JP2010106728A - 排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない空気の供給にてバーナ装置での安定燃焼を可能にしてパティキュレートフィルタの再生を確実に行えるようにすると共に、バーナ装置の火炎による局部的な高温部が生じるのを防止してパティキュレートフィルタの健全性を維持できるようにする。
【解決手段】ディーゼルエンジン1の排気管20にパティキュレートフィルタ3を備えパティキュレートフィルタ3の上流で燃料を噴射して燃焼させることによりパティキュレートフィルタ3の昇温を行うバーナ装置18を備えている排気浄化装置であって、排気管20に、排気ガスGをバーナ装置18を経由してパティキュレートフィルタ3へ導く燃焼用ガス流路21と、排気ガスGをバーナ装置18を経由せずにパティキュレートフィルタ3へ導くバイパス流路22とを設け、燃焼用ガス流路21に空気24を供給する空気供給装置25を接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジン、特に、農業用等のように過酷な条件で使用されるディーゼルエンジンにおいて、高度な制御装置を備えることなしに簡単な制御で安価に排気浄化を行えるようにした排気浄化装置に関するものである。
従来より、ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレート(Particulate Matter:粒子状物質)を浄化するには、DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)をディーゼルエンジンの排気管に設置して、このようなパティキュレートフィルタによりパティキュレートを補集するようにしている。パティキュレートフィルタは、コージェライト等のセラミックから成る多孔質のハニカム構造を成しており、格子状に区画された各流路の入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路については、その出口が目封じされるようになっており、各流路を区画する多孔質薄壁を透過した排気ガスのみが下流側へ排出される一方、排気ガス中のパティキュレートが多孔質薄壁の内側表面に捕集されるようになっている。
ディーゼルエンジンから排出される排気ガス中のパティキュレートは、前記多孔質薄壁の内側表面に捕集されて堆積するため、目詰まりによって排気抵抗が増加しないうちにパティキュレートを適宜に燃焼除去してパティキュレートフィルタの再生を図る必要があるが、ディーゼルエンジンの運転状態によっては、パティキュレートが自己燃焼するほどの高い排気温度が得られない場合があり、このために、排気温度の低い運転領域では、パティキュレートの再生処理量よりも捕集量が上まわってしまい、よってこのような排気温度が低い運転状態が続いた場合には、パティキュレートフィルタの再生が良好に進まずに該パティキュレートフィルタが過捕集状態に陥る虞れがある。
そこで、パティキュレートフィルタに対するパティキュレートの堆積量が増加してきた段階で、ディーゼルエンジンにおいて通常の燃料噴射の他にポスト噴射を行うことによって排気ガスの温度を高め、パティキュレートフィルタの温度を再生温度(例えば約330℃以上)に高めることによりパティキュレートを燃焼させる強制再生を行うことが考えられている。
しかし、この方法の場合は非常に複雑な制御が必要であり、よって制御装置が高価になるという問題がある。
このため、パティキュレートフィルタの前段にバーナ装置を備え、パティキュレートフィルタに対するパティキュレートの堆積量が増加してきた段階において、バーナ装置により燃料を燃焼させてパティキュレートフィルタの温度を再生温度まで高めることによりパティキュレートを燃焼させる強制再生を行うことが考えられている。
尚、この種のバーナ装置を用いてパティキュレートフィルタを再生する技術に関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1がある。
特開平8−260944号公報
しかしながら、ディーゼルエンジンからの排気ガスに単に燃料を噴射して燃焼させるようにした場合には、排気ガスの酸素濃度が低いために燃焼が不安定となり、安定燃焼しないためにパティキュレートフィルタの再生が行われない場合が生じる問題がある。
一方、前記特許文献1に示されるように、燃料と燃焼用空気を供給するようにしたバーナ装置では、供給する燃料を完全燃焼させられる量の空気をバーナ装置に供給する必要がある。これは、空気が不足した状態では煤が発生して新たな問題を生じてしまうからである。従って、特許文献1ではバーナ装置で完全燃焼するための多くの空気を供給する必要があり、このために大型の空気ポンプを設ける必要があるが、このような大型の空気ポンプはディーゼルエンジンに搭載することが困難である。
又、前記したように、バーナ装置で完全燃焼させるようにした場合には、火炎温度が著しく高くなってしまい、このように高温となった火炎がパティキュレートフィルタに導かれると、コージェライトの耐熱温度(約1450℃)を超えてしまうことによって、パティキュレートフィルタが局部的に焼損するという問題を有していた。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、少ない空気の供給にてバーナ装置での安定燃焼を可能にしてパティキュレートフィルタの再生を確実に行えるようにすると共に、バーナ装置の火炎により局部的な高温部が生じるのを防止してパティキュレートフィルタの健全性を維持できるようにした排気浄化装置を提供することを目的としている。
本発明は、内燃機関の排気管にパティキュレートフィルタを備え該パティキュレートフィルタの上流で燃料を噴射して燃焼させることによりパティキュレートフィルタの昇温を行うバーナ装置を備えている排気浄化装置であって、前記排気管に、排気ガスを前記バーナ装置を経由してパティキュレートフィルタへ導く燃焼用ガス流路と、排気ガスをバーナ装置を経由せずにパティキュレートフィルタへ導くバイパス流路とを設け、前記燃焼用ガス流路に空気を供給する空気供給装置を接続したことを特徴とする排気浄化装置、に係るものである。
上記排気浄化装置において、バーナ装置が、燃焼用ガス流路からの排気ガスに旋回を与えて噴射するスワーラを有することは好ましい。
又、上記排気浄化装置において、空気供給装置が、複数のターボファンを直列に接続したエアーポンプであることは好ましい。
又、上記排気浄化装置において、空気供給装置が、レシプロコンプレッサと該レシプロコンプレッサの圧縮空気によって作動するエゼクタとからなるエアーポンプであることは好ましい。
又、上記排気浄化装置において、パティキュレートフィルタの前部に、排気ガスを均一温度に加熱するための均熱部材を配置することは好ましい。
上記した本発明の排気浄化装置によれば、内燃機関の排気管に、排気ガスをバーナ装置を経由してパティキュレートフィルタへ導く燃焼用ガス流路と、排気ガスをバーナ装置を経由せずにパティキュレートフィルタへ導くバイパス流路とを設け、前記燃焼用ガス流路に空気を供給する空気供給装置を接続したので、内燃機関の運転状態によって排気ガス中の酸素濃度が低い状態が生じても、空気が供給された燃焼用ガス流路からの排気ガスによって燃料噴射ノズルから噴射される燃料を安定して確実に燃焼させることができ、よってパティキュレートフィルタの再生を常に安定して行える効果がある。
燃焼用ガス流路からバーナ装置に導かれる排気ガスがバーナ装置から噴射される燃料を燃焼させるのに必要な酸素量に対して不足している分を前記空気供給装置によって供給するようにしたので、空気供給装置を少流量の空気を供給する小型のものとすることができる効果がある。
又、前記したように空気が供給された排気ガスと燃料噴射ノズルから噴射される燃料とが混合して緩慢燃焼が行われ、更にその後バイパス流路からの排気ガスが混合されて緩慢燃焼が行われることにより、局部的な高温部が生じる問題を防止でき、よってパティキュレートフィルタが局部的に焼損するといった問題を防止できる効果がある。
又、バーナ装置が、燃焼用ガス流路からの排気ガスに旋回を与えて噴射するスワーラを有することにより、バーナ装置から噴射される燃料を更に安定して均一に燃焼させられる効果がある。
又、空気供給装置として、複数のターボファンを直列に接続したエアーポンプを備えたり、或いは、レシプロコンプレッサと該レシプロコンプレッサの圧縮空気によって作動するエゼクタとからなるエアーポンプを備えることにより、小型の空気供給装置によりバーナ装置での燃料の燃焼に必要な酸素の不足分を供給することができ、よって、空気供給装置を内燃機関に容易に搭載できる効果がある。
又、パティキュレートフィルタの前部に、排気ガスを均一温度に加熱するための均熱部材を配設することにより、パティキュレートフィルタに導かれる排気ガスの温度を更に均一化することができ、よってパティキュレートフィルタが局部的に焼損するといった問題を更に確実に防止できる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図1中における符号1はディーゼルエンジン(内燃機関)であり、2は内部にパティキュレートフィルタ3が収納されたフィルタケースを示している。
パティキュレートフィルタ3は、コージェライト等のセラミックから成る多孔質のハニカム構造を成しており、格子状に区画された各流路の入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路については、その出口が目封じされるようになっており、排気ガス中のパティキュレートが多孔質薄壁の内側表面に捕集され、各流路を区画する多孔質薄壁を透過した排気ガスのみが下流側へ排出されるようにしてある。
更に、前記パティキュレートフィルタ3の上流(図1の上側)におけるフィルタケース2の中心位置には、後側のパティキュレートフィルタ3に向けて燃料を噴射する燃料噴射ノズル4を設け、更に該燃料噴射ノズル4の先端部近傍には放電によって燃料に着火するようにした放電端子5(着火手段)を設けている。
軽油からなる燃料が収容された燃料タンク6の燃料は、低圧の燃料供給ポンプ7によって前記ディーゼルエンジン1のエンジンポンプに供給されるようになっており、更に、燃料供給ポンプ7からの燃料の一部は、高圧の噴射用ポンプ8及び燃料弁9を介して前記燃料噴射ノズル4に供給されるようになっている。
前記フィルタケース2の前端(上端)内部には、燃料噴射ノズル4の先端を包囲する燃焼用開口10が形成された燃焼ガス導入室11を有する前部チャンバ12が設けてあり、該前部チャンバ12の後側(下側)には、筒形の希釈室13を形成していると共に後部内周面に排気ガスを噴出するための希釈用開口14を有する希釈チャンバ15が設けてある。
又、前部チャンバ12の燃焼用開口10には、図2に示す如く、複数の羽根16aを備えて燃料噴射ノズル4の周りから排気ガスGに旋回S(スワール)を与えて噴射するようにしたスワーラ16を設けている。
更に、パティキュレートフィルタ3の前部(上部)には、排気ガスを均一温度に加熱するためのポーラス材等からなる均熱部材17を設けている。
そして、前記燃料噴射ノズル4と、放電端子5と、燃焼ガス導入室11に設けたスワーラ16とによってバーナ装置18が構成されており、更に、該バーナ装置18と、希釈チャンバ15と、前記均熱部材17とによってパティキュレートフィルタ再生バーナ19が構成されている。
一方、前記ディーゼルエンジン1からの排気ガスGを導出する排気管20には、排気ガスGを前記燃焼ガス導入室11に供給することによりバーナ装置18における燃料噴射ノズル4の周りのスワーラ16から希釈チャンバ15の内側を通してパティキュレートフィルタ3へ導くようにした燃焼用ガス流路21と、排気ガスGを燃料噴射ノズル4を経由せずに迂回し、希釈チャンバ15の希釈室13及び希釈用開口14を通してパティキュレートフィルタ3へ導くようにしたバイパス流路22とに二股状に分岐した分岐部を形成している。更に、燃焼用ガス流路21とバイパス流路22の分岐部には、通常時には燃焼用ガス流路21を閉じて排気ガスGをバイパス流路22に流し、パティキュレートフィルタ3の再生時には排気ガスGの一部を燃焼用ガス流路21へ導くように作動するダンパ23を備えている。尚、ダンパ23に代えて流路切換弁を用いるようにしてもよく、更に、燃焼用ガス流路21に導く排気ガスGの流量を調節できるようになっていてもよい。
又、前記ダンパ23は設けることなく、燃焼用ガス流路21とバイパス流路22とに所定の割合で排気ガスGが流動されるように予め夫々の断面積等を設定しておくようにしてもよい。
更に、前記燃焼用ガス流路21には、空気24を供給することによって、燃焼ガス導入室11に供給される排気ガスG中の酸素濃度を高めるようにした空気供給装置25を接続している。図1中、25'は逆止弁である。空気供給装置25は、前記排気ガスGの圧力よりも高い圧力の空気24を供給でき、且つディーゼルエンジン1の燃焼によって酸素濃度が低下した排気ガスGの酸素濃度を、前記燃料噴射ノズル4から噴射される燃料を安定燃焼させ得る濃度まで高められる量の空気24を供給できるものを用いる。
この時、空気供給装置25としては、ディーゼルエンジン1に備えられるバッテリー充電器の電源(例えばDC12V)によって駆動できるものが好ましい。このため、本発明者らは種々のポンプについて検討を行った結果、図3に示すように、複数のターボファン26(図3では2個)を直列に接続して電動モータ27で駆動するようにしたエアーポンプ28が採用できることを見出した。このエアーポンプ28によれば、小型で排気ガスGの圧力より高い圧力で空気24を供給でき、しかもバーナ装置18で必要な酸素量に対して不足する酸素を供給できる空気24の供給量を確保でき、且つ、ディーゼルエンジン1に容易に搭載することができる。
又、前記空気供給装置25としては、図4に示すように、図示しない電動モータによりピストン29を往復動させて圧縮空気を生成するレシプロコンプレッサ30と、該レシプロコンプレッサ30からの圧縮空気によって空気を巻き込むようにしたエゼクタ31とからなるエアーポンプ32が採用できることを見出した。このエアーポンプ32によっても、小型で前記圧力と供給量を保持して空気24を供給することができ、且つ、ディーゼルエンジン1に容易に搭載することができる。
図1中、33は制御装置(ECU)であり、この制御装置33には、ディーゼルエンジン1において検出される回転数信号34とスロットル開度信号35が入力されており、更に、前記パティキュレートフィルタ3の前後の圧力差を検出する差圧計36からの差圧信号37が入力されており、この差圧信号37によって制御装置33はパティキュレートフィルタ3におけるパティキュレートの堆積状況を計測するようにしている。
そして、制御装置33は、通常時には燃焼用ガス流路21を閉じるようにダンパ23を作動させ、これによって、全ての排気ガスGをバイパス流路22により希釈チャンバ15の希釈室13へ供給し、希釈用開口14を通してパティキュレートフィルタ3へ導くことによりパティキュレートの補集を行うようにしている。
パティキュレートフィルタ3にパティキュレートが堆積されると、目詰まりによって排気抵抗が増加するので、前記差圧計36からの差圧信号37を入力している制御装置33は、パティキュレートフィルタ3へのパティキュレートの堆積を計測する。そして、パティキュレートの堆積が計測されると、制御装置33は、排気ガスGの一部を前記燃焼用ガス流路21に供給するようにダンパ23を作動させると共に、前記空気供給装置25を作動させて空気24を前記燃焼用ガス流路21に供給するようにし、更に高圧の噴射用ポンプ8を作動させると共に燃料弁9を開けて燃料噴射ノズル4に燃料を供給し、且つ、放電端子5(着火手段)により点火を行う。これにより、バーナ装置18による火炎Fが形成され、更に、この火炎Fは、前記バイパス流路22により希釈室13に供給されて希釈用開口14から噴出される排気ガスGと混合された後、均熱部材17により均一に加熱されて前記パティキュレートフィルタ3に供給され、これにより、パティキュレートフィルタ3に堆積したパティキュレートは燃焼除去されてパティキュレートフィルタの再生が行われるようになっている。
以下に、上記形態の作動を説明する。
図1の排気浄化装置の通常時には、制御装置33が燃焼用ガス流路21を閉じるようにダンパ23を作動しており、これにより、全ての排気ガスGはバイパス流路22によって希釈チャンバ15の希釈室13へ供給され、希釈用開口14を通してパティキュレートフィルタ3へ導かれることによりパティキュレートの補集が行われる。この時、前記ダンパ23は設けることなく、燃焼用ガス流路21とバイパス流路22とに所定の割合で排気ガスGが流動されるようにしてもよい。しかし、ダンパ23を設けない場合には、バーナ装置18に常時排気ガスGが流れることになるため、燃料噴射ノズル4が排気ガスGにより加熱されて燃料噴射ノズル4内で燃料がコーキングする問題が考えられるため、このコーキングの問題を防止するための手段を講じる必要があるが、前記したように、ダンパ23を設けて通常時は燃焼用ガス流路21へは排気ガスGを流さないようにすることによって、燃料噴射ノズル4内で燃料がコーキングする問題の発生を防止することは好ましい。
パティキュレートフィルタ3にパティキュレートが堆積すると、差圧計36からの差圧信号37を入力している制御装置33はパティキュレートフィルタ3へのパティキュレートの堆積を計測する。
パティキュレートの堆積が計測されると、制御装置33は、排気ガスGの一部を前記燃焼用ガス流路21に供給するようにダンパ23を作動させると共に、前記空気供給装置25を作動させて空気24を前記燃焼用ガス流路21に供給するようにし、更に高圧の噴射用ポンプ8を作動させると共に燃料弁9を開けて燃料噴射ノズル4に燃料を供給し、且つ、放電端子5(着火手段)により点火を行う。これにより、バーナ装置18による火炎Fが形成される。
バーナ装置18の火炎Fは、前記バイパス流路22から希釈室13に供給されて希釈用開口14から噴出される排気ガスGと混合された後、均熱部材17により均一に加熱されて前記パティキュレートフィルタ3に供給されるので、パティキュレートフィルタ3に堆積したパティキュレートは燃焼除去されてパティキュレートフィルタ3の再生が行われる。
上記したように、バイパス流路22と分岐した燃焼用ガス流路21に、空気供給装置25により空気24を供給するようにしたので、ディーゼルエンジン1の運転状態によって排気ガスG中の酸素濃度が低い状態が生じても、空気24が供給された燃焼用ガス流路21からの排気ガスGによって燃料噴射ノズル4から噴射される燃料を安定して確実に燃焼させることができ、従って、パティキュレートフィルタ3の再生を常に安定して行うことができる。
この時、バーナ装置18に、燃焼用ガス流路21からの排気ガスGに旋回を与えて噴射するスワーラ16を有しているので、バーナ装置18から噴射される燃料は更に安定して均一に燃焼されるようになる。
又、空気供給装置25では、燃焼用ガス流路21からバーナ装置18に導かれる排気ガスGがバーナ装置18から噴射される燃料を燃焼させるのに必要な酸素量に対して不足している分だけを供給すれば良いため、空気供給装置25は少流量の空気を供給する小型のものとすることができる。
従って、空気供給装置25として、図3に示すように、複数のターボファン26を直列に接続したエアーポンプ28を備えたり、或いは、図4に示すように、レシプロコンプレッサ30と該レシプロコンプレッサ30の圧縮空気によって作動するエゼクタ31とからなるエアーポンプ32を備えることによって、例えばディーゼルエンジン1に備えられるバッテリー充電器の電源(例えばDC12V)によって駆動できる小型のエアーポンプ28、32を採用することができ、従って、前記空気供給装置25をディーゼルエンジン1に搭載することが可能になる。
又、前記したように空気供給装置25によって空気24が供給された排気ガスGと燃料噴射ノズル4から噴射される燃料とが混合することにより緩慢燃焼が行われ、更にその後バイパス流路22から希釈室13に供給された排気ガスGが混合されて緩慢燃焼が行われることにより、局部的な高温部が生じる問題を防止できる。更に、パティキュレートフィルタ3の前部に、排気ガスGを均一温度に加熱するための均熱部材17を配設しているので、パティキュレートフィルタ3に導かれる排気ガスGの温度が更に均一化されるようになる。このように、パティキュレートフィルタ再生バーナ19により排気ガスGの温度が均一化されてパティキュレートフィルタ3に導かれるようになるので、パティキュレートフィルタ3が局部的に焼損するといった問題の発生を確実に防止することができる。
尚、本発明の排気浄化装置は、図示の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を示す全体概略図である。 バーナ装置の一部を構成するスワーラの一例を示す斜視図である。 本発明の装置に用いられる空気供給装置の一例を示す概略図である。 本発明の装置に用いられる空気供給装置の他の例を示す概略図である。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン(内燃機関)
3 パティキュレートフィルタ
16 スワーラ
17 均熱部材
18 バーナ装置
20 排気管
21 燃焼用ガス流路
22 バイパス流路
24 空気
25 空気供給装置
26 ターボファン
28 エアーポンプ
30 レシプロコンプレッサ
31 エゼクタ
32 エアーポンプ
G 排気ガス

Claims (5)

  1. 内燃機関の排気管にパティキュレートフィルタを備え該パティキュレートフィルタの上流で燃料を噴射して燃焼させることによりパティキュレートフィルタの昇温を行うバーナ装置を備えている排気浄化装置であって、前記排気管に、排気ガスを前記バーナ装置を経由してパティキュレートフィルタへ導く燃焼用ガス流路と、排気ガスをバーナ装置を経由せずにパティキュレートフィルタへ導くバイパス流路とを設け、前記燃焼用ガス流路に空気を供給する空気供給装置を接続したことを特徴とする排気浄化装置。
  2. バーナ装置が、燃焼用ガス流路からの排気ガスに旋回を与えて噴射するスワーラを有する請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. 空気供給装置が、複数のターボファンを直列に接続したエアーポンプである請求項1又は2に記載の排気浄化装置。
  4. 空気供給装置が、レシプロコンプレッサと該レシプロコンプレッサの圧縮空気によって作動するエゼクタとからなるエアーポンプである請求項1又は2に記載の排気浄化装置。
  5. パティキュレートフィルタの前部に、排気ガスを均一温度に加熱するための均熱部材を配置した請求項1〜4のいずれか1つに記載の排気浄化装置。
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