JP2010101536A - 加熱調理器、電力使用量制御システム - Google Patents

加熱調理器、電力使用量制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】電力使用可能量が経時変化する環境下において、使用可能な電力量の制限により自動調理機能の利用が妨げられることなく、使い勝手のよい加熱調理器を提供する。
【解決手段】電力上限値決定手段106は、当該加熱調理器100が使用可能な電力量の値を当該加熱調理器100の外部より受け取り、当該加熱調理器100の定格電力値と比較して低い方を上限値として決定し、電力配分決定手段107は、当該加熱調理器100の使用電力量を電力上限値決定手段106の決定した上限値以下にするとともに、自動調理のために用いられる加熱手段が必要とする電力量を満たすよう電力量の配分を決定し、制御手段103は、各加熱手段の使用電力量が電力配分決定手段107の決定した配分を超過している場合はその加熱手段の加熱出力を当該配分以下に抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱調理器、および加熱調理器の電力使用量を制御するシステムに関するものである。
一般に、各住戸では、電力会社から供給された電力を、分電盤を介し各部屋の回路に分岐、供給している。分電盤には主幹の遮断器、あるいは電力会社との契約電力にかかわる電力制限を行う遮断器が設置されている。当該住戸では、遮断器により最大電力使用量が制限されるので、ユーザは安全に電気を使用することができる。
一方、電気をエネルギーとする加熱調理器は、その安全性、利便性から広く普及が進んでいる。しかし、強い火力で調理する際に大きな電力を消費するため、遮断器の容量によっては、他の電気機器を同時に使用すると、遮断器の容量を超過し遮断器がOFFすることがある。
上記に関連した技術として、加熱調理器に関し、『設置される電力環境に合わせて十分に使用可能な熱調理器を提供すること』を目的とする技術として、『本発明に係る加熱調理器1は、電力により駆動する加熱調理器において、被加熱物を加熱するための複数の加熱手段15、16、17、18、19と、調理器の動作を制御する制御手段25、27と、前記制御手段25.27に調理器の操作・設定情報等を入力する操作手段26と、調理器全体で消費される総電力量の上限値としての定格電力を設定する定格電力設定手段31とを備え、前記定格電力設定手段31により定格電力を変更可能なことを特徴とする。』というものが提案されている(特許文献1)。
また、誘導加熱調理器に関し、『複数の誘導加熱装置を使用したときの総電力量を制限する為に、複数の誘導加熱装置の出力レベルを同時に制限すると共に、使用者に制限されていることを表示し警告する。』ことを目的とした技術として、『誘導加熱装置2および6と、各々の前記誘導加熱装置を個々にオンオフするあるいは出力レベルを変更するための操作手段13を備え、前記複数の誘導加熱装置2および6が同時にオンしているとき、同時に既設定の最大出力レベルより小さい既設定出力レベルに制限する誘導加熱調理器。』というものが提案されている(特許文献2)。
また、電気機器システムに関し、『一の電力系統から電力の供給を受ける複数の電気機器を有するシステムにおいて、優先度の高い電気機器を使用中、優先度の低い電気機器の消費電力を低減して、システム全体の電力需要を一定値以下に抑制する。』ことを目的とする技術として、『電子レンジ2からデマンド制御要求を出力し、デマンドコントローラ3にてこのデマンド制御要求を受け、空調機1に電力値指令を出力する。空調機1ではこの電力値指令を受けて、消費電力低減のための能力制御を行い、その制御が完了したことを検出して、能力制御中(低減完了)信号を出力する。デマンドコントローラ3にて、能力制御中信号を受けて、動作許可信号を出力し、電子レンジ2ではこの動作許可信号を受けて加熱を開始し、加熱終了を検出してデマンド信号の解除指示を出力する。デマンドコントローラ3にてこのデマンド信号の解除指示を受け、空調機1に電力値指令を出力し、空調機1ではその能力を回復する。』というものが提案されている(特許文献3)。
また、加熱調理器のなかには、自動調理機能を備えているものがある。
自動調理機能とは、所定のアルゴリズムを用いて、調理開始から終了までの間の加熱出力を、調理の進行状況に応じて自動的に調整するものである。例えば、調理開始時点では強火にし、その後に中火にして最後にまた強火にする、といった加熱出力の調整を、自動的に行う。
自動調理機能の具体例としては、以下の(1)〜(4)のような様々なものがある。
(1)タイマーにより設定された時間の経過により自動的に加熱動作を終了する。
(2)加熱手段としてのグリルで、火力を一定に保持し、魚などを設定した加熱状態にするように調理を行う。
(3)グリル庫内やてんぷらなどの揚げ物油などの温度を一定に保つ。
(4)炊飯の工程にあわせ、火力を自動調整する。
特開2005−76997号公報(要約) 特開2002−190376号公報(要約) 特開平11−98688号公報(要約)
自動調理機能を用いるためには、調理中の各時点で自動調理機能が設定する加熱出力を提供できるだけの電力量が加熱手段に割り当てられている必要がある。必要な加熱出力が得られなければ、調理の出来具合に影響を及ぼすからである。
これに対し、上記特許文献1〜3に記載の技術では、住戸内における各電気機器の使用電力の状況が時々刻々と変化する環境下において、必ずしも自動調理を行うために必要な電力量が加熱手段に割り当てられない可能性がある。
上記特許文献1に記載の技術では、定格電力設定手段31で設定した定格電力が使用可能電力の上限値となるが、遮断器の容量や、上記のような時々刻々と変化する他の電気機器の使用状況によっては、定格電力未満の電力量しか使用できない場合もある。
即ち、上記特許文献1に記載の技術では、加熱調理器が使用可能な電力量が経時変化する環境下において、必ずしも最良の使い勝手を提供することができない。
上記特許文献2に記載の技術では、オン状態にある誘導加熱装置の出力レベルが一律に制限される。そのため、特定の誘導加熱装置のみ火力を維持するといった、個別の使用状況に合わせた火力制御は困難である。
上記特許文献3に記載の技術では、機器単位で能力制御を行うことができるが、1つの機器が電力を消費する複数の機能を有する場合、各機能を個別に制限することについては考慮されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電力使用可能量が経時変化する環境下において、使用可能な電力量の制限により自動調理機能の利用が妨げられることなく、使い勝手のよい加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物を加熱する加熱調理器であって、電力を使用して被加熱物を加熱する1つ以上の加熱手段と、前記加熱手段の加熱動作を制御する制御手段と、前記加熱手段の加熱出力を自動調整して自動調理を行う自動調理制御手段と、当該加熱調理器の使用可能電力量の上限値を決定する電力上限値決定手段と、各前記加熱手段の使用電力量の配分を決定する電力配分決定手段と、を備え、前記電力上限値決定手段は、当該加熱調理器が使用可能な電力量の値を当該加熱調理器の外部より受け取り、当該加熱調理器の定格電力値と比較して低い方を前記上限値として決定し、前記電力配分決定手段は、当該加熱調理器の使用電力量を前記電力上限値決定手段の決定した上限値以下にするとともに、前記自動調理のために用いられる前記加熱手段が必要とする電力量を満たすよう前記配分を決定し、前記制御手段は、各前記加熱手段の使用電力量が前記電力配分決定手段の決定した配分を超過している場合はその加熱手段の加熱出力を当該配分以下に抑制するものである。
本発明に係る加熱調理器によれば、加熱調理器全体の使用可能電力量が制限されている場合でも、加熱調理器全体が一律に使用可能電力量を制限されるのではなく、自動調理に必要な電力量は確保される。
これにより、使用可能電力量が制限されているときでも、自動調理が妨げられることがなく、使い勝手のよい加熱調理器を提供することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の機能ブロック図である。
加熱調理器100は、制御手段103、操作手段104、表示手段105、電力上限値決定手段106、電力配分決定手段107、自動調理制御手段108、第1加熱手段111、第2加熱手段112を備える。
制御手段103は、加熱調理器100の全体動作を制御する。
制御手段103は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンなどの演算装置とその動作を規定するソフトウェアで構成することもできる。
操作手段104は、ユーザが第1加熱手段111や第2加熱手段112の加熱出力の設定などの操作入力を行うための操作パネルなどで構成されている。ユーザが入力した操作内容は制御手段103に出力される。制御手段103はその操作内容に対応した制御動作を実行する。
表示手段105は、制御手段103の指示に基づき情報を表示する。
表示手段105は、例えば液晶ディスプレイなどの表示デバイスを用いて構成することができる。
電力上限値決定手段106は、加熱調理器100の外部より、加熱調理器100全体で使用することのできる許容電力値の通知を受け取る。そして、この値と加熱調理器100の定格電力値のうちいずれか小さいほうを、加熱調理器100の使用可能電力量の上限値として決定する。詳細は後述する。
また、電力上限値決定手段106は、上記許容電力値の通知を受け取るための通信インターフェースなどを適宜備える。
電力配分決定手段107は、電力上限値決定手段106が決定した上限値に基づき、第1加熱手段111と第2加熱手段112の使用可能電力量の配分を決定する。
自動調理制御手段108は、ユーザが操作手段104で指定した自動調理メニューの設定にしたがって、自動調理を行うよう指定された加熱手段の加熱出力を、調理の進行に合わせて自動調整する。
電力上限値決定手段106、電力配分決定手段107、自動調理制御手段108は、これらの機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンなどの演算装置とその動作を規定するソフトウェアで構成することもできる。
また、制御手段103の一機能として構成してもよいし、独立の機能部として構成してもよい。
第1加熱手段111と第2加熱手段112は、加熱調理器100に供給される電力を使用して被加熱物を加熱する。
第1加熱手段111と第2加熱手段112は、同種類の加熱手段であってもよいし、異なる種類の加熱手段であってもよい。例えば、第1加熱手段111は誘導加熱手段、第2加熱手段112は電気ヒータ、といった構成が考えられる。
また、第1加熱手段111と第2加熱手段112の加熱出力は、必ずしも同一でなくともよい。
図1では、第1加熱手段111と第2加熱手段112の2つの加熱手段を備える構成を例示したが、加熱手段の数はこれに限られるものではない。
以下、説明上の必要に応じて、第3加熱手段113、第4加熱手段114、などの加熱手段を適宜例示的に使用する。
図2は、本実施の形態1に係る電力使用量制限システムの構成図である。
本実施の形態1に係る電力使用量制限システムは、住戸内に設置され、加熱調理器100、分電盤210、遮断器220、電灯線230、電気機器241および242、計測手段250、電力使用量制御手段260、通信媒体270を有する。
分電盤210は、電灯線230を介して電力会社から供給される電力を受電し、遮断器220を介して、分岐電灯線231および232に分電して出力する。
遮断器220は、当該住戸内の使用電力量が規定値を超えたときに電力会社からの受電を遮断する。
電気機器241および242は、家電機器などの電力を消費する機器である。
計測手段250は、当該住戸内の電力使用量を計測して電力使用量制御手段260に通知する。
電力使用量制御手段260は、加熱調理器100、電気機器241および242に、通信媒体270を介して使用可能電力量を通知する。
通信媒体270は、有線・無線などの通信ネットワークを形成する通信経路であり、加熱調理器100、分電盤210、電気機器241および242、計測手段250、電力使用量制御手段260を接続する。
また、各機器は必要な通信インターフェースなどを適宜備える。
電力使用量制御手段260は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンなどの演算装置とその動作を規定するソフトウェアで構成することもできる。
以上、本実施の形態1に係る電力使用量制限システムの構成を説明した。
次に、本実施の形態1に係る電力使用量制限システムの動作を、以下のステップ(1)〜(9)で説明する。
(1)加熱調理器100のユーザは、操作手段104を操作して加熱調理を開始するよう加熱調理器100に指示する。
制御手段103はその操作指示入力を受け取り、第1加熱手段111や第2加熱手段112の加熱動作を開始する。また、制御手段103は、このときの操作の状態などを表示手段105に表示させる。
(2)加熱調理器100が備える図示しないROM(Read Only Memory)などの記憶装置には、あらかじめ加熱調理器100の定格電力値が格納されている。
この定格電力値は、加熱調理器であれば一般に200V/20A=4000Wや、200V/30A=6000Wなど、概ね6000W以下の値が設定されている。
加熱調理器によっては、使用環境に応じて最適な定格電力値を用いることができるように、複数の値から定格電力値を選択設定可能としているものもある。
(3)電力使用量制御手段260は、図示しないROMなどの記憶装置を備える。この記憶装置には、当該住戸の遮断器220の容量や、電力会社との契約に基づく当該住戸の使用可能な最大電力値が格納されている。
電気機器241〜242や加熱調理器100が同時に稼動し、住戸全体の電力使用量が最大電力値を超過した場合には、遮断器220が作動し、電力の供給が遮断される。
(4)計測手段250は、当該住戸全体の電力使用量を計測し、電力使用量制御手段260に通知する。
(5)電力使用量制御手段260は、計測手段250からの上記通知に基づき、各電気機器241〜242や加熱調理器100が使用可能な許容電力値を算出し、通信媒体270を介して各機器に通知する。
電力使用量制御手段260は、各電気機器241〜242や加熱調理器100の優先順位に応じて上記許容電力値を算出、通知し、住戸全体として最大電力を超えないように各電気機器241〜242や加熱調理器100の能力制御を行わせる。
現在の電力使用値が使用可能な最大電力値を超過している場合には、使用電力量を下げるべき旨の指示として、許容電力値をマイナス値として通知することもできる。
(6)電力上限値決定手段106は、電力使用量制御手段260が通知する上述の許容電力値を受け取る。次に、電力上限値決定手段106は、通知された許容電力値に現在の加熱調理器100の全体での電力使用量を加えた値と、加熱調理器100の定格電力値とを比較し、低いほうの値を現在の上限電力値として決定する。
(7)自動調理制御手段108は、電力配分決定手段107が電力量を各加熱手段に配分するために必要な情報を、電力配分決定手段107に通知する。詳細は、後述の図3で改めて説明する。
(8)電力配分決定手段107は、加熱調理器100が備える第1加熱手段111と第2加熱手段112に、使用可能な電力量を配分する。配分手法の例については、後述の図3で説明する。
(9)以上のステップ(4)〜(8)の動作は、例えば所定時間間隔ごとに実行される。これにより、各加熱手段の使用可能電力の配分は、時々刻々と変化する当該住戸内の電力使用状況に追従して最適に設定される。
以上、本実施の形態1に係る電力使用量制限システムの動作を説明した。
次に、自動調理に用いられる加熱手段に電力を配分する手法について説明する。
図3は、電力配分決定手段107が各加熱手段に使用可能電力を配分する手法を説明するフローチャートである。以下、図3の各ステップについて説明する。
(S300)
電力配分決定手段107は、使用可能電力の配分を開始する。
(S301)
自動調理制御手段108は、自動調理を行っている加熱手段を特定し、電力配分決定手段107に通知する。また、自動調理を行っている間にその加熱手段が必要とする電力量の最大値を、併せて通知する。
(S302)
電力配分決定手段107は、自動調理を行っている加熱手段に、ステップS301で通知を受けた最大電力量を、他の加熱手段に優先して割り当てる。
(S303)
電力配分決定手段107は、自動調理を行っている加熱手段を除く他の加熱手段に、ステップS302で割り当てた電力量の残りを割り当てる。他の加熱手段を複数備えている場合は、残りの電力量を均等に割り当てるなどして適宜割り当てる。
(S304)
電力配分決定手段107は、ステップS302〜S303の配分結果を、各加熱手段の使用可能電力量の配分として、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置に格納する。制御手段103は、その配分結果を読み取り、各加熱手段の使用電力を必要に応じて抑制する。
以上のように、本実施の形態1によれば、加熱調理器100の使用可能電力量が制限されているときでも、自動調理制御手段108が自動調理に使用する加熱手段が他の加熱手段に優先して電力量の割り当てを受ける。
そのため、自動調理の実行中に電力量が不足し、加熱出力が自動調理制御手段108の意図に反して低下してしまうようなことがなくなり、使い勝手のよい加熱調理器100を提供することができる。
また、本実施の形態1によれば、自動調理を行う加熱手段には、自動調理中に必要となる電力量の最大値が割り当てられるので、自動調理中に電力不足が発生することを確実に回避できる。
これにより、加熱調理器100の使用可能電力量が制限されているときでも、安定して自動調理を実行することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、電力配分決定手段107は自動調理中に必要となる最大電力量を割り当てることを説明した。この手法は、確実に電力量を割り当てることができる反面、加熱調理中に使用電力量が大きく変動する場合は、割り当て余剰が大きくなってしまう。
そこで、本発明の実施の形態2では、自動調理中に必要となる電力量が変動する場合、その加熱手段に割り当てる電力量配分を上記変動に追従させる動作例を説明する。
なお、電力配分決定手段107が実行する配分手法以外の構成は、実施の形態1と同様である。
図4は、本実施の形態2において、電力配分決定手段107が各加熱手段に使用可能電力を配分する手法を説明するフローチャートである。以下、図4の各ステップについて説明する。
(S400)
電力配分決定手段107は、使用可能電力の配分を開始する。
(S401)
自動調理制御手段108は、自動調理を行っている加熱手段を特定し、電力配分決定手段107に通知する。また、本ステップの時点における加熱調理の進行状況、またはその加熱手段が必要とする電力量を、併せて通知する。
(S402)
電力配分決定手段107は、自動調理を行っている加熱手段がその時点で必要とする電力量を、他の加熱手段に優先して割り当てる。必要電力量のみを割り当てる点が、実施の形態1とは異なる。
なお、自動調理制御手段108より加熱調理の進行状況のみについて通知を受けたときは、その進行段階で必要となる電力量を、適当な手法で算出するなどして取得する。
(S403)〜(S404)
図3のステップS303〜S304と同様である。
(S405)
電力配分決定手段107は、加熱調理を終了するか否かを判定する。加熱調理を継続するときは、ステップS401に戻る。加熱調理を終了するときは、本動作フローを終了する。
以上のように、本実施の形態2によれば、自動調理制御手段108は、自動調理に用いる加熱手段が加熱調理の進行状況に応じて必要とする電力量を逐次通知し、電力配分決定手段107や制御手段103は、これに応じて電力量の配分や使用電力量の抑制を逐次実行する。
これにより、自動調理に用いられる加熱手段に必要十分な電力量を割り当てることができるので、電力不足で自動調理が妨げられることがない。また、必要電力量が少ないときは、他の加熱手段により多くの電力量を割り当てることができ、より使い勝手のよい加熱調理器100を提供することができる。
実施の形態3.
実施の形態1〜2では、自動調理に用いられる加熱手段が自動調理中に必要とする電力量をその加熱手段に優先して割り当てる例を説明した。しかし、他の電気機器が多くの電力を使用して加熱調理器100に割り当てられる電力量が少ないときは、自動調理に必要な電力量を確保できない場合も考えられる。
そこで、本発明の実施の形態3では、自動調理のための電力量が不足する場合に、これをユーザに通知して対応を促す動作例を説明する。
なお、電力配分決定手段107が実行する配分手法以外の構成は、実施の形態1と同様である。
図5は、本実施の形態3において、電力配分決定手段107が各加熱手段に使用可能電力を配分する手法を説明するフローチャートである。以下、図5の各ステップについて説明する。
(S500)〜(S502)
図3のステップS300〜S302と同様である。
(S503)
電力配分決定手段107は、自動調理に用いられる加熱手段が現在必要とする電力量をステップS502で割り当てることができたか否かを判定する。
割り当てができた場合はステップS505に進み、割り当てができなかった場合はその旨を制御手段103へ通知してステップS504へ進む。
(S504)
制御手段103は、自動調理に用いられる加熱手段が現在必要とする電力量を割り当てることができず、自動調理を実行することができない旨の警告表示を、表示手段105に表示させる。
(S505)
電力配分決定手段107は、自動調理に用いられる加熱手段が現在必要とする電力量をステップS503で割り当てることができた場合は、その他の加熱手段に電力量の残りを割り当てる。
割り当てができなかった場合は、自動調理に用いられる加熱手段の配分は0とし、その他の加熱手段に電力量の残りを割り当てる。
(S506)
電力配分決定手段107は、ステップS502、S505の配分結果を、各加熱手段の使用可能電力量の配分として、RAMなどの記憶装置に格納する。
制御手段103は、その配分結果を読み取り、各加熱手段の使用電力を必要に応じて抑制する。ステップS505で自動調理に用いられる加熱手段の配分を0としたときは、自動調理は行わない。
なお、実施の形態2の図4で説明した動作フローに加えて、新たにステップS503〜S504を追加してもよい。
この場合は、自動調理の進行にともなって自動調理制御手段108が加熱出力を変更する時点で、改めて電力量の配分を実行し、電力量が不足する場合は上述の警告表示を表示するとよい。
以上のように、本実施の形態3では、自動調理を行うために必要な電力量を確保できないとき、表示手段105はその旨の警告表示を表示する。
ユーザはその警告表示を見て、自動調理を正しく実行することができない旨を認識し、他の電気機器の使用を控えるなどして必要な電力量を確保するための対応をとるよう促される。
これにより、ユーザは他の電気機器の使用と自動調理のいずれを優先するかなどを適宜判断し、使用状況に合わせて適切な対応をとることができる。
実施の形態4.
実施の形態3では、表示手段105に所定の警告表示を表示させ、電力量を確保するための対応を促すことを説明した。
一方、他の電気機器などの使用状況によっては、自動調理よりも他の電気機器の使用を優先したり、あるいは自動調理を優先したりと、いずれを優先するかが異なる場合も考えられる。
そこで、本発明の実施の形態4では、警告表示と同時にユーザがいずれを優先するかの確認入力を求め、その確認入力によって各加熱手段の電力量の配分を決定する動作例を説明する。
図6は、本実施の形態4に係る加熱調理器100の機能ブロック図である。
本実施の形態4に係る加熱調理器100は、実施の形態1の図1で説明した構成に加えて、新たに警告確認入力手段109を備える。その他の構成は図1と同様である。
警告確認入力手段109は、ユーザが表示手段105に表示される上述の警告表示を確認した旨を入力するための手段である。
警告確認入力手段108は、操作手段104の一部として例えば押下ボタンなどで構成することもできるし、操作手段104とは独立して設けることもできる。
図7は、本実施の形態4において、電力配分決定手段107が各加熱手段に使用可能電力を配分する手法を説明するフローチャートである。以下、図7の各ステップについて説明する。
(S700)〜(S703)
図5のステップS500〜S503と同様である。
(S704)
制御手段103は、自動調理に用いられる加熱手段が現在必要とする電力量を割り当てることができず、自動調理を実行することができない旨の警告表示を、表示手段105に表示させる。
この警告表示は、自動調理の実行を中止して他の加熱手段の調理を優先することをユーザに確認する意義がある。
(S705)
電力配分決定手段107は、表示手段105が表示した警告表示を確認した旨の入力が警告確認入力手段108からあったか否かを判定する。入力があればステップS706へ進み、入力がなければ本ステップを継続する。
(S706)
電力配分決定手段107は、ステップS705の結果により、ユーザが警告表示を確認した旨を把握する。
(S707)
電力配分決定手段107は、自動調理に用いられる加熱手段の配分を0とする。
(S708)〜(S709)
図5のステップS505〜S506と同様である。
なお、実施の形態2で説明した図4の動作フローに加えて、図7のステップS703〜S707を追加してもよい。
以上のように、本実施の形態4では、実施の形態3と同様に表示手段105に警告表示をさせた後、ユーザが警告表示を確認した旨の入力を求める。
これにより、ユーザは自動調理が実行されないことを確実に認識し、使用可能電力量が回復してから改めて自動調理を行う、他の電気機器の使用を中止して使用可能電力量を確保する、といった対応をとることができる。
実施の形態5.
実施の形態4では、図7のステップS704において、自動調理を実行することができない旨の警告表示を表示することを説明した。
一方、この警告表示に代えて、自動調理を優先するため電力量を抑制しないことを確認するよう求める警告表示を表示させることもできる。この警告表示は、自動調理の電力量を確保するため、他の電気機器の使用などを中止して使用可能電力量を確保するようユーザに促す意義がある。
なお、この場合は、ステップS707において、自動調理を行う加熱手段が必要とする電力量を割り当て、ステップS708ではその残りの電力量を他の加熱手段に割り当てることになる。
以上のように、本実施の形態5では、実施の形態4とは異なる警告表示を表示手段105に表示させ、ユーザが警告表示を確認した旨の入力を求める。
これにより、ユーザは他の電気機器の使用などを中止して使用可能電力量を確保するよう促されるので、適切な対応をとることができる。
また、実施の形態4と本実施の形態5で説明した警告表示の内容を双方表示させ、ユーザがいずれかを選択できるようにしてもよい。
どのような警告表示を表示させる場合でも、ユーザが警告確認入力手段109で確認入力を行うことになるので、ユーザはその時点で優先すべき事項を決定するよう促されることになる。
このように、実施の形態4〜5では、警告表示を行うことに加えて新たに警告確認入力手段109を設けることによって、ユーザに決定をする機会や動機付けとそのための情報を与え、加熱調理器100の使用を妨げないように誘導する。
これにより、ユーザが必要な対応をとり、結果として加熱調理器100の使用感が向上するので、使い勝手のよい加熱調理器100を提供することにつながる効果がある。
実施の形態6.
実施の形態3〜5では、自動調理を行う加熱手段が必要とする電力量を配分できないときにその旨の警告表示を表示させる例を説明した。
一方、その時点で必要な電力量が確保できるか否かに代えて、実施の形態1と同様に、自動調理中に必要となる電力量の最大値を割り当てることができるか否かを判定して警告表示を表示させてもよい。
本発明の実施の形態6では、最大電力量を確保できるか否かについての警告表示を行う例を説明する。
なお、電力配分決定手段107が実行する配分手法以外の構成は、実施の形態3〜5と同様である。
図8は、本実施の形態6において、電力配分決定手段107が各加熱手段に使用可能電力を配分する手法を説明するフローチャートである。以下、図8の各ステップについて説明する。
(S800)
電力配分決定手段107は、使用可能電力の配分を開始する。
(S801)
自動調理制御手段108は、自動調理を開始するとき、自動調理に使用する加熱手段を電力配分決定手段107に通知する。電力配分決定手段107は、自動調理制御手段108からの通知に基づき、自動調理を開始しようとしている加熱手段があるか否かを判定する。
自動調理を開始しようとしている加熱手段があればステップS802へ進み、なければステップS806へ進む。
(S802)
自動調理制御手段108は、自動調理を行っている間にその加熱手段が必要とする電力量の最大値を、電力配分決定手段107に通知する。
(S803)
電力配分決定手段107は、自動調理を開始する加熱手段に、ステップS802で通知を受けた最大電力量を、他の加熱手段に優先して割り当てる。
(S804)
電力配分決定手段107は、自動調理に用いられる加熱手段が自動調理中に必要とする最大電力量をステップS803で割り当てることができたか否かを判定する。
割り当てができた場合はステップS806に進み、割り当てができなかった場合はその旨を制御手段103へ通知してステップS805へ進む。
(S805)
制御手段103は、自動調理に用いられる加熱手段が自動調理中に必要とする最大電力量を割り当てることができず、自動調理を実行することができない旨の警告表示を、表示手段105に表示させる。
(S806)
電力配分決定手段107は、自動調理に用いられる加熱手段が自動調理中に必要とする最大電力量をステップS803で割り当てることができた場合は、その他の加熱手段に電力量の残りを割り当てる。
割り当てができなかった場合、または自動調理を行っていない場合は、自動調理に用いられる加熱手段の配分は0とし、その他の加熱手段に電力量の残りを割り当てる。
(S807)
図5のステップS506と同様である。
以上のように、本実施の形態6では、実施の形態1と同様に、自動調理中にその加熱手段が必要とする最大電力量を割り当てることができない場合は、その旨の警告表示を表示手段105に表示させる。
最大電力量を割り当てることにより、自動調理中に電力不足が生じることを確実に回避できる。また、警告表示によって、他の電気機器の使用を中止するなどの対応をとるようユーザに促すことができる。
実施の形態7.
実施の形態6では、自動調理に必要な最大電力量を割り当てることができなかった場合には、ステップS805において、その加熱手段の割り当てを0にして加熱調理を行わないことを説明した。
一方、電力不足が生じることを前提に自動調理を一旦開始し、電力を多く消費する調理工程に入る前にユーザが他の電気機器の使用を中止するなどの対応をとるようにしてもよい。
この場合、図8のステップS806において、電力配分決定手段107は、自動調理に用いられる加熱手段に割り当て可能な電力を配分し、その他の加熱手段に電力量の残りを割り当てる。
このとき、加熱調理中に必要となる最大電力量を割り当てることはできないが、ユーザは警告表示でその旨を認識しているので、自動調理の開始後に他の電気機器の使用を中止するなどして使用可能電力量を確保することができる。
以上のように、本実施の形態7では、実施の形態6と同様に、自動調理中に必要となる最大電力量を確保するようユーザに対応を促す効果がある。
また、最大電力量を割り当てることができなくても、一旦自動調理を開始するので、調理を急いでいるときなどは、ユーザにとって便宜である。
実施の形態8.
実施の形態1〜7では、自動調理を行うために必要な電力量が確保できない場合に、自動調理を中止したり、あるいは使用電力量を抑制した状態で自動調理を開始したりすることを説明した。
一方、他の電気機器などの使用状況は時々刻々と変化する。そのため、自動調理に用いる加熱手段の使用電力量を抑制(0または低電力量に制限)した後に、使用可能電力量が回復する場合もある。
そこで、本発明の実施の形態8では、このような使用可能電力量の回復に追従し、自動調理に用いられる加熱手段が自動調理中に必要とする電力量を再配分する動作例を説明する。
なお、電力配分決定手段107が実行する配分手法以外の構成は、実施の形態1〜7と同様である。
本実施の形態8において、電力上限値決定手段106は、加熱調理器100が使用することのできる電力量を経常的に監視し、使用可能電力量が増加したときはこれを電力配分決定手段107へ即座に通知する。
電力配分決定手段107は、その通知を受け取ると、各加熱手段の電力配分を再度決定し、自動調理に用いられる加熱手段の使用電力量を増加させる。
これにより、電力不足で自動調理の進行が妨げられたり、不完全な自動調理を行ったりすることがなくなり、使用可能電力量が制限される環境下でも、使い勝手のよい加熱調理器100を提供することができる。
また、電力配分決定手段107が各加熱手段の電力配分を再決定して自動調理に用いられる加熱手段の使用電力量を増加させるときに、制御手段103へその旨を通知して、表示手段105にその旨を表示させてもよい。
これにより、ユーザは自動調理が正常に実行されることを認識し、安心して調理を行うことができる。また、自動調理を行うために他の電気機器の使用を中止するなどの対応を行う必要がなくなったことを認識し、余分な作業を行う必要がなくなって便宜である。
実施の形態9.
一般に、住宅で使用される遮断器は、遮断器の定格を超過している量により遮断動作にいたるまでの時間が異なる。超過量が少なければ長時間で、超過量が多ければ短時間で遮断動作に至る。
一方、自動調理の進行段階の終盤になって電力量が不足した場合、間もなく自動調理が終了して電力使用が停止するのであれば、使用電力量を抑制しなくても、結果として遮断器が動作する前に使用電力量が低下し、遮断器が動作する必要はなくなる。
そこで、本発明の実施の形態9では、自動調理の進行段階の終盤になって電力量が不足した場合に、使用電力量を抑制することなくそのまま自動調理を継続し、自然に使用電力量を低下させる動作例を説明する。
自動調理制御手段108は、電力配分決定手段107が各加熱手段の電力配分を決定する際に、自動調理の進行状況を通知する。具体的には、全体調理時間と現時点の実行済み調理時間などを通知すればよい。
電力配分決定手段107は、自動調理が終盤にかかっている場合は、自動調理を行っている加熱手段の電力配分を制限せず、必要な電力量をそのまま配分する。
あるいは、自動調理制御手段108から制御手段103に自動調理の進行状況を通知してもよい。
この場合、自動調理を行っている加熱手段の使用電力を制限するよう電力配分決定手段107が配分を決定しても、制御手段103はその加熱手段の使用電力量を抑制することなく、そのままの使用電力で自動調理を継続させる。
自動調理の進行状況と、電力抑制を行うか否かとの関係は、自動調理の調理内容や継続時間、各加熱手段の加熱性能などに応じて適宜定めておき、その対応関係データをROMなどの記憶装置に格納して適宜参照すればよい。
なお、本実施の形態9の手法は、上述の実施の形態1〜8と適宜組み合わせて用いることができる。
以上のように、本実施の形態9によれば、自動調理の進行段階の終盤では電力抑制を行わないようにすることにより、実使用上問題なく自動調理を実行、終了することが可能となり、良好な出来の調理を提供することが可能となる。
また、電力量が不足しているが抑制は行わず自動調理を継続する旨を、表示手段105に表示させてもよい。
これにより、ユーザは抑制が必要な状態であることを認識し、他の電気機器の使用を不要に中止するなどの余分な対応をとらずに済む。
さらには、その後に自動調理を延長したりするような場合には、他の電気機器の使用を停止するなどの処置を行うことが可能となり、必要に応じ調理に万全を期すことが可能となる。
実施の形態1に係る加熱調理器100の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る電力使用量制限システムの構成図である。 電力配分決定手段107が各加熱手段に使用可能電力を配分する手法を説明するフローチャートである。 実施の形態2において、電力配分決定手段107が各加熱手段に使用可能電力を配分する手法を説明するフローチャートである。 実施の形態3において、電力配分決定手段107が各加熱手段に使用可能電力を配分する手法を説明するフローチャートである。 実施の形態4に係る加熱調理器100の機能ブロック図である。 実施の形態4において、電力配分決定手段107が各加熱手段に使用可能電力を配分する手法を説明するフローチャートである。 実施の形態6において、電力配分決定手段107が各加熱手段に使用可能電力を配分する手法を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 加熱調理器、103 制御手段、104 操作手段、105 表示手段、106 電力上限値決定手段、107 電力配分決定手段、108 自動調理制御手段、109 警告確認入力手段、111 第1加熱手段、112 第2加熱手段、210 分電盤、220 遮断器、230 電灯線、241〜242 電気機器、250 計測手段、260 電力使用量制御手段、270 通信媒体。

Claims (13)

  1. 被加熱物を加熱する加熱調理器であって、
    電力を使用して被加熱物を加熱する1つ以上の加熱手段と、
    前記加熱手段の加熱動作を制御する制御手段と、
    前記加熱手段の加熱出力を自動調整して自動調理を行う自動調理制御手段と、
    当該加熱調理器の使用可能電力量の上限値を決定する電力上限値決定手段と、
    各前記加熱手段の使用電力量の配分を決定する電力配分決定手段と、
    を備え、
    前記電力上限値決定手段は、
    当該加熱調理器が使用可能な電力量の値を当該加熱調理器の外部より受け取り、当該加熱調理器の定格電力値と比較して低い方を前記上限値として決定し、
    前記電力配分決定手段は、
    当該加熱調理器の使用電力量を前記電力上限値決定手段の決定した上限値以下にするとともに、前記自動調理のために用いられる前記加熱手段が必要とする電力量を満たすよう前記配分を決定し、
    前記制御手段は、
    各前記加熱手段の使用電力量が前記電力配分決定手段の決定した配分を超過している場合はその加熱手段の加熱出力を当該配分以下に抑制する
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記自動調理制御手段は、
    自動調理を行うために使用している前記加熱手段を前記電力配分決定手段に通知し、
    前記電力配分決定手段は、
    その加熱手段を他の加熱手段に優先して前記配分を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記電力配分決定手段は、
    前記自動調理に用いられる前記加熱手段に、前記自動調理の実行時間中に必要とする最大電力量が割り当てられるように、他の加熱手段に優先して前記配分を決定する
    ことを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  4. 前記自動調理制御手段は、
    前記自動調理の進行状況またはその進行状況に応じて前記自動調理に用いられる加熱手段が必要とする電力量を前記電力配分決定手段に逐次通知し、
    前記電力配分決定手段は、
    前記自動調理に用いられる前記加熱手段に、前記自動調理の進行状況に応じて必要とする電力量が割り当てられるように、他の加熱手段に優先して前記配分を逐次決定し、
    前記制御手段は、
    前記電力配分決定手段が逐次決定した前記配分にしたがって、前記自動調理に用いられる前記加熱手段の加熱出力を逐次調整する
    ことを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  5. 前記制御手段の指示に基づき情報を表示する表示手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記自動調理に用いられる前記加熱手段が必要とする電力量を前記電力配分決定手段がその加熱手段に配分することができないときは、
    その旨の警告表示を前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 前記表示手段が前記警告表示を表示したことを確認した旨を入力する警告確認入力手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記警告表示を前記表示手段に表示させた後、前記警告確認入力手段より前記確認した旨の入力を受け取った場合は、
    前記自動調理を行う前記加熱手段について前記抑制を中止する
    ことを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
  7. 前記表示手段が前記警告表示を表示したことを確認した旨を入力する警告確認入力手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記警告表示を前記表示手段に表示させた後、前記警告確認入力手段より前記確認した旨の入力を受け取った場合のみ、
    前記自動調理を行う前記加熱手段について前記抑制を実行する
    ことを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
  8. 前記電力配分決定手段は、
    前記自動調理に用いられる前記加熱手段が前記自動調理の実行時間中に必要とする最大電力量を取得して前記自動調理制御手段に通知し、
    前記自動調理制御手段は、
    前記配分がその最大電力量を満たさない場合は自動調理を開始しない
    ことを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の加熱調理器。
  9. 前記電力配分決定手段は、
    自動調理に用いられる前記加熱手段が前記自動調理の実行時間中に必要とする最大電力量を取得し、
    前記配分がその最大電力量を満たさない場合は、
    前記警告表示を前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の加熱調理器。
  10. 前記制御手段は、
    前記自動調理に用いられる前記加熱手段の加熱出力を抑制した後、
    前記電力上限値決定手段が前記上限値を変更して抑制を行う必要がなくなったときは、
    その加熱手段の加熱出力を自動調理に必要となる加熱出力まで復帰させる
    ことを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の加熱調理器。
  11. 前記制御手段は、
    前記自動調理に用いられる前記加熱手段の加熱出力を自動調理に必要となる加熱出力まで復帰させたときは、
    その旨を前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項10記載の加熱調理器。
  12. 前記制御手段は、
    前記自動調理が所定段階まで進行しているときは、
    前記自動調理に用いられる前記加熱手段の使用電力量が前記電力配分決定手段の決定した配分を超過している場合でも、その加熱手段の使用電力量を抑制しない
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の加熱調理器。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の加熱調理器と、
    前記加熱調理器の設置場所の総電力使用量を計測する計測手段と、
    前記計測手段の計測結果に基づき前記加熱調理器に使用可能電力量の値を通知する電力使用量制御手段と、
    を有することを特徴とする電力使用量制御システム。
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