JP2010101576A - 回転型磁気式温度調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気遮蔽体を設けることなく小型化できるようにする。
【解決手段】磁気作業物質15a〜15cが、永久磁石モータ3の磁気回路途中であるヨーク10の配設領域脇に周方向に沿って配設されている。磁気作業物質15a〜15cに印加する磁場を連続的に変化させながら、熱交換器は磁気作業物質15a〜15cに水などの媒体をポンプ13によって流動させることで熱交換する。
【選択図】図2
【解決手段】磁気作業物質15a〜15cが、永久磁石モータ3の磁気回路途中であるヨーク10の配設領域脇に周方向に沿って配設されている。磁気作業物質15a〜15cに印加する磁場を連続的に変化させながら、熱交換器は磁気作業物質15a〜15cに水などの媒体をポンプ13によって流動させることで熱交換する。
【選択図】図2
Description
本発明は、磁気熱量効果を利用して熱交換を行う回転型磁気式温度調整装置に関する。
この種の磁気熱量効果を利用して熱交換を行う技術が供されている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、磁気作業物質に磁界(磁場)を印加したり磁界を取り去ったりすることで、磁気エントロピーを大きく変化させて磁気熱量効果を生じさせ、熱交換器により熱交換する技術を示している。
特許文献1に記載された技術思想によれば、複数の磁気作業物質を複数のグループに分けて温度調整媒体用配管に沿って配置し、磁気遮蔽部と磁気通過部とを備えた磁気遮蔽体が、磁気作業物質に磁界が印加されている状態から磁界の印加が阻止された状態に変化する時期が、各グループの、温度調整媒体供給装置側に配置されている磁気作業物質から、被温度調整体側に配置されている磁気作業物質の方向に、順次遅れるように構成されている。これは、磁気作業物質が不連続に存在するときに磁気遮蔽体の回転時に発生するコギングトルクを少なくすることができ熱交換を連続的に効率よく行うことができるためである。
特開2006−308197号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術思想を適用すると、磁気遮蔽体やグループ分けした磁気冷凍材毎の配管等が必要となってしまい、装置が大型化してしまう。
本発明は、磁気遮蔽体を設けることなく小型化できるようにした回転型磁気式温度調整装置を提供することにある。
本発明は、磁気遮蔽体を設けることなく小型化できるようにした回転型磁気式温度調整装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、永久磁石モータにより構成された回転駆動部と、印加される外部磁場の変化によって温度変化する磁気作業物質が、前記永久磁石モータの磁気回路途中であるヨークまたは/およびティースまたはその配設領域付近に配設され、前記磁気作業物質に媒体をポンプにより流動させて熱交換する熱交換器とを備え、前記回転駆動部は、前記永久磁石モータを構成する回転子の回転に応じて前記磁気作業物質に印加する磁場を連続的に変化させることを特徴としている。
本発明によれば、磁気遮蔽体を設けることなく小型化できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図6を参照しながら説明する。図1は、回転型磁気式温度調整装置の縦断面構成を概略的に示している。この図1に示すように、回転型磁気式温度調整装置1は、ハウジング2内に取り付けられた回転駆動部としてのモータ3を主として構成されている。モータ3は、所謂永久磁石モータにより構成されている。このモータ3の中心には回転軸4が挿通されている。ハウジング1にはベアリング5が固着されており、回転軸4はベアリング5に支承されている。
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図6を参照しながら説明する。図1は、回転型磁気式温度調整装置の縦断面構成を概略的に示している。この図1に示すように、回転型磁気式温度調整装置1は、ハウジング2内に取り付けられた回転駆動部としてのモータ3を主として構成されている。モータ3は、所謂永久磁石モータにより構成されている。このモータ3の中心には回転軸4が挿通されている。ハウジング1にはベアリング5が固着されており、回転軸4はベアリング5に支承されている。
図2は、モータ内の横断面構造を概略的に示している。モータ3は、回転子6、固定子7を有している。回転子6は、筒中心を回転軸4が貫通して圧入または接着された円筒状の回転子コア8と、回転子コア8の外周に例えば等間隔で配設または埋設された複数の永久磁石9とを備えており、複数の永久磁石9は回転軸4の回転方向に隣り合う磁石の極性(N,S)が異なるように接着固定されている。これにより、回転軸4は回転子6の回転に応じて回転可能になっている。複数の永久磁石9は必ずしも等間隔に配置されていなくても良い。
これらの複数の永久磁石9は、それぞれ回転子コア8の外周面に沿って固着されており、永久磁石9はそれぞれその中央が厚く両端にかけて次第に薄くなる形状をなしている。これにより、コギングトルクを極力小さくできる。尚、本実施形態では、図2に示すように4極6スロット構成を示しているが、コギングトルクが小さくなる8極9スロット構成に適用しても良い。すなわち、極数とスロット数との組合せは特に限られない。
回転子6と離間して固定子7が配設されている。この固定子7は、例えば所定形状に打ち抜いた電磁鋼板などの磁性体により構成されており、ヨーク10と、複数のティース11とを備えている。ヨーク10は、例えば円環状に構成されフレーム(図示せず)によって固定子7の外周囲に沿って連結されている。ヨーク10のフレームは後述する磁気作業物質15a〜15cを固定するために設けられている。
複数のティース11は、それぞれ、ヨーク10の円環の周方向に互いに等間隔で離間した位置において、その中心側の回転軸4の軸中心方向に向けて構成されており、当該ティース11の内端が回転子6を構成する永久磁石9と所定のエアギャップを介して対向するように配設されている。複数のティース11にはそれぞれ固定子巻線12が巻回されており、当該固定子巻線12には図示しない駆動装置から通電可能に構成され回転軸4を中心に回転子6を回転可能に構成されている。
図1に示すように、ポンプ13がハウジング1内に配設されており、回転軸4にはポンプ13が取り付けられている。したがって、モータ3は回転軸4を介してポンプ13と連結されており、当該ポンプ13を駆動する機能を備えている。これにより、ハウジング1の外部に他のポンプ13の駆動源を設ける構成に比較して小型化できる。ポンプ13には配管14が接続されており、当該配管14中には媒体14a、14b、14cが流動可能になっている。媒体14a、14b、14cは例えば水などの液体による。
図2に示すように、複数のティース11の外端間に位置したヨーク10を連結するフレーム内には、熱交換器15の一部がヨーク10の円環の周方向に沿って配設されている。当該領域に配設された熱交換器15の外壁は、多数の通孔を有するアクリルなどによって構成され、当該外壁内には磁気作業物質15a、15b、15cが充填されている。言いかえると、磁気作業物質15a、15b、15cは、それぞれ、ティース11、11の外端にそれぞれ接続されたヨーク10、10の対向領域に構成されている。これらの磁気作業物質15a、15b、15cは、互いに1つのティース11の配設領域を周方向に挟んで互いに離間して配設されている。磁気作業物質15a、15b、15cは、例えばガドリニウム(Gd)強磁性体、もしくは、ランタン−鉄−シリコン(La−Fe−Si)系等の磁性体によって多数の球状粒子、細粒子による磁気熱量効果を有する材質により構成されている。
ポンプ13には配管14を通じて冷熱部16が接続されており、冷熱部16の配置領域の熱交換器15を挟んだ逆側には配管14を通じて排熱部17が接続されている。冷熱部16および排熱部17は互いに離間してハウジング2の外部に配設され、冷熱部16は冷熱を蓄積し排熱部17から温熱を排熱するように構成されている。
図1には図示していないが、図3に示すように、ポンプ13には配管14を通じてロータリ弁18が接続されており、媒体14a〜14cをそれぞれ磁気作業物質15a〜15cにロータリ弁18を通じて流動可能に構成されている。
図4は、ロータリ弁18の構造の一例を概略的に示している。図4に示すように、ロータリ弁18は、外周を覆うケーシング19と、当該ケーシング19の内側において軸中心に周回可能に配設されたロータ20とを備えており、ロータ20の外縁には複数(偶数)の切欠部20a、20bが形成されている。複数の切欠部20a、20bは、ロータ20の軸20cを中心として当該ロータ20の外縁の対向位置に設けられている。尚、ロータ20の軸20cを回転軸4と連結しモータ3の駆動に応じてロータ20を回転させると良い。
ポンプ13が作動すると同時にロータリ弁18のロータ20が回動すると、当該回動作用に応じて、切欠部20a、20bは、磁気作業物質15aに通ずる媒体14a、磁気作業物質15bに通ずる媒体14b、磁気作業物質15cに通ずる媒体14c、の入口および出口を順次開閉可能になっている。
ロータリ弁18は、媒体14aが磁気作業物質15aの配設領域への流入口に流入可能になるときには媒体14aが磁気作業物質15aの配設領域からの流出口を経て流出可能になり、他の磁気作業物質15b、15cに対する流動(流入/流出)を不可とする。また、媒体14bの磁気作業物質15bに対する流動、媒体14cの磁気作業物質15cに対する流動についても同様になっている。尚、ロータリ弁18は、3つの流動口(流入口/流出口)のうち1つの流動口が通ずるときには他の2つの流動口を閉鎖するように切欠部20a、20bの位置を調整しているが、3つの流動口のうち2つの流動口を同時に通ずるように切欠部20a、20b等を形成し、このとき1つの流動口が閉鎖するように構成しても良い。
回転軸4が回転すると、磁気作業物質15a〜15cにそれぞれ媒体14a〜14cが流動する。また、磁気作業物質15a〜15cが永久磁石モータ3の磁気回路途中に配設されているため、各磁気作業物質15a〜15cに印加される磁界が回転軸4の回転に合わせて変化する。
図5は、この磁界印加タイミングと熱輸送タイミングとを合わせて示しており、図6は、磁気作業物質の配設領域に印加される磁束密度の解析結果を示している。図6に示すように、磁束密度は通常のモータの特性と同様に電気角(回転角)の位置に応じて例えば0T〜所定値(例えば1.2T)程度まで連続的に変化する。
図2に示すように、磁気作業物質15a、15b、15c、15a、15b、15cが、それぞれ6極のティース11を連結するヨーク10の対向位置に配設されていると、図5に示すように、印加される磁場が互いに120度のズレを生じることになる。磁気作業物質15a〜15cは、磁束密度が例えば1.2T程度の最高値まで高くなるときに温熱を発熱し、例えば0T付近の最低値まで低くなるときに冷熱を発する。
ロータリ弁18が、この磁場の変化に合わせて媒体14a〜14cを磁気作業物質15a〜15cに流動(流入/流出)させるように動作する。すると、熱交換器15は、ポンプ13により媒体14a〜14cを磁気作業物質15a〜15c内外の冷熱部16、排熱部17に配管14を通じて流動(流出/流入)させることで熱交換することができる。
図5を用いて具体的に説明する。磁気作業物質15aに磁界が印加されると、磁気作業物質15aは発熱し(図5の(1A))、その後、磁場が最大となる回転角付近においてロータリ弁18の作用により媒体14aが磁気作業物質15aに流入し、媒体14aを排熱部17に流動することで温熱を輸送する(図5の(2A))。
その後、磁気作業物質15aに印加される磁場が低下すると同時にモータ3の電気角の違いに応じて磁気作業物質15bに印加される磁場が高くなる。ロータリ弁18は磁気作業物質15a〜15cに媒体14a〜14cを非流動状態とする。磁気作業物質15aは吸熱する(図5の(3A))が、この吸熱期間とほぼ同時に磁気作業物質15bは発熱する(図5の(3B))。
その後、磁気作業物質15aへの印加磁場が最低となる付近では、ロータリ弁18の作用により媒体14aが磁気作業物質15aに流入し、媒体14aを冷熱部16に流出することで冷熱を輸送する(図5の(4A))。他方、磁気作業物質15bに対する印加磁場が最大となる付近ではロータリ弁18の作用により媒体14bが磁気作業物質15bに流入し、媒体14bを排熱部17に流出することで温熱を輸送する(図5の(4B))。
その後、磁気作業物質15bに印加される磁場が低下すると同時にモータ3の電気角の違いに応じて磁気作業物質15cに印加される磁場が高くなる。ロータリ弁18は磁気作業物質15a〜15cに媒体14a〜14cを非流動状態とする。磁気作業物質15aは吸熱する(図5の(5B))が、この吸熱期間とほぼ同時に磁気作業物質15cは発熱する(図5の(5C))。
磁気作業物質15bへの印加磁場が最低となる付近では、ロータリ弁18の作用により媒体14bが磁気作業物質15bに流入し冷熱部16に流出することで冷熱を輸送する(図5の(6B))。他方、磁気作業物質15cに対する印加磁場が最大となる付近ではロータリ弁18の作用により媒体14cが磁気作業物質15cに流入し、媒体14cを排熱部17に流出することで温熱を輸送する(図5の(6C))。このような動作が繰り返されることで冷却装置1は冷熱を輸送することができる。
本実施形態によれば、磁気作業物質15a〜15cが永久磁石モータ3の磁気回路途中であるヨーク10の配設領域脇(ヨーク10を連結するフレーム内)に周方向に沿って配設され、磁気作業物質15a〜15cにそれぞれ印加する磁場を連続的に変化させながら、熱交換器15は磁気作業物質15a〜15cにそれぞれ媒体14a〜14cをポンプ13により流動させて熱交換するため、磁気遮蔽体を設ける必要がなくなり小型化できる。ハウジング2内に一体化されているため、従来構成に比較して配管14の長さを短くすることができる。
また、媒体14a〜14cを流動させるポンプ13は、回転軸4を介して永久磁石モータ3と連結され、当該モータ3はポンプ13を駆動して媒体14a〜14cを流動させているため、ポンプ13の駆動機構を磁気冷凍用の磁界発生装置と兼用できるようになり、ポンプ13を駆動する駆動機構を別途設けることなく構成でき、より小型化できる。
また、ロータリ弁18は、回転軸4を介してポンプ13と連結され、モータ3による回転に応じてロータリ弁18を開閉する場合には、ロータリ弁18の駆動機構を磁気冷凍用の磁界発生装置と兼用できるため、ロータリ弁18を駆動する駆動機構を別途設けることなく構成でき、より小型化できる。
また、4極6スロット構成、または8極9スロット構成を適用して構成する場合には、コギングトルクを小さくすることができ、回転駆動用のモータ3を小型化できる。
また、4極6スロット構成、または8極9スロット構成を適用して構成する場合には、コギングトルクを小さくすることができ、回転駆動用のモータ3を小型化できる。
(第2の実施形態)
図7および図8は、本発明の第2の実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、磁気作業物質をティースの配設領域付近に設置しているところにある。前述実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し以下異なる部分について説明する。
図7および図8は、本発明の第2の実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、磁気作業物質をティースの配設領域付近に設置しているところにある。前述実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し以下異なる部分について説明する。
図7は、モータ3に代わるモータ21の内部構造を概略的に示している。
図7に示すように、ヨーク10は円環状に連設して構成されている。前述実施形態に示したように、ティース11は、周方向に離間して所定個(例えば6個)配設されているが、隣り合う2個のティース11間の周方向中央には当該ティース11とは別に1つの突極部22が他のティースとしてそれぞれ構成され、当該突極部22は回転中心側に位置する回転軸4の方向に向けて構成されている。
図7に示すように、ヨーク10は円環状に連設して構成されている。前述実施形態に示したように、ティース11は、周方向に離間して所定個(例えば6個)配設されているが、隣り合う2個のティース11間の周方向中央には当該ティース11とは別に1つの突極部22が他のティースとしてそれぞれ構成され、当該突極部22は回転中心側に位置する回転軸4の方向に向けて構成されている。
突極部22の内端は回転子6を構成する永久磁石9と所定のエアギャップを介して対向するように配設されている。複数のティース11にはそれぞれ固定子巻線12が巻回されているものの、突極部22には固定子巻線12が巻回されておらず、突極部22の周囲には磁気作業物質15a〜15cが配設されている。
図8は、突極部およびその周辺の磁束密度を電気角に応じて概略的に示している。この図8に示すように、突極部22の磁束密度は電気角に応じて変化する。したがって、固定子巻線12に通電されると、磁気作業物質15a〜15cに印加される磁場も連続的に変化し、前述実施形態とほぼ同様の作用効果を奏することになる。
本実施形態によれば、磁気作業物質15a〜15cが突極部22の周囲に配設されているため、印加する磁束密度を連続的に変化させることができ、前述実施形態とほぼ同様の作用効果を奏する。
本実施形態によれば、磁気作業物質15a〜15cが突極部22の周囲に配設されているため、印加する磁束密度を連続的に変化させることができ、前述実施形態とほぼ同様の作用効果を奏する。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
冷却のみを行う冷却装置1に適用したが、排熱部17を温熱に利用することができるため、回転型磁気式温熱装置に適用しても良いし、冷却および温熱の両効果または何れか一方の効果を備えた回転型温度調整装置に適用できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
冷却のみを行う冷却装置1に適用したが、排熱部17を温熱に利用することができるため、回転型磁気式温熱装置に適用しても良いし、冷却および温熱の両効果または何れか一方の効果を備えた回転型温度調整装置に適用できる。
4極6スロット構成、または、8極9スロット構成に限らず、2×m極、3×nスロット構成(m、nは整数)に適用できる。
回転子6の構造は、ラジアルエアギャップ形またはアキシャルエアギャップ形の何れでも良い。また前述では内転型に適用した実施形態を示したが、内側に固定子を配置し当該固定子の外側を覆うように回転子を配置し、複数のティースを回転軸に対して中央から放射状に配設した構造をなす外転型に適用しても良い。また、モータ3、21として表面磁石型(SPM)、内部磁石型(IPM)の何れを適用しても良い。ポンプ13を、ハウジング2外に設置しても良い。この場合、ポンプ13の駆動源となるモータをハウジング2の外部に設けると良い。また、ロータリ弁18の駆動用モータをハウジング2の外部に設けても良い。
回転子6の構造は、ラジアルエアギャップ形またはアキシャルエアギャップ形の何れでも良い。また前述では内転型に適用した実施形態を示したが、内側に固定子を配置し当該固定子の外側を覆うように回転子を配置し、複数のティースを回転軸に対して中央から放射状に配設した構造をなす外転型に適用しても良い。また、モータ3、21として表面磁石型(SPM)、内部磁石型(IPM)の何れを適用しても良い。ポンプ13を、ハウジング2外に設置しても良い。この場合、ポンプ13の駆動源となるモータをハウジング2の外部に設けると良い。また、ロータリ弁18の駆動用モータをハウジング2の外部に設けても良い。
ヨーク10の円環の周方向に沿う領域のみ、突極部22の周囲のみに磁気作業物質15a〜15cを配設した実施形態を示したが、固定子7を構成するヨーク10を円環の周方向に連設し、磁気作業物質15a〜15cをヨーク10の周囲に直接取り付けて構成した形態に適用しても良いし、ティース11に直接取り付けるように配設しても良い。ヨーク10およびティース11の両者に配設されていても良いし、それらの両者の周辺に配設されていても良い。磁気作業物質15a〜15cが永久磁石モータ3により構成される磁気回路途中に配設されていればどのように配置しても良い。
図面中、1は冷却装置(磁気式温度調整装置)、3、21はモータ(回転駆動部、永久磁石モータ)、10はヨーク、11、22はティース、12は巻線、13はポンプ、14a〜14cは媒体、15a〜15cは磁気作業物質を示す。
Claims (4)
- 永久磁石モータにより構成された回転駆動部と、
印加される外部磁場の変化によって温度変化する磁気作業物質が、前記永久磁石モータの磁気回路途中であるヨークまたは/およびティースまたはその配設領域付近に配設され、前記磁気作業物質に媒体をポンプにより流動させて熱交換する熱交換器とを備え、
前記回転駆動部は、前記永久磁石モータを構成する回転子の回転に応じて前記磁気作業物質に印加する磁場を連続的に変化させることを特徴とする回転型磁気式温度調整装置。 - 前記ポンプは前記回転駆動部に回転軸を介して連結され、
前記回転駆動部は、前記ポンプを駆動する機能を兼ねていることを特徴とする請求項1記載の回転型磁気式温度調整装置。 - 前記ポンプと回転軸を介して連結されたロータリ弁を備え、
前記回転駆動部による回転駆動位置に応じて前記ロータリ弁を開閉することを特徴とする請求項1または2記載の回転型磁気式温度調整装置。 - 前記回転駆動部として、2×m極、3×nスロット構成(m、nは整数)の永久磁石モータを適用したことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の回転型磁気式温度調整装置。
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