
39 歌唱採点値管理手段
40 録音データ管理手段
41 録音制御手段
42 音楽再生制御手段
43 A/Dコンバータ
44 映像再生制御手段
Claims (2)
- 予め複数の歌唱区間に区切られた楽曲の当該歌唱区間毎に歌唱採点を行う歌唱採点機能と、前記歌唱区間毎の歌唱音声を録音する録音機能と、を備えたカラオケ演奏装置における歌唱録音システムであって、
ログイン利用者管理手段と、歌唱採点値管理手段と、録音データ管理手段と、録音制御手段と、を備え、
前記ログイン利用者管理手段は、現にカラオケ演奏装置にログインしている利用者を、利用者IDに基づき特定して管理し、
前記歌唱採点値管理手段は、前記利用者により任意の楽曲の歌唱採点及び録音が指示された場合に、当該利用者の利用者IDと当該楽曲の楽曲IDと当該楽曲の歌唱区間毎の歌唱採点値とを紐付けして管理し、
前記録音データ管理手段は、前記利用者による前記歌唱区間毎の歌唱録音音声について、当該利用者の利用者IDと当該楽曲の楽曲IDとを紐付けして管理し、
前記録音制御手段は、前記利用者による前記楽曲の第1回目の歌唱では、全歌唱区間について録音を行わせる共に、当該利用者による当該楽曲の第2回目以降の歌唱では、前記管理されている歌唱採点値が所定の基準値未満の歌唱区間についてのみ録音を行わせる、
ことを特徴とする歌唱録音システム。 - 前記録音制御手段は、第2回目以降の録音を行う歌唱区間において、その歌唱採点値が所定の基準値以上の場合にのみ、既に録音した録音データを新たな録音データに置き換えさせる、
ことを特徴とする請求項1に記載の歌唱録音システム。
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