JP2010106967A - 引張りコイルばね取付機構 - Google Patents

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玲 宿谷
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Abstract

【課題】
フック部を、ばねの掛止が容易に行なえ、かつばねが外れにくい形状とすること。
【解決手段】
引張りコイルばねの一端側の円環形掛止部を第一部品のフック部に掛止させた後、他端側の円環形掛止部を第二部品のフック部に掛止させるにあたり、円環形掛止部を第二部品のフック部の掛止開始位置から掛止完了位置まで該フック部の内側の面に沿って移動する過程で、円環形掛止部が該フック部の背面側に接することなく掛止でき、かつ、逆の操作で外さない限り外れない形状に、該フックを形成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、コイル部の両端に円環形掛止部を有する引張りコイルばねを第一部品のフック部と第二部品のフック部との間に容易に掛渡すことができ、かつ外れ難くした引張りコイルばね取付機構に関する。
引張りコイルばね取付機構は、種々の機械装置に用いられる。
例えば、特開2008−165905号に記載のディスク再生機には、外筐(1)上に回動自在に設けられた一対のディスク検出部材(12)を一対の連動ギヤ(15)を介して同期回動させるようにし、各連動ギヤ(15)に設けたフック部と外筐(1)に切起し形成されたフック部との間に引張りコイルばね(15a)を掛渡して、両ディスク検出部材(12)を互いに接近する方向に回動付勢するようにした引張りコイルばね取付機構が装備されている。引張りコイルばねとしては、コイル部の両端に円環形掛止部を有する一般的なものが使用されている。
特開2008−165905号に開示されているような引張りコイルばね取付機構において、両フック部間に引張りコイルばねを掛渡す際、例えば先に引張りコイルばねの一方の円環形掛止部を連動ギヤのフック部に掛止した後、ばねを引伸ばした状態で他方の円環形掛止部を外筐のフック部に掛止することになるが、フック部の形状はばねの掛止を容易にしようとすると外れ易くなり、外れ難い形状とすると掛止が困難となる問題があった。すなわち、後から掛止する外筐側のフック部は、円環形掛止部を無理に変形することなくその掛止を容易にするために、円環形掛止部の径を大きくしたり、フック部先端の掛止開始部から掛止完了部までを細くしたりすると、掛止は容易に行なえるが強度が弱くなるばかりか、外れ易くなってしまう。また、フック部の曲がりを強めて外れ難い形状にすると、ばねのコイル部を引伸ばした状態でコイルばねの中心線に対して円環形掛止部を無理に曲げながら掛止することになり、ばねを損傷してしまうおそれがあった。
ばねが外れ難くしたばね掛けの例としては、特開平6−81871のばね掛け装置がある。ここには、支持部(7)にヒンジ部(10)を介して鉤状腕部(8)を一体形成したばね掛け装置が開示されている。しかしながら、ここに示された構成では、ばねを掛止するためには先ず引張りコイルばねの円環形掛止部を鉤状腕部(8)から支持部(7)へ掛けていく必要があり、その際、ばねの姿勢を鉤状腕部(8)の曲がりに合せて大きく回さねばならない。したがって、引張りコイルばねの一方の円環形掛止部が先に取付けられていると、後から鉤状腕部(8)や支持部(7)に取付けることができず、外れ難い代わりに取付けが困難となっている。
特開2008−165905 特開平6−81871
そこで、本発明の目的は、引張りコイルばねの円環形掛止部を掛止するフック部に改良を加えることにより、円環形掛止部を容易に掛止することができ、しかも外れ難いコイルばね取付機構を提供することにある。
コイル部の両端に円環形掛止部を有する引張りコイルばねを、第一部品の第一フック部と第二部品の第二フック部との間に掛渡してなる引張りコイルばね取付機構において、前記円環形掛止部を前記第一及び第二フック部に対して掛止した状態における第一フック部と円環形掛止部との掛止点をAとするとき、前記掛止点Aから引張りコイルばねの中心線と第二フック部の背面側輪郭線との交点Bまでの距離bを、第二フック部の掛止開始位置に円環形掛止部を位置させた状態における該円環形掛止部の内周から前記掛止点Aまでの最短距離cよりも小とし、前記第二フック部を、前記円環形掛止部がその掛止開始位置から掛止完了位置までその内側の面に沿って移動する間、該円環形掛止部が第二フック部の背面側に対して非接触となる形状とする。
本発明によれば、引張りコイルばねの一方の円環形掛止部を第一部品の第一フック部に掛止した後、他方の円環形掛止部を第二部品の第二フック部に掛止する場合、ばねの姿勢を変えることなく、また、円環形掛止部を無理に曲げることもなく、円環形掛止部を容易に掛止することができる。また、第二フック部からばねを外す場合には、フック部の内側に沿わせてコイル部を引伸ばしながら外すことができるが、第一フック部に対する円環形掛止部の掛止点Aからばねの中心線と第二フック部の背面側輪郭線との交点Bまでの距離bを、掛止点Aから第二フック部の掛止開始位置における円環形掛止部の内周までの最短距離cよりも小さく設定しているので、意図的に外そうとしない限り外れてしまうおそれはない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。図1は本発明の引張りコイルばね取付け機構1を採用した車載用ディスク再生装置2の外観を示す斜視図である。ディスク再生装置の正面には、ディスク3を挿脱するディスク挿入口4が設けられ、フレーム5の上面にはディスク検知機構の主要部品である左右一対のディスク検知部材8,8が回動自在に装着され、両検知部材8,8は、互いに噛合する左右一対の部分ギヤ9,9を介して同期回動するように構成されている。
各ディスク検知部材の回動端10,10はディスク挿入口4まで延長され、挿入されたディスクのサイズを回動量によって検知する。
図2は一方の引張りコイルばね取付機構1のみを示した図で、ディスク検知部材8とフレーム5との間には引張りコイルばね13が掛渡され、左右のディスク検知部材8,8(図1参照)は互いに接近する方向に付勢され、ばね13に抗して両検知部材8,8(図1参照)間を押し拡げながらディスクを挿入するように構成されている。各検知部材8には第一フック部14、フレーム5には第二フック部15が設けられている。また、引張りコイルばね13は、図3の如くコイル部18の両端にコイル部18と同径の円環形掛止部19(閉じた円環状)を有するもので、各円環形掛止部19,19が第一及び第二フック部14,15に掛止される。ディスク検知部材8及びフレーム5は、それぞれ本発明の第一、第二部品に相当するものである。
そして、引張りコイルばね13と、第一部品としてのディスク検知部材8に設けられた第一フック部14と、第二部品としてのフレーム5に設けられた第二フック15とで引張りコイルばね取付け機構1が構成されている。
前記第一、第二フック部14,15は、先端を互いに遠ざかる向きに湾曲させて背面21,21側を対向させており、共に次のような形状をなす。すなわち図4に実線で示す如く、引張りコイルばね13を第一、第二フック部間14,15に掛渡した状態において、第一フック部14と一方の円環形掛止部19との掛止点をAとし、ばね13の中心線Lと第二フック部15の背面側輪郭線との交点をBとし、点A、B間の距離をbとする。また、仮想線で示す如く、第一フック部14に一方の円環形掛止部19を掛止し、他方の円環形掛止部19を第二フック部15の掛止開始位置に位置させたときコイル部18の長さは最長となるが、この状態において、掛止点Aから他方の円環形掛止部19の内周までの最短距離をcとするとき、距離bを距離cより小さく設定する。
そして、引張りコイルばね13を直線状に保ったまま他方の円環形掛止部19を第二フック部15の内側の面に沿って掛止完了位置まで移動する過程において、第二フック部15の背面21側に対して他方の円環形掛止部19が非接触となるように、第二フック部15の形状が設定されている。
逆に、第一フック部14の形状も、ばね13を先ず第二フック部15に掛止した後、第一フック部14に掛止する場合も、同様となるように、その形状が設定される。
以上の構成において、両フック部間14,15に引張りコイルばね13を取付けるには、まず、一方のフック部、例えばディスク検知部材8側の第一フック部14に一方の円環形掛止部19を掛止した状態で、他方のフック部、例えばフレーム5側の第二フック部15の掛止開始位置に他方の円環形掛止部19を位置させ(図4の仮想線位置)、この他方の円環形掛止部19を第二フック部15の内側の面に沿って開始完了位置(図4の実線位置)まで移動させるだけで取付けが完了する。
このとき、他方の円環形掛止部19が第二フック部15の背面21側に接することはなく、したがって円環形掛止部19を無理に変形させたりコイル部18を湾曲させる必要もなく、容易に取付けることができる。
逆に、第二フック部15から円環形掛止部19を外す場合には、円環形掛止部19を第二フック部15の内側の面に沿って掛止開始位置まで移動させることにより、容易に取外すことができるが、この取外し作業はコイル部18を引伸ばしながら行なうので、意図的に行なわない限り、外れることはない。引張りコイルばね13を第二フック部15に先に取付け、その後、第一フック部14に取付けるときも同様である。
なお、この実施の形態ではフック部の先端(掛止開始位置)に丸みをつけて図示したが、この先端は尖らせてもよい。
また、第一、第二フック部14,15を同形状として、ばねをいずれのフック部に先に掛止しても後のフック部の掛止が容易に行なえるようにしたが、取付け手順が決まっている場合は、少なくとも後から掛止する方のフック部に、本発明の形状を適用するとよい。
引張りコイルばね取付機構を装備したディスク再生装置の外観斜視図 引張りコイルばね取付機構を示す平面図 引張りコイルばねを示す平面図 フック部に対する引張りコイルばねの取付け説明図
符号の説明
1 引張りコイルばね取付機構
5 第二部品(フレーム)
8 第一部品(ディスク検知部材)
13 引張りコイルばね
14 第一フック部
15 第二フック部
18 コイル部
19 円環形掛止部
21 背面
L 引張りコイルばねの中心線

Claims (1)

  1. コイル部(18)の両端に円環形掛止部(19,19)を有する引張りコイルばね(13)を、第一部品(8)の第一フック部(14)と第二部品(5)の第二フック部(15)との間に掛渡してなる引張りコイルばね取付機構(1)において、
    前記円環形掛止部を前記第一及び第二フック部に対して掛止した状態における第一フック部と円環形掛止部との掛止点を(A)とするとき、
    前記掛止点(A)から引張りコイルばねの中心線(L)と第二フック部の背面(21)側輪郭線との交点(B)までの距離(b)を、
    第二フック部の掛止開始位置に円環形掛止部を位置させた状態における該円環形掛止部の内周から前記掛止点(A)までの最短距離(c)よりも小とし、
    前記第二フック部を、前記円環形掛止部がその掛止開始位置から掛止完了位置までその内側の面に沿って移動する間、該円環形掛止部が第二フック部の背面側に対して非接触となる形状としたことを特徴とする引張りコイルばね取付機構。
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JP2020050334A (ja) * 2018-09-19 2020-04-02 日本精工株式会社 ステアリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020050334A (ja) * 2018-09-19 2020-04-02 日本精工株式会社 ステアリング装置
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