JP2010105699A - 荷物載置用金属製パレットの組立て方法及び荷物載置用金属製パレット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対の金属製コ字部材1は、複数の昇降アーム挿入用支持孔5を並設した側板部2と、側板部2から折曲された上板部3と、側板部2から折曲されて上板部3と相対向する下板部4とからなる。両コ字部材1の上板部3間と下板部4間とをそれぞれ互いに突き合せて溶接して形成した断面環状の金属製支持脚11は、互いに溶接された両上板部3からなる天板部12と、互いに溶接された両下板部4からなる底板部13と、相対向する両側板部2と、天板部12と底板部13と両側板部2とにより囲まれて延設された空室14とからなる。互いに間隔をあけて並べた各金属製支持脚11の天板部12上に、各金属製載置台を交差させて載置した状態で溶接して、各金属製支持脚11間に各金属製載置台を互いに間隔をあけて並べて架設する。
【効果】金属製支持脚11の剛性を高めるとともに金属製支持脚11を容易に形成することができる。
【選択図】図2
【効果】金属製支持脚11の剛性を高めるとともに金属製支持脚11を容易に形成することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えばフォークリフトにより荷物を搬送する際に利用する荷物載置用金属製パレット、並びにその荷物載置用金属製パレットの組立て方法に関するものである。
従来、下記特許文献1に示す金属製パレットの脚部桟は横断面上向きコの字状の脚部を有し、その脚部の上側に取着された受け台に対し本体桟が螺着されている。
特開平11−59675号公報
上記特許文献1では、本体桟に載せた荷物の荷重により生じる脚部の開きを受け台により規制することは可能であるが、脚部と本体桟以外に受け台を必要とするために部品点数が増えるとともに、脚部に対する受け台の取着構造と受け台に対する本体桟の取着構造とを必要とする。
この発明は、部品点数を減らした簡単な構造のもとで荷物昇降用金属製パレットの金属製支持脚の剛性を高めることを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜3)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明においては荷物載置用金属製パレットを下記の手順で組み立てる。
まず、図1(a)に示す一対の金属製コ字部材1を用意する。この両金属製コ字部材1は、板厚方向Yへ貫通した複数の昇降アーム挿入用支持孔5を長手方向Xへ並設した側板部2と、その側板部2の上端縁から幅方向Yへ折曲されて長手方向Xへ延設された上板部3と、その側板部2の下端縁から幅方向Yへ折曲されて上板部3と相対向して長手方向Xへ延設された下板部4とからなる。図2(a)(b)(c)に示すように、その両コ字部材1の上板部3間と下板部4間とをそれぞれ幅方向Yで互いに突き合せて溶接して断面環状の金属製支持脚11を形成する。この金属製支持脚11は、互いに溶接された両上板部3からなる天板部12と、互いに溶接された両下板部4からなる底板部13と、昇降アーム挿入用支持孔5を幅方向Yで相対向させるように相対向する両側板部2と、この天板部12と底板部13と両側板部2とにより囲まれて長手方向Xへ延設された空室14とからなる。次に、互いに間隔をあけて並べた複数の金属製支持脚11の天板部12上に、図1(b)に示す複数の金属製載置台17を交差させて載置した状態で溶接して、図3(a)(b)(c)に示すように各金属製支持脚11間に各金属製載置台17を互いに間隔をあけて並べて架設する。
請求項1の発明においては荷物載置用金属製パレットを下記の手順で組み立てる。
まず、図1(a)に示す一対の金属製コ字部材1を用意する。この両金属製コ字部材1は、板厚方向Yへ貫通した複数の昇降アーム挿入用支持孔5を長手方向Xへ並設した側板部2と、その側板部2の上端縁から幅方向Yへ折曲されて長手方向Xへ延設された上板部3と、その側板部2の下端縁から幅方向Yへ折曲されて上板部3と相対向して長手方向Xへ延設された下板部4とからなる。図2(a)(b)(c)に示すように、その両コ字部材1の上板部3間と下板部4間とをそれぞれ幅方向Yで互いに突き合せて溶接して断面環状の金属製支持脚11を形成する。この金属製支持脚11は、互いに溶接された両上板部3からなる天板部12と、互いに溶接された両下板部4からなる底板部13と、昇降アーム挿入用支持孔5を幅方向Yで相対向させるように相対向する両側板部2と、この天板部12と底板部13と両側板部2とにより囲まれて長手方向Xへ延設された空室14とからなる。次に、互いに間隔をあけて並べた複数の金属製支持脚11の天板部12上に、図1(b)に示す複数の金属製載置台17を交差させて載置した状態で溶接して、図3(a)(b)(c)に示すように各金属製支持脚11間に各金属製載置台17を互いに間隔をあけて並べて架設する。
請求項1の発明では、一対の金属製コ字部材1の側板部2に昇降アーム挿入用支持孔5を形成した後に、一対の金属製コ字部材1を互いに突き合せて溶接することにより、断面環状の金属製支持脚11を容易に形成することができるとともに、昇降アーム挿入用支持孔5を容易に形成することができる。また、請求項2の発明と同様に、金属製支持脚11を天板部12と底板部13と両側板部2と空室14とにより断面環状に形成したので、各金属製載置台17に荷物を載せたり、各支持孔5に昇降アームを挿入して金属製パレットを昇降させたりした際に、両側板部2に生じる曲げ応力に対する強度を高めて、両側板部2における幅方向Yへの振れ、例えば両側板部2間の開きを防止することができる。
請求項2の発明にかかる荷物載置用金属製パレットにおいては、図3(a)(b)(c)に示すように、互いに間隔をあけて並べた複数の金属製支持脚11間に複数の金属製載置台17を交差させて載置した状態で互いに間隔をあけて並べて架設している。この各金属製支持脚11は、図1(a)に示すように、板厚方向Yへ貫通した複数の昇降アーム挿入用支持孔5を長手方向Xへ並設した側板部2と、その側板部2の上端縁から幅方向Yへ折曲されて長手方向Xへ延設された上板部3と、その側板部2の下端縁から幅方向Yへ折曲されて上板部3と相対向して長手方向Xへ延設された下板部4とからなる一対の金属製コ字部材1を備え、図2(a)(b)(c)に示すように、その両コ字部材1の上板部3間を幅方向Yで互いに突き合せて溶接した天板部12と、その両コ字部材1の下板部4間を幅方向Yで互いに突き合せて溶接した底板部13と、昇降アーム挿入用支持孔5を幅方向Yで相対向させるように相対向する両側板部2と、この天板部12と底板部13と両側板部2とにより囲まれて長手方向Xへ延設された空室14とにより、断面環状に形成されている。図1(b)に示す前記各金属製載置台17はこの各金属製支持脚11の天板部12上に載置されて溶接されている。
請求項2の発明では、金属製支持脚11を天板部12と底板部13と両側板部2と空室14とにより断面環状に形成したので、各金属製載置台17に荷物を載せたり、各支持孔5に昇降アームを挿入して金属製パレットを昇降させたりした際に、両側板部2に生じる曲げ応力に対する強度を高めて、両側板部2における幅方向Yへの振れ、例えば両側板部2間の開きを防止することができる。
請求項2の発明を前提とする請求項3の発明において、図2(a)(b)(c)に示すように、前記各金属製支持脚11の両側板部2で相対向する昇降アーム挿入用支持孔5の内周縁に隣接する空室14で両側板部2間には補強板部15を架設している。請求項3の発明では、例えば昇降アーム挿入用支持孔5の上方で金属製支持脚11の天板部12上に載置した金属製載置台17に荷物を載せたり、その支持孔5に昇降アームを挿入して金属製パレットを昇降させたりした際に、両側板部2に生じる曲げ応力に対する強度をこの補強板部15でより一層高めることができる。また、この補強板部15を昇降アーム挿入用支持孔5の下側に設けた場合、この補強板部15により支持孔5の内周縁の面積が広がるため、昇降アーム等の案内機能を高めることができる。
請求項2または請求項3の発明を前提とする請求項4の発明において、図2(a)(b)(c)に示すように、前記各金属製支持脚11の両側板部2で相対向する昇降アーム挿入用支持孔5の内周縁には補強鍔部6を空室14側へ突出させて形成している。請求項4の発明では、請求項3の発明と同様に、両側板部2に生じる曲げ応力に対する強度をこの補強鍔部6でより一層高めることができるとともに、昇降アーム挿入用支持孔5の下側に設けた補強鍔部6により支持孔5の内周縁の面積が広がって昇降アーム等の案内機能を高めることができる。
請求項2または請求項3または請求項4の発明を前提とする請求項5の発明において、図2(a)(b)(c)に示すように、前記各金属製支持脚11の両側板部2には幅方向Yで相対向する切欠き孔9により形成された補強鍔部10を空室14側へ突出させて形成している。請求項5の発明では、例えば切欠き孔9の補強鍔部10の上方で金属製支持脚11の天板部12上に載置した金属製載置台17に荷物を載せたり、昇降アーム挿入用支持孔5に昇降アームを挿入して金属製パレットを昇降させたりした際に、両側板部2に生じる曲げ応力に対する強度をこの補強鍔部10でより一層高めることができる。
請求項2から請求項5のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項6の発明において、図2(a)(b)(c)に示すように、前記各金属製支持脚11の両側板部2の長手方向Xの両端縁には補強鍔部8を空室14側へ突出させて形成している。請求項6の発明では、例えばこの補強鍔部8の上方で金属製支持脚11の天板部12上に載置した金属製載置台17に荷物を載せたり、昇降アーム挿入用支持孔5に昇降アームを挿入して金属製パレットを昇降させたりした際に、両側板部2に生じる曲げ応力に対する強度をこの補強鍔部8でより一層高めることができる。
請求項2から請求項6のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第7の発明において、図2(a)(b)(c)に示すように、前記各金属製支持脚11の天板部12と底板部13とには複数の溶接部16を長手方向Xへ互いに間隔をあけて設けている。第7の発明では、一対の金属製コ字部材1を互いに突き合せて溶接する際、溶接部16の数を減らして、溶接作業を軽減することができる。また、天板部12に金属製載置台17を載置するために必要な天板部12の平坦性や、底板部13を床面に載置するために必要な底板部13の平坦性を確保する際に、溶接部16を削る作業を軽減することができる。
請求項2から請求項6のうちいずれか一つの請求項の発明、または第7の発明を前提とする第8の発明において、図3(c)に示すように、前記各金属製載置台17は、載置面21を有する台部18の両側で各金属製支持脚11の天板部12に溶接部22により溶接されている。第8の発明では、金属製支持脚11に対する金属製載置台17の連結を容易に行うことができる。
本発明は、断面環状の金属製支持脚11と金属製載置台17とをそれぞれ複数互いに組み立てて部品点数を減らした簡単な構造のもとで、荷物昇降用金属製パレットの金属製支持脚11の剛性を高めることができる。また、断面環状の金属製支持脚11を容易に形成することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる荷物載置用金属製パレットについて図面を参照して説明する。
図1(a)に示すように、一対の金属製コ字部材1は、アルミニウムなどの金属により成形され、水平な長手方向Xへ延びる側板部2と、その側板部2の上端縁から長手方向Xに対し直交する水平な幅方向Yへ折曲されて長手方向Xへ延設された上板部3と、その側板部2の下端縁から幅方向Yへ折曲されて上板部3と相対向して長手方向Xへ延設された下板部4とからなる。この側板部2には幅方向Yである板厚方向へ貫通された一対の支持孔5が長手方向Xへ並設されている。この両支持孔5の内周縁の全体には補強鍔部6が上板部3と下板部4との間で幅方向Yへ突出するように折曲されて形成されている。この側板部2の長手方向Xの両端縁には切込み7により形成された補強鍔部8が上板部3と下板部4との間に長手方向Xに対し45度の傾斜角度で突出するように折曲されて形成されている。この側板部2には両支持孔5間で上下方向Zへ延びる切欠き孔9により形成された補強鍔部10が上板部3と下板部4との間に長手方向Xに対し45度の傾斜角度で突出するように折曲されて形成されている。
図1(a)に示すように、一対の金属製コ字部材1は、アルミニウムなどの金属により成形され、水平な長手方向Xへ延びる側板部2と、その側板部2の上端縁から長手方向Xに対し直交する水平な幅方向Yへ折曲されて長手方向Xへ延設された上板部3と、その側板部2の下端縁から幅方向Yへ折曲されて上板部3と相対向して長手方向Xへ延設された下板部4とからなる。この側板部2には幅方向Yである板厚方向へ貫通された一対の支持孔5が長手方向Xへ並設されている。この両支持孔5の内周縁の全体には補強鍔部6が上板部3と下板部4との間で幅方向Yへ突出するように折曲されて形成されている。この側板部2の長手方向Xの両端縁には切込み7により形成された補強鍔部8が上板部3と下板部4との間に長手方向Xに対し45度の傾斜角度で突出するように折曲されて形成されている。この側板部2には両支持孔5間で上下方向Zへ延びる切欠き孔9により形成された補強鍔部10が上板部3と下板部4との間に長手方向Xに対し45度の傾斜角度で突出するように折曲されて形成されている。
図2(a)(b)(c)に示すように、前記両金属製コ字部材1の上板部3間と下板部4間とをそれぞれ幅方向Yで互いに突き合わせて点溶接することにより、金属製支持脚11が形成されている。この金属製支持脚11は、その両コ字部材1の上板部3間を幅方向Yで互いに突き合せて点溶接した天板部12と、その両コ字部材1の下板部4間を幅方向Yで互いに突き合せて点溶接した底板部13と、幅方向Yで相対向する両側板部2と、この天板部12と底板部13と両側板部2とにより囲まれて長手方向Xへ延設された空室14とにより、断面環状に形成されている。両側板部2において、支持孔5の補強鍔部6と、切込み7の補強鍔部8と、切欠き孔9の補強鍔部10とは、それぞれ、空室14側へ突出して幅方向Yで相対向している。両側板部2の各支持孔5の内周縁のうち下側内周縁の補強鍔部6の下側において、上板部15aと脚板部15bとを有する補強板部15が、両側板部2及び両下側補強鍔部6に点溶接されて両側板部2間に架設されている。この金属製支持脚11の天板部12と底板部13とには長手方向Xの両端部にある点溶接部16を含む複数の点溶接部16が長手方向Xへ互いに間隔をあけて設けられている。
図1(b)及び図3(c)に示すように、金属製載置台17は、アルミニウムなどの金属により成形され、長手方向Xへ延びて幅方向Yへ並べられた3個の山部19と、互いに隣接する両山部19間に設けられて長手方向Xへ延びる2個の谷部20とからなる台部18を有している。この各山部19上に載置面21が設けられている。幅方向Yの両側の山部19の下端縁には内側へ折曲部19aが形成されている。
図3(a)(b)に示すように、3本の金属製支持脚11が互いに間隔をあけて前後方向Aへ並べられ、この各金属製支持脚11の天板部12上に5枚の金属製載置台17が90度に交差して載置された状態で互いに間隔をあけて左右方向Bへ並べられて架設されている。5枚の金属製載置台17のうち2枚の金属製載置台17は、各金属製支持脚11の両側板部2で相対向する前記支持孔5の上方で、各金属製支持脚11の天板部12上に載置されている。5枚の金属製載置台17のうち2枚の金属製載置台17は、各金属製支持脚11の両側板部2の両端縁にある切込み7の補強鍔部8に隣接して、各金属製支持脚11の天板部12上に載置されている。5枚の金属製載置台17のうち1枚の金属製載置台17は、各金属製支持脚11の両側板部2で相対向する切欠き孔9の補強鍔部10の上方で、各金属製支持脚11の天板部12上に載置されている。図3(c)に示すように、これらの金属製載置台17は、幅方向Yの両側の山部19の下端縁の外側で点溶接部22により溶接されている。
この荷物載置用金属製パレットは、左右方向Bの両側で前後方向Aへ並ぶ各支持孔5に挿入されたフォークリフト等の昇降アームにより上下方向Cへ昇降される。
本実施形態は下記の効果を有する。
本実施形態は下記の効果を有する。
* 金属製支持脚11を断面環状に形成したので、各金属製載置台17に荷物を載せたり、各支持孔5に昇降アームを挿入して金属製パレットを昇降させたりした際に、両側板部2に生じる曲げ応力に対する強度を高めて両側板部2間の開きを防止し、金属製支持脚11の剛性を高めることができる。
* 補強板部15及び補強鍔部6を有する昇降アーム挿入用支持孔5の上方や、切込み7の補強鍔部8の上方や、切欠き孔9の補強鍔部10の上方で、金属製支持脚11の天板部12上に載置した金属製載置台17に荷物を載せたり、その支持孔5に昇降アームを挿入して金属製パレットを昇降させたりした際に、両側板部2に生じる曲げ応力に対する強度を補強板部15や補強鍔部6や補強鍔部8や補強鍔部10でより一層高めることができる。
* 一対の金属製コ字部材1の側板部2に昇降アーム挿入用支持孔5を形成した後に、一対の金属製コ字部材1を互いに突き合せて溶接することにより、断面環状の金属製支持脚11と金属製載置台17とをそれぞれ複数互いに組み立てて部品点数を減らした簡単な構造のもとで、断面環状の金属製支持脚11を容易に形成することができるとともに、昇降アーム挿入用支持孔5を容易に形成することができる。
前記実施形態以外にも例えば下記のように構成してもよい。
・ 点溶接法以外の電気抵抗溶接法、例えば突合せ溶接法やプロゼクション溶接法やシーム溶接法などや、電気抵抗溶接法以外の溶接法、例えばアーク溶接法やその他の各種特殊溶接法を採用することができる。
・ 点溶接法以外の電気抵抗溶接法、例えば突合せ溶接法やプロゼクション溶接法やシーム溶接法などや、電気抵抗溶接法以外の溶接法、例えばアーク溶接法やその他の各種特殊溶接法を採用することができる。
・ 金属製支持脚11や金属製載置台17の数を適宜変更することができる。
1…金属製コ字部材、2…側板部、3…上板部、4…下板部、5…昇降アーム挿入用支持孔、6…支持孔の補強鍔部、7…切込み、8…切込みの補強鍔部、9…切欠き孔、10…切欠き孔の補強鍔部、11…金属製支持脚、12…天板部、13…底板部、14…空室、15…補強板部、17…金属製載置台。
Claims (6)
- 板厚方向へ貫通した複数の昇降アーム挿入用支持孔を長手方向へ並設した側板部と、その側板部の上端縁から幅方向へ折曲されて長手方向へ延設された上板部と、その側板部の下端縁から幅方向へ折曲されて上板部と相対向して長手方向へ延設された下板部とからなる一対の金属製コ字部材にあって、その両コ字部材の上板部間と下板部間とをそれぞれ幅方向で互いに突き合せて溶接し、
互いに溶接された両上板部からなる天板部と、互いに溶接された両下板部からなる底板部と、昇降アーム挿入用支持孔を幅方向で相対向させるように相対向する両側板部と、この天板部と底板部と両側板部とにより囲まれて長手方向へ延設された空室とにより、断面環状の金属製支持脚を形成し、
互いに間隔をあけて並べた複数の金属製支持脚の天板部上に複数の金属製載置台を交差させて載置した状態で溶接して各金属製支持脚間に各金属製載置台を互いに間隔をあけて並べて架設する
ことを特徴とする荷物載置用金属製パレットの組立て方法。 - 互いに間隔をあけて並べた複数の金属製支持脚間に複数の金属製載置台を交差させて載置した状態で互いに間隔をあけて並べて架設した荷物載置用金属製パレットにおいて、
前記各金属製支持脚は、
板厚方向へ貫通した複数の昇降アーム挿入用支持孔を長手方向へ並設した側板部と、その側板部の上端縁から幅方向へ折曲されて長手方向へ延設された上板部と、その側板部の下端縁から幅方向へ折曲されて上板部と相対向して長手方向へ延設された下板部とからなる一対の金属製コ字部材を備え、
その両コ字部材の上板部間を幅方向で互いに突き合せて溶接した天板部と、その両コ字部材の下板部間を幅方向で互いに突き合せて溶接した底板部と、昇降アーム挿入用支持孔を幅方向で相対向させるように相対向する両側板部と、この天板部と底板部と両側板部とにより囲まれて長手方向へ延設された空室とにより、断面環状に形成され、
前記各金属製載置台はこの各金属製支持脚の天板部上に載置されて溶接されている
ことを特徴とする荷物載置用金属製パレット。 - 前記各金属製支持脚の両側板部で相対向する昇降アーム挿入用支持孔の内周縁に隣接する空室で両側板部間には補強板部を架設したことを特徴とする請求項2に記載の荷物載置用金属製パレット。
- 前記各金属製支持脚の両側板部で相対向する昇降アーム挿入用支持孔の内周縁には補強鍔部を空室側へ突出させて形成したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の荷物載置用金属製パレット。
- 前記各金属製支持脚の両側板部には幅方向で相対向する切欠き孔により形成された補強鍔部を空室側へ突出させて形成したことを特徴とする請求項2または請求項3または請求項4に記載の荷物載置用金属製パレット。
- 前記各金属製支持脚の両側板部の長手方向両端縁には補強鍔部を空室側へ突出させて形成したことを特徴とする請求項2から請求項5のうちいずれか一つの請求項に記載の荷物載置用金属製パレット。
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Legal Events
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