JP2010107409A - ガスセンサ素子 - Google Patents

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Abstract


【課題】被測定ガス中の特定ガス成分の濃度を検出するガスセンサに用いられるガスセンサ素子であって、該ガスセンサ素子の表面を覆う多孔質保護層の剥離が起こり難く、耐久性に優れたガスセンサ素子の提供を目的とする。
【解決手段】被測定ガス流路に載置され、被測定ガス中の特定成分の濃度を検出する略平板状に形成されたセンサ部11と、センサ部11に積層してセンサ部11を加熱、活性化する略平板状に形成されたヒータ部14とを具備するガスセンサ素子10において、少なくともヒータ部11の長手方向の端縁に沿って少なくとも2以上の稜面からなる多重稜面部S、Sを設けるとともに、多重稜面部S、Sを含むガスセンサ素子10の外周面の所定の範囲に湿式的手法を用いて多孔質保護層170を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車エンジン等の内燃機関から排出される燃焼排気中の特定ガス成分濃度を測定するガスセンサに用いられるガスセンサ素子の耐久性、耐被水性強度向上に関するものである。
従来、自動車エンジン等の内燃機関の燃焼排気流路に、該燃焼排気中に含まれる酸素、窒素酸化物、アンモニア、水素等の特定ガス成分の濃度を検知するガスセンサを配設して、内燃機関の燃焼制御や排ガス浄化装置の制御を行っている。
このようなガスセンサとして、例えば、酸素センサの場合、平板状に形成された酸素イオン導伝性の固体電解質層と、該固体電解質層の一方の表面に形成されて被測定ガスに接する測定電極層と、該測定電極層側に形成されて上記被測定ガスを透過する多孔質拡散抵抗層と、上記固体電解質層の他方の表面に形成されて基準ガスに接する基準電極層と、該基準電極層側に形成されて上記基準ガスを導入する基準ガス室を有する基準ガス室形成層と、発熱体を内部に有する絶縁性の基体とを積層してなる積層型ガスセンサ素子が用いられている。
一方、被測定流体としての燃焼排気中には、P、Ca、Zn、Si等のオイル含有成分やK、Na、Pb等のガソリン添加成分からなる被毒物質が含まれており、積層型ガスセンサ素子の測定電極層や多孔質拡散層がこれらの被毒物質に汚染されて、ガスセンサの応答性劣化や出力異常等の問題を引き起こす虞がある。また、燃焼排気中には、水蒸気も含まれており、これが凝縮して水滴となり積層型ガスセンサ素子に付着する虞もある。
加えて、このような積層型ガスセンサ素子は、固体電解質層を特定のイオンに対してイオン電導性を示すべく、内蔵された発熱体によって例えば700℃以上の高温に加熱・活性化された状態で使用されている。
このため、被測定ガス雰囲気中の水滴の付着(被水)によって、積層型ガスセンサ素子に大きな熱衝撃が加わり素子の被水割れを生じる虞もある。
そこで、ガスセンサ素子の外周面に所定膜厚の多孔質保護層を形成することによって、該多孔質保護層内に上記被毒物質を捕獲して誤動作を防止したり、水滴が付着したときには、水滴を該多孔質保護層内に分散させて熱衝撃を緩和させ素子全体にクラックが発生するのを防止したりできることが知られている(特許文献1、特許文献2参照)。
このような多孔質保護層は、例えば所定の粒度分布を有するアルミナ等の耐熱性セラミック粉末を無機バインダ及び分散剤とともに水又は有機溶媒等の分散媒に分散させたスラリーにガスセンサ素子の被測定流体中に晒される部分を浸漬(ディッピング)して、ガスセンサ素子の外周面に該スラリーの膜を形成し、これを乾燥、焼結することにより得られる(特許文献1参照)。
例えば、このような従来のガスセンサ素子として、図8(a)に示すガスセンサ素子10は、平板状に形成した固体電解質層100の一方の表面に測定電極層110を形成し、他方の面に基準電極層120を形成し、基準電極層120の側に積層して基準ガスとして大気を導入する基準ガス室130を形成する基準ガス室形成層131を配設し、さらに測定電極層110の側に積層して多孔質体からなる拡散抵抗層160を配設してセンサ部11となし、平板状に形成した絶縁体140、141の内部に発熱体150を設けてヒータ部14となし、センサ部11とヒータ部14とを積層、焼成して一体のガスセンサ素子を構成している。
特開2006−126077号公報 特開2007−121323号公報
ところが、断面略矩形のガスセンサ素子10の表面に、アルミナ等の保護層形成材料と分散剤と無機バインダ等とを水又は有機溶剤等の分散媒に分散させてスラリー状又はペースト状に調整し、ディッピング、刷毛塗り、スプレー噴霧、印刷等の湿式的手法により多孔質保護層170を形成しようとすると、図8(a)に示すように、表面張力等の影響により多孔質保護層170の膜厚tHTRZ、tSNZ、tSDZは、発熱面SHTRZ、センサ面SSNZ、側面SSDZにおいて、それぞれの平面の中心部分で最も厚くなり、それぞれの平面が交わる稜線L、即ち、ガスセンサ素子10zの長手方向の端縁の近傍において薄くなることが判明した。
このように膜厚分布が生じた状態で多孔質保護層170を乾燥、焼結すると、乾燥時の収縮及び焼結時の収縮のストレスが多孔質保護層170内部で稜線L付近に集中し、多孔質保護層170が稜線Lを境に分断される虞がある。また、多孔質保護層170が稜線Lにおいて分断されることによりガスセンサ素子10Zと多孔質保護層170との密着強度が低下し、剥離しやすくなることが判明した。
加えて、断面略矩形に形成されたヒータ部14においては、絶縁体141の発熱面方向の板厚t141及び側面方向の板厚ts141Zに対して、内蔵される発熱体150の端縁と稜線Lまでの距離t141が長い。
このため、発熱体150の発熱時には、ヒータ部14内部に温度勾配が生じ、熱的なストレスとなる。このように状態でガスセンサ素子10が被水すると、被水による熱衝撃とヒータ部14の内部ストレスとの相乗的なストレスによって容易にガスセンサ素子が破壊される虞がある。
一方、図8(b)に示すように、ガスセンサ素子10では、ガスセンサ素子10Zと同様な構成に加え、長手方向の端縁に沿ってC面状の稜面Cを少なくとも素子先端側の発熱領域に形成し、断面略六角形状又は略八角形状に形成することによって、発熱体150の端縁から稜面C表面までの距離が短くなり、発熱体150表面から発熱面SHTRX方向への発熱量と稜面C方向への発熱量との均一化を図り、ヒータ部14内部に発生する熱ストレスを緩和できると期待される。
しかしながら、このような熱ストレスを緩和する構造のガスセンサ素子10においても、稜面Cと側面SSDXとが交わる側面側稜線L1X、又は、稜面Cと発熱面SHTRXとが交わる発熱面側稜線L2Xにおいて、上述の断面矩形状のガスセンサ素子10と同様、多孔質保護層170の膜厚が局所的に薄くなり、多孔質保護層170が分断され、剥離を招く虞がある。
そこで、本願発明は、かかる実情に鑑み、被測定ガス中の特定ガス成分の濃度を検出するガスセンサに用いられるガスセンサ素子であって、該ガスセンサ素子の表面を覆う多孔質保護層の剥離が起こり難く、耐久性に優れたガスセンサ素子の提供を目的とするものである。
請求項1の発明では、被測定ガス流路に載置され、被測定ガス中の特定成分の濃度を検出する略平板状に形成されたセンサ部と、該センサ部に積層して上記センサ部を加熱、活性化する略平板状に形成されたヒータ部とを具備するガスセンサ素子において、
少なくとも上記ヒータ部の長手方向の端縁に沿って、少なくとも2以上の稜面からなる多重稜面部を設けるとともに、該多重稜面部を含む上記ガスセンサ素子の外周面の所定の範囲を湿式的手法で形成した多孔質保護層によって包囲せしめる。
請求項1の発明によれば、上記多重稜面部を介することによって、上記ヒータ部の発熱面から側面に向かって緩やかに角度変化するため、湿式的手法を用いて形成した上記多孔質保護層膜厚の局所的な薄肉化が抑制され、乾燥、焼結時に上記多孔質保護層の収縮が起こっても上記ヒータ部の発熱面と側面との境界で分断されることがなく、上記多孔質保護層と上記ガスセンサ素子との密着強度が増し、剥離が起こり難くなる。したがって、被測定ガス中の特定ガス成分濃度を検出するガスセンサに用いられるガスセンサ素子の耐久性が向上する。
請求項2の発明では、上記多重稜面部は、少なくとも上記ヒータ部側面に連なる側面側稜面と上記ヒータ部の発熱面に連なる発熱面側稜面とを含み、上記多孔質保護層は、上記側面側稜面と上記ヒータ部の側面とが交わる側面側稜線上に形成した上記多孔質保護層の膜厚を側面側膜厚tとし、上記発熱面側稜面と上記ヒータ部発熱面とが交わる発熱面側稜線上に形成した上記多孔質保護層の膜厚を発熱面側膜厚tとしたとき、下記式1の関係を満たす範囲に設ける。
1.0・t≦t≦1.6・t・・・式1
本発明者等の鋭意試験によって、上記多孔質保護層の膜厚を請求項2の発明の範囲に設定することによって、上記多孔質保護層の剥離をさらに効果的に抑制できることが判明した。
請求項3の発明では、上記多重稜面部は、少なくとも上記ヒータ部側面に連なる側面側稜面と上記ヒータ部の発熱面に連なる発熱面側稜面とを含み、上記ヒータ部の発熱面から上記側面側稜面と上記ヒータ部の側面とが交わる側面側稜線までの高さを側面側稜面高Hとし、上記ヒータ部の発熱面から上記発熱面側稜面と上記側面側稜面との交わる稜線までの高さを発熱面側稜面高Hとしたとき、下記式2の関係を満たす範囲に設ける。
1/2・H≦H≦3/4・H・・・式2
本発明者等の鋭意試験によって、上記多重稜面部を請求項3の発明の範囲に設定することによって、上記多孔質保護層の剥離を抑制するとともに、上記ガスセンサ素子の被水割れを効果的に抑制できることが判明した。
本発明のガスセンサ素子は、自動車エンジン等の内燃機関の燃焼排気流路に設けられ燃焼排気中に含まれる酸素、NO、NH、HC(ハイドロキシカーボン)等の特定ガス成分を検出し、内燃機関の燃焼制御や燃焼排気処理制御等に利用するガスセンサに用いられるものである。
本発明の第1の実施形態におけるガスセンサ素子として最も基本的な構成の酸素センサに用いられるガスセンサ素子10を例として図を参照しながら説明する。図1(a)は、本実施形態におけるガスセンサ素子10の断面図、(b)は、要部拡大断面図である。
図1に示すように、ガスセンサ素子10は、略平板状に形成されたセンサ部11とヒータ部14とを積層して構成され、その外周面は多孔質保護層170で覆われている。
ヒータ部14の側面SSDと発熱面SHTRとの間には長手方向の端縁に沿って、本発明の要部であり、複数の稜面からなる多重稜面S、Sが形成されている。
側面SSD側には発熱面SHTRに対して所定の角度θを設けて第1の稜面として側面側稜面Sが所定の稜面高Hで形成され、発熱面SHTR側には発熱面SHTRに対して所定の角度θを設けて第2の稜面として発熱面側稜面Sが所定の稜面高Hで形成されている。
さらに、側面SSDと側面側稜面Sとが交わる側面側稜線L上の多孔質保護層170の膜厚tと、発熱面SHTRと発熱面側稜面Sとが交わる発熱面側稜線L上の膜厚tとの間には、下記式1の関係が成立している。
≦t≦1.6・t・・・式1
また、側面側稜面高Hと発熱面側稜面高Hとの間には、下記式2の関係が成立している。
1/2・H≦H≦3/4・H・・・式2
センサ部11は、平板状に成形した固体電解質層100と、固体電解質層100の被測定ガスに接する側の表面に形成された測定電極層110と、さらに測定電極層110側に積層して形成された被測定ガスを所定の拡散抵抗の下で透過する多孔質の拡散抵抗層160と、固体電解質層100の他方の表面に形成されて基準ガスとして導入される大気に接する基準電極層120と、基準電極層120の側に積層して形成されて基準ガスを導入する基準ガス室130を形成するための基準ガス室形成層131とによって構成されている。ヒータ部14は、平板状に成形した絶縁性の基体140、141の内側に積層して発熱体150が形成されている。
なお、本実施形態において、θは40度から50度の範囲で設けられ、θは17.5度から27.5度の範囲で設けられている。
また、側面側稜線L上の多孔質保護層170の膜厚tは、125μm〜250μm程度に形成され、発熱側稜線L上の多孔質保護層170の膜厚tは、200μm〜250μm程度に形成されている。ただし、側面側稜線L上の多孔質保護層170の膜厚tと発熱側稜線L上の多孔質保護層170の膜厚tとは、発熱面側稜線上膜厚tを側面側稜線上膜厚tに対して1.0倍から1.6倍の範囲に設定することが望ましい。一方、側面側稜面Sの稜面高Hは、0.2mmから0.4mmの範囲で設けられ、発熱面側稜面Sの稜面高Hは、0.1mmから0.3mmの範囲で設けられている。ただし、側面側稜面高Hに対して発熱面側稜面高Hは2分の1から4分の3の範囲に設定するのが望ましい。
さらに、絶縁性基体140、141の板厚t140、t141は、150μmから170μmの範囲に形成され、ガスセンサ素子10全体としては、板厚1.4mm、幅3.4mm程度に形成され、装着される被測定ガス流路に応じた長さに形成されている。
また、センサ面SSNの表面温度は、ヒータ部11の発熱面SHTRに比べて温度が低く、さらに、センサ部11を構成する固体電解質層100と拡散抵抗層160とは、多孔質であるため熱ストレスに対する耐久性が高いので元来被水割れを生じ難いが、側面SSDとセンサ面SSNとの間にも同様の多重稜面を形成することによってセンサ部11の耐久性をさらに向上することもできる。
図2、図3を参照して本発明の第1の実施形態におけるガスセンサ素子10の製造方法について説明する。図2は、最も基本的な構成のガスセンサ素子積層体10STKの展開斜視図であり、図3は、ガスセンサ素子10の製造方法概要を、(a)から(d)の順を追って示す斜視図である。
固体電解質層100は、ジルコニア等の酸素イオン導電性セラミック材料をポリビニルブチラール(PVB)等の結合材、ジブチルフタレート(DBP)等の可塑剤、分散剤とともにトルエン、エタノール等の分散媒に分散させたスラリーを配合し、これを用いてドクターブレード法等により所定の板厚の平板状に形成して得られる。
固体電解質層100の被測定ガス側の表面には、測定電極層110、測定電極リード部111を印刷形成し、他方の表面には、基準電極層120、基準電極リード部121を印刷形成する。これらの印刷形成には、白金ペーストと上述の固体電解質層形成用のスラリーとを混合したペースト等が用いられる。
基準ガス室130は、例えばアルミナ等の絶縁性セラミック材料をPBV、DBP、分散剤等とともに分散媒に分散させたスラリーを用いてドクターブレード法によりシート状に形成し、これを金型等で略U字形に打ち抜いた基準ガス室形成層131を複数枚積層して形成する。
上述の絶縁性セラミックシートを用いて平板状の絶縁性基体141とし、この一方の表面に白金ペーストとアルミナスラリーとを混合したペーストを用いて発熱体150と一対の発熱体リード部151、152とを印刷形成し、他方の表面に一対の発熱体端子部155、156を印刷形成し、絶縁性基体141に穿設した一対のスルーホール内に発熱体リード部151、152と発熱体端子部155、156とを導通するスルーホール電極153、154を吸引印刷等により形成する。
絶縁性基体141の発熱体150の印刷された側に積層して絶縁性基体141と同様の絶縁性基体140を配設し、発熱体150を内蔵するヒータ部14を形成する。
固体電解質層100の測定電極層110が形成された側に積層して、上述したアルミナシートよりも粒径の粗いアルミナ等の耐熱性セラミック材料を結合材とともに分散媒に分散させたスラリーを用いて拡散抵抗層160を形成する。なお、拡散抵抗層160は、本図に示すように平板状に形成したものを積層しても良いし、測定電極層110を覆うように印刷形成しても良い。
また、測定電極リード部111が形成された側に積層して測定電極リード部111を保護すべく上記絶縁性基体141と同様の絶縁性セラミックシートにより絶縁層161を形成する。なお、絶縁層161は、測定電極リード部111を保護するとともに、拡散抵抗層160内を通過する被測定ガスが基準ガスを導入する基準ガス室130の開口端側への拡散を防止する。
測定電極端子部112と基準電極端子部122とを保護層161の表面に印刷形成し、保護層161に穿設したスルーホール内に、測定電極リード部11と測定電極端子部112とを導通するホール電極113並びに基準電極リード部121と基準電極端子部122とを導通するスルーホール電極123を吸引印刷等により形成する。
以上のようにしてセンサ部11とヒータ部14とを積層することにより図3(a)に示すような有底筒状のガスセンサ素子積層体10STKを形成することができる。なお、各層の積層に際して、積層される層と層とのそれぞれの材料を適宜混合した接着層ペーストを用いた接着積層によって一体の積層体としても良いし、加熱圧着によって一体の積層体としても良い。
得られたガスセンサ素子積層体10STKの発熱面SHTRと両側の側面SSDとセンサ面SSNとの4面の内2面によって形成される4角の稜線の長手方向に沿って本発明の要部である多重稜面部S、Sを形成して、ガスセンサ稜面形成体10SPDを得る。
少なくとも、発熱面SHTRの両側に長低方向に伸びるように、側面SSDと側面側稜面Sとの交わる側面側稜線Lと、発熱面SHTRと発熱面側稜面Sとの交わる発熱面側稜線Lが形成される。
具体的な多重稜面部S、Sの形成方法としては、ガスセンサ素子積層体10STKの焼成前に稜面を形成する方法と焼成後に稜面を形成する方法のいずれを用いても良い。焼成前に多重稜面部S、Sを形成する場合には、加工精度が劣る虞もあるが、加工に要する時間は短く、極めて容易である。一方、焼成後に多重稜面部S、Sを加工する場合には、焼成体の強度が高いので加工に時間を要するが、寸法精度に優れている。
例えば、複数のガスセンサ素子を同時に形成すべく、複数個取りで形成したガスセンサ積層体10STKを積層する際にV字状の溝部を設けて、これを個辺に分割することによってガスセンサ積層体10STKの4角にC面状の第1の稜面Sを形成することができる。これをさらに研磨することによって第2の稜面部Sを形成することができる。
また、焼成前の加工の場合、シート成形材料の熱可塑性を利用して、加熱圧縮することによって多重稜面部S、Sを形成することも可能である。
このようにして得られたガスセンサ素子稜面形成体10SPDを焼成した後、図3(c)に示すように、その表面に湿式的手法を用いて多孔質保護層170を形成する。より具体的な湿式的手法としては、例えば、アルミナ等の保護層形成材料と分散剤と無機バインダ等とを水又は有機溶剤等の分散媒に分散させてスラリー状に調整し、これにガスセンサ素子稜面形成体10SPDを浸漬し、ガスセンサ素子稜面形成体10SPDの所定の範囲を多孔質保護層形成材料でコーティングし、これを乾燥、焼結することによってガスセンサ素子10を得ることができる。
このとき、多重稜面部S、Sによって稜面の角度変化が緩やかになっている。このため、多孔質保護層170が稜線L、L、Lによって分断されることなく、比較的均一な膜厚を維持して形成することができる。
なお、本発明は、多孔質保護層170をディッピングによって形成した場合に特に優れた効果を発揮するものであるが、本発明において、多孔質保護層170の形成方法は、ディッピングに限るものではない。
例えば、多孔質保護層材料をペースト状に調整し、刷毛塗りや印刷によって多孔質保護層170を形成しても良いし、多孔質保護層材料をスラリー状に調整しスプレー噴霧することによって多孔質保護層170を形成しても良い。或いは、スラリー状に調整した多孔質保護層材料をドクターブレード法等によってシート状に形成し、ガスセンサ素子稜面形成体10SPDの被測定ガスに晒される部位を覆うように貼り付けて多孔質保護層170を形成しても良い。
いずれの製法によって多孔質保護層170を形成した場合であっても、多重稜面部S、Sによって稜面の角度が緩やかに変化しているので、本発明の効果である乾燥、焼成時の収縮ストレスの緩和効果が発揮され、多孔質保護層170が稜線L、Lにおいて分断され虞がない。
なお、多重稜面部S、Sは、2以上からなる複数の平面状に形成された稜面で構成しても良いし、連続的に湾曲する曲面で構成しても良い。
図4、図5を参照して本発明の効果について説明する。
図4は、発熱面側稜線L上の多孔質保護層170の膜厚tを所定の厚み(例えば200μm)に形成し、側面側稜線L上の多孔質保護層170の膜厚tを変化させて(例えば110〜250μm)形成した場合の保護層剥離の発生頻度を調査した試験結果を示す特性図である。
図4に示すように、側面側稜線上膜厚tに対して発熱面側稜線上膜厚tが相対的に薄くなるように形成した場合、即ち、t/tが1より小さい場合には、発熱面側稜面S上で多孔質保護層170の剥離が発生し、側面側稜線上膜厚tに対して発熱面側稜線上膜厚tが1.6倍よりも厚くなるように形成した場合には、即ち、t/tが1.6より大きい場合には、側面側稜面S上で多孔質保護層170の剥離が発生している。したがって、発熱面側稜線上膜厚tを側面側稜線上膜厚tの1.0倍から1.6倍の範囲に設定することが望ましいことが判明した。
図5(a)に示すように、側面側稜面Sを所定の値(例えば、θ=45度、H=0.4mm)に形成し、発熱面側稜面Sは、θを22.5度とし、Hを0.05mm、0.1mm、0.15mm、0.2mm、0.3mmとなるように、S(1)、S(2)、S(3)、S(4)、S(5)を変化させ、これに同一条件で多孔質保護層170を設けた試料1、試料2、試料3、試料4、試料5について被水割れ試験を行い、その結果を本図(b)に示す。なお、本図(a)において、各試料の特徴を明確にすべく、多孔質保護層170は省略して記載してある。
また、被水割れ試験の方法は、ヒータ部11に通電をし、発熱面SHTR上の温度を700℃に加熱したガスセンサ素子10の発熱面側稜面Sに0.5μlの水滴を滴下し、被水割れの発生有無を調査することによって行った。
本図(b)に示すように、多重稜面部S、Sを設けることによって被水割れが減少し、発熱面側稜面Sの稜面高Hを側面側稜面Sの稜面高Hの2分の1以上、4分の3以下の範囲とすることによってさらに被水割れを抑制できることが判明した。
図6に本発明のガスセンサ素子10を備えたガスセンサ1の全体構成を示す。
ガスセンサ1は、ガスセンサ素子10と、絶縁性保持部材20を介してその内側にガスセンサ素子10を保持するハウジング30とガスセンサ素子10の被測定ガスに晒される部分を覆うカバー体50、51とガスセンサ素子10のヒータ部14への給電を行う一対の通電線157a、157bとガスセンサ素子10からの出力信号を取り出す一対の信号線115、125を保持するケーシング40とによって構成されている。
ハウジング30は、ステンレス等の金属製で、略筒型に形成されており、基端側のボス部32にはケーシング40が嵌着され、先端側の加締め部34には二重筒状のカバー体50、51が固定されている。
ハウジング30の中腹外周部にはネジ部33が形成され、図略の内燃機関の年商排気流路600の流路壁60にガスケット37を介して螺結されることにより、ガスセンサ検出素子10の先端側が被測定ガス流路600内に配設されカバー体50、51で覆われた状態で固定されている。
ハウジング30には、ネジ部33を締め付けるための六角部35が形成されている。
カバー体50、51は、ステンレス等の耐熱性金属製で、略有底円筒状のインナカバー50とアウタカバー51とからなる二重筒構造をしている。
インナカバー50とアウタカバー51とにはそれぞれ被測定ガスを内部に導入しつつガスセンサ素子10の被水防止を図る開口501、503、511、512が形成され、基端側に設けられたフランジ部503、513によってハウジング30の加締め部34に加締め固定されている。
ガスセンサ素子10は、インシュレータ20によってハウジング30との絶縁性を確保しつつハウジング30の内部に固定されている。ガスセンサ素子10の被測定ガスに晒される先端部は、多孔質保護層170で覆われている。
一対の信号線115、125と一対の通電線158a、158bとは、基端部絶縁封止材420によってケーシング基端部411内に保持され、接続金具114、124、157a、157bを介してセンサ素子10の測定電極端子112、基準電極端子122、発熱体通電端子155、156にそれぞれ接続されている。
基端部絶縁封止材420には、基準ガス導入り口412が形成され、基準ガス導入口412から撥水フィルタ421を介して導入された大気が、ガスセンサ素子10の基準ガス室130内に導入されている。
図略の通電制御装置によって発熱体150に通電され、発熱体150によって、固体電解質層100が活性化されると、拡散抵抗層160を介して測定電極層110に接する被測定ガス中の酸素濃度と基準電極層120に接する基準ガス室130内に導入された大気中の酸素濃度との差によって両電極間に電位差が生じ、これを測定することによって、被測定ガス中の酸素濃度を検出できる。
本発明は、上記実施形態に限定するものではなく、図7(a)に示すように、ガスセンサ素子10aは、ヒータ部14aとセンサ部11aとによって構成され、ガスセンサ素子10aの少なくともヒータ部14a側の長手方向の端縁に少なくとも2以上の複数の稜面S、Sを形成することによって、多孔質保護層170の剥離を抑制するとともにガスセンサ素子10aの被水割れを防止しようとする本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であり、センサ部11aには如何なるセンサ機能を有するものであっても適用し得るものである。
例えば、本図(b)に示すように、酸素をポンピングして被測定ガス室133a内の酸素濃度を調整する酸素ポンプセル100a、110a、120a、180、181と、被測定ガス室133a内の酸素濃度を検出する酸素モニタセル100b、110b、110dと、被測定ガス中の特定ガス成分濃度を検出するセンサセル100b、110c、110dと、被測定ガスの空燃比を検出する空燃比検出セル120a、110dとを設けて、空燃比検出セル120a、110dにおける被測定ガス側電極120aと酸素ポンプセル100a、110a、120a、180、181におけるポンプ電極120aとを共通化させ、酸素モニタセル100b、110b、110dにおける基準ガス側電極110dと、センサセル100b、110c、110dにおける基準ガス側電極110dと、空燃比検出セル120a、110dにおける基準ガス側電極110dとの3つの電極を共通化した複合ガスセンサ素子10a等にも適用し得るものである。
また、上記実施形態においては、酸素センサ、NOxセンサ、空燃比センサ等に用いられるセンサ部11を構成する固体電解質として、酸素イオン電導性の固体電解質を用いた場合について説明したが、本発明はこのような酸素由来ガス成分の検出を行うガスセンサに限らず、プロトン電導性の固体電解質を用いて、アンモニアや炭化水素等の水素成分含有ガスを検出するガスセンサ等任意のガスセンサに適用可能である。
は、本発明の第1の実施形態におけるガスセンサ素子の概要を示し、(a)は、断面図、(b)は、本発明の特徴的な部分を示す要部拡大図。 本発明の第1の実施形態におけるガスセンサ素子を構成する積層体の展開斜視図。 本発明の第1の実施形態におけるガスセンサ素子の製造工程の概要を(a)から(d)の順を追って示す斜視図。 本発明の剥離に対する効果について行った試験の結果を示す特性図。 本発明の被水割れに対する効果を示し、(a)は各試料の概要を示す要部断面図、(b)は、各試料の試験結果を示す特性図。 本発明の第1の実施形態におけるガスセンサ素子を用いたガスセンサの全体構成を示す断面図。 (a)は、本発明の他の実施形態におけるガスセンサ素子の特徴を示す断面図、(b)は、その具体例として示す斜視図。 従来のガスセンサ素子の問題点を示し、(a)は、ガスセンサ素子の長手方向端縁に面取りが施されていない場合の断面図、(b)は、ガスセンサ素子の長手方向端縁に面取りが施されている場合の断面図。
符号の説明
10 ガスセンサ素子
11 センサ部
100 固体電解質層
110 測定電極
120 基準電極
130 基準ガス室
14 ヒータ部
140、141 絶縁性基体
150 発熱体
160 拡散抵抗層
170 多孔質保護層
第1の稜線(側面側稜線)
第2の稜線(発熱面側稜線)
SD 側面
第1の稜面(側面側稜面)
第2の稜面(発熱面側稜面)
HTR 発熱面
第1の稜面高(側面側稜面高)
第2の稜面高(発熱面側稜面高)
第1の稜線上膜厚(側面側稜線上膜厚)
第2の稜線上膜厚(発熱面側稜線上膜厚)
θ 第1の稜面角度(側面側稜面角度)
θ 第2の稜面角度(発熱面側稜面角度)

Claims (3)

  1. 被測定ガス流路に載置され、被測定ガス中の特定成分の濃度を検出する略平板状に形成されたセンサ部と、該センサ部に積層して上記センサ部を加熱、活性化する略平板状に形成されたヒータ部とを具備するガスセンサ素子において、
    少なくとも上記ヒータ部の長手方向の端縁に沿って、少なくとも2以上の稜面からなる多重稜面部を設けるとともに、該多重稜面部を含む上記ガスセンサ素子の外周面の所定の範囲を湿式的手法で形成した多孔質保護層によって包囲せしめたことを特徴とするガスセンサ素子。
  2. 上記多重稜面部は、少なくとも上記ヒータ部側面に連なる側面側稜面と上記ヒータ部の発熱面に連なる発熱面側稜面とを含み、
    上記多孔質保護層は、上記側面側稜面と上記ヒータ部の側面とが交わる側面側稜線上に形成した上記多孔質保護層の膜厚を側面側膜厚tとし、上記発熱面側稜面と上記ヒータ部発熱面とが交わる発熱面側稜線上に形成した上記多孔質保護層の膜厚を発熱面側膜厚tとしたとき、下記式1の関係を満たす範囲に設定したことを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ素子。
    1.0・t≦t≦1.6・t・・・式1
  3. 上記多重稜面部は、少なくとも上記ヒータ部側面に連なる側面側稜面と上記ヒータ部の発熱面に連なる発熱面側稜面とを含み、
    上記ヒータ部の発熱面から上記側面側稜面と上記ヒータ部の側面とが交わる側面側稜線までの高さを側面側稜面高Hとし、上記ヒータ部の発熱面から上記発熱面側稜面と上記側面側稜面との交わる稜線までの高さを発熱面側稜面高Hとしたとき、下記式2の関係を満たす範囲に設定したことを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ素子。
    1/2・H≦H≦3/4・H・・・式2
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