JP2010106959A - 作業車両 - Google Patents

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雄祐 村上
Mitsuo Toyokawa
光夫 豊川
Noboru Sagawa
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Abstract

【課題】静油圧式の無段変速装置を備えた作業車両において、高負荷走行時のブレーキのきき具合を良くする。
【解決手段】静油圧式の無段変速装置22、前後進ぺダル14,15及びブレーキぺダル31,32を備えた作業車両において、前記前後進ぺダル14,15の操作により中間リンク機構36及び変速ロッド38を介して前記無段変速装置22のトラニオン軸22cを変速可能に構成し、前記無段変速装置22には前後進ぺダル14、15の非操作時にトラニオン軸22cを中立位置に復帰させる復帰スプリング44付きの中立復帰機構41を設け、該復帰スプリング44と前記ブレーキぺダル31,32との間を、ブレーキ踏み込みに関連して復帰スプリング44の張力を強くする張力強化手段42,43を介して連繋したことを特徴とする作業車両の構成とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、作業車両に関する。特に、前後輪を備え、エンジンの動力を静油圧式無段変速装置(HST)で変速して前後輪に伝達して走行する作業車両のブレーキ作動装置に関する。
ブレーキ操作時にHSTを確実に中立位置に復帰させ制動距離を短縮させる技術として、ブレーキペダルに凹部を設け、HSTを操作する変速ペダルに横向きのピンを設け、ブレーキペダルを踏み込むと凹部に変速ペダルのピンが係合し、ブレーキペダルの踏み込み時にHSTを中立位置に復帰させるようにしたものは公知である(特許文献1)。
特開平7−96781号公報
HST自体に中立復帰機構が設けられていて、上り坂や圃場のぬかるみ等の走行時にHSTに負荷がかかると、HSTのトラニオン軸の抵抗が大きくなり、中立復帰機構のリターンスプリングの設定している張力だけでは中立位置に戻りにくいという現象が発生する。従って、ブレーキペダルを踏み込んでも、HSTが回転を続け作業車両は停止しにくいという不具合が発生する。
そこで、本発明は、このような状態でも、ブレーキペダルの踏み込みによりHSTを中立位置に復帰させ、確実に停止させようとするものである。
本発明は前記課題を解決するために次のような技術的手段を講じた。
請求項1の発明は、静油圧式の無段変速装置(22)、前後進ペダル(14,15)及びブレーキペダル(31,32)を備えた作業車両において、前記前後進ペダル(14,15)の操作により中間リンク機構(36)及び変速ロッド(38)を介して前記無段変速装置(22)のトラニオン軸(22c)を変速可能に構成し、前記無段変速装置(22)には前後進ペダル(14、15)の非操作時にトラニオン軸(22c)を中立位置に復帰させる復帰スプリング(44)付きの中立復帰機構(41)を設け、該復帰スプリング(44)と前記ブレーキペダル(31,32)との間を、ブレーキ踏み込みに関連して復帰スプリング(44)の張力を強くする張力強化手段(42,43)を介して連繋したことを特徴とする作業車両としたものである。
前記構成によると、前後進ペダル(14,15)の操作により、中間リンク機構(36)及び変速ロッド(38)を介して無段変速装置(22)のトラニオン軸(22c)が変速され、また、前後進ペダル(14、15)の非操作時には、復帰スプリング(44)の張力により中立復帰機構(41)が作動し無段変速装置(22)のトラニオン軸(22c)は中立位置に復帰する。また、ブレーキペダル(31,32)のブレーキ踏み込みに時には、張力強化手段(42,43)により引っ張られて復帰スプリング(44)の張力が強くなり、この強くなった復帰スプリング(44)により中立復帰機構(41)が作動し、無段変速装置(22)のトラニオン軸(22c)は中立位置に迅速に復帰する。
請求項1の発明は、ブレーキペダル(31,32)のブレーキ踏み込みに関連して中立復帰機構(41)の復帰スプリング(44)の張力が強くなり、この強くなった復帰スプリング(44)により中立復帰機構(41)が作動し、無段変速装置(22)のトラニオン軸(22c)を中立位置に迅速に復帰させることができ、上り坂や圃場のぬかるみ走行時の無段変速装置(22)に負荷がかかるときにも、車両を確実に停止させることができる。
以下、図面に基づいてこの発明を農業用トラクタに施した実施の形態について説明する。
トラクタTは、図1乃至図3に示すように、車体前側部のボンネット1内にエンジン(図示省略)を設け、エンジンの回転動力をミッションケース2内の伝動機構を経由して左右前輪3,3及び左右後輪4,4へ伝達している。
また、前記ミッションケース2の後側上部には、作業機昇降用の油圧シリンダ(図示省略)を内装しているシリンダケース6を設け、このシリンダケース6にリフトアーム7を上下回動自在に軸架し、昇降シリンダ(図示省略)のピストンの伸縮作動により、リフトアーム7を上下回動するように構成している。また、前記ミッションケース2の後側部には、上部リンクと左右下部リンクとからなる三点リンク機構8を設けて、各種作業機を連結し、リフトアーム7により昇降するように構成している。
また、エンジンの後方には、ハンドルポスト11を立設し、ハンドルポスト11の上部にステアリングハンドル12を軸支している。ミッションケース2の上側にはフロア13を設け、フロア13上には前進ぺダル(図示省略)、後進ペダル(図示省略)、左右ブレーキペダル(図示省略)、クラッチペダル(図示省略)、アクセルペダル(図示省略)等を設けている。
また、図4に示すように、エンジンから出力された回転動力は、主クラッチ21、無段変速装置22の入力軸22aを経て油圧ポンプ22bに伝達され、油圧ポンプ22bのトラニオン軸22cの調整により油圧モータ22dが前後進切換及び無段変速されて出力軸22eに伝達される。また、出力軸22eに伝達された動力は走行伝動装置23を経て副変速装置24に伝達されて高低に変速され、更に、後輪伝動装置25を経て左右後輪4,4へ伝達され、また、前輪伝動軸26を経て左右前輪3,3に伝達される。
また、無段変速装置22の油圧ポンプ22bの出力軸22fから取り出されたPTO動力は、PTOクラッチ27a、PTO伝動装置27bを経てPTO変速装置27cに伝達され、PTO変速装置27cで変速されたPTO動力が後部PTO軸27d及びミッドPTO軸27eから取り出される。
次に、図5乃至図7に基づきブレーキ操作に関連した無段変速装置22の中立復帰構成について説明する。
トラクタの耐久試験等において稼動時間が長くなると、無段変速装置22のトラニオン軸22cの抵抗が大きくなり、上り坂や圃場のぬかるみ等の走行時に無段変速装置22に負荷がかかると、無段変速装置22の復帰スプリング44の設定している張力だけでは中立位置に戻りにくいという不具合が発生する。
このような不具合は、上り坂やぬかるみ走行等の無段変速装置22に負荷がかかったときのみに発生する現象である。従って、ブレーキペダルを踏み込んでも、無段変速装置22が回転を続けているので、トラクタは停止しにくいこととなる。このような状態でも、ブレーキペダルの踏み込みにより無段変速装置22のトラニオン軸22cを中立位置に復帰させ確実にトラクタを停止させようとするものである。
図5に示すように、フロア13には左右ブレーキペダル31,32を設け、機体フレームには左右方向に沿うように左ブレーキ軸31aを軸架し、左ブレーキペダル31を左ブレーキ軸31aの左側端部に取り付け、左ブレーキ軸31aの左側アーム31b、左側ブレーキロッド31cを介して、走行伝動経路に配設した左ブレーキ装置(図示省略)を作動可能に構成している。また、左ブレーキ軸31aには右ブレーキ筒32aを嵌合支持し、右ブレーキ筒32aの左側端部に右ブレーキペダル32を取り付け、右ブレーキ筒32aに取り付けた右側アーム32b、右側ブレーキロッド32cを介して、走行伝動経路に配設した左ブレーキ装置(図示省略)を作動可能に構成している。なお、左右ブレーキペダル31,32をロック部材により係合し一体的に操作可能に構成している。
また、図6に示すように、フレームには前進ペダル14及び後進ペダル15を左右に並列して、左右方向のペダル支持軸35に回動自在に支持し、ペダル支持軸35の下方には中間リンク機構36を設けている。この中間リンク機構36は、左右方向の中間軸36aに軸支されていて側面視で略V字型に屈折し、上方及び前方に延出しているアーム36bと、該アーム36bの前側端部と前進ペダル14のアーム部14aとの間をピン連結している連結ロッド36cとにより構成している。
そして、アーム36bの上側端部と無段変速装置22のトラニオン軸22c作動用のトラニオンアーム22gとを、長さ調整自在の変速ロッド38により連結し、アーム36bの上側端部と後進ペダル15のアーム部15aとの間を連係部材15bを介して作動可能に連繋し、無段変速装置22を前後進変速するように構成している。
また、中間リンク機構36のアーム36bの上側端部には、オートクルーズロッド39の前端を連結し、コントローラ(図示省略)の制御信号がオートクルーズロッド39を介してアーム36bに伝達され、更に、変速ロッド38を経由して無段変速装置22のトラニオン軸22cに伝達され、オートクルーズ制御走行をするように構成している。
また、無段変速装置22のトラニオン軸22cの後方には、左右ブレーキペダル31,32の踏み込みに関連して無段変速装置22のトラニオン軸22cを中立位置に強制的に復帰させる中立復帰機構41を設けている。
この中立復帰機構41は、トラニオン軸22cの後方に位置している上下方向に沿った復帰アーム41aと、その復帰アーム41aの中間部に設けている左右方向の軸回りに回動するローラ41bと、トラニオン軸22cと一体的に回動するカム面の形成されている凹部41cとにより構成されていて、凹部41cに前記ローラ41bを嵌合するにより構成している。
そして、フレームにはアーム41dにより回転できる偏心軸41eを設け、復帰アーム41aの上部に取り付けた取付板41fの穴部を偏心軸41eに嵌合支持している。しかして、アーム41dを回動調節することにより、復帰アーム41aのローラ41bとトラニオン軸22c側の凹部41cとの関係位置を調整可能に構成している。
また、この中立復帰機構41の復帰アーム41aの一端とブレーペダル31のアーム部31aとの間を、ロッド42、引張アーム43、復帰スプリング44により連結している。
前記構成によると、前進ペダル14,後進ペダル15の踏み込み操作により、トラニオン軸22cが前後回動すると、凹部41cに嵌合しているローラ41bを介して復帰スプリング4を伸長させながら復帰アーム41aを回動し、無段変速装置22は前後進に変速される。
また、左右ブレーキペダル31,32が踏み込まれると、アーム部31aが時計方向に回動し、ロッド42を介して引張アーム43が反時計方向に回動し、復帰スプリング44が前方へ引っ張られ、復帰スプリング44の張力を高めながら復帰アーム41aが前側に回動され、復帰アーム41aのローラ41b、凹部41cを介してトラニオン軸22cが中立位置に復帰回動される。
前記構成によると、ブレーキペダル31,32が非踏み込み状態では、復帰スプリング44は引張アーム43により前側に引っ張られていないので一定の引張力を維持しながら無段変速装置22のトラニオン軸22cを中立位置に復帰させるように作用している。また、ブレーペダル31が制動位置に踏み込まれると、復帰スプリング44は引張アーム43により引っ張られ伸長しながら引張力をアップした状態で、無段変速装置22のトラニオン軸22cを中立位置に復帰させることができ、ブレーキの制動力を高めることができる。
また、無段変速装置22の前進ペダル14,後進ペダル15から足を外すと、無段変速装置22のトラニオン軸22cが復帰スプリング44の作用により中立位置に復帰するので、左右ブレーキぺダル31,32をあまり使用しないで走行速度を調整しながら走行することができる。
また、図6に示すように、引張アーム43の下端部と復帰スプリング44の前端部とを連結するにあたり、復帰スプリング44の前端部に調整ねじ棒46の一端を連結し、調整ねじ棒46のねじ部に前後一対のナット46a,ロックナット46bを介して長さ調整自在に引張アーム43の下端部固定し、ナット46a,ロックナット46bにより調整ねじ棒46dの長さを調整し、がたつきをなくすことができる。
次に、図16に基づき中立復帰機構41のトラニオン軸22cと一体的に回動する凹部41cのカム面について説明する。
この凹部41cには中心部から上下カム面41cam,41camが形成されていて、復帰アーム41aのローラ41bはこのカム面41cam,41camに摺接しながら上下前後に移動し、無段変速装置22のトラニオン軸22cを中立位置に復帰させる。このカム面を仮想線で示す突出構成に対して、実線で示すように低く構成すると、前後進ぺダル14,15の踏み込み時のぺダル荷重を低減し、高負荷走行時の復帰スプリング44によるトラニオン軸22cの中立位置への復帰を円滑にすることができる。
また、前記引張アーム43の一端とブレーぺダル31のアーム部31aとの間を連結するロッド42を、図8に示すように構成してもよい。プレート42aに調整ねじ棒42bの一端を溶接して固着し、プレート42aの一端には引張アーム43を連結する孔42cを開け、アーム部31aの孔部に調整ねじ棒42bのねじ部を挿入し、前後一対のナット42d,ロックナット42eにより、長さ調整自在に固定する。このように構成することにより、ロッド42の長さを調整でき、がたつきをなくすことができる。
また、図9に示すように、前記復帰スプリング44の近傍に前輪伝動軸26の膨出したジョイント部26aが位置している場合には、復帰スプリング44のフック部44aを長く構成してジョイント部26aの側方に配置し、軸部26bの側方に巻スプリング部を配置するとよい。このように構成することにより、復帰スプリング44の巻スプリング部の径を大きくすることができ、引張力を大にすることができる。
次に、図10について説明する。復帰スプリング44の引張力をモータM1により強弱調整可能に構成している。そして、トラクタの過負荷走行の有無を、例えば、エンジン回転数センサの検出エンジン回転数と車速センサの検出車速とから所定の計算式によりを判定する。そして、過負荷走行の場合には、コントローラからの強調整指令をモータM1に出力し、復帰スプリング44の引張力を強側に調整する。このように構成によると、トラクタの過負荷走行時の無段変速装置22のトラニオン軸22cの中立状態への復帰を迅速化し、ブレーキの効き具合を良好にすることができる。
次に、図11及び図12に基づき、モア51と復帰スプリング44の干渉回避構成について説明する。
トラクタの機体下方の前後輪3,3、4,4間には、モア51を昇降自在に設けている。また、復帰スプリング44と引張アーム43とを連結するにあたり、復帰スプリング44のスプリングフック52を側面視で上方に迂回するように屈曲し、引張アーム43の下側の突出長さを短く構成している。そして、引張アーム43の下端部にスプリングフック52のねじ部をナット及びロックナットで長さ調整自在に取り付け、スプリングフック52の後側端部を復帰スプリング44の後側端部に連結している。
前記構成によると、モア51が上昇しても、モア51の上部カバー51aの上方に引張アーム43が位置し干渉を回避することができる。また、復帰スプリング44の巻スプリング部が前輪伝動軸26の下方に回避し、伸縮作動を円滑に行なうことができる。
次に、図13乃至図15に基づき復帰スプリング44の他の実施例について説明する。
ぺダルフレーム40に前記中間リンク機構36を取り付け、中間リンク機構36のアーム36bの上端にオートクルーズロッド39の前側端部を連結している。そして、中間リンク機構36のアーム36bには復帰スプリング44を介装固定し、中間リンク機構36を中立状態に復帰させるように構成している。
この復帰スプリング44は、図15に示すように、スプリング巻部44mと、スプリング巻部44mの両端から延出している前後復帰作用片44n,44nにより構成している。この前後復帰作用片44n,4nは、図15(A)に示すように、無負荷状態でスプリング巻部44mに対して前後方向に略90度の角度を形成するように突出し、スプリング巻部44mを中間軸36aに巻装固定している。そして、アーム36bの前後方向への回動により、前後復帰作用片44n,44nはバネ力を蓄積しながら前後に交叉回動し、その先端部でオートクルーズロッド39とアーム36bとを連結するピン36dを前後から挟持するように構成している。
しかして、前進ぺダル14、後進ぺダル15の踏み込み操作、あるいは、オートクルーズ制御によるオートクルーズロッド39の前後移動により、中間リンク機構36のアーム36bが回動すると、前後復帰作用片44n,44nはバネ力を蓄積しながら前後に回動偏位する。また、前進ぺダル14、後進ぺダル15の踏み込み操作の解除、あるいは、オートクルーズ制御が解除されると、復帰スプリング44の前後復帰作用片44n,44nの蓄積したバネ力により、中間リンク機構36のアーム36bが中立位置に回動復帰し、無段変速装置22のトラニオン軸22cを中立位置に復帰させる。
前記構成によると、前進ぺダル14、後進ぺダル15、中間リンク機構36及びオートクルーズ制御用のオートクルーズロッド39を利用して、復帰スプリング44を取り付けることができ、復帰スプリング44をコンパクトにまとめることができる。
次に、図17乃至図19に基づきデフロックぺダル61の支持構成について説明する。
従来の構成は、図17に示すように、車体フレームには左右ホルダ62a,62bを取り付け、デフロックぺダル61の軸部61aを左右方向に沿わせて、その左側端部を左ホルダ62aの凹状支持部により嵌合支持し、右ホルダ62bの凸状支持部で軸部61aの右側端部の凹部を嵌合支持し、デフロックぺダル61のアーム部61bにデフロックロッド61cを連結し、走行伝動経路中に設けたデフ機構61dを入切する構成であった。
このような構成であると、車体フレームのひずみ等により、左右ホルダ62a,62bの軸芯がずれると、デフロックぺダル61の軸部61aが回動しなくなる不具合が発生することがあった。
そこで、図19(A)に示すように、左ホルダ62aの凹状支持部に自動調芯ブッシュ63を介装して、デフロックぺダル61の軸部61aを嵌合支持することにより、軸部61aの左右の軸心を調整することができ、デフロックぺダル61を円滑に回動させることができる。
また、図19(B)に示すように、左ホルダ62aの凹状支持部に、内側に球面凹部の形成されているブッシュ64を調整ボルト65により軸方向に移動調整自在に取り付け、軸部61aの左側端部を球面凸部に加工し、ブッシュ64の球面凹部に軸部61aの球面凸部を嵌合支持するように構成しても、同様の効果が期待できる。
また、図19(C)に示すように、車体フレームに左右方向のデフロック軸66を取り付け、デフロックぺダル61の軸支部に設けた左右方向のパイプ61cをデフロック軸66に嵌合支持するように構成しても、同様の効果が期待できる。
トラクタの全体側面図。 トラクタの全体平面図。 トラクタの背面図。 トラクタの伝動構成を示す切断側面図。 トラクタの前後方向中間部の一部省略した側面図、平面図。 トラクタの前後方向中間部の側面図。 トラクタの前後方向中間部の平面図。 中立復帰機構のロッドの他の実施例を示す側面図、平面図、斜視図。 走行伝動軸部の側面図。 トラクタの前後方向中端部の側面図。 トラクタの前後方向中間部の側面図。 トラクタの前後方向中間部の平面図。 前後進ぺダル部の側面図、平面図。 前進ぺダル、後進ぺダル部の側面図、平面図。 復帰スプリングの側面図、平面図。 中立復帰機構部の側面図。 デフロックぺダル部の側面図。 従来装置のデフロックぺダル部の切断平面図。 デフロックぺダル部の切断平面図。
符号の説明
14 前進ぺダル
15 後進ぺダル
22 静油圧式の無段変速装置
22c トラニオン軸
31 ブレーキぺダル
32 ブレーキぺダル
36 中間リンク機構
38 変速ロッド
41 中立復帰機構
42 張力強化手段
43 張力強化手段
44 復帰スプリング

Claims (1)

  1. 静油圧式の無段変速装置(22)、前後進ぺダル(14,15)及びブレーキぺダル(31,32)を備えた作業車両において、前記前後進ぺダル(14,15)の操作により中間リンク機構(36)及び変速ロッド(38)を介して前記無段変速装置(22)のトラニオン軸(22c)を変速可能に構成し、前記無段変速装置(22)には前後進ぺダル(14、15)の非操作時にトラニオン軸(22c)を中立位置に復帰させる復帰スプリング(44)付きの中立復帰機構(41)を設け、該復帰スプリング(44)と前記ブレーキぺダル(31,32)との間を、ブレーキ踏み込みに関連して復帰スプリング(44)の張力を強くする張力強化手段(42,43)を介して連繋したことを特徴とする作業車両。
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